横前倉山 1907m 北東斜面 長野県

北東斜面と言えば乙妻山が有名ですが、横前倉山の北東斜面も負けず劣らず豪快で雪
も良く楽しめました。初めての山域ですが期待を裏切りませんでした。

地図1

来馬温泉の少し先の集落で除雪は終了

横前倉直下はかなり急斜面、シール歩行はかなり厳しい。

朝のブナ林

南俣沢を過ぎて尾根に取り付けばブナの原生林が癒してくれる。

快適な斜度

標高1500mあたりまでは快適な斜度で進める。

振り返れば

対岸の雨飾や金山の展望が素敵

北東斜面上部

標高1500mを超えると斜度はかなりきつくなる。

苦行

直接横前倉山に登り上げるのはかなり苦行、雪の状態を確かめないと危険、できれば風吹大池経由が無難

山頂が間近だが

かなり厳しい状況、僕がトップで名人に安全地帯で待機してもらう。雪崩れたら助けて下さい。

直下の急なルンゼ

急なルンゼを一気にラッセルする僕

無事山頂に

名人ようやく到着。お疲れさま

山頂の展望

手前の風吹岳、億に白馬乗鞍が見える

さあ北東斜面に

上部は急だが快適に落ちて行けるだろう

自己陶酔

自己陶酔名人

自己陶酔

自己陶酔の僕

雪も良く

北東斜面は快適な大斜面

どこまでも快適

どこまでも快適なり

対岸を見ながら

大展望を楽しみながらのラン

ブナ林

広大なブナ林も快適

狭い尾根も

下部では狭い尾根筋滑降もある

横前倉山

上部の登路、かなりの斜度

山行記録2010年1月31日(日)

【山域】横前倉山 1907m
【場所】長野県
【日時】20010年1月31日(月)
【コース】北小谷.来馬温泉−横前倉山往復
【メンバー】僕、名人
【装備】ヘルベント 169cm,TLT,ガルモント(僕)
    ポンッーン 189cm,TLT,ガルモント(名人)
【天気】曇り時々晴れ

4.00 437m 北小谷 来馬
5.45 960m 林道上部下降点
5.59 884m 南俣沢横断
9.30 1907m 横前倉山山頂
9.44 1907m 横前倉山山頂発
10.14 884m 南俣沢横断
10.27 884m 林道登り返し
10.58 960m 林道上部
11.11 437m 北小谷 来馬

前夜小谷道の駅で待ち合わせ、来馬温泉から少し上がった集落の先で除雪は終わって
おり終点に車を止めて宴会、満月の夜に酒がすすんだが明日も4時発と別れた。

20010年1月31日(月)朝3時起床、今日はチャーハンを食べて栄養満点。初めての山域は
ワクワクする。この辺りで積雪は1mぐらいだろうか。十分だ。

4.00 437m 北小谷 来馬 さあ行くぞ、暗闇だが高見を目指せば良いので楽だ。林
道はカットカットでガンガン高度を上げる。複雑な地形だがとにかく無駄をしないよ
うに心がける。高度が上がると集落の灯りは小さくなって行った。

5.45 960m 林道上部下降点 良いペースで林道上部だ。地図ではここから100m弱高
度を下げて南俣沢を渡るようだ。上部林道は積雪3mを超えていた。暗闇の中シールで
下って行く。

5.59 884m 南俣沢横断 ようやく横断だ。ここから山頂まで登り一辺倒なので気は
楽だ。今日は硬い雪の上に新雪が20cm程のっている。ここからも林道はカットしなが
ら黙々と高度を上げる。

標高が上がると原生ブナ林が広がり何とも良い雰囲気になって来た。正面には横前倉
がドーン。広大な北東斜面をサクサク上がる。対岸には雨飾や金山など展望が美しい。

標高1600mを超えた辺りから斜度が増して来た。スキーではかなりつらいがツボ足はもっ
とつらいだろう。僕がトップで名人に安全地帯で待機してもらい万が一の雪崩に備え
る。

雪は安定しており安心感はあったが斜度はかなり急で下を見るとビビるのでとにかく
大汗をかきながら全力で休まず登り切る。ようやく登り切れた。名人も随時安全地帯
での待機から次へと足を伸ばしている。

登り切れば斜度は緩み最後プラトーを少し上がると横前倉山山頂に着いた。

9.30 1907m 横前倉山山頂 ようやく着きました。かなりビビりましたが、この展望
はさすがに素晴らしい。風吹岳も下に見える。風も無く今日は穏やかだ。

9.44 1907m 横前倉山山頂発 さあそろそろ北東大斜面を頂きますか。ここ数日の暖
かさにしては北東なので良い雪は残っていた。素晴らしい斜面です。雪崩に軽快しな
がら交代でドンドン攻めてみる。来て良かった。

ブナの原生林のランも素晴らしい、どこまでも快適な斜面が続く。もうたまらず一気
に滑り込んだ。

10.14 884m 南俣沢横断 ようやく横断点です。

10.27 884m 林道登り返し さあ最後の登り返し。標高差で100もないので楽勝です。

10.58 960m 林道上部 さあここでシールを外して、後はトレースを外さないように
一気に集落まで下るだけ。

11.11 437m 北小谷 来馬 無事終了。
この山域も中々静かで楽しめる山域だと思った。

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