槍ガ岳(3180m)・飛騨沢 岐阜県

槍ガ岳飛騨沢の終点飛騨乗越は標高3010m日本でも屈指のロングクルージングが楽しめる

コースである。新穂高まで標高差2000mの滑走が楽しめる。槍山頂からの雪の穂高連峰

の景観も素晴らしい。槍平小屋を使用し1泊2日が一般的だが春なら軽量化し日帰りも可能だ。

穂高平避難小屋

新穂高ロープウェイ横林道からいよいよ登山が始まる。雪が多い年ならここからシール歩行

となる。林道を忠実に進み標高1340m地点に穂高平避難小屋がある。夏と正月,ゴールデンウイーク

以外は閉まっていることが多い。

白出沢

穂高平から歩くこと約40分で白出沢に着く。林道はここで終わりいよいよ登山道となる。

白出沢には避難小屋もあるが使えない。ここからはジャンダルムが見える。雪が多い春

なら白出沢を10分ほど進んだ地点で河原におり川沿いに槍平を目指す方が楽である。

帰りもここまで滑った方が早い。雪が少ない冬なら夏道に従い槍平までシール歩行で進む。

滝谷

白出からブドウ谷,チビ谷を越えると標高1750m滝谷に着く。春ならどの谷も

猛烈な雪崩れ跡で圧倒される。午前中の早い時間にここを過ぎておかないと

雪崩れに巻き込まれる危険もある。慎重に進みたい。滝谷には暗い避難小屋もある。

槍平

滝谷から1時間明るく開けた槍平に着く。冬季避難小屋もある。テントを張るにも適して

いる。ここをベースにするのが一般的である。標高1990mであり,目指す飛騨乗り越し

まで標高差1000mである。

飛騨沢取り付き

飛騨沢取り付きはやや狭くなっている。両脇からの雪崩には十分注意しよう。

雪崩の危険を感じたら中崎尾根,西鎌経由で槍の肩を目指そう。この場合標高2300m

付近で尾根に上がる。

飛騨沢

広々とした飛騨沢にはいるとそこはパラダイスである。右鞍部が飛騨乗り越しである。

雪の状態次第では飛騨乗り越しまでクトーを付けシール歩行が可能だが,無理せず

早めにアイゼンに履き替えよう。比較的雪崩の少ない沢である。

笠ガ岳       

飛騨沢中部から振り返ると純白の笠ガ岳が目に付く。帰りはこの光景を見ながらの

クルージングである。中崎尾根も見える。

飛騨沢上部

飛騨沢上部からは西鎌尾根,双六方面が見える。ここまで登ればあと一息である。

槍の肩

飛騨乗り越しではじめて槍が見える。ここは風の通り道であり風が強い。ここで

スキーをデポアイゼンに履き替え,槍を目指そう。少し上がれば肩に出る。

槍途中から

槍の登りからは雪に埋もれた山荘,笠ガ岳が見える。兼用靴でも問題なく山頂を

目指せる。はしごや鎖も出ていることが多い。

槍山頂の穂高

槍山頂からの純白の穂高連峰は素晴らしい。360度のパノラマを心ゆくまで楽しもう。

さあ飛騨乗り越しからの滑走が君を待っている。

   

                    純白の穂高連峰

   

                     槍山頂からの双六方面  

     

               飛騨沢厳冬期シュプール1

                                           飛騨沢厳冬期シュプール2

山行記録2000年1月2日(日)

時刻-標高-気温-場所

1.49 1110m 新穂高発
2.32 1305m -7.8 穂高平小屋
3.10 1540m -7.1 白出小屋
4.18 1750m -6.4 滝谷避難小屋
5.08 1990m -9.7 槍平小屋
8.19 3010m -9.6 飛騨乗り越し
9.03 3180m -6.8 槍ガ岳山頂
9.17 3180m -6.8 槍ガ岳山頂発
9.41 3010m -3.7 飛騨乗り越し着
10.03 3010m -4.9 飛騨乗り越し発
10.58 1990m -0.6 槍平小屋着
12.07 1540m 3.3 白出小屋着
12.20 1540m 3.3 白出小屋発
12.28 1305m -0.2 穂高平小屋着
12.41 1110m 新穂高着

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