空沢山(1420m) 新潟県
山スキーヤーの聖地として知られる焼山北面台地,この台地の最高の展望台の空沢山を厳冬期に挑戦した。
予想通り厳しいラッセルではあったが頸城の山塊を隈無く楽しむ事ができ素晴らしいパウダーを頂く事ができた。
6.00 460m 笹倉温泉発
7.25 780m 九十九折り林道上部トラバース
8.23 850m 火打山川横断
10.29 1420m 空沢山着
10.47 1420m 空沢山発
11.12 850m 火打山川横断
11.50 780m 九十九折り林道上部
12.26 460m 笹倉温泉
コースガイドは赤,笹倉温泉から標高差約1000m
笹倉温泉からしばらくで橋
この辺りは豪雪地帯,九十九折り林道の取り付きの橋も凄い積雪(写真は帰りのもの)
ラッセル
九十九折り林道は傾斜は急なのでラッセルも膝上になった。
林道上部
九十九折り林道上部に立つと眼下に日本海や笹倉温泉が見える。
空沢山北西尾根
山腹を巻いて少し下って雪原を進むと取り付き尾根が見える。
火打山川
尾根取り付き直前に火打山川を渡る。ブリッジがあるから安心だ。
尾根ラッセル
尾根は緩やかで雪崩の心配はない。
周囲の山並
尾根を登るとまず背後に放山(右),鉾岳(左)が見える。
高松山
尾根右手には高松山が聳え立つ。
焼山
さらに北面台地その奥に焼山が見える。
ブリザード
この日強風が吹き荒れており尾根の上部はブリザードであった。
焼山北面台地
この尾根からは北面台地が手にとるように見える。
根性
ブリザードに耐え根性で登るしかない。
山頂が見えた
ようやく山頂が見えて来た。ガンバ
山頂にて
山頂にて記念写真をとる僕と金木さん
帰り
頑張ったぶんパウダーしかないでしょう。
尾根取り付きに
あっという間に取り付きまで滑り降りた。
登り返し
帰りはしばらくシールで登り返しだが大した事はない。
素晴らしき景色。是非この景色を見に行って下さい。
山行記録2006年1月22日(日)
以前から焼山北面台地の厳冬期の様子を写真に撮りたいと思っていた。この山からな
らきっと素晴らしいに違いないと思っていたが予想通りであった。
【山域】空沢山 1420m
【場所】新潟県
【日時】1月22日(日)
【コース】笹倉温泉―九十九折り林道上部―火打山川横断―空沢山北西尾根
―空沢山往復
【メンバー】僕・深澤君・金木さん
【装備】アトミック・シュガーダディ 153cm,ディアミール,ガルモント(僕)
アトミック・シュガーダディ 153cm,ディアミール,ガルモント(深沢君)
サロモン・10.80ガン(ポケロケ後継機種)175cm,ディアミール,ガルモ
ント(金木さん)
1月21日(土)日曜はあまり予報は良くなかったが家にいるより悪天候でも山に行っ
た方が思い出と体力作りになるだろうと新たな開拓地空沢山に行こうと深沢君と昼連
絡を取った。折角だから横浜の金木さんにも電話をかけた。集合は夜9時糸魚川すし
活と言う事で、、、、
あらかじめすし活には三名で特上ちらしと連絡していたので着いたらすぐにちらしが
出た。サービスだと魚も付いて感謝感謝である。三人でこれしかないなと舌鼓、やは
りすし活は最高である。帰りがけに糸魚川名物のあめ玉を頂いた。
笹倉温泉に移動するとやはり今年は凄い事になっている。もう雪の壁である。この辺
りでも2mは楽にありそうだ。早速パジェロで宴会しながら、明日の打ち合わせだ。
雪は一晩中降っていた。
1月22日(日)朝5時起床。朝までに更に20cm積もった。前日の降雪は山ではか
なりあったろうからラッセルは厳しそうだが三人衆なら楽勝だろう。一度厳冬期にこ
こへ来たかった。
6.00 460m 笹倉温泉発。いきなり壁を乗り越すのに苦労した。雪の量は凄く、電
信柱の電線に手が届くくらいであった。膝上ラッセルを交代でしのぎながらガンガン
進む。
九十九折りで斜度が増すとラッセルは一段と膝上まで厳しくなったが先頭はトップス
ビードで常にトレースを付ける。くたびれたら最後尾で休憩である。
7.25 780m 九十九折り林道上部トラバース。やはり厳しいラッセルで春の倍の時
間がかかった。ここからしばらく雪崩れに注意してダッシュで進む。対岸では雪崩の
音がすざまじい。やはり厳冬期は怖い。
山腹を巻いて火打山川を目指す。少し下り広々とした雪原を歩く。火打山川は水が流
れていたが随所にブリッジはあったので徒渉はなかった。
8.23 850m 火打山川横断。川を渡るといよいよ空沢山北西尾根取り付きだ。やはり
ラッセルは膝できつかったが、10時過ぎには着けるだろう。天候は徐々に良くなり快
晴になった。周囲の山々が素晴らしい。やはりこの尾根絶好の展望台だった。
高度が上がるにつれもろに強風の洗礼を受け始める。気圧配置は冬型だから仕方がな
い。もう勘弁というくらい風と雪に叩かれた。覆面をだし完全防備で山頂を目指す。
焼山北面台地の素晴らしい景観だけを慰めにようやく山頂が見えた。
10.29 1420m 空沢山着。山頂は火打まで続く尾根の小ピークだった。素晴らしき眺
め、やはり今日も正解だった。写真を撮ったらいざパウダーだ。
10.47 1420m 空沢山発。激パウダー過ぎてシュガーは少し短かった。今日はポケロ
ケが正解だった。少し当てが外れたが小刻みなテール滑りでガンガン粉を巻き上げる。
11.12 850m 火打山川横断。あっという間に尾根の末端まで下りてしまった。ここ
でシールを着けて後はトレース通りにのんびり雪原散歩である。
11.50 780m 九十九折り林道上部。ここからは最後の急斜面パウダーを満喫した。
12.26 460m 笹倉温泉着。今日も大満足だった。
温泉は焼山温泉(露天からの山の景色が最高)に入りたかったが車を止めさせてもらっ
て悪いので笹倉温泉で汗を流す。ここで解散して皆帰路を急ぐ。帰りの北陸高速は雪
で大荒れだった。早く降りられて良かった。