「ただいまぁ、マルチちゃ〜〜ん」

ぱたぱたぱた

「はぁ〜い、おかえりなさいですぅ♪」

「ふう…。ほら、浩之ちゃん、ついたよ〜」

「・・・ううぅ、、、まだまだ呑めるぞぉぉ〜〜・・・」

「あれ?浩之さん、どうしたんですか?」

「うん・・。じつは・・・・・・・」


******

「うわはははっっ!!。どうしたぁ〜!!!この程度の男にゃあかりはやれんぞぉぉ〜〜〜っっっ!!!」
ガボガボガボッッ
「まだまだこれからじゃ〜〜〜。わはははははぁ〜〜〜っっ!!」
ゴクゴクゴクゴクッッ
(以下略(爆))

******


「・・・ってことが、父さんとあったの」

「はぁ・・・」

「ほらぁ、浩之ちゃ〜〜ん、お家に着いたよ〜」

「・・・・・・・・」

「あれ?浩之ちゃん?」

「・・・ぐおぉぉ〜〜〜〜〜」

「・・・・・」

「・・・・・」

「寝てますねぇ・・・」

「うん、そうだね・・・」

「ぐぅ〜〜〜・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・ってこんなとこで寝ちゃうと風邪引いちゃうよ〜。浩之ちゃ〜〜ん、ねぇってば〜〜、、起きてよ〜〜〜っ!」

「・・・くかぁ〜〜〜、、、、、くぅ〜・・・・・・」

「起きませんねぇ・・・」

「もう・・ほんとだらしないんだからぁ・・・」

「どうしますか?」

「う〜ん・・、このままここで寝かせるわけにもいかないから、部屋まで運ぶの手伝ってくれる?」

「はい♪それくらい、おやすいごようですぅ」

「じゃあ、私がこっちの肩持つから、マルチちゃんはそっちの肩持って」

「わかりましたぁ〜♪・・よいしょっと・・・」

「それじゃいい?」

「はうぅ・・・、あかりさ〜〜ん〜・・」

「どうしたの?マルチちゃん」

「すっごくお酒くさいですぅぅぅ〜〜」

「あはは。だいぶ呑んでいたみたいだから・・・。ちょっとの辛抱だから頑張ろ?」

「はいぃ〜、そうですね・・・」

「よいしょっと・・、それじゃ行こ」

「あうぅぅ〜」



ガチャ

「よいしょっ・・・と」

ぼふッッ

「ふう、あとは・・・あれ?」

「あかりさん。私お茶入れてきますねぇ〜♪」

「うん。ありがと♪」

とてとてとて、、、がちゃ・・バタン・・・・

「えっと、掛ぶとんはどこだったかなぁ」

がさごそ、、

「あ、あった」

フワァ・・・

「ん。これでよし・・・っと」

「………ぐぅ〜・・・」

「・・・それにしても、こうやって寝顔見るのも久しぶりだね♪」

「・・くかぁぁ〜…」

「ふふふ♪気持ちよさそう・・・。・・いたずらしちゃおっかなぁ?・・・えいっ!」

むぎゅっ

「っぐ・・・・ぐもも…」

パッ・・・

「・・…すぅ〜〜」

「えへへ♪」

・・・・・・・

「・・・ねぇ・・・・・浩之ちゃんは、私とマルチちゃんのどっちが好きなのかなぁ・・・」

「…ぐぅ〜、ぐぅ〜〜」

「・・・・・えっと・・・」

「マルチちゃん・・・ごめんね・・・・・・・」

ちゅっ・・・・

「・・・」

「浩之ちゃん・・・。やっぱりお酒くさい・・・」

コンコンコン、がちゃ

「あかりさん、お茶入りましたよ〜♪」

「えっ?あ・・う、うん。すぐ行くね」

「あれ?どうかしましたか?」

「うううん。なんでもないよ。それじゃ行こ」

「はい♪行きましょう♪♪」

バタン・・・・・
ぱたぱたぱたぱた……

「・・・・・・」

「どっちが好きなの・・・か」

「・・・・・ふぅ」

「二人とも、もう少し待ってくれな・・・」


かちゃかちゃかちゃ

「・・・・ふぅ」

「あかりさん、どうかしたんですか?さっきからぼぅ〜っとため息ばかりついてますが・・・」

「えっ!?そ、そうかな?」

「はい。なにか心配事でも?」

「・・ん〜、ちょっとだけね」

「はぁ、それってやっぱり浩之さんのことですか?」

「えぇ〜、どうだろ・・・ちょっと違う・・・・、かな?」

「・・・?」

「あ、もうこんな時間。私はそろそろ帰るね」

「あ、はい。わかりました」

「ごちそうさまでした♪」

「はい♪お粗末さまでしたぁ〜♪」

ぱたぱたぱたぱた・・

「それじゃ、おやすみなさい。マルチちゃん」

「おやすみなさいですぅ♪・・そうだ!よろしければ、お家までお送りしますが?」

「大丈夫だよ。すぐそこだし」

「そうですか?」

「うん。それじゃ、またね♪」
ガチャ
「はい。お気をつけてお帰りくださいねぇ〜」
バタン・・・

・・・

「ふう・・・」

「あんなこと、マルチちゃんには言えないよね。だって・・・、浩之ちゃんが決める事なんだから・・・」



・・・



「はぁ・・・」

「あかりさん・・、やっぱり浩之さんの事が好きなんでしょうか・・」

ぱたぱたぱたぱたぱた

コンコンコン

「浩之さん、起きていますか?」

・・・・・

「・・失礼しますぅ〜」

ガチャ

とてとてとて

「ぐぅ〜・・くぅ・・・・」

「やっぱり寝てますよね・・・」

「ねぇ、浩之さん・・・。私は、どうしたらいいんでしょうか?」

「私にとって、浩之さんもあかりさんも本当に大切な人です・・・」

「うううん・・・それだけじゃない・・・。もちろん、志保さんや雅史さん、それに他の方々も・・・」

「でも、浩之さんとあかりさんが一緒になったら、私は・・・・・」

「・・・・・あはは」

「馬鹿・・・・ですよね。こんなこと考えるなんて・・・」

「はじめからわかりきってることなのに・・・どうして、・・・どうして、こんなに哀しいんでしょうか・・」

「浩之さん・・・。わたしは、あなたのことが大好きです・・・」

「この気持ちは、これからもかわることがありません・・・」

「ですから、そのときまで・・・、そのときがくるまでは、ずっと………、ずっ…と、そば……に………っっっ」

「ひろゆき……さん…………」

ちゅ・・・・

「ん………」

「・・・・・・・」

「・・おやすみなさい・・・・。素敵な夢が見れますように・・・」

・・・バタン

「・・・・・・・・」

「マルチ・・・心配しなくていいぞ・・・・」

「お前も、あかりも・・・きっと俺が・・・・・」



******


「しっかし、相変わらず思い切ったことするわよねぇ」

「うっせぇぞ。おめぇはさっきからそればっか言いやがって」

「でも・・・まあ、このほうが浩之らしくていいと思うよ」

「ま〜ったく、、、ほんっといい加減な奴とは思っていたけど・・・まさか、こんな事までねぇ」

「・・・志保、・・てめぇその辺にしとけよ?」

「まあまあ、二人ともそのへんに・・」

「浩之ちゃん・・・」

「ん?」

・・・・・

「ど・・、どうかな?浩之ちゃん・・・」

「ん?あ、ああ・・・」

「ふふふ♪」

「あ、てめぇ、何笑ってんだ!!」

「それよりも・・・、ほら・・・マルチちゃん・・・」

「・・おっ?」

「・・・浩之さん・・・、私・・・・・わた…し……………」

「・・マルチ・・・・・」

「ほら・・・マルチちゃん。涙ふいて・・・」

「でもさぁ、あんたたちも・・・・」

「浩之・・・」

「ん?」

「これからが、大変だね」

「・・だったりするんじゃな〜い?」

「ああ・・、そうだな・・・」

「これからが、俺たちのスタートだからな・・・」

・・・・・

「・・浩之ちゃん・・」
「・・・・さん・・・」

「・・・?」

『ふつつか者ですが・・・・これからもどうかよろしくお願いします♪』



〜END〜


あとがき♪ 初めましての方!初めまして♪
へぼへぼSS書きのひろといいます(*⌒▽⌒*)

まずは、ここまで読んでくださったみなさん!
ありがとうごさいます!!
た〜なさんのHP・魔法の書庫さんの4万ヒット記念・・・のはずなんですが・・・・(汗)
すいません。加筆修正版です・・・・・・・
本当は、ちゃんとネタを考えて書く予定だったんですが
時間が思うようにとれず、今回はこういう形にさせていただきました

フェリア「た〜なお兄ちゃん、本当にごめんなさい!あとで、しかっておきますから・・・」

・・・!?(~~□ ~~;
え、え〜〜と(汗)
た〜なさん!4万HIT突破、ほんと〜におめでとうございます♪
これからも、頑張ってくださいね♪

フェリア「・・・まとめたって逃がしませんよ・・・・」

うぐぅ・・・そ、それでは〜〜〜〜(T▽ T)