YASUHIRO  独り言  

 山と医療の本音トーク

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3月31日(金)

自分にとってピークを踏まない山スキーは意味がなく、山頂から滑ってこそ達成感が得られる。同じく自分の専門の大腸カメラでも終点の盲腸まで挿入して病変の有無を確認してこそ意味があるのであって一般的な人間ドックで行われるS状結腸カメラは実に見落としが多くて危険だと言える。毎年検診でS状結腸カメラを行うなら5年に一度全大腸カメラを行なった方が良い。

S状結腸カメラは浣腸だけで行えて手技も簡単で研修医レベルでも可能である。しかし大腸というのはどこにポリープや癌ができてもおかしくない臓器で中途半端な検査で安心感を得ても意味がない。肺がんのX線検査で右肺は見るが左は見ないというのと同じである。

毎年S状結腸カメラを行なって異常がないと安心していたが実際終点までカメラを挿入して深部に癌やポリープが見つかったというのはざらである。大腸は終点まで観察してこそ検査は完結する。

山スキーも医療も安易に妥協してはいけない。

白山はピークを踏んで奥社でお参りしてこそ価値がある


3月30日(木)

今朝起きて腰痛は完全に治っていた。火打から帰って毎朝電気治療しなければ仕事が辛かったやはり山でショック療法を行うのは良いようだ。医者的には安静というのが正しい選択だろうが自分の経験では山しかない。昨年肋骨を二本折った数日後に立山ワンディを行ったが多分山のおかげで治癒は早かったと思う。

昨日は別山狙いだったので出発は深夜1時半と少し遅めだったがおかげで宮谷下部では猛烈な新雪の腐りでめちゃ難儀した。ポンでも大変だったがファットならかなりやばかったと思う。体力作りでポンにして正解だった。

昨日は本当に良い天気で素晴らしい写真がバンバン撮れた。貸切の白山、これを生きててよかったと言わないでなんと言おう。

昨日の詳細記録とコースへ

ウサギちゃんが飛び跳ねていた

埋まる甚之助小屋

降雪直後の樹氷群

別山方面も雪は多い

埋まる新祈祷殿


3月29日(水)

火打で腰を痛めて毎日電気治療をしていたが水曜は軽めに別山を予定していたが満天の星を見ながら歩いていると知らぬ間に足は白山に向かっていた。

昨夜はしっかり4時間眠れた。これはバッチリだ。いつも山行前夜は2−3時間だから僕には十分だった。深夜23時半自宅を出て白峰へ向かう。白峰ゲートから除雪は如何程進んだだろうか。チャリにまたがり腰痛に耐えて行くしかない。チャリが使えればもう白山は身近な存在になる。ガンガン漕いで百万貫まで完璧に除雪されていた。これはラッキーだ。百万貫でチャリをデポしてここからスキー歩行。今日は体力作りをしようと重いポンを持ってきた。

放射冷却でカチカチなので細板でも問題なかったが、可愛いポンもさすがに今日で御用納めだろう。ガンガン歩いて市ノ瀬には白峰から2時間で着いた。ここからも林道カットしてガシガシ行く。別当出合手前で白んできた。白峰から3時間50分で別当出合に、今日は居眠り運転じゃないから早く着いた。

ライブにトレースが映るようにしっかり足跡を刻んだ。一本橋は今日も雪が乗っていて嫌らしかった。橋を渡るとクトーを出し急登を登る。ガリの上に新雪10−20cmだった。今日は快晴だ。気分上々。ペースも上がる。甚之助小屋は1週間前同様頭が少しだけ出ていた。ここで甚之助谷を渡り南竜の尾根からエコーラインを目指す。風も弱くて快適だ。エコーラインに上がると白山がドーン、今日も貸切だ。飛行場の弥陀ヶ腹を過ぎると室堂到着、相変わらず大鳥居は完全に没していた。祈祷殿の埋まり方も1週間前より進んでいた。さあ山頂ロックオン、氷化斜面を避けながら奥社に到着。今日もすぐにお参りした。

お参りを済ませれば今日は湯ノ谷へ、山頂から際どい斜面を滑って湯ノ谷へエントリーここはパウダーが詰まっていた。楽しいクルージング、あっという間に1900mの登り返し地点へ、もう暑い汗が噴き出す。200mほど登り返していざ宮谷へ、ただ下部は割れているのは間違い無いだろうから途中で稜線下大斜面に移動してあとは宮谷出合へさすがに標高が下がると雪は腐りかなり難儀した。シールの登り返しも経て宮谷林道に合流、しばらくで対岸の白山公園線の林道が見えた。

林道に上がると除雪車が雪を舞い上げていた。1日で進むのは500−800mくらいなので市ノ瀬まではまだ1週間以上はかかりそう。除雪車に挨拶してしばらくでチャリデポ、チャリに跨がれば10分少々で白峰ゲートに、チャリは偉大なり。

今日も完全燃焼、腰痛は治ったようだ。山は偉大なホスピタル、今日も実証された。

詳細なコースと写真は明日までに山レコへ

1.30 510m 白峰ゲート発
2.05 680m 百万貫チャリデポ
3.30 830m 市ノ瀬
5.20 1240m 別当出合
6.47 1500m 中飯場
8.12 1970m 甚ノ助ヒュッテ
9.21 2320m エコーライン稜線
9.52 2470m 室堂
10.44 2702m 白山山頂
11.06 2702m 白山山頂発
11.27 1900m 湯ノ谷
14.46 700m 宮谷出合
15.02 680m 百万貫チャリデポ
15.15 510m 白峰ゲート


3月28日(火)

火打山では山頂から滑って一番急になる斜面でいきなりガスに巻かれた。ガス滑降は慣れているがこんな急斜面でガスに巻かれるのは正直参った。雪面が凍っているか否か安全の判断ができない。いつもは少し下がった左肩からルンゼにエントリーしているが今日は初めてのコースだったので斜面の下が切れて段差になっているかも知れないし、さすがにガスが晴れなければそれ以上は滑り降りることはできなかった。

おまけに最後尾にいたγが見えず大声を出したり笛を吹いてようやく姿を確認できたときは安堵した。しばらく待機してガスが晴れた瞬間にまた四人で一気に滑ったがあのままガスが晴れなかったらやばかった。

栃木でも大きな雪崩事故があったが後出しジャンケンであとで評論家になってああだこうだ言うのは好きではない。全ての真実は現場にいた人しかわからない、ただ言えることは自然は人の想像をはるかに超えていて人がコントロールすることは不可能ということだ。

山は時には危険な戦場と言うことを忘れないで普段から完璧な装備で可能な限りリスクを抑えて危機には落ち着いて慎重に対処するしかない。あの日も深夜2時前発で良かった。北面台地に降りた頃はもう山頂周辺はガスに巻かれて晴れることはなかった。

ガスの中先頭でルートを探っていった

一番急な場所で進退窮まった

北面台地に降りたときはもう山頂付近はガスで晴れることはなかった


3月27日(月)

来る者拒まず、去る者追わず!山スキーでも医療でもこの原則は貫いている。人知れず消えて行く仲間も多いが、モチベーションが下がった人とは貴重な時間を共有したくない。一方モチベーションの高い若者は大歓迎である。経験がなくても問題ない、経験を積めば良いだけである。危うかった北海道のパクも経験を積んで今や立派な山スキーヤーに成長した。

昨日の火打は今から14年前初めて名人とコラボした思い出の場所である。ほとんど山スキーの技術的なことを知らなかった当時の名人だが気力と体力だけは抜群だった。大概もって2年弱消えて行く仲間が多い中名人は続いている。自分だってもう若くない、身体中あちこちポンコツになってきている。残された山スキー人生有意義に過ごしたいものである。昨日のγ君も経験さえ積めば立派な山スキーヤーになれると思った。

さて昨日も新たなウェアー上下を試してみた。ノルウェーブランドノローナのフラッグシップモデル、lofoten Gore-Tex Pro である。なかなか良かった。しばらくはノローナで行こうと思った。雪山で身に付けるものは鮮やかであればあるほどいい、写真写りが良くなるし、万が一の時でも目立った方が発見されやすい。黒系は絶対避けるべきと思う。

滑り降りた北面ルンゼを見上げて うーんマンダム!

新しい朝が来た

北尾根の展望は抜群

このロケーションでパウダー

雪山では目立ってなんぼ、是非鮮やかなウェアーで


3月26日(日)

今日は直前まで天候が微妙だったが深夜2時スタートなら何とかなるだろうと火打山北面ルンゼを狙うことにした。数日前にγ(ガンマー)君から是非日曜に同行したいというメールが届き過去の山行記録から大丈夫だろうと判断して初コラボの運びとなった。

深夜11時半に医院で待ち合わせしてγ君を車に乗せて一路新潟笹倉温泉を目指す。笹倉温泉2時発で名人号には兄ちゃんが乗っているはずだ。深夜1時半に着くと名人号は先着していた。急いで準備をして星空の下四人で元気にスタート、僕を先頭に九十九折林道をガンガンカットして林道終点に昨日のトレースがバッチリあったが僕たちは自分たちのトレースを伸ばして行く。かなりハイペースで2時間で北面台地に這い上がる。まだ真っ暗で2時間は暗がりだ。

暗闇の中 1350m 賽の河原横断を目指す。先行者はガクッと降りていたが僕たちは帰りにシールを使わなくても良いようにうまく降りた。さらに北面ルンゼの基部へとトラバース、先行者は影火打経由で火打を目指しているが僕たちは北尾根に這い上がる展望コースから火打を目指す。

気温は低いので雪崩の心配はまだない。ガンガン高度を上げて7時前には安全地帯の北尾根2000mに這い上がった。夜も開けて焼山や火打の展望が素晴らしい。北面台地もよく見える。展望を楽しむならこのコースがベストだが安全な時間帯を選ばないといけない。

さああとは北尾根をうまくポコを回避しながら山頂を目指すのみ、高度を上げると稜線東には雲が湧いてきた。急がなければ8時20分無事僕を先頭にピークに着いた。風は冷たかった。シールを剥ぐと山頂からダイレクトにルンゼに飛び込むがガスがかかり下が全く見えなくなった。これはまずい、視界なしでこの急斜面は滑れない。時々立ち止まりガスが晴れるのを待って少しずつ飛び込んだ。

北面ルンゼは雪は良かった。プチパウを楽しみながら交代で写真を撮り合いガンガン落ちて行く。少し高度を落とせばガスは消えただ基部へ落ちて行くだけ、雄叫びを上げながらあっという間に基部へ、下部はモナカだがテール滑りで滑って行く。1400mで登りのトレースに合流してあとは自動運転で硬い斜面を一気に笹倉温泉へ10時前には無事到着。

帰りにすし活でチラシを頂いて帰路に着いた。γ君も僕たちに声を掛けてくるだけあって気力体力共充実していた。 

火打北面ルンゼ詳細記録へ

1.45  450m  笹倉温泉発
2.30  750m  九十九折り林道終点
3.04  1000m  アマナ平
3.48  1235m  焼山北面台地
4.34  1350m  賽の河原横断
5.04  1400m  北面ルンゼ基部
6.52  2000m  火打北尾根主稜線
8.20  2461m  火打山頂
8.36  2461m  火打山頂発
9.05  1400m  北面ルンゼ基部
9.45  1000m  アマナ平
9.58  450m  笹倉温泉

展望+滑降 満喫コース

名人 兄ちゃんはモナカ対応でポンで

孤高のカモシカが

北尾根万歳

待ってなさい!火打ちゃん

北面ルンゼへ落ちてください

本日の滑降コース


これ以前は全て消去しました。何を書いたかも覚えていません。

毎日が完全燃焼出来る様な日々を送りたい、人生は長い様で短い。

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