焼山(2402m) 新潟県 (笹倉温泉から)
焼山北面台地は山スキーヤーの聖地である。火山活動も最近下火になり真の山頂まで登れるようになった。
西面を登り上げ,山頂から東面の急斜面を滑り降り,再び北面台地に戻り笹倉温泉へ帰った。
標高460mの左笹倉温泉を起点とし,しばらく進んで橋を渡ればいよいよ最初の九十九折り林道に出くわす。
北面台地に出てからのルートは赤の通りである。ぐるりと焼山を一周するようなコースである。
北面台地標高1600m
北面台地に上がれば正面焼山を見ながら無木立の緩やかな台地をひたすら登り上げる。
火打山
左前方には火打山(左),影火打(右)が見える。こちらへ行くことも可能。
北面台地上部で振り返る
振り返れば北面台地の先に鉾岳がどっしりとそびえ立つ。
北面台地上部にて
登り上げれば焼山がドンドン迫ってくる。雪質次第では滑降コースは色々とれそうだ。
標高2100m
標高2100m辺りで傾斜は急になりアイゼン歩行に切り替える。残り標高差300m意外ときつい。
真の山頂
真の山頂2402mには標識があった。360度遮るもののない大展望である。背景は火打。
雨飾
山頂からは金山更に先に雨飾りがよく見える。
山頂からGo
山頂から東面は40〜50度の急斜面が続く。雪質は堅いことが多く難しい。
火打目指して
東面は火打目指して滑り降りることになる。火打との鞍部標高2100mまでGo
高妻山を背景に
高妻を背景に華麗に滑り降りる。
東面の急斜面
東面を落ちるように滑っていく。
北面台地へ
火打との鞍部から北面台地までグルリとトラバース。賽の河原のみは上り返しが必要だった。
北面台地滑走
この日は新雪に恵まれ最高の条件でスキーが楽しめた。
山行記録2004年3月20日(日)
頸城の焼山北面台地は山スキーヤーの聖地であり,訪れた方も多いことだろう。しか
しながら焼山の真の山頂に立ち山頂から滑降したスキーヤーは極めて稀だろう。今日
深澤君と二人山頂から東面の凍った急雪面に立ち向かいこれを成し遂げることができ
た。
【山域】焼山 2402m 頸城
【場所】新潟県
【日時】本日 3月20日(土)
【コース】笹倉温泉−アケビ平−北面台地−焼山西面−焼山山頂−焼山東面滑降−
北面台地−笹倉温泉
【メンバー】僕・深澤
【装備】サロモン・Verse7 150cm,ディアミール3,ガルモントGライドg-fit(早川)
K2・summit 153cm,ディアミール2,ローバストラクチュラ(深沢)
【天気】曇り
活火山であるはずの焼山だが今日は噴煙は皆無であった。以前来た時は噴煙のため外
輪山止まりであったが今日は安心して山頂に立つことが出来た。
3月19日(金)今日も朝から休み無く仕事に追われようやく夜7時過ぎ開放された。い
つものように高速を飛ばし平湯で深澤君と合流の予定であった。当初平湯温泉から安
房平経由で十石山に登りワサビ谷を滑ってアカソダナ山に登り返し一日2山を楽しむ
予定であった。高速上でNHKの天気予報を見ると低気圧が下から上に急速に発達する
とのこと。やばい平湯はパスだ。北にするしかない。早速携帯で諏訪を走っていた深
澤君に連絡。平湯でなく笹倉温泉に直行するように指令を出した。焼山山頂滑降に変
更だ。
糸魚川で下りいつものすし活で特上ちらし,これしかないでしょう。最近僕のHPを見
てお客さんが遠方からちょくちょく来るようになったとマスターは驚いていた。僕は
本当に良い店しか紹介しないのです。いつものご飯は大盛りでたっぷりの具であった。
3300円お得なメニューである。差し入れを頂いて行って来ますとマスターに挨拶をし
て店を出た。笹倉温泉に9時過ぎ到着。雪はやや少ない。深澤君は10時過ぎ到着。い
つものようにパジェロで宴会。またも宴は続き今日も3時間も眠れそうもない。
3月20日(土)朝2時起床。今日も累積標高差は2000mを越えるのでゼリー飲料,パン
を食べることにした。星の輝く空を見上げさあ行きますぞ。
2.58 笹倉温泉駐車場発 465m。トレースはあったが雪面は堅く自分のルートで進
む。九十九折り林道もカットカット。標高が上がれば,街の明かりがとてもきれいな
笹倉。であった。
3.54 九十九折り林道終点 805m。まずまずのペースで到着。ここからもガンガン
行きますぞ。今日は体調も良く足はドンドン進む。先行トレースは右往左往随分難儀
しているようだ。
4.44 アケビ平 1025m。ようやく到着。まだ真っ暗であった。ここから平坦路を進
み北面台地に上がる。空模様は怪しい。曇っている。残念だ。
5.21 溶岩台地 1220m。焼山が見える。トレースも先にずっと続いていた。どこに
テントを張っているのだろう。行けども行けどもテントは見えず。おかしいな。よう
やく朝が訪れ視界が良くなってきた。焼山,さあ待ってなさい。
溶岩台地も過ぎ河原を渡った1850m地点に先行パーティのテントはあった。3人いた。
まだテントでゆっくりしているらしかった。二言ほど交わしてお先に失礼。しばらく
上がって急になったところでスキーを担ぐことにした。
7.22 2070m 。アイゼン歩行開始。凍った斜面やフカフカ斜面と深いところは膝ま
でのラッセルだった。振り返れば3人パーティがテントから出て追ってきた。僕たち
はガンガンラッセルを続ける。雷鳥も出迎えてくれた。ここにもいるんだ。大いに疲
れてようやく外輪に出た。
8.48 外輪山頂 2330m。いよいよ真の山頂が正面に見える。ここからも膝ラッセル
をしながら最後に岩場を越えると標識のある真の山頂に出た。
9.12 焼山山頂 2402m。万歳,やりましたね。展望は360度,金山・雨飾り・高妻・
火打と素晴らしい。遥か海上に佐渡島まで見えるではないか。しかし北アルプスは雲
の中であった。やっぱここで正解だった。記念写真を撮りながらいよいよ行きますか。
9.39 焼山山頂発 2402m。僕たちは山頂から東面の急斜面を滑降することにした。
なかなかえぐい斜面だ。平均斜度約40度,最大で50度程度か。雪面はアイスにモナカ,
新雪とめまぐるしく変化し難しい。転倒は許されない。互いにジャンプターンを決め
ながらポイントで写真を取り合い完全に自己陶酔した。ここで飛んで見ろ。なんて好
き勝って言っている。その後高度を落としながら東面からぐるりと北面に回った。
ターンの度に表層雪崩が起きるが気にしない。北面台地を行く二人連れが立ち止まっ
て僕たちの滑りを見ていた。最後に賽の河原におり,ツボ足で約100m登り上げようや
く北面台地に戻った。
11.08 北面台地 1785m。さあ着いたも同然。ここからの雪は最高だった。堅い雪
面に新雪が10cmほど乗っているため,粉雪を舞い上げながらおもしろいようにターン
が決まる。やっぱ最高だわ。
11.30 溶岩台地末端 1220m。ここでML御一行,和歌山の大場さんパーティに出会
う。今日はここでテント泊と言うことである。奇遇ですね。さあお先に失礼します。
11.38 アケビ平 1025m。ここからも一気に新雪を楽しむ。気温は低く雪は最後ま
で腐らなかった。今日は曇りで正解だった。
12.07 笹倉温泉駐車場 465m。お疲れ様でした。今日も大満足。値段の高い笹倉温
泉は避け下の焼山温泉500円を利用した。新しく露天風呂が完成しており,ここから
は昼闇,焼山,火打などがよく見えた。こちらがお勧めである。
今日新しい靴ガルモントGライドg-fitを使用しました。TR12は痛みが激しく,3年で
ご臨終です。この靴噂どおり素晴らしいです。重さはTR12とほぼ同じ1.9kg,4バック
ルでインナーも含め細部に気を使っています。初使用でしたが靴ずれもできず,歩行
も快適でした。TR12より滑りは10%うまくなったようです。上級者にも対応していま
す。これからはTRシリーズよりガルモントをお薦めします。