金沢からひるがの高原、冠峠越え、越前海岸 445km  記録2012年7月15.16日

金沢から五箇山街道を抜けひるがの高原、郡上八幡へ至り徳山ダム経由で冠峠を越えて越前海岸に入る周回コース

【ロングライド】冠峠越え
【日時】20012年7月15日(日)16日(月)
【コース】金沢−五箇山−白川郷−ひるがの高原−郡上八幡-根尾-馬坂峠
     -徳山ダム-冠峠-越前海岸-東尋坊-金沢
【メンバー】僕、髭魔人、N君
【走行距離】445km
【平均速度】25.7km

7.15(日)
3.00  15m  0km  金沢発
6.30  488m  80km  白川郷
9.01  871m  120km  ひるがの高原
11.30  213m  160km 郡上八幡
15.01  165m  225km  根尾

7.16(月)
4.00  165m  225km  根尾発
4.45  544m  235km  馬坂峠
5.03  407m  240km  徳山ダム
6.50  1048m  260km  冠峠
9.45  15m  317km  越前海岸
11.50  25m  360km  東尋坊
16.26  15m 445km  金沢着

7.15(日)
3.00 15m 0km 金沢発 この日目覚まし無しで朝2時に目が覚めた。天気は
助かった、雨は降っていない、出だしから降られると気がめいる。深夜2時45分頃医院
に行くとヒゲはもうスタンバイしていた。少し遅れてN君到着、記念写真を撮ってさあ
スタートだ。

深夜の8号線を僕が先頭で飛ばす。森本から福光に抜け最初のヒルクライム五箇山トン
ネル越えである。三人で気合いでガンガン峠を目指す。やはりN君は強かった。トンネ
ルを抜けると世界遺産の五箇山だ。ようやく明るくなって来た。

まだ交通量の少ない五箇山街道をひた走る。ひるがの高原までひたすら登りが続く。
五箇山で休憩しておいしい水を頂く。空はどんよりしていていつ雨が降ってもおかし
くない。

6.30 488m 80km 白川郷 ようやく白川郷に着いた。腹がへった。コンビニ
で皆で朝食を頂く、これでまた元気一杯だ。今回は走るだけでなく観光も兼ねている。
展望台までまたヒルクライムする。早朝の展望台に人はなく眼下には素晴らしい合掌
造りが広がっていた。

白川郷を出て平瀬に入る頃土砂降りの雨が降り出した。全身ずぶ濡れだが気温が高い
のでちょうど涼しいくらいで雨に打たれながらひるがの高原を目指す。平瀬から桜街
道をひたすら登って行く。先頭を30kmを目安に交代で引っ張る。

9.01 871m 120km ひるがの高原 雨の中ようやく今日の最高所ひるがの高原
に着く。コンビニで腹ごしらえして分水嶺公園へ、ここで太平洋と日本海へ流れる水
の分岐が確かめられる。ここまで来れば郡上八幡まで下るだけ。

高速でダウンヒルを楽しみ白鳥をあっという間に通過、郡上に入る。

11.30 213m 160km 郡上八幡 この街も高山に似た古い町並みが楽しめる。郊
外から小高い山の上に城が見えた。さあヒルクライム開始,10%以上の急勾配をガンガ
ン行く。ヒゲトップで到着、皆で城を見学して記念写真、下山後町並みを散策して今
日の宿泊所根尾を目指す。

根尾への街道へ入ると交通量は少なくなる。快適な山岳道路をアップダウンを繰り返
す。街道沿いには鮎の店が多い、GPSを頼りに裏道を抜けてひた走る。気温はドンドン
上昇して登り坂ではもう暑くて死にそうだ。路肩に流れる山水を浴びながらもう少し
ガンバだ。

走行距離は200kmを超えている。平均速度は25kmオーバー、山道をよく頑張ったもので
ある。さあもう少しで根尾だ。早く宿に着いて待ったりしたい、裏道に入って抜けた
場所が宿の前だった。

15.01 165m 225km 根尾 住吉屋に到着,ちょうど良い時間であった。宿の奥さ
んに明朝は朝4時に出るのでおにぎりを3ヶ作ってもらう事にした。宿に入ってすぐに
入浴、汗を流して脚には水を当てクールダウンする。

本来なら涼しい場所なのだがやたら蒸し暑い、部屋はクーラーも扇風機もないのでい
るだけで汗が出る。夕食は6時半、三人で労をねぎらい乾杯、この瞬間のために頑張っ
て来た。部屋に戻り明日の作戦会議、徳山ダムに向かう県道は災害通行止めだが、チャ
リなら何とかなるだろうと朝3時起床、4時スタートとした。

夜は暑くて熟睡出来ず汗だくになりながら朝を迎える事になった。一晩中雨音は絶え
る事がなかった。

7.16(月)
4.00 165m 225km 根尾発 朝3時目が覚めるともう皆起床していた。雨は降り
続いている。皆でおにぎりをほおばり気合いを入れる。問題は馬坂峠手前の通行止め、
もし通過出来なければ60kmくらいの大回りとなる。

滝の様な土砂降りの雨の中暗闇に飛び出した。ずぶ濡れになってヒルクライムが始ま
る。複雑な林道はGPSがなければ進めない。ガンガン登るとしばらくでバリケードがあっ
た。ここを乗り越えて恐る恐る先を進む。

いよいよ核心部分に来た。林道は完全に崩れ落ちていた。わずか50cmほど人がやっと
通れるだけの崩れた端を歩いて無事通過、再びバリケードを乗り越せばもう馬坂峠が
間近だった。

4.45 544m 235km 馬坂峠 ようやく峠に来た。峠を越えると雨は上がり快適
な下りとなった。さあ今日は暑くなりそうだ。

5.03 407m 240km 徳山ダム ここで休憩した。まだ早朝で車は来ない。徳沢
ダムのトンネル群は実に快適で30km以上のハイペースで通過する。ダムの管理道を過
ぎるといよいよ冠林道だ。

さあ今日最大の難所である。行くしか無いと加速した途端後方でバーンと言う音、N君
のタイヤが前後ともパンクした。尖った石を踏んだらしい。手分けして修理を行いさ
あ仕切り直しである。

ヒゲとN君はドンドン加速して行った。このペースでついて行くと違和感を感じ始めた
右の大腿四頭筋に痙攣を起こしかねないので僕はペースを落として無理はしなかった。

峠に近づくに連れ涼しくなって来た。残念ながら雲で冠岳を拝む事はかなわなかった
が10%以上の急坂を根性で漕いでようやく峠が見えた。

6.50 1048m 260km 冠峠 既にヒゲは大の字でぶっ倒れていた。N君は余裕の表
情だった。ここで休憩して記念写真だ。登山の車も多くやって来ていた。峠からはひ
たすら池田町までダウンヒルが始まる。

どこまでも快適なダウンヒルが続く。高速で飛ばして越前町に入ると猛暑が待ってい
た。熱い地獄だ。水を求めてウロウロすると水があった。全身頭から水を浴びてよう
やく一息ついた。

しかし30分も走ればまた全身乾いて来る。乾いて来ると水を探して頭から浴びると言
う繰り返しである。越前海岸まで快適に走れると思ったらまた峠越えがあった。どこ
までも続くヒルクライム峠を越えて下り切ると日本海に出た。

9.45 15m 317km 越前海岸 ようやく越前海岸だ。快適な潮騒道路を東尋坊
目指して北上する。連休と言うことで海水浴客も多い、東尋坊までN君が頑張っ
て30km以上で引いてくれた。さあ東尋坊が見えた。昼飯は食べログを参考にした。

11.50 25m 360km 東尋坊 さあ腹も空いた所だ、お目当ての田島食堂は超賑
わいで30分以上待たされたが待っただけの価値のある海鮮丼を三人でおいしく頂いた。
食後東尋坊タワーに登り雄大な景色を楽しんだ。いつもは入館料をケチって登った事
が無かったが500円が惜しくない景色を楽しめた。

東尋坊の次は雄島に自転車で移動して記念写真を撮る。さあラスト金沢まで戻るのみ

残り85km、一人25km先頭を引けば大丈夫だ。僕がまず先頭で引いた。30km以上の高速
でかっ飛ばす。しかし如何せん暑い、スタートして30分も立たないうちに全身カラカ
ラ、水場を探して子供の様に水を掛け合ってクールダウンした。

加賀市でヒゲに交代、また随分飛ばしてくれる出ないか。勘弁して欲しいくらいだが
先頭が一番辛いので皆歯を食いしばって頑張るのみ

美川まで来て最後N君に交代、彼もガンガン行く,白山市に入ると故郷の見慣れた山々
が目に飛び込んで来た。もう少しだ、残り5km、先頭のN君が最後フイニッシュランを
飾って下さいと先頭を変わってくれた。

ならば行くしか無い,残り1km全速力でペダルを回した。51kmまでスピードを上げた。
ボルトも真っ青だろう。さあ医院が見えた。ゴールである。

16.26 15m 445km 金沢着 やりました。皆さんお疲れ様です。三人で固く握
手を交わしてまた一つ一生の思い出を作ることができた。今日も完全燃焼でした。

豪雨、土砂崩れ、パンクトラブル、仲間で協力し合えば恐くはなかった。

コースルート

金沢発で445kmのアップダウンに富むコース、いくつもの峠を越えて最後冠峠を越えて越前海岸に入る。

五箇山街道

まだ真っ暗の中金沢を朝3時にスタート、最初の峠五箇山トンネルを超えるとようやく明るくなって来た。

まだ交通量は少なく、快適に飛ばして行く。

白川郷展望台

金沢から80km、ようやく早朝の白川郷に着いた。空はいつ雨が降ってもおかしくない様な感じ

合掌造りの景色を楽しんだらさあ先に急ごう。

平瀬道の駅

平瀬道の駅手前で土砂降りの雨に遭遇。全身ずぶ濡れだがちょうど涼しくて良かった。

ひるがの高原、分水嶺

この日の最高所ひるがの高原871mに到着,分水嶺公園で記念写真を撮る。

さあ後は郡上八幡まで長いダウンヒルが続く。

郡上八幡城

城まで標高差150mのヒルクライム、急勾配をものともせず皆で無事到着、さあ城に入ろう。

城から見た郡上八幡市

天守閣からは郡上の町並みが一望出来た。前夜の激しい雨で川は濁流と化していた。

根尾の民宿で乾杯

郡上で市内を探索した後宿泊地点根尾まで暑さに耐えて頑張った。

無事午後三時到着、この日ここまで225kmを平均速度25.6kmで走った。

徳山ダム

夜が明けて豪雨の中暗闇に飛び出した。馬坂峠手前の通行止めは辛うじて人が一人歩けるくらい

脇道があった。峠を越えてダウンヒルを楽しむと徳山ダムに着いた。

冠林道

徳山ダムのトンネル群を快適に飛ばしていよいよ冠林道に入る。

この林道10%以上の激坂が峠まで延々と続く。

冠峠

いよいよこの日のハイライト1048m冠峠に着いた。

生憎の雲で冠山は見えなかった。さあ休んだらいよいよ越前海岸までひた走るだけ。

越前海岸

越前海岸まで意外とアップダウンがあった。さあここまで来れば後は金沢まで海岸線を130km走るだけ

交代で先頭を引いて30kmオーバーのハイスピードで飛ばす。

ひげ魔人

ヒゲ魔人終始余裕で走り続ける。胸毛がかわいかった。

海鮮丼

東尋坊でまず昼飯、海鮮丼大盛り2700円でカンパーイ!!

東尋坊

観光名所の東尋坊は欠かせない、多くの人で賑わっていた。

東尋坊タワー

タワーに登り雄島を見下ろす。行かなければ

雄島

雄島観光を済ませれば後はただ金沢を目指すのみ。

猛暑日

この日猛暑日で気温は37度を超えていた。全身に水を浴びないとやってられない。

医王山が見えた

白山市まで来てようやく故郷の山並みがラスト10km

ゴール

頑張りました。また思い出作りができました。

N君若さで画面からはじけちゃいました。

 

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