2015-2016山スキー

 

45月山 2016.5.4

昨夜岩手山から夕方月山に到着.さすがに春スキーのメッカ、周辺の雪は多い.水曜は寒冷前線の通過で午前中の天気は悪い、夜半から雨になり朝起きると小雨が降っていた.月山方面は当然視界は無い.ここからリフトを使わなくても標高差で900m楽勝だろうと朝6時に駐車場を出た.他の人たちは朝8時のリフト運行を待って行くだろう.

丁度1時間でリフト終点に来た.雨は降り続いているが風は大した事は無い.小屋に逃げ込み誰もいない中で休憩した.ここから山頂まで尾根の東側をひたすらトラバース気味に進む.ホワイトアウトだが問題ない.一定の斜度になる様に登って行く.

標高1800mで雪が切れて来た.風が強いので積もらないのだろう.何度か板を担いで山頂の平坦地に出た.猛烈な風が吹き始めた.勘弁して欲しい、GPSを頼りに何とか山頂へ、小屋は点在しているが雪に埋もれて入れるか分からない.奥社でお参りして帰りの無事を祈る.

シールを剥いでいざ,如何せん風が強過ぎで横殴りの風雨で目も開けられない.GW前半の北アの大量遭難はこんな感じだったのだろう.寒冷前線がちょうど通過している最中か、視界は30mほど久しぶりの地獄だ.ただ地獄経験豊富なので大丈夫だろう.

ルートさえ間違えない様にしてゴーグルをかけて視界は確保、装備は完璧だ.帰りは一気に下る.何も見えないが勘は良い方だ.リフト上部まで下りてようやく安全地帯.GWだが山頂へ向かう人は皆無だった.あとはスキー場を飛ばして本日終了.

辛かったが思い出作りにはなった.どんな山も天候次第では容易に地獄になる.地獄装備と地獄体験は必要だ.どんな山だろうがなめてはいけないと思った.

6.00 1150m 姥沢駐車場発
6.52 1530m リフト上部
8.52 1965m 月山山頂
9.20 1965m 月山山頂発
9.53 1150m 姥沢駐車場

45岩手山 2016.5.3

前日の鳥海山は随分楽しめた.東北のもう一つのパラバイスと言えば岩手山、多分滑れるだろう.下山後車を飛ばす.

夕方登山口に着いて岩手山の雪の状況を見る.まずまずだろう。雪の付いた岩手山を見てモチ沸騰、行くしかない.

夜7時就寝、目覚ましなくても深夜1時に目が覚めた.マッタリ準備をして深夜2時標高760mいざ出発

スキー靴のまま板を担いで登って行く.果たしてどこから雪が繋がるか、1000mあたりから少し雪が出始めた。板は履けない.

標高1150mから雪が繋がる.ようやく板が履けた.さあ行くぞ、板を履けばもう楽勝.ガンガン行く.ここは熊がいないから安心だ.

4時を過ぎて少し白み始めて来た.森林限界となり、少し緊張感が、見下ろせば急斜面、滑落すれば止まらない.

4時半日が登り始める.新しい朝だ.しばらく日の出を楽しむ.見上げれば外輪山が、登るにつれ氷化斜面の急傾斜、かなり際どい登りが続く.スキーヤーの意地で出来れば板のまま山頂へ.

外輪に登りさあ山頂だ.周囲は氷も多く慎重に行く.ゴーール!4時間20分でした.

この時間まだ貸し切りです.360度の大展望を楽しむ.秋田駒が、八幡平が遥か先には岩木山も見える.

展望を楽しんだらいよいよ山頂から落ちて行きます.

急斜面の面ツルザラメ、タマランチ、板を履けば急斜面も安全です.どこまでも落ちて行く.早い早い,あっという間に1150mまで標高差900m大満足.

ここで板を担いで登山口までダッシュで下りる.山頂から1時間チョイで登山口へまだ8時前でした.

今日も大満足、やはりスキー持って来て良かった.

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46鳥海山 2016.5.2

夕方鳥海山の矢島口に着くと雪は多かった.ビックリポンである.標高1180mの駐車場に着くとそこには雪の壁が出来ていた.夜8時に寝て深夜3時に起きた.4時頃になるとうっすら明るくなって来た.一番手で出発.雪は多くて快適、この時期人気のスポットな理由が分かった.しばらく歩くと雨が降って来た.そんなバナナ話が違う.今日もブルーマウンテン、ガシガシ登って行く、朝日が上がった.

正面の鳥海を目指すが上のほうは雲に隠れている.2000mを超えると案の定ホワイトアウトに突入した.風も強くなって来たが北アの厳冬期の地獄に比べればさほどでも無い.全く視界は無いが登り詰めると外輪のピークに着いた。新山はここから岩場を下りて登り返すのだが全く視界がないので今日は外輪ピークで勘弁してもらおう.新山は厳冬期に登っているし、七高山で板を履けばもう安パイ、快適面ツルザラメをかっ飛ばす.

駐車場まで21分だった.ちょっと早過ぎたか、大勢の登山者が登って来ていた.下山後フォレスト鳥海で温泉に入ってまったりしている.明日はどうするか?岩手山でも滑りに行くか

4.00 1180m 矢島登山口発
5.46 1600m 七つ釜避難小屋
7.35 2329m 鳥海山山頂 
7.53 2329m 鳥海山発
8.14 1180m 矢島登山口着

45薬師岳 2016.4.25

四日前の剱岳の疲労もあるが、もうそろそろ最終章、晴れるなら行くしかない.大魔人と亀谷温泉有峰林道ゲート深夜1時発の約束で高速を走らせる.深夜0時半に着くと既に大魔人号は到着.富山ナンバーの車が一台、チャリが横付けされていてこの人も薬師を目指すのだろう(残念ながらピークには立てなかったようだ).

深夜0時45分ゲートを出た.今日は晴れ予報だったがスタート時点で小雨が降っていた.そんなバナナ、あり得ない.重荷を担いでチャリを漕ぐ、折立まで標高差1000m、片道20km このコースのチャリ漕ぎほど苦行は他には無い.

有峰林道は全く雪は無かった.びしょ濡れになりながらトンネルに入るとホッとする.単独なら辛いが大魔人と話しながら行くのであっという間にアリミネンコだ.アリミネンコを過ぎたトイレの屋根の下で休憩した.寒い寒過ぎ、果たして雨は止んでくれるのか?アリミネンコを時計回りで折立への最後の急登.尻が痛い、拷問のようだ!早く着かないか?ようやく折立が見えた.出発して2時間半を過ぎていた.

暗闇の折立に雪は全くなかった.こんな事アリミネンコ!!毎年この辺りは雪の壁が出来ているのに折立のトイレの屋根でまた雨宿り、いいかげん勘弁して欲しい。ここから雪の無い登山道をガシガシ登って行く.雪の無い山スキーヤーなんて翼の無い鳥みたいなものだ.情けない.それでも1650mから雪が出てようやく板が履けた.

こんな雪の少ない4月は初めてだ.ここからも雪を拾いながら苦労して高度を上げる.三角点を過ぎた場所にある積雪柱は足元から完全に露出していた.この先も草の出た場所を避けながら歩いて行く.

五光岩ベンチを過ぎたポコでシールを剥いで一気に岩井谷へ滑り込んだ.標高差100m弱を落としてかなり先まで滑り込めた.岩井谷も雪割れが激しかった.沢床から薬師岳山荘目指し一気に高度を上げる.このコース取りは多分完璧なショートカットになる.南西尾根には上がらず西面を山頂手前までトラバースした.さあ山頂がすぐだ.

ゴーール!! 出発から10時間の長旅だった.雪不足でかなり苦労した。山頂からは絶景、雲海に浮かぶ鍬崎山、剱岳から槍ヶ岳まで丸見えだった.記念写真を撮りまくりさあお楽しみの滑降だ.レッツゴー

薬師山頂からザラメで快適、岩井谷沢床までマンダム連発だった.振り返れば薬師岳がタマランチ、今日も来て良かった.岩井谷沢床2120mから五光岩ベンチ登り返した。登り返してシールを剥いで折立と行きたいところだが三角点を過ぎてしばらくで雪は切れ始め沢伝いに下りたところ水が出て来て下降不能、ウーン マンダメ!ここから藪漕ぎして這々の体で登山道に戻る.

折立まで板を担いで飛べないニワトリ状態で難儀した.折立まで下ればチャリが待っている.チャリにまたがればもう鬼に金棒、ペダルを漕ぎまくり亀谷温泉を目指す.1時間かからずゲートに着いた.今日も完全燃焼.

雪不足の今シーズン45回目の山行でフイニッシュか、今シーズンも大満足

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44剱岳ワンディ 早月尾根 2016.4.20

深夜11時に自宅を出て1時馬場島発の約束で馬場島へ車を走らせる.

1時前に馬場島に着くと既にサブもスズケンも到着していた.

深夜1時剱岳周回(大窓経由)を目指して立山川を突き進む.例年より雪は少なく難儀しながらルートを伸ばすがスナクボ岩屋付近で完璧に雪は途切れゴーゴー水が流れている.そんなバナナ、徒渉も高巻きも不可能で敗退せざるを得なかった.

ここで諦めて素直に帰るほど僕たちは柔ではない.スズケン、サブ、行くぜ剱岳、早月尾根から登り上げ、雪の状態次第では山頂から滑降して劔沢を下り小窓経由で白萩川から馬場島だ.誰も異を唱える人はいなかった.

急いで馬場島へ引き返す.2時間ほど時間を無駄にして深夜3時前に馬場島をスタート、ただ如何せん早月尾根には雪が無い.スキー靴で板を担いで黙々と登って行く.難儀だ.雪が繋がったのは標高1700mからおまけにカチカチ、僕はスキーで他はアイゼンで登って行く.

標高1800m辺りにテント一張り、前泊者が出発の準備をしていた.ガシガシ尾根を登って行く.雪はもう豊富である.

2200mで早月小屋が見えて来た.積雪は2mほどだろうか.しかしこの上もカチカチ、おまけに残雪期まだ誰も来ていないのかトレースは皆無だった.ダブルアックスの厳しい登りの連続、次々に難所が出て来て皆真っ青だった.僕もこんな厳しい早月は経験無い.一歩でもミスると池ノ谷に真っ逆さま、緊張の連続だった.

岩と雪、おまけに氷の連続、もう皆必死だ.獅子頭の巻きもかなりヤバい斜面だった.かなり時間をかけてルート工作した.カニのはさみの急斜面も所々凍っていて難儀した。ここを過ぎると別山尾根の分岐が見えた.ようやく山頂が近い.

僕を先頭にさぶ、スズケンとゴール、貸し切りだ.風は強くて斜面はカチカチの上に新雪が5cm、この新雪のせいで全くザラメになっていない.山頂からどうする.皆山頂滑降したいだろうが雪が悪い.

行けるかどうかまず僕が先頭で山頂から飛び込んだ.5cmの新雪の下はカチカチでとても危険な状況で山頂直下で僕は進退窮まった.絶対に無理だ.滑走を止めたが急斜面でアイゼンも履けないしエッジも十分効かない.スズケンにアイゼンで下りて来てもらい板を外してもらい辛うじて登り返すことができた.

今日は危険過ぎる早月を下りよう.帰りもカチカチで全く雪は緩まず一歩一歩ダブルアックスの下りが続く.板を履けたのは2500mからようやくザラメになり後は快適に早月尾根を滑って行く。早月尾根東面は雪は多くて標高1000mまではスキーで滑れて白萩川の林道に合流した。

今日の剱岳は甘くは無かった.試練の連続の16時間行動だった.

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43木地屋から朝日岳 2016.4.13

今シーズン富山側の小川温泉から朝日岳をワンディしたが16時間半を要した.今回は新潟側の木地屋からワンディを目指したがこちらも13時間半と厳しいものであった.朝日岳はどこから入ってもこの時期遠い山だ.

深夜11時に自宅を出て木地屋に向かう.木地屋発深夜1時の約束だ.木地屋に着くとスズケンもさぶもちょうど着いていた.現在除雪中進入禁止の看板が集落に車を止めてチャリにまたがった.蓮華温泉まで15km、果たしてどこまでチャリが使えるか?

所々凍った林道をたまに押し歩きして八丁坂まで7km進めた.残り8kmまだまだ蓮華は遠い.林道歩きはアップダウンが多くて随分難儀した.帰りも大変だ.

出発から3時間かけてようやく蓮華温泉にたどり着いた.長かった.まだ真っ暗だ.暗闇の中兵馬の平を目指す.ようやく薄明るくなって瀬戸川の橋に滑り込んだ.カリカリで緊張した.

対岸の白高地に着くと朝日が射し込み目指す遥か遠くに朝日岳が見えた.岳人の魂を揺さぶる景色だ.ヒョウタン池を過ぎるとこのコースのシンボルカエル岩が見えた.

カエル君また会いに来たよ。この先白高地沢本流を詰めて行く.本流は割れている箇所も多いが問題無く進めた.

広々としたカール地形のこの景色は素晴らしい.山頂へは左の肩から稜線を伝う.暑くなって来た.もう汗だくだ.稜線に上がると白馬岳が素晴らしい、さあ山頂がすぐだ.

ゴーール.久しぶりです.今日は視界が良く富山湾から能登半島まで見えた.記念写真を撮ったらいよいよ山頂から一番急な斜面に飛び込むとしよう.

僕を先頭にスズケン さぶと落ちて行く.タマランチ!この一瞬のために頑張って来た.ガンガン行く.先日の新雪がストップ雪となりスズケンもさぶも見事に転けた.

あっという間にボトムまで下りて振り返るとシュプールが ウーンマンダム!さあ先を急ごう。1時間弱で橋に着いて蓮華温泉まで登り返しここからも長い長い林道を歩いて行く.

チャリが見えた時もう終わったと安堵した。あとはチャリにまたがり木地屋までぶっ飛ばした.13時間半の完全燃焼でした.まだまだあるところには雪がある.

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42オートルート後半親子ワンディ 2016.4.10

今日は神岡から新穂まで北アの稜線を繋ぐジャパンオートルート後半ワンディに挑戦した.横浜からの兄ちゃんと僕、大魔人の三人で神岡深夜0時過ぎ発の約束であった.土曜は皆忙しくて多分ほとんど眠れずに出発となるであろう.神岡から山の村に進み、運良く飛越トンネルまで車が入れた.待つ事しばらく深夜0時過ぎに大魔人号が来た.大魔人号を新穂にデポして兄ちゃん号が来るはずであったがどうした?

大魔人なんとスキーを忘れてDNSだった。まさかの大魔人、可哀想過ぎる.予備の板でもあれば良かったが僕も一本しか無い.僕と兄ちゃんを見送って大魔人は去って行った.この先久しぶりに親子二人っ切りの山行となった.

飛越トンネル周囲は雪は無い.板を担いでしばらく登ると雪が出てもうずっと雪は繋がった.放射冷却で雪はずっと固かった.寺地山までは雪は多かった.寺地山から少し下って避難小屋へここから北ノ俣岳への登りは眠かった.雪は多くて完璧に北ノ俣岳まで雪は繋がった.


北ノ俣岳まで5時間半、ようやく朝日が上がって来た.振り返ると薬師岳が大きい.北ノ俣から先もカチカチ、中俣乗越までスキーならあっという間、黒部五郎の登りもカチカチ、クトーを効かしてサクサク登る.黒部五郎山頂からはこの先の稜線が良く見えた.

山頂から一端肩に滑りカールへ滑り込む.五郎のカールをぶっ飛ばすとあっという間に黒部五郎小屋、ここから三俣蓮華まで標高差500m、兄ちゃんかなりバテバテ、ガンバ!天候は高曇り、何とか天候は持ちそうだ.

三俣蓮華から双六を巻いてすころく小屋を眼下に双六谷へ滑り込んだ.双六谷はもう至る所割れていた.あっという間に大ノマ乗越出合まで、ここから250m登り上げて大ノマ乗越に出た.

最後槍穂を見ながら小池新道をかっ飛ばした.ここは快適ザラメだった.左俣林道は辛うじて新穂手前800mくらいまで雪は繋がっていた.

無事新穂に着いて15時間の完全燃焼は終わった.ここから兄ちゃん号で飛越トンネルまで送ってもらう。金沢には夜8時前に帰宅。三度目のこのコースワンディ、今日は兄ちゃんの修行のため頑張ったがこのコースも個人的にはもう終了だろう.マジ疲れた。

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41白山東面ワリ谷右岸尾根 開拓 2016.4.7

今日は先日の日曜ガスガスのリベンジ。白山東面の新コースを開拓する.

白山の大展望を間近に楽しみながら効率良く歩けるコースとしてワリ谷右岸尾根を以前から考えていた.左岸尾根は以前開拓済みこちらも中々良かった.

今日の相棒スズケンも僕も午後から仕事なので午前10時までには下山したいので白山周回は諦め北弥陀が原2349を折り返し地点とする.展望を楽しむのでこれで十分だ.

深夜0時50分ゲートをチャリで出発.チャリも強いとの噂のスズケンいきなりガンガン先行して離された.ビックリポン!

僕の闘争本能に火が付いた.しばらくずっと離されていたが中間点の間名古手前で抜き去ってガンガンダンシングした.荷物は重いが行くしかない.

スズケン戦意喪失したか、ライトも見えなくなり除雪終点ゴール.気合い入れ過ぎて1時間チヨットで漕ぎ切った.脚はまだま元気一杯、林道はブルの整備が入り落石や雪はきれいに除雪されていた.明日にはもう白水湖まで届きそう.

チャリデポから少し歩けばキャンプ場の分岐、ダダッ広い原生林を歩くが暗闇でしばしワンデリングしていた.お馬鹿さんでした.

気を取り直してワリ谷を詰める.1500mまで進みここで左折するとほど良い沢筋がある.登りやすくて雪も多くて200m登ればポコの先に出て無事に尾根に乗った.しかし時間が早過ぎて日の出まで1時間もある.

のんびり大休止して時間をつぶす、ようやく5時半頃空が明るくなって来た.白山がきれいだった.これぞ期待通りの大展望です.

歩く時間より写真を撮る時間が長い、今日はのんびり出来ます.交代で前後してたくさん写真を撮った.急斜面はアイゼンでこなした.

尾根は徐々に緩徐になり北弥陀が原に合流。素晴らしい雪原だった.北弥陀が原を快適に歩けばあっという間に2349ピークに着いた。もちろんここからも白山の大展望を楽しめた.

さあ帰りは急なワリ谷左俣を滑ろうか.緩やかな源頭から一気に落ちて行く.雪も緩んで快適だ.スベスベな斜面をこれぞ山スキーって感じで落ちて行く.あっという間に本谷に合流してあっという間にチャリデポに着いた。

ワリ谷も賞味期限はもう1週間くらいだろうか.チャリデポからスズケンとチャリバトル.タイヤのサイズが二回り大きいスズケンのチャリは帰りはやはり有利、どれだけダッシュをかけても離す事は出来なかった.

最後は二人で仲良くゴールして無事10時前にゲートに着いた。

白山東面に新たなコースを開拓出来て大満足でした.

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40白山東面新コース開拓 2016.4.3

今日は白山東面に新たなコースを開拓すべく深夜11時過ぎに自宅を出て大魔人との待ち合わせの平瀬へ向かった.午前中は晴れるだろうと言う予報は見事に外れて白川郷から雨になった.そんなバナナ、山は来ないと分からない.深夜0時過ぎにゲートに着くと既に大魔人号は到着していた.

ブルーマウンテンでチャリにまたがりゲートを出た.路面は落石だらけでパンクしない事を祈るのみ雪はもう融けていて快適だ.一カ所デブリの山がある程度で間名古谷出合から林道終盤九十九折手前までもうチャリは入れた.帰りは楽勝だろう.

ここからスキーを履いてお目当ての新コースに入る.心配していた雪はずっと繋がっていた.相変わらず小雨は降り続いている.多分このコースは誰も来た事が無いだろうなと思いながら視界がきかないガスの中黙々と高度を上げる.

晴れていれば白山を踏んで面白い谷へと周回するつもりであったが今日はこのコースの一番高いピークを終点としてピストンする事にした。2349mのピークに着いたが風とミゾレで寒い.今日は暑いと読んで薄手で来たのでなおさらだ.

さあ早く下りよう.帰りはザラメで快適だった.板も良く滑り快適に下れる.チャリデポまであっという間に下った.途中チャリデポ5台、今日は白山は無理だろう.帰りはチャリで快適に平瀬まで、晴れていればスンバらしい周回コースになるはずだったが残念無念.またリベンジしなければ.

39朝日岳 2016.3.30

朝日岳には過去に木地屋から蓮華温泉経由でスキーワンディした事がある.一度小川温泉からワンディしたいと長年思っていた.ただ北又林道は長くて雪が多い季節はデブリで歩けない.雪不足の今年はチャンスと読んでさぶと二人で挑戦した.

問題はチャリがどこまで使えるかに限る.夜10時過ぎに自宅を出て小川温泉に向かう.出発は深夜0時、さぶは仕事が終わって今日も寝ずに飛ばして来た.僕も眠いが行くしかない.

深夜0時小川温泉ゲート発、道は落石で荒れていた.走ってすぐに雪が出た.そんなバナナ、下りて押し歩き、その後も日陰で雪が出ると押し歩き面倒だ.しかもわずか2kmで全面に雪が残る.ジーエンド、チャリはあまり役に立たなかった.

ここでデポして残り8km歩くしか無い.たまに雪切れしているが大体雪は繋がっている.雪不足の今年でさえデブリは多いが、雪の多い年なら絶対に歩けないと思った.

越道峠まで600m登って200m下ると言う難儀な林道登山口までたっぷり4時間弱かかった.夏でもタクシー利用以外に歩く人はいない.

暗闇の吊り橋は心臓に悪い、川の音がゴーゴー、渡ってすぐに際どいへつり、下は谷底勘弁して欲しい、慎重にヘッツてようやくイブリ尾根に取り付く.暗闇の中雪を拾ってスキーで登る.三合目まで雪が少なくかなり面倒だった.もう賞味期限が近い.

三合目からは雪も増え快適に歩けた.ようやく明るくなって来て振り返れば日本海、毛勝、劔、初雪の大展望が見える.空には怪しげな雲も、今日は午後から寒冷前線が下りて雨が降る.急がなければ.

イブリ山まで上がると正面に朝日岳が初めて見えた.雨が降ろうが雪が降ろうがもう行くしかない,青空も見え始めた.山は来ないと分からない.

朝日小屋の三角が見えた.もう山頂ロックオン、頑張って登り上げると標識が見えた.ブリザート状態の山頂ゴール、11時間の試練であった.

記念写真を撮って風を避けて少し下ってシールを剥がす.さあ急いで雨が降る前に帰ろう.下りはモナカの試練だった.今日も修行の滑り.しかしトレース通りに滑ってあっという間にイブリ山まで来た.スキーは早い.

イブリ尾根の下りも三合目より下は試練だった.雪切れと薮に泣かされた.しかし吊り橋が見えた時は安堵した.

帰りの林道は危険地帯は離れて監視し合って一気に滑る.これを繰り返す。小雨も降って来た.早く帰りたい、チャリが見えればもう終わりだ.最後の2kmのみ快適だった.

しめて16時間半、完全燃焼でグッタリです.片付けしていると土砂降りになって来た.ギリギリのタイミングだった.この山行もう二度目は無いと思った.

0.00 250m 小川温泉
2.39 880m 越道峠
3.41 770m 北又小屋
6.24 1300m 五合目
8.12 1800m イブリ山
11.02 2418m 朝日岳山頂
11.20 2418m 朝日岳発
12.24 1800m イブリ山
13.53 770m 北又小屋発
15.32 880m 越道峠着
16.38 250m 小川温泉着

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38毛勝周回 2016.3.28

今日も深夜11時半に自宅を出て大魔人との待ち合わせの魚津へ高速を飛ばす.深夜1時に片貝第二発電所ゲートに着いた.大魔人号は既に到着していた.

1時15分スキーを担いでチャリで出発.道路に雪は無い、ガシガシ漕いで行く.3.5km漕いで南又谷の二股に到着、ここでチャリをデポ、少し歩いて片貝第四発電所(大明神北西尾根取付)到着.

見上げると雪は無く絶望的な光景、これは予想済み、以前来た時に導水管脇に階段があるのを知っていた.雪が無いから階段をガンガン登って行く.標高差200m階段を上って終点の取水施設に着いた.

標高700m辺りからようやく雪が繋がりもうスキーで歩けた.満月に照らされガンガンスキーで登って行く.雪はドンドン増えて行く.カチカチの上に新雪が乗って滑る.

地図上1149の細尾根は雪が無く板を担いで歩く,すぐに雪が出てここから全て板で歩ける.

朝5時半頃薄明るくなり、暗がりに大明神山が見えた.モチ沸騰!!

朝7時過ぎに朝日が登りようやく暗闇から開放された.振り返ると日本海も明るく日が射している.左を向けば朝日に照らされた僧ヶ岳が、今シーズン登った駒ヶ岳も見える.

ドンドン大明神山が近づいて来る.最後雪庇を崩して山頂に出た.キター剱岳がドドーン.これが見たかった.山頂でシールを剥いで鞍部まで100mの滑り.

鞍部からは大明神山の雪庇群が素晴らしい,毛勝まで残り400mの登り返し。南峰の登り返しは核心部、かなり際どい登りをスキーでこなし回り込むとまた剱岳が、このコース剱岳の大展望なのです.

剱岳をバックに毛勝本峰を目指す.南峰から少し下って最後少し登ると本峰に着いた。山頂では大魔人が全身で喜びを表現していた.

しばらくでガスも湧いて来た.早く下りよう、山頂から毛勝谷にエントリー雪はモナカで僕の細板は沈んで滑り辛い.ザラメなら良かったのに、、、しかしスベスベの毛勝谷は快適だった.

ガンガン下ってあっという間に板菱にここから少しで林道に合流して快適に滑る.たまに雪は切れていたが片貝第四発電所まで滑った.少しでチャリを拾い第二発電所まですぐだった.

しめて13時間半、今日も完全燃焼、ほんまに行きてて良かった.

高速から見る毛勝山 ウーンマンダム!!

1.15 290m 片貝第二発電所ゲート発
1.50 420m 二股チャリデポ  
2.00 470m 片貝第四発電所(大明神北西尾根取付)
2.30 680m 北西尾根上取水施設
4.24 1149m 地図上1149
7.32 1793m 地図上1793
8.34 2082m 大明神山山頂
9.33 1984m 大明神-毛勝鞍部
11.46 2400m 毛勝南峰
12.02 2414m 毛勝山頂着
12.20 2414m 毛勝山頂発
13.17 1000m 最終堰堤
13.42 700m 片貝山荘
14.32 420m 二股チャリデポ
14.48 290m 片貝第二発電所ゲート

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37弓折岳 2016.3.23

天気は悪い事は承知していたが山は行かなきゃ分からない、ダメ元、体力作りと割り切って白馬のさぶと新穂高深夜2時半発の約束で深夜0時に自宅を出た.眠たい目を擦って新穂高へ急いだ.2時過ぎに着くと丁度さぶ号が前を走っていた.登山届けを提出して予定通り深夜2時半スタート.

左俣林道はゲートからしばらくですぐに雪が出て積雪は十分だった.ワサビ平まで大したデブリは無かったがこの先は沢ごとにデブリゾーンすざまじい、と言っても例年よりは穏やかだ.さぶはこんなすごいの初めて見たと感激してくれた.

小池新道からはうまくルートを取りながらガンガン高度を上げる.斜面はカチカチどこまでもスキーで登って行く.標高2300m辺りからさすがにクトーを付けた.天候は曇りだが槍穂の展望は楽しめた.やはり来て良かった.

スタートから5時間40分で山頂に着いた.風は強かったが厳冬期に比べればそよ風だ.記念写真を撮ったら早々に滑ろう.山はカチカチ、転けたら新穂高まで滑落しそうな感じだ.絶対に転けれない、止まらない。安全第一滑りでガンガン高度を落とす.写真撮りながらでも林道まで48分だった.

ここからの林道も気温は低いので良く滑った.午前10時半には車に戻り仲良く荒神の湯に浸かった.帰りは島田でオムライスと思ったが平日なのに店の前には行列、勘弁して欲しいとスルーして金沢に帰った.

2.30 1100m  新穂高出発 
3.46 1430m ワサビ平小屋  
4.18 1510m 林道終点橋(小池新道入り口) 
6.14 2000m 小池新道鏡平分岐
8.14 2592m 弓折岳山頂着
8.40 2592m 弓折岳山頂発
9.28 1510m 林道終点橋
9.52 1430m ワサビ平小屋
10.32 1030m 新穂高

36火打山(北尾根−北面ルンゼ) 2016.3.21

軽井沢での次男の結婚式を終えるとタキシードを山服に着替えて急いで笹倉温泉へ移動、夜9時過ぎに着くと小雨が降っていた.すぐに就寝した.

翌日深夜2時に起床,2時半スタートである.間もなく白馬からさぶが到着.雪の中二人でスタート、雪は例年の三分の一ほどだが歩くには十分、九十九折も問題なくカットして歩けた.

暗闇の中複雑な地形を勘を頼りに進んで行く.アマナ平もまだ真っ暗、北面台地の取付を暗闇の中間違えてしまい、崖のどん詰まりでスキーが使えずツボ足で崖を乗り越えて無事北面台地に這い上がる.

北面台地でうっすら明るくなるが濃いガスで何も見えない,ブルー、、、、、
1350mで賽の河原を横断してほぼ水平に1400mの北面ルンゼのボトムを目指す.

1400mから沢状地形に入り北尾根を目指す.一昨日の雨で全層雪崩跡が多かった.逆に今日は落ち切って安全だろう.

北尾根のし尾根に取付高度を1700mほどまで上げるとようやくガスが晴れて来た.
焼山が噴煙を上げている.火打がそびえ立っている.樹氷が、、、神懸かりな景色が現れた.

すんばらしい、生きてて良かった.山スキー続けていて良かった.心底思った.
2000mで北尾根主稜線に合流して後は火打を目指すのみ,右手には焼山の大展望,これを待っていた.

北尾根は風が強くて寒かったが登りやすい尾根で快適に高度を上げる.火打がドンドン近づいて来る.もうすぐだ.山頂手前で妙高山がドドーン、さあゴールだ.

貸し切りの山頂で記念写真、風も弱まり穏やかだ.大展望を満喫したらさあ北面ルンゼへやはり北面はパウダーがたっぷりつまっていた.

粉を巻き上げながらガンガン落ちて行く,どこまでも粉だ.すんばらしい、二人で写真を撮りながら快適に落ちて行く.あっという間に1400mボトムに来て振り返るとウーンマンダム!今日も出てしまった.

後は北面台地を消化試合、あっという間に九十九折林道へ笹倉温泉まで快適に滑って行った.

しめて12時間半、今日も完全燃焼.

2.30  450m  笹倉温泉発
3.30  750m  九十九折り林道終点
4.35  1000m  アマナ平
6.30  1235m  焼山北面台地
8.04  1350m  賽の河原横断
8.39  1400m  北面ルンゼ基部
10.41  2000m  火打北尾根主稜線
12.26  2461m 火打山頂
12.50  2461m 火打山頂発
13.35  1400m 北面ルンゼ基部
14.20  1000m アマナ平
15.00  450m 笹倉温泉

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35白山三山周回(別山−御前峰−釈迦岳) 2016.3.16

今日はBig Dayにしなくては、記録に挑戦だ.誰も思い付かないだろう白峰起点の別山-白山-釈迦岳経由のロングコース、体力だけではこのコースは無理だ.コースの読み、スキー技術、天候の読み、気力、体力を必要とする総合格闘技だ.深夜0時に白峰を出て17時間半後の夕方5時半にゴールした.さぶお疲れ様!!

0.00  505m 白峰ゲート発
1.02  830m 市ノ瀬着
1.12  830m 市ノ瀬発
5.30  1895m チブリ小屋
7.36  2399m 別山着
7.54  2399m 別山発
10.00  2070m 南竜
11.20  2440m 室堂
12.10  2702m 白山山頂
12.25  2702m 白山山頂発
13.18  1800m 湯ノ谷登り返し
14.41  2050m 白山釈迦岳
15.34  1120m 林道
16.32  830m 市ノ瀬
17.30  505m 白峰ゲート着

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34白山東面台地周回 2016.3.13

この時期に白山東面台地に出掛けた事は無い.今年は雪不足だから大丈夫だろう.問題はどこまでチャリが使えるか?今日も深夜11時に自宅を出て1時平瀬ゲート発の待ち合わせに間に合う様に高速を飛ばす.車中おにぎりを食べながら運転、深夜0時過ぎに平瀬に着いた.既に大魔人は着いていた.

0時半にチャリにまたがり林道を漕ぐ.すぐに最初のデブリで押し歩き、その後もデブリの度に押し歩き、何度押し歩きがあるのだろうか.ただ融雪は進み林道も端っこはチャリを漕げるので結構チャリは使える.間名古谷出合まで林道の8割弱はチャリに乗れた.ここまでで林道の半分7km弱、もう楽勝だろう.

今日は展望尾根から中宮道に合流して白山を目指し帰りは東面台地を滑って間名古谷出合に周回するハードコースだ.展望尾根はどこから登り上げるか、色々案はあったが現地判断で林道1040mから取り付く事にする.暗闇の中尾根のブナの原生林をひたすら登って行く.

この尾根は白山の大展望台朝焼けに染まる白山の写真を取るには最高の尾根だ.今日は時間は完璧だが果たして朝焼けに染まる白山が見えるかどうか?尾根は雪は十分でとても歩きやすい尾根だ.少しペースは早過ぎてちと残然だが標高1800mを越えた辺りで薄明るくなって来た.6時過ぎ乗鞍岳から朝日が上がった.すんばらしい、今日も来て良かった.

2050mポコから少し下ってトラバースをかけて中宮道に合流した。正面には白山連山がドーン、中宮道をガシガシ登って行く.2349mポコでシールを剥いでお花松原に滑り込む.ここから翠が池に向けて登って行く.翠が池はこの時期雪原になっていた.さあラスト御前峰を目指すのみ、御前峰肩に着くと室堂側から単独行が登って来た.

さあ奥社が見えた.平瀬を出て10時間を越えていた.ゴール.奥社でお参りして、さあ東面台地に滑り込もう.山頂から氷化したカリカリ斜面は慎重に滑る.剣が峰との鞍部に来てさあ東面台地へ、カリカリとモナカはさすがに手強いがどんな雪質でも滑れてこそ山スキーヤー。無事に東面台地に降り立つ.高曇りで気温は低いので雪は生きている.

お次ぎはコブラツリーにご挨拶.東面台地の御神木です.今日も会いに来たよ、無事再会を果たして後は一気に林道まで滑り込んだ.林道からはスキーで滑って行くが至る所で流水で雪は途切れている.途切れた場所も板は履いたまま必殺ロボット歩きで板を傷つけない様に歩く.さあ 間名古谷出合だ。チャリが見えた.ここからチャリにまたがり帰りも何度も押し歩きをして平瀬のゲートにたどり着いた.

〆て13時間半、今日も完全燃焼でした.

0.30  630m  平瀬ゲート発
2.07  1000m  間名古谷出合
2.22  1040m  白山東面展望取付
5.46  1891m  展望尾根1891m
6.29  2050m  展望尾根2050m
7.39  2180m  中宮道合流
10.02  2550m  翠が池
10.41  2702m  白山山頂
11.03  2702m  白山山頂発
11.27 1900m  コブラツリー
12.03 1250m  林道橋合流
13.10  1000m  間名古谷出合自転車デポ
13.58  630m  平瀬ゲート

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33天狗原山 2016.3.9

天気が良ければ新たな山の開拓に出掛けるつもりだったが生憎の天候.予想通り雨からみぞれ、湿雪と山スキーには不向きの天候だった.

水曜の相棒さぶと深夜2時半小谷温泉発で天狗原山に急遽変更.晴れれば最高のこの山も今日は試練の一日となった.この山も今年は雪不足で雪解けは早い、ミゾレの中小谷温泉を出た.林道は除雪されていたのでスキーを担いで行く.しばらくでショートカットしようと斜面に取り付くが雪が切れているじゃないですか、30分ほどロスしてまた林道に降りた.

栃の樹亭分岐を右折して天狗原方面にここからの積雪は例年よりは少ないがまずまずで問題なく南西尾根に登り上げる.しかしミゾレでシールは濡れて標高が上がると頑固なダンゴになる.さぶと二人でダンゴ兄弟だ.何度ダンゴを取ってもすぐに付いて来る.激ラッセルより訳が悪い.湿雪は板だけでなくウェアーにも纏わり付き濡れてびしょびしょ、ただ貸し切りのブナ林だから許せる.

モンスター地帯は厳冬期は美しいがこの時期はただの森だ.複雑なコースをうまくルートを伸ばしてラスト天狗の登りだ.視界も無くダンゴに耐えただひたすらピークを目指すのみ。7時間半かけてようやく山頂に.視界が無いから周回コースも無理だ.来た道をピストンするだけ.

山頂からガリガリ上新雪を耐えて滑り降りて行く.あっという間に林道まで下りて栃の樹亭に登り返して帰りは明るいので林道をカットして小谷温泉に出た.まあ今日も貸し切り体力作り、自宅でまったりするくらいなら山に向かう.この山域も雪は少ない.今年は4月前半でシーズンは終わる事になるのか.

2.40  850m 小谷.山田温泉発
3.47  980m 栃の樹亭分岐
4.27  1055m 林道・小谷−妙高線1055m
5.50  1300m 天狗原南西尾根稜線上
7.02  1500m 夏道合流部平坦地
7.38  1645m 雪庇部分
8.18  1800m 巨大モンスター地帯
10.07 2197m 天狗原山着
10.27 2197m 天狗原山発
11.14  1500m 夏道合流部平坦地
11.45  1055m 林道・小谷−妙高線1055m
12.40  850m 小谷.山田温泉

32大日岳 2016.3.6

今日も深夜23時半に自宅を出て立山町に向かった.深夜2時立山道路ゲート発と約束してある.早めに着いたので1時半発となった.雪は少ないゲート脇に積雪はほとんど無い、この時期こんな少ないのは初めてだ.

大魔人と二人でガシガシチャリを漕いで行く.人津谷出合も積雪20cm、あり得ない少なさだ.3.7kmチャリを漕いで立山有料道路分岐に来た.ここから称名滝方面は除雪されていないのでここでチャリをデポしてスキーで歩き出す.徐々に雪は増えて行く.称名滝遊歩道まで来ると60cmくらいはあるだろうか?

暗闇の中悪城の壁からドーンと言う雪崩の音が響いた.心臓に悪い,称名遊歩道夏道分岐から先を進んで沢伝いに牛首コルに登り上げる作戦だ.しかし沢には水が流れていて思う様にルートは取れなかった.右往左往しながら何とか牛首を目指す.ただ雪崩には最警戒だ.今日は気温が高い,至る所昨日の雪崩だらけだった.

際どい沢の横断や急なデロデロ急斜面をこなしてようやく安全地帯の牛首に這い上がる.ここからは夏道を外れて左の沢を無駄無く詰めて行く.真っ白な台地に着くとようやく薄明るくなって来た.今日は素晴らしい日になるだろう.完璧にルートを読んで大日岳を目指す.

大日平山荘を過ぎて正面の大きな沢を詰めて大日小屋のコルを目指す.高度が上がると弥陀が原が眼下に広がる.素晴らしい景色である.今日も来て良かった.弥陀が原も除雪が進んでいるようだった.大日小屋のコルが近づくと爆風となる.追い風だったので急登も楽に上がれた.ただコルから大日岳までは体ごと持って行かれる様な爆風が吹き荒れていた.

剱岳も雪煙でボンヤリだった.今日も甘くなかった.何とかピークを踏んで風を避けるために少し下った.ようやくシールを剥げそうだ.早く地獄から脱出したい.板を履けばもう恐いものは無い,急なクラスト斜面をジャンプターンを織り交ぜながらガンガン下って行く.素晴らしいロケーションです.あっという間に大日平まで下って振り返るとこれこそ大日岳が ウーン マンダムだった.

さてあとは一気に行くか、牛首まであっという間、暗闇で苦労した牛首までの急登も帰りは楽勝であっという間に遊歩道へ,ここから林道をスキーを走らせチャリデポに着けばもうダウンヒルを楽しむだけ.10時半過ぎには立山町ゲートに着いた。

早く降りたので今日も帰ったら善光寺に行ったらと大魔人に薦めておいた.今シーズンも大日岳は楽しめました.

1.30  480m  立山 藤橋ゲート発
2.00  660m  立山道路分岐チャリデポ
3.39  1050m  称名滝遊歩道
5.02 1430m 牛ノ首
6.13 1750m 大日平山荘
8.10 2501m 大日岳山頂
8.39 2501m 大日岳山頂発
9.12 1750m 大日平山荘
9.32 1430m 牛ノ首
10.00 1050m  称名滝遊歩道
10.23 660m  立山道路分岐チャリデポ
10.38 480m  立山 藤橋ゲート着

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31僧ヶ岳 魚津別又コース 2016.3.2

激しい一日だった.深夜0時に起きてさぶとの待ち合わせの魚津片貝へ向かう.ここ数日の降雪で雪は多い,今日はスーパーファットで片貝から僧ヶ岳に挑戦.この山スキーコースを開拓したのももう随分昔、出だしの標高が低いので賞味期限は厳冬期のみだが今日は激ラッセル予想なので大丈夫だろう.

片貝集落からの林道は除雪されていなくて集落から歩き出す.尾根の取付はどこからにしようか迷ったが導水管が完成したのでここから行ってみようか、急な階段横スキーでガシガシ登る.さすがに途中からつぼ足ラッセル、斜度が緩めばまたスキーで登り無事上部林道に到着した.

高度が上がるにつれ雪は深くなる.振り返れば魚津の夜景がきれいだ.このコースはルート取りが全てでうまく行けば帰りのシール登り返しは無い.尾根の右左と微妙な巻きを繰り返す.これで帰りも楽勝だ.

天候は悪くて雪が降り続いている.成谷山からの稜線に出ると風とホワイトアウトでかなり厳しくなる.ただ地獄ゴーグル、地獄ダウンに身を固めGPSがある以上敗退はあり得ない.稜線は雪庇が激しい,おまけに右にも左にも出るから厄介だ.視界は10mほど僕が先頭でルートを伸ばす.さぶはかなりビビリが入るが大丈夫付いて来なさい。

視界があれば稜線も巻きを入れれるが今日は何も見えないので巻けない.おかげでアップダウンは多くなる.GPSだけを頼りに少しずつピークに近づく。さあゴールだ.風は強いので急いでシールを剥ぐ.帰りは登りよりも厳しい.慎重に行く.

ホワイトアウトの稜線は雪庇の踏み抜きは要注意だ.トレースはほぼ消えていて大変だったが、何とか下りて行く.稜線を下り成谷山に近づくとようやくガスの下となり視界が出て来た.成谷山からは激パウだったが調子に乗り過ぎてルートを外れる。大ちょんぼ、シールで正規ルートに登り返す.

正規ルートに戻ってからは片貝集落まで一気に下った.12時間40分の激闘だった.

1.40 240m 片貝集落(別又谷林道)発
2.27 330m 導水管尾根取り付き
4.20 735m 地図上735
5.26 1019m 地図上1019
8.33 1600m 成谷山
10.19 1855m 僧ヶ岳
10.30 1855m 僧ヶ岳発
11.49 1600m 成谷山
13.32 735m 地図上735
14.20 240m 片貝集落(別又谷林道)

30奥原谷 大白水谷敗退 2016.2.28

今日は前日になって日曜が晴れマークときた.これは新たなルート開拓に行かなければと大魔人と二人で危険なかおりが漂う奥原谷に出掛けた.この谷を詰めて奥三方岳北尾根に乗っかりそのまま山頂を目指そうと言う冒険ルートである.

またもや寝不足を物ともせず深夜11時半に自宅を出て野谷橋深夜2時発の約束に車を飛ばす.危険な香りのするこの谷は深夜日が出る前に突破しなければ安心出来ない.今日も30分のフライイングで1時半に野谷橋を出た.

野谷橋から林道終点の大白水谷出合まで6kmの歩きであった.新雪がキュッキュツと心地良い、大白水谷出合で予想通り最初の徒渉.今日は徒渉が何度あるか分からないので頑丈な30Lの完全防水スタップバックを持って来ている。無事徒渉して奥原谷に入った.しばらくズンズン歩いてカーブを曲がるとガーーン、激しい沢の流れしかも両岸は崖でとても進めない、暗闇の中頭をひねったがどうもこうもいかない,今年は雪不足でデブリが少なく谷が埋まり切らないのである.

遥か北尾根、時間はまだ四時このまま帰る訳にはいかないので戻って大白水谷から間名古の頭を目指そうと言う事にした。この谷は過去に何度か入っていて地形も熟知している.ここなら沢は埋っているはずだ.いそいそ引き返して大白水谷に入った.右岸を進んで行くが例年なら谷は埋まり切っているがどこまで行っても埋まらず際どいヘツリの連続.

下を見れば谷底に激しい水の流れ落ちたらただじゃ済まない.早く谷が埋まらないかとズンズン行くが一向に埋まる気配がなくついにデカイ滝が出た.例年なら埋っている滝だが今年は全部出ている.右岸も左岸もとても巻ける様な状況ではない.これも敗退だ.どうする大魔人、尾根に這い上がって間名古の頭を目指すと言う選択肢もあったが時間をロスし過ぎて多分上部で激しい下駄になる事は予想出来た。おまけに今日は不吉な予感がするから止めとこうと言うことで決着.

そう決まれば逃げ足は速い、シールを剥いで一気に大白水谷右岸をへつり滑降、帰りの徒渉点は板のまま渡り切りあっという間に野谷橋まで滑り込んだ.

それでも今日も6時間を越す暗闇のスリリングな冒険であった.僕も大魔人もたまには家族サービスをしなければと急いで帰宅した.

29厳冬白山 2016.2.24

厳冬期も残すところ今週一杯、予報は悪かったが修行しに行こうとスズケン、さぶの三人で白峰から降雪直後の白山を目指す事にした。自宅を出たのは午後10時半、白峰0時発の約束である.0時前には皆着いて予定通り出発.片道16kmのなるい林道歩きを修行と言わないで何と言おう.

雪不足のため林道は所々切れておりその都度板を脱がなければならないので難儀だ.雪が多いほうがどんなに楽だろう.百万貫まで1時間半、市ノ瀬まで3時間疲れた.早くも小指が痛くて辛い.市ノ瀬で大休止ここから斜度は増しさらにチビラッセルは続く。さぶは絶好調、スズケンも相変わらず元気一杯、おじさんは痛い足を引きずって気合いのみで頑張って付いて行く.

別当出合まで5時間半、もうお腹一杯です.それにしても今日は寒い日です.ここで早くも地獄ダウンに身をまとう.雪は豊富で中飯場までガンガン登って行く.空は何となく青空っぽい、山は行かなきゃ分からない.甚ノ助手前から快晴になって来た.修行改め天国気分.今日も来て良かった.

甚ノ助からエコーラインに登り上げると純白の白山がドーーーーン、素晴らしい.室堂手前から氷化+氷斜面が出て来た.室堂の大鳥居は半分出ていてやはり今年は雪不足、室堂から山頂までが難儀だった.氷の斜面をクトーを効かせて根性の登り、スリップしたら瞬時にウィペットしかない。

さあ山頂が見えた.YSHR、さぶ、スズケンの順にゴール.奥社でお参りをしてシールを剥ぐ.今日も山頂から氷の斜面をエントリー、転けたら室堂まで真っ逆さまだ.まず僕がエントリー、スズケン二番手、三番手のさぶまさかの転倒、若さが出た、ヤバイ、ウイペットで何とか止めた.見ててハラハラです.

さあ室堂まで下りて、あとは観光新道下大斜面にエントリー時折ガスが出て、スズケン酔いそうだと言うがこんなのまだ全然ヤバくない.下部に下りるにつれ雪が腐って来た。斜面を滑っていていきなりストップスノー、派手に一回転前転した。別当出合に着いてここでデポを回収してあとは白峰までまた16kmの根性の歩き.しめて16時間弱の完全燃焼でした.

この修行あと何年出来るだろうか.

0.00 510m 白峰ゲート発
1.24 640m 百万貫岩
3.00 830m 市ノ瀬
5.30 1240m 別当出合
6.43 1500m 中飯場
8.32 1970m 甚ノ助ヒュッテ
10.00 2320m エコーライン稜線
10.27 2470m 室堂
11.20 2702m 白山山頂
11.48 2702m 白山山頂発
13.10 1240m 別当出合
13.35 830m 市ノ瀬
15.50 510m 白峰ゲート

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28フスブリ山 2016.2.21

今日はフスブリ山に新ルートを開拓した。北野を起点にすれば横前倉、風吹岳、フスブリ山へのアプローチが容易になる.以前北野から南俣沢を経由して登り返しのないすっきりコース(赤)を開拓したが今日はまた登り返しのない別ルート(青)を開拓した。

山スキーは滑りを楽しむだけではなく色々新ルートを開拓する楽しみがある.如何に無駄なく帰りに登り返しのないルートを開拓するか、誰も思い付かない様な新しいルートが開拓出来た時の喜びはマンダムである.

今日のルートもこれしかないだろうと言うマニヤックなものだった.うまくルートが取れたので帰りは休憩を入れても1時間チョイで北野に戻って来れた.今日は出だしは雨でブルーマウンテンであったが直に雨は雪に変わり今日も大満足の一日になった.晴れでも雪でも雨でもやはり行かないよりは行ったほうが思い出作り体力作りになる.

3.25 700m 北野集落(除雪終了地点)
6.04 1300m 1300m平坦地
8.09 1600m 1600m鞍部
9.55 1944m フスブリ山
10.22 1944m フスブリ山発
11.47 700m 北野集落

27鍬崎山 2016.2.17

富山の代表的な3000mクラスと言えば立山、剱岳、薬師岳である。剱岳は条例規制で厳冬期ワンディは出来ないが立山、薬師は既に完了.2000mクラスの代表格と言えば鍬崎山、駒ヶ岳、大明神山だが今シーズンこの三山を厳冬期ワンディしようと考えていた.今日は最後に残った鍬崎山に挑戦した.

深夜0時過ぎ自宅を出て朝3時粟巣野スキー場発とさぶと約束していた.2時半過ぎに着いてさぶに連絡すると寝過ごして到着が3時前になると言う.さぶの到着を待ってお先にスタート、無圧雪のスキー場をラッセル開始.1週間ぶりだからガンガン行くよ.スキー場中腹でさぶも追いつき激しく雪降る中高度を上げる.

ここ数日ドカンと降ったが雨の後湿雪が降り続いているので雪の結合は良いだろう。思惑通り雪崩の気配は全くなかった.スキー場から貯水池に着いてここから尾根を激ラッセルする.今日はヘルベントが正解であった.

さぶと交代で激ラッセルを回す.大品山まで3時間、ようやく薄明るくなって来た.ここから100mの下りで鞍部にこの先さらにラッセルはきつくなるが問題ない.ラッセルが辛いほど帰りは天国となる.ポコを完璧に巻きながらいよいよ難所の独標、ここは右からでも左からでも巻けるが今日は視界が悪く危険なので直登する.独標はツボ足で行くしかなかった.

独標から少し下っていよいよ最終アタック態勢、相変わらず雪は降り続き横殴りの風も吹き、プチ地獄だが、地獄ゴーグル、地獄ダウン、地獄キャップで暑いくらい、もっと強い風が吹いて欲しかった.

さあ山頂です.ゴーール.今日も無事登頂、さぶと記念写真を撮ったらさて激パウですか.どこまでも激パウで落ちて行く.あっという間に大品山手前の鞍部に、あっという間ですね.大品山からの下りも底無し激パウだった.今日も頑張って良かった.あっという間にスキー場に下りてラストランで駐車場にゴール.車の屋根には20cmほど雪が積もっていた.

僕はこれで終わりだがさぶは急いで帰って荷をもう一度まとめて深夜0時発で爺が岳に名人と再挑戦すると言う.若いって素晴らしい.今日も完全燃焼でした.

3.00 570m 粟巣野集落発
3.46 830m リフト終点
4.28 1000m 貯水池横尾根取り付き
6.11 1420m 大品山山頂
6.31 1330m 大品山下り鞍部
8.55 1765m  独標
10.17 2089m 鍬崎山
10.34 2089m 鍬崎山発
11.59 1330m 大品山下り鞍部
12.38 1420m 大品山山頂
13.08 1000m 貯水池横尾根取り付き
13.19 830m リフト終点
13.23 610m 粟巣野スキー場駐車場

26乗鞍岳 岩井谷敗退 2016.2.11

今日は激ラッセル覚悟で岩井谷集落から兄ちゃん、名人の三人で乗鞍岳を目指した.このコース長い長い林道と複雑な地形、穴だらけの沢の登高、2000mを超す標高差などBig Dayにふさわしい過激なコースである.朝1時にちろり庵を出て待ち合わせの岩井谷集落へ向かう.1時半には皆揃い、20分のフライイングでスタート.ここ数日のドカ雪でいきなり林道から厳しいラッセル.三人交代で回す.

気が遠くなる様な長い林道ラッセルを三時間かけてようやくこなして岩魚見小屋に着いた。ここで大休止、氷点下20度の極寒の世界だった.しかしまだ試練の序章に過ぎなかったしばらくで林道を離れて岩井谷方面目向かう.複雑な地形を帰りの登り返しが無いようにルート工作する.岩井谷までの複雑な地形は僕が主に工作した.

岩井谷に入ってラッセルは一層過激になる。ポンやヘルベントでも膝から膝上当たり前だった.おまけに至る所沢に穴が開いていて落ちればただでは済まない.今日はなんて難儀だろう.時間は刻々と過ぎて行く.この分だと山頂まで12時間はかかると思った.帰りは夕方だろう.

標高2300m付近で僕が先頭を変わりラッセルを始めた.僕がラッセルしている間に仲間には休憩エネルギー補給と伝えた.歩いてしばらくでいきなり左岸の斜面が幅80m、高さ30m、破断面60cmで雪崩れた.ワーッと僕は叫んで雪崩に巻き込まれた.辛うじて首だけは雪面に出たが全く身動き出来ない.

すぐに仲間が駆けつけてくれた.山は恐い、単独でなくて良かった.まずは写真を、こんな写真滅多に撮れないからと写真を頼んで、ショベルで掻き出してもらった.スーパーファットの板は埋もれると全く足は動かせない.最後はシャベルで自分の足を掻き出して脱出した.

今日はヤバイこの先同じ地形がずっと続く敗退だな.折角だからすぐ先の曲がり角で乗鞍の写真を撮って帰ろうと思った.三人で歩き始めた途端今度は幅100m、高さ30mのさらに大きな雪崩がまた起きた.誰も巻き込まれなかったがもう帰るしか無い.すぐにシールを剥いで一目散にUターン、気温が高くなるともっと危なくなる.

逃げ足は速い.無事林道まで滑って安堵した.気温が上がり新雪が解け板にはダンゴが付き始めた.多分雪崩が無くてもあの先はダンゴとの闘いでかなり厳しいものだったろう.

今シーズン初敗退だが、これも勉強,生きた経験である.一つ一つの積み重ねが安全に繋がる.

1.40 1070m 岩井谷集落林道発
4.45 1630m 岩魚見小屋
6.55 1850m 林道から岩井谷へ
10.17 2350m 乗鞍 雪崩敗退
10.35 2350m 乗鞍 雪崩敗退地点発
12.05 1630m 岩魚見小屋
12.50 1070m 岩井谷集落

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25大崩山北面 2016.2.10

今日はさぶと平湯キャンプ場から大崩山北面の激パウを楽しんだ.今日は日月快晴の後のドカ雪とあって雪崩に最警戒する山行となった.前夜平湯入りしたがずっと激しい雪が降り続いていた.朝4時平湯出発と約束してある.スキー場近くに駐車してキャンプ場経由で北東尾根に取り付く下部は痩せ尾根で苦労するので尾根を回り込んで1900m付近で尾根に取り付く様にする.

尾根は踏み込むと亀裂がバシバシ入る.数度雪崩れてさぶはビビリが入るが敗退するか進むか?敗退は楽だがさぶは初めての経験でこのような雪も体験してこそ総合力が着くと言うものだ.安全第一で僕が指示を出してルート工作する事にした。危険地帯の回避、雪面に刺激を与えない忍者歩き雪崩れた時の対処法など事細かく説明しながらルートを伸ばす.

北西尾根との合流点までは気は抜けなかったが合流点まで来ればもう安全地帯だ.荒れ狂う天候であったが無事ピークを踏むと雷鳥が一羽遊んでいた.記念写真を撮りさあ帰ろう.ここからが核心で無事に平湯に戻らなければ.

僕が先頭で安全コースをガンガン激パウしてあっという間に平湯に到着.下山後さぶと中尾温泉ちろり庵に宿泊してまったり露天風呂三昧.今日も大満足でした.

4.00 1300m 平湯スキー場駐車場発
6.26 1700m 大崩山北東尾根1700m
8.05 2000m 大崩山北東尾根2000m
10.19 2400m 北西-北東尾根ジャンクション
10.45 2520m 大崩山山頂着
11.15 2520m 大崩山山頂発
11.43 2000m 大崩山北東尾根2000m
12.14 1300m 平湯スキー場駐車場着

24槍ヶ岳 2016.2.7

今日は過去の厳冬期槍ヶ岳山行で一番の激パウだった.実は今日は槍ヶ岳の予定は無くてショウガ山を大魔人と新ルートで開拓する予定だった.昨日午後天気予報を何気なく見ていると槍ヶ岳は快晴になるじゃないですか、これは行くしかない.すぐに大魔人、名人にラインして深夜1時に新穂発槍ワンディと連絡した.

急遽皆予定をキャンセルしてこれに標準を合わせた.僕も昼休みに自宅へ戻りポンのワックス掛けをして槍仕様の道具を揃えてスタンバイした。夜6時仕事を終えて今日も寝ている場合ではない,22時半に自宅を出て一路新穂へ向かう.深夜0時過ぎに着くと名人はもう来ていた.先にラッセルしておいてくれとスタート、僕と大魔人は15分遅れでスタート.

林道は穂高平までトレースはあったが以後は不明瞭になり白出からは消えた.白出沢を少し進んで河原に下りる.今日も完璧にルート工作する.谷では猛烈なデブリが出ていた.滝谷まで進んでここから少し行くともう沢は完全に雪で埋っていた.それにしても眠いし寒い.今日も歩きながら寝る事にした。皆先にドンドン進んで行くが僕はマイペースだ.

槍平冬期小屋に着いて中に潜り込んだ.もちろん人はいるはずもない.小屋の中で極寒態勢だ.ダウンを着込んで外に出た.飛騨沢はラッセルだ.辛いほど帰りは激パウになる.2500mを過ぎるとようやく薄明るくなって来た.それにしても寒い、足が手が、、、、ペースを上げれば何とか暖かくなる.名人と大魔人は先をドンドン進むが僕は写真に夢中だ.

昨日の降雪でずっとパウダーが残っているので飛騨沢までスキーで楽勝.さらに肩の小屋まで板で歩き通した.正面には槍がドーーーン。素晴らしい予定変更して良かった.やはりショウガ山に行っている場合ではなかった.肩の小屋で板をデポしてアイゼンを履いてさあ穂先を目指そう.ガシガシ岩と氷のミックスを登り上げさあ山頂だ.

ゴーール.僕たちは日本一の幸せ者です.互いに記念写真を撮り合いマッタリ時を過ごす.さあ下山だ.慎重に下りて肩の小屋まで、ここで板を履いて一気に飛騨沢を滑ろう.ホオオオー素晴らしい激パウだ.ガンガンパウしながら交代で前後しながら写真を撮り合う.槍平までわずか24分でした.

槍平からも河原コースでパウを楽しみます.下部に行けばガリの上に新雪が乗る条件だったがあっという間に白出手前まで滑り込んだ.ここでシールを付けて白出登り返し.白出からは林道ボブスレー、12時半には新穂に到着.今日も12時間の完全燃焼でした.

やる時は全てに優先して山に行かなければ幸運には巡り会うことは出来ない.やる時はやる、行くしかない!!

0.30 1110m 新穂高発
2.34 1540m  白出沢
4.06 1750m 滝谷
4.57 1990m 槍平小屋
5.20  1990m 槍平小屋発
8.19  3010m 飛騨乗り越し
8.40  3100m  槍ガ岳山荘着
9.30  3180m 槍ガ岳山頂
9.40  3180m 槍ガ岳山頂発
10.10  3100m  槍ガ岳山荘発
10.18  3010m 飛騨乗り越し
10.34 1990m 槍平着
12.10 1540m 白出小屋着
12.33 1110m 新穂高着

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23越中駒ヶ岳 2016.2.3

今日は Big Day 記録を作るしか無い,厳冬期越中駒ヶ岳ワンディだ.厳冬期僧ヶ岳もレベルはかなり高いが越駒はさらに難易度は高い,僧ヶ岳から続く稜線は東側は巨大な雪庇が出来、西側は氷化したシュカブラが連続する。スリップすれば谷底真っ逆さまである.アップダウンや厳しい岩陵帯も立ちはだかり全く気が抜けない.

今日は深夜11時に自宅を出て宇奈月温泉へ向かった.深夜0時半スタートと約束してある.0時過ぎに着くとすでに白馬のさぶ、越中のスズケンは既に着いていた.皆寝ている場合ではない.行くしかない.

深夜0時半に宇奈月町の駐車場を出た.まずはスキー場までガシガシ登って行く.今日はガリの上に新雪が20−30cmのっていてパウダースキーが楽しめる.快適に無圧雪のスキー場を登り上げしばらくで尾根の取付に着いた。町の灯りがとてもきれいだ.

空にはお月様と星空、放射冷却で寒い.どれだけ登っても暗闇の中だ.高度を上げるとラッセルもきつくなるが寒いのでちょうど良い.眼下には黒部、魚津の夜景が素敵だ.こんな深夜に山にいる僕たちは物好きだが日本一の幸せ者でもある.

標高1700mを越え僧ヶ岳が見えて来た.ようやく薄明るくなって来た.早く日が出ないか、寒い寒過ぎだ.7時過ぎようやく後立山の不帰辺りから太陽が昇った.嬉しい太陽が一杯だ.日本海には影僧ヶ岳が写っている.素晴らしい,やはり僕たちは日本一の幸せ者である.

僧ヶ岳手前のモンスター群、スズケンがモンスターを調教すると跨がった.やるなスズケン,さあ僧ヶ岳山頂だ.さぶもスズケンも初僧ヶ岳だ.何と言う運の良い人たちだ.大展望を楽しんだらさて駒ヶ岳ですね.これが本命なのです.僧ヶ岳から一気に鞍部まで滑り込んだ.

鞍部でシールを付け氷化斜面を登って行く.雪庇には要注意だ。この稜線まともに季節風を受けるのでカチカチ+シュカブラだらけで歩きにくい,スリップしない様に慎重に行く.北駒ヶ岳を越えると大きく下り,目の前には絶望的な壁が立ちはだかる.どうして突破しようか.弱点を探り40度近い急斜面を僕が先頭でルート工作,かなり際どい登りになる.アイゼンで行くか迷ったがスキーのまま突破した.二番手のさぶは案の定スリップして滑落、すぐ止まると思ったが止まらない.50m以上落ちて腰まで雪に埋って何とか立ち上がった.

僕は辛うじて難所をスキーで登り上げスズケン、さぶはアイゼンで続いた.難所の先には駒ヶ岳本峰がようやく見えた.僕が最初に登頂剱岳の展望に酔っていたが後続が来る頃ガスで見えなくなった.残念でした.

山頂で記念写真を撮りさあ帰りましょう.絶対転倒出来ない際どいシュカブラ氷化斜面の連続だった.アップダウンをうまくこなして鞍部へさあ後は僧ヶ岳に登り返せば後はパウダーが待っている.

登り返してシールを剥いだら後は一気にノンストップで宇奈月温泉を目指す.長い尾根もスキーがあれば楽勝である.1時間少々で無事車に着いて12時間の完全燃焼は幕を閉じた.

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22黒負山 2016.1.31

予想通り黒負山は素晴らしい山だった.黒負山を知る人は余程の通だろう.残雪期の記録はあるが厳冬期に山スキーでワンディした記録は多分無い、この山の北東尾根は取付から山頂まで標高差で1500m、山スキーのために出来た様な尾根だと思っていた.うまくルート工作すれば取付まで登り返し無く豪快なスキーが楽しめる.

仲間たちを唸らしてやろうと今日は大魔人、名人、スズケンを誘って四人で挑戦した.誰もこの山を知っている者はいなかった.深夜11時半に自宅を出て待ち合わせの木地屋へと高速を走らせる.出発は深夜2時半と伝えてある.

1時半頃に木地屋に着くと既に全員集合していた.皆気合い入れまくりだ.準備ができた順に木地屋を出て林道を大所川横断の橋まで突き進む.4kmの林道である.僕が最後尾2時に出たが’、皆早い早い,全く追いつく気配は無かった.

林道は標高差が50mほどでほぼ水平だが先日の雨で所々雪崩れて固いデブリが嫌らしい,滑れば大所川まで真っ逆さまである.暗くて良かった.随分ハイペースで1時間半弱でようやく大所川を渡る橋に来た.ようやく尾根取付ここから山頂まで標高差1500mのラッセルとなる.

名人は先日の大明神で本気で活を入れられ今日は見違える様に変身を遂げていた.先頭でガンガンラッセルして行く。ようやく目が覚めたか、完全復活するだろうか?まだ分からない.大魔人、スズケンもハイペースで僕は最後尾から様子伺いである.

標高1200mから1300mは複雑な地形でここのルート工作が核心部分となる.ここさえうまくこなせば帰りも楽勝だ.今日のメンバーでうまくルート工作出来そうなのは大魔人だけだろう.スズケンには荷が重いし名人はまだ勘が戻ってないだろう.ここは僕が先頭でルート工作をする事にした。

うまく薮をかわしながらほぼ完璧に巻いて1300m地点に着いてもう残り標高差700mアップダウンは無い.高度が上がると徐々にガスが晴れ青空が出て来た.予想通りだ.素晴らしい景色です.今日も来て良かった.標高1800m辺りから向かい風が厳しくなりたまらず全員地獄ゴーグルを装着した.もう大丈夫だ.さあ山頂がドンドン近づいて来る.

キター山頂だ.山頂からは五輪山がひと際大きく見えた.栂海新道も良く見えた.さあ ピークだよ全員集合.記念写真を撮ったら豪快なパウダースキーを雄叫びをあげて滑るだけ.素晴らしい,板は良く走った.核心部分のトラバースも快適に滑ってあっという間に大所川まで滑り込んだ.

ウーンマンダム、今日も大満足でした.後は林道を木地屋まで飛ばすだけ.帰りは半分シールで半分は滑りだった.林道を走ってようやく木地屋の車が見えた.

9時間チョイの完全燃焼だった.この山僕のお気に入りとして加える事にしよう.

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21大明神山 2016.1.27

今日はさぶ、名人、スズケンの四人で大明神山を目指した.この山登山道は無く積雪期限定の山である.僧ヶ岳も大変だがこの山の厳冬期ワンディは並みでは成功しない,僧ヶ岳のワンランクいやツーランク上である.如何せんスタート地点からの標高差は1800m激ラッセルが待ち受ける.

さぶは風邪で体調不良、スズケンは年末の滑落で1ヶ月のリハビリを経てようやく復帰戦,名人は最近若手の台頭でポジションが無くなりつつあるが珍しく参戦希望のメールが来た.聞くと連れにドタキャンされ僕たちのパーティに加わりたいと言う事だった.僕たちは滑り止めか?と内心思っても昔からの仲間だから口に出しては行けない,大人の対応である.

さて片貝第二発電所ゲート深夜2時発と連絡してある.スズケンと名人は車中泊、僕とさぶは自宅発で僕は深夜1時過ぎに現地に着いた.急いで準備して1時半に先にスタートした.どうせラッセルですぐ追いつかれるから準備出来た者からスタートだ.

取付尾根まで6kmの林道歩きだ.気温は高めでラッセル+スーパーファットに湿雪がまとわりつくダブルパンチだ.四人交代でガンガン進む.皆体調はまずまずだ.

2時間以上かけようやく大明神山西尾根取付に来た.いつもは北東尾根を使うがもう飽きて新鮮な景色を見たかった.尾根に取り付いてすぐに激薮が始まる.それでも何とか尾根上に迫り上がるがここからが一層の激薮、もう絶望的な光景だ.皆前進不能状態、ならばと僕が薮をかき分け全身モンキーラッセルで高度を上げて行く.

いつまで続く薮地獄、いつかは道が開けるはずだ.標高差で200m程上がったらようやく薮が薄くなりトンネル出口に光が見えた.もう大丈夫だ.ここで僕はお役御免、スズケンと名人に先頭を譲る.もう尾根は疎林となり帰りの激パウが楽しみだ.

高度を上げれば今日も魚津平野と日本海は素晴らしい来て良かった.時折のぞく青空に気分もハイテンション、1800mを超えると氷化し始めて正面に大明神山がドーーーン、素晴らしいこの尾根の景色も中々です.風も強くなり気温も氷点下18度、先日の四ッ岳に比べればそよ風だ.さあ山頂がすぐだ.

ゴーール、今日も大満足です.本来正面には毛勝が見えるはずだが今日はガスで見えない.ここから毛勝はかなり難儀だ.一度単独でワンディしたがもういい、ここで十分です.

さあ山頂から激パウ頂きますか.尾根の北側のパウダーゾーンをガンガン攻める.いい雪です.皆大満足一気に高度を落とし800mくらいから激薮ゾーンに,ここをどう攻略するか腕の見せ所.僕を先頭に沢筋をガンガン高度を落とし、薮をカットした.帰りは楽だった.あっという間に林道まで落ちてもう暑過ぎです.

ここからは林道をガンガン滑って行きます.太陽は隠れ帰りの滑りもまずまずでした.さあ車が見えた.ゴール、11時間の完全燃焼でした.

1.30 290m 片貝第二発電所ゲート発
2.50 426m 片貝第四発電所手前分岐
3.40 550m 西尾根取付
7.13 1292m 地図上1292
9.14 1853m 地図上1853
10.03 2082m 大明神山山頂
10.25 2082m 大明神山山頂発
10.34 1853m 地図上1853
11.23 550m 西尾根取付
12.38 290m 片貝第二発電所ゲート

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20四ッ岳北面台地 2016.1.24

今日は今シーズン最強の寒気団が南下すると言うことでワクワクドキドキで山に出掛けた.今日のメンバーは大魔人、兄ちゃん、僕の最強メンバー三人でこのメンバーなら今日の様な天候でも北アルプスの高山は問題なく落とせるだろう.

地獄巡りと激パウ狙いに雪もたいそう増えただろう四ッ岳北面を狙いに行った.2週間前に挑戦した時は薮地獄だったが今日はさしずめ極寒地獄だろうか.深夜3時平湯キャンプ場発と約束してある.白鳥山の事故渋滞に懲りて今回は仕事が終わった後出掛ける事にした。

深夜平湯に到着、浜から兄ちゃんも既に到着していた.ちょいと酎ハイを飲んですぐに寝た.深夜雪が降り続いていた様で朝2時に起きてドアを開けたら雪がどさっと落ちて来た.間もなく大魔人も到着、予定通り3時には出発.

今日は寒かった。出発時点で氷点下10度くらいあっただろうか.大魔人を先頭にガンガンラッセルして行く.薮はもう埋まり快適に高度を上げることができた.前回は薮を避けてかなり大回りして徒渉点まで3時間かかったが、今回は1時間で行けた.ハイペースだ.

大滝川にはブリッジもあってポリはいらなかった.北面台地の登り上げも今回は楽だった.雪が多いと言う事はこんなに楽な事か.ラッセルは大変だが今日は皆ヘルベントで来ているから問題ない.三人交代でルートを伸ばす.兄ちゃんはスイッチが入って暴走列車の様にあっという間に先頭で見えなくなった.後続も楽じゃない.

雪は降り続き時折激しく風も吹く、寒過ぎで僕は休めない.休むと最後手足が冷えて大変なんだ.おじさんは冷え性だぞ.今日は雪崩に最警戒だ.踏み込むと亀裂が入り、急斜面では自然雪崩も発生している.もし今日敗退があるとすれば雪崩だろうか.

標高2300m辺りでもう寒過ぎ限界で皆地獄セットに身をまとう.地獄ゴーグル、ダウン、地獄キャップ、しかしここで問題がゴーグルのUSB充電器が寒過ぎてスイッチが入らない.この上地獄ゴーグル無しでは敗退必須だ.大魔人はホッカイロを袋に入れていたから大丈夫だった.僕と兄ちゃんは取り敢えず充電器を体に密着させしばらく歩きながら温める.30分程で暖まった様でようやくスイッチが入って事無きを得た.

三角岩から森林限界を越えいよいよ地獄の始まりである.ガスで視界は無く雪崩に最大限注意を払い高度を上げるが、通い慣れた四ッ岳でも大魔人が上部でルートを外した.これはおかしい、ルートを修正して仕切り直しで山頂を目指す.暴雨風雪も地獄装備があれば問題ない.

さあ山頂が見えた.無事ゴールだ.風が強いので少し高度を落として風下でシールを外す事にした。板を履けばもう何も恐くない.後はただ激パウを楽しむだけ.ガンガン粉を巻き上げ自己陶酔した。標高2300mで後続二人が登って来た.森林限界まで頑張ると言う.

さああっという間に大滝川にここで登り返して平湯キャンプ場まで激パウを楽しんだ.今日も完全燃焼、雪に埋もれた愛車の雪をどけ帰路を急いだ.

3.00 1310m 平湯キャンプ場発
4.05 1600m 大滝川徒渉
8.35 2554m 三角岩
9.30 2744m 四ツ岳山頂着
9.56 2744m 四ツ岳山頂発
10.08 2554m 三角岩
10.58 1600m 大滝川徒渉
11.57 1310m 平湯キャンプ場着

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19白鳥山 2016.1.20

今日は地獄から天国の一日だった.今日は暴風雪警報が出る様な予報であったが長年の経験からこのような日でも楽しめる引き出しはたくさん持っている.水曜のパートナーさぶと朝4時蓮華温泉手前の木地屋発と言うことで約束してあった.

多分高速は雪で除雪渋滞が予想されるので深夜0時半に余裕たっぷりで自宅を出た.順調に行けば3時前には着くだろう.1時間早くフライングになりそうだな.高速は予想通り雪が降り積もってヤバかった.金沢東から乗って県境を越えた途端に事故発生、全く動かなくなった.まあ30分程で動くと思ったが全く動かない,1時間立ち往生.国道ならどうにでもなるが高速は動けない,時間は刻々と過ぎて行く、1時間半、2時間越えた時点でもう約束の時間には間に合わない,おまけにいつ動くか分からないのでさぶに連絡して中止を指示した.

たまたまメールを以前もらっていた白馬在住の若者も誘っていたがこの若者ストックを忘れてDNSと連絡があった.初めての誘いでストックを忘れるなんで全く緊張感のない人だと思った.自分なら即興で枝を切ってストックを作る.ロッククライマーはザイルで命をつなぐ、山スキーヤーはビーコンで命をつなぐ、こういう緊張感の無い人を信頼して命を預ける事ができるだろうか、、、、、、.

さぶは残念そうだったが仕方無い,電話をしてしばらくで動き出した.エエー、事故処理が終わったようだ.さぶに電話すると自宅に戻っていたが出来ればどこか行きたいと言う事だった.なら引き出しから白鳥山を選択した.ここなら白馬からも遠くないし朝5時には出発出来るだろう.

除雪前の雪でガタガタの高速をガンガン飛ばして新潟県の上路に着いた。しばらくでさぶも到着.頑張って白鳥山を目指そう.

通常なら正面尾根か北西尾根にすぐ取り付くが下部は雪不足なので林道が使える坂田峠経由にした。これなら600mまで薮に悩まされる事は無い.激しい雪の中林道をプチラッセルして行く.2時間弱で坂田峠に着いた。さすがにここまで上がれば積雪は増えこの先薮に悩まされる事無くガンガンスキーで登り上げることができた.

予想通り暴風雪、おまけに雷まで鳴る始末、ピカーゴロゴロ、何度ビビった事か,まだ樹林の中で高い木があるから良いが標高が上がり雪原地帯で雷がなるとさすがにヤバイと思った.今季初敗退も視野に入れた.

急登を登り上げ1000m弱の平坦地に上がると風がいっそう激しくなり、地獄ゴーグルが唸りを上げた.赤ランプのスイッチが入り地獄が地獄でなくなった.もう大丈夫だ.後は黙々標高を上げ山頂を目指すだけ.

全く視界がなく山頂小屋は見えないが残り50mでうっすら小屋が見え僕たちの闘いは終わった.小屋の入り口を二人で除雪して中に逃げ込んだ.二階に陣取る.極楽だ.暖かい快適な小屋でまったりする.今日も来て良かったこの山で正解だった.

十分まったりして小屋を出ると日本海が見えた.ガスが晴渡り視界が良くなった.素晴らしい,さあ山頂から一気に行こうじゃないですか.もう一軍のさぶは全く危なげなく薮を縫う様に滑って行く.僕も全くストレスを感じない,あっという間に坂田峠に下りてここから林道カットで山頂から1時間20分程で上路集落に着いた.

今年の雪不足でも白鳥山は裏切らなかった.今日も大満足、山スキー万歳!!

5.00  300m 上路集落発
6.58  600m 坂田峠
9.05  930m 稜線平坦地
10.43 1286m 白鳥山山頂
11.27 1286m 白鳥山山頂発
12.26 600m 坂田峠
12.50 300m 上路集落

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18僧ヶ岳 2016.1.17

今日も深夜0時過ぎに自宅を出て大魔人との待ち合わせ場所の宇奈月へ向かう.宇奈月スキー場深夜2時発の約束である.高速を飛ばして黒部インターを下りると雪は全く無し宇奈月に入ると路肩に少しある程度だった.宇奈月スキー場は雪不足でまだ開業してなかった.おかげで車はスキー場まで入れた。少し得した気分だ.

スキー場には既に大魔人号が着いていた.スキー場で積雪30cmくらいはあるだろうか?問題なくスキーで登れる.今日も30分早く出発.僕は179cmポンツッーン、大魔人は179cmヘルベント、最強のラッセルマシーンで挑む.

スキー場からラッセルが始まる.斜度がきついと潜って難儀するので忠実に林道を歩く事にする.登るにつれ宇奈月の夜景がきれいだ,高度が上がるにつれ雪はドンドン増えて行く.スキー場終点では60cmくらいあっただろうか.

林道を離れて670m尾根取付から登り上げるがラッセルがきつい,最強マシーンで来て良かった。ファットならかなり難儀しただろう.靴程度のラッセルが延々と続く.板は重いがラッセルは楽だ.夏道登山道を交代でガンガンラッセルする.1043mで林道に合流してしばらくでまた尾根に登り上げる.

1200mで積雪調査を行うと2mであった。確実に雪は増えている.嬉しい.この辺りから尾根は小さなポコの連続だが帰りの事を考えて全部右から巻いてトラバースラインを伸ばす.これで帰りは楽になる.

標高1500mを超えるともう雪は多くて薮はほとんど気にならなくなった.この辺りの細尾根を僕が先頭で歩いているといきなり足元が崩れて谷へ落ちた.雪庇だった.15m程滑落したがすぐに止まって事無きを得た.

標高1700mを超えるともう氷化して来てクトーが無いと歩けなかった.振り返ると富山湾が美しい、朝日岳も輝いている.今日は風も弱くて最高の山日和だった.今日行かないでいつ行こうか?

僧ヶ岳手前のピークは左から巻いて鞍部に出ると僧ヶ岳がガーーン、左手には駒ヶ岳が、素晴らしい景色である.もう少しだ.モンスターたちが出迎えてくれている.さあゴールだ.快晴無風、天国だ.いつまでもここでのんびりしていたい気分だ.正面には毛勝が北アルプスの峰々も美しい.今日も僕たちは最高の幸せ者である.

二人きりで酔いしれたらさあ激パウを頂きましょうか.苦労してラッセルしたんだ、激パウ楽しむぞ.日本海に向かってゴー、素晴らしい良く浮きます.ガンガン粉を巻き上げ尾根を滑って行く.尾根の左右パウダーのつまっている場所を選んで快適に落ちて行く.

あっという間に尾根取付までここからしばらくでスキー場へ貸し切りのスキー場だった.40−50cmの積雪があればスーパーファツトは沈まないから大丈夫だ.車が見えた.山頂からわずかに1時間,今日は完璧な一日だった.

1.30  320m  宇奈月スキー場発
2.51  600m  宇奈月スキー場終点
3.20  670m  尾根取り付き
5.03  1043m  林道合流
9.11 1855m  僧ヶ岳山頂着
9.36  1855m  僧ヶ岳山頂発
10.34  670m 尾根取り付き
10.46  320m 宇奈月スキー場着

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17人形山 2016.1.13

水曜は白馬のさぶと山スキーに行く事が多い,実家に帰省していると言うことで近場の五箇山の人形山に出掛ける事にする.人形山は五箇山の最高峰1700mクラスの三百名山である.この山なら雪不足の今年でも期待を裏切らない事は知っていた.深夜0時過ぎに起床して、3時五箇山発の約束に間に合う様に車を走らせる.

例年なら田向集落でも1mをゆうに超える積雪だが今年は全く積雪はなく夏道へ向かう林道へと車が進んで行く.しばらくで雪が出て来たがまだまだ奥へ行けそうだ.標高600mくらいで積雪20cmここで車をデポする事にした。間もなくさぶも到着、2時半にはスタート出来た.僕は午後から仕事が入っているのでこの時間なら余裕で間に合うだろう.

この山で山スキーが今楽しめるなんて誰も思わないだろう.しかし僕は分かっている.絶対楽しめると.林道を徐々に上がって行くと積雪は少しずつ増えて来た.登山口東屋で積雪50cmくらいはあるだろうか.

夏道沿いをスキーで登って行く.さすがに下部は登山道を外せば薮に嵌るが登山道は幅が2mくらいはあるので滑るには全く問題ない.ここ最近まとまった新雪があった様で標高1500mで積雪170cmだった。板はファツトで来たがラッセルは靴程度でさぶは元気にサクサク歩いて行く.

今年絶好調のさぶはパクミンと勝負しても多分負けないだろうと負けん気も強い,若さとはそう言うもので今一番勢いがある.

さて宮屋敷が近づくに連れ雪も増え嬉しくなって来る.おまけに青空も見えて来た.振り返ると眼下に朝日に照らされた砺波平野が見える.さぶは人形山は初めてでワクワクしている.右手にドーンと人形山も見えて来た.

さあ宮屋敷に到着だ.当初ここで終了してここから滑って午後の仕事に向かう予定だったが右手に見える人形山を見ると二人とも闘争本能に火が付いた.行くしかない,ペースを上げれば大丈夫だ.宮屋敷から時計回りに人形山に向かうが結構長いアップダウンの稜線を僕が先頭でうまくトラバースして行く.最低鞍部に着けば後は人形山まで一直線.

三ヶ辻山の分岐から展望がドーンと開けて白山連峰の峰々が手に取る様に見える.今日も来て良かった.僕たちは幸せ者だ.さあ人形山のピークだ.ここで記念写真を撮り後はぶっ飛ばして戻るだけだ.

山頂から一気に最低鞍部に滑り込む.ここでシールを付けて宮屋敷まで登り返せば後は極上のパウダーが待っている.楽しみだ.荷を降ろしてシールを付けていると後のさぶがヤバイと叫んだ.何と無造作に置かれた板が一本谷に向かって滑って行った.厳冬期絶対やっては行けないこと.若さが出た.

一旦加速した板は多分あっという間に谷底に落ちるだろう.もう諦めて一本で帰る事にしよう.明るい内に下らないと嵐に捕まる.午後から急速に天気は荒れる予報だ.諦め切れないさぶは一応少しだけ下りてみて見ると腰ラッセルで谷方向へ.

20分ほど経った頃だろうかさぶが手に板を持ち腰ラッセルで登り返して来た.あったんかい、奇跡だな.ちょうどこの下が崖になっていてジャンプした板が崖下で突き刺さっていたと言う.何とラッキーな事か.崖の登り返しは木に捕まり必死だったとゼイゼイ大息をついていた.

昔僕が大笠で雪崩で板を失い一本で下山したあの時を思い出してこれも良い教訓だよとさぶに伝えた.さあ帰りは少し飛ばして急ごう.宮屋敷まで登り返して後は二人で交互に滑りながら写真を撮り合った.お昼を少し過ぎたが何とかなりそうである.

帰りの高速では強風、あられの大荒れの天気、もし板が見つからなかったら、、、谷に下りてハマったら、、、本当にヤバかったと安堵した.

人生何があるか分からないが、最後まで決して諦めない気持ちが大切である.

2.30 600m 林道発
4.00 820m 登山口東屋
6.00 1280m ポコ下り
7.40 1590m 宮屋敷
8.31 1560m 下り鞍部
9.26 1726m 人形山着
9.42 1726m 人形山発
11.25 1590m 宮屋敷
12.29 820m 登山口東屋
12.37 600m 林道駐車地点

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16四ッ岳北面台地 2016.1.11

銚子ヶ峰で楽しんで平湯に移動した.当初さぶと白谷山に行く予定だった.兄ちゃんも山に行くと聞いていたのでラインすると山スキー部の後輩(大食家、お替わり君)と平湯にいるじゃないですか。どこ行くんかと聞くと四ッ岳北面と言う.今年の雪不足でそこへ行くと言うなら余程の達人か無知な馬鹿かどっちかだぞと伝えた.怪しげな山スキー部二人が心配で急遽予定を変更して四ッ岳にさぶと同行する事にした。

朝2時半平湯キャンプ場発とした。今日は激しい闘いになると読んでスタート時間を早めた.僕が2時過ぎに一番乗り、兄ちゃんが次ぎに来た.ここでまずい事がスタート前にお替わり君が車の横に無造作に板を置いていたら三番手のさぶの車に板が敷かれてぶっ壊れてしまった.雪が降っていて板が埋もれてさぶは悪くない.無造作に板を置いた彼が悪い.

運良く一本板があり取り敢えずスタート出来た.平湯キャンプ場で積雪40cm程か、いきなりの沢登りは笹も出ていてスリップの嵐、いきなり試練だ.行く手を薮に阻まれ知らない内にルートを外れ気が付くととんでもない場所にいた.そんなこんなで大幅に時間超過、大滝川徒渉地点まで通常の三倍の三時間を要した.

大滝川は当然ブリッジは無く、徒渉しかない。これを予想して頑丈な大型ポリ袋を四枚用意してある.暗闇の中際どい徒渉を無事終えた.ここから北面台地の登り上げが雪不足で大変だった.何度も失敗して最後僕が何とかルートを切り開いた.

北面台地に登り上げれば後は激ラッセルを延々と続けるだけ.しかし薮がここでも行く手を阻み難儀なルート工作を余儀なくされた.それでも何とかうまくルートを伸ばす.僕は口は出すが足は出さない.元気な若手三人に頑張ってもらおう.薮は多いが帰りは激パウ間違い無し.ガンガン高度を上げてようやく三角岩に、ここからが核心部、地獄の始まりお替わり君は地獄ゴーグルもGPSも持ってないと言う。よくこれまで無事であった.パクと同じく運が良かっただけかも知れない.

僕が先頭でホワイトアウトの中ルートを伸ばして行く.強風の中ようやくゴーール.今日はプチ地獄くらいか.さて山頂からは激パウ三昧、薮をかわしながらガンガン滑って行く.色々トラブルもあったが終わってみれば12時間を越す激闘だった.

今シーズン四ッ岳北面は初だろう。現時点の四ッ岳北面はかなり難易度は高い.安易に入るべきではないと思う.

2.10 1310m 平湯キャンプ場発
5.05 1600m 大滝川徒渉
10.37 2554m 三角岩
11.21 2744m 四ツ岳山頂着
11.37 2744m 四ツ岳山頂発
12.01 2554m 三角岩
13.31 1600m 大滝川徒渉
14.52 1310m 平湯キャンプ場着

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15銚子ヶ峰 2016.1.10

今日は深夜0時過ぎに起きて自宅を出て大魔人との待ち合わせの石徹白へ向かう.朝3時白山中居神社発の予定である.五箇山、白川郷は雪は少なくこの辺りの山行は絶望的である.深夜2時過ぎに石徹白に着いたがここも雪は少なかった.林道も雪は少ないので1.5km程奥まで入れた.ここから登山口までは5kmの林道歩きとなる.

2時40分林道をスタート、たまに沢水で雪は切れているが概ね快適に歩けた.前日発らしいつぼ足登山者の跡が、、、ラッセル大変だろう.こちらはポンツッーン二台でサクサク進む.登山口まで1時間20分随分遠かった.さてここから急登となるがガシガシスキーで登り上げる.薮は多いが登山道幅2mくらいあれば滑走は十分だ.

石徹白の巨大杉が闇夜に不気味に見えた.でかすぎる.何百、いや何千年登山者を見守り続けたのだろうか.さてつぼ足ラッセルは膝上となりボコボコトレースを作っているが僕たちはまっさらな雪の上にトレースを伸ばす.

避難小屋手前でライトが見えた.つぼ足登山者だ.近づくと雪洞から出て帰りの仕度をしていた.昨日夕暮れ迫りやむなくここで雪洞ビバークとなったようだ.本来なら三ノ峰避難小屋へ行く予定だったとか、スキーでなければ全く無理だろう.この先も見込み無くここで引き返すと言う.それではお先に、少し歩くと避難小屋に着いた。つぼ足さんもう少し頑張れば快適な小屋泊まりが出来たのに

避難小屋で休憩して地獄グッズで身を固めた.小屋を出てしばらくでホワイトアウトとなり強風が吹き荒れて来たが、何でもかかって来なさい.こちらは地獄装備ですからへっちゃらです.母御石を巻いて雪庇の上に上がりラスト地獄に耐えて歩くと山頂に着いた.

今日も楽しいです.山頂で長居は禁物、早々に帰り仕度をして後は一気に下るのみ、帰りは快適です.つぼ足さんは帰りもトレースは消えまたラッセルになっていた.雪洞場所からしばらく下りたところでまたつぼ足さんに追いついてしまった。この時期の登山は是非スキーを覚えて下さいと余計だったかも知れないがアドバイスした。彼もうなずいて納得されたようだ.

さて一気に林道まで下りると後は自動運転で林道を滑って行く.帰りも快適なり.あっという間に車のデポに着き、自宅には帰らず平湯温泉へ、明日はさぶとコラボの予定です.

2.40 780m 白山中居神社から1.5km林道発
4.02 980m 石徹白登山口
7.00 1570m 避難小屋
8.31 1810m 銚子ヶ峰
8.51 1810m 銚子ヶ峰発
9.02 1570m 避難小屋
10.30 980m 石徹白登山口
11.05 780m 林道着

14白山 ワンディ 2016.1.6

泣いても笑っても今日がパクミンとの最終山行、最後の山はもちろん白山、初めての白山で厳冬期ワンディをやってもらおうじゃないか。初めての北アで厳冬期槍ワンディが出来たのだから問題ないでしょう.今回の根性合宿はどの山もひとつたりとも楽なものは無かった.その一つ一つが血となり肉となり彼の山スキーヤーとしての更なるレベルアップに繋がるだろう.

本気の山スキーヤになりたいと言う若者がいれば協力は惜しまない.槍でヘルベントを壊してくれたが、彼が成長してくれるならと白山にはチューナップ仕立てのファツトスキーBDドリフトを新たに貸す事にした。今日はチャリも使うのでMTBも貸すから気合いで頑張ってもらおう.

昨夜10時にパクと二人で自宅を出て大魔人と待ち合わせの白峰へ急ぐ、ゲート前に車を止め今日も深夜0時スタートだ。ガシガシチャリを漕いで行く.百万貫を過ぎてもまだ行ける。市ノ瀬手前変電所付近までチャリで行けた.今日は楽勝か?

しかし甘くなかった.ここからの雪はベチャ雪、早くもシールはびしょ濡れで雪が付き下駄になる.足が重い、何度止まって雪を落とした事か市ノ瀬から大幅に時間がかかり別当に着いたのは三時を大きく回っていた.

ここから雪は多かった.石畳も問題なく登り上げる.パクも随分成長してガンガン先頭でラッセル+ルートを切り開き登り上げて行く.昨日山ではまとまった降雪があった様でラッセルも楽ではないが帰りは随分楽しめそうだ.槍のモナカは楽しくなかった.

甚ノ助に大幅時間超過で着きここで休憩.ここからエコーラインまでのルート取りラッセルもパクに頑張ってもらう.下から見てて安心して見てられた.随分寒くて風もあるがパクは相変わらず野球帽.何と寒さに強い人だろう.

弥陀が原に着くと予報通り猛烈な西風槍より少しましなくらい.僕はノーズガード有りでも鼻は寒かったが、パクは無しでも全く平気だった.室堂は雪はさらに増えていた.もう山頂までどこでも歩ける.強風にたじろぎもせず無事三人でピークを踏んだ.さあ今日も山頂からの滑走だ.パクも随分うまくなった.氷化斜面でも薮でももう大丈夫だ.ガンガン山頂からぶっ飛ばして別当出合へ.

パク夢にまで見た一本橋で片足立ちする余裕も。市ノ瀬まで快適に滑り,ここでチャリにまたがり白峰へ。〆て13時間のワンディでした.

今から大魔人と三人でテルメ金沢でパクの送別会と言うか激励会と言うか説教会まあたっぷり飲んで明日北海道へ帰ってもらおう.北海の暴れん棒 万歳!!

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13厳冬期槍ヶ岳 ワンディ 2016.1.4

激しい暴風の中ピークに立った.午前中には帰還する最速タイムだった.

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12鳥甲山 2016.1.2

厳冬期ワンディが念願だった.困難だからこそ挑戦する価値がある. 

0.50 800m 屋敷集落発
2.00 1030m 尾根取付
5.00 1450m 屋敷山鞍部
8.28 1840m 1840mピーク
9.35 2037m 鳥甲山
10.00 2037m 鳥甲山発
10.30 1840m 1840mピーク登り返し
12.21 1030m 尾根取付
12.30 800m 屋敷集落

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11苗場山 2016.1.1

1.50 850m 小赤沢集落発
2.23 1000m 尾根取付
4.38 1260m 林道合流
5.11 1300m 三合目登山口
7.20 1750m
9.30 2100m 苗場山平坦地端
10.28 2145m 苗場山山頂
11.00 2145m 苗場山発
12.39 1300m 三合目登山口
13.30 850m 小赤沢集落着

10越後駒ヶ岳 2015.12.31

銀山平から遥かなる越後駒を目指した.

2.50 780m 石抱橋発
4.21 830m 尾根取付
6.40 1298m 道行山 
8.04 1377m 小倉山
9.35 1763m 前駒
10.15 1900m 駒の小屋
10.33 2002m 越後駒ヶ岳
10.53 2002m 越後駒ヶ岳発
12.48 830m 尾根取付
13.30 780m 石抱橋

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9八海山 2015.12.30

3.47 390m 日大セミナーハウス発
4.46 550m 尾根取付
9.22 1268m カッパン倉
12.34 1600m 山頂直下岩峰
13.23 1700m 大日岳
13.55 1700m 大日岳滑降開始
15.30 390m 日大セミナーハウス着

8三方岩岳 2015.12.27

今日も深夜に起きて山スキーに出掛けた.先日の白山で意気投合したスズケンと大魔人の三人である.朝3時白川郷TOYOTA学校発で約束してあった.五箇山は雨だったが白川郷に入ると雪が降っていた.2時40分に着くともうメンバーは集結していた.今日はヘルベント、ポンツッーン2名である.朝3時前に出発して黙々とラッセルする.もちろん尾根は雪不足なので暗闇のスーパー林道を進む.10cm 30cm 50cmと徐々に雪は増えて行く.

スズケンは今日も元気だ.大魔人は湿り雪がシールに張り付いて難儀している.今日はスーパーファットで良かった.長い長い林道を進みようやく薄明るくなったと思ったら三方岩隊道に着いた。ここには作業小屋があり中に入って休憩した.ここで地獄セットに身をまといラスト山頂を目指す.この辺りは雪も多くもう薮もさほど気にならなかった.

さあゴールだ.風は少し弱まり三人で写真を撮り合う.さて山頂から激パウを頂くがどこを滑ろうか?山頂から少し下って林道へ下りる急斜面を選択した.地図を良く読めばエントリーは避けたかも知れないが入り込んでしまったから行くしかない.下は見えないが大魔人を先頭に慎重に行く.

大魔人はうまくトラバースして下りて行った.僕は直に滑ろうとターンした途端そこは氷の崖となっていた様で一瞬で右足の板が外れて後は真下に転がり落ちた.ゴロゴロ体を打ち付けながら何回転しただろうか?果たして止まってくれるか、このままじゃヤバイと思ったらようやく止まったが右足の板と右のストックさらにGPSが無くなっていた.

辺りを見回してスズケンを探したら何と同じ場所から彼も転がり落ちて来た.激しくゴロゴロ転がって行く.僕よりさらに30m程下まで落ちて止まった.自分も頭を切って血が滴っていたがスズケンが心配で大声で叫んだ.雪に少し埋もれていたが無事立ち上がり折れてはいないが膝や腕を強打して痛いと言う.

僕はまた大笠の再現で板一本と片手ストックで帰らなければならないのかと真っ青になった.すると林道まで下りていた大魔人が板が下に落ちていると教えてくれた.助かった.

僕とスズケンは這々の体で林道まで下った.ここからの下りも試練だったが大魔人が先頭でトレースを付けてくれて助かった.最後よせばいいのに片手ストックで大ショートカットと沢筋を滑ったら水が出て来て敢えなく撃沈、沢に浸かりながら板を背負って試練の総合格闘技だった.スズケンはおとなしく林道を下って正解だった.

スズケンのデビューを楽しく飾りたかったが終わってみれば生きてて良かった山行になった.激パウで今日はメットはいらんだろうと油断したのがいけなかった.どんなときでもメットはするべきと言ってたじゃないか!本当に痛い目に会わないと分からない自分が情けなかった.帰宅後病院へ直行して裂けたおでこを縫ってもらった.

7白山 4回目 2015.12.23

12月に入って既に4回目の白山登頂となった。
今日は最近少しモチ低下気味のNOZAに活を入れてあげようと深夜0時白峰ゲート発と言うことで
約束していた.

【山域】白山 2705m
【場所】石川県
【日時】20015年12月23日(水)
【コース】白峰-市ノ瀬—別当出合−砂防新道-白山往復
【メンバー】僕、NOZA
【天気】晴れのち曇り

0.00 510m 白峰ゲート発
1.00 750m 市ノ瀬
2.40 1240m 別当出合
5.42 1500m 中飯場
5.03 1970m 甚ノ助ヒュッテ
6.04 2320m エコーライン稜線
6.31 2470m 室堂
7.09 2702m 白山山頂
7.27 2702m 白山山頂発
8.01 1970m 甚ノ助ヒュッテ
9.04 1240m 別当出合
9.29 830m 市ノ瀬
10.13 510m 白峰ゲート

今日はほとんど眠れないまま午後10時半に自宅を出た.白峰に着くと車が2台止まっていた.
一台はNOZA、もう一台は富山ナンバーで僕のHP見てますと挨拶されて先にゲートをチャリで出た.

10分程遅れて僕たちも出た.百万貫辺りで追いつくかと思ったが追いつけなかった.林道は凍結
している箇所が多く雪も結構残っていて何度も押し歩きを余儀なくされた.久しぶりにNOZAの近況を
聞きながらチャリを押して行く.

押し歩きしながら何とか市ノ瀬まで来れた.これで帰りは楽勝になる.市ノ瀬で先行単独行がちょうど
チャリをデポして休憩していた.かなり疲れたので僕たちは休憩、先行者は先にスキーで出た.

雪は別当出合までほぼ繋がっていた.今日は林道のショートカットも出来そうだ.最初の大きなカットで
頭上に単独行のライトが見えた.追いついた.この先かなりペースを上げるも先行者には別当出合まで
追いつけなかった.白峰から2時間40分で来たのに追いつけない.先行者もただ者でないなと思った.

別当の休憩舎に入ると先行者は一本橋を渡るところだった.僕たちは休憩して見送った.
どうせ石畳で追いつくと思った.一本橋を渡り雪は多くてスキーで問題なく歩けた.先行者は石畳も
スキーで登っていた.中々やるじゃないか。中飯場に着いたがここでも先行者はいない.かなり脚の速い
達人だと思った.

そろそろNOZAと本気モードで追いかける事にした。雪面はクラストしていてラッセルはないからハンデは
互いにない.標高1700mくらいから雪は多くて登山道は不明瞭になった.先行者は冬は初めてと言うことで
道を外していた.これでもう抜けると確信した.

別当覗きの少し上で予想通り先行者を追い抜いていた.先行者と合流すると一緒に同行したいと申し出があり
この健脚なら同行しても大丈夫だと思い、心良く快諾した.話を聞くと過去に何度か山であっていたらしい.

これも何かの縁だろう.大魔人と初めて知り合ったのも白山,この山は縁結びの山かも知れない.
甚ノ助で一緒に休憩して暗闇の外に飛び出す.時間はまだ5時、途中から本気モードに切り替えたので
かなりペースは早かった.まずいな。この分だと室堂に着いてもまだ暗いと思った.

甚ノ助から急傾斜になりエコーラインまではかなり厳しい登りが続く.おまけにクラストしていてルート取りは難しい.
暗闇の中感を頼りに僕が先頭でルート工作を続ける.皆ハラハラドキドキだったろう.無事エコーラインに着いた。

しかしだまだ真っ暗で朝焼けの白山は拝めず、弥陀が原も真っ暗.しかし寒いので休めない.室堂に着いたが
まだ暗い.山頂への中腹でようやく薄明るくなり東の空が赤くなって来た.ガンガンクトーでピークまで登り上げると
奥社の背景に日の出が現れた.この時期に山頂で日の出とは予想外だった.

風も無く寒くはなかった.単独行とNOZAと僕の三人で山頂からエントリー、雪は多く快適だ.単独行もかなり
滑りは上手で安心して見てられた.交代で写真を撮りながらあっという間に室堂へ.

快適にエコーラインを滑り甚ノ助までの大斜面を楽しむ.ただモナカ雪にNOZAは手こずりかなり難儀して遅れ始める.
甚ノ助の下の斜面も固いモナカにNOZAは転けまくっているようだ.単独行も薮スキーは慣れてないようだ.
僕はモナカも薮も関係なく楽しんで下りた.別当覗きから崖の大斜面を下りて林道に合流した。

たびたびNOZAを待つ事が多くなったが無事に中飯場へNOZAはたまらずこの下で滑りを諦め板を担いだ.
僕と単独行は気合いで別当出合まであっという間に滑り降りた.

別当出合には二名の登山者が大きなザックを背負い白山を目指すようだ.
ここから市ノ瀬までの林道も雪は固くて快適に滑ることができた.

市ノ瀬までスキーで下りてここでチャリにまたがりガンガンペダルを漕いだ.白峰ゴール10時過ぎ午前中楽勝だった.
少し待って単独行、NOZAは凍結した道で転倒して痛そう.

それでも皆大満足で完全燃焼した.単独行も僕たちの目指すベクトルと方向が似ていたのでLINEアドレスを交換して
是非また誘いますからと別れた.

この時期に単独で白山を目指してピークを踏める人はそうはいない.それだけでベクトルは一緒かも知れない.

6.五龍岳 山頂滑降 2015.12.20

今日はBirthday 山スキー、五龍岳山頂滑降行くしかない.山スキーヤーと言うからには常に山頂にこだわってなんぼ、僕らはバックカントリースキーヤーでは無い.唐松岳、白馬岳とこなし次は五龍岳しか無いだろう.大魔人、兄ちゃん、さらにさぶが仕事前に参戦してくれると言うではないか。今シーズン一番の会心山行でした。

2.23  810m  五竜遠見スキー場駐車場発
4.01  1673m 地蔵の頭
5.17  2007m 小遠見山 
7.24  2268m 西遠見山
8.46  2500m 五竜山荘
9.50  2814m 五竜岳山頂
10.18 2814m 五竜岳山頂発
10.55 2268m 西遠見山
12.03 2040m 中遠見山
12.22 2007m 小遠見山
12.52 1673m 地蔵の頭
13.08 810m 五竜遠見スキー場駐車場着

今日はBirthday、唐松、白馬と山頂滑走して次は五龍岳しか無いかな.山頂滑降できれば最高の思い出になるだろう.大魔人 兄ちゃん さぶちゃんと四人で挑戦してみる.五竜スキー場駐車場を深夜2時半発と約束している.

仕事を終え高速を飛ばす、寄る9時半に到着.3時間は眠ることができた.深夜1時に目を覚ますと兄ちゃん号が隣にいた.大魔人号 さぶ号も到着して予定通り出発.

スキー場は避け林道を歩く.スキー場を通る時もコース脇の端っこを歩いて行く.さぶは9時から仕事で7時までの限定山行となる.今日はさぶに捨て石になってもらって行けるだけラッセルしてもらう.残りの三名は体力温存である.

スキー場トップまで来ると白馬の夜景がきれいだった.寒い朝だった.地蔵の頭にテント一張り、先行スキーヤー2名だった.小遠見を過ぎて先行スキーヤー2名に追いついた.何とご夫婦、女性はヘルベント、気合い入れまくりではないか.

ツボ足トレースは続いていたが僕たちはルート開拓するのであてにはしない.西遠見山を過ぎて朝焼けが始まった.真っ赤な鹿島槍、五龍岳がこれが見たかった.

西遠見は左から巻いて尾根は行かず五竜山荘へダイレクトに突き上げる.ラッセルはきついが三名で交代で回す.さあ五竜山荘だ。ここで大休止して板を担いでアイゼンに履き替える.

ここから標高差で300m、行くしかない.ガチガチ氷化斜面かラッセルかのきつい登りが続く.着きそうで着かない山頂.さあゴールが近い、鹿島槍も同じ高さとなり剱岳も応援してくれている.

ゴーール,感無量です.三人で握手を交わしてさあ滑降だ.山頂からまず僕が行く.氷化斜面は慎重に転けたら終わりだ.氷化斜面をこなすとあとはパウダー祭りだった.どこまでも落ちて行く.

ドンドン落ちて五竜山荘にトラバースした.ここからも西遠見までパウダーランであった.振り返ると五龍岳が大きい.

遠見尾根は快適に滑って小遠見山手前でシールを付けて登り返す.あとはスキー場までパウダー拾って一気に行く.

スキー場に出た.ここからも快適に滑るだけ.

10時間半の完全燃焼であった.Birthday山行、最高のプレゼントになった.

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5.白山 地獄作り 2015.12.16

悪天候は分かっていたが、家にいてグダグダするくらいなら山に行くしか無い。年末年始の地獄巡りを考えたらこの辺で体力作りだけでなく地獄作りもせねばならない.山で予想外の地獄に遭遇した時こうした地獄体験の有る無しで無事帰還出来るかどうかが決まる.備えあれば憂い無し、今日は狙い通りの天候になるだろう.

深夜11時半に今日も体内時計が鳴ってしまった.急いで仕度をして冷蔵庫からゼリーを取り出して車に飛び乗った.深夜0時半に白峰に着くと予想通り雨が降っていた.気温10度、果たして雨が雪に変わるのはどの辺りか?別当覗き辺りか。

ブルーマウンテンでチャリを漕ぎ出す.今日は単独なのでもしものラッセルも考えてファットを選択.百万貫辺りでもう全身びしょ濡れ、寒い、寒過ぎだ.チャリを漕いでいても寒い.早くも雨地獄。市ノ瀬に着いたが雪は皆無、全て融けてしまった.雨も強くなり無限地獄か.重荷が肩と尻にきて辛い.これを修行と言わず何と言おう.全く雨は止む事無く別当出合に着いた.2時間18分(2度の休憩込み)まあまあ良いペースだった.別当までチャリで来れるのは今年は最後になるかも知れない.片道17kmの試練であった.

別当で休憩するとずぶ濡れなので寒い、早く歩き出さないと.一本橋を渡り雪の無い石畳を兼用靴で登って行く.中飯場手前からようやく雪が出た.ツボで中飯場へ、雪は大幅に減っていた.ここからスキーで歩き出す.雨でズボズボの雪で歩きにくい.暗闇の中ガシガシ歩いて行く.冬眠し損なった熊でも出て来ないかと心配になる.雨は止む事無く降り続いている.甚ノ助まで雨で小屋に飛び込んだ.寒い.

小屋の中でダウンを着込んで代えの手袋に交換.今日は雨対策で予備のグッズをたっぷり持って来ている.気を取り直して甚ノ助を出てエコーラインを目指す.雪は多くてどこでも歩けるが前回よりは減っている.甚ノ助から上は新雪チビラッセル.ガンガン高度を上げる.雨が雪に変わりようやく快適になった.今日は悪天で全く視界は無い.ガス地獄.エコーラインから上は風雪が強いので手前で今期初めて地獄ゴーグルを装着.これで風雪は気にならなくなった.

さてガスの弥陀が原を室堂にGPSを合わせてドンドン行く.GPSを見なくても体感で室堂に着いた.風雪はさらに強くなり地獄も核心に入って行く.白山は全く見えないが何度も来ているので問題ない.視界は20m程だろうか、完璧なホワイトアウトではないからまだましだ.さあゴールが近そうだ.ピークをタッチして奥社でお参りをした。無事登頂出来た事を感謝して無事帰還出来る事を祈る.全身濡れた衣服や装備がバリバリに凍り付いてとても難儀だった.地獄に長居は無用だ.

風雪が強くて写真どころではないが一応証拠写真を数枚だけ撮る事にした。今日も山頂からゴーだが視界が無いので慎重に下るしか無い.雪質は良くファツトは快適だった.ガンガン下って室堂パス、エコーラインから甚ノ助は快適だった.甚ノ助から下は登山道しか滑れないが雪は緩んで滑りやすかった.中飯場手前までスキーで滑ってここから板を担いだ.雪が無いから仕方無い.

別当出合まで来るとあとはチャリにまたがりダウンヒル.30分で白峰に着いた.単独地獄山行だったが終わってみれば午前中に楽勝で帰還できた.

今日は重荷地獄、雨地獄、風雪地獄、ガス地獄、たくさん地獄を体験出来て為になる一日だった.

1.00 510m 白峰ゲート発
1.57 830m 市ノ瀬
3.18 1240m 別当出合
4.15 1500m 中飯場
5.56 1970m 甚ノ助ヒュッテ
7.34 2320m エコーライン稜線
8.06 2470m 室堂
8.43 2702m 白山山頂
9.10 2702m 白山山頂発
9.37 1970m 甚ノ助ヒュッテ
10.33 1500m 中飯場
11.00 1240m 別当出合
11.25 830m 市ノ瀬
11.43 510m 白峰ゲート

4.白馬岳 山頂滑降 2015.12.13

以前から白馬岳大雪渓の新雪滑降を狙っていた.大雪渓と言えば雪崩の巣、残雪期
以外に入山するのは危険すぎる。いつかチャンスはあるはずだと思っていた.

暖冬の12月しかも一昨日季節外れの雨が山に降り、雪崩れやすい雪は落ちたはずだ.
おまけに今日は気温も低く日は射さない、午前中に下山出来ればまず安全だろう.

条件は整った.あとは脚の揃った仲間がいればより安全だ.次の世代を担うだろう
さぶちゃんと兄ちゃんを誘い千載一遇のスキーに出掛けた.

【山域】 白馬岳
【日時】 2015年12月13日(日)
【コース】 二股〜猿倉〜大雪渓〜白馬山頂往復
【メンバー】僕 さぶちゃん 兄ちゃん
【天気】 曇り時々雪

2.50   850m    二股発   2kmでチャリデポ
4.06   1250m    猿倉発
5.20   1550m     白馬尻小屋
7.31   2300m     小雪渓
9.10   2840m     白馬山頂小屋
9.25   2932m     白馬岳山頂着
9.45   2932m     白馬岳山頂発
10.43  1550m     白馬尻小屋
11.02  1250m     猿倉
11.30   850m   二股着

仕事を終えて高速に乗る.すし活でちらしを食べて白馬には21時過ぎに着いた。もたもたしたが
4時間ほどは眠れるかも知れない.兄ちゃんは横浜から22時頃着いたようだ.

深夜2時に自然に目が覚めた。出発は3時だ.さぶが白馬の自宅からチャリでやって来た.この時期
二股ゲートで行き止まりだが、ここから猿倉まで市ノ瀬-別当出合くらいの距離だから楽勝だろう.

2.50  850m 二股発  雪は雨で融けていてチャリでガンガン行く.2kmでチャリデポ、これで助かる.
ここからスキーで歩く.雪は繋がっていて三カ所ほど林道をショートカット出来た.

4.06  1250m  猿倉発  1時間チョイで猿倉に着いた。やはりチャリは有効だった.雪は多く快適に
林道を進みカットも自在だった.夏道で馬尻を目指す.一カ所小川を渡る時に滑って川に落ちたが
すぐに脚をひいて濡れずに済んだ.ヤバかった.

5.20  1550m 白馬尻小屋 ここまで快適だったがここからも雪は多い,やはり谷状地形は雪が
吹き溜まるのだろう.全く不安無く大雪渓を進めた.雪はスベスベデブリは皆無.デブリだらけの残雪の
大雪渓しか知らなかったからこれは新鮮だった.

空は曇りで視界は良かった.ガンガン先頭を交代してチビラッセルして高度を上げる.
新雪は期待出来る.帰りは楽しみだ. 小雪渓手前から斜度が急になるが問題なくスキーで行く.

7.31  2300m 小雪渓 さあ残り600m射程圏内だ.小雪もちらついて風も吹いて来たがそよ風だ.
村営小屋を左手に山頂小屋を目指す.ガスの中から山頂小屋が現れた.

9.10  2840m  白馬山頂小屋 無事到着です.この時期山頂まで雪は繋がっているはずなので快適だ.
緩斜面を登って行くと山頂が見えた.

9.25  2932m  白馬岳山頂着 ゴーール.風もあるが大した事はない.皆で記念写真を撮ってさあ滑降だ.

9.45  2932m  白馬岳山頂発 今日も山頂から滑って行く.視界が悪いので無理しない.安全第一で滑る.
兄ちゃんが雄叫びを上げ一気に行く.さぶはいつものジャンプ、僕はマイペースで.スベスベの大雪渓は
ほんまに素晴らしい.予想通りだ.貸し切り大雪渓を一気に滑降して行く.

10.43  1550m 白馬尻小屋 写真を撮りながら1時間でここからも一切板を脱ぐ事無く猿倉へ.

11.02  1250m  猿倉 林道もボブスレー、気温は低く板は走る.チャリが見えた.ここでチャリにまたがり
午前中には楽勝で二股へ

11.30  850m  二股着 素晴らしき大雪渓、今日はチャンスをものにした。打ち上げは白馬飯店で

今日も完全燃焼.山スキー万歳!!

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3.唐松岳 山頂滑降 2015.12.9

前夜医局の忘年会の予定が入っていたが、山にも行きたい.不義理も出来ないので仕事を終え
忘年会へ向かう.お世話になっている教授にお酌をして挨拶を済ませると飲食もほとんどしないまま
料亭を後にして一路白馬へ向かう.山が呼んでいる、行くしかない.

深夜に白馬に着いて目覚ましを2時半に合わせた.さぶと3時発と約束してある.少し仮眠出来るか
すぐに爆睡したが体内時計は2時15分に目を覚まさせた.寒い朝だ.間もなくさぶも到着。
予定通り3時にはスキーで出た.

【山域】唐松岳 2680m
【場所】長野県
【日時】20015年12月9日(水)
【コース】八方尾根経由唐松岳往復
【メンバー】YSHR さぶ
【装備】バース7 150cm,TLT,ディナフィット

3.00 920m 白馬黒菱林道ゲート発 深夜のゲレンデは圧雪車が行き交い危険で歩行禁止なので今日は
黒菱林道を歩き樹林帯と閉鎖ゲレンデを繋ぐ事にした。少し遠回りになるがガンガン登って行く.

それでも2時間半で八方池山荘に着いた。

5.26 1840m 八方池山荘 ちょうど山荘から2名出て来て出発のようだ.ここから上は固いのでクトーを付ける.
風が吹くとさすがに寒い.雪は多くて岩を踏む事は無い.まだ真っ暗で山は見えない.

5.55 2000m 公衆トイレ ここまで上がると薄明るくなって来た.ずっと先に単独行のライトが見える.
先行者はテント泊の一名だ.しばらくで空が赤く染まり出し白馬三山、鹿島槍、五龍の朝焼けが始まった.
素晴らしい景色だ。この景色はゴンドラ発を待っていたら見る事は出来ない.今日も来て良かった.

さて先行者は中々脚が速そうだ.ガンガン登っている.追いつきたいがこちらも写真を撮るのがメインなので
ロスタイムが多いので追いつけない.

7.35 2460m  丸山ケルン さすがにこの辺りはつぼ足ラッセルが辛いのか単独行に追いついた.
この辺りから見る五龍や不帰は素晴らしい、さぶには絵になる場所を何度も歩いてもらい写真を撮る.

2500m辺りから岩陵帯になるが板を脱ぐと潜るのでいつもの様に板を履いたまま際どく登って行く.
さぶももう慣れたものである.

8.39 2650m 稜線 それほど苦労も無く稜線に着いた。ここで剱岳がドーーーン、
待ってましたこの景色.ここから一旦下るが石を踏まない様に板のまま下ってさてラストの登り
やって来ました.唐松岳、年に一度は初冬に来なければ.

8.55 2680m 唐松岳山頂 山頂で記念写真を撮りさぶは秘密兵器アクションカメラを頭に付けて下りると
言う.転けて無くさない様に.

9.25 2680m 唐松岳山頂発 ガンガン滑って行く鞍部で抜かした単独行とすれ違う.ラスト頑張って
鞍部から難儀な登り返しで稜線に

9.49 2650m 稜線 ここまで来たらもう山麓まで雪は繋がっており快適に滑れます.雪は軽く楽しめます.
丸山ケルンから下に下ると続々スキーヤーが登って来る.今日は当り日ですからね.

10.30 1840m 八方池山荘 さあここからはゲレンデです.一気に下りたのでかなり脚に来てます.

10.58 920m 白馬黒菱林道ゲート着 それでも快適に滑り込んで山頂から1時間半で山麓に着きました.
今日も完全燃焼.山スキー万歳!!

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2.白山(二回目はパウダー)2015.12.6

ここ数日のドカ雪で山はさらに雪が増えているだろう.
今シーズン二回目で早くもスーパーファットの登場である.

【山域】白山 2705m
【場所】石川県
【日時】20015年12月6日(日)
【コース】白峰-市ノ瀬—別当出合−砂防新道-白山往復
【メンバー】僕、大魔人
【装備】ポンツーン 169cm,TLT,ディナフイットマウンテン(僕)
    ポンツーン 169cm,TLT,ディナフイットマウンテン(大魔人) 
【天気】晴れ時々曇り

0.42 510m 白峰ゲート発
1.32 700m 市ノ瀬手前橋
4.16 1240m 別当出合
5.48 1500m 中飯場
7.33 1970m 甚ノ助ヒュッテ
8.43 2320m エコーライン稜線
9.03 2470m 室堂
9.55 2702m 白山山頂
10.15 2702m 白山山頂発
10.44 1970m 甚ノ助ヒュッテ
11.23 1240m 別当出合
12.45 830m 市ノ瀬
13.05 510m 白峰ゲート

深夜1時白峰発と約束してある.深夜0時過ぎに白峰に着くとゲート前には車が三台あった.
この時期にこんな事は初めてだ.既に二人はスタートしている模様.前日何時に出たのだろう.

深夜0時半大魔人到着、僕は既にスタンバイ、大魔人も準備がそろそろ整った様で先にゲートを出た.

0.42 510m 白峰ゲート発 小雨の中ブルーマウンテンで漕いで行く.除雪がされていたのは前日確認済み.
チャリが使えれば白山はもう楽勝だろう.直に大魔人が追いついて世間話をしながら仲良く漕いで行く.

1.32 700m 市ノ瀬手前橋 ここで除雪は終わりチャリが二台デポされていた.さてガンガンスキーを滑らせ
先行パーティに追いつくか.しかし雪はベチャで重く、スーパーファットに湿雪が絡み付き脚はメチャ重い.
おまけに薮でショートカットは避けたので大回りで林道をたどる.さすがにシーズン始めのポンはかなり疲れた.

4.16 1240m 別当出合 ようやく着いた。雪は多い.素晴らしい。石畳辺りにライトが二つ見えた.先行パーティか
一本橋は凍っているのでスキーのまま大胆に渡って行く.これが僕たちの流儀.石畳をガンガン登り中飯場手前中間辺りで
ようやく先行パーティに追いついた.ご苦労様でした。もう山頂まで僕たちがラッセルします.

5.48 1500m 中飯場 雪は多いがまだこの上薮も出ていて難儀なラッセルが続く.二人で交代してガンガン行く.

7.33 1970m 甚ノ助ヒュッテ 甚ノ助は半分ほど埋っているだろうか.もうここから上はどこでも歩けた.
コースはエコーライン経由とする.クトーも効かせて急登をガンガン登って行く.抜かした後続パーティも無事
付いて来てるようだ.

8.43 2320m エコーライン稜線 ここで真っ白な白山にご対面.素晴らしい景色です.弥陀が原を抜けて室堂へ

9.03 2470m 室堂 鳥居も既に三分の一は埋っていた.もう厳冬期の装いである.さあピークを目指そう.
振り返って後続を捜したが見えなかった.さあゴールが近い.

9.55 2702m 白山山頂 無事到着です.今日も二人で頑張り抜きました.写真を撮り合いさあシールを剥ごう.

10.15 2702m 白山山頂発 雪も多く粉を巻き上げながらポンが走る.これぞ山スキー、至福の時.
一気に弥陀が原まで下ると後続パーティが室堂目指して登って行った.かなり差が開いたようだ.

エコーラインから甚ノ助へパウダーを満喫.

10.44 1970m 甚ノ助ヒュッテ ここからも雪は多く快適だった.覗まで下って ここから崖の大斜面を滑った.
うまく林道に合流して中飯場まで快適ラン、中飯場から別当出合も雪は多くとても快適に滑り降りた.

11.23 1240m 別当出合 一本橋を渡り林道をスキーを走らせた.

12.45 830m 市ノ瀬 さてここからが大魔人とのチャリバトルの始まりだった.スタートダッシュで見えなくして
もう楽勝だろうと百万貫から少しスピードを落とした.ゴール手前1km最後の登りで振り返ると大魔人がすぐ後にいた.
これはヤバイもう最後の力を振り絞り一気に心拍数を上げた.一進一退のバトルだったが最後僕がゴールを制した。
これで夜も熟睡出来そう.

13.05 510m 白峰ゲート 今日も大満足、白山は早くも厳冬期の様な厳しさでした.

1.白山(初滑り)2015.12.2

【山域】白山 2705m
【場所】石川県
【日時】20015年12.2
【コース】白峰ー市ノ瀬—別当出合−砂防新道-白山往復
【メンバー】僕 さぶ
【装備】バース7 150cm,TLT,ディナフイットマウンテン(僕)
【天気】快晴

今日は初滑りだ.昨夜から気が高ぶって仮眠したがほとんど寝付かれなかった.出発は白峰深夜1時とサブと約束してある.深夜0時過ぎに着いた。サブは白馬から仕事を終えて寝ずに来るはずだ.初滑りなので寝ている場合ではないだろう.0時20分頃サブが着いた.僕はもうスタンバイしているので30分に出た.サブは若いので少しだけ先に行かせてもらおう.ガンガンペダルを漕ぐ、この日のためにオフもチャリで鍛えて来た.発電所辺りから路面は凍結していてかなり気を使う.ヤバイ場所は下りるので時間は余計にかかる.

橋を渡るが後続のサブは一向に見えなかった.市ノ瀬に着いてしばらく待つが来る気配がなく寒いのでさらにチャリで進む.九十九折の登りで遥か下に灯りが見えた.安心した。市ノ瀬を過ぎるとさらに路面は凍っておりほとんど押し歩きとなった.スキーの方が早いが帰りの事を考えると轍を押してでも進む方が良いだろう。

標高1100mくらいでさすがにチャリを押すのを諦めた.ここでもしばらくサブを待つが来る気配もなくさらに先を進む.気温はかなり低いがペースが早いのでポカポカ状態だ.さあ別当出合が見えた.雪はかなり減ったようだ.ここでもサブが中々来ないのでかなり心配になったが,ようやく灯りが見えて安堵する.白峰を出て2時間20分だった.

一本橋を渡りいよいよ石畳もう雪が融け石がかなり出ていたが山スキーヤーの意地で中飯場まで板を脱がずに登り切った.ラッセルは無いがガタガタの凍った登山道はかなり歩きにくくてスリップするのでペースは上がらない.ようやく甚ノ助が見えた。ここまで白峰から5時間チョイだった.小屋に入らずスルーする.

大魔人とノザは黒ボコ経由で進んだのでこれも山スキーヤーの意地でトレースの無い南竜方面エコーライン経由とする.いつものコースだ.笹は出ているだろうが関係ない.自分でトレースを付ける事に意義がある.ガンガン笹を蹴散らしエコーラインに登り上げると御嶽から朝日が上がる.素晴らしい景色、白山が真っ赤に染まる.やはりこのコースが正解だった.

真っ赤な白山を目指して弥陀が原経由室堂へここもトレースは無く今季初トレースだ.弥陀が原から上は雪が増えているようだ.室堂で記念写真を撮ってさあ白山目指して登り上げる.今日もガシガシシールを効かして無事山頂までスキーで登り詰めた.今日は奥社でお参りだ.

さあ滑降コースはこれも今季初で山頂からダイレクトに真正面ルンゼを岩を避けながら滑る事にする.ウーンマンダム.一気に室堂目指す.帰りはもちろんエコーライン経由で甚ノ助の裏手に出る.こちらもトレースは皆無で十分楽しめた.

甚ノ助から下はカチカチ+モナカの最悪の雪質.これも山スキーヤの意地で絶対板は脱がない.サブにも付いて来る様に、、、たまに石でガリるが気にしない.板は傷を付けてなんぼ.中飯場までも難儀だったがここから下、別当出合吊り橋までもさらに難儀、石の上も滑りながら完璧に吊り橋まで滑り込んだ.今日は白山往復よりこのガリガリモナカ石一杯状況で吊り橋まで滑った事を褒めてもらおう.

吊り橋を渡りまたスキーでチャリデポまでここからチャリでぶっ飛ばす.白峰でまだサブを待ち今日も大満足で貸し切り初滑りを堪能した.これが山スキー止められない.

0.30 510m 白峰ゲート発
1.37 830m 市ノ瀬
2.50 1240m 別当出合
4.33 1500m 中飯場
5.48 1970m 甚ノ助ヒュッテ
7.09 2320m エコーライン稜線
7.44 2470m 室堂
8.28 2702m 白山山頂
8.53 2702m 白山山頂発
9.30 1970m 甚ノ助ヒュッテ
10.41 1240m 別当出合
11.33 830m 市ノ瀬
11.50 510m 白峰ゲート

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