11月の針ノ木岳滑降

扇沢まで車が入れるのは11月一杯、この時期立山へ向かう人で混雑するがシーズン初めは針ノ木岳で

静かなスキーを楽しめるスポットでもある。扇沢から山頂までマヤクボ沢を経由して標高差1400mである。

4.30 1400m 扇沢駅駐車場発
5.44 1670m 大沢小屋着
8.04 2250m マヤクボ沢出合い着
10.02 2710m 針ノ木-スバリ鞍部稜線着
10.52 2820m 針ノ木岳山頂着
11.00 2820m 針ノ木岳山頂発
11.45 2250m マヤクボ沢出合い
12.30 1670m 大沢小屋
13.01 1500m 作業道入り口
13.18 1400m 扇沢駅駐車場着

    

作業道

この時期は夏道ではなく大沢小屋へ向かう作業道を利用するとスキーは快適である。

扇沢から舗装道をMTBで進む事しばらくで左手に作業道が見える。すぐに雪が出てMTBをデポ。

大沢小屋付近の最終堰堤を乗り越して河原に下りる。

作業道をシールで歩き大沢小屋付近の最終堰堤で河原に下りる。うまく雪を繋げれば問題なく

山頂までスキーで歩ける。

針ノ木雪渓

雪は少ないが板が無いとラッセルになる。

針ノ木雪渓ノドにはまだ雪渓が残っていた。雪渓上を通過。

マヤクボ沢

標高2300mでマヤクボ沢に入り稜線を目指す。

針ノ木岳へ

山頂を目指して

針ノ木岳が迫って来る

さあ稜線までもう少しだ

蓮華岳

振り向けば蓮華岳が

稜線からアイゼンで

稜線からはスキーを担ぐ、立山、剣の大展望が見える。

山頂手前

遥か下に針ノ木雪渓が見える

山頂

山頂の僕

いざ山頂から滑降

さあ滑降の始まりです。

難しい雪

モナカ、クラスト難しい雪を果敢に攻める。

快適なり

遥か針ノ木雪渓を眼下に自己陶酔

僕も自己陶酔

 

マヤクボ沢

ここは結構吹きだまりが残り快適なチビパウダーだった。

マヤクボ沢

うまく石を避けながら快適ラン このまま扇沢手前まで滑って帰った。

山行記録2009年11月29日(日)

【山域】針ノ木岳 2820m
【場所】長野県
【日時】20009年11月29日(日)
【コース】扇沢−マヤクボ沢-針ノ木山頂往復
【メンバー】僕、名人
【装備】バース7 150cm,ディアミール,ガルモント(僕)
    シュガダディ 153cm,TLT,ガルモント(僕)
【天気】晴れのち曇り

4.30 1400m 扇沢駅駐車場発
5.44 1670m 大沢小屋着
8.04 2250m マヤクボ沢出合い着
10.02 2710m 針ノ木-スバリ鞍部稜線着
10.52 2820m 針ノ木岳山頂着
11.00 2820m 針ノ木岳山頂発
11.45 2250m マヤクボ沢出合い
12.30 1670m 大沢小屋
13.01 1500m 作業道入り口
13.18 1400m 扇沢駅駐車場着

前夜夜6時仕事を終えると急いで支度をして名人の待つ扇沢を目指す。道中糸魚川のす
し活で特上ちらしを頂き名人に太巻きの土産を作ってもらいひたすら眠い目を擦り扇
沢へ。

扇沢に深夜到着、路肩に雪が残る。もしかして意外に雪は多いかも名人と酒を飲みな
がら明日に期待をかけ就寝、寝たと思ったらすぐに起床。出発は朝4時半である。

20009年11月29日(日)朝3時半起床。放射冷却でめちゃ寒い朝である。

4.30 1400m 扇沢駅駐車場発 MTBでガシガシ漕いで行く。どこまで自転車が使える
だろうか。舗装道路をこいですぐに作業道入り口にしかしここから路面に雪が残り自
転車はすぐにお荷物になる。無くても良かった。

ここからシールで作業道をシコシコ歩いていく。積雪10cmだが硬い雪で快適に進める。
作業道を終え沢を徒渉して左岸に渡る。ここからも問題なくシールで歩ける。

5.44 1670m 大沢小屋付近 小屋には寄らずそのまま堰堤を二つ超えてから沢に下
りる。左岸右岸と適当に雪を拾いながらドンドン高度を上げる。雪は硬く問題なくシー
ル歩行可能。喉には雪渓が残る。ここもクリアーしてさあマヤクボが見えた。 
 
8.04 2250m マヤクボ沢出合い 所々岩も出ているが問題なくマヤクボをシールで
登り上げる。吹きだまりではチビパウダーも楽しめそうだ。急な斜度もクトーを効か
して問題ない。さあ稜線が間近だ。

10.02 2710m 針ノ木-スバリ鞍部稜線着 無事到着です。剣や立山がきれいです。風
は強いがこの時期にしては優しい。ここで板を担いで山頂まで慎重に進む。

10.52 2820m 針ノ木岳山頂着 無事到着です。山頂で視界がきくのは久しぶりだ。
今日は山頂からダイレクトに滑れそうだ。記念写真を撮ったら行くぜよ。

11.00 2820m 針ノ木岳山頂発 快適にと行きたいところだがモナカ、クラスト、吹
きだまりとめまぐるしく雪質は変化する。おまけに地雷も至る所にありそうだ。これ
こそ山スキーの神髄。ガンガン快適に滑っていく。たまに岩も踏むが気にしない。

マヤクボに入れば吹きだまりを快適にチビパウダー、大満足としよう。

11.45 2250m マヤクボ沢出合い 早いですね快適でしたね。さあここからが山スキー
ヤーの足の見せ所、名人と二人、石を微妙にかわしながらドンドン滑っていく。一度
も板を脱ぐ事無く大沢小屋付近までラン。

12.30 1670m 大沢小屋付近。 さあここからも作業道をぶっ飛ばす。堰堤で一度板
を脱いだ以外作業道もどこまでも快適に滑っていく。
 
13.01 1500m 舗装道路手前 無事着きました。ここでMTBを拾ってあっという間に扇
沢へ。

13.18 1400m 扇沢駅駐車場着 誰にも会わない快適な滑りでした。雪不足とは言え
針ノ木岳は僕たちの期待を裏切らなかった。

これでこの山域は来年の春までさようならだろう。

次はどこへ行くか。悩ましい日々が続きそうである。

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