オートルート(馬場島ー新穂高1泊2日)二日目

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さて悪天のため予定より足が伸ばせなかった。この日は何としてでも新穂に抜けようと朝から牛丼で栄養満点。

かなり厳しい行程を覚悟して今日も暗い4時に出発した。

5.4(金)

4.05 2265m スゴ乗越小屋発
5.00 2585m 間山
7.10 2900m 北薬師岳
8.05 2926m 薬師岳
8.39 2294m 薬師峠
11.00 2661m 北の俣岳
11.21 2460m 中俣乗越
1.00  2751m 黒部五郎の肩
1.38 2345m 黒部五郎小屋
3.31  2841m 三俣蓮華岳
4.33 2500m 双六小屋
4.46 2150m 双六谷大ノマ出合
6.06 2480m 大ノマ乗越
6.45  1500m 左俣林道
7.10 1400m ワサビ平小屋
8.24  1100m 新穂高

今日も朝日が登る

間山のトラバースで朝日が上がる。素晴らしき景色にうっとり。この日も斜面は氷結しておりずっとアイゼン歩行。

北薬師目指して

アイゼンの爪しか刺さらないような固い斜面を黙々と進む。この日朝から強風に苦しめられた。薬師岳まで

うんざりするほど長かった。

真山から剣まで

振り返れば遥か剣岳の稜線まで見えた。ここが中間点。行くしか無い。

トンガリ北薬師岳

稜線の東側には雪庇が発達。薬師までの稜線はアップダウンの連続。

ようやく薬師山頂が

北薬師を越すとようやく山頂が見えた。さあ待ってなさい。

薬師手前

雪庇に気を付けて強風に耐えあとわずか。間山と薬師間がこのコースの核心。天候が悪ければ通過は不可。

薬師岳山頂にて

風の強さと厳しさを祠が示している。成功を祈って祠を後にした。

薬師山頂から

ようやくスキーが使えた。薬師峠まで標高差600mの快適な滑り,早朝ゆえ雪は良かった。

多くのスキーヤーが山頂を目指していたが僕達が一番乗りだった。

薬師の下り

北ノ又から黒部五郎までの稜線が見渡せる。まだまだ先は長い。

太郎平にて

スキーがあればここまであっという間だった。このコーススキー無しでは考えられない。

黒部五郎手前

北ノ又から中俣乗越まで一気にトラバース。一山越えれば黒部五郎手前に着く。

黒部五郎上部は強風で氷化しておりアイゼン歩行になった。

ようやく五郎の肩に

五郎の肩の到着が午後1時,何とかメドはついた。

カール滑走

肩から五郎小屋まで標高差500mの快適な滑り。

五郎の先

カールから先を見渡す。左の三俣蓮華まで登り返せばもう大丈夫。カールを滑った先に五郎の冬季小屋がある。

快適なベースとして使用が可能。

三俣蓮華手前

五郎の小屋から三俣蓮華まで標高差500mの登り返し。巨大な雪庇が続いていた。

雪庇の上を歩くトレースが多く驚いた。

三俣蓮華にて

振り返れば黒部五郎のカールが輝いていた。時間既に3時半。時間との闘いが続く。

双六岳の巻き

三俣蓮華から南の2854mピークまで登り返して余裕で双六岳を巻く作戦にした。

巻きで槍が見えてようやく安堵感漂う。

双六小屋

双六小屋を眼下に双六谷を大ノマ乗越出合,標高2200mまで滑り込む。

最後の登り

出合から大ノマ乗越まで標高差300mの最後の登り,登りのトレースは無く交代でラッセルしながら頑張った。

大ノマ乗越にて

やったもう登らなく良い。既に夕方6時を回った。しばし槍穂の展望に酔いしれ一息ついたら新穂を目指す。

貸し切り小池新道

小池新道の快適な斜面はこの時間貸し切りだった。標高差1000mの最後のラン。

ゴール,ゴール,ゴール

林道到着6時45分。ワサビ平小屋で暗闇に,予定通りだった。ここから先はライトで十分だ。

8時24分新穂に到着してこの日も16時間半の厳しい行程だった。全行程33時間半だった。

山スキーヤの憧れオートルートを成功でき大満足だった。

後に続く多くの山スキーヤーの参考になれば幸いです。

素晴らしき仲間と素晴らしいコースに巡り合えた事は最高の喜びである。

最後に装備に関して説明

左が僕 ザック;オスプレーエクスポージャー50l(軽量1.8k 1-2泊の山スキーに最適,実に山スキーに適した素晴らしいザック)

     テント;石井スポーツゴアライト3-4人様 アイゼン;ミゾーのチタン ピッケル;短かめのアイスバイル  ショベル

     シュラフ;羽毛夏用ただしダウンジャケットを着て寝たので暖かかった。 銀マット+エアーマット

     チタンコンロ2組 ガス テルモス デジカメ;EOS Kiss一眼レフ

     食料;カレー シチュウ− 御飯 二人分  行動食;ゼリー飲料10ケ  お菓子 パン チョコ 

     スポーツドリンク500cc  その他 ゾンデ ビーコン GPS

右が名人ザック;オスプレースイッチ25l(この小さいザックにうまくパックしてあった) ザックの背面にテントをくくり付けていた

     アイゼン;ミゾーのチタン ピッケル;短かめのアイスバイル  ショベル

     シュラフ;羽毛夏用 エアーマット

     チタンコンロ2組 ガス テルモス デジカメ;EOS Kiss一眼レフ

     食料;五目飯 牛丼 二人分  行動食;ゼリー飲料10ケ  お菓子 パン チョコ 

     スポーツドリンク500cc  その他 ゾンデ ビーコン

二人の装備は各々上記の通りです。 荷物は僕も名人も14k程度でした。

食料が重かったですがだんだん軽くなるので気にしなかった。

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