2018-2019の山スキー最新記録へ

 

 

61.毛勝南峰 2019.6.2

今日も近場でスキーをしてきた。毛勝山はこの時期急斜面の修業の場となる。

深夜0時に自宅を出て一路魚津片貝へと向かう。片貝山荘付近に車を止め深夜二時過ぎ板を担いでスタートする。ここは標高700m、1時間ほど歩いて最終堰堤1000mを越えると雪が出て来てあとはすべて雪天国と無駄はなくお得だった。

板菱は少し沢割れが始まってきたがまだまだ当分通過は問題ないであろう。デブリもかなり溶けて斜面は滑りやすくなっていた。まだまだスプーンカットは始まっていない。今日はいろいろプランはあったが登りながらどうするか考えた。

標高1500mの三叉を過ぎると斜度は増すが今日は雪が緩んでいてそのままスキーでガシガシ登り上げる。気がつくとボーサマのコルまでスキーで登りあげることが出来た。コルからは剱岳がよく見えて先日滑降した池ノ谷右俣ラインを眺めて感慨に浸った。

先日は北峰の直登ルンゼを滑ったので今日は進路を右にとり南峰へ向かう。南峰直下の雪庇から急峻なルンゼを滑ってみよう。昔仲間と二人でこのルンゼを滑り仲間が滑落して大怪我を負った曰く付きのルンゼである。

今日は単独なので慎重に滑ったが雪が緩めばどんな急斜面もそれほど恐怖感はない。山頂から標高差で900m、標高1500m三叉まで滑って物足りないのでのまだ滑ったことのない右俣を稜線まで標高差で750mもう一度登り返すことにする。稜線の雪庇まで見通せた。

下から見ると大した斜度でないように見えたが実際登るとかなりの急斜面だった。しかも石も多くて意外に難儀だった。雪庇が見えてから長かった。稜線がすぐ先に見えたが最後雪庇の登り上げに苦労した。

稜線に上がると富山湾から能登半島が一望できた。一服したら二度目の急斜面滑降である。雪庇から急斜面に飛び込んだ。雪は緩んでいるから問題ない、石を避けながら急斜面を落ちていく。

二度目は稜線から標高差で1100m、一度目は900m合わせて標高差2000m滑ることが出来てお腹いっぱいで片貝山荘手前の駐車スペースに戻った。

まだまだ毛勝山はスキー天国であった。

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60.七倉山北東斜面 2019.5.29

今日も晴れそうだ。行くしかない、明け方までぐずつきそうだから行き先に悩んだが直前になって白山に新しいコースを開拓する山行とした。夜仕事を終え医師会のDutyを終えその足で別当出合へ向かう。ずっと雨が降っていた。

少しだけ仮眠して深夜1時に目覚ましを鳴らした。メチャ眠かった。雨は止んだが濃霧であった。車も皆無だった。濃霧の中板と靴を担いでズックで歩く。荷が重い上に眠くてペースは上がらない。甚ノ助小屋までは霧雨が時折降る生憎の天気だった。

小屋に入ってズックをデポしてスキー靴に履き替えここからスキー歩行とした。雪は1週間前よりかなり減った。黒ボコ経由で大汝峰を目指す。昨年のこの時期大汝峰の北面を地獄谷へと滑降したが今日は七倉山から北東沢を地獄谷へと滑降する。このコースの一番の見所は火の御子峰を眼下に急斜面を滑降できることである。

甚之助から黒ボコまでは数箇所雪が切れていたが板は脱がずに歩いた。今日はカチカチじゃないのでシールで問題なかった。弥陀ヶ原から御前峰をパスして大汝峰へ向かう。山頂まで雪は繋がっていてスキーで登り上げた。大汝から見る御前峰は素敵だ。翠ヶ池も先週よりかなり溶け出している。

大汝峰でお参りして御手水鉢経由で七倉山を目指す。経路の半分は雪が切れていた。流石にこの時期は雪切れも多いので時間はかかる。今シーズン色々あった七倉山今日は平和な山頂だった。眼下には火の御子峰、茶褐色の地獄の様相である。七倉山頂から標高差800mの滑降だ。上部は面ツルザラメでこれぞ山スキーだった。中間以降は縦溝も出てきたが大したことはなかった。

様々な高度の様々な角度から火の御子峰を眺めて写真を撮った。圧倒的な存在感いや威圧感、この山はすごい、僕たちは25年ぶりだったが次の登頂者は何年先になるだろうか?もう絶対二度目はない。

火の御子峰に感動しっぱなしであっという間に1800mの地獄谷に合流した。折角だからもう少し下って基部まで滑った。僕たちが詰めたルンゼは雪が稜線直下まで繋がっていた。しかし落石の巣となっておりこの時期詰めるのは自殺行為だろう。

1750mの基部まで行って火の御子峰を堪能したら地獄尾根鞍部まで600mの登り返しだ。雪は豊富で問題なく鞍部まで行けた。鞍部から30mほど下ってお花松原へここから翠ヶ池まで登り返した。御前峰の左の肩までさらに登り返してここからスキー滑降、雪が途切れて3箇所ほど板を外したが甚ノ助まで滑走できた。ここでズックに履き替え別当出合へ

午後4時から歯科の予約をしていたので後は時間との闘いになった。この時期に新たなコース開拓ができて大満足であった。白山のスキーは今日で終わりにしよう。11月になればまたスキー始動だ。

詳細記録はヤマレコへ

2.00 1270m 別当出合発
3.55 2005m 甚の助小屋
7.40  2688m  大汝峰
8.22  2450m  御手水鉢
8.49  2557m  七倉山
9.20  1750m  地獄谷火の御子峰直下
9.30  1750m  地獄谷発
11.20  2388m  地獄尾根
12.30 2570m 翠ヶ池
13.31 2005m 甚の助小屋
14.44 1270m 別当出合

59.剱岳・池ノ谷右俣 2019.5.26

今日は長年の懸案であった池ノ谷右俣を滑降した。左俣は経験があるが右俣はよほど条件が良くないと無理である。今週末は異常高温になると言うことで右俣絶好のチャンスと見た。ただまともな記録は皆無でどこをどう滑れば良いかはわからない、滝が出ていたらどうしょう。氷っていたらどうしよう。色々不安は尽きないが岩名人の大魔人、兄ちゃんと三人の強力一軍パーティで何が出てきても突破できる装備を満載して挑戦となった。

深夜0時半に馬場島スタートと約束してあり、0時過ぎに着くと大魔人はスタンバイしていた。ちょうどバイクでやってきた若者も準備をしていた。靴がスニーカーに毛が生えたようなものだったのでアイゼン、ピッケルはあるのと聞いたら無いとの事だった。マジですか!まあ行けるとこまでと言うことだった。

大魔人はズック、ほかはスキー靴でガシガシ高度を上げて行く。早月尾根の下部は真夏のような暑さであった。標高1800mから雪は繋がりスキー歩行とした。まだまだ剱岳は雪が多い。雪が出だして若者は焦りだしたがそれでも僕らの後に付いて来ていた。

早月小屋あたりで白んで来た。小屋は半分埋まっていた。小屋周辺のテン泊パーティはすでにアタック開始しているようだった。2400mまでスキーで登りそれ以降はアイゼンで行くことにした。気温は高いのでツボではかなり潜った。2800mまで上げると先行パーティが見えた。獅子頭下の大斜面には日が射し始めてこれでザラメ確定だろう。

獅子頭過ぎの鞍部で板をデポして山頂にアタックした。山頂には10名ほどの登山者がくつろいでいた。無風快晴の最高のコンディションだった。記念写真を取り合い早々に山頂を後にした。早く滑りたい、8時半獅子頭に戻りハーネスを付け万が一に備えてロープを出しておいた。

池ノ谷への斜面は日が射していて快適そうだ。僕が先頭でエントリー急ではあったが快適なザラメ斜面を気持ちよく滑った。写真を取り合いガンガン落ちていく。事前に右俣に合流するならここしかないというコースを読んでいた。右俣に合流するルンゼは急で一部固くてどでかい岩もあり緊張した。最挟部は2mほどの幅で横滑りで通過した。ここが核心で過ぎたら斜度は落ちて快適な滑りとなった。池ノ谷右俣は岩に挟まれたまさに岩と雪の殿堂にふさわしい景観だった。

この景色が見れてもう大満足、デブリも平坦化しておりとても滑り易かった。1800mで左俣と合流したがここから下も素敵なスキー場だった。帰路は池ノ谷ゴルジェを行くことにした。5月なら突破できるだろう。装備もあるし、ゴルジェは悪相漂うおっかない場所だった。二箇所ほど滝が出ていたが何とかへっつて突破して無事白萩川が見えた時は安堵した。

タカノスワリも高巻かないでジャブジャブ通過した。高温で水量は多かった。11時過ぎ取水口に出て無事午前中には馬場島に帰還した。謎めいた憧れの池ノ谷右俣を滑降できて大満足であった。今日も完全燃焼! 

0.30 750m 馬場島
4.20 2210m 早月小屋
7.25 2900m 獅子頭
7.55 2999m 剱岳
8.05 2999m 剱岳発
8.40 2900m 獅子頭発
9.33 1800m 池ノ谷二股
11.18 930m 白萩取水口
11.39 750m 馬場島発

詳細記録はヤマレコで

58.白山東面周回 2019.5.22

まだまだあるところには雪はある。今日は白山東面の周回に行ってきた。白山の西面石川県側はもうそろそろ賞味期限が来ているだろうが岐阜県側東面は全く問題ないであろう。今日も新ルートを開拓してみた。

深夜0時に自宅を出て別当出合へと車を走らせる。昨日の雨で車は先程到着したらしい一台だけと寂しい限りだった。1時45分板を担いでスキー靴でいざ出発。もうすっかり雪はなくなり登山道をガシガシ行く。1780m 別当覗過ぎでようやく雪が出て来てスキー歩行したが放射冷却でカチカチで滑って進まないのでまた板を担いでアイゼンで歩くことにした。こっちのほうが楽だった。

2時間チョイで甚ノ助小屋、中に入るも誰もいるはずがなくしばし休憩して防寒装備とした。夜明け前は歩いていても寒かった。黒ボコ登りで夜が明けた。弥陀ヶ原は雪がたっぷり、ここからまたスキーで歩く。室堂周辺も人はいない、この時間貸し切りのようだ。御前峰の左の肩まで雪は繋がっているのでズンズンスキーで登りラスト標高差で50mほどツボで歩いた。

6時半山頂到着、まずはお参り、無事帰還できますように。東面に覗き込むと雪はたっぷりで雪面も荒れてなかった。山頂付近から転法輪寄りにエントリー出だしはかなりの急斜面おまけに硬かった。単独なので慎重に滑走、少し下ると雪は緩んでいた。東面台地を横断して小白水谷左俣にズドン、なかなか良い斜面で振り返るといつもと違う双耳峰が楽しめた。快適に2000mまで滑り込んで一服、楽しい700mであった。

ここから小白水谷右俣でお花松原を目指す。緩い谷で沢登りした日が懐かしい。貸し切りのお花松原、ここから見る剣ヶ峰北面、大汝東面も雪はまだたっぷりで中々楽しげな斜面だ。ズンズン登りあげて翠ヶ池を目指そう。標高差で600m登り返して翠ヶ池に着くと池の水は一部溶けかかっていてコバルトブルーが素敵だった。せっかくだからお池巡りをしよう。

お次は紺屋ヶ池、この池もきれいで御前峰をバックに写真を取りまくる。得した気分だ。ちょうど山頂に婦長が一人でピークにいたらしくてYSHR発見とラインが来た。婦長も物好きだ。さて次は油ヶ池こちらは剣ヶ峰をバックに写真を撮ろう。お池を前景に写真撮りまくり、単独なので気兼ねはいらない。

お池巡りの後はまた白山左の肩から滑ろう。弥陀ヶ原、黒ボコへと繋ぎ、10mほどここで板を外したがそれ以降は一度も板を外さず別当覗付近まで滑り込んでここでスキー終了、ここでスキーを担いで別当出合まで歩いた。

快晴だから平日にかかわらず登山者もぼちぼちいた。白山の東面はまだまだ行けそうだ。西面はもう楽しめないが東面の谷へ行くしかないかな。後は体力、もう少し板納めは先になりそうだ。

詳細記録はヤマレコへ 

1.45 1240m 別当出合
2.22 1500m 中飯場
3.02 1780m 別当覗
3.54 1970m 甚ノ助ヒュッテ
5.04 2325m 黒ボコ
6.34 2702m 白山山頂
6.51 2702m 白山山頂発
7.27 2000m 小白水谷2000m
9.10 2590m 翠ヶ池
9.58 2325m 黒ボコ
10.12 1970m 甚ノ助ヒュッテ
11.17 1240m 別当出合

57.笠ヶ岳・四の沢 2019.5.19

今日も元気にがんちゃんと山スキーをしてきた。目指すは笠ヶ岳穴毛谷、六の沢を詰めて稜線に立ち、帰りにどこを滑るかは現地判断とした。22時に自宅を出て新穂へ向かう。深夜0時過ぎにがんちゃんと落ち合い0時40分にスキーを担いで新穂スタート、穴毛谷からの大きな雪崩で林道から川を渡るとすぐに雪が出て堰堤も隠れる勢いでガンガン歩いていく。

穴毛谷に入溪すると雪は切れて川がゴウゴウ、心臓に悪い、右岸から左岸へ渡渉して進むも行けなくなりまた戻って渡渉し直す。明るくなって見ると際どく右岸を進めば渡渉はいらなかった。三ノ沢出合あたりを進んでいると後方にライトが一つ、誰だこんな時間に単独で出るとは只者ではない。

後方を気にしながらガシガシ進んでいく。五の沢出合あたりでも後方ライトが見えて無事付いて来ているようだ。誰だろうかもしかしてカリスマのパートナーのマコ?彼ならありえるかもしれない。他には思いつかない。

穴毛大滝に着くも暗くて良く見えなかった。ザイテンタール途中で尾根を乗り越し少し下って六の沢出合へ大滝の上部に出た。後はガンガン稜線を目指すのみ最初傾斜は緩いのでスキーでしばらくでアイゼンに履き替えた。後続は見えない七の沢を詰めているのか?雪は固くてアイゼン歩行は快適だった、振り返ると槍穂がドン、やはり寝ている場合じゃなかった。マンダムな朝を迎えた。

稜線手前で雪がグズってきたので板を履いて最後稜線へ乗り上げた。ちょうど後続も到着、やはりマコだった。七の沢を詰めていた。いややはりこんなことを単独でするのはマコしかいなかった。納得、マコは笠山頂から打込谷を滑って登り返す計画だった。やはり化物であった。

稜線に出ると笠山頂までしばらくだった。新穂から7時間半だった。記念写真を取り合いマコを見送ってさあどこを滑ろうか?

気温は上がって雪はザラメベストコンデション、ガンは当然杓子平を滑ると思っているが人生そんなに甘くはない、今日の条件を考えれば四の沢しか選択肢はなかった。名人と五の沢を滑ったのが15年前、それ以来次は四の沢と密かにもくろんでいたがチャンスはなかった。もう諦めていたが今日の条件は神様のプレゼントだ。四の沢に思い切ってチャレンジしなさいというお告げだろう。行くしかない、途中出滝が出てきたら登り返せば良いだけだ。

ガン腹をくくって行こうぜ、山頂から直に降りるコースは雪が切れていそうで崖が出ていたので緑の笠から迂回した。さて緑の笠から四の沢エントリー、うーんすごい高度感、マジですか、こんな緊張感やはり五の沢以来です。僕が先頭で戦闘態勢、がんちゃんビビりも入るがもう行くしかない、雪がザラメなのが救いだが、如何せん岩が多い上に沢の真ん中に深い縦溝が出来ていて沢が分断されて滑降スペースは極めて限られる。極めて難しい滑りとなる。

転けたらまず止まらない、下までボブスレーだろう。ワンターンも油断できない神経ビリビリの滑降が続く。岩が多くて何度も引っ掛けてバランスを崩すが持ちこたえながら落ちていく。時折降る落石も油断ができない。こんな難儀な滑降は多分初めてだろう。もう絶対二度目はないというやつだ。標高差で800mほどは本当に辛い滑りだったが穴毛本谷が見えた時はようやく闘いが終わったと安堵した。

穴毛本谷まで喉カラカラ汗ダクダク、本谷に合流してようやく休憩できた。本谷に合流してからはスキーゲレンデでした。

いやー今日の四の沢を滑れればもうどんな場所も滑れるでしょう。まさにそんな一日であった。 詳細写真記録はヤマレコへ

0.40 1100m 新穂高発
2.47 1550m 三ノ沢出合
3.02 1650m 四ノ沢出合
3.31 1850m 五ノ沢出合
3.40 1950m 穴毛大滝
4.30 2000m 六ノ沢出合
7.13 2700m 稜線
8.12 2897m 笠ガ岳山頂着
8.20 2897m 笠ガ岳山頂発
9.35 1650m 四ノ沢出合
9.45 1950m 穴毛大滝
10.38 1100m 新穂高着

56.大明神山-毛勝山 2019.5.15

すでにスキーシーズンを終えた人も多いだろうが自分は違う、残雪期の終盤にしか行けない山がある。先日の大明神山もその一つである。この山は厳冬期も行けるが残雪期のアプローチは難しい、すでに下部は藪が出ており沢を詰めるしかないが、稜線に雪庇が残ると大規模な雪崩の危険がある。今頃なら雪庇もかなり落ちて気温の低い夜明け前なら安全性は高まる。

問題はどの沢を詰めるかである。地図を見れば大明神山を目指す谷はいくつかあるのはわかる。ただどれが一番安全かは現地で判断しなければわからない。大明神から毛勝へ至る稜線はアップダウンや変化に満ちてとても展望が楽しめる稜線である。ぜひこの時期毛勝へ行くなら歩いてみたい稜線である。

殆ど寝てない兄ちゃんに寝てる場合じゃないと連れ出した。このチャンスを逃すと一生行けない可能性もあるからだ。自分もいつまでも若くはない。深夜3時前に片貝山荘付近を歩きだして暗闇の板菱に立った。積雪はゆうに10mは超えてるだろう。眼前には稜線まで続く大明神沢が一直線に見える。あそこを詰める手もあるがやはり下りしか使うのは怖い。気温も高めなのでなるべく緩い沢を詰めて早めに稜線に立つ作戦としてスピードを上げた。

1750mで稜線に立つと大明神山がドーン、一部雪切れもあったが問題なくピークに立った。ここから毛勝まではアップダウンの連続で崩壊雪庇や雪壁もあったが一つ一つ攻略していくその過程が楽しい。見せ場と広がる景色には飽きなかった。

苦労して毛勝北峰に立っと南峰の直登ルンゼが見えた。ここから見るとそそり立つ壁だ。ガスらないうちに急いで南峰に立ち急峻なルンゼを兄ちゃんと一気に滑り込んだ。ここはこの時期限定だろう。落ちた毛勝谷も今年はデブリも少なく快適だった。雪面を荒らす一番の原因は雨である。今年はまだ雨が少なく雪面の凹凸は少ない。デブリも少なく毛勝は当たり年と読んだ。

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2.51 690m  片貝山荘  
3.48 950m  最終堰堤
4.35 1250m 大明神沢出合
6.00  1750m  稜線
7.25  2082m  大明神山
10.06  2414m 毛勝山山頂  
11.10  1000m 板菱
11.55 690m 片貝山荘

55.毛勝山 2019.5.8

昨夜は仕事を終えて医師会の用事に出かけ会合終了後その足で魚津へ向かう。目指すは毛勝山、久しぶりだ。前夜片貝山荘手前で車中泊して深夜三時過ぎにスタート、板を担いで歩いていく、今日は平日で誰も来ないだろうから写真を撮りながらのんびり行こう、最終堰堤手前で白んで来た。板菱付近のデブリは大したことはなかった。今年はとても歩きやすい、大明神山に日が当たりだした。

阿部木谷に入ってもデブリは少なく歩きやすい、今年の毛勝山は当たり年だろうか、三叉付近で振り返ると後続の二人パーティが見えた。まあ大丈夫だろうと思っていたらドンドン迫ってくるじゃないですか、強いパーティだ。

三叉を過ぎてしばらくでお化粧のため足を止めていたら早くも後続が追いついて来た。話をすると毛勝三山を縦走するらしい、一人は女性じゃないですか。ここでアイゼンに変えて先に歩きだす。気合が入ってきてギアを上げてガンガン行くことにした。後続も同じペースで来る。前に歩く登山者を抜きたくなるのも山ヤの性、抜かされたくないのも山ヤの性、写真も撮らずに行くしかない。後続も休憩している間にかなり差が開いた。もう大丈夫だ。

と思ったら先日の新雪でゴボルようになってきた。まずいペースが落ちる、案の定後続がどんどん迫ってきて抜かされてしまった。でも先頭に出ると新雪が辛いよ、若者のトレースを避けてスキーを履くことにした。先頭もゴボるようになるとやはりペースは落ちて来た。最後自分が抜き返してボーサマのコルに一番乗りで到着、そのままピークに到達した。

少し遅れて後続二名も到着、男女のパーティだった。バトルのおかげでいいペースで着くことができた。記念写真を撮ってあげて、さあどこを滑るか、阿部木谷はまだカチカチだが東又谷の斜面はもう日があたり快適だろう。周回しよう。

山頂から北東面に飛び込んだ。デブリは皆無でメンツルで新雪が心地よかった。ガンガン落ちていく。どこまでも雪が繋がっていておくれ。しかし人生甘くはなかった。三階棚滝で雪は切れて渡渉になる。もうブーツびしょ濡れ。高巻きも嫌らしかった。その後も林道に出るまで何度か高巻き、渡渉を繰り返し大幅に時間がかかる。やばい昼から仕事だ。

最後取水口が見えてからも林道が崩壊してたり堰堤の渡渉をしたり散々だった。まあそれでもアドベンチャーは楽しめた。急いで車を飛ばしてシャワーもできずに職場へ行く羽目になった。今年の毛勝は熱かった!

詳細報告はレコヘ

54.白山 2019.5.6

昨日岩手山から下山後800km走って夜帰宅した。パクはさらに300km走って伊賀へ戻った。今回の遠征で走行距離は2000kmを超えていた。パクは今日から仕事僕は今日もう一日休みで午前中は天気が持ちそうなので白山へ行って5月のお参りを済ますことにした。

晩御飯を食べ数時間仮眠して深夜1時半に起床して白峰へ向かう。別当出合まで車が入れればもう白山はご近所さんである。厳冬期の辛かった林道歩きを思い出しながら車を走らせた。3時過ぎに到着して支度をしているとすでに歩き出す人もいた。

三時半過ぎ別当出合をスタート、この辺りもうすっかり雪は解けていた。板を担いでガシガシ石畳を登り途中で登山者をスルーした。中飯場にも雪はなかった。中飯場を過ぎた1600mあたりで雪は繋がり板で歩きだす。それにしてもGWの登山者の足跡やシュプールがおびただしくて砂防新道は荒れまくり、とても帰りに滑る気にならない。帰りは観光新道を滑ることにする。ようやく白んできたのでコースを熟慮しながら高度を上げる。

甚之助小屋には前泊者が数名いた。エコーラインの登り上げはカチカチなのでアイゼンとした。弥陀ヶ原に出ると白山は雲に隠れていた。風はなく穏やかな日だ。室堂には登山者が数名いた。室堂から上はハイマツがかなり出ていた。ただ南面からぐるりと巻けば山頂まで雪は繋がっていた。南面は吹き溜まりになるので雪は多かった。雪を繋いで高天原へ行きここで板を担いで無事ゴール。

奥社で34ヶ月目のお参りを入念にした。山頂は貸し切りでガスっぽかった。さあシールを剥げば滑るだけ、雪は適度に緩み快適だった。山頂から南面を室堂まで快適に滑る。室堂から黒ボコを目指す。黒ボコから観光新道へ入るとシュプールは皆無でツボトレースも数名分で斜面は荒れてなくとても快適だった。

左手別山を見ながら観光新道下大斜面を自在にシュプールを描いた。後はうまく林道に合流するだけである。下部は石ころも多かったが石を踏まないように慎重に滑る。1550mで止まって20mほどツボで登り返して無事に台地に出た。ここに上がればしばらく快適な斜面を経て林道に合流、林道にも雪はたんまりで1400mまで林道を滑り雪が切れて後少し歩けば別当出合であった。来月のお参りはもうスキーは使えないだろう。今シーズンも白山ではたくさんスキーで遊ばせてもらった。感謝感謝である。

詳細な記録はヤマレコへ

3.34 1240m 別当出合
4.04 1500m 中飯場
5.25 1970m 甚ノ助ヒュッテ
7.05 2450m 室堂
7.54 2702m 白山山頂
8.08 2702m 白山山頂発
8.22 2325m 黒ボコ
9.30 1240m 別当出合

53.岩手山 2019.5.5

今日が遠征最終日、平ヶ岳、朝日岳、越後駒ヶ岳、大朝日岳、月山、鳥海山、秋田駒ヶ岳とつなげて最終日は岩手山でグランドフィナーレである。今日は気温は高くてすぐに雪は緩むと読んで深夜に出て速攻で降りることにした。がんちゃんは仕事が入ってしまい急遽帰っていった。仕方がない彼の分まで楽しんで滑るしかない。

深夜2時前に焼走り登山口を板を担いで歩き出す。果たしてどこから雪が出てくるか、黙々と深夜の登山道を登って行く。歩き始めて1時間チョイで雪が出て来て板で歩けた。標高差1000mは滑れそうである。

標高が上がり雪が硬くなった時点でアイゼンに早々に変えた。4時半東の空が赤くなりだした。日の出である。深夜に出る最高のご褒美である。今日も素敵な朝であった。さあ残り600m行くしかない。

登山道はぐるりと北面に回り込むようにしてピークを目指すがトレース通りに進むと雪が切れそうになり慌てて進路変更をして直にピークを目指す。山頂直下まで雪は繋がり無事ピークをゲット。鳥海山、秋駒がはっきり同定できた。さらに北には懐かしい、岩木山、八甲田山が見えた。さあグランドフィナーレにふさわしい滑りを楽しもう。

雪は適度に緩んでいて快適なザラメだった。盛岡を眼下にガンガン落ちていく。素晴らしいフィナーレだった。終盤は藪も多少出てきたが900mまで問題なく滑走してラスト30分だけ板を担いだ。8時過ぎ気温が上がる前に下山、いこいの村で汗を流して今から金沢まで800kmの運転ラウンドが始まる。旅はまだ終わらない、愛するかみさんの顔を見るまでは、、、、、

今日の詳細報告はパクが担当

1.50 573m 焼走り登山口発
3.00 900m スキー歩行開始
6.40 2023m 岩手山山頂
6.50 2023m 岩手山発
8.20 750m 焼走り登山口着

52.秋田駒ヶ岳 2019.5.4

東北遠征も終盤戦、今日は秋田駒ヶ岳で記録に挑戦した。秋田駒ヶ岳は男女岳、男岳、女岳、横岳、小岳の五山の総称である。秋田駒に登ると言うからにはこの全てを登りなおかつ滅多に滑られることのない男女岳北西ルンゼを滑降しようと言う挑戦である。五山ならもしかしたら誰かいるかも知れないので男岳を登り返して二度登頂して最後ここから北西ルンゼを目指す。

深夜3時前にアルパこまくさスキー場を出て北西ルンゼの偵察も兼ねて男女岳と男岳の鞍部を目指す。出だしは雪はなかったが800mを過ぎると樹林帯の中に雪が出て来て板を履いた。後は黙々と高度を上げる。一度だけ道路を横断した。目指したいルンゼは鞍部直下から雪は繋がっていた。これは滑れそうだ。嬉しくなった。

鞍部に近づくに連れ斜度は増して最後はアイゼン、ダブルアックスで壁をよじ登る。久しぶりのアルパインだ。登り切ると田沢湖が見えた。向かいの山々も赤く染まりだしてマンダムな朝を迎えた。

鞍部から阿弥陀池を経由して最高峰の男女岳をスキーで登り上げた。まず一山ゲット、山頂の眺めは抜群で明日登る岩手山もよく見えた。山頂から凍った阿弥陀池を横断して向かいの横岳を目指す、標高差は登り100mであった。稜線は雪も途切れツボで歩いて二山目ゲット、横岳からスキーでまた阿弥陀池へ滑り込み男岳を目指した。ここからの展望も素晴らしかった。三山ゲット、男岳からハイライト急な南東斜面を落ちていく。標高差200mの素晴らしい滑走だった。

広い雪原に出て四山目の小岳を目指す。50mほどの登り返しである。このピークは夏道がないため雪がある残雪期限定である。ピークには三角点があった。小岳から次はラスト女岳、ここも夏道はないからこの時期限定である。雪は繋がっていた。女岳の登りから見る小岳はUFOと言うかフジツボと言うか奇妙な形をしていた。150m登り返した女岳のピークには噴気孔がありとても暖かかった。

女岳からUFOを見ながら快適な滑り、また雪原まで降りてラスト250m登り返して二度目の男岳のピークを踏んで北西ルンゼを滑ろう。最後の気力を振り絞り男岳のピークに立つ男岳の北東斜面も素晴らしかった。さあ最後はやはり男女岳の北西ルンゼである。雪は1450mからずっと下まで繋がっていた。雪が出るまで少しだけクライムダウンして雪だ出れば後は幅5−10mほどの狭いルンゼを落ちで行くだけだった。素晴らしいフィナーレ、ガンガン落ちていく。

秋田駒ヶ岳最高と思わず出た。ルンゼの途中にはコブラツリーもいた。世紀の大発見!なんて言い合いながらブナの樹林を抜け帰りはスキー場を車の手前200mまで滑り降りた。

すばらしい一日だった。秋田駒ヶ岳無事記録達成!

今日の記録はYSHRが担当。

51.鳥海山 2019.5.3

GWスキー遠征もはや6日目、平ヶ岳、朝日岳、越後駒、大朝日岳、月山と繋いで今日は東北市の名峰鳥海山に新しいルートを開拓してみよう。朝4時過ぎに中島台を板を担いで歩き出した。あがりこ大王手前で雪が出て来てスキーで歩き出した。ぐんぐん上がると鳥海山が見えてきたが山頂部は雲に隠れていた。休憩中に徐々に雲が取れドーンと新山が見えてきた。昨日の月山は地獄であったが今日は極楽である。

新山の左肩に直に上がるコースが楽しそうと見た。登り返しがないようなラインでガンガン新山を目指す。やはり山は晴れてなんぼ、振り返ると日本海やはり鳥海は期待を裏切らない。残り900mで沢筋に入り高度を上げるが斜面は一部凍ってきたのでアイゼンに履き替えた。新山が近いようで中々届かない。

標高2000mを超えると周りは雪景色厳冬期のような光景だった。さあピークが近い、無事ゴール。晴れた日の鳥海山山頂は初めてであった。矢島口からの登山者が大勢外輪山に立っていた。山頂の登山者二名と言葉を交わして僕たちは北面の大斜面に飛び込んだ。素晴らしい斜面だった。

トップスピードで落ちていった。下るに連れ雪は滑らなくなったがそれでも中島台まではあっという間だった。今日も生きてて良かった。

詳細報告は金沢から飛ばしてやってきたがんちゃんが記載

50.月山 2019.5.2

今日は久しぶりの地獄だった。暴風で何度も倒されてズボンが破れてしまった。深夜1時に起床していざ月山へ、この時期南面のスキー場から目指すのが楽だが敢えて北面から標高差1600mの滑降を楽しもう。小雨の中登山口をウロウロ、どこから取り付こうか悩んだ。前日ここなら間違いないだろうというコースを確認していたが万が一のことを考えて登山道を選択した。

コースは雪の有りそうな沢を繋ぐ予定である。尾根に上がれば雪切れ必須だろう。闇夜の中ガンガン沢を繋げる、雪は豊富だった。沢の中に入れば1m以上はあるだろうか、早くの風の音がゴーゴー、冬型が決まる今日は地獄確定である。標高1200mで道路に合流するが、案の定ガスで視界は悪い上にこの辺りから風が強くなりだした。ただ黙々とピークを目指す地獄の行進を続けるのみ

弥陀ヶ原付近は風が強くて雪がたまらないのかヤブヤブになった。たまらず登山道を探して藪を回避した。暴風を避けるためになるべく尾根の風下にルートを取る。トラバースコースをたどり雪を繋げるが雪が切れれば登山道を探す作戦として藪こぎを回避する。佛生池の小屋は出てたが中に入れなかった。

みぞれが叩きつけて顔が痛かった。装備は全て凍りついてきた。地獄である。暴風で何度も倒されてズボンも破れあちこち痛い、風の通り道は当然雪もなくて歩行も辛いが板を担げば更に吹き飛ばされるので板のままどこまでも歩くことにする。

北面は長い上に風を遮る場所はなく今日のような日はマジでやばい、山頂はまだか、ホワイトアウトで視界はないからとてつもなく長く感じた。もうそろそろゴールか?奥社が見えた。戦いは終わった。さあシールを剥いで地獄から逃げよう。逃げ足は早かった。斜面はカチカチなので板は恐ろしいくらい滑った。途中で雪が切れる場所の通過にハマったパクはハイマツで難儀している。何か飛んだように見えた。すぐ先の風を遮る場所で休憩したらパクのザックが開いていてシールが飛ばされていた。やはり飛んでったのはシールだった。

パクはすぐ明日合流するガンに電話してシールを買ってきてもらった。温泉旅行じゃシャレにならんし、 佛生池からは快適に広大な斜面を下り北月山荘に至る林道まで滑り降りた。完璧なルートどりであった。今日は日本中どこもピークを獲ろうとすれば地獄に耐えなければならないような日だろう。明日は鳥海山である。行くしかない。

今日の月山地獄記録へ

2.13 330m 北月山荘発
7.51 1750m 佛生池
8.55 1979m 月山
9.14 1979m 月山発
9.30 1750m 佛生池
11.08 330m 北月山荘

49.大朝日岳 2019.5.1

令和元年初日山で初日の出を拝んでこの日にふさわしい気合山行をしようと選んだ山は東北の名峰大朝日岳、スキー記録は滅多に上がらない。越駒から下山後急遽この山と決めて月山インターへと車を走らせた。

問題はどこまで車が入れるかだ。移動中にパクに調査依頼、古寺鉱泉まで数日前に通行止めが解除して通れるという話、これはラッキーだ。深夜2時に出れば稜線で初日の出拝めそうだ。行くしかない。

魚沼から意外と遠くて移動距離は300kmだった。日暮れを過ぎてようやく到着、車は一台のみ、閑散としていた。すぐに熟睡した。深夜1時に目が覚めた、さあパク支度だ。深夜2時前スタート、大朝日岳は30年ほど前に百名山巡りで登ったはずだがどこから登ったのか忘れてしまった。古寺鉱泉からなのか記憶にない。

古寺鉱泉裏からスキーで歩き出したが雪が所々切れていた。標高850mから雪は繋がりだして快適になった。ガスで視界は悪かった、おまけに蒸し暑い夜だった。ハナヌキ峰は左から巻いて古寺山を目指す。ピーク手前で白んできて雲海上に出て振り返ると月山がドッカン、古寺山に着くといよいよ大朝日岳がガッツン、素晴らしい、待ってなさい!

古寺山から小朝日岳までの稜線は崩壊雪庇出まくり、スキーならマシだがツボは怖い、どこに落とし穴があるかわからない。小朝日岳は右から巻いてシールオフで鞍部へ滑り込んだ。この先大朝日岳の稜線も雪庇出まくりだった。一部雪は切れたが概ね雪は繋げてスキーで歩く。大朝日小屋手前から見る大朝日岳の北東面斜面はスベスベ急斜面、滑るしかない、パクは最初ビビったがザラメだし問題ないでしょう。

小屋を過ぎると山頂まですぐだった。山頂からは360度の素晴らしい大展望、北は岩手山、南に飯豊連峰、日本海、佐渡ヶ島まで見えた。令和元年初日にふさわしい大展望だった。さあパク滑るぞ、山頂からゴー一番美味しい斜面を頂いて稜線に合流、後は雪を繋げて小朝日岳手前の鞍部まであっという間だった。ここから100mほど登り返してシールオフで古寺山へ、後続の登山者が三名、静かな山でした。

古寺山からは一気に行く、850mまでかっ飛ばしてここで板を担いで古寺鉱泉へ、素晴らしい山行でした。

詳細写真記録はYSHRが気合で書きました。

48.越後駒ヶ岳 2019.4.30

今日は出だしから雨だとわかっていたが皆の衆、行くしかない!昨夜も朝日岳から下山して銀山平へ移動してたっぷり眠れたので深夜1時に目を覚まして2時に活動開始、 石抱橋の出発地点から小雨が降っている。雪はたっぷりある。闇夜の林道歩き、ところどころ全層雪崩が起きていて心臓に良い訳がない。トレースは多かった。駒の小屋に泊まっている人もいるようだ。

雨は止むことはなく少しずつ体に染みてくる。幸い視界は良かった。道行山の登りで一箇所雪切れがあった。道行山、小倉山は左巻き、帰りのことを考えて完璧にルート工作を行う。正面には駒がドン、左手には本当は行きたかった荒沢岳が見える。荒沢岳は遠征のメインイベントであったが如何せん雨なら谷に入れないから却下せざるを得なかった。

標高が上がると風が出てきた。駒に泊まった二人パーティが降りてきてすれ違いざまに上は強風で大変だと聞かされた。パクは所詮残雪期ですから全く問題ないですと答えていた。駒の小屋手前の急斜面はマジ風が強くて足を広げて踏ん張らないと飛ばされかねなかった。登りきって小屋が見えたので急いで中に入った。生き返った。手が冷たくてテムレスにカイロを入れてこれで大丈夫。

小屋を出て一直線にピークを目指した。5時間チョイで無事登頂、写真を撮ったらすぐに逃げ帰ろう。もうぶっ飛ばすしかない、できればすれ違った二人パーティに追いつこう。帰りは早かった。ルート工作は完璧だったので一度もシールは使わずガンガン飛ばした。若者二人もついてきた。

車が見えた。ゴーーール。山頂を出て1時間20分、雨の快速山行だった。二人パーティも後片付けをしているところだった。もう10分足りなかったか!今日も完全燃焼。明日も荒沢岳の谷は全層雪崩がヤバそうなので一日繰り上げて今日東北へ移動することにした。

本日の記録はパクが担当

2.00 780m 石抱橋発
4.48 1298m 道行山 
5.16 1377m 小倉山
6.45 1900m 駒の小屋
7.13 2002m 越後駒ヶ岳
7.22 2002m 越後駒ヶ岳発
7.35 1377m 小倉山
7.54 1298m 道行山
8.44 780m 石抱橋

47.朝日岳 2019.4.29

今日は朝日岳に新しいコースを開拓した。清水集落から登川本谷を詰めて朝日岳に登頂して北面から本谷へ激滑走するコースだった。兄ちゃん、パク行けるかどうかわからないが行くしかない。深夜2時前に清水集落をスタート、林道はいきなり雪びっしり、しかしその後雪は途切れ途切れで沢の横断もあった。1時間半かけて何とか謙信尾根登山口に着いた。更にここから本谷を詰めていく。

山スキーと言うより沢登り半分というコースだった。際どい滝の巻や丸太ん棒馬乗り、マジですかの連続であった。本谷1050mまで詰めてここから沢伝いに稜線まで500m登りあげた。稜線に出ると素晴らしい景色が広がっていた。昨日登った平ヶ岳も遥か遠くに見えた。朝日岳まで稜線伝いに行くが意外に長かった。貸し切りの山頂で写真を撮ったら急いで帰ろう。ガスもちらほら、ジャンクションまで戻りここから北面にドボン、斜度といい景色といい最高の斜面だった。

本谷までスベスベ斜面を600m落ちていく。皆興奮の嵐だった。本谷へ降りて途中から右岸の林道を使用した。これは快適だった。行きに使えば楽だったかも

朝日岳本谷記録は多分ないかもしれないので兄ちゃんに記録書いてもらいました。

1.48  600m   清水集落発
3.23  770m   謙信尾根登山口
8.00  1928m  ジャンクションピーク
8.14  1945m  朝日岳山頂
8.22  1945m  朝日岳山頂発
11.03  600m  清水集落

46.平ヶ岳 2019.4.28

昨夜仕事を終えパクと合流してヴェルファイアで尾瀬へ向かう。鳩待峠は駐車スペースが限られるので深夜に着くしかない。がんちゃん、兄ちゃん四人で平ヶ岳を目指す予定。深夜に鳩待峠に着くと満車だが何とか二台分のスペースを見つけた。新雪が降ったようで峠道はスタッドレスでなければ無理だった。

それにしても風雪が激しかった。深夜2時に起床して3時に鳩待峠を出た。スキーで尾瀬までひと滑りで尾瀬にはテントがたくさんあった。この時期どこでも歩けるからオトクである。尾瀬を突っ切ってガシガシ平ヶ岳へ向かう。複雑な地形は任して下さい。人間暗視カメラでどこでも歩けます。

このコースは無駄のないルート取りが全てである。新雪は30cmほどあるだろうか、プチラッセルが続く、まるで厳冬期の景色である。トラバースラインをどんどん伸ばして帰りも楽しよう。尾瀬泊の登山者を皆抜かして一番手となった。しかし今日は甘くはなかった。猛烈な風が山頂手前で襲いかかる。たまらず樹林に隠れて地獄装備とした。

平ヶ岳の山頂はまっ平らだった。素晴らしい景色でした。景色を楽しんだらすぐ逃げ帰ろう。後続は来ているだろうか?暴風にたまらずツェルトを被って退避していた。でもこの風収まらないと思います。行くしかないっしょ、帰りは早かった。トラバーススイスイ、後続パーティはラッセルと風で引き返している人が多かった。

尾瀬沼まで滑り込めば後は鳩待峠へ戻るだけ、今日も素晴らしい景色を有難う。 平ヶ岳詳細記録へ

3.01 1593m 鳩待峠
4.18 1420m 尾瀬
9.34 2171m 平ヶ岳
9.42 2171m 平ヶ岳発
12.42 1420m 山ノ鼻
13.44 1593m 鳩待峠 総距離32km

45.剱岳・大窓周回 2019.4.21

深夜22時自宅を出て決戦の地へ向かう。深夜0時伊折ゲート発である。準備ができた者からチャリで出て行った。30分ほど漕げば馬場島だ、YSHR・大魔人・パク・兄ちゃん・がんちゃん・名人の六人が集結した。雪は1週間前に比べてかなり溶けて20cmくらいだろうか、闇夜の中立山川をスキーでガシガシ行く。例年に比べてデブリは少なかった。上から降りてくるトレースはない、果たして無事に室堂に着けるだろうか?

しばらくで際どい場所に来た。以前敗退した場所だ。なんとかブリッジはあった。出だしの難所を過ぎれば後は快適に進んでいくだけ。すべすべ斜面を快適に高度を上げる。1900mを過ぎて広い沢に出ると通常は室堂乗越を目指すが、YSHRと大魔人は途中でアイゼンを履いて新室堂乗越を目指した。当然室堂乗越を目指した後続の4人より早く着いてしばし待つた。

ようやく白んできて立山は雲で隠れていた。まだ活動している登山者は少なかった。雷鳥沢経由で御前小屋を目指す。剣御前小屋に着くと激しい風とガスで剱岳は見えなかった。残念、さあ近藤岩まで1200mのダウンヒルだ。最初ガスであったが剣沢小屋まで下るとガスは晴れて剱岳の勇姿がはっきり見えた。素晴らしい。

剱沢はスベスベでまだトレースは皆無だった。皆楽しそうにガンガン滑っていく。平蔵谷、長次郎谷を過ぎてあっという間に近藤岩まで来た。ここから池ノ平への登り返し、残念ながら八ツ峰はガスではっきり見えなかった。時折日が射して暑くなる。450m登り返して池ノ平小屋に着いた。まだ雪の下に埋もれている。

ここから小黒部谷を500m滑って大窓出合に出た。小黒部谷もスベスベ斜面だった。さあラスト700mの登り返し、前回はデブリで大変だったが今日もスベスベだった。大窓の雪庇はでかくて先頭の大魔人は左端からアイゼンツボで突破した。パク、YSHRと続いた。6名全員無事大窓到着、後は馬場島へ下るだけ

大窓の下りは石は皆無だった。降雪直後だからか快適で嬉しくなった。無事西仙人谷出合に着いて大休止、後は快適に白萩川を滑った。タカノスワリも飛び石で渡りブーツは濡らさなかった。取水口から馬場島までも雪は繋がっており、試練と憧れの石碑の前で記念写真を撮ってチャリで伊折に向かった。12時間の完全燃焼だった。今日も生きてて良かった。

大窓周回ヤマレコ記録へ

23.40 500m 伊折ゲート発
0.14 760m 馬場島発
2.28 1390m 東大谷出合
5.03 2395m 室堂乗越
5.53 2780m 剣御前小屋
6.51 1600m 近藤岩
8.14 2050m 池ノ平小屋 
8.37 1525m 大窓出合
10.21 2255m 大窓 
11.12 1000m 取水口
11.42 760m 馬場島  
11.58 500m 伊折ゲート着

44.白山東面周回 2019.4.17

今日は絶好の登山日和、久しぶりだ。オートルートワンディをやりたかったが名人の強い希望で白山東面周回を行うことにした。何か新しいコースを開拓しようと東面台地から御前峰ではなく剣が峰を目指してここからお花松原へドーンと滑降、中宮道をワリ谷まで滑り左俣から大白川林道へ滑り込んで周回することにした。

深夜1時平瀬ゲート発と約束した。10日前に東面台地へ行った時は林道は除雪がまだで大荒れだったが今日はどうだろうか、深夜23時に自宅を出て0時過ぎにゲートに着くと名人も支度をしていた。名人より5分早くチャリスタート、林道はきれいに整備されていて倒木や大きな石は皆無だった。チャリ力の弱い名人は付いてきているだろうか、間名古谷の橋を渡り後方をずっと見渡せるカーブで名人のライトが見えるかしばし待った。遥か下にライトが見えた。多分その差は20分ほどだろうか、安堵してまた先を急いだ。

東面台地取り付きの橋まで完璧に除雪は完了していた。名人待つこと30分弱、ようやく到着。ここでチャリデポして崖をよじ登る、10日前より雪は減ったが崖を15mほど登るとすぐに雪が出てスキー歩行開始、雪はたっぷりだ。闇夜の東面台地をガシガシ進む。雪はカチカチだった。

コブラツリーに着いてもまだ暗かった。コブラを見送ると東の空がようやく赤くなった。今日は大キレットから朝日が上がった。素晴らしい朝焼けだった。久しぶりの朝日だ。正面には双耳峰がドーンと見える。貸し切りの贅沢な山行だ。

今日は双耳峰の鞍部を目指して右に折れて剣ヶ峰を目指す。剣ヶ峰からの滑走記録はまずお目にかかったことはない。やるしかない。鞍部手前の急斜面でアイゼン歩行にして8時ちょうど剣ヶ峰に着いた。ここから眺める御前峰は素敵だ。山頂で記念写真を撮りさあ滑降だ。

山頂からエントリーしたいところだが雪が繋がって無くて一段降りた氷化していない斜面から滑降することにした。かなりの急斜面、ゆきが緩んでいればなんてことはないがエントリーすると緩んでなくて氷化していてマジびっくり、ヤバイ慎重に滑ろう。二人で凍っていない斜面を探しながらムズい滑降が続く、標高差で150mほど 下るとようやく斜面は良くなり一気にお花松原まで滑り込んだ。うーんマンダム!

お花松原から中宮道へ一旦登り返して振り返る。剣ヶ峰からの斜面はメチャ急に見えた。氷化斜面は際どい滑降だった。登り返すと後は北弥陀ケ原まで快適クルージング、ワリ谷源頭から左俣を滑降、急な谷ではあるが雪は緩んでいて快適だった。ガンガンワリ谷を下り原生林の湿地帯を過ぎるとキャンプ場へ、少し下るとチャリデポに着いた。

後はチャリに跨がれば20分ほどで平瀬ゲートに到着、林道は整備されているから快適であった。名人も大満足してくれたことだろう。

詳細記録はヤマレコで

0.40 630m  平瀬ゲート発
2.08 1240m 大白川ダム付近最初の橋
4.30  1770m  コブラツリー
8.00 2677m 白山剣ヶ峰着
8.35 2677m 白山剣ヶ峰発
9.55  2120m ワリ谷源頭
10.47 1240m 大白川ダム付近最初の橋
11.19 630m 平瀬ゲート着

43.剱岳 2019.4.14

週末ごとに悪天候で今週末も大窓周回は無理だがが早月尾根からの剱岳なら悪天候でも引き返せると踏んで本日大魔人、パクの三人で挑戦した。伊折ゲートが開くのを待っていると雪が無くなってしまうのでチャリを使おう。今日は午後から雨が降るというので深夜0時半スタートで午前中には下山するつもりである。

深夜0時過ぎに伊折ゲートに着くとすでに二人はスタンバイしており先にチャリで出て行った。少し遅れてYSHRもゴー、馬場島まで片道4.6km、標高差260mだから楽勝である。30分チョイで馬場島に着いた。雪は50cmはあるだろうか、流石にここは雪は多い。

早月尾根へはすぐに取り付かず、大窓方面の林道を進み白萩川を渡る橋の手前から取り付いて1551ポコを目指す作戦とする。登りも下りも楽である。暗闇の中広い斜面をガシガシ1551mポコを目指す。雪は固くて早々にクトーを付けた。高度が上がると富山の夜景が綺麗だった。上はカチカチだろうと言うとパクはかなりビビっていた。

1350mほどで早々に早月尾根に合流して後は忠実に尾根を進む。早く明るくなって欲しい。暗がりの中大日稜線は厚い雲が垂れ込んでいた。なんとか天気がもって欲しい。早月小屋手前でようやく白んできた。少し気持ちが明るくなった。雪は多くて小屋は屋根まで雪をかぶっていた。少し休憩していよいよ本丸核心部分に突入である。

おととい雪が降ったようで池ノ谷側は新雪でカチカチではなかった。大いに救われた。これなら帰りの滑りも楽しめる。なるべく尾根の池ノ谷側を使ってスキーで高度を上げる。2500mまでスキーが使えた。ここから板を担いでツボで歩くが膝下から靴のラッセルになる。三人で先頭を交代しながら高度を上げて行く。遠くに白山が見える。良かった天気はまだ持ちそうだ。

何か所か厳しい壁にぶち当たるがカチカチではないので良かった。ただラッセルは辛かった。カニのハサミはもちろん鎖は隠れていてトラバースする。過ぎて2900mここでスキーをデポした。最後の壁を登り上げると別山尾根に合流した。さあピークが直ぐだ。もしかしたら今季残雪期の初登頂かもしれない。360度の展望、素晴らしい、しかし天気は下り坂青空は消えた。

記念写真を撮ってすぐに下山開始、ロープは2本用意してあったが使うこと無く、2900mに着いた。さあここからが本当の核心である。基本池ノ谷側を巻いて滑るがかなりの斜度転けたら池ノ谷真っ逆さまである。氷化してないことを祈るが、入ってみないとわからない。先頭のエントリーは正直怖いが一番経験豊富な自分が先陣を切るしかない。

カニのハサミのトラバース滑降からスタート、次々現れる厳しい斜面、なんとか慎重にクリアーしていく。パクは怖かっただろう。2800m地点へのトラバースで岩場が出た。ウーンやばし、うまく抜けないといけない、転けたらかなりヤバシ、先頭の自分はかなり際どく抜けた、二番手のパクはさらに難儀しているがなんとか無事抜けた。大魔人も抜けきって皆2800mに到達。

しかしこの先も急な怖い斜面の連続、絶対に転倒できない。YSHRがルートを探りながら慎重に滑降して皆が続く。2400mまで滑降してようやく早月小屋が見えてもう安全圏だ。山頂から早月小屋まで1時間チョイだった。早月小屋から下はようやく雪も緩んできて快適な滑降になった。ほぼノンストップで1時間弱で馬場島へ、警備隊詰所に寄って無事帰還の挨拶をして伊折までチャリをぶっ飛ばした。山頂から2時間20分だった。

しめて11時間半のスリリングな滑りであった。片付けを終えて車で出ると雨が降り出した。今日もドンピシャのタイミングだった。

やっぱ早月滑降は怖いです。パクは二度目は絶対ないと言っていた。YSHRももう何度もやったので今日で卒業だな。今日も完全燃焼だった。

剱岳山行詳細記録へ

0.13 500m 伊折ゲート発
0.49 760m 馬場島
5.44 2155m 早月小屋着
8.39 2900m スキーデポ
9.15 2998m 剣岳山頂着
9.20 2998m 剣岳山頂発
9.33 2900m スキー開始
10.34 2155m 早月小屋着
11.30 760m 馬場島着
11.43 500m 伊折ゲート

42.白山 2019.4.10

今日も安定の悪天予報、旅るか山るか迷ったが山は雪なら行くしかない。体力作りも兼ねて近場で遊ぼう。白山しかない、問題は雨の降り出し時間、直前のレーダーでは深夜2時頃から白峰で雨が降り出しそうならスタートは深夜0時だ。別当出合まで行けば雪になるだろうから完璧だ。

自宅を22時半に出て一路白峰へ向かう。深夜0時過ぎゲートチャリ発、雨はまだ大丈夫だ。少し気合を入れて漕いで行く。百万貫を過ぎたあたりから小雨が降り出した。マジか、早すぎる。慌ててテムレス、ウェアーを着て防水対策をする。雨は徐々に強くなっていく。勘弁して欲しい。

市ノ瀬を過ぎて少し雨脚は弱くなってきた。早く標高を上げよう。頑張ってペダルを漕ぐと雨は雪に変わってきた。良かった。2時別当出合に着いてようやく休憩舎で大休止、雪はどんどん強くなって行く。一本橋には底板が渡されていた。助かった。

対岸に渡り石畳をガシガシ登る。雪は切れていたのでツボで半分歩いた。石畳を登り切るともうどこでも歩ける勢いだった。中飯場から暗闇の中ガシガシ高度を上げる。プチラッセルだ。甚之助手前で猛吹雪になる。まだ地獄ゴーグル出していないから目も開けられない、帰りたくなった。早く小屋に入りたい。吹雪の中ようやく小屋が見えたがなんと冬季ドアが空いていて中に雪が吹き込んでいた。

とりあえず小屋に潜り込んでドア周辺は除雪してドアが閉まるようにした。多量の雪が吹き込んでいるので次に来た人も除雪お願いします。ドアは完璧に閉めないと風で開いてしまいます。小屋の中で完璧な地獄装備に身を纏う。もう何でもかかってきなさい。小屋から出ても吹雪だったが地獄ゴーグルがあれば天国だった。

エコーラインに登り上げ弥陀ヶ原に出ると安定のホワイトアウトだった。室堂直前まで建物は見えなかった。鳥居はさらに埋まっていた。最深積雪を更新しているようだ。室堂から山頂までも完璧なホワイトアウトだったがもう慣れたものだ。最後地獄の山頂に着いて奥社でお参りをして無事帰還を祈った。

さあ帰ろう。仲間の写真も撮らなくていいから一気に下る。室堂から黒ボコ経由で甚之助へ下る。新雪がスキーカットでバチバチ切れるから油断できない。甚之助で地獄装備を解除して別当出合へ。雪はみぞれに変わり、市ノ瀬から下は激しい雨の中目一杯ペダルを漕いだ。9時前には白峰に着いた。良い体力作りになった。この時期雪が降るならやっぱ行くしかない。

0.05 510m 白峰ゲート発
0.58 830m 市ノ瀬
2.03 1240m 別当出合
4.38 1970m 甚ノ助ヒュッテ
6.00 24000m 弥陀ヶ原
7.10 2702m 白山山頂
7.25 2702m 白山山頂発
7.48 1970m 甚ノ助ヒュッテ
8.21 1240m 別当出合
9.40 830m 市ノ瀬
8.55 510m 白峰ゲート

41.白山東面台地 2019.4.7

今日は悪天予報であったが4月のお参りに行かねばならないから東面台地経由で大魔人、兄ちゃん、パクと白山を目指した。深夜1時スタートの約束だったが30分のフライイングでチャリスタート、問題はどこまで除雪が進んでいるか、最初路面はきれいだったが1kmほど先の最初のデブリでチャリを押した。この先全く除雪はされていないようで石や倒木で荒れ放題だった。デブリや落石、倒木で20回ほどチャリを押しただろうか、メチャ難儀である。

間名古の橋を渡って雪が増えてきてもチャリを押す、雪が途切れると乗るの繰り返しで最後激坂ヘアピンカーブ手前まで10kmちよいチャリを漕ぎ切った。ここでデポしてスキーで歩いた。残り1.5kmほど歩くと東面台地取り付きの崖に着いた。崖をよじ登るとすぐに雪が出て後は黙々と東面台地を登って行く。

前日の二人分のトレースが残っていたが僕たちは慣れたルートを伸ばしていく。暗闇の中にうっすらコブラが現れた。未だ健在である。稜線の風の音がゴーゴー聞こえるので転法輪谷経由で風を避けて御前峰を目指す。御前峰の最後の登りは今日も安定の地獄だった。7時半無事到着、お参りをしてシールを剥いだ。

山頂からカチカチ斜面を慎重に剣ヶ峰との鞍部へ滑降、ここは痺れた。鞍部からはもう楽勝だった。何度も双耳峰を振り返りながら写真を撮った。2000m以下では雪も緩み滑りも悪くなった。黄砂の影響もありそうだ。9時前に林道に出て後はまたチャリである。帰りのチャリも一筋縄では行かず難儀だった。

10時前にゲートに着いて片付け中に雨が降り出した。ジャストタイムであった。貸し切りの東面台地はマンダムであった。チャリも使えて東面台地は今が旬です。是非!

東面台地の詳細記録へ

0.30 630m   平瀬ゲート発
2.46 1240m  大白川ダム付近最初の橋
4.45  1770m  コブラツリー
5.55  2100m  転法輪谷
7.35 2702m 白山山頂着
7.50 2702m 白山山頂発
8.20  1770m  コブラツリー
8.59 1240m 林道
9.58  630m  平瀬ゲート着

40.四ツ岳 2019.4.3

今日は午後から仕事があるので9時までには下山したいので深夜1時発の予定で名人、スズケンと四ツ岳を目指すことにした。夕方スズケンからキャンプ場は雪が多すぎて入れないと連絡があった。そんなに降ったんかい、自宅を22時半に出て平湯へ向かう。高速は雪が降っていた。高山から標高が上がるにつれ雪は増えていった。

平湯キャンプ場に到着すると名人がハイエースで30分ほど時間をかけて整地してくれていた。助かった。準備ができた名人、スズケンから先にラッセルスタート、少し遅れて僕もスタート、スーパーファットの二人でも靴から膝下ラッセルだった。まじですか、4月ですよ。嬉しいような悲しいような気持ち

コース取りがムズい場所は僕がトレースを伸ばし、三人で交代でラッセルして行く。大滝川の渡渉も全く問題ない、雪は更に増えていた。北面台地に上がるともう藪も気にならずどこでも登れる勢いだった。しかしとにかく雪は深かった。2200mを超えると地獄が始まる。風が強まり風雪も激しい、ダウンを着て地獄ゴーグルを早々と装着した。

それにしても寒い、風雪の厳冬期と同じだろう。三角岩の上部斜面ももう藪は気にならないくらい雪は増えていた。最後猛烈な風の中ハーフパイプを超えてピークに着いた。全く視界の無い地獄であった。早く逃げ帰ろう。

シールを剥いで一目散にガスの中逃げるようにして滑降する。三角岩斜面はパックされていて難儀したがその下は降雪直後の厳冬期並みの底なし激パウだった。4月のこの激パウは初めての経験かもしれない。三人で雄叫びを上げて全身雪まみれで大滝川に到着、少し登り返してキャンプ場まで第二ラウンドのパウを頂いた。

8時半に下山して余裕で帰宅の途に着いた。詳細報告はスズケンおじさんが頑張りました!

1.10 1250m 平湯キャンプ場発
2.10 1570m 大滝川徒渉
6.43 2744m 四ツ岳山頂着
6.59 2744m 四ツ岳山頂発
7.51 1600m 大滝川徒渉
8.30 1310m 平湯キャンプ場着

39.白山 2019.3.31

今日は久しぶりに安定の地獄、心身ともに喝を入れてもらうのもたまにはいいものです。今日は地獄に行きたいというメンバーが三人集合。深夜3時から雨が降るという予報で深夜1時に白峰ゲート発と約束していた。23時に自宅を出て飛ばすと深夜0時ちょい前に着いてしまった。僕のライトでパクは起きてきた。雨雲レーダーを見ると深夜2時頃から雨が降ると早まった。

雨は最悪なので深夜0時過ぎにフライイングします。大魔人はまだ到着してなかった。ガシガシチャリを漕ぐ、楽勝だ。市ノ瀬手前で後続ライトが遠くに見えた。市ノ瀬で10分ほど休憩、さらに別当出合目指してガンガン行く。今日も拷問だ。別当出合手前のS字カーブ手前で大魔人が追いついた。程なくパクも追いついて三人で仲良くチャリった。

除雪は別当出合まで進みもう2時間とかからず行けるので白山は本当にご近所さんだ。二時過ぎ別当出合に着いて中で休憩、一息ついた。20分ほど休憩して一本橋を渡り石畳も板で登り上げるともうどこでも歩けた。気温が下がり雪が降り続いている。チビラッセルを交代しながら甚之助到着、中に入ってマッタリした。本当に小屋の存在は有り難い。ここで完璧に地獄装備に身を固めた。もう何でもかかってきなさい。

甚之助から上はガスと暗闇で視界はなかったがエコーラインに頑張って登り上げる。エコーラインは雪庇があるので油断できない。何も見えないし、弥陀ヶ原も視界なし、室堂をパスして逆くの字から山頂を目指す。マジで地獄です。風雪万歳、地獄を満喫して高度を上げると奥社がいきなり見えた。戦いはとりあえず終わった。

奥社でお参りして風を避けてシールを外す、さあまた地獄に突入。登りより帰りがムズい、完璧なホワイトアウト、とりあえず室堂を目指すがマジで見えない。GPSを合わせて少しずつ近づいていくが中々着かない、距離が10mを割ってようやく建物がうっすら見えた。鳥居は最後まで見えなかった。ここからの帰還もムズい、弥陀ヶ原も視界が全く無いので慎重に行かざるを得ない。難儀して抜けてエコーラインへ、ようやく安全圏だ。

甚之助まで下るとようやく視界が取れた。積雪は今日だけで30cmは増えただろう。季節外れのパウでした。別当出合までごっさんでした。ここでチャリを拾って颯爽と行きたいが林道も15cmの積雪で漕げなかったしばらく押し歩き、高度を下げて10cmほどになったらようやくチャリにまたがる。もうガンガン降ろう。

白峰が近づくと雨まじりになった。最後濡れ鼠でゴール。久しぶりの地獄でした。今日も完全燃焼。今日の記録、地獄と天国の白山へ

0.15 510m 白峰ゲート発
1.13 830m 市ノ瀬
2.10 1240m 別当出合
4.26 1970m 甚ノ助ヒュッテ
6.16 24000m 弥陀ヶ原
7.07 2702m 白山山頂
7.25 2702m 白山山頂発
8.30 1970m 甚ノ助ヒュッテ
9.08 1240m 別当出合
9.37 830m 市ノ瀬
9.55 510m 白峰ゲート

38.唐松岳 2019.3.27

今日は当初一人で白山東面台地に行く予定だったが名人が午前9時までに下山できれば山に行けるということで唐松岳挑戦となった。前日がんちゃんも午前中に金沢に帰れればということで急遽参戦になった。このハードスケジュールでYSHRはほぼ眠れない山行となり、昨夜22時に自宅を出て八方尾根を目指した。

深夜0時に糸魚川ICを下車して深夜割引にしなければならないから走りながら時間調節をしてジャストタイムで下車した。八方尾根黒菱林道ゲートに着くとすでに二人はスタンバイしていた。数日前からゲレンデのリフトは多くが営業終了となっていたから圧雪車もメインゲレンデ以外はいないだろう。

ゲートを深夜1時少し前に出て土が見えてるゲレンデをガシガシ登って行く。少し高度が上がると暴風状態、マジか、やばすぎる。たまらず地獄ゴーグルにダウンを羽織った。上部は雪も増え圧雪車の明かりも見えたのでゲレンデ外の樹林帯を歩くがゲレンデと違いカチカチ凸凹でメチャ歩きづらくてマジで試練だった。

時折激しい風と雪炎で体ごと揺さぶられる、がんちゃんはザックを開けた途端に防寒袋を飛ばされて暗闇の中捜索しに行った。見つかって良かった。何が辛いかって強風の中カチカチ斜面の連続、落ちたら谷族までボブスレー、心臓に悪い登高が続く。八方池山荘に着くと少し気持ちが落ち着いた。ただこの上も厳しい登りが続くおまけに真っ暗だし、マジ帰りたくなった。

丸山手前で少し風が弱まりマンダムな朝を迎えた。暴風とカチカチ斜面に手こずり時間は予想外にかかってしまった。しかし滅多に取れない朝止めの写真を取るため何度も立ち止まってシャッターを押し続けた。朝焼けの白馬三山、五龍、鹿島槍が素敵だった。

いつもなら山頂までスキーで歩き通すが稜線手前のカチンコチン急斜面でスキーを諦めアイゼン歩行とした。今日は降雪直後なのでクトーで十分とインチキアイゼンも持ってきたが事前の装着に反して外れまくり、とても命を預けれる状態でなかった。ここでYSHR敗退決定、二人は折角だからピークを目指したらと言うが9時下山は無理ということで三人で降りることにした。

板を履けば帰りは早かった。40分で駐車地点へ、時間は8時半、良い体力作り、地獄作りになった。

今日の唐松岳記録へ

37.三ノ峰ー別山周回 2019.3.24

今日は市ノ瀬起点の三ノ峰ー別山周回に出かけた。このコースは桂の巨木に会える楽しいコースである。以前岩屋俣谷川経由で二度挑戦しているが渡渉に失敗して痛い目にあったことがあるので今日は素直に永井旅館裏から取り付く予定。

今日は冬型で午前中は天気が悪いのでスタートは三時と遅めにした。白峰に向かう途中雪が降っている、三時前にゲートをチャリで出ると激しく雪が降っている。路面も雪でチャリが重い。先にフライイングしたがんちゃんを変電所でぶち抜いて1時間で市ノ瀬到着、永井旅館裏からガシガシ登っていく。

ガリの上に新雪10cm、クトーがないと登れない。登りやすい斜面を進むと稜線に出て多少のウップダウンをこなして1340m付近にお目当ての巨木はあった。久しぶりのご対面です。この辺りはやたら巨木は多い。地形的な所以だろうか

巨木に挨拶したら後は稜線伝いにひたすら三ノ峰を目指す。稜線は風が強くて地獄ゴーグル必須だった。時折青空も覗くが基本冬山である。この時期だが今日は甘くなかった。長い長い稜線をたどってようやく三ノ峰避難小屋に着いた。中で休憩して救われた。外に出て少し進めば三ノ峰であった。

ガスが一瞬取れ別山が見えたときはモチが上がった。ここでシールを剥いで鞍部まで一気に滑り込んだ。鞍部からまたシールで別山へ山頂はガスに包まれていた。白山は全く見えない。お舎利まで進むがここからの下降はガスで視界が効かず最悪、右に寄り過ぎて赤谷に入ってしまい復帰しようとトラバースした際に氷を踏んだらしくてエッジが外れ滑落、一回転して足が下になった瞬間ウィペットで止めた。後続の大魔人も同じ場所で滑落して僕のところに落ちてきてぶつかって止まった。お互いヒヤヒヤもんだった。

気を取り直してツボ足で登り返そうかと思ったらガスが晴れて進む下降路が見えたので無事スキーで安全圏にたどり着いた。後はチブリ尾根を快適に下るだけ。市ノ瀬まであっという間でした。ここでチャリにまたがり無事白峰帰還。11時間半のアドベンチャーだった。

詳細記録はヤマレコへ

2.41 510m   白峰ゲート
3.46 765m   市ノ瀬 
6.24 1340m  桂の巨木
10.04 2128m  三ノ峰 
11.38 2399m  別山
12.43 1900m  チブリ尾根避難小屋
13.35 820m  市ノ瀬 
14.11 510m  白峰ゲート

36.火打周回 2019.3.20

連休初日は絶対快晴が確約されたので名人と火打周回に出かけた。笹倉温泉からの火打は初めて名人とコラボした懐かしの地である。思えば今から16年前まだ名人も血気盛んな青年将校だった。お互い年をとったがまだ相変わらずこの山に来ている。

深夜2時スタートと約束していて1時に着いたら名人号はすでに着いていた。準備をして少し横になったら名人も起きてきたので少しフライイングとした。満月の夜で明るかった。最近の降雪で雪はスベスベで笹倉温泉でも1mくらいはあるだろう。

快適に 九十九折り林道をガンガンカットして行く。すでに最近のトレースも多いが僕たちは最も効率的なトレースを刻んでいく。北面台地の登り上げで少しルートミスしたが問題なく北面台地に上がると満月に照らされた焼山が迎えてくれた。ここから火打山を目指す。コースは北尾根いわゆる展望尾根コースだ。ここはめちゃ展望が良いので最近はお気に入りとなっている。

今日は北面ルンゼも飽きたのでぐるっと周回して影火打コースから帰り色々な景色を楽しもう。北尾根の登り上げはカチカチゆえかなり緊張した。名人はたまらずツボで行くが僕は最後までスキーで登りあげた。北尾根からは何と言っても焼山の景色が素晴らしい。尾根に登りあげると後は火打を目指すだけである。

着きそうで中々着かない火打、まあ笹倉温泉から標高差で2000mを超えるから簡単ではない。今日は足の指の捻挫の状態が心配だったがブーツと何とか干渉せずに来れた。助かった。火打の手前まで来ると杉ノ原スキー場から来たらしい泊まりのパーティが楽しそうにシュプールを刻んでいた。

さあゴールだ。スタートから8時間やはり時間はかかった。帰りは懐かしの影火打コースから行こう。15年前に二人で開拓したコースだ。ここはパウダーが残っていて快適だった。素晴らしい、二人で前後して写真を取り合いあっという間に北面台地に降りた。

まだ雪は硬めで生きていたからアマナ平まであっという間だった。ここで一人抜いて後は笹倉温泉までボブスレー、午前中には帰還できた。帰りに二人ですし活で昼食を食べて次の山に移動した。 詳細はヤマレコへ

1.45  450m  笹倉温泉発
2.36  750m  九十九折り林道終点
3.40  1000m  アマナ平
4.51  1235m  焼山北面台地
5.17  1350m  賽の河原横断
6.15  1400m  北面ルンゼ基部
8.12  2000m  火打北尾根主稜線
9.58  2461m  火打山頂
10.12  2461m  火打山頂発
11.25  1000m  アマナ平
11.54 450m   笹倉温泉

35.四ツ岳 2019.3.13

今日の山は雪だ、パウダーを狙いに行くしかない。名人は午後から仕事があるというので近場で確実に早く下山できるということで四ツ岳へ行くことにした。深夜2時キャンプ場発という約束で2時前に着くと名人号はすでに到着、早々に準備をして2時平湯キャンプ場をスタート。

雪は十分でガリの上に新雪が10cmほど乗っている。最初の沢もガシガシクトーで登り上げ平坦地に出る。ここから完璧にルート工作して登り返しがないようにした。1時間で大滝川渡渉点に着くとブリッジは何か所もあってまだまだ大丈夫だ。北面台地の登り上げは敢えてアドベンチャーラインで時間は余分にかかったがアドベンチャーだから仕方ない。

北面台地に上がると徐々に新雪は増えていく。20cm 30cmそのうち50cmくらいは余裕であったろうか、ラッセルになる。名人はスーパーファット、僕は一番太いファット、雪は少し重めなので靴程度でそれほど沈まなかった。

ムズい場所まで僕がルートを作り後は名人にバトンタッチ、ガンガンラッセルして行く。2300mくらいまで高度を上げるとようやく白んできておまけに風も強くなり地獄の予兆。三角岩に着く頃は久しぶりの地獄に歓喜した。厳冬期に舞い戻った。

ハーフパイプからはホワイトアウト、山頂に近づくにつれ地獄強度は増して行き、ピークは安定の地獄祭り、少し下がって風を避けようやくシールを剥がせた。板を履けばホワイトアウトだろうが地獄だろうが関係ない。もう気分はルンルン、パウが心地良い。3月中旬のパウは貴重だ。

もうどうにもとまらない、ガンガン下るだけ、たまに先頭を交代してパウ写真を取り合う。あまりにも快適すぎてGPSも見ずにただ重力に従って落ちていくだけ。あっという間に大滝川に来てしまった。ここでシールを張って少し登り返してキャンプ場までまた一気、9時過ぎに無事到着。

下山後二人で平湯民俗資料館の露天風呂に入って帰宅した。マンダムな一日でした。

今日の詳細記録へ

2.00 1250m 平湯発
3.04 1570m 大滝川徒渉
7.50 2744m 四ツ岳山頂着
8.05 2744m 四ツ岳山頂発
8.45 1600m 大滝川徒渉
9.18 1310m 平湯キャンプ場着

34.白山周回 2019.3.10

今日は白峰ー砂防新道ー御前峰ー湯ノ谷ー釈迦岳ー東高山ー白峰と言う初めての周回コースを計画していた。メンバーはYSHR、兄ちゃん、カリスマ君、パクの4人である。

白山釈迦岳から丸岡谷、宮谷、釈迦新道などのコースは取れるが一度尾根伝いに東高山経由で滑りたかった。きっと素晴らしい展望が楽しめるダイナミックなコースだろう。問題は雪があるかどうか、しかしバッチリ雪は付いていてとてもマンダムなコースであった。

深夜22時半に自宅を出て白峰へ23時半に着くとすでにカリスマ君、パクはスタンバイ、兄ちゃんもやってきて23.42  505m  白峰ゲート発、チャリが使えれば白山もご近所だ。ガンガン漕いで市ノ瀬手前の下山口にチャリをデポ、しばしツボで歩いて六万橋過ぎからスキー歩行、林道をカットしてぐんぐん進む。

別当出合には2時半に着いた。雪は多くて嬉しい、一本橋も凍ってないし、石畳を超え中飯場から先は大雪原の雰囲気どこでも歩ける。2時間ほどで甚之助に着いて小屋に入って休憩、この時期小屋に入れたのは初めてかも知れない。しばし休憩してガンガン直登でエコーラインに這い上がる。朝焼けが始まろうとしていた。

弥陀ヶ原は朝日に当たり素晴らしい、朝日がとてもきれいだ。7時前に室堂に着いてひと登りで御前峰に氷化してなくてクトーもいらずに山頂に着いた。念入りにお参りして32ヶ月連続達成、今年中に40回は行くだろう。

さあ山頂からゴー、氷っていないからルンルンです。大汝を巻いて湯ノ谷に飛び込めばそこはパラダイスだった。良い雪でした。湯ノ谷最高でした。1800mまで滑り込んで釈迦岳まで250m登り返す。高曇りで雪は生きている。さあ東高山まで展望尾根を滑ろう。素晴らしき展望と滑りやすい尾根だった。これは癖になりそう、二度目も有りだろう。皆で感動しきり、来て良かった。中間地点は平坦でちびポコが続くからシールで歩いて東高山に着いた。

さあラスト雪は繋がっているか?ウーン全然大丈夫でした。ブナ林をかき分け快適な疎林をガンガン滑る。標高900mで林道が出てきて後は林道をスイスイ下れば市ノ瀬手前のチャリデポにドンビシャで到着。全く無駄のないコースでした。

最後白峰までチャリバトル、YSHRは早々に離脱、カリスマVSパクはカリスマが根性で制した。皆さんお疲れ様でした。白山界隈にまた一つ素晴らしいコースを探検できて本当に最高の1日でした。今日も完全燃焼!

詳細記録へ

23.42  505m  白峰ゲート発
0.52  830m  市ノ瀬着
2.27  1240m  別当出合
4.58  1970m  甚ノ助ヒュッテ
6.51  2470m  室堂
7.38  2702m  白山山頂
8.02  2702m  白山山頂発
8.28  1800m  湯ノ谷登り返し
9.45  2050m  白山釈迦岳
11.43  1351m  東高山
12.35  770m  林道チャリデポ
12.49  505m  白峰ゲート着

33.初雪山 2019.3.6

今日は昼から仕事があるので名人と速攻で初雪山に出かけることにした。過去の記録から一時半スタートなら余裕で午前中には金沢に帰れるはずである。深夜に自宅を出て一路朝日町へ朝日小川ダムに着くと名人号はすでに到着済み、今年は雪が少なくダムからトンネルを抜けた発電所付近まで車が入れた。空き地に車を止めてスタートするとすぐに九十九折林道だった。

少し歩くと林道に雪が出た。温かい夜であった。忠実に林道を歩いて標高を上げて林道終点から杉林に入る。621mの尾根は雪がなくここだけ少し板を担いだがすぐに雪は現れ以後ドンドン雪は増えていった。

大地山あたりで白んできた。ここでシールを剥いで板でかなり先まで滑った。雪はカチカチなので良く滑った。稜線上は風が強かったが太陽が出るとポカポカしてきてちょうど良かった。初雪山がドンドン近づいてくる。いつ来ても素晴らしい光景である。振り返れば日本海、遙か先には剱岳が見えた。

さあゴールが近い、8時過ぎピークに着いた。遮るもののない景色である。栂海新道の先には朝日岳、今日も来て良かった。さあ景色を堪能したら帰ろう。下山も雪はカチカチなので板は良く滑る。少しのアップダウンも快適に滑って行ける。カチカチは良いことも多い、大地山に近づくとツボ足登山者一名とスライドした。もう下山ですかと驚いていた。

大地山へはシールで登り返す。大地山からは雪は緩んできて快適だった。登りに雪不足で担いだ場所も雪のある場所へ回り込んで板で滑れた。その後も雪の多い杉林を繋いで車の手前の林道まで無事滑り込んで10時半には帰還。急いで車を飛ばして午前中には金沢に帰った。

雪がなくてどうなることかと心配したが雪がないなりに十分楽しめた。1000mを超えるとそこそこ新雪が降ったようで雪はとてもきれいだった。今年も賞味期限前に初雪山に来れて大満足であった。

1.30 260m 発電所発
3.10 地図上621m
4.24 地図上838m
5.40 1167m 大地山
7.16 地図上1293m
8.15 1610m 初雪山着
8.25 1610m 初雪山発
9.19  1167m 大地山着
9.28  1167m 大地山発
10.30 260m 発電所前

32.猿ヶ山東尾根 2019.3.3

今日は午後から講演会に出なければならないからその前にさくっと山に行こう。10時から仕事がある富山のおじさんと思惑が一致して午前9時までに降りれれば楽勝だろうと五箇山の猿ヶ山に出かけた。

小瀬からの北東尾根を開拓する前は今日の東尾根をよく利用していた。駐車場も完備されていて登り返しのない無駄のないコースである。午前3時半スタートとおじさんと約束していた。久しぶりのコースで道を間違えてバックした際に後部バンパーを縁石に打っけてしまった。マジカ、1週間前に前部バンパーを修理したばかりなのに、、、お馬鹿さんでした。

さあ集落終点駐車スペースから板でスタート、雪は途切れ途切れだが根性で繋いでいく。それにしても雪は硬い、カチカチだ、すぐにクトーを付けた。その後も雪をつなげながら根性で高度を上げる。鉄塔は三本あるが最終を過ぎたら流石に雪は増えてきた。1000mを超えるともうどこでも歩けた。

上部の緩斜面に飛び出すと後はおじさんと二人でルンルン歩いて無事ピーク着、山頂からは大笠、笈ヶ岳、さらに最奥に白山がどーんと見えた。今日も来て良かった。早起きして正解だった。

記念写真を撮ったらカチカチ斜面をガンガン降りよう、一瞬でもコントロールを失えば滑落谷底となりかねない、慎重な滑りを余儀なくされるがおじさんはドンドン降りて間違い尾根に進んでしまう。ほら見たことか、ゆっくり降りている内におじさん登り返して来て合流した。

さあ最後まで板は脱がないし、雪を繋げて無事帰着、4時間弱の朝飯前のスキーでした。さあ早く帰って講演会の準備でもしよう!

3.17  350m  五箇山漆谷集落
4.08  570m  第一送電線鉄塔
5.05  870m  第二送電線鉄塔
5.25  970m  第三送電線鉄塔
7.02  1447m  猿ヶ山山頂着
7.30  1447m  猿ヶ山山頂発
8.10  350m  五箇山漆谷集落

猿ヶ山の詳細記録へ 

31.白山 新コース開拓 2019.2.27

今日は今季三度目の楽々新道周回、兄ちゃんと新たなコースを開拓した。御前峰を目指すのに砂防新道はもう飽きてしまった。誰も考えつかなかったようなコース取りで御前峰を目指して楽々新道へ周回したい。ナナコバ山南西尾根取り付きに雪はあるのか?そんなこと関係ない、藪だろうが何でも決めたら行くしかない。

中宮ゲートに23時半待ち合わせして兄ちゃん号をデポしてYSHR号で白峰へ、まさかの除雪車待機、もう始まったのか!ツボ足は辛いと思ったが昨日からの開始か?路面に雪は残りスキーは使えた。2km先まで除雪は進んでいた。

白峰ゲートから4km林道を進んで対岸に渡りナナコバ南西尾根に取り付いた。雪は少なかったが何とか雪を繋いで標高を上げた。根性で南西尾根を登りあげて4時間半でナナコバ山に着いた。まだ真っ暗だった。この先アップダウンを繰り返して8時前にシゲジに着いた。雪はスタートからカチンコチンでかなり難儀して時間はかかった。シゲジから湯ノ谷へ滑り込んで、あとか御前峰を目指すだけ。

標高が上がるにつれ氷斜面が多くなりマジで緊張した。山頂に11時過ぎに着いた。やはり時間はかかった。遠回りでも愚直に砂防新道経由がやはり早くて楽だ。御前峰からの滑降は氷の斜面、緊張しっぱなしでキンキンのエッジに全てを預けるしかなった。

何とか氷斜面をこなして御手水鉢に滑り込んだ。後は七倉山に登り返せば良く滑る快適なチビパウダーを頂きながら新岩間温泉に下るだけ、最後導水管尾根を利用してホワイトロードに合流。中宮ゲートに着いたのは16時間後完全燃焼だった。

0.10 520m 白峰ゲート発
1.13 640m キヤヌキ谷橋
2.30 1080m 地図上1080m
4.30 1504m ナナコバ山
7.58 2080m シゲジ
8.20 1900m 湯の谷
9.05 2050m 湯の谷2050m分岐右へ
11.18 2702m 御前峰
12.06 2459m 御手水鉢
12.36 2557m 七倉山
13.49 2006m 小桜平避難小屋
14.55 800m  新岩間温泉
16.29 550m 中宮ゲート

詳細記録へ

30.大日岳 2019.2.24

ワンシーズンに一度は行きたい大日岳、ベストコースは 人津谷から登って山頂から西面ルンゼを滑降するコース、大魔人、がんちゃん、パクの4人で楽しんできた。今日は快晴予報で早々に雪は悪くなるので雪が生きている内に下山しようと予定より1時間フライイングして深夜0時過ぎにスタートした。まあ2-3時間寝れば御の字だから問題ない。

ゲートからチャリでスタート、パクはまだパンツ一丁で寝ていたようだ。まあ脚が速いから問題ない。2月にしては過去最高の雪不足状態だろう。人津谷のスキー賞味期限もこの先長くないだろう。ラッセルなくてファットだから脚は早い。スタートから2時間で文登研前進基地、4時間で前大日到着、まだ夜明け前だが月明かりで山がよく見えた。

早乙女岳を過ぎたあたりでようやく白んできた。最後大日の登りはクラスとしていたがクトーガシガシで7時に無事ピークに着いた。無風快晴厳冬期なのにあり得ない。さあ西面ルンゼに飛び込もう。僕以外は初めてなので皆緊張感漂う。僕を先頭にガンガンモナカ雪を滑って行く。まあ雪は生きているから問題ない。あっという間に雑穀谷に滑り込んで1500mから前大日へ登り返し、前大日でノーズガードの単独スキーヤー読者の方でした。頑張ってピークを踏んで下さい。

さあ前大日から生きている雪はよく滑った。あまりに快適なので後ろを振り返ることもなくぶっ飛ばした。一箇所雪が切れた林道を板のまま渡ろうとしてひっくり返った。バチが当たった。それでも前大日から1時間でゲートの駐車場に到着。

早出は三文の得、皆さんお疲れ様でした。このコースとっても素敵なコースなので後輩にも伝えて下さい。詳細記録はヤマレコで

0.07 460m  藤橋ゲート発
0.24 580m  人津谷出合(喫茶クムジュン)
2.28 1300m 文登研前進基地
4.14 1778m 前大日山頂着
5.17 2040m 早乙女岳着
7.01 2501m 大日岳山頂着
7.22 2501m 大日岳山頂発
7.53  1500m  雑穀谷登り返し
8.54 1778m 前大日山頂
9.20 1300m 文登研前進基地着
9.48 580m  人津谷出合(喫茶クムジュン)
9.58 460m  立山駅手前藤橋ゲート

29.金山岩 2019.2.20

今日は悪天候承知の上で体力作りと割り切って金山岩を目指した。メンバーは名人、がんちゃん、朝4時アカンダナゲート発という約束であった。深夜0時過ぎ自宅を出てのんびり車を走らせる。高山経由で行こう。高山には2時過ぎに着いて少し早すぎるので途中で暇つぶしをして3時過ぎにゲート前に着いた。

すでにがんちゃんはここで車中泊していた。名人は平湯バスターミナルで車中泊をしていた。4時少し前に先にスタート林道をカットしてドーンと上の林道に出た。気温は高め雪はモサ雪、ワサビ谷に入るとガンガンがんちゃんがチビラッセルして行く。僕も名人も汗をかきたくないのでノロノロ行く。

今日はスーパームーン月が明るかった。間違って晴れるんじゃないかと思ったがやはり晴れなかった。2300mを超えるとガスっぽくなりその後はプチ地獄、地獄装備に身を固めて無事ピークに着いた。どうせ視界も悪いし雪も悪い、一気に降りるか、と言うことでガンガンぶっ飛ばして50分で車に帰還した。

詳細記録はがんちゃんのヤマレコへ

3.50  1300m アカンダナ駐車場ゲート発 
5.05  1630m ワサビ谷入り口 
8.09  2532m 金山岳山頂  
8.25  2532m 金山岳山頂発
9.00  1600m 安房林道
9.15  1300m アカンダナ駐車場ゲート着

28.僧ヶ岳 2019.2.17

今日は名人、兄ちゃん、パクの4人で片貝から僧ヶ岳を目指した。間違って山頂で晴れたら駒ヶ岳まで行こうという約束だったが晴れなかった。成谷山を巻いて稜線に出るとホワイトアウトが山頂まで続いた。途中で先頭を歩くパクがかなりビビりだしてきたのでやばい稜線は僕がトップで歩いて最後バトンタッチした。

ここは展望の良い最高のコースなのだが、如何せん山頂でも展望はなかった。帰りを急ごうとした時徐々に青空が覗き始めてきた。エエエーあっという間に視界が広がり日本海や毛勝方面が見えてきた。今日も神はお見捨てにならなかった。

おまけに雪はさらさらパウダー、最高の雪だ。雄叫びを上げながら激パウ尾根をガンガン滑って行く。下りで離れた谷から雄叫びが聞こえる。後続三人は怪しげな名人を追って違う沢に降りてしまった。お馬鹿さんです。まあ三人いるので先に良い雪を頂こう。

ガンガン滑って導水管に合流、ラスト300mの導水管尾根は沢筋を狙いあっという間に林道着、ラスト林道を漕いで片貝集落へ、今日もマンダムでした。

詳細記録はヤマレコへ

2.10 240m 片貝集落(別又谷林道)発
2.45 330m 導水管尾根取り付き
4.45 735m 地図上735
5.48 1019m 地図上1019
8.25 1600m 成谷山
9.47 1855m 僧ヶ岳
10.00 1855m 僧ヶ岳発
10.34 1600m 成谷山
11.14 735m 地図上735
11.50 240m 片貝集落(別又谷林道)

27.三方崩山 2019.2.13

三方崩山は思い出のある山だ。Dr7とばったり会ったのもこの山だ。秋だったかな初めて飛騨沢で会ってその時は全く意識してなかったが二度目にここで再会して連絡をとりあうようになりその後仲良くなった。昨日はそんな事も思い出しながら名人と懐かしい厳しい山行や怖かった思い出を振り返りながら黙々と悪天候の中ピークを目指した。

最も厳しい痩せ尾根区間で完璧なホワイトアウトになり雪庇の境界がはっきりせず焦ったが過去の経験から安全に行けると確信したのでそのままピークを目指した。万が一晴れたらいいなと思っていたら山頂手前で視界が一気に広がり青空が見えた。

厳しい山行であったが頑張って良かった。この山厳冬期の登頂、滑降はかなりムズい、まあパートナーが名人だったから安心感はあった。これまで何度も危機一髪の場面を二人で乗り越えてきているからだ。雪崩、滑落、道迷い、GPSもない時代からワンディにこだわり僕たちは暗闇の山中を夢中でピークにこだわり続けてきた。

三方崩山の記録へ

26.四ツ岳 2019.2.11

昨日は名人、パクの三人で四ツ岳へ行った。下部はガリガリだったが北面台地に上がれば激パウ天国であった。前日のトレースもあったがそれは使わず自分たちで効率的なトレースを引いて行った。三連休最終日パクの帰りの渋滞を避けるため登りも下りもかなり飛ばした。帰りは登り返しを含めても1時間少々であった。

すでに藪は埋まっていてもう四ツ岳は快適だった。がんちゃんのスキーはあるかもと思ったがある訳はなかった。四ツ岳の記録へ

3.00 1250m 平湯発
4.10 1570m 大滝川徒渉
8.30 2744m 四ツ岳山頂着
8.45 2744m 四ツ岳山頂発
9.10 1600m 大滝川徒渉
9.55 1310m 平湯キャンプ場着

25.猿ヶ馬場山 2019.2.10

S君も元気に職場復帰しているようだし今日はストレス解消にがんちゃんと猿ヶ馬場山を周回した。コースは宮谷ゲートからぐるりと回り北西尾根を下降する。先日の猿回しは難儀なコースだったので今回はもう少しマシな周回はないかと気合十分で臨んだが結果的には前回以上にアドベンチャー満載のコースとなりハラハラ・ドキドキの連続で最後車にたどり着くまで全く油断ならないコースであった。もう二度目はないと思った。北西尾根は素晴らしいが楽しんだ後安全に帰還するもうちょいマシなコース取りはないものか、コース開拓というのは三回トライして一つマシなものに当たれば御の字だ。

詳しい報告は必殺仕事人がんちゃんのレコへ

24.白山縦走 2019.2.3

一部の報道にもありましたように先日白山ではぐれてしまったS君が昨日無事ヘリで救出されました。警察、消防関係の方々には多大なご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ありませんでした。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

彼が無事救出されて事の真実がわかるまでは憶測で発言することは控えていました、昨日S君に会って様々な不可解な点がようやく氷解しましたので様々な反省からこの件に触れたいと思います。

当初自分と大魔人、がんちゃん、パクの4名でこのコースをたどる予定でした。前日になって横浜のS君から日曜の山行に是非参加させて頂けないかとの連絡が入りました。S君とは今シーズン一度も山行を共にしておらず同行を認めるか悩みましたが、山行翌日医院で検査を受けたいという話もあり快諾することにしました。

S君はH大山スキー部OBで冬山登山歴は20数年、現在トライアスロンも行う強者で過去に
厳冬期白山ワンディ、槍ヶ岳ワンディ、オートルートワンディなど過激な山行も同行しており経験、体力的には問題ないと考えていました。
僕たちのグループは基本的には万が一の時でも単独で判断行動をできることを条件としていました。

当日は午前中は天気は良いものの午後から天候は急変するとのことであり、できれば午前中には楽々新道を抜けて山行を終わるつもりでした。そのため白峰出発は深夜22時とこれまでないくらい早い設定にしてそれこそ山頂で御来光を拝むくらいの気持ちで頑張ろうと思っていました。

白峰から別当出合いまでの長い林道もこれまでではありえないくらいのハイペース、4時間少々で駆け抜けました。先発したパクとS君がほとんど先頭でラッセルして二人共随分調子が良いなと思っていました。別当出合で休憩して砂防新道を大魔人が先頭でラッセルして順調に白山を目指していました。甚之助手前頃からS君のペースがガクッと遅くなり出したのがわかりました。遅れるS君を心配して体調が悪ければ引き返すことも考えたらと何度か勧めましたが、本人は問題ないからと言うことでそのまま先を急ぎました。

室堂でもS君以外は先に到着して彼が来るまで待ってみんなで一緒に御前峰に向かいました。すでに山頂はかなり強風が吹いていましたが奥社の陰に隠れて遅れるS君を30分ほど待っていました。皆無事に登頂して後は七倉山まで100mほどの登り返しを経てからはほぼ問題なく滑り一辺倒なのでS君も全く問題ないだろうと思っていました。僕を先頭に御前峰から一気に御手水鉢まで滑り込んでシールを装着してわずか標高差100m程度の七倉山に登り返していました。登り返しはわずかで20分もあればいけます。

この頃から少し雲が出はじめて風も強くなります。やはりルートを知った僕を先頭に後続4人が続いていきます。やはり最後尾はS君でしたが山頂までの半分くらいまで確認していてあと見通しの良い僅かの距離なので先の4名は七倉山頂でS君を待っていました。御前峰と違って七倉山頂は吹きさらしで猛烈な風が吹いていてとても長居できる状態ではなく、とりあえず僕が降りるべき安全なコース取りで清浄ヶ原の七倉の視界のよく効く場所で待機していました。七倉山頂ではがんちゃんとパクが遅れるS君を待つという段取りでしたが一向にS君は現れずしびれを切らした二人が最後に目視したすぐ下まで降りて探しに行ったが見当たらずまるで神隠しかと思ったようです。

S君はもちろんGPSも地図も持っていますから七倉山頂がわからないはずがなくましてや山頂まで僅かな距離でクトーもいらない緩い斜面だったため滑落するとも思えず一体どこに消えたのか皆目見当がつかずこの時点で自分の判断で楽々新道を諦めて室堂に引き返してより安全なコースで帰還したのだろうと考えました。実際のところはルートを外れて加賀禅方面に入り込んでいてお互いに目視できない関係にあったようです。

結局パクもがんちゃんもS君が引き返したと判断して清浄が原まで降りてきました。この時点ではぐれてしまいましたが、清浄が原でも万が一を考え七倉がよく見え得る場所で待機していました。やはりS君は一向に現れることがなく引き返したと思わざるを得ない状況でした。それでも万が一ということを考えて益々悪化する一方の天候の中一番元気なパクにもう一度念の為七倉山に登り返して見てきてくれるように依頼しましたが、風が強くなる一方で七倉の登り返しは氷化斜面ガリガリで危険なため途中で引き返えさせました。

この時点でS君とは携帯でやり取りをしたが圏外で通じなかった。後は無事にS君が室堂経由で引き返してくれるのを祈るだけです。さて荒れる一方の天候で早く安全圏に入らなければと先を急ぐ4人で小桜平避難小屋あたりでようやく安堵してS君にもう一度連絡を試みるもやはり取れず。僕たちは順調に楽々新道を下山して導水管尾根からホワイトロードに抜けて中宮ゲートに着いたのは午後二時頃、この時S君から初めて携帯が入りビンディングの調子が悪くて今楽々新道の見返り坂を片足で下っているとのことであった。室堂に戻ったと思っていたS君が楽々を降りているのも驚いたがとにかく無事でいてくれて安堵した。後に清浄が原で彼は雪庇から落ちてしまいこの際ビンディングを破損したと言うことであった。

ビンディングの不調なら何とかテーピングしてだましだまし頑張って見るように促したら何とか大丈夫ということで無理をせず安全第一でとりあえず小桜平避難小屋でビバークを勧めた。その後もずっと連絡を取りながら無事帰還できるようにアドバイスをしていたが、彼の話では今日中に自力で戻れるだろうということだった。新岩間温泉まで行けば建物の陰で安全にビバークできるだろうから問題ないし楽々新道はずっと僕たちのトレースもあるのでただそれを追えば良いと伝えた。

ただ彼は避難小屋は見当たらずトレースもはっきりしないということだったが何とか無事に登山口の林道に着いたと連絡してきてこれで一安心と安堵した。その後導水管尾根のやり取りをしていたが少し話が合わないので詳しい現在地を再確認したら彼は何と楽々新道と岩間道を勘違いして岩間道に降りていてまたびっくりしてしまった。GPSも地図もありながらまして先日の僕の楽々新道の記録も読みながら岩間道に降りていて、多分半分パニックになって正しい判断が出来なかったのだと思った。

岩間道から先の林道は雪崩の巣で絶対にこの時期入ってはいけない、安全に帰還するなら登り返して楽々を降りて導水管尾根を下るしかない。彼にそれが可能か問い合わせたが補修用のテープも使い果たして登り返す体力も尽き無理だということだった。この時点で彼を救うただ一つの方法はヘリの救助しかなくてとにかく岩間休憩舎にとどまってヘリを待つように伝えた。携帯が繋がるということで彼に詳しい状況を警察に伝えさせて、その後僕からも警察とやり取りを続けて何とか無事救出させるその一点で帰還を待つしかなかった。

当日は休憩舎の軒下でビバーク、翌日幸い岩間休憩舎の中に入ることが出来、なかには食料、シュラフ、マット、ロウソクなどを使用できて随分救われたという話であった。翌日はヘリは飛べなかったが翌々日晴れてS君は無事ヘリで救出され中央病院に搬送、検査データーの異常はあったが僕の自宅に来てもらい休息してもらっているのが現状です。

この記録以外に彼が体験したことも多いので是非彼にも記録を載せてもらい同じ過ちが起きないように他山の石として頂くつもりである。今回の件で多くの方にご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした。心から感謝とお詫びを申し上げます。

救助報告書

当時のタイムスケジュール

22.05 510m 白峰ゲート発
0.55 830m 市ノ瀬
2.31 1240m 別当出合
5.20 1970m 甚ノ助ヒュッテ
7.06 2470m 室堂
8.03 2702m 白山山頂
8.51 2702m 白山山頂発
9.08 2459m 御手水鉢
9.35 2557m 七倉山
11.30 2006m 小桜平避難小屋
13.09 800m  新岩間温泉
14.12 550m 中宮ゲート

23.堂津岳 2019.1.30

今日目指すは小谷の名峰堂津岳、一般には登山道がないから残雪期限定の山である。しかし旬は厳冬期だ。この山何が素晴らしいかと言えば信州のど真ん中に位置して360度素晴らしい山並みの景色が堪能できる。そして山頂から標高差800mの激パウ沢がいただける。そしてボトムから登り返してもう一度600mの二度目の激パウを楽しんで目の前の駐車場に到達できるという理想的なコースである。

小谷周辺には雨飾、大渚、天狗原その他様々な山があるが文句なしに一番のコースと断言できる。ただ取り付きから滑走まで雪崩のリスクも高いためスタート時間、雪の状態、体力、気力すべてを総動員して慎重に行動しなくてはならない玄人コースである。

このコースの開拓者として後世に受け継いでもらいたく今日は若い兄ちゃんを誘って名人と三人で挑戦した。天国軍団で修行を積んだ名人は体力モリモリとなりそろそろ地獄に戻りたいと話していて今日参戦となった。最初の沢の雪崩リスクを考慮してスタートは深夜2時半暗闇の中いざ、いきなり道路から2mほどの雪の壁を超えなければならなかった。壁を超えて沢に入ると後はひたすら稜線を目指すだけであった。

沢の途中で日当たりの良い斜面で全層雪崩が起きていた。やはり油断できない沢である。三人で膝下ラッセルを回して稜線に着くと奉納山へこの辺り展望は良いがまだ真っ暗だ。しばらくアップダウンが続いて最後急斜面を登りあげれば堂津岳に続く主稜線に出る。此処から先は雪庇に気を付けながらの稜線漫歩である。気を付けてはいたが兄ちゃんと自分が一度ずつでかい雪庇を落として肝を冷やした。

さあ山頂が近い、出発から6時間弱でゴール、三人でラッセルを回したので早かった。北アを始め周囲すべてがスキーで登り慣れた山であった。今日の雪の結合は良く北西の沢は激パウ確定、三人で前後して一眼を構えて激パウを撮りあった。スンバラシイ、マンダム連発だった。標高差800mをわずかに15分で堪能した。やはり期待は裏切らなかった。

ここから標高差250m登り返してラスト600mも日がまだ当たらない激パウ沢であった。ここもマンダムしたら目の前に駐車場、全く無駄のない完璧な山行であった。三人で帰りにすし活に寄りチラシを頂いて帰路に着いた。今日も完全燃焼でした。 生きてて良かった!

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2.30 690m 小谷 中土発
4.46 1385m 奉納山下稜線
5.08 1510m 奉納山
7.32 1845m 堂津岳主稜線
8.19 1926m 堂津岳
8.40 1926m 堂津岳発 北西沢エントリー
8.59 1118m 登り返し
10.24 1385m 奉納山下稜線
10.58 690m 小谷 中土着

22.御前岳 2019.1.27

今から15年以上前に名人と二人で白弓スキー場から御前岳を目指した。まだGPSもない時代、視界の無い中ようやく1815mのピークに着いたと思ったがどうも地形が合わない、帰宅後ピークではなかったとわかって以来ずっと心の棘となっていつかはリベンジと思っていた。

ドカ雪直後の今日どこへ行くかと悩んだがこの御前岳のリベンジとした。大魔人、兄ちゃん、パクの四人で深夜3時白弓スキー場発の約束としていた。仕事が終わり早めに寝たがお腹の調子が悪くて目が覚めた。下痢であった。ここのとこインフル、風邪、急性胃腸炎の患者さんを大勢診察していて感染したらしい。二度寝したが熟睡できず、起きたらフラフラで真っすぐ歩けない、吐き気まで出てきて体調は悪化の一方。

言い出しっぺが行かない訳には行かない。薬を飲んで出発したが気持ち悪くて半泣きだった。二時半に着くとすでにパクと大魔人はスタンバイして少し先に出た。僕と少し遅れてきた兄ちゃんで後を追うが、全く足が出ない。兄ちゃんに先に行ってもらう。それにしても気持ち悪くて吐きそう。ただ経験上汗をかいて新鮮な空気を吸えば回復するはずだ。最後尾でライトを追った。先行者は激ラッセルで頑張っているが最後尾でもライトは遠くなる一方。

何度か立ち止まり息を整えて少しずつペースを上げる。二時間以上かけて稜線に出る頃少し気分が良くなってきた。ペースを上げてようやく追い着いた。何とか行けそうだ。1700m から稜線は巻の連続となる。ずっと最後尾だったので申し訳ないのでここで先頭でしばらく巻き名人となった。稜線は風が強くてプチ地獄だった。1734mポコまで巻いてここから一旦沢床まで200m下ったが雪はメチャ深かった。沢床から山頂まで300mの登り返しだが沢の雪はメチャ深く、先頭のパクは179cmのポンでも場所によっては腰近くまで潜っていた。今シーズン一の深さだろう。

交代でラッセルを回してようやく青空も少し出て御前岳が見えた。ロックオンだ。強風の御前岳登頂7時間の道のりでした。山頂で写真を取り合ったら激パウしかない。沢床まで300m激パウだった。ここから1734ポコまで登り返してトラバースは片シールでこなす。

1700mから稜線を少し滑り最後1450mから標高差800mの激パウを頂いた。スキー場からの先行者が数名滑っていた。皆で雄叫びを上げて今シーズン一番の激パウ三昧だった。スキー場に下山したら先行パーティが挨拶に来た。ホッシーパーティだった。ホッシーも元気そうで何よりだった。お会いするのは実に五年ぶりくらいだろうか。

まあ色々あった一日だけど今日も完全燃焼。山は偉大なホスピタルであった。

2.40 650m 白弓スキー場発
3.53  1050m  スキー場終点
5.00 1400m 稜線
7.36  1734m  1734mポコ下降
8.02  1534m  沢床
9.37 1816m 御前岳
9.47 1816m 御前岳発
10.13  1528m  沢床
11.02  1734m  1734mポコ
12.16  1700m  スキー開始
12.48 650m 白弓スキー場着

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21.籾糠山猿回しコース 2019.1.23

いや〜今日はアドベンチャー満載の達成感のある一日だった。有給取ったがんちゃんとなにわ君の三人で籾糠山+猿ヶ馬場山周回を楽しんだ。

猿ヶ馬場山からの下山は激パウの北西尾根を選択したが如何せん下は何度か川を渡渉せねばならない、その昔名人と二人で一度行ったことがあるが大変だったと言う思い出しかない尾根である。二度目があるとは正直思わなかった。

深夜3時宮谷ゲートスタートと約束してある。二時過ぎに着くとすでに二人は着いていてスタンバイ完了なので30分ほどフライイングをした。籾糠山は色々なコースを開拓したが一番オーソドックスなコースからまずはピークを目指す。下部は多少藪もあったがさほど問題なくガシガシ高度を上げると1260mでいつものオブジェが迎えてくれた。今日はピストンじゃなくて周回なので厳しい巻はない。ひたすら高度を上げるだけ。

1380m 鞍部からシールを剥いで沢に滑り込み後はただ沢を詰めて行けば籾糠山にどんどん近づいていく。この山癒やしの山なので今日は上下ともグリーンで決めてみた。静かな癒しの森を三人で交代でラッセルして行く。いつ来ても良い雰囲気だ。時折妖精たちが迎えてくれる。

さあロックオン、最後急登を這い上がれば狭い山頂の籾糠山に到着、山頂では晴れて青空ものぞいた。山頂でシールを剥いで標高差200mの激パウを楽しんで猿ヶ馬場山への鞍部に着いた。ここから標高差300m登り返して猿ヶ馬場へ、いわゆる猿回しコースである。

ここから猿までのラッセルはきつかった。ガスの中猿に到着するとまた青空が見えだした。今日も神はお見捨てにならなかった。さあ問題はここからである。北西尾根は雪も斜度も抜群だろう。GPSを頼りに北西尾根を目指す。しばらくは緩斜面だが1800m から斜度が出て激パウになった。やはり正解だった。前後交代して写真を取り合う。これをマンダムといわずして何と言おう。

楽しすぎる、生きてて良かった。しかし調子に乗りすぎて核心の1050mで少しルートは外れてシールで正規コースに戻る。さあ後は大瀬戸谷目指して際どい滑り、崖地形をガンガン降りて大瀬戸谷に着いた。しかしここからは大変だった。渡渉は板を履いたまま厳しい岩場のトラバースさらに堰堤ジャンプとアドベンチャーが続いた。

最後の堰堤をクリアーして林道が見えた時は正直生きてて良かったと胸をなでおろした。〆て12時間の完全燃焼でした。まあ人生こんなもんだろう。

今日の籾糠、猿回しコース詳細記録へ

20.ショウガ山 新コース開拓 2019.1.20

今日も悪天候を承知の上で行くしかない!雨がなんぼなもんじゃい!朝三時過ぎ目附谷橋を大魔人、パクの三人でスタート。取り付きは雪不足だが根性で上げていく。尾根はしばらく雪は少なく難儀したが想定内でガンガン高度を上げる。気温が高くて雪は重し、まだ雨じゃなくて良かった。

ショウガ山は過去に大辻山経由、小嵐山経由と辿ったが今日のコースは初めてで新ルート開拓である。沢をうまく使ってスキー向きにこしらえたこのコースは多分過去に行った人はいないだろう。何度か林道に交差するが鬼巻きの連続で帰りに楽をしようという作戦である。

1467mのカラスカグラの頭まで右から怒涛の鬼巻きをした。ただここも藪に邪魔されてスッキリとはいかなかった。最初の巻はYSHRが無難にこなしたが次の巻はパクが先頭でやはり大きく下りを入れてしまった。マジか!まだまだツメが甘いな!一軍遠し!

いつの間にか雪も降り出しカラスカグラの頭に着く頃には風雪が厳しくなり地獄グッズに身を固めた。ここから標高差260m沢に滑り込んで1200m 沢床に着くと後1623mショウガ山まで423mただ登り一辺倒の楽々コースとなる。力の有り余るパクを先頭にガンガン進み、途中からムズいコースは大魔人がトレースを作った。

スタートから約7時間で全く視界のない荒れたショウガ山に到着。今日こんな日のためにこのコースは取ってあって良かった。晴れの日に来るのはもったいないし、さあシールを剥いで沢に滑り込もう。ガンガン滑り込んで斜度が緩くなった所でもういいだろう。早めに尾根に上がろう。

サクッとカラスカグラの頭まで登り返して後は目附谷橋まで滑り込むだけだが800mくらいから雨が降り出してきた。ただでさえ重い雪が試練の雪に変わる。尾根の下部は藪三昧、一軍は華麗に滑り降りたがパクには試練以外何物でもなかろう。

大魔人と二人でサクって下山して待つことしばらくパクも降りてきた。数年前なら30分以上は余裕で待つだろうが最近は10分以内で済むから藪滑りもかなり上達したようで後はルート工作巻き上手になることでしょう。

最悪の雨ではあったが新ルートからショウガ山を落とせたことは大きな収穫であった。今日も完全燃焼!

ショウガ山詳細ガイドへ

19.厳冬期白山 加賀禅から-楽々新道周回 2019.1.14

厳冬期の白山を初めて加賀禅定道から往復したのは大魔人、この記録に僕は衝撃を受けた。加賀禅は白峰からと比較すると比べ物にならないくらい難易度は高い、アップダウン、ルート工作、滑りの厳しさ、厳冬期白峰からの往復は関脇なら加賀禅は文句なく横綱だろう。

これを成し遂げた大魔人はやはり化物で自分は全く思いつかなかった山行だった。加賀禅は無雪期の下りでは何度も歩いたが登りで使ったことは一度もない。あんなコース夏でも歩く気にならない。ただこの山行が僕の心の中にいつまでも棘となって引っかかっていた。自分だって負けてられない。ただ厳冬期加賀禅から行くには何度もシールの付け外しが必要で一日雪が降らないという条件でなければ無理だ。この三連休は晴れ予報でまさに今しかないと密かに狙っていた。

ただ記録と言うからには真似ではいけない、二番煎じは全く価値が無くなるから自分のオリジナリティにこだわり、登りは加賀禅で白山山頂を踏み下りは楽々新道で激パウを頂くという計画にした。記録なら写真が必要だからパートナーがいる。抜群の体力、気力、下りでも付いてこれる滑り技術を兼ね備えたサブちゃんに声をかけることにした。彼も子育てて忙しくて今シーズン一度もスキーに行けてないが金沢マラソンの3時間ペースランナーに抜擢されて走り込んでいたらしいから問題ないだろう。気心も知れているし。

ただ仲間には加賀禅から行くとは言っていたが楽々新道を下るとは言わなかった。七倉まで戻ってもし視界がなかったらトレースがない真っ更な滑ったことのないコースには入れても時間がかかりすぎて危険だ。まして楽々新道の厳冬期の記録は全く無いからである。トレース工作を終えた加賀禅帰還より遥かに難易度は高くなるから最終判断は現地で行うことにした。できないことをやるとは言えない。

前置きは長くなったがこうした経緯でこの山行は綿密に計画されていた。そして昨日決行された。

2019.1月14日厳冬期白山・加賀禅から楽々新道周回

笈ヶ岳から下山して移動はほとんど無く一里野で風呂に入って食事をした。連休ということでスキー場は大賑わいだった。笈ヶ岳はもう過去に何度も行っているのでそれほど感動もなく頭の中は白山挑戦の事で頭が一杯だった。当初サブちゃんからは今シーズン一度もスキーをしていないので緩い山行でお願いしますと言われていたが、最初は百四丈滝でも見に行くか、と話していてこの計画は前日夕方に伝えた。やめると言うかも知れないと心配していたが絶対がんばりますと頼もしい返答を受けた。流石だ!

雪の状態は笈ヶ岳で把握していた。日当たりの良い斜面は固め、悪い斜面はパウダーぎっしりただ標高2000m以上は全く見当がつかない。多分雪が降っている可能性はある。スタートは23時、通常より1時間早めた。移動はなかったが何だかんだで睡眠時間は2時間半しか取れず22時に起きて支度を始めた。間もなくサブちゃんもやってきた。

23時少し前に静かで人気のないスキー場をスキーで登り始めた。すぐに両足の小指の痛みを覚えた。マラソンコースゆえ早くも不安で一杯だったが足指くらいもげても行くしかない。スキー場は中盤から斜度は増す、途中でクトーを付け効率よく約1時間で標高1000mを超えた。

山頂リフト終点から山の中にスキートレースが付いていた。かなり潜っていた。日当たりが良い斜面は固め悪い場所は靴程度潜るパウダーが残っていた。しかり場へ向けアップダウンを続ける。ますはサブちゃんが先頭でトレースを作ってくれた。スキートレースは途中でなくなりつぼ足跡も皆無だった。この連休中誰も入山者はいないようだった。

小指は少し下りになるともろに体重がかかり悲鳴が上がるくらい痛くなる。どうしたものか鎮痛剤の持ち合わせはない。どうするか、悩んだ末に歩きにくいがスキー靴のベロを入れてみた。これで痛みは少し軽減されて何とか頑張れそうである。たっぷり3時間かけてようやくしかり場に着いた。加賀平野の夜景が綺麗だった。空は満天の星であった。

しかり場から先はアップダウンの連続となる。トレース皆無の加賀禅を黙々と進む。雪が多ければ巻も楽だが少なくはないが多くもないので巻は藪に遮られて難儀する。帰りに使うかも知れないので慎重にルート工作しておく。しかし口長倉山の巻きでは下りが入ってしまった。7時間かかってようやく暗闇の中に奥長倉避難小屋に着いた。二階から入って休憩した。サブはシールの具合が悪くて入念に修正していた。この条件で避難小屋は本当に大助かりで感謝で一杯だった。

小屋から出ると少し白んできた。奥長倉山を巻いて美女坂登りに差し掛かる頃はすっかり明るくなってきた。小指が痛いのでさほどペースは上げられなかった。ラッセルは靴程度で昨日新雪もあったような感じであった。二人共板はスーパーファットなので歩きやすかった。美女坂は一番の難所で核心部分は自分が先頭を行くが谷底を見ながらのスキーは勘弁して欲しい。途中から氷化してきて緊張したがウィペットで突き刺しながらスキーで稜線に登りあげた。

美女の頭に着くとこれまでは一転して壮大な景色が広がっていた。はるか頭上には四塚が見えた。まだまだ先は長い、振り返ると昨日登った笈ヶ岳や大笠山に朝日が射していた。モチベーションは更に高まっていく。百四丈滝はこの時期もう立派に成長していた。例年通りだ。天池まで行ってシールを片方剥いで一気に先の鞍部まで片足で滑った。サブには滑るコツを伝授した。鞍部からは片足シールでさらに先の鞍部までスイスイ歩いた。

鞍部から四ツ塚まで標高差500m、風の通り道でシュカブラが発達していた。この登りにモンスター群が発達していた。ここにもモンスターは間違いなくいた。後述するらぅ楽新道台地にもやはりあってモンスター群は白山の至る場所にできるようだった。ただ誰も厳冬期に入らないからわからなかっただけのようだ。

モンスターに癒やされながら四ツ塚に着いたのはスタートして12時間以上経過していた。楽々新道から帰るならここで折り返せば楽勝だが面倒でも白山へ行ってこそ価値がある。四ツ塚からまた片足シールで一気に御手水鉢まで下った。もう行くしかない。ここから山頂までは氷化斜面で氷も多くてマジしびれた。ルート工作も難しくてずっと僕が先頭でトレースを伸ばすことにした。後続のサブちゃんビビリまくりだった。

大汝の巻に着くともう御前峰はすぐだ。山頂までの氷化斜面を嫌って裏のお池側からアタックしたがここも氷化していてウィペットを突き刺しながらスキーで登りあげた。肩まで登りあげるとようやく奥社が見えた。長い道のりだった。スタートして山頂まで14時間を超えていた。これも記録だった。すぐに奥社でお参りして無事帰還を願った。さあ急いで帰らなければ暗くなる。時間との闘いになる。時間はすでに午後2時前、日没まで4時間。

帰りは終始僕が先頭で安全なルートを切り開く。山頂直下の氷化斜面を無事滑って下で待っていたがサブが来ない、転けてはいけない場所で転けて際どかったと言っていた。大汝の巻も際どくガリガリいわせてドンピシャで御手水鉢に着いた。さあ急いで七倉まで登り返す。七倉に立って楽々新道を見ると雲はあるが視界は大丈夫だ。これは行くしかない。未知のコースへゴー。

七倉からの大斜面は素晴らしく厳冬期の火の御子峰を眺めながらかっ飛んだ。清浄ヶ原も素晴らしいモンスター群が発達していた。ここのモンスターは小ぶりなものが多かった。素晴らしい景色にうっとり、雪もパウダーであった。対岸には苦労して登りあげた加賀禅が見える。コース取りに気を使いながらガンガンパウダーを蹴散らすと遥か下に小桜平避難小屋が見えた。この斜面もパウダーが詰まっていた。楽々新道は加賀禅と大違いのスキー斜面だと思った。

避難小屋は半分出ていた。この下もずっとパウダーの林間コースが続いた。生きてて良かった。山スキー最高と思える時間が続く。はるか山並みに夕焼けの大笠山が見える。一日に朝焼けと夕焼けを楽しんだなんて初めての経験だ。厳冬期の楽々新道はこんなに素晴らしかったのか。

さて時間は押し迫り1350mからの最後の尾根に出た。すでに時間は17時を回っている。林道まで降りればもう大丈夫だ。尾根の上部は滑りやすいが下るにつれ藪が濃くなる。1500mで薄暗くなりライトを付けた。サブはサングラスを外すと言うが藪で目を突かないように気をつけるように、こんな事もあろうかと自分のサングラスは可視光線透過率が高くて暗闇使用も可能である。

最後林道直前で真っ暗になったがもう林道がすぐそこで安堵した。林道に出て山崎旅館まではボブスレー、一里野まで林道を使うか導水管尾根で下るか悩んだがもう真っ暗なので時間はかかるが林道を選択した。この林道は悪かった。斜度がない上にスノーシェッドが多くて難儀した。おまけにいたるところ雪崩れておりとても夜以外は使えない。導水管尾根も急で降雪直後は雪崩が怖い、まあどちらも状況が揃わないと立ち入りは無理だ。

長い長い林道を漕いで一里野スキー場に帰還したのは19時42分、すでに21時間経過しており記録づくめの完全燃焼だった。

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18.笈ヶ岳 2019.1.13

相変わらずハードな山である

0.35 600m  白山スーパー林道ゲート発
1.19 600m  尾根取付
7.02 1450m 冬瓜平
9.18 1841m 笈ヶ岳山頂
9.39 1841m 笈ヶ岳山頂発
13.39 600m  白山スーパー林道尾根取付
14.19 600m  白山スーパー林道ゲート

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17.猿ヶ山2019.1.9

そろそろ五箇山の低山も仕上がっているかなと本日小瀬集落から猿ヶ山1447mになにわ君と滑りに行った。朝4時小瀬集落発と約束していた。朝2時に起きて五箇山へと車を走らせる。福光あたりから雪が深々と降り五箇山トンネル辺りではもうモッサリ雪は積もっていた。

小瀬集落に着くとすでになにわ君はスタンバイしていた。4時少し前に激しく雪の降る中スタートした。小瀬集落で積雪50-60cmくらいだろうか、林道を少し歩いてカットして上の林道に乗り上げた。樹林帯を抜けるとポンでもブーツラッセルになった。

それにしても激しい風雪である。今日は冬型が決まり里でも20mの強風と言っていたから山では30mくらい吹いているだろうか。900mでたまらず地獄装備にした。これでようやく落ち着いた。ルート工作が必要な場所はYSHRが先頭でそれ以外はなにわ君がラッセルした。

標高1000m辺りはマジで地獄だった。一人なら帰ってもおかしくない地獄でした。二人だから行くしかない。1200mを超えてようやく風も落ち着いて山頂ロックオン、今日は悪天候とラッセルで5時間もかかってしまった。

下りは激パウだった。行きのルート工作は生きて帰りは楽だったが、激しい風雪のせいで後半のトレースは大半消えてしまった。おかげで帰りも難儀した。それでもガンガン激パウを頂いてあっという間に小瀬集落に帰還。もう五箇山の山も十分仕上がり楽しめると確信した。

3.50  380m  五箇山小瀬集落発
6.28  907m  地図上907
7.19  1100m  最終鉄塔
7.40  1221m  地図上1221m
8.52  1447m  猿ヶ山山頂着
9.09  1447m  猿ヶ山山頂発
10.03  380m  五箇山小瀬集落

16.厳冬期立山ワンディ2019.1.6

トマホークが金曜夜に雄山から脱出して立山駅に帰還した。往復4日かかった割には悪天候に苦しめられてピークを踏んだにとどまったらしい。元祖ワンディにこだわる地獄隊は今日がんちゃん 兄ちゃん パクの四人で深夜0時に立山駅を出発して雄山を目指すことにした。

立山駅周辺の駐車場に車を止め美女平までスキーとツボ足を交えて登っていく。最初は元気なので標高差500mを1時間10分で登りあげた。美女平駅に着くともう雪は1m近くあった。ここから雄山まで片道22kmの根性ラッセルである。天気は今一でずっと小雪が降っていた。金曜に帰還したトマホークのトレースも薄く残っていた。彼らは忠実に道路をトレースしていたが僕たちはガンガンショートカットして最短距離で雄山を目指す。

今日も全員Pon2oonなのでラッセルは膝下から靴程度で済んだ。ただスキーを脱ぐとズブズブ膝上まで潜る深い雪であった。僕以外の若い三人は交代でガンガンラッセルして行く。おじさんは脚は出さずに口だけだそう。弘法を過ぎると星が見えていつの間にか雪は止んだ。今日はマンダムな一日になると確信した。

弥陀ヶ原ホテルに着くとようやく白んできて大日岳、振り返ると鍬崎山が見えてきた。さあ天狗平までもうすぐだ。林道カットで意外に早く天狗平に着いた。8時間の道のりだった。正面には雄山がドン、左手には剣がドンなんて贅沢な眺めだろう。さあ室堂がすぐそこ、雄山もロックオンだ。

天狗平から雄山までは完璧なルート取りをしなければ帰りは辛くなる。がんちゃんは昨年12月の山行でしっかりルート取りは頭に入っていてうまいルートを作ってくれた。一ノ越手前から強風と氷化斜面に苦しめられる。アイゼンを履いて風に逆らってピークを目指す。強風で板が煽られて滑落しないように低姿勢でダブルアックスで進む。着きそうで中々着かない。しかし11時41分ついに山頂社務所に到着、奥社は目の前だ。YSHR 兄ちゃん がんちゃん パクの順にゴールに着いて皆で奥社をお参りした。

記念写真を撮りさあ奥社から滑り降りよう、YSHRを先頭に順に滑走して山崎カールにエントリー所々凍っていて緊張の連続だった。カール下部で氷を踏んでエッジが外れてYSHR滑落するが事なきを得た。パクも同じく氷を踏んで滑落したがすぐに止まって事なきを得た。

一ノ越方面にトラバースしてそのまま室堂着、室堂からは滑る雪をボブスレーでガンガン下った。室堂から1時間半で美女平へ美女平からケーブル脇の樹林帯を滑り降りて無事立山駅に到着した。〆て15時間半の熱い戦いだった。皆の衆お疲れ様でした。年末年始の地獄山行これにて終了です。

0.00 464m 立山駅発
1.09 976m 美女平
3.02 1286m 滝見台
4.51 1553m 弘法
6.50 1993m 弥陀が原ホテル
8.07 2360m 天狗平
9.15 2450m 室堂
10.26 2700m 一の越
11.41 3003m 雄山山頂
12.14 3003m 雄山山頂発
13.01 2450m 室堂
14.44 976m 美女平
15.30 464m 立山駅

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15.猿ヶ馬場山2019.1.3

昨日まで両足裏に出来た500円大の水疱が歩く度に激痛で今日は完全におとなしくしているつもりだったが何とかならないか考えた。そうだ医院へ行って注射針で水疱に穴を開けて水を抜いてみよう。やってみたら水が結構出て水疱は凹み歩いても痛みはかなり減った。これは行くしかない、水疱部にガーゼを当てクッションにしてダメ元で地獄会に参加することにした。

目指すは激パウ天国白川郷の猿ヶ馬場山である。下部はまだ少し藪っぽいだろうが少し上がれば全く問題ないと読んだ。深夜2時半白川郷をYSHR 大魔人 なにわ君 パク 兄ちゃんの五名でスタートした。確かに下部は少し藪っぽいが登りも下りもほぼ問題ないレベルと見た。兄ちゃん なにわ君を先発隊としてガンガン高度を上げる。パクは隠し玉として温存作戦だ。

かなり厳しいトラバースもあったが無事林道に合流、ポンでも膝下ラッセルだった。林道終点まで進んでいよいよパクが雄叫びを上げる。やってやるぜ!暴走ラッセル車のエンジンが入った。冬休みに入って乗鞍岳 槍ヶ岳 金山岩 別山 白山 鍬崎山 僧ヶ岳 四ツ岳 焼岳 槍ヶ岳 白山 荒島岳 猿ヶ馬場山と一日も休まず登り続けている。まさに怪獣である。

通常ポンで膝ラッセルになるとスピードが落ちるので後続は寒くなる。ただパクは全くスピードが落ちないので着いていくだけでも大変でちょっと油断すればすぐ見えなくなってしまうから注意しなければいけない。癒しの森を抜けてあっという間にピークに着いてしまった。山頂部では一瞬日が射して登頂を祝福された。

記念写真を撮ったらマンダムタイムです。緩斜面ではトレースを外せないが傾斜が急になるとオーバーヘッド激パウだった。あっという間に林道に落ちて下部のトラバースに苦労はしたがあっという間に落ちて午前中には帰還した。今シーズン一番の激ラッセル激パウだった。

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下山後明日もフリーのパクは明日もやってやるぜと何と厳冬期薬師岳に挑戦すると言う。マジカ!厳冬期薬師岳ワンディを2月に初めてやったのはうちらだがただあの時は条件は良くメンバーも4名だった。明日の降雪直後の激雪状態の中単独でワンディできるだろうか?出来たならまさに怪獣伝説となる。多分本邦初だろう!

明日パクの真価が問われる!

2.30  550m  白川郷発
5.30  1100m 宮谷林道交差
6.19  1200m  林道終点宮谷合流
9.23  1875m 猿ヶ馬場山着
9.43 1875m 猿ヶ馬場山発
10.23 1200m  宮谷林道
11.58 550m  白川郷

14.白山 初詣2019.1.1

さて昨日槍ヶ岳を午前中に下山して自宅に到着後すぐに荷物をまとめて自宅を出た。下山して半日後には白峰ゲートに立ち本日年が変わった2019年深夜0時にYSHR 大魔人 がんちゃん パクの四人で白山初詣に出発。

ゲートからの激ラッセルを期待していたが、トレースがあった。入山者らしき車はなかったから下山パーティのものだろうか、深いトレースであった。何度も厳冬期にラッセルしたが大体別当出合まで5時間はかかる。トレースの中にワカンもあるがワカンならこの雪でピークは厳しいだろう。ハイペースで市ノ瀬を目指す。

暗闇の爆走、この時期まだ林道の雪崩はなかったが2月になると到るところで雪崩の障壁が現れて行く手を遮る。この時期はまだ楽な方である。どこにも雪崩後はなく3時間で市ノ瀬に着いた。この先ワカンのトレースはなく別当出合にスキートレースが伸びていた。ここからは眠気との闘いとなった。槍の前日は2時間、白山の前日は3時間の睡眠なのでもう眠気の限界で三人は先に行ったが僕は眠くてフラフラ何度もトレースを外れて雪に突っ込んだ。

1時間ほど歩きながら眠ると元気が出てきた。さあ先行三人を追うぞ別当手前のS字カーブでライトが見えた。ようやく追い付いて無事トップで別当出合に着いた。予定通り5時間だった。しかしこの頑張りで足裏に大きな豆ができてしまった。痛い痛すぎる。休憩舎で休んでさあ先行パーティはどこまで行ってるか興味津々だった、しかし一本橋手前でトレースはUターンここで終了していた。

一本橋には多量の雪が乗り突破を諦めたか、昔単独で2月に来た時は橋の突破を諦めて河原に一旦降りて対岸に登り返した。しかしスキーがあれば安全かつ問題なく多量の雪でも突破できる。大魔人を先頭に難なく対岸にたどり着いた。さあここからはまっさらの新雪に皆心が躍る。石畳も多量の雪で簡単に登れた。ポンでも深い膝下ラッセルだった。中飯場すぎから怪獣パクが仕事をしたいと先頭に立ってこれ以降誰も先頭に立たさず良い仕事をしてくれた。

甚之助小屋も驚くほど雪は増えていた。ここからは徐々に地獄となる。さっきまで青空も見えていたがいつの間にか稜線から上はガスで見えない。モンスター帯はまだチビ状態だった。エコーラインに出ると完璧なホワイトアウト、パクの仕事は終了ここからYSHRが先頭でルートを探る。真っ白な弥陀ヶ原は全く方向感覚がなかった。体感斜度を頼りにGPSも駆使して室堂を目指す。

何も見えないが手前で突然建物が見えた時は安堵した。鳥居でお参りした後いよいよガスの中奥社を目指す。雪面はガリガリカチカチ、まじやばすぎる。ここも体感斜度を頼りに登りあげ無事逆くの字に出てホワイトアウトの山頂へ、皆で奥社で手を合わせた。たくさんお願い事をした。

さあ安全に帰還しなければ、ホワイトアウトの滑走は登りより遥かに難しい、YSHRを先頭に室堂を目指す。かなり難儀したが祈祷殿が見えた時は嬉しかった。さあ次はホワイトアウトも弥陀ヶ原ここもムズい、斜度がないのでGPSがあっても難しい場所だ。ホワイトアウト中無事エコーラインに出た時はもう大丈夫と安堵した。ここから下も甚之助までは視界は悪かったがここから下はようやくガスが無くなった。ただ雪が深すぎてトレースは外せなかった。

あっという間に一本橋へ帰りはツボで渡って白峰まで試練の16kmであった。足裏には大きな豆ができてしまい、自宅に戻り緊張が解けた時点で歩けないくらい痛みが増していた。

今日はみんなのおかげで無事念願が達成できた。元旦初詣と共に白山連続登頂30ヶ月のメモリアルとなった。

詳細記録はヤマレコで

13.槍ヶ岳2018.12.31

焼岳黒谷で地獄を味わい達成感一杯で下山した。大晦日は快晴になりそうだ。どこへ行くか急遽槍ヶ岳へ行くことにして登山届を出した。しかし元旦は白山に初詣の予定なので移動や準備を考えて午前中には下山したい、出発は23時に設定した。

新穂で車中泊して22時に目覚ましを合わせたが二時間しか仮眠できなかった。気合で行くしかない。

23時に大魔人、パクと三人でスタート、流石に大晦日はトレースがあった。最初にトレースを付けた人は大変だっただろう。白出沢を過ぎて河原に降りかけたがやはりトレースに戻り夏道を行くことにした。

4時間半で槍平の冬季小屋に着くともう前泊者は皆起きてスタート準備をしていた。すでに出た人も大勢いた。大休止して僕たちも外に出た。飛騨沢からはトレースはなかった。ガンガンラッセルをする。

大喰岳西尾根、中崎尾根にはライトがたくさん見えたがあっという間に僕たちパーティが一番高い場所に来た。飛騨沢上部はカチカチで緊張した。クトーを効かせてガンガン行く。2800mで強風の中地獄装備の支度に時間がかかり大魔人もパクも先に行ってしまった。

飛騨乗越でちょうど日の出となった。2018最後の日の出だ。写真を撮りまくる。スキーのままで肩の小屋まで行くと二人は冬季小屋で休憩していた。僕はそのまま穂先へ

しばらくで二人も小屋から出てきた。雪の穂先は嫌らしかったがウィペットを効かせて無事登頂、後続の二人も無事登頂して記念写真を撮ったら速攻で下山した。

肩の小屋からスキーを履いて硬い斜面を慎重に槍沢から巻いて飛騨乗越へ、貸し切りの飛騨沢はマンダム連発だった。厳冬期の槍はスキーしかない、あっという間に槍平へ
槍平からもスキーを使えば早い早い、1時間半ほどで新穂高に到着、予定通り午前中には余裕で帰還して急いで荷物をまとめて白山へと急ぐ。

23.00 1110m 新穂高発
0.50 1540m 白出沢
2.30 1750m 滝谷
3.31 1990m 槍平小屋
3.52 1990m 槍平小屋発
6.54 3010m 飛騨乗り越し
7.12 3100m 槍ガ岳山荘着
7.50 3180m 槍ガ岳山頂
8.00 3180m 槍ガ岳山頂発
8.20 3100m 槍ガ岳山荘発
8.26 3010m 飛騨乗り越し
8.55 1990m 槍平着
10.14 1540m 白出小屋着
10.42 1110m 新穂高着

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12.焼岳黒谷2018.12.30

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3.40  1215m 中尾温泉奥林道除雪終点
4.22  1400m 焼岳北面台地取付
7.00  1850m 焼岳北面台地2000m
9.21  2455m 焼岳南峰着
9.50  2455m 焼岳南峰発
10.28  1850m 黒谷から北面台地登り返し
11.16  1300m 林道に合流
11.30  1215m 中尾温泉奥林道除雪終点

11.四ツ岳2018.12.29

四ツ岳の詳細記録へ

2.50 1250m 平湯発
4.14 1570m 大滝川徒渉
6.10 2000m
8.39 2554m 三角岩
9.30 2744m 四ツ岳山頂着
9.45 2744m 四ツ岳山頂発
9.59 2554m 三角岩
11.35 1600m 大滝川徒渉
12.37 1310m 平湯キャンプ場着

10.白山 12月に5回目2018.12.26

今日は記録がかかっていた。誰もやったことのない記録でパクの冬季別山・白山連続滑降、YSHRの12月5度目の白山登頂滑降である。天気が悪いのは当たり前だのクラッカーだった。前日のパク情報から百万貫付近までチャリが使えるということでもう楽勝ムードであった。しかし雨が最大の障壁であろう。

深夜0時ゲート発と約束していた。パクには僕のMTBの予備を貸してあげることにした。昨日は白峰ゲートから試練のスキー靴歩きだったらしい。3時間弱熟睡できたので今日は眠くなかった。深夜0時、YSHR・兄ちゃん・パクの三人で白峰発、路面に所々雪はあるが気温が高目なので凍結は軽目だった。

30分ほどで百万貫過ぎに来てここからは路面が雪でびっしりチャリは無理だった。チャリをデポしてスキーで歩きだす。ハイペースでガシガシ行くがパクは眠そうだ。三時間寝れれば御の字だろうに。市ノ瀬から1時間45分ほどで別当出合に着いて安堵、ここから上は雨は降らないだろう。休憩舎で休憩中もパクは寝ていた。おい大丈夫か。

別当出合で40−50cmルンルンでした。一本橋は乾いていて小走りで駆け抜けた。対岸ですぐに板を履き石畳も楽勝でスキー歩行可能でもう石の心配は皆無だった。雪が多いと楽しい、サクサク進んでいく。藪は未だあるがスキーの敵ではなかった。覗きから登山道は不明瞭になる。僕と兄ちゃんは旧道を進むがパクは新道を進んでハマったらしい。合流してしばらくで甚之助小屋に着いた。ドアは開いていた。利用者がきちんとドアを閉めないと内部が雪だらけになり使えなくなる。困ったもんです。ドア付近を念入りに除雪してしっかり閉まるようにした。

大休止の後外に出るともう白んでいた。甚之助から上はもうどこでも歩けるくらい雪は増えていた。南竜方面に少し進んでエコーラインへ乗り上げた。視界はないのでモンスターは見えなかった。エコーラインからは完璧なホワイトアウトになる。まあ厳冬期こんなもんです。

室堂手前でいきなり建物が現れて安堵した。ここで地獄装備に身を固め山頂を目指す。何も見えないです。帰りも難儀です。しかし体には白山までの道筋が染み込んでいて問題なくピークに到着、体内マップ最強です。何も見えないけど大満足です。奥社でお参りしてさあシールを剥いでマンダムしよう。

山頂からいつものように行くがガスで見えない段差に足を取られ先日カリスマ君が転けた同じ場所で転倒、しかし板はfixされており反転して板を谷に向けると制動が効いてすぐに止まった。この先も視界は全く無いが僕を先頭にガシガシ滑って行く、弥陀ヶ原も視界はないが体内マップで切り抜けた。

エコーラインから下はパウダーが楽しめた。甚之助から下は基本登山道滑りだったが雪は多いので快適だった。中飯場で兄ちゃんと共に最後尾のパクを待つ、もう藪滑りも上達して一軍間近だなと思っていたら降りてきたパクのウェアーが大きく切り裂かれて使用不能に、藪に引っ掛けたらしい、この程度の藪でウェアーを破くなんてもう一度二軍キャンプでしっかり修行して下さい!さてこの下も快適斜面をあっという間に別当出合へと滑り降りて、ラスト林道も百万貫付近まで問題なく滑った。もう下界は雨で雨の中白峰までチャリを漕いで無事楽しい一日は終わった。

詳細写真はヤマレコへ

0.01 510m 白峰ゲート発
1.30 830m 市ノ瀬
3.17 1240m 別当出合
4.41 1500m 中飯場
6.19 1970m 甚ノ助ヒュッテ
7.50 2220m エコーライン
8.38 2400m 室堂
9.22 2702m 白山山頂
9.50 2702m 白山山頂発
10.19 1970m 甚ノ助ヒュッテ
11.30 1240m 別当出合
12.21 830m 市ノ瀬
13.17 510m 白峰ゲート

9.槍ヶ岳・地獄旅2018.12.23

そろそろ槍ヶ岳もスキー可能だろう。今日はYSHR がんちゃん 兄ちゃん なにわ君 ぱく の5人で挑戦した。深夜0.41新穂高をスタート、林道から雪はずっと繋がっていた。前日のトレースがあったがガタガタなので僕たちはポンで新たなトレースを刻んで行く。白出沢までポンでしっかり1時間50分かかった。白出沢からもガタガタなトレースでスキーは歩きにくかった。

雪はどんどん増えて行く。河原には降りれないが登山道なら問題ない。空には満天の星が、頼むから崩れないで欲しい。前日のツボ足はかなり大変なラッセルをしていた。ポンで良かった、サクサク歩ける。槍平に着く頃には空に雲が出始めた。冬季小屋に潜り込むとテントが一張、槍に行かないのだろうか。僕たちはここで防寒対策をして小屋の外に出た。

この先トレースは皆無だった。昨日は雨だったのか雪は硬い、しばらくでガスになった。飛騨沢に入るともうホワイトアウトだった。風も強くなってきた。地獄になりつつある。ホワイトアウトの登りは面倒だ。何度もGPSを確認しなければならないから時間がかかる。

飛騨乗越からは地獄に拍車がかかり一丁目三番地となった。肩の小屋が見えた。救われた。小屋の影に隠れて大休止、ここからはアイゼンで穂先を目指す。今日は穂先までも風は強かった。凍った斜面をダブルウィペットでガシガシ登り上げる。最後のハシゴを登り切ると山頂だった。

写真を取り合ったら長居は無用だ。さあ帰ろう。下りは慎重に行く。凍った斜面は嫌らしい、肩の小屋まで来るとようやく安堵した。しかしここからが核心部、肩の小屋で板を履き僕を先頭に槍沢側から巻いて飛騨乗越を目指す。雪が途中で切れていて際どく岩を乗り越した。

飛騨乗越からのホワイトアウトはめまいクラクラしながら岩を見つけて目標にしつつ滑り降りる。2500mくらいから少し灌木が出てきてようやく滑りやすくなった。雪は良かった。よく滑る雪だ。あっとという間に槍平へここからも板で滝谷を目指す。意外に滑りは難儀しなかった。滝谷を過ぎてしばらくでスキー終了、シールを付けて後は白出を目指すのみ。意外にアップダウンが多くて長かった。

白出からは林道ボブスレー、あっという間に新穂高、13時間の完全燃焼だった。

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0.41 1110m 新穂高発
2.29 1540m  白出沢
4.17 1750m 滝谷
5.32 1990m 槍平小屋
5.50  1990m 槍平小屋発
8.47  3010m 飛騨乗り越し
9.10  3100m  槍ガ岳山荘着
9.35  3180m 槍ガ岳山頂
10.09  3180m 槍ガ岳山頂発
10.32  3100m  槍ガ岳山荘発
10.36  3010m 飛騨乗り越し
11.13 1990m 槍平着
13.10 1540m 白出小屋着
13.42 1110m 新穂高着

8.白山・5回目2018.12.16

今日も強者の地獄メンバーが六名集結した。YSHR がんちゃん 兄ちゃん なにわ君 カリスマ君 パクである。大魔人は悲しいかな仕事だった。深夜0時に白峰ゲート発と約束してある。水曜日まだ市ノ瀬で工事が続いていたのでもしかしたらまた除雪されているかも知れない、無ければ白峰から歩きとなる。

深夜22時に自宅を出る。鶴来町で路肩に雪があり嬉しくなってきた。23時過ぎに白峰に着くともうすでにメンバーは集結していた。ゲート前には凍結した雪が残るが一応除雪はされているようで安堵した。今日は全員pon2oonで統一した。激パウを楽しもう。パクもMTBを借りてきたようで皆で凍結した林道を漕ぎ出した。慎重に行こう。日の当たる路面は乾いているが日陰はやばかった。

転けないようにガシガシ漕いで1時間ほどで市ノ瀬に着いてチャリをデポした。しばし休憩してここからスキーで歩くが皆早い早い、なにわ君を先頭にハイペースで別当出合へ、途中で急に足が重くなり板を見たら下駄が出来ていた。板がどこかで濡れて凍ったみたい。下駄を処理しているうちに皆は見えなくなったが別当出合手前のS字カーブで追い着いた。満天の星を見上げながら今日は仲間がいるから眠くなかった。

3時間ほどで別当出合に着いた。雪は30cmほど、休憩所で大休止、板を担いで雪の乗った一本橋を渡る。石畳はパクが先頭でラッセルした。ここはツボで登りその後スキー歩行とした。雪はかなり増えており中飯場まで楽勝で滑れそうな勢いだった。皆ポンだからラッセルも楽だ。先頭を順次交代してガンガン登って行く。5時過ぎ甚之助に着いた。まあまあのペースだ。

エコーラインへ登れば素晴らしい日の出と朝日に染まる白山が見られるはずだ。今日は黒ボコではなくエコーライン経由で室堂を目指すのが正解だ。暗闇の中僕がルートを伸ばし最後パクがラッセルして無事エコーラインに着くと御嶽山方面が赤く染まりだしていた。

7時頃御嶽山の右から日が上がった。素晴らしい日の出だった。しばらくして白山も赤く染まった。これが見たかった。弥陀ヶ原に出るともうどこでも歩けるくらい雪は増えていた。室堂に出て逆くの字から御前峰を目指す。クトーを効かせ快適にピークに登りあげた。記念写真を取り合い奥社でお参りしてシールを剥げばマンダムな時間の始まりです。今日も山頂から行きます。YSHRが先頭で滑り降りて皆の写真を撮ろう。最後のカリスマ君が山頂直下でもたついて板が外れて滑落してしまった。ヤバイ、頭から滑っていく。50mほど滑落して何とか無傷で止まった。すぐに駆けつけたが大丈夫でよかった。メットをしているので安心感はあった。

さあ気を取り直して良い雪を快適に滑り降りる。帰りは黒ボコ経由が良い雪を楽しめる。僕を先頭にあっという間に南竜分岐までここから登山道を外れ直に甚之助まで滑降、この先も快適に登山道を滑り降りて中飯場まで楽勝で滑った。兄ちゃん、なにわ君もここまで滑ったが残りのメンバーは板を気遣って1600mで板を担いだようだ。ボロ板ならこのまま別当出合まで滑るのだが流石にポンなのでここで板を担いで別当出合までここからは市ノ瀬まで林道ボブスレー、最後パクとチャリバトルして無事白峰ゲートに着いた。

〆て12時間の完全燃焼でした。雪不足だが白山だけは期待を裏切らない。12月に入ってすでに四回も来てしまった。白山万歳!

今日の詳細記録はがんちゃんのヤマレコで

23.25 510m 白峰ゲート発
0.49 830m 市ノ瀬
2.27 1240m 別当出合
3.48 1500m 中飯場
5.07 1970m 甚ノ助ヒュッテ
6.40 2220m エコーライン
7.30 2400m 室堂
8.12 2702m 白山山頂
8.40 2702m 白山山頂発
8.56 2320m 黒ボコ
9.20 1970m 甚ノ助ヒュッテ
10.30 1240m 別当出合
11.04 830m 市ノ瀬
11.34 510m 白峰ゲート

7.白山・4回目2018.12.12

日曜の平瀬からの白山の疲労もあるがおじさんは真面目に体力作りをしなければ若者に付いていけなくなるので今日も近場の白山で体力作りをしてきた。

今日は最悪の天気であることはわかっていた。標高1600mまで雨が降るという予報だった。それより上では雪が積もるので単独ラッセルに備えてpon2oonの今季初出動となった。深夜0時に寝不足のままかみさんを起こさないように自宅を出た。予想通り雨だ、白峰に近くなるほど雨が激しく降っている。帰りたい気持ちを抑えて行くしかない。

深夜・単独で・重いポンを担ぎ・土砂降りの中・チャリを漕ぐ、5重苦だ。これを苦行と言わずに何と言おうか!やはりポンは重い、腰に来る。断続的に激しい雨が降り早くもびしょ濡れいくらゴアでも徐々に下着が濡れてくるのがわかる。林道の雪はすべて溶けていた。これはラッキーだ。

市ノ瀬手前のスノーシェッドで腰休め、エネルギーを補給してまた雨の中チャリを漕ぐ、市ノ瀬からの急坂は重荷で二度ほど休憩せざるを得なかった。2時間20分で別当出合に着いた。びしょ濡れで寒い、休憩舎に入ると少しホッとした。今日も誰も来ないからチャリに鍵はいらない。替えの下着なんて持ってきてないし体温で歩きながら乾かすしかない。

濡れた一本橋を慎重に渡り石畳をガシガシ行きたいところだが単独ゆえ話し相手がいないからメチャ眠い、歩きながら右脳は寝かせることにする。フラフラ歩きだ。中飯場に来るともう限界、積まれたベンチをベットにして横になって寝てしまった。雨だから気温は高くて寒くはなかった。しばらく寝て少し元気が出たのでまた雨の中歩きだす。

それにしても雨は止まない、どこまで雨が降るのだろう。標高1600mくらいから少しみぞれが混じる。1700mの覗きからようやく湿雪に変わった。ここまでシールを濡らしたくなかったのでツボ足ラッセルは辛かったがここでスキーを履くことが出来た。ポンは沈まないから足取りは軽くなりようやくペースは上がった。

雨が雪になり気温も下がりあちこちバリバリに凍ってきた。7時ようやく甚之助小屋、中で休憩してさあモチを上げてピークを獲りに行くしかない。ここから上は雪も増え帰りももう石は踏まなくても良さそうだ。今日は本当にポンで良かった。湿雪がまとわり付いて板は重いが細板なら辛いラッセルになるとこだった。もうエコーラインも行けそうな雰囲気だったが黒ボコ経由にした。

ポンは太いので登坂能力も高くて黒ボコの登りも楽だった。黒ボコに着いて地獄装備に替えた。もう何も怖くなくなった。弥陀ヶ原からは風雪も強く視界もなかった。これまで白山では様々な地獄体験をしてきたから今日はまだよっちゃんだろう。室堂はパスしてくの字からピークを目指す。もう岩はほぼ隠れて帰りも快適だ。視界はないが地形はわかるので奥社を目指す。

ガスの中うっすら奥社が見えた。今日も念入りにお参りした。無事帰宅できますように。今日も山頂から滑降した。視界がないのでめまいがしてきた。それでもポンは快適な滑りを保証してくれた。パックされた面倒な雪もバッチグー、あっという間に黒ボコへ、雪は増えて黒ボコから直に滑降できた。登山道に合流してスイスイ下っていく。雪も増えたので快適だったが石は踏まないように慎重に滑る。

あっという間に覗きまで来てポンを傷つけないようにここで担いだ。別当出合までは雪だった。ここでチャリにまたがり雨の中白峰までぶっ飛ばした。12時間の完全燃焼でした。今日は一日雨に泣かされました。また一つ壁を超えもうどんな状況の白山も怖くなくなったかも、、、

1.35 510m 白峰ゲート発
2.49 830m 市ノ瀬
3.58 1240m 別当出合
5.12 1500m 中飯場
7.04 1970m 甚ノ助ヒュッテ
8.28 2320m 黒ボコ
9.57 2702m 白山山頂
10.28 2702m 白山山頂発
10.42 2320m 黒ボコ
11.03 1970m 甚ノ助ヒュッテ
12.56 1240m 別当出合
13.14 830m 市ノ瀬
13.37 510m 白峰ゲート

6.白山・平瀬道2018.12.9

冬の白山と言えば白峰アプローチが定番でこれまで何度もパウダーを楽しんだ。しかし岐阜県側平瀬起点の白山は残雪期の東面台地が定番で冬季にパウダーしたという記録はない。実は以前からこれを狙っていたが、チャンスを掴めずにいた。行くなら今日のコンディションしかないとがんちゃん、兄ちゃんを誘って本日挑戦した。

今日は大魔人がなにわ君、パクを誘って白峰から地獄の白山へ行くと聞いていた。うまくすれば山頂付近で合流できるかもと思っていた。

深夜0時に平瀬ゲートチャリ発と約束していた。仕事を終えて帰宅して二時間ほど横になって21時半自宅を出た。福光を過ぎた辺りで雪が降り出し五箇山に入ると激しい吹雪となった。今日の白山は地獄確定だろう。深夜23時半平瀬ゲートに着くとすでにがんちゃん、兄ちゃんがスタンバイしていていつものようにフライイングして出て行った。僕も急いで支度をして定刻0時にスタートした。

さっきまでの激しい雪は嘘のように小雪になり星が見えるじゃないか、神は今日もお見捨てにならなかった。途中で二人に追いついた。路面の雪は徐々に増えて最後S字急坂で10cmほどになった。それでも根性でペダルを漕いで登山口までチャリで駆け抜けた。今年二人目が生まれた兄ちゃんは全く山に行けてなく少し遅れて到着した。

三人揃ってチャリをデポしてさあ元気に大倉尾根を歩こう。兄ちゃんは辛そうなのでYSHRとがんちゃんが交代でツボ足ラッセルを開始雪は徐々に増えて40cmくらいでスキー歩行に替えた。今日は皆ファットだ。大倉尾根は風は弱いが冷え込んでて寒かった。

ラッセルはきつくなるが二人で交代してハイペースで2000m付近の避難小屋に着いた。ここで大休止、兄ちゃんも少し遅れて到着。まったり休憩してさあピークをゲットしに行くぞ。兄ちゃんもようやく体が慣れてここからはラッセルに参加してくれた。久しぶりに兄ちゃんのたくましいラッセルを見た。やはり若いって素晴らしい。

カンクラ雪渓あたりから藪も出てきて風も強くなってきた。地獄の様相だ。地獄グッズに身をまとうともう怖いものはない。視界の薄い中行くしかない。這松の海は難儀でストックがズボリ転けたら起き上がるのに苦労した。

山頂間近でうっすら人影が、大魔人だった、続いてぱく、なにわ君皆元気に地獄のピークを踏んだようだ。こんな日に白山に来るのはうちらのメンバーしかいないか。しばし談笑して歩き出すとすぐにピークだった。一瞬だが青空も見えた。記念写真を撮って念入りにお参りして視界の悪いの中滑降を始めた。途中で這松の海にはまったりヤセ尾根の絶壁滑降など難儀したが避難小屋までパウダーを頂いた。

小屋からしばらく滑ったが階段が出てきた辺りで滑って転けたのでもうアカンとツボで下山することにした。登山口に着いたら後はチャリるだけ雪にスリップしないようにガンガン降りて13時間の激しい戦いは終わった。

12月に平瀬道から白山を往復してパウダーしたのは多分はじめての記録だろうか?今日はワンチャンスをモノにできた。完全燃焼でした。がんちゃん、兄ちゃんお疲れ様!

詳細記録はヤマレコへ

5.冬季立山ワンディ2018.12.2

12月に入ってようやく僕たちの立山の季節がやってきた。貸し切りの立山山頂から滑ってみたいか?大魔人、がんちゃん、なにわ君、カリスマ君、パクが是非ともと手を上げてくれた。久しぶりに地獄大好きメンバーがたくさん集まった。行くしかない!

深夜0時立山駅発と約束してある。今日も気合が入りすぎてほとんど眠れなかったが深夜22時に自宅を出た。スキーを担いでガシガシ登って行く。美女平まで1時間ほどだった。ここから長い長いアルペンロードを自分の足だけで立山を目指す。標高が1100m辺りから路面は凍結してきてスリップしまくり先発隊はどんどんツボ足で先を行くが1300mで僕とカリスマ君は早々とスキー歩行に切り替えた。歩けど歩けど標高は中々上がらない。空には満天の星が瞬いていた。

弘法まで来ると富山の夜景が綺麗だった。最初は皆和気藹藹おしゃべりをしていたが皆寝不足と疲労で口数が少なくなっていった。弥陀ヶ原に着いてもまだ暗かった。雪が多ければここから天狗平までカットできるが延々とクネクネを歩いて行く。なにわ君は今日はポンできている。今年の体力作りはバッチリだった。ガンガン先を進んでいった。残りのメンバーは途中から道路を外れてショートカットするが藪と岩にハマった。僕だけたまらず板を担いで道路へ逃げたが皆は藪に突入していった。行けるんかい。

天狗平まで道路をカットしていくがなにわ君は忠実に歩いていた。結局藪軍団が一番早く、なにわ君、YSHRの順に天狗平に到着。さあ雄山が眼前にドン、剱岳もドン、もうモチが爆発しそうだ。貸し切りの室堂からうまくルートを取り一の越に着きここでアイゼンに履き替える。皆は順に出ていくが僕のアイゼンが入らない。マジか、ドライバーで穴一つ分広げるが今度はぐらついてやばい、だましだまし歩いたが何度も外れるのでもう頭に来てアイゼンを外して岩を繋いでツボで山頂を目指した。

神社に着くともう皆登頂していた。お待たせ、さあ今日も山頂から行くぞ、ただ雪不足で岩出まくり皆ビビリが入って僕と大魔人二人でピーク滑降、しかし先頭の僕が地雷を踏んで転けた。二番手の大魔人もやはり地雷を踏んで前転、雪崩が起きてやばかった。まあ懲りないおじさんたちでした。

さあ神社裏から山崎カールにエントリーパウダー有り、モナカ有り、凍った斜面有り何でもありでしたが皆それぞれ楽しんで山崎カールから雄山下部でトラバースラインを取り無事室堂まで滑り降りた。後はボブスレー、1300mまでスキーで滑り降りて後はダッシュで美女平、さらに立山駅へと駆け下りた。

まあ疲れました。今日も完全燃焼! 詳細記録はヤマレコへ

4.白馬岳2018.11.25

今日は大魔人、がんちゃんの三人で白馬岳を目指した。白馬岳はこの時期タイミングがとても難しい、降雪直後は雪崩の危険があるし二股ゲートが閉じるとチャリが必要になる。ドカ雪後数日を経て雪が安定した今日しかないだろうと思った。もちろん日が登る前に危険な大雪渓はパスして安全な小雪渓に入る計画だ。深夜3時猿倉発と約束してある。前日白馬入りしたがんちゃんから二股ゲートは開いているという連絡がありチャリは車から下ろした。

深夜23時半に自宅を出て白馬に向かう。途中SAで腹ごしらえをする。久しぶりの白馬は遠かった。深夜2時過ぎ白馬に着いたが二股から林道を進むと雪が出てきて道路は凍結していた。深夜2時半皆が揃ったところでぼちぼちスタートだ。駐車場からスキーを履いて歩いて行く。うーん素晴らしい無駄がない。

林道脇の雪を拾いながらガシガシ歩いて行く。前日のトレースもあった。林道終点からも登山道を快適にスキーで歩いて行く。1時間で馬尻小屋跡に着いた。大雪渓の右岸をガシガシ歩いて行く、雪は徐々に増えて行きそのうち沢音も消え全面ゲレンデとなる。昨日も新雪があったのかパウダーバッチリだった。早く滑りたいという気持ちを抑えて快調にスキーで高度を上げていく、雪崩は皆無だった。

しかし小雪渓の手前でバックリ雪渓が割れていて落ちたら終わりで心臓に悪かった。斜度の急な斜面をトラバース中にドスンと足元から音がした。やばい雪面が切れた音だ。ここは一人ずつ間隔をあけて進むことにした。小雪渓まで来ると背後から朝日が射してきた。素晴らしい朝焼けだった。山々が真っ赤に染まりだして来た。今日もマンダムな朝を迎えた。

小雪渓に入ると正面から激しい風が吹き付けてきた。たまらずダウンを着て地獄ゴーグルを装着した。この瞬間地獄は天国に変わった。稜線を見上げながら雪を繋げて山頂小屋を目指す。スタートから5時間ほどで小屋に着いて小屋裏に入って休憩した。さあ気合を入れてピークへ行こう。今日も山頂踏んで山頂から滑る。山頂まで雪も大体繋がっていた。山頂に着くとガスで視界は悪かったが達成感に包まれていた。

さあシールを剥いでいきますか、僕を先頭にルートをうまく取りながら快適に滑っていく。上部は強風で雪はパックされていたが少し下るとパウダーがぎっしり詰まっている沢滑りとなった。右左とパウダーを狙いながら雄叫びを上げて滑っていく。素晴らしいこの時期ここでこれほどのパウダーを当てたのは初めてかも知れない。まっさらな斜面に僕たち三人のシュプールが刻まれる。これをマンダムと言わずして何と言おう。日が上がると行きには無かった斜面に雪崩が起きていた。これだから油断はできない。危険地帯はかっ飛ばして滑っていく。

1700mまで標高差で1200m美味しい斜面を頂いてそろそろ地雷も増えてきたので板を担ぐことにした。下山中に数人が登ってきたが雪崩に気をつけて下さいとアドバイスした。林道まで降りてまたスキーを履いて猿倉手前まで滑走した。素晴らしい一日だった。やはり白馬岳は裏切らなかった。ゆっくり後片付けをしていると調度白馬飯店が開く時間になったので寄って定番、海老炒飯と五目ラーメンを食べた。

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3.白山二回目2018.11.23

今日はがんちゃんと地獄めぐりをしようと白山を目指した。深夜0時に自宅を出て白峰を目指す。深夜2時チャリでスタートと約束してある。1時半に着くとすでにがんちゃんはスタンバイ、先にフライイングスタート僕は予定通り2時にスタート。雨を予想していたが雪で救われた。ガンガンペダルを漕いで発電所を過ぎたところでがんちゃんを捉えて追い抜いた。発電所すぎから路面の雪は増えてきたが5cmほどで問題なかった。

1時間で市ノ瀬に着いた。休憩はせずそのまま別当出合へ、ここから斜度は増し雪も増えて行く。雪でペースはガクッと落ち何度か足を付いてそのうちがんちゃんも追いついてきてしばし休憩することにした。14kmチャリを漕いで別当出合2km手前でもう雪が多くてギブアップ、ここでチャリをデポして歩くことにした。

スタートして2時間半で別当出合に着いて休憩所の中に入り大休止した。積雪は10cmほど、一本橋は雪がのり滑るからかなり慎重に歩いた。心臓に悪かった。石畳はつぼでラッセルして登り上げたらもうスキーで歩行可能だった。嬉しいです。雪は徐々に増えていきもうスキーがなければ進めないくらいだった。一晩でドカッと降ったようでこれだから山は素晴らしい。

降雪直後で細板なのでラッセルも辛いが交代でトレースを伸ばしていく。7時過ぎに甚之助小屋に着いて防寒態勢とした。ここで30cmほどか帰りは楽勝でここまで滑れるだろう。ガンガンラッセルして黒ボコを目指す。ずっと雪だったが黒ボコ手前で日が射した。素晴らしい、地獄が天国に変わった。

弥陀ヶ原に出ると青空も見える。山はこれだからわからない。ダウンに地獄ゴーグル太陽が出てきたらマジ灼熱地獄となった。暑すぎです。どっちにしろ地獄じゃないか、たまらずダウンを脱いだ。振り返れば室堂がきれいだ。視界は良くなりもっと風が吹いてくれないかとお願いする始末。さあ山頂が見えた。ダイレクトに山頂を目指して無事ゴール、白峰を出て8時間半でした。記念写真を撮ったら奥社でお参りしてシールを剥ぐ、もちろん山頂から滑り込む。

山頂下はウインドクラストしており難儀な滑りだが少し下るとパウダーが詰まっていた。室堂に寄ってエコーラインを降ろうとしたがまだ這松が出ていて黒ボコ経由とした。黒ボコから観光新道斜面を滑る。黒ボコ下で珍しくがんちゃんが転けまくっていた。後は快適に登山道滑り、甚之助をパスして覗きまで一気に行く。覗きから崖斜面にエントリーするも雪不足でまた登山道に復帰した。

その後も快適に登山道を1600mまで滑り、がんちゃんの新品の板を気遣ってここでまけとくことにした。ここから板を背負って別当出合へ、一本橋を渡ってチャリデポまで滑って後は白峰へ一直線。チャリ万歳!13時間の完全燃焼だった。

詳細記録はヤマレコへ がんちゃんがブログ

2.薬師岳2018.11.3

剱岳の下山中日曜はどこへ行こうか考えていた。剱岳の雪の多さに感激して下山後移動距離が少なくて山スキーが楽しめそうな山はないかと考えた。薬師岳があるじゃないか、下山後上市の大岩不動の湯へ移動、どのようなプランにしようか?右膝は剱岳で酷使したためまた少し腫れてきた上に自宅に戻りロードを取りに行く時間もないので明日はチャリミネンコは避けてカーミネンコにしよう。

風呂から上がって亀谷ゲートへ自動車で有峰林道を走るのは本当に久しぶりだ。折立に着くと車は一台だけで閑散としていた。満天の星を見ながらカップ麺を食べて熟睡した。深夜1時過ぎに目が覚めた。のんびり起きて2時過ぎに折立を出た。やはり右膝は調子が悪い、おまけにスキー靴でスキーを担いでいるから劔の疲労も重なり足もメチャ重い。果たして雪はどこから出るのか?剱岳では1400mから雪が出たが、登っても登っても雪は出ない。

三角点に着いても雪はなく、やはり日当たりの良い薬師岳は雪解けも早いようだった。富山平野の夜景をバックに重い足取りは続く、登山靴が正解だったかなと弱気になる。2000mを過ぎてようやく雪が出て2100mからスキー歩行ができるようになった。ようやく足取りは軽くなった。この時期体力作りで一番重い細板を使うから板の重さがなくなるとようやく重荷から開放される。

スキー歩行は快適だった。足取りも早くなりようやく太郎平小屋が見えた。テントが二張、すでにアタック開始しているようだ。しかし雪解けは早くて辛うじてスキー歩行はできるが岩が出ている箇所も多くてその都度板を脱いで担ぐから時間はかかる。ピークだけを踏むなら登山靴が軽くて楽だが、、、、、、山スキーヤーの意地を通して頑張ろう。薬師平を過ぎると風が強くなる。この先風が強いから雪も飛ばされたようでメチャ石が出ていてとても難儀だった。障害物スキー歩行、帰りも大変だろう。

薬師岳山荘付近でツボ足登山者とクロス、登山靴で快適そうだった。視界は全く無く今日は剱岳以上に地獄の行進だった。強風と雪不足、まあこれが人生、はじめての11月の薬師岳スキーは試練以外の何物でもなかった。ガリガリ音をさせながら意地でもスキーで歩き続けてようやくゴールが見えた。グッドタイミングで青空がチラリ最初で最後だった。難儀しまくりで7時間もかかってしまった。帰りはもっと難儀しそう。

さあ山頂で板を履き行くしかない、ガリガリ君が行く。石踏みを気にしていたらこの時期スキーなんかできるはずがない、それでもデカイ石は避けないと怪我をする。根性で滑って行く、視界は悪いからコース取りもムズい、それでも何とか雪を繋げてジグソーパズル滑降を続ける。2300m薬師平まで滑り降りてもう堪忍してください。ここで板を担ぐがこの先長い登山道のスキー靴下りはまた地獄だった。

登山靴ならどれだけ楽だったことか、スキー靴が足や膝に悪い、長い長い登山道を転けないように慎重に下って行った。これも山スキー人生、薬師岳は春か冬以外はスキーで来るもんじゃないと思った。昨日の剱岳より辛くて時間はかかった。今日も完全燃焼!

2.13 1350m 折立
3.37 1869m 三角点
6.13 2300m 太郎平小屋
6.45 2294m 薬師峠
8.20 2850m 薬師岳避難小屋
9.15 2761m 薬師岳山頂
9.30 2926m 薬師岳山頂発
11.42 2300m 太郎平小屋
13.29 1869m 三角点
14.27 1350m 折立

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1.白山初滑り2018.10.31

今日は富山のおじさんと二人で白山初滑りへ行った。OJISANsのモチベーションは誰にも負けないよ、なんちゃってコンビの二人で深夜3時別当出合発と約束していた。スズケンはわざわざ有給を取って前夜車中泊、僕は深夜1時過ぎに自宅を出て別当出合へ向かう。

2時過ぎに別当出合に着くとスズケン号が一台のみ、寝ているおじさんを起こして2時半にスタート、兼用靴にスキーを担いでガシガシ行きたいところだが久しぶりの重荷で無理、まったりおじさんで登って行く。石畳を超えるともう暑すぎだった。中飯場を過ぎると新雪がチラホラ、別当覗きから雪は徐々に増えていく、昨日のトレースがうっすら残る。

1時間50分で甚之助小屋に着くとベンチの上に10cm弱の積雪、中に入って大休止して板にシールを付けて装備を固めた。外に出ると寒くて雪が降り出してきた。しばらくツボで歩くが南竜分岐あたりでスキー歩行に変えた。スキーは沈まないのでサクサク進めて楽だった。今日はツボ足登頂は無理だろう。

快適にシール歩行して黒ボコ岩まで登り上げる。ここからは地獄の雰囲気、地獄ゴーグルを付けてダウンを着る。手袋はもちろんガイドロブスター、弥陀ヶ原も雪は増えていた。弥陀ヶ原を超えると左に回り込み沢伝いに山頂を目指す。徐々に地獄が厳しくなり風雪の嵐で地獄ゴーグル様様、ガイドでも手が寒くなってきた。スズケンはこの感触がたまらないと微笑んでいた。さすがOJISANs伊達ではない。

まだ岩も少し出ているが問題なく沢を詰めていく。視界が全く無いのでGPSだけが頼りである。さあ山頂が近い肩に出ると猛烈な風が吹いていた。さあゴールが見えた。嬉しいです。やはりこの地獄感がたまらない。山頂にタッチして奥社でお参り、奥社横に隠れてシールを剥いだ。板を履けばもうどんな地獄もかかってきなさい。

山頂から真下に飛び込んだ。岩を避けながら慎重に行く。視界は全く無いがこんなものである。ガンガン沢伝いに滑っていく。楽しいです。山スキーはKing of sportなり、あっという間に弥陀ヶ原まで地雷はほとんど踏まなかった。弥陀ヶ原を過ぎると一瞬青空も見えた。黒ボコからは観光新道側の斜面を滑りまた砂防新道に合流、ここからは狭い登山道を石を避けながら南竜分岐まであっという間だった。

ここから甚之助まで行けないことはないがきれいなスズケンの板を傷つけるのは忍び難くてここから板を担いで降りることにした。雪があるので右膝にも優しくて良かった。中飯場からは紅葉を楽しみながらまったり下りて10時過ぎ無事別当出合へ、片付けをしていると雨が降り出してきた。完璧なタイミングでした。

10月に初滑りをしたのは何年ぶりだろうか?本当に久しぶりだった。初滑りでこれだけ楽しめれば文句なしであった。生きてて良かった。雪も最後まで生きていてマンダム日和であった。

詳細な写真報告白山初滑りへ

 

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