みちる By 雅さん

雅さん画

 

 

              『美凪の膝で見る夢は……』

 

 

 

 

「……にゅ〜……(すやすや)」

みちるは、膝の上ですやすやと寝息を立てている。

遠野は飽きる事無くその寝顔を見詰めていた。

「………可愛い☆」

瞳をキラキラと輝かせて呟く。

「そうか?」

「……はい、可愛いです☆(キラキラ)」

試しに俺も、みちるの顔を覗き込んで見た。

「…………………」

確かに、こうして無邪気な寝顔を見てると、こいつも可愛く見えるな。

「……にゅ〜……国崎……往人〜……(すやすや)」

寝言を呟く。

「……国崎さんの夢を見てるみたいですね」

「そうみたいだな……無断で人を出演させるとは、許せん奴だ……全く…」

「…………………」

勿論、冗談で言ったのだが、遠野に考え込まれてしまった。

そして……

「……すいません」

「何でそこで遠野が謝る」

「私も昨晩、夢で国崎さんを出演させちゃいました……それも……凄い役……」

「…………そ、そんなに凄い役なのか?」

「……はい……ものごっつ凄かったです……」

なにゆえ関西弁?

「………………」

でもどんな役なんだ? とっても気になる。

「で、夢の中の俺は、何をするんだ?」

「…………ポッ」

「何故頬を赤らめるっ!」

そこへみちるが、

「コラッーーっ、国崎往人ぉ〜〜っ!!

   美凪を『てごめ』にしたなぁ〜〜〜っ!!(すやすや)」

とんでもない寝言を叫ぶ。

こいつ……ホントに寝てるのか?

 

「……あっ、夢と同じ…」

「何!?」

 

一体、夢の中の俺って……

 

おしまい

 

 

 


『あとがき』

このSSは、私のAirSSのデビュー作となります。

雅さんに、おねだりして描いて戴いた、膝枕みちるちゃんの可愛さに触発されて、

私の頭の中に浮かんだものを書いてみました(笑)

ほんと…可愛いですよね。 みちるちゃんって♪

改めて、雅さん……本当にありがとうございました〜♪

 

それでは〜っ♪