白山(東面台地)(2701m) 岐阜県

岐阜県の平瀬ゲートから標高差2100m,往復約40kmと山頂まではかなり厳しいが転法輪谷と小白水谷に挟まれた

東面台地は焼山北面台地にも匹敵する素晴らしいコースである。林道が開通する5月中旬まで待っているともう遅い。

MTBを利用して頑張っていこう。

平瀬登山口ゲート

林道の除雪は4月以降になるあまり早く来ると自転車が使えない。ここから大白川ダムまで標高差600m

距離約14km傾斜はきつく根性あるのみである。

大白川ダム最初の橋の取付

標高1250mダム付近の最初の橋を渡れば東面台地取付である。時期が遅いと下部は藪漕ぎになろう。

ブナ林の朝

東面台地に取り付いた頃に朝陽が射し込んできた。しばらくはブナ林が延々と続く。

東面台地下部平坦地

しばらくは平坦なブナ林が続く。見事なブナ林に感動する。地形図をよく読んでアップダウンにはまらない

ようにしよう。

標高1500mU字谷

台地は右寄りに進路を取ればU字状の快適な登りになる。行けるとこまでU字谷を利用する方が良い。

雪崩の心配のない快適な台地である。

標高1700mから見下ろす

振り返ればU字谷が見える。木々は徐々に疎林になっていく。

標高2100m付近     

此処まで来ると正面に御前峰(左),剣が峰(右)の男性的な景色が見えるようになる。両峰の鞍部を目指して

高度を上げよう。

乗鞍岳

振り返れば乗鞍が輝いていた。

穂高連峰

穂高連峰から立山までが一望できる。

標高2200m

どんどん白山が近ずいてくる。

東面台地全景

標高2500mから東面台地を振り返る。素晴らしいスキー向きの緩斜面である。

剣が峰

ようやく鞍部2600mに到着。右手に剣が峰。左手に御前峰となる。剣が峰山頂からも滑走可である。

山頂にて

別山の左下にジェット機が見えるだろう。別山とジェット機,貴重な写真である。

山頂にて記念写真

折角だから三脚を立てた。

いざ滑走

御前峰山頂から吸い込まれるように東面台地に滑り込む。これが山スキーである。

この景色を見に行って下さい。二重丸コースです。

              山行記録2003年4月16日(水)

3日前の石川県側の白山に続いて今日は岐阜県側平瀬から東面台地(転法輪谷と小白
水谷に挟まれた台地)を滑りました。今日も標高差2100m,往復距離約40kmと気合い
入れまくりでした。

【山域】白山 (東面台地経由) 2702m 
【場所】岐阜県  
【日時】本日 4月16日(水)
【コース】岐阜県平瀬ゲート−大白川ダムの橋近く取付−東面台地−御前峰・剣が峰
鞍部−白山山頂−往復
【メンバー】単独
【装備】アトミックβライド9.22 160cm,ディアミール,TR12
【天気】文句無しの快晴

今シーズンの大きな課題の一つ白山東面台地,絶好の気圧配置を見逃すはずもなく行
くしかなかった。予想通り素晴らしいコースでありこれまでほとんど報告がなかった
のが不思議なくらいである。今シーズン3本の指に入る会心の山行であった。

4月15日(火)明日の休診日はまた快晴になると言う。本当は雨でも降ってくれたら
と内心思っていたが,絶好の快晴の予報に仕事を終えたらいつものようにスキー
とMTBを車に付けまた出かけてしまった。東海北陸道のおかげで岐阜の登山口の平瀬
は石川の白峰より早く着くようになった。わずか1時間弱である。平瀬のゲート前で
車中泊。3週間前に来た時は除雪が始まっておらず無念の敗退であった。

4月16日(水)朝2時過ぎ起床。スタートは先日と同じ朝3時とする。

3.04 630m 平瀬ゲート発。さあ今日も気合い入れまくりだ。まずはMTBにまたがり
大白川ダムまで標高差600m,約14kmの自転車漕ぎである。道路には木や石がチラホラ
しているがきれいに除雪されている。問題は何処まで除雪されているかである。暗闇
の中根性で漕ぎ続ける。白峰よりは勾配が急でかなりしんどい。トンネルや大きな落
石もありビビリながら休まず漕ぐしかなかった。

5.01 1220m 林道自転車デポ。良かった。大白川ダムの1km手前まで除雪されていた。
此処に重機が放置されており既に積雪2mちかくに達していた。ここから薄明るくなっ
た林道をスキーで歩く。

5.17 1240m 大白川ダム付近最初の橋。橋を渡るとすぐに東面台地の取付である。
最初の10mは雪が付いて無く坪足だがすぐにスキーが使えた。台地下部は平坦でブナ
が延々と続く素晴らしい雰囲気である。これほど立派なブナ林も稀であろう。

ブナを楽しみながら地図を確かめ確かめアップダウンにならないように慎重に足を進
める。かなり頻回に読図を行い周囲の地形を頭にたたき込む。

6.06 1407m 白山東面台地下部。地図上1407m辺りからはU字状の谷を快調に足を進
める。雪崩れている箇所は皆無であり,本当に安心な台地である。天気は良く今日も
写真とりまくりである。

振り返れば乗鞍,穂高,立山連峰まで見渡せる。台地の両脇には転法輪谷,小白水谷
があるので地形はわかりやすい。地図上2188m辺りからはほとんど無木立になり正面
には御前峰,剣が峰が荒々しく聳えている。まるで焼山北面台地を彷彿させる絶景で
ある。

標高2300mから傾斜は急になるが雪はザラメのためクトーを付ければ問題なかった。

10.07 2600m 御前峰−剣ガ峰間鞍部着。ようやく到着。もう山頂は間近である。剣
が峰,御前峰どちらからでも滑走可能だが今日も御前峰を目指す。直下はクラスト急
斜面であり難しいスキー歩行だった。

10.22 2702m 白山山頂(御前峰)着。今日は風は弱く。写真撮影を存分に楽しめた。
石川県側は3日前よりハイマツがかなり出ていた。今日は展望は素晴らしかった。珍
しく長居してしまう。

10.50 2702m 白山山頂発。さあお待ちかねである。山頂から一気に東面台地を目指
して飛び込む。最初のクラストした急斜面をこなすとあとはザラメの素晴らしい斜面
が延々と続いていた。何処までも続く快適な斜面,焼山の北面台地と同様に素晴らし
い。この天候に感謝しつつ一気に下った。

11.42 1240m 大白川ダム付近最初の橋。写真撮影も含めても1時間とかからなかっ
た。うまくルートを選んで登り返しもなく到着した。

11.54 1220m 林道自転車デポ。ここからはMTBショーである。工事関係者を横目に
ぶっ飛ばした。

12.31 630m 平瀬ゲート着。無事到着。素晴らしいコースを楽しめ疲れはなかった。

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