大滝山(1498m) 富山県

この大滝山2.5万の地図にも載ってないことから知る人はほとんどいない。合掌造りで有名な

五箇山の人形山から稜線伝いに西北西に進むと1498mピークがあるが,このピークが大滝山で

ある。山頂には大きな反射板があり地図を見る限り山スキーに適した山である。

国民宿舎五箇山荘から奥へ車で移動すること約5分,猪谷の寺院に到着。

猪谷の寺院裏から大滝山北東尾根に取り付いた。

このコースは黄色,下の赤が北北東尾根

大滝山北東尾根標高550m

登山口は標高340m山頂まで標高差1150mである。なるべく早立ちしよう。尾根は藪のない快適な登りである。

尾根からは人形山に向かう林道がよく見える。しばらく登るとNHKの中継所がある。

標高650mあたりから平坦な林道が約2km続いている。

尾根上標高900m

平坦な林道をすぎると標高740m付近で林道猪谷線と交差する。この交差辺りから尾根は次第に急になる。

しばらくで杉の植林が増え始め展望のない登りが続く。標高900mあたりから一層尾根は急になる。

この辺りはブナ林が茂り,快適な滑りが期待できる。

標高1000m付近

この日凍った雪の上に新雪が20cmほどのっており雪は非常に不安定だった。表層雪崩がいつ起きても

おかしくない急斜面のため僕たちはスキー歩行を諦めスキーを担ぎツボ足で急な尾根を登ることにした。

スキーを脱ぐと膝上まで潜るためたまらず僕は四つん這いになってはって進むことにした。写真はラッセルのナベさん

標高1150mからはまたスキーを履いて進むことにした。クトーをガンガンきかせ1303mピークを目指す。

標高1303mピーク間近

高度も上がるにつれより疎林となる。間近に大滝山手前1303mピークが見える。

ここからは木もまばらでまさに森林限界のような雰囲気だ。時折日も射しまるで別世界

に迷い込んだようである。この日降雪直後の素晴らしい樹氷に出会えた。

標高1303mピークにて

ピークからはなだらかな稜線が山頂まで続く。周囲の山並を眺めながら快適な歩行である。

反射板のある山頂を目指そう。

標高1303mピークの展望

ここからの展望は最高だった。遙か下に五箇山の集落,四方の山もガスの合間に見渡せる。

対岸には宮屋敷北尾根が見える。

山頂手前1400m      

1303mピークからは写真のようななだらかな登りである。大きな反射板がどんどん迫ってくる。

ナベさん

同行した山頂手前でのナベさん。ヒマラヤを知り尽くした猛者である。

山頂の反射板

最後の斜面は気力を振り絞りついに山頂に到着した。標高1498mの大滝山に到着。視界は今ひとつだったが登頂

できた感激に僕たちは固く握手をして喜び合った。来て良かった。やっぱり山スキーしかない。


快適な下りのシュプール

さあ下りである。登りのつらかった分パウダー三昧の世界に浸らせてもらおう。自由自在のシュプールを

描き僕たちは雪に舞った。完全に自己陶酔してしまった。

人形山とカラモン峰

1303mピークから左人形山(標高1726m)と右カラモン峰(標高1679m)を眺める。

稜線伝いに周回コースも楽しめる。

宮屋敷北尾根。

写真は人形山に向かう一般ルートの宮屋敷北尾根。

このルートは初めてだったが本当に山スキー向きの楽しいコースである。

人形山に向かう宮屋敷北尾根より楽しいこと間違いなし。是非挑戦してみて下さい。

                                 

山行記録2001年2月25日(日)

【山域】大滝山 1498m
【場所】富山県 五箇山
【日付】2月25日(日) 前夜発日帰り
【行程】五箇山-猪谷-大滝山北東尾根-往復
【2.5万地図】上梨
【メンバー】僕とナベさん

以前からこの日にナベさんと山スキーの約束をしていた。天気が良ければ十石山か乙
妻山にご案内する予定であったが生憎天候は24日(土)夜から山間部では雪模様だった
。折角の約束行くしかない。以前から一度行きたかった五箇山の大滝山を目指すこと
にした。

この大滝山2.5万の地図にも載ってないことから知る人はほとんどいない。五箇山人
形山から稜線づたいに西北西に進むと1498mピークがあるが,このピークが大滝山で
ある。山頂には大きな反射板があり地図を見る限り山スキーに適した山である。25日
朝5時国民宿舎五箇山荘の駐車場で待ち合わせをした。僕は深夜到着し車中泊とした。

2月25日(日)朝5時起床。朝までに約10cmの雪が積もっていた。これはパウダーいただ
きだなととても嬉しくなった。まもなく富山からナベさん到着。車で移動すること約
5分,猪谷の寺院に到着。

6.25 340m 五箇山・猪谷寺院裏出発。寺院裏から大滝山北東尾根に取り付いた。こ
こで積雪約1mだった。藪のない快適な登りである。尾根からは人形山に向かう林道が
よく見えた。天候は曇り時々雪だった。しばらく登るとNHKの中継所があった。標高6
50mあたりから平坦な林道が約2km続いていた。

8.07 740m 林道猪谷線交差。この交差辺りから尾根は次第に急になる。しばらくで
杉の植林が増え始め展望のない登りが続く。標高900mあたりから一層尾根は急になる
。凍った雪の上に新雪が20cmほどのっており雪は非常に不安定だ。表層雪崩がいつ起
きてもおかしくない斜面のため僕たちはスキー歩行を諦めスキーを担ぎツボ足で急な
尾根を登ることにした。スキーを脱ぐと膝上まで潜るためたまらず僕は四つん這いに
なってはって進むことにした。標高1150mからはまたスキーを履いて進むことにした
。クトーをガンガンきかせ1303mピークを目指す。

10.53 1303m 大滝山手前1303mピーク。ここからの展望は最高だった。遙か下に五
箇山の集落,四方の山もガスの合間に見渡せる。対岸には宮屋敷北尾根が見える。こ
こからは木もまばらでまさに森林限界のような雰囲気だ。時折日も射しまるで別世界
に迷い込んだようである。ここからなだらかな稜線を大きな反射板のある大滝山に向
かう。最後の斜面は気力を振り絞りついに山頂に到着した。

11.45 1498m 大滝山着。視界は今ひとつだったが登頂できた感激に僕たちは固く握
手をして喜び合った。来て良かった。やっぱり山スキーしかないと改めて再認識した。

12.03 1498m 大滝山発。さあ登りのつらかった分パウダー三昧の世界に浸らせても
らおう。自由自在のシュプールを描き僕たちは雪に舞った。完全に自己陶酔してしま
った。振り返ると人形山が高く聳えていた。

12.28 1303m 大滝山手前1303mピーク。ここで休憩。大滝山を,シュプールを振り
返り余韻を楽しむ。ここからは急な下りだ。雪崩に細心の注意を払いながら相変わら
ずのパウダーを楽しむ。

12.58 740m 林道猪谷線交差。

1.33 340m 五箇山・猪谷寺院裏。

楽しい楽しい充実した山行だった。下山後ナベさんと五箇山荘の露天風呂に入り,疲
れた体を癒す。さらに食堂で乾杯し二人とってもいい気分になる。話は弾みナベさん
のヒマラヤでの活躍を興味深くきいた後雪の降りしきる中家路に向かった。

このルートは初めてでしたが本当に山スキー向きの楽しいコースでした。人形山に向
かう宮屋敷北尾根より楽しいこと間違いなしです。是非挑戦してみて下さい。


HOMEへ戻る