白山周回(宮谷、湯の谷)
白峰からナナコバ経由で白山に向かう新たなコースを開拓してみた。宮谷林道を詰めナナコバに出て宮谷、湯の谷を巡る贅沢コースだ。
【山域】 白山周回
【場所】石川
【日時】20013年3月24日(日)
【コース】白峰—百万貫—宮谷林道—ナナコバ山—釈迦岳コル—湯の谷—御前峰—観光新道下大斜面—市ノ瀬—白峰
【メンバー】僕、大魔人
【装備】 アトミックアルティメット 164cm,TLT,ディナフイットマウンテン(僕)
ディナフィット170cm ,TLT,スカルパ(大魔人)
【天気】晴れ
0.35 510m 白峰ゲート発
1.15 680m 百万貫岩過ぎ宮谷出合
4.35 1450m ナナコバ過ぎ鞍部
6.24 1800m 宮谷
6.46 1970m 釈迦手前稜線
7.03 1900m 湯の谷
9.26 2702m 白山山頂
9.52 2702m 白山山頂発
10.03 2446m 室堂
10.36 1240m 別当出合
11.10 830m 市ノ瀬
11.41 680m 百万貫岩過ぎ宮谷出合
12.06 510m 白峰ゲート
土曜仕事を終え夜7時に帰宅、晩ご飯を食べ数時間仮眠した後夜11時に自宅を出て白峰に向かう。深夜0時過ぎに白峰ゲート着、
支度をしていると大魔人も到着、さあ今日は気合いで行くぜよ。折しも単独行が僕たちの少し前にゲートからチャリで出発。
前日ライブで2日前に百万貫まで除雪が進んでいた事を確認していた。
0.35 510m 白峰ゲート発 チャリで漕ぎ出す。10分程前に出た単独行を必至に追いかける。j除雪は完璧、チャリは早い
百万貫まで片道6kmを40分の走りであった。
1.15 680m 百万貫岩過ぎ宮谷出合 ここで単独行に追いついた。除雪はここで終了、デブリで道路は塞がれていた。ここで
チャリをデポして橋を渡って対岸の宮谷林道に入る。林道は雪は多く快適に歩ける。林道を詰めてすんなり宮谷に
入れれば楽勝だが人生甘くない、水の音はゴーゴー、カナキ谷も埋ってはおらず予想通りドンドン標高を上げる。
4.35 1450m ナナコバ過ぎ鞍部 暗闇の中複雑にルートを延ばしてナナコバ鞍部に着いた。まだ真っ暗で風は強くて寒い,
フリースを着てこの先に備える。
ナナコバから先尾根伝いに行くのではなく尾根を右に水平にトラバースしながら宮谷に入る作戦である。
6.24 1800m 宮谷 ここまで上がればもう谷は完璧に埋っている。緩やかな谷を快適に上げて行く。振り向けばようやく大長に朝日が
当たり出した。さあコル稜線が見えた。
6.46 1970m 釈迦手前稜線 ここまで来ると正面に湯の谷、白山がドーン、先週より雪解けが急速に進み、黒い斜面も多い。
ここから湯の谷に滑り込む。雪は堅く快適な滑り
7.03 1900m 湯の谷 あっという間に湯の谷まで下りて後は谷を詰めて御前峰を目指す。標高が上がると斜面は氷化、滑落しない様に
慎重に登る。風も強いがもう春の風寒くはない。振り返ると先週の奥釈迦が存在感を際立たせていた。
大汝-御前のコル目指しガシガシ高度を上げる。さあ御前が見えた。もうチョイだ。
9.26 2702m 白山山頂 着きました。いつ来ても甘くないです。貸し切りの白山で奥社に手を合わせる。さあシールを剥いで帰ろう。
9.52 2702m 白山山頂発 山頂から氷化斜面を行く。斜面は凹凸も少なく非常に快適、昨日の降雪が快適さに拍車をかけている。
10.03 2446m 室堂 今日は良い雪で楽しめます。室堂の鳥居の埋まりはこの時期過去最高か。さあ観光新道下大斜面へ
今日は快適です。ザラメにうっすら新雪、申し分無くガンガン滑り込む。別山の景色を横目に真っ白な大斜面を滑る。
生きてて良かった。あっという間に別当に
10.36 1240m 別当出合 別当はパスして下のS字カーブまで滑り込んで休憩。深夜のお兄さんが下りて来た。砂防新道を行き甚ノ助手前で
力尽きたと話してくれた。ではお先に 市ノ瀬まで斜度があるから快適に滑り込めた。
11.10 830m 市ノ瀬 市ノ瀬から百万貫チャリデポまで必至の手漕ぎ、しかし滑りは良く快適でした。さあ宮谷が見えた。
11.41 680m 百万貫岩過ぎ宮谷出合 ここでチャリを拾って後は白峰へ 早い早い、やっぱチャリは便利です。
12.06 510m 白峰ゲート 大魔人と固く握手して今日は完全燃焼でした。しめて12時間弱、良いコースでした。
自分のオリジナルのラインが引けて今日も大満足です。山スキーは創造のスポーツなんです。
コース
白峰から宮谷出合までチャリ、ここから宮谷林道を詰める。後はナナコバを目指して宮谷、湯の谷を繋ぐ。
宮谷出合
百万貫を過ぎた宮谷出合で対岸に繋がる橋を渡り林道を詰める。
ナナコバの先トラバース
ナナコバに出てしばらく尾根を進み途中で尾根を外れてトラバースして宮谷へ入る。
宮谷へ
段差を下りる際に転けて痛い目に会ってしまった
宮谷を詰める
緩やかな谷を釈迦のコルまで稜線を目指す
宮谷を振り返る
そろそろ大長に日が射して来た
釈迦のコルから奥釈迦方面
コルは釈迦と奥釈迦の鞍部になる
湯の谷へ
コルから一気に湯の谷へ滑降
湯の谷を振り返る
湯の谷はデブリも無く快適な谷であった
奥釈迦
奥釈迦は三つのこぶ、真ん中が最高峰
大汝トラバース
湯の谷を登るに連れガチガチ氷化斜面になった
御前峰
今日も試練でした
ゴール
快晴の空です
山頂からダウン
もちろん山頂から行くしか無いでしょう
いざ
室堂まで良い雪でした
室堂へ
別山を見ながら快適な滑り
白山大斜面
今日も新兵器アトミックアルティメット、ビンディング(TLT speed superlight)です
室堂
この時期にしては雪は多い
弥陀が原へ
ここから下も素敵な雪でした
白山を振り返る
タイミングよく雲がかかり始めた
観光新道下へ
黒ボコからもちろん観光新道下大斜面へ
観光新道下大斜面
ウーンマンダム
白い広大斜面
どこまでも無木立の広大な斜面が
別当へ
別当まで快適な斜面が続く
チャリは楽し
市ノ瀬から百万貫まで試練の手漕ぎ、後はチャリ,もう白山も楽勝の山になりました