猿ヶ馬場山 1875m 岐阜県
合掌造りの白川郷を登山口にし未開の秘境猿ヶ馬場に行こうブナや岳樺,オオシラビソ。
原始の森が広がっている。山頂は360度の展望。白山の景色が圧巻である。
標高差1400m片道約9km頑張っていこう。
白川郷荻町八幡神社裏に車を止めここから九十九折りの林道を歩き出す。林道はカットカットで
標高700m辺りで尾根左手浅い谷を進もう。そのまま谷の源頭に出ると上部の宮谷林道に
出くわすだろう。快適な疎林が続く。
標高1000m上部宮谷林道
谷の源頭で写真のように林道に出くわす。右手のピークを正面林道で巻いていこう。
地図上1178mも東から巻いて行けばアップダウンにはまらない。後は尾根上に帰雲山
を目指せばよい。この辺りからはブナ林,原始のにおいが一層するだろう。
地図上1336m付近ブナ林
この辺りはブナ林が素晴らしい。手つかずの原生林である。ブナの林間歩行は疲れた体をほぐしてくれる。
地図上1472m付近
この日この辺りから樹氷が見られた。この辺りは雪原になっており迷いやすい所である。目印を付けながら
慎重に進もう。うまくルートを取れば帰りも登り返さなくて良い。
空と樹氷
見上げれば空一面に樹氷が広がっていた。青空と樹氷のコントラストは素晴らしい。
地図上1528m付近
この辺りから左手に猿ヶ馬場の前衛が見える。本峰は中央右手でありかすかに見える。この日全山を樹氷が
覆っていた。1528mも左手から上手に巻こう。
ツリー
この日あちこちでこのような樹氷の展覧会が催されていた。滅多に出くわせるものではない。
樹氷には青空がよく似合う。
帰雲山手前にて
正面の帰雲山は頂上に上がらず山腹の左手をぐるりと巻いて帰雲山を過ぎた鞍部に出れば楽である。
帰雲山手前鞍部にて
この辺りから南の方向に白山がよく見える。まだまだ山頂まで遠い。
帰雲山登りの山腹から
帰雲山山腹から振り返ると写真のように素晴らしい景色が広がっていた。
帰雲山の山腹から
山腹から猿ヶ馬場が右奥に見える。山腹を巻けば鞍部に出る。鞍部からは緩斜面が続く。
帰雲山後の鞍部にて
ここでも樹氷の杉が見られた。樹氷の杉は初めてお目にした。
遥か下白川郷
望遠で引き延ばすと白川郷が盆地の中にたたずんでいる。正面山稜が白山から連なる北方稜線である。
山頂直下の展望
この山の魅力は白山の展望に優れていることだ。一面にオオシラビソが広がる。
山頂の展望
正面右が笈が岳である。この山も秘境の山として知られている。
白山を背景に記念写真
折角だから写真を撮った。山頂は広い雪原になっている。
山行記録2002年3月13日(水)
【山域】猿ヶ馬場山 1875m
【場所】岐阜県
【日時】本日 3月13日(水)
【コース】白川郷荻町八幡神社−地図上1178m北北西尾根−帰雲山−猿ヶ馬場 往復
【メンバー】単独
【装備】アトミックβライド9.22 160cm,ディアミール,TR12
【天気】文句なしの快晴
急いで車を走らせた僕はもう一度テンションを上げていく。白谷の滑走でかなり足に
きているが,気合いだけは充実していた。三方岩と猿ヶ馬場は白川郷を挟んで向かい
どおしであり移動にはさほどかからなかった。
8.37 490m 白川郷八幡神社裏発。過去二回悪天候に阻まれたが今日は敗退するわけ
には行かない。標高差1400m,片道約9km,十分射程距離である。雪は30cmほどとかな
り減ってはいるが,集落からスキーが履けた。三度目だから地形は知り尽くしている。
尾根の進行方向左手の沢に標高700m辺りで取付。そのまま直登する。数日前のトレー
スが数本あるが不慣れなのかコース取りは今ひとつであった。このコースはうまく地
形を読まないとアップダウンにはまる。
9.49 1035m 上部宮谷林道。今日は早い。快調なペースである。キツツキの音だけ
がこだましている。登山道のない原始的な山はやはり素晴らしい。途中ウエストバッ
クに付けた地図を落としたことに気づく。しくじった。こんな事初めてだ。しかしこ
の天候では迷うことはないだろう。トレースは標高1500mほどで消えていた。彼らは
此処で敗退か。
11.21 1515m 帰雲山手前鞍部。この辺りからは素晴らしい樹氷が一面に輝いていた。
こんなきれいな樹氷をこの時期に拝めるなんてなんてラッキーだろう。前回の反省か
ら帰雲山には登らず進行方向左の山腹を大きく巻いて帰雲山を過ぎた鞍部に直接出る
ことにした。帰りは絶対に登りにはまらない。
11.46 1600m 帰雲山過ぎ鞍部。この辺りも原生林が素晴らしい。なんて良い雰囲気
だろう。十石や金山を彷彿させる。素晴らしい景色に酔いしれ,写真を撮りまくる。
歩いて素晴らしい景色に出会うと毎回立ち止まって写真を撮った。振り返れば白山や
笈が素晴らしい。白山はすぐ間近に見える。
この辺りで大腿四頭筋が痙攣し出す。マッサージをして何とか歩けるようになった。
昨夜の雪のせいか新雪は10cmほど。山頂間近にして足は多いに疲れてしまう。1827m
地点が山頂かと思いきやまだ向こうにより高い頂が意外に山頂は遠い。奥深いわけだ。
12.59 1875m 猿ヶ馬場山着。ふーう何とか到着。山頂は広く雪原になっていた。
360度展望が利く。木曽御岳・剣・穂高そして白山が,なんて素晴らしい景色だろう。
もうどうにでもなって良いという気分である。雲一つ無い空に樹氷とこの展望。神の
存在をも信じたくなるような気分だ。がんばって本当に良かった。
1.27 1875m 猿ヶ馬場山発。記念写真を撮ったところでいよいよ出発だ。貸し切り
のこの山に自在にシュプールを刻み込んだ。
1.34 1600m 帰雲山過ぎ鞍部
1.49 1515m 帰雲山手前鞍部
2.15 1035m 上部宮谷林道
2.28 490m 白川郷八幡神社着。下りは1時間だった。白山を見ながらのシュプール
は最高だった。今シーズン大門山以来の会心の山行だった。
今日の猿ヶ馬場は過去の山行の十傑に入るだろう。登山道のない秘境の山はまだまだ
たくさんあるに違いない。やはり山スキーしかないだろう。
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