剣岳周回 馬場島起点-小窓経由ワンディ

馬場島を起点として剣岳を周回するコースは三の窓、小窓、大窓などを乗り越すコースが考えられる。

以前三の窓、大窓は過去に成し遂げ最後小窓に大魔人と挑戦した。

行程図

まさに山スキーヤーの為にある様なコース 累積標高差2800m

立山川

闇の中立山川をガンガン上り上げる。ブリッジはしっかりしており問題なく室堂乗越へ

室堂乗越

カチカチ斜面をここまでスキーで登り上げた

剣御前

クラスト斜面を慎重に剣御前小屋へ 

雷鳥平を背景に

さすがに上部でアイゼンに履き替えて御前を目指す。雷鳥平はテント村に

剣沢

剣沢は雪も固く快適に滑って行けた

剣岳

剣を正面に贅沢な滑りです

剣沢

雷鳥君もお出迎え

剣沢中間

どこまでも快適なり

長次郎出合

長次郎出合までは雪も固く快適だった

近藤岩

近藤岩が見えたら進路は左に 

三の窓雪渓

左が三の窓、池の平、小窓方面は正面を右に

小窓雪渓

小窓雪渓は緩く快適な登り

池の平山

小窓に到着、右手に池の平山

小窓の王

左には小窓の王がドーン

西仙人谷

小窓から西仙人谷へ

西仙人谷

小窓から大窓出合まで850m滑り込む

西仙人谷中間

この辺りからデブリも増えるが落石は少なかった

白萩川

さあ後は快適に馬場島を目指す

タカノスワリ

ここで岩雪崩、甘くはなかった

ここをクリアーして板を履き馬場島まで滑って帰った 10時間40分の行程でした

山行記録2012年4月29日(日)

山スキーの総合力が試される剣周回ワンデイ、ハード差は大窓、三の窓、小窓経由の
順だろう。今回残りの小窓を経由してトリプルを成し遂げた。

【山域】剣岳
【場所】富山県
【日時】2012年4月29日(日)
【コース】馬場島—立山川—室堂乗越—剣御前小屋—剣沢—近藤岩—小窓雪渓—小窓—西仙人
谷—白萩川—馬場島
【メンバー】僕、大魔人
【装備】7サミット 156cm,TLT,TLT5マウンテン(僕)  
【天気】晴れ


1.00   760m  馬場島発
5.27  2350m  室堂乗越
6.53  2780m  剣御前小屋
7.49  1600m  近藤岩
10.03  2340m  小窓
10.59  1050m  池ノ谷出合
11.42  760m  馬場島着

当初剣センターゲートから自転車を使う予定であったが前日ゲートが開き馬場島まで
車で入れた。ここで30cm雪は例年より少し多い。

2012年4月29日(日)朝12時起床、大魔人と1時スタートと約束してある。準備をしてい
ると大魔人がやって来た。

1.00   760m 馬場島発 暗闇の中ここからスキーで歩き出す。立山川は危険なの
で深夜の雪が固い時間帯に通過したい。ブリッジは問題なく、ゴーゴーと言う川の流
れにビビりながら室堂乗越を目指す。標高が上がれば雪面はカチカチだったがスキー
のままクトーを効かして室堂乗越まで登り上げた。

5.27 2350m 室堂乗越 標高差1600mを4時間チョイだった。もう奥大日には日が
射している。さあ御前を目指す。雷鳥平にはテント村が出来ている。さあガンバ、
2600mまでスキーで登りラストアイゼンを使った。

6.53 2780m 剣御前小屋 着きました。剣岳が素晴らしい、ここから剣沢を快適
に滑り込む。雷鳥もお出迎え。雪は固くて快適な滑りだが、長次郎出合まで高度が下
がるとさすがに雪は柔らかくなって来る。

近藤岩が近づくと剣沢は割れて来るがブリッジはあるので問題なく二股に到着。

7.49 1600m 近藤岩 この岩を左折すると三の窓雪渓がドーンと見える。すぐに
右折して池の平方面に進みしばらくで左折して小窓雪渓に入る。

小窓雪渓は緩い谷で暑い日差しを受けながらベチャ雪を登って行く。高度が上がると
鹿島槍が見える。さあ小窓に到着

10.03 2340m 小窓 右は池の平山、左に小窓の王が圧巻。小窓から西仙人谷にエ
ントリー、ここも快適な急斜面、ガンガン滑って行く。中間以降デブリは増えて来た
が避けながらドンドン下る。大窓に比べれば落石は少ない。

白萩川に合流すると後は快適に馬場島を目指す。振り返ると大窓が大きい。

10.59 1050m 池ノ谷出合 さあもうすぐだと思ったら甘くはなかった。タカノス
ワリで岩雪崩ここで板を担いでクリアーして後は馬場島まで一直線。さあゴールが近
い。

11.42 760m 馬場島着 予定より早く午前中には到着。大魔人お疲れさまでした。
僕はトリプル達成、大魔人も是非トリプルを。

急いで荷をまとめ明日の薬師岳ワンディに備え早めに亀谷温泉に入る事にする。

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