三方崩北 1897峰からシッタカ谷厳冬期滑降
厳冬期,弓ケ洞谷左岸尾根を経由して1897峰に登り上げシッタカ谷で激パウを頂いた。
登り地点と下降地点が同じで無駄の無い好ルートだった。
登りは赤,下りは青 このルートなら厳冬期でも安全に1987峰に立てる。
帰雲城跡の記念碑近くに駐車スペースあり。取り付きは星谷さんの背後の緩い斜面から
1402ピークだけ右から巻いて少しだけ下るがその他は登り一辺倒の快適な尾根
標高1500m
標高1500mからは快適な大斜面が広がる。
滑っても楽しそうだ。
1550m付近
快適な疎林をどんどん登り上げる。
標高1700m
標高1700m付近から尾根は狭くなり尾根の左右の登りやすい斜面を進む。
標高1800m
尾根上部にはチビモンスターも
山頂直下
ラストです。登りやすい安全な尾根でした。
1897峰山頂にて
星谷さん満面の笑みです。今日も頑張りました。
山頂からゴー
山頂から標高差1300mのパウダーが待ってます。
シッタカ谷へ
素晴らしいパウダーでした。
上部ルンゼ
標高1600m付近が狭くなっていました。
ルンゼを抜けて
ルンゼを抜けるとまた快適な広い斜面に出ます。
シッタカ谷中間部
シッタカ谷中間部は広く快適な斜面です。
パウダー
どこまでもパウダーでした。
シッタカ谷下部
正面に帰雲山大崩壊地がみえます。どこまでも快適な斜面です。
シッタカ谷全景
全景はこんな感じです。
標高900m
標高900mで谷割れが,右岸沿いに問題なく下れます。下部ではブリッジも多く問題なく林道に
合流できました。
山行記録2008年2月20日(水)
この時期激パウを頂く好条件の斜面は北もしくは北東の斜面、標高差1000m以上の一
枚バーン、安全で無駄の無い登りが使える、下りた地点で登り口に合流する。
今日のコースはまさにその典型であった。厳冬期安全に1897峰に登り上げシッタカ谷
で激パウを星谷さんと共に思う存分楽しんだ。
【山域】三方崩北 1897峰
【場所】岐阜県
【日時】2008年2月20日(水)
【コース】国道156―弓ヶ洞谷左岸尾根―三方崩北 1897峰―シッタカ谷―国道156
【メンバー】僕・星谷さん
【装備】K2 Pontoon 179cm,TLT,ガルモント(僕)
ノルディカ 175cm,ディアミール,ガルモント(星谷さん)
【天気】曇り時々晴れ
5.00 590m 国道脇帰雲山崩壊記念碑発
7.45 1402m 1402ピーク
9.28 1897m 三方崩北 1897峰
9.53 1897m 1897峰からシッタカ谷へ
10.24 750m 林道合流
10.33 590m 国道脇帰雲山崩壊記念碑着
ここのとこ名人とは休みが合わない、ただ一人で山スキーに行くのも面白くないし、
そうだ飛騨の鉄人星谷さんを誘おうと前日いきなりメールした。OKと言う事で平瀬の
待ち合わせとなった。
金沢から平瀬は高速で1時間とかからない、本当はこの周辺には楽しい場所はたくさ
んある。もっと厳冬期のパウダーコースを開拓しなければ。前夜僕は先に平瀬に着き
良い駐車地があるからと星谷さんに携帯した。出発は朝5時という事で。
2008年2月20日(水)4時に起きて準備、星谷さんも4時半に到着。
5.00 590m 国道脇帰雲山崩壊記念碑発 さあ行きましょう。暗闇の中国道から
即斜面に取り付いた。GPSを頼りにしばらく林道を進み目指す尾根に取り付く。雪は
多い、大雪から一日経ったので今日はPontoon楽勝だ。ガンガンラッセルする。
二人交互にラッセルできるので楽だ。ドンドン標高は上がる。この尾根も実に疎林で
快適、下りに滑っても文句なく楽しめる。斜度も手軽で危ない場所もない。
7.45 1402m 1402ピーク 丁度中間過ぎで一つ目のピーク、このピークは右から
巻いて少し下って鞍部に出る。対岸には猿ヶ馬場や帰雲山が見える。高度感たっぷり
だ。
標高1700m付近は雪庇が出て尾根が少し細くなるので注意が必要だ。尾根の左右登り
やすい斜面を選んで進み緩斜面に出ればもう安全でピークはすぐだ。
9.28 1897m 三方崩北 1897峰 着きました。ピークです。1時間で標高差300mの
ハイペースのラッセルだったが二人交代のラッセルだったので楽だった。
山頂からは三方崩、奥三方岳など展望は素晴らしい。記念写真を撮ったらいざシッタ
カ谷へ
9.53 1897m 1897峰発 さあ星谷さん行きましょうか。シッタカ谷は標高差1200m
の一枚バーンですよ。ゴー、素晴らしいパウダー、最高の雪だった。どこまでも快適
なまっさらの斜面に二人だけのシュプールが刻まれる。このコース最高ですね。
シッタカ谷は上部は急なルンゼも一部あるので雪崩には細心の注意が必要だが中間部
は広く快適だ。下るにつれ斜度は緩むがファットなら良く浮いてくれる。標高900m付
近で谷は割れ水が出たが右岸沿いに進み無事尾根末端に出た。尾根末端で右岸から左
岸更に右岸に戻り林道に合流。
10.24 750m 林道合流 さあ後はトレース通りに帰るだけ
10.33 590m 国道脇帰雲山崩壊記念碑着 山頂から40分の超快適斜面でした。
ただこの時期の滑降は雪の状態が悪ければ雪崩の巣になりかねませんからすべて自己責任
で楽しんで下さい。