YASUHIRO の 独り言
山と医療の本音トーク
2月4日(土)
今日明日と山に向かう場合は厳しいラッセルを克服しなければならないだろう。ちび魔人に昇格したしんちゃんは猿ヶ山を単独で今日目指すと言う。絶対ピーク踏んでみせますと勇ましいメールが来たが果たして踏めるかな?今日の猿ヶ山はかなり厳しいよ。
さて自分は明日まだ山スキーでピークを踏んでいない三ヶ辻山1764mを大魔人と目指してみる。この山も明日はトレースがあるはずも無くかなり厳しい山になるだろう。果たして明日の行程は如何ほどだろうか。楽しみである。
2月3日(金)
今朝も寒い朝を迎えた。昨夕は激しい雪が降り続いて心配したが朝までにそれほど降り積もらず安堵した。ここのところインフルエンザが猛威を振っている。中には明らかにインフルエンザと思われる人で検査で陽性反応がでない場合がある。症状が出たばかりなのでまだウイルス量不足から出ないのである。この場合念のためにインフルエンザ治療を行うかどうかは本人に任せて希望者には治療を行うようにしている。後日良くならずに再診して治療を受けとけば良かったと後悔する人も時々いる。
またワクチンを打ったのに感染する人も時々いる。この場合は高熱も出ず、症状も軽いのでただの感冒だと思いがちになるが検査するとしっかり反応が出る場合があって油断ならない。
さてこれだけ雪が積もるともうどこでもスキーは可能である。週末は雪が多く無いと歩けない様なコースを狙ってみたい。ここのところ仕事も少し暇だったので地図を見ながら新しいコースをいくつか開拓できた。まだ滑った事の無いコースばかりで楽しみである。雪が多いと言う事は嬉しい悲鳴である。
2月2日(木)
昨夜名人から電話があり先日の山行の凍傷は時間が経って予想以上に深刻だったようである。彼の顔は風に当たった頬の部分が真っ白だったがその部分と鼻の穴の周囲がひどく変色して表皮が剥けたようである。家族から誰かと喧嘩でもして殴られたのかと言われたようである。大魔人も僕も少なからず凍傷になった。厳冬期白山山行でゾンビの様な顔になったしんちゃんを慰めていた矢先に自分たちが凍傷になるとは夢にも思わなかった。
この失敗をどう生かして対策を立てるか頭をひねって考えなければならない。長い山スキー人生で凍傷になったのは初めてである。顔は多少表皮が剥けても仕事には支障はないが自分の場合は手の指だけは生命線である。指は絶対に凍傷から守らなくてはならない。金山ではウールのインナーにフリースの手袋その上にガイドロブスターをはめていたので完璧だった。
2月1日(水)
今日はメールのあった新人N君を連れて取立山修行に出掛けて来た。取立山は初めて山スキーを体験させる時に子供たちを連れて行く山である。林道も多く、樹林もあり、雪崩の危険も少なく天気が良ければ白山の大展望を楽しめる。しかし今日は違った、猛烈な雪と風で楽勝の山では無くなっていた。朝5時国道発と連絡していたが、僕は2時半に目が覚めて自宅を出た。N君は車中泊したようで4時過ぎに着いた時はもう準備にかかっていた。
簡単な挨拶を交わしてさあスタートだ。どれくらいの力量や体力があるかは未知数だ。雪は多いので林道はほとんど使わず直線的に登っていく。薮は完璧に隠れもうどこでも歩ける様な感じである。たまにラッセルを変わり後から登高やラインの切り方を確認しアドバイスをする。彼はヘルベント、僕はポンッーンで頑張って高度を上げて行く。
雪は降り続き天気は今一、林道終点を過ぎて登山道に入った時点で先頭を変わり果たしてどれだけ体力があるか二番手でついて来れるか試してみた。残念ながらあっという間に姿が見えなくなった。稜線に出た時点で猛烈な風の中じっと待っていたが中々姿が見えない。ここから先は樹林も無く視界もほとんど無い、一人で先を行く訳にはいかない,先日凍傷になった顔も痛くなって来た。
ここから先ピークまで案内するのは危険だと判断し、ようやく現れたN君にトレースが消えないうちに林道をそのまま下りた方が良いと伝えた。天候が悪過ぎである。N君は樹林の林道を素直に戻ってくれた。一人になってさらにペースを上げて一気に山頂を目指した。生憎視界は全くなく山頂がどこかもはっきりしなかったがGPSでピークを確認して後はシールを剥いで一気に滑り降りる。
国道手前でN君とすれ違う。時間も早いのでN君再度林道のラッセル修行に出掛けた。ちょっとほろ苦い山行だったかも知れないが、楽な山行から得るものはほとんど無い、厳しい山行を経験してこそ多くの事を学び次ぎに生かせるのである。山スキーがうまくなりたければ山に通うしかない、多くの汗をかくしか無い。失敗の積み重ねから多くの事を学んでこそ安全性が高められるのである。
4.40 620m 国道157発
5.59 865m 林道交差
7.56 1307m 取立山山頂
8.16 1307m 取立山山頂発
8.55 620m 国道157


いこいの森の屋根の雪3m近くあった。
1月31日(火)
心配した頬とあごの凍傷も少し表皮が剥けただけで済んで良かった。一般的に皮膚の温度は-4℃程度まで下がると、凍傷が起こる。組織の水分が氷結し、シャーベット状になると凍傷の始まりである。自覚症状は、ピンや針など鋭利なもので突かれたような感覚から始まり、その後しびれを感じるようになり、さらに進行すると皮膚は白色で蝋のような色になり、硬くなって、感覚がなくなる。表皮のみがダメージを受ける1度では、発赤、浮腫・むくみがあらわれる。僕の場合もこれだけで終わった。
特に凍傷が起きやすいのは手や足の指、鼻などである。手や足はちゃんとした装備で凍傷を防げる。手袋は色々これまで購入したがブラックダイアモンドのガイドが素晴らしい。ガイドの中でも新たに保温性を高めたガイドロブスターが出た。今回の山行ではこれを試したがやはり完璧に指は大丈夫だった。鼻も自作のノーズガードで大丈夫だったが無かったら多分鼻もヤバかっただろう。
目出し帽を使えばと言う人もいるがこれを装着するとサングラスが曇り視界が妨げられるのであるがほとんど使わない。今回あごをガードするためアウターのチャックを目一杯上げようとしたがはく息でチャックが凍り付いてしまい上げることができなかった。恐るべき低温だった。
ブラックダイアモンドガイドロブスター、これは最強の保温性

1月30日(月)
今回は名人、大魔人を誘って金山岩-四ッ岳周回を企画する。厳しいラッセルが予想さ
れるが三名でラッセルを回せば問題ないだろう。行くしか無い。
【山域】金山岩-四ッ岳周回 2744m
【場所】岐阜県
【日時】20012年1月29日(日)
【コース】平湯キャンプ場−金山岩-北東コースで四ッ岳-北面台地-平湯キャンプ場
【メンバー】僕、名人、大魔人
【装備】ポンッーン 179cm,TLT,スカルパ(僕)
ヘルベント 169cm,TLT,スカルパ (名人)
ヘルベント 179cm,TLT,スカルパ(大魔人)
【天気】曇り、強風
3.00 1306m 平湯温泉スキー場発
4.07 1870m スキー場頂点
8.06 2532m 金山岳山頂
8.29 2532m 金山岳山頂発
9.06 2230m シール登り返し
10.39 2450m 三角岩
11.52 2744m 四ツ岳山頂着
12.11 2744m 四ツ岳山頂発
13.05 1550m 大滝川徒渉点
13.47 1310m 平湯キャンプ場着
土曜夜仕事を終えて平湯へ向かう。朝3時発と連絡してあるのでのんびりは出来ない。
睡眠時間を少しでも確保したい。平湯キャンプ場には車が7−8台泊まっていた。明日四ッ
岳に向かう人もいるだろう。
空には星空が放射冷却と寒気の影響でめちゃ寒かった。
20012年1月29日(日)朝2時起床、外気温は氷点下17度だった。山の上では何度になるの
だろうか。車内の飲み物は凍っていた。急いで朝食を取りさあ気合いで頑張らなけれ
ば。名人、大魔人も2時半までには到着。
3.00 1306m 平湯温泉スキー場発 出だしを少し間違えてスキー場に入るのにラッ
セル、いきなりの失態だ。スキー場はラッセルが無いので楽であった。1時間で標高
差500m稼いで登山口に到着。
4.07 1870m スキー場頂点 さあ厳しいラッセルが始まる。最初はダラダラ尾根を
小さなアップダウンを繰り返す。平湯の夜景を眼下に見ながら気合いのラッセル、さ
あ大魔人に交代。
交代してしばらくするとしっかりしたトレースに合流、エーェ、、このトレース安房
平からのものか?大助かりだ。と思ったのも束の間GPSを見るとリングワンデリングした
自分たちのものだった。お馬鹿さんでした。随分損したな。気を取り直して再度出発
だ。
それにしても寒い日だ。まだ樹林の中は良いが稜線に出るとどうなるか心配だった。
ようやく6時を過ぎて少しずつ薄明るくなり対岸の四ッ岳に朝日が当たり出した。随分
遠いな。
厳しいラッセルを交代で回しながらようやく正面に金山岩が見えた。森林限界を超え
ると猛烈な風、この寒さと強風。体感温度は氷点下30度は軽く超えているだろう。
山頂手前で名人の頬は真っ白、完全に凍傷になっているようだ。互いに顔を見合わす
と皆風にあたる部分は白くなっている。ヤバい、何とか風を背から受けるように体位
を変え必死に頂上を目指す。山頂手前では岩がゴロゴロしていて難儀したが何とかピー
クが見えた。
8.06 2532m 金山岳山頂 無事到着、しかし寒過ぎ、早くこの地獄から逃げなけれ
ば。急いでシールを剥いで写真を撮る間もなく滑り降りる。
8.29 2532m 金山岳山頂発 何とか風のない樹林帯まで滑り降りる。何か滑りがぎ
こちないと思ったら歩行モードで滑っていた。それほど追い込まれていた。
9.06 2230m シール登り返し 山頂から四ッ岳方面に標高差300m滑り降りてようや
く安堵、ここから少しトラバース気味に四ッ岳に寄り沢を詰めて三角岩を目指す。
相変わらずラッセルは続くが根性で行くしかない。四ッ岳ピークを踏んでこそなんぼ
の山行である。
10.39 2450m 三角岩 ようやく北東コースのシンボル三角岩である。天気は今一で
上部の視界は悪くさらに寒くなりそうだがピリピリする顔を心配しながら最後根性で
頑張る。
山頂手前のハーフパイプは岩がゴロゴロ、雪は少ない。岩の間をすり抜けながら無事
ピークが見えた。ようやく終わる。
11.52 2744m 四ツ岳山頂着 ここも寒い、おまけに視界も無い。早く下りなければ、
帰りは直に北面に下り最短で帰る。
12.11 2744m 四ツ岳山頂発 何度も来た四ッ岳ガスの中でも地形は熟知しているは
ずさあ北面へダウン、氷化したシュカブラ斜面を気合いの滑り。標高を落として少し
視界が開けると何とスカイラインが見えた。
そんなバナナ、、、、北面ではなく南面を下りていた。ガスには勝てず。南面からも
う一度時計回りに変わり込んで北面に向かう。単独行が山頂を目指して登り上げてい
た。頑張って下さい。
さあ後は既にギタギタになった北面を大滝川まで滑るだけ。ポンッーン楽しかった。
13.05 1550m 大滝川徒渉点 ラスト崖をジャンプして下りたら5名程のパーティが休
憩していた。東京のハイジさんパーティでした。
後は仲良く会話しながらキャンプ場を目指す。
13.47 1310m 平湯キャンプ場着 無事到着約11時間行動でした。この時期周回コー
スを楽しめて大満足です。それにしても顔の凍傷が大した事無いように祈るだけであ
る。皆さんお疲れ様、、、、、
金山岩へ向け

金山岩ピーク

三角岩へ

四ッ岳直下 ハーフパイプ 岩ゴロゴロ、雪少なし

四ッ岳ピークにて

北面を下りてようやく安全地帯まで
1月29日(日)
厳しい一日だった。出だしの気温が既に氷点下17度、標高が上がるにつれさらに気温が下がり強風にさらされる事になる。金山岩まで辛いラッセルが続く、三人で回して何とかピークにたどり着くが強風が容赦無く顔を叩き付け三名とも少なからず顔に凍傷を負った。金山岩から標高差で300m滑り込んで北東コースで四ッ岳を目指す。山頂までずっとトレースは無く辛いラッセルに耐えなければならなかったが3名で効率良く回したのでそれほど疲労感は無かった。
ただザックに入れたゼリーが凍ってしまい満足に栄養補給が出来ず足は重かった。今日は色々トラブルもあったが終わってみれば大満足完全燃焼の一日だった。
詳細報告は明日までに
3.00 1306m 平湯温泉スキー場発
4.07 1870m スキー場頂点
8.06 2532m 金山岳山頂
8.29 2532m 金山岳山頂発
9.06 2230m シール登り返し
10.39 2450m 三角岩
11.52 2744m 四ツ岳山頂着
12.11 2744m 四ツ岳山頂発
13.05 1550m 大滝川徒渉点
13.47 1310m 平湯キャンプ場着
コースガイド11時間完全燃焼

金山岩の途中対岸に四ッ岳が見えた 待ってなさい

金山岩へ

金山岩直下、中央が四ッ岳

金山岩から滑り込んで四ッ岳を目指す

北東コースのシンボル三角岩

四ッ岳山頂から
1月28日(土)
週末に向けかなり雪が降ってくれた。明日は楽しみである。明日は名人、大魔人の三人で多分これまで誰もこの時期挑戦した事が無い様なコースに挑んでみたい。名人と大魔人の初コラボも楽しみである。残雪期なら一人でも三人でも労力は変わらないが、この時期の激ラッセルは一人は無理でも二人なら行ける。三人ならもっと可能性は高まる。もちろんメンバー全員の足がそろうと言う事が前程ではあるが、、、
明日もまた朝3時発である。この時間でなければ多分厳しいかも知れない。もちろん板はポンッーン179cmを使う。完全燃焼、気合い入れまくりで頑張ってみたい。明日予定の山はトップページに写真を載せました。

名人のテール滑り、明日も健在か
1月27日(金)
昨日は朝から医院の除雪作業に汗をかいた。職員総出で駐車場の雪かきを行った。久しぶりの大雪で市内の道路はどこも渋滞したようで患者さんの数も普段の半分くらいと静かだった。さてこれだけ降ると週末が楽しみである。心の中ではもっと降れと期待している自分がいる。どこも雪は多そうだが週末山に出掛ける人は猛ラッセルに耐えなければならない。多分スーパーファット以外の板では役に立たないだろう。
今日は折角だからファットとスーパーファットの比較写真を載せてみました。

板は左からヘルベント(179cm)、ポンッーン(179cm)、ポケロケ(165cm)
重量は左からTLT込みで片方 2.85kg、2.85kg、2.1kg、ロッカーの反り具合はポンッーンがヘルより勝っている。
ポケロケもファットスキーとして一世風靡したが今や厳冬期の出番は無くなった。
ポンッーンは160-130-120トップがヘル150-122-141より太くテールが細めなのでよりトップが浮きやすく出来ている。
ポンもヘルも現在最強のスーパーファットである事には間違いは無い。今週末は久しぶりにポンッーンに乗ってみる。
これ以前はすべて消去しました。何を書いたかも覚えていません。不定期に消去しています。
毎日が完全燃焼できるような日々を送りたい,人生とは長いようで短い。