山スキーベスト10コース(北アルプス,及び周辺地域編)

これまでの山行から独断と偏見で選んでみました。より良かったルートが見つかれば順位は変動します。

山スキーは天候と雪質に大きく左右されます。さらに経験と個人の体力,技術差により難易度も異なります。

このランキングは私の私的な意見であり,あくまで参考に域にとどめておいて下さい。

このランキングは現在10のコースを選ぶとしたらこの10が入るという意味で1から10まで順番を付けたわけ

ではありません。どのコースも僕にとっては甲乙付けがたいのです。

またこのコースはどれもかなりハードコースで僕が気に入っているだけで,必ずしも第三者にはお勧めというわけではありません。

場所

標高差

日程

難易度

体力度

お薦めポイント

注意点

ルート解説
1 焼山北面台地経由火打山 2100m 日帰り(前夜発) 中級 ややつらい

1.溶岩台地のため木がほとんどない。焼山に続く台地は天国への階段のよう。日本にまだこんな景観が残っているとは驚き。山スキーのために自然が作り出したような地形。帰りは笹倉温泉か焼山温泉でゆっくりと。糸魚川インターより笹倉温泉まで約30分。

2.火打山まで足を延ばせば更に充実した山行となるであろう。

1.標高差があるためできれば早立ちで

2.上部はクラストしており早めにアイゼンに履き替えた方がよい

3.火打までのルートはやや難しいが僕の取ったルートならまず安全だろう

写真

火打へのルート写真地図

2 剣岳周回(室堂ー剣沢ー池ノ平ー大窓ー馬場島) 累積1700m 1泊 上級 つらい 1.剣の魅力が凝縮されている。剣沢の滑走,八峰の景観など。このコースがこなせれば北アルプスはどこでも滑れるでしょう。池ノ平周辺は無木立ちの斜面が広がり素晴らしい。池ノ平で八峰を見ながらのテント泊は最高。 1.スキー技術,アイゼン,ピッケル操作,雪面を読む力など総合力を要する。好天を見計らい,速攻で駆け抜けたい。大窓からの下りは落石の巣。斜面も落石多し。 写真解説
3 槍ガ岳飛騨沢 2100m 日帰り(前夜発) 上級 ややつらい 1.穂高連峰,笠ガ岳を眺めながらの滑走は超快適。3000mを越す飛騨乗越から新穂高まで2000m近いダウンヒルが期待できる。アイゼンで登ってくる人を横目にかっこよく滑ろう。転けないでね。恥ずかしいよ。雪がゆるみ穂高側から雪崩出す前に槍平まで入りたい。 1.上部はアイスバーンでスキーを担がなければならない。更に槍を目指す場合はスキー靴で岩場をこなせる力が必要。穂高側からの猛烈なデブリに唖然。 写真解説
4 乙妻北東斜面 累積1400m 日帰り(前夜発) 中級 ややつらい

1.乙妻北東斜面は標高差1000mの大斜面。静けさ,雄大さ,厳しさを兼ね備えた最高の斜面。標高を上げるにつれ妙高,黒姫が美しく眺められる。山頂からの展望も素晴らしい。

2.雪質良好。自分だけのシュプールを描ける。

1.乙妻北東斜面出合に立つまでがつらい。ルートを見極めないと,余分なアップダウンにはまる。

2.乙妻山頂付近からの雪庇崩壊にも要注意。

3.日帰りには気力と体力が必要。

ルート解説

5

西穂高

小鍋谷滑走

累積1800m

新穂から西尾根経由

日帰り 上級 このコース厳冬期成しえたなら達人の域

1.山頂裏から直に小鍋谷を滑走し

そのまま新穂まで行ける。

2.ジャンクションコルから出る小鍋谷は上部はカール状で最高のゲレンデ

3.春なら小鍋谷を詰めてジャンクションコルから向こうの西穂谷の滑走が楽しそう。

1.厳冬期の西尾根はトレースはまず無いので遙かなるラッセルとなる

2.西尾根上部はミックス帯

写真解説
6 四ッ岳北面 1500m 日帰り(前夜発) 中級 ややつらい

1.激パウダーのメッカ。悪天候でも森林限界までは比較的安全にルートがとれる。

2山頂まで行くと穂高,乗鞍など展望は素晴らしい。

3.下山後は平湯の森で露天風呂三昧

1.大滝川の徒渉が問題,ブリッジが消えれば厳しいかも

2.森林限界を超えると氷結している事あり

写真解説

7 大日岳 1870m 日帰り 中級 ややつらい

1.コット谷経由で早乙女を経て大日岳に登る。コット谷から比較的なだらかな斜面をスキーを一度も脱ぐことなく山頂にたてる。山頂からの剣岳及び立山連峰の眺めはすばらしい。早乙女岳までで満足しないで男なら大日岳までがんばろう。

2.下りは山頂から大日山谷を滑り降りコット谷出合に出ることも可能であるが,雪崩の危険も高いので要注意。(上級者向き)

1.コット谷に立つまでいくつか堰堤を越さねばならない。時期が遅いと川の徒渉もせねばならない。コット谷まで林道もあるが危険大,使用はやめた方がよい。堰堤乗り越しが無難。

コット谷

大日山谷

人津谷

雑穀谷

8

頸城・金山周回

厳冬期・浅海川滑降

1300m 日帰り) 中級 ややつらい

1.小谷温泉栃の樹亭を起点に周回コースを楽しもう。金山山頂からの焼山がすばらしい。帰りは雨飾山を見ながら茂倉尾根をすべる。人と会うことはまれだろう。玄人好みの原始のにおいがするコースである。

2.金山南西尾根からのバリェーションもある。こちらはかなりエクストリーム

1.金山南南西尾根は読図能力が試される。うまくコースを選ばないとアップダウンにはまる。ガスるとまずもどれないだろう。

2.山頂から浅海川を滑る場合は途中で登り返しする。

写真解説

南西尾根から浅海川滑降

9

奥穂高

直登ルンゼ

白出沢

2300m 日帰り 上級 つらい 1.穂高の盟主奥穂山頂から滑れることが素晴らしい。大勢のギャラリーに見送られて急斜面を落ちるように滑っていく。 1.雪が緩む晴れた午後がよい。クラストしていれば止めた方が良い。転けたら止まらない。 写真解説
10 白山東面台地 2100m 日帰り 中級 つらい 御前峰山頂から直接東面台地に滑り降ります。最初はちょっと急斜面です。以後はほとんど無木立の快適な緩斜面が延々と標高差約1500m楽しめます。焼山北面台地と地形が少し似ています。御前峰から平瀬まで下り一辺倒MTBも楽しめば一石二鳥です。 1.平瀬ゲートが標高600mここから大白川まで約14kmの林道をどうするかが課題である。MTBを使いましょう。林道が開くのを待っていれば下部は雪が消えて藪漕ぎになるでしょう。石川側から滑り降りると登り返しが大変,すっきり日帰りしましょう。 写真解説

1999.5月  第一回改訂・・人が多く,スノーモービルが入る火打山は除外しました。代わりに乙妻北東斜面を入れました。

              やはり静けさは重要。また大雪渓に柳又,旭岳北面を追加しました。

2001.4月  第二回改訂・・白鳥山の代わりに金山周回ルートを入れる。こちらの方が上であった。

2001.5月  第三回改訂・・赤谷山を猫又山大ブナクラ谷経由に変更。剣の展望を楽しむならこのルートに限る。

2002.1月 第四回改訂・・旭岳北面は落選。新たに大門山が当選。自然を十分楽しんで欲しい。

2002.3月 第五回改訂・・鹿島槍北俣本谷は危険なので猿ヶ馬場山に変更。北俣本谷はエクストリーム。

2003.3月 第六回改訂・・焼山に更に充実した火打コースを追加。火打焼山の欲張り日帰りツアー。

2003.4月 第七回改訂・・毛勝は落ちて白山東面台地が入閣。素晴らしい自然美あふれる大斜面です。

2003.5月 第八回改訂・・猫又山(大ブナクラ谷)は落ちて奥穂直登ルンゼ+白出滑走にした。

2004.2月 第九回改訂・・厳冬期大門山から厳冬期西穂の小鍋谷に変更これもエクストリーム。

2007.4月 第十回改訂・・猿が馬場から激パウメッカの四ッ岳北面に変更。

     今後もより素晴らしいルートが有れば順次改訂いたします。

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