猿ヶ山北東尾根 (1447m) 富山県
猿ヶ山にはこれまで南面コース、南東コース、東面コースなどに足跡を残したが、今
回新たに小瀬集落起点の北東コースを開拓してみた。このコースは日当りの関係で雪は多く
尾根も広く薮も少ない最も楽しめるコースかもしれない
地図 猿ヶ山南東尾根コースへ
五箇山インター下車5分。菅沼の五箇山集落を通って橋を渡るとすぐに小瀬集落に着く。
民家の邪魔にならないように道路脇の広いスペースに車を止める。
小瀬谷を渡る橋
橋を渡って正面の急斜面を登り上げると林道をカットできて楽。自信が無ければ忠実に林道を歩く。
夜明け
林道をカットするとしばらく杉林を歩く。薮も少なく快適。
杉林
地図上907までは疎林であるが907が近づくとやや薮が多くなる。
北東尾根
907から1221までの北東尾根は広くて快適な滑りを保証してくれる。
鉄塔
第二、第三鉄塔付近は刈り開かれている。コースの良い目印になる。
ブナ林の樹氷
山頂までブナ林が素晴らしい。
僕の影
山頂手前
1221から山頂まで緩やかな斜面をブナを楽しみながら進む。
山頂間近
山頂直下
素晴らしき樹氷に癒されての最後のラッセル
素晴らしき景色
山頂
山頂からは金沢や日本海が見渡せる
パウダーラン
素晴らしき斜面を一気に小瀬まで滑ろう。
山行記録2009年3月4日(水)
五箇山にも久しぶりにまとまった降雪があり、山は少しだけ息を吹き返した。
猿ヶ山にはこれまで南面コース、南東コース、東面コースなどに足跡を残したが、今
回新たに小瀬集落起点の北東コースを開拓してみた。こちらは雪も多く快適なスキー
が楽しめた。
【山域】猿ヶ山 1447m
【場所】富山県
【日時】20009年3月4日(水)
【コース】 五箇山小瀬−北東コース−猿ヶ山往復
【メンバー】単独
【装備】シュガダディ 153cm
5.00 400m 五箇山小瀬集落
6.52 907m 地図上907
7.18 1000m 第二送電線鉄塔
7.38 1100m 第三送電線鉄塔
7.56 1221m 地図上1221m
8.42 1447m 猿ヶ山山頂着
8.57 1447m 猿ヶ山山頂発
9.32 400m 五箇山小瀬集落
通い慣れた山でも初めて開拓するコースというのはわくわくドキドキするものだ。
地図を見る限りこのコースも無駄が無くスキーは楽しめるに違いない。
前夜五箇山小瀬集落に入る。ここにはユースホステルと民家が一軒のみ、国道からこ
こまでは完璧に除雪されていた。路肩に車を止めて深々と雪降る中静かに酒を飲んで
シュラフに身を任せた。僕にとって至福の一時である。
20009年3月4日(水)朝4時起床。
5.00 400m 五箇山小瀬集落 小雪の中ライトを付けて歩き出そう。林道を5分程
歩くと小瀬谷を渡る橋がある。橋を渡ってすぐ林道をカットしようと急斜面に取り付
く。暗闇の中良い気はしないが行くしかない。
新雪は20cmほどスリップする事無くガンガン登れる。一汗かいた頃林道に飛び出した。
ここでまた林道をカットして後は登りやすいルートをとって行く。
6.52 907m 地図上907 無事第一の目標に着く。暖冬とはいえ北東面のためか雪
は多い。薮もまったく気にならない。 ここで積雪調査、2mはゆうに超えてゾンデが
刺さらない。
尾根もそこそこ広く登りやすいので帰りも快適だろう。
7.18 1000m 第二送電線鉄塔 ガスの中巨大な鉄塔が見える。周囲は開けている。
7.38 1100m 第三送電線鉄塔 目標があるからペースも上がる。ここからも快適
に足は進む。ファットスキーなのでラッセルはくるぶし程度だ。
7.56 1221m 地図上1221m この辺りから道は平坦になるのでうまくコースを取っ
て帰りも快適に滑れるようにする。静かな静かなブナの森を癒されながら進んで行く。
さあ山頂が見えた。
8.42 1447m 猿ヶ山山頂着 晴れれば金沢平野が見えるだろうが今日はガスの中
である。この辺りまで来ると雪は多く例年並みだろうか。さあ一息着いたら帰ろう。
午後から仕事がある。
8.57 1447m 猿ヶ山山頂発 雪はやや重いがウェット系のパウダーが楽しめる。
このコース登り返しも一切無いし薮も気にならないので早い早い。
9.32 400m 五箇山小瀬集落 あっという間に集落に着いた。約30分の快適ラン
だった。
今年は雪不足なので猿ヶ山へ行くならこのコースがお勧めだと思います。