太平洋から富士山へ

今度は日本最高所富士山への海抜0mからの挑戦である。田子の浦港を出て途中雨が降る難儀もあったが11時間で往復した。

山行記録2012年6月24日(日)

0.40  0m    田子の浦港発
4.14  2400m  富士山五合目駐車場
4.50  2400m  五合目発
6.24  3200m  八合目
7.01  3400m 九合目
7.55  3770m  富士山山頂着
8.10  3770m  富士山山頂発
9.33  2400m  五合目駐車場着
10.10 2400m  五合目駐車場発
11.37 0m    田子の浦港着

自転車 行き 47km 3時間26分 平均速度 13.7km
    帰り 47km  1時間18分 平均速度 35.5km

登り 7時間15分  下り 3時間27分
 

   

田子の浦港発、五合目2400mまで自転車で47km

深夜の田子の浦港

田子の浦港に着いてすぐに支度をしていざスタート、正直眠い。行くしか無い。

富士山五合目

髭魔人ゴール、バトルの末最後は力尽きた。

五合目駐車場で

富士山を背景に記念写真

さあ登山モードです

山頂まで標高差1376m、水は無いが行くしか無い

八合目

もう足はフラフラです。

雲海

五合目以下は雲海

9合目

この辺りは気合いのみ

9合目

風も強くなって来て寒いです。

外輪到着

ようやく到着頑張りました。

剣が峰山頂に

外輪を時計回りに剣が峰を目指す。

剣が峰

日本最高所、剣が峰3776mです。

帰りはスイスイ

7合目まで雪渓スイスイ、山頂からあっという間に5合目に

さあ海を目指すぜ

自転車モードで海を目指す

ただいま爆走中

帰りは早かった。帰り 47km  1時間18分 平均速度 35.5km

太平洋を背景に

無事ゴール完全燃焼でした。イェー

【山域】富士山(田子の浦港海抜0mから)
【場所】静岡県
【日時】20012年6月24日(日)
【コース】田子の浦港−富士山五合目(富士宮登山口)−富士山往復
【メンバー】僕、髭魔人
【装備】自転車+徒歩
【天気】雨のち晴れ

0.40 0m 田子の浦港発
4.14 2400m 富士山五合目駐車場
4.50 2400m 五合目発
6.24 3200m 八合目
7.01 3400m 九合目
7.55 3770m 富士山山頂着
8.10 3770m 富士山山頂発
9.33 2400m 五合目駐車場着
10.10 2400m 五合目駐車場発
11.37 0m 田子の浦港着

自転車 行き 47km 3時間26分 13.7km
帰り 47km 1時間18分 35.5km

海から登山は剣岳をかわきりに白山、薬師岳、立山、乗鞍岳、白馬岳と繋げて来た。
なら残すところは日本最高所富士山しか無いだろう。

しかし金沢からは遠すぎるし連休の無い僕にとって一人で出掛けるには気が重い、心
強い髭魔人が一緒なら何とかなりそうだ。梅雨の晴れ間が期待出来る今しか無いと23
日(土)仕事が終わった夜金沢を出た。

片道460km、二人で230kmずつ運転して行く事で僕が先にハンドルを握る。名古屋に入っ
て運転を交代、助手席で1時間程うとうとしただけで深夜0時前に田子の浦港に着いた。

車を海辺に止めて道中のコンビニで買った弁当を急いで食べて暗闇の中支度をする。
さあ行きますか。道順はGPSに入っているからバッチリ。

0.40 0m 田子の浦港発 富士市の市街地は深夜で車も少なくて走り易い、港を出
てすぐに緩い坂が始まる。このまま標高2400mまで果てしなく坂が続くのか。楽しみ半
分恐さ半分。GPSは自転車好みの裏通りを案内してくれる。素晴らしい。

しかし富士市を抜けて富士宮に入る頃に雨が降り出して来た。そんなバナナ、降水確
率は10%なのに話が違う。ガソリンスタンドの軒先で雨対策をして仕切り直しである。
標高350m辺りからいよいよ富士スカイラインに入り山岳道路がスタートだ。

富士市の夜景も時折見えて標高が上がるのが分かる。しかし小雨は降り続き気は重かっ
た。蒸し暑いと言うより肌寒いと言った感じだ。スカイラインに入るとたまに登山者
の車に抜かれるくらいでほとんど車には会わなかった。

どこまでも登りが続く。今日は髭も元気だ。毎朝ヒルクライムトレを続けているだけ
あって格段に強くなっている。気を引き締めてかからなければヤバイと思った。

標高1200mで一度だけ休憩を取る事にした。水筒のドリンクは半分に減ったが五合目に
自販機があると言うことで安心していた。さあ髭、五合目まで勝負だ。

標高1450mでスカイラインは富士宮登山口へ分岐していよいよラスト1000mのヒルクラ
イムだ。髭とアタック合戦になる。抜きつ抜かれつだが、僕は髭の様子を伺う余裕が
あった。何度か揺さぶりをかけながら体力を奪う作戦だ。

残り5kmの看板が出た。そろそろ作戦開始、前を行く髭の横を一気に走り抜け、ガンガ
ン加速してあっという間に見えない先に出た。多分これで戦意は消失するだろう。そ
の後もガンガン加速してもう一人旅、髭は全く付いて来れなかった。残り1km毎に看板
がありラスト1kmでスパート、五合目駐車場が見えた。

4.14 2400m 富士山五合目駐車場 ようやく着いた。47kmを走行時間3時間26分、 
平均速度13.7kmで走り切った。まずまずだろう。待つ事しばらく髭も到着。お疲れ様、
もう水筒の水無いです。あわてて自販機を探す。あった、でも電気が消えていて使え
ない。二人とも真っ青、水無しで富士山往復するには辛すぎ、しかし人生試練があっ
てこそ成長する。行くしか無い。

4.50 2400m 五合目発 すでに出発した登山者も多いだろう。登山口で二人の若者
にYASUHIRO先生と声をかけられる。HP見てますと嬉しい声掛け、記念写真を撮って握
手した。さあ髭行きますよ。

ガンガン先行者を抜いて元気にスタートするが水が無いので足がフラフラになって行
く。髭ももうロープにもたれる様に歩いている。五合目下は雲海が広がるが上部は晴
れて視界は良い。

6.24 3200m 八合目 ようやく着いたがもう足が鉛のようだ。菓子パン類は喉が渇く
ので食べれず、あめ玉だけが救いだった。水が欲しい、、、、、髭根性で行くぜ。

この辺りから雪渓が出て来たがトレースがあるのでアイゼン無しでも大丈夫だった。

7.01 3400m 九合目 さあもう少し残り350mもう這々の体でピークを目指して行く。
髭も倒れそう。外輪に飛び出すと鳥居があった。最高所剣が峰を目指そう。さあもう
すぐ登りが終わる。

7.55 3770m 富士山山頂着 着きました。風があり軽装では寒いです。手もかじかん
できたが、海から自分の足でここまで来たので感無量だった。スタートして7時間15分
だった。水があればもう少し頑張れただろう。記念写真を撮り合いさあ海に帰るぞ。

8.10 3770m 富士山山頂発 帰りは早かった。ヤバイ雪渓も帰りは緩んでいてガンガ
ン足スキーで7合目まではスイスイ降りれた。もうガスも湧いて視界は無かった。スキー
を担ぐ物好きも3名いた。お疲れさんです。

9.33 2400m 五合目駐車場着 帰りは早かった。山頂を出て1時間23分だった。駐車
場でゆっくり支度をして記念写真を撮るといよいよダウンヒルの開始。

10.10 2400m 五合目駐車場発 さあ行くぜ。ガンガン飛ばす。帰りは海までほとんど
下り、スカイラインはガンガン飛ばすので車に抜かれる事も無い。少し肌寒いが早く
海に着きたい。

帰りもGPSが裏道を指示してくれるので安心である。富士市に入ると交通量も多くなっ
て来た。さあもうすぐだ。漁港が近い。

11.37 0m 田子の浦港着 ゴール 帰りは47kmを1時間18分平均速度35.5kmだった。
山頂を出てわずかに3時間27分だった。

二人で太平洋まで移動して記念写真を撮り健闘をたたえ合った。近くの銭湯で汗を流
して漁港でシラス丼を食べて帰路を急いだ。

帰りは眠くて仕方無かったが運転を交代しながら無事夜7時に自宅に着いた。ほぼ24時
間行動であった。

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