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28.僧ヶ岳 2019.2.17

今日は名人、兄ちゃん、パクの4人で片貝から僧ヶ岳を目指した。間違って山頂で晴れたら駒ヶ岳まで行こうという約束だったが晴れなかった。成谷山を巻いて稜線に出るとホワイトアウトが山頂まで続いた。途中で先頭を歩くパクがかなりビビりだしてきたのでやばい稜線は僕がトップで歩いて最後バトンタッチした。

ここは展望の良い最高のコースなのだが、如何せん山頂でも展望はなかった。帰りを急ごうとした時徐々に青空が覗き始めてきた。エエエーあっという間に視界が広がり日本海や毛勝方面が見えてきた。今日も神はお見捨てにならなかった。

おまけに雪はさらさらパウダー、最高の雪だ。雄叫びを上げながら激パウ尾根をガンガン滑って行く。下りで離れた谷から雄叫びが聞こえる。後続三人は怪しげな名人を追って違う沢に降りてしまった。お馬鹿さんです。まあ三人いるので先に良い雪を頂こう。

ガンガン滑って導水管に合流、ラスト300mの導水管尾根は沢筋を狙いあっという間に林道着、ラスト林道を漕いで片貝集落へ、今日もマンダムでした。

詳細記録はヤマレコへ

2.10 240m 片貝集落(別又谷林道)発
2.45 330m 導水管尾根取り付き
4.45 735m 地図上735
5.48 1019m 地図上1019
8.25 1600m 成谷山
9.47 1855m 僧ヶ岳
10.00 1855m 僧ヶ岳発
10.34 1600m 成谷山
11.14 735m 地図上735
11.50 240m 片貝集落(別又谷林道)

27.三方崩山 2019.2.13

三方崩山は思い出のある山だ。Dr7とばったり会ったのもこの山だ。秋だったかな初めて飛騨沢で会ってその時は全く意識してなかったが二度目にここで再会して連絡をとりあうようになりその後仲良くなった。昨日はそんな事も思い出しながら名人と懐かしい厳しい山行や怖かった思い出を振り返りながら黙々と悪天候の中ピークを目指した。

最も厳しい痩せ尾根区間で完璧なホワイトアウトになり雪庇の境界がはっきりせず焦ったが過去の経験から安全に行けると確信したのでそのままピークを目指した。万が一晴れたらいいなと思っていたら山頂手前で視界が一気に広がり青空が見えた。

厳しい山行であったが頑張って良かった。この山厳冬期の登頂、滑降はかなりムズい、まあパートナーが名人だったから安心感はあった。これまで何度も危機一髪の場面を二人で乗り越えてきているからだ。雪崩、滑落、道迷い、GPSもない時代からワンディにこだわり僕たちは暗闇の山中を夢中でピークにこだわり続けてきた。

三方崩山の記録へ

26.四ツ岳 2019.2.11

昨日は名人、パクの三人で四ツ岳へ行った。下部はガリガリだったが北面台地に上がれば激パウ天国であった。前日のトレースもあったがそれは使わず自分たちで効率的なトレースを引いて行った。三連休最終日パクの帰りの渋滞を避けるため登りも下りもかなり飛ばした。帰りは登り返しを含めても1時間少々であった。

すでに藪は埋まっていてもう四ツ岳は快適だった。がんちゃんのスキーはあるかもと思ったがある訳はなかった。四ツ岳の記録へ

3.00 1250m 平湯発
4.10 1570m 大滝川徒渉
8.30 2744m 四ツ岳山頂着
8.45 2744m 四ツ岳山頂発
9.10 1600m 大滝川徒渉
9.55 1310m 平湯キャンプ場着

25.猿ヶ馬場山 2019.2.10

S君も元気に職場復帰しているようだし今日はストレス解消にがんちゃんと猿ヶ馬場山を周回した。コースは宮谷ゲートからぐるりと回り北西尾根を下降する。先日の猿回しは難儀なコースだったので今回はもう少しマシな周回はないかと気合十分で臨んだが結果的には前回以上にアドベンチャー満載のコースとなりハラハラ・ドキドキの連続で最後車にたどり着くまで全く油断ならないコースであった。もう二度目はないと思った。北西尾根は素晴らしいが楽しんだ後安全に帰還するもうちょいマシなコース取りはないものか、コース開拓というのは三回トライして一つマシなものに当たれば御の字だ。

詳しい報告は必殺仕事人がんちゃんのレコへ

24.白山縦走 2019.2.3

一部の報道にもありましたように先日白山ではぐれてしまったS君が昨日無事ヘリで救出されました。警察、消防関係の方々には多大なご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ありませんでした。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

彼が無事救出されて事の真実がわかるまでは憶測で発言することは控えていました、昨日S君に会って様々な不可解な点がようやく氷解しましたので様々な反省からこの件に触れたいと思います。

当初自分と大魔人、がんちゃん、パクの4名でこのコースをたどる予定でした。前日になって横浜のS君から日曜の山行に是非参加させて頂けないかとの連絡が入りました。S君とは今シーズン一度も山行を共にしておらず同行を認めるか悩みましたが、山行翌日医院で検査を受けたいという話もあり快諾することにしました。

S君はH大山スキー部OBで冬山登山歴は20数年、現在トライアスロンも行う強者で過去に
厳冬期白山ワンディ、槍ヶ岳ワンディ、オートルートワンディなど過激な山行も同行しており経験、体力的には問題ないと考えていました。
僕たちのグループは基本的には万が一の時でも単独で判断行動をできることを条件としていました。

当日は午前中は天気は良いものの午後から天候は急変するとのことであり、できれば午前中には楽々新道を抜けて山行を終わるつもりでした。そのため白峰出発は深夜22時とこれまでないくらい早い設定にしてそれこそ山頂で御来光を拝むくらいの気持ちで頑張ろうと思っていました。

白峰から別当出合いまでの長い林道もこれまでではありえないくらいのハイペース、4時間少々で駆け抜けました。先発したパクとS君がほとんど先頭でラッセルして二人共随分調子が良いなと思っていました。別当出合で休憩して砂防新道を大魔人が先頭でラッセルして順調に白山を目指していました。甚之助手前頃からS君のペースがガクッと遅くなり出したのがわかりました。遅れるS君を心配して体調が悪ければ引き返すことも考えたらと何度か勧めましたが、本人は問題ないからと言うことでそのまま先を急ぎました。

室堂でもS君以外は先に到着して彼が来るまで待ってみんなで一緒に御前峰に向かいました。すでに山頂はかなり強風が吹いていましたが奥社の陰に隠れて遅れるS君を30分ほど待っていました。皆無事に登頂して後は七倉山まで100mほどの登り返しを経てからはほぼ問題なく滑り一辺倒なのでS君も全く問題ないだろうと思っていました。僕を先頭に御前峰から一気に御手水鉢まで滑り込んでシールを装着してわずか標高差100m程度の七倉山に登り返していました。登り返しはわずかで20分もあればいけます。

この頃から少し雲が出はじめて風も強くなります。やはりルートを知った僕を先頭に後続4人が続いていきます。やはり最後尾はS君でしたが山頂までの半分くらいまで確認していてあと見通しの良い僅かの距離なので先の4名は七倉山頂でS君を待っていました。御前峰と違って七倉山頂は吹きさらしで猛烈な風が吹いていてとても長居できる状態ではなく、とりあえず僕が降りるべき安全なコース取りで清浄ヶ原の七倉の視界のよく効く場所で待機していました。七倉山頂ではがんちゃんとパクが遅れるS君を待つという段取りでしたが一向にS君は現れずしびれを切らした二人が最後に目視したすぐ下まで降りて探しに行ったが見当たらずまるで神隠しかと思ったようです。

S君はもちろんGPSも地図も持っていますから七倉山頂がわからないはずがなくましてや山頂まで僅かな距離でクトーもいらない緩い斜面だったため滑落するとも思えず一体どこに消えたのか皆目見当がつかずこの時点で自分の判断で楽々新道を諦めて室堂に引き返してより安全なコースで帰還したのだろうと考えました。実際のところはルートを外れて加賀禅方面に入り込んでいてお互いに目視できない関係にあったようです。

結局パクもがんちゃんもS君が引き返したと判断して清浄が原まで降りてきました。この時点ではぐれてしまいましたが、清浄が原でも万が一を考え七倉がよく見え得る場所で待機していました。やはりS君は一向に現れることがなく引き返したと思わざるを得ない状況でした。それでも万が一ということを考えて益々悪化する一方の天候の中一番元気なパクにもう一度念の為七倉山に登り返して見てきてくれるように依頼しましたが、風が強くなる一方で七倉の登り返しは氷化斜面ガリガリで危険なため途中で引き返えさせました。

この時点でS君とは携帯でやり取りをしたが圏外で通じなかった。後は無事にS君が室堂経由で引き返してくれるのを祈るだけです。さて荒れる一方の天候で早く安全圏に入らなければと先を急ぐ4人で小桜平避難小屋あたりでようやく安堵してS君にもう一度連絡を試みるもやはり取れず。僕たちは順調に楽々新道を下山して導水管尾根からホワイトロードに抜けて中宮ゲートに着いたのは午後二時頃、この時S君から初めて携帯が入りビンディングの調子が悪くて今楽々新道の見返り坂を片足で下っているとのことであった。室堂に戻ったと思っていたS君が楽々を降りているのも驚いたがとにかく無事でいてくれて安堵した。後に清浄が原で彼は雪庇から落ちてしまいこの際ビンディングを破損したと言うことであった。

ビンディングの不調なら何とかテーピングしてだましだまし頑張って見るように促したら何とか大丈夫ということで無理をせず安全第一でとりあえず小桜平避難小屋でビバークを勧めた。その後もずっと連絡を取りながら無事帰還できるようにアドバイスをしていたが、彼の話では今日中に自力で戻れるだろうということだった。新岩間温泉まで行けば建物の陰で安全にビバークできるだろうから問題ないし楽々新道はずっと僕たちのトレースもあるのでただそれを追えば良いと伝えた。

ただ彼は避難小屋は見当たらずトレースもはっきりしないということだったが何とか無事に登山口の林道に着いたと連絡してきてこれで一安心と安堵した。その後導水管尾根のやり取りをしていたが少し話が合わないので詳しい現在地を再確認したら彼は何と楽々新道と岩間道を勘違いして岩間道に降りていてまたびっくりしてしまった。GPSも地図もありながらまして先日の僕の楽々新道の記録も読みながら岩間道に降りていて、多分半分パニックになって正しい判断が出来なかったのだと思った。

岩間道から先の林道は雪崩の巣で絶対にこの時期入ってはいけない、安全に帰還するなら登り返して楽々を降りて導水管尾根を下るしかない。彼にそれが可能か問い合わせたが補修用のテープも使い果たして登り返す体力も尽き無理だということだった。この時点で彼を救うただ一つの方法はヘリの救助しかなくてとにかく岩間休憩舎にとどまってヘリを待つように伝えた。携帯が繋がるということで彼に詳しい状況を警察に伝えさせて、その後僕からも警察とやり取りを続けて何とか無事救出させるその一点で帰還を待つしかなかった。

当日は休憩舎の軒下でビバーク、翌日幸い岩間休憩舎の中に入ることが出来、なかには食料、シュラフ、マット、ロウソクなどを使用できて随分救われたという話であった。翌日はヘリは飛べなかったが翌々日晴れてS君は無事ヘリで救出され中央病院に搬送、検査データーの異常はあったが僕の自宅に来てもらい休息してもらっているのが現状です。

この記録以外に彼が体験したことも多いので是非彼にも記録を載せてもらい同じ過ちが起きないように他山の石として頂くつもりである。今回の件で多くの方にご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした。心から感謝とお詫びを申し上げます。

救助報告書

当時のタイムスケジュール

22.05 510m 白峰ゲート発
0.55 830m 市ノ瀬
2.31 1240m 別当出合
5.20 1970m 甚ノ助ヒュッテ
7.06 2470m 室堂
8.03 2702m 白山山頂
8.51 2702m 白山山頂発
9.08 2459m 御手水鉢
9.35 2557m 七倉山
11.30 2006m 小桜平避難小屋
13.09 800m  新岩間温泉
14.12 550m 中宮ゲート

23.堂津岳 2019.1.30

今日目指すは小谷の名峰堂津岳、一般には登山道がないから残雪期限定の山である。しかし旬は厳冬期だ。この山何が素晴らしいかと言えば信州のど真ん中に位置して360度素晴らしい山並みの景色が堪能できる。そして山頂から標高差800mの激パウ沢がいただける。そしてボトムから登り返してもう一度600mの二度目の激パウを楽しんで目の前の駐車場に到達できるという理想的なコースである。

小谷周辺には雨飾、大渚、天狗原その他様々な山があるが文句なしに一番のコースと断言できる。ただ取り付きから滑走まで雪崩のリスクも高いためスタート時間、雪の状態、体力、気力すべてを総動員して慎重に行動しなくてはならない玄人コースである。

このコースの開拓者として後世に受け継いでもらいたく今日は若い兄ちゃんを誘って名人と三人で挑戦した。天国軍団で修行を積んだ名人は体力モリモリとなりそろそろ地獄に戻りたいと話していて今日参戦となった。最初の沢の雪崩リスクを考慮してスタートは深夜2時半暗闇の中いざ、いきなり道路から2mほどの雪の壁を超えなければならなかった。壁を超えて沢に入ると後はひたすら稜線を目指すだけであった。

沢の途中で日当たりの良い斜面で全層雪崩が起きていた。やはり油断できない沢である。三人で膝下ラッセルを回して稜線に着くと奉納山へこの辺り展望は良いがまだ真っ暗だ。しばらくアップダウンが続いて最後急斜面を登りあげれば堂津岳に続く主稜線に出る。此処から先は雪庇に気を付けながらの稜線漫歩である。気を付けてはいたが兄ちゃんと自分が一度ずつでかい雪庇を落として肝を冷やした。

さあ山頂が近い、出発から6時間弱でゴール、三人でラッセルを回したので早かった。北アを始め周囲すべてがスキーで登り慣れた山であった。今日の雪の結合は良く北西の沢は激パウ確定、三人で前後して一眼を構えて激パウを撮りあった。スンバラシイ、マンダム連発だった。標高差800mをわずかに15分で堪能した。やはり期待は裏切らなかった。

ここから標高差250m登り返してラスト600mも日がまだ当たらない激パウ沢であった。ここもマンダムしたら目の前に駐車場、全く無駄のない完璧な山行であった。三人で帰りにすし活に寄りチラシを頂いて帰路に着いた。今日も完全燃焼でした。 生きてて良かった!

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2.30 690m 小谷 中土発
4.46 1385m 奉納山下稜線
5.08 1510m 奉納山
7.32 1845m 堂津岳主稜線
8.19 1926m 堂津岳
8.40 1926m 堂津岳発 北西沢エントリー
8.59 1118m 登り返し
10.24 1385m 奉納山下稜線
10.58 690m 小谷 中土着

22.御前岳 2019.1.27

今から15年以上前に名人と二人で白弓スキー場から御前岳を目指した。まだGPSもない時代、視界の無い中ようやく1815mのピークに着いたと思ったがどうも地形が合わない、帰宅後ピークではなかったとわかって以来ずっと心の棘となっていつかはリベンジと思っていた。

ドカ雪直後の今日どこへ行くかと悩んだがこの御前岳のリベンジとした。大魔人、兄ちゃん、パクの四人で深夜3時白弓スキー場発の約束としていた。仕事が終わり早めに寝たがお腹の調子が悪くて目が覚めた。下痢であった。ここのとこインフル、風邪、急性胃腸炎の患者さんを大勢診察していて感染したらしい。二度寝したが熟睡できず、起きたらフラフラで真っすぐ歩けない、吐き気まで出てきて体調は悪化の一方。

言い出しっぺが行かない訳には行かない。薬を飲んで出発したが気持ち悪くて半泣きだった。二時半に着くとすでにパクと大魔人はスタンバイして少し先に出た。僕と少し遅れてきた兄ちゃんで後を追うが、全く足が出ない。兄ちゃんに先に行ってもらう。それにしても気持ち悪くて吐きそう。ただ経験上汗をかいて新鮮な空気を吸えば回復するはずだ。最後尾でライトを追った。先行者は激ラッセルで頑張っているが最後尾でもライトは遠くなる一方。

何度か立ち止まり息を整えて少しずつペースを上げる。二時間以上かけて稜線に出る頃少し気分が良くなってきた。ペースを上げてようやく追い着いた。何とか行けそうだ。1700m から稜線は巻の連続となる。ずっと最後尾だったので申し訳ないのでここで先頭でしばらく巻き名人となった。稜線は風が強くてプチ地獄だった。1734mポコまで巻いてここから一旦沢床まで200m下ったが雪はメチャ深かった。沢床から山頂まで300mの登り返しだが沢の雪はメチャ深く、先頭のパクは179cmのポンでも場所によっては腰近くまで潜っていた。今シーズン一の深さだろう。

交代でラッセルを回してようやく青空も少し出て御前岳が見えた。ロックオンだ。強風の御前岳登頂7時間の道のりでした。山頂で写真を取り合ったら激パウしかない。沢床まで300m激パウだった。ここから1734ポコまで登り返してトラバースは片シールでこなす。

1700mから稜線を少し滑り最後1450mから標高差800mの激パウを頂いた。スキー場からの先行者が数名滑っていた。皆で雄叫びを上げて今シーズン一番の激パウ三昧だった。スキー場に下山したら先行パーティが挨拶に来た。ホッシーパーティだった。ホッシーも元気そうで何よりだった。お会いするのは実に五年ぶりくらいだろうか。

まあ色々あった一日だけど今日も完全燃焼。山は偉大なホスピタルであった。

2.40 650m 白弓スキー場発
3.53  1050m  スキー場終点
5.00 1400m 稜線
7.36  1734m  1734mポコ下降
8.02  1534m  沢床
9.37 1816m 御前岳
9.47 1816m 御前岳発
10.13  1528m  沢床
11.02  1734m  1734mポコ
12.16  1700m  スキー開始
12.48 650m 白弓スキー場着

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21.籾糠山猿回しコース 2019.1.23

いや〜今日はアドベンチャー満載の達成感のある一日だった。有給取ったがんちゃんとなにわ君の三人で籾糠山+猿ヶ馬場山周回を楽しんだ。

猿ヶ馬場山からの下山は激パウの北西尾根を選択したが如何せん下は何度か川を渡渉せねばならない、その昔名人と二人で一度行ったことがあるが大変だったと言う思い出しかない尾根である。二度目があるとは正直思わなかった。

深夜3時宮谷ゲートスタートと約束してある。二時過ぎに着くとすでに二人は着いていてスタンバイ完了なので30分ほどフライイングをした。籾糠山は色々なコースを開拓したが一番オーソドックスなコースからまずはピークを目指す。下部は多少藪もあったがさほど問題なくガシガシ高度を上げると1260mでいつものオブジェが迎えてくれた。今日はピストンじゃなくて周回なので厳しい巻はない。ひたすら高度を上げるだけ。

1380m 鞍部からシールを剥いで沢に滑り込み後はただ沢を詰めて行けば籾糠山にどんどん近づいていく。この山癒やしの山なので今日は上下ともグリーンで決めてみた。静かな癒しの森を三人で交代でラッセルして行く。いつ来ても良い雰囲気だ。時折妖精たちが迎えてくれる。

さあロックオン、最後急登を這い上がれば狭い山頂の籾糠山に到着、山頂では晴れて青空ものぞいた。山頂でシールを剥いで標高差200mの激パウを楽しんで猿ヶ馬場山への鞍部に着いた。ここから標高差300m登り返して猿ヶ馬場へ、いわゆる猿回しコースである。

ここから猿までのラッセルはきつかった。ガスの中猿に到着するとまた青空が見えだした。今日も神はお見捨てにならなかった。さあ問題はここからである。北西尾根は雪も斜度も抜群だろう。GPSを頼りに北西尾根を目指す。しばらくは緩斜面だが1800m から斜度が出て激パウになった。やはり正解だった。前後交代して写真を取り合う。これをマンダムといわずして何と言おう。

楽しすぎる、生きてて良かった。しかし調子に乗りすぎて核心の1050mで少しルートは外れてシールで正規コースに戻る。さあ後は大瀬戸谷目指して際どい滑り、崖地形をガンガン降りて大瀬戸谷に着いた。しかしここからは大変だった。渡渉は板を履いたまま厳しい岩場のトラバースさらに堰堤ジャンプとアドベンチャーが続いた。

最後の堰堤をクリアーして林道が見えた時は正直生きてて良かったと胸をなでおろした。〆て12時間の完全燃焼でした。まあ人生こんなもんだろう。

今日の籾糠、猿回しコース詳細記録へ

20.ショウガ山 新コース開拓 2019.1.20

今日も悪天候を承知の上で行くしかない!雨がなんぼなもんじゃい!朝三時過ぎ目附谷橋を大魔人、パクの三人でスタート。取り付きは雪不足だが根性で上げていく。尾根はしばらく雪は少なく難儀したが想定内でガンガン高度を上げる。気温が高くて雪は重し、まだ雨じゃなくて良かった。

ショウガ山は過去に大辻山経由、小嵐山経由と辿ったが今日のコースは初めてで新ルート開拓である。沢をうまく使ってスキー向きにこしらえたこのコースは多分過去に行った人はいないだろう。何度か林道に交差するが鬼巻きの連続で帰りに楽をしようという作戦である。

1467mのカラスカグラの頭まで右から怒涛の鬼巻きをした。ただここも藪に邪魔されてスッキリとはいかなかった。最初の巻はYSHRが無難にこなしたが次の巻はパクが先頭でやはり大きく下りを入れてしまった。マジか!まだまだツメが甘いな!一軍遠し!

いつの間にか雪も降り出しカラスカグラの頭に着く頃には風雪が厳しくなり地獄グッズに身を固めた。ここから標高差260m沢に滑り込んで1200m 沢床に着くと後1623mショウガ山まで423mただ登り一辺倒の楽々コースとなる。力の有り余るパクを先頭にガンガン進み、途中からムズいコースは大魔人がトレースを作った。

スタートから約7時間で全く視界のない荒れたショウガ山に到着。今日こんな日のためにこのコースは取ってあって良かった。晴れの日に来るのはもったいないし、さあシールを剥いで沢に滑り込もう。ガンガン滑り込んで斜度が緩くなった所でもういいだろう。早めに尾根に上がろう。

サクッとカラスカグラの頭まで登り返して後は目附谷橋まで滑り込むだけだが800mくらいから雨が降り出してきた。ただでさえ重い雪が試練の雪に変わる。尾根の下部は藪三昧、一軍は華麗に滑り降りたがパクには試練以外何物でもなかろう。

大魔人と二人でサクって下山して待つことしばらくパクも降りてきた。数年前なら30分以上は余裕で待つだろうが最近は10分以内で済むから藪滑りもかなり上達したようで後はルート工作巻き上手になることでしょう。

最悪の雨ではあったが新ルートからショウガ山を落とせたことは大きな収穫であった。今日も完全燃焼!

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19.厳冬期白山 加賀禅から-楽々新道周回 2019.1.14

厳冬期の白山を初めて加賀禅定道から往復したのは大魔人、この記録に僕は衝撃を受けた。加賀禅は白峰からと比較すると比べ物にならないくらい難易度は高い、アップダウン、ルート工作、滑りの厳しさ、厳冬期白峰からの往復は関脇なら加賀禅は文句なく横綱だろう。

これを成し遂げた大魔人はやはり化物で自分は全く思いつかなかった山行だった。加賀禅は無雪期の下りでは何度も歩いたが登りで使ったことは一度もない。あんなコース夏でも歩く気にならない。ただこの山行が僕の心の中にいつまでも棘となって引っかかっていた。自分だって負けてられない。ただ厳冬期加賀禅から行くには何度もシールの付け外しが必要で一日雪が降らないという条件でなければ無理だ。この三連休は晴れ予報でまさに今しかないと密かに狙っていた。

ただ記録と言うからには真似ではいけない、二番煎じは全く価値が無くなるから自分のオリジナリティにこだわり、登りは加賀禅で白山山頂を踏み下りは楽々新道で激パウを頂くという計画にした。記録なら写真が必要だからパートナーがいる。抜群の体力、気力、下りでも付いてこれる滑り技術を兼ね備えたサブちゃんに声をかけることにした。彼も子育てて忙しくて今シーズン一度もスキーに行けてないが金沢マラソンの3時間ペースランナーに抜擢されて走り込んでいたらしいから問題ないだろう。気心も知れているし。

ただ仲間には加賀禅から行くとは言っていたが楽々新道を下るとは言わなかった。七倉まで戻ってもし視界がなかったらトレースがない真っ更な滑ったことのないコースには入れても時間がかかりすぎて危険だ。まして楽々新道の厳冬期の記録は全く無いからである。トレース工作を終えた加賀禅帰還より遥かに難易度は高くなるから最終判断は現地で行うことにした。できないことをやるとは言えない。

前置きは長くなったがこうした経緯でこの山行は綿密に計画されていた。そして昨日決行された。

2019.1月14日厳冬期白山・加賀禅から楽々新道周回

笈ヶ岳から下山して移動はほとんど無く一里野で風呂に入って食事をした。連休ということでスキー場は大賑わいだった。笈ヶ岳はもう過去に何度も行っているのでそれほど感動もなく頭の中は白山挑戦の事で頭が一杯だった。当初サブちゃんからは今シーズン一度もスキーをしていないので緩い山行でお願いしますと言われていたが、最初は百四丈滝でも見に行くか、と話していてこの計画は前日夕方に伝えた。やめると言うかも知れないと心配していたが絶対がんばりますと頼もしい返答を受けた。流石だ!

雪の状態は笈ヶ岳で把握していた。日当たりの良い斜面は固め、悪い斜面はパウダーぎっしりただ標高2000m以上は全く見当がつかない。多分雪が降っている可能性はある。スタートは23時、通常より1時間早めた。移動はなかったが何だかんだで睡眠時間は2時間半しか取れず22時に起きて支度を始めた。間もなくサブちゃんもやってきた。

23時少し前に静かで人気のないスキー場をスキーで登り始めた。すぐに両足の小指の痛みを覚えた。マラソンコースゆえ早くも不安で一杯だったが足指くらいもげても行くしかない。スキー場は中盤から斜度は増す、途中でクトーを付け効率よく約1時間で標高1000mを超えた。

山頂リフト終点から山の中にスキートレースが付いていた。かなり潜っていた。日当たりが良い斜面は固め悪い場所は靴程度潜るパウダーが残っていた。しかり場へ向けアップダウンを続ける。ますはサブちゃんが先頭でトレースを作ってくれた。スキートレースは途中でなくなりつぼ足跡も皆無だった。この連休中誰も入山者はいないようだった。

小指は少し下りになるともろに体重がかかり悲鳴が上がるくらい痛くなる。どうしたものか鎮痛剤の持ち合わせはない。どうするか、悩んだ末に歩きにくいがスキー靴のベロを入れてみた。これで痛みは少し軽減されて何とか頑張れそうである。たっぷり3時間かけてようやくしかり場に着いた。加賀平野の夜景が綺麗だった。空は満天の星であった。

しかり場から先はアップダウンの連続となる。トレース皆無の加賀禅を黙々と進む。雪が多ければ巻も楽だが少なくはないが多くもないので巻は藪に遮られて難儀する。帰りに使うかも知れないので慎重にルート工作しておく。しかし口長倉山の巻きでは下りが入ってしまった。7時間かかってようやく暗闇の中に奥長倉避難小屋に着いた。二階から入って休憩した。サブはシールの具合が悪くて入念に修正していた。この条件で避難小屋は本当に大助かりで感謝で一杯だった。

小屋から出ると少し白んできた。奥長倉山を巻いて美女坂登りに差し掛かる頃はすっかり明るくなってきた。小指が痛いのでさほどペースは上げられなかった。ラッセルは靴程度で昨日新雪もあったような感じであった。二人共板はスーパーファットなので歩きやすかった。美女坂は一番の難所で核心部分は自分が先頭を行くが谷底を見ながらのスキーは勘弁して欲しい。途中から氷化してきて緊張したがウィペットで突き刺しながらスキーで稜線に登りあげた。

美女の頭に着くとこれまでは一転して壮大な景色が広がっていた。はるか頭上には四塚が見えた。まだまだ先は長い、振り返ると昨日登った笈ヶ岳や大笠山に朝日が射していた。モチベーションは更に高まっていく。百四丈滝はこの時期もう立派に成長していた。例年通りだ。天池まで行ってシールを片方剥いで一気に先の鞍部まで片足で滑った。サブには滑るコツを伝授した。鞍部からは片足シールでさらに先の鞍部までスイスイ歩いた。

鞍部から四ツ塚まで標高差500m、風の通り道でシュカブラが発達していた。この登りにモンスター群が発達していた。ここにもモンスターは間違いなくいた。後述するらぅ楽新道台地にもやはりあってモンスター群は白山の至る場所にできるようだった。ただ誰も厳冬期に入らないからわからなかっただけのようだ。

モンスターに癒やされながら四ツ塚に着いたのはスタートして12時間以上経過していた。楽々新道から帰るならここで折り返せば楽勝だが面倒でも白山へ行ってこそ価値がある。四ツ塚からまた片足シールで一気に御手水鉢まで下った。もう行くしかない。ここから山頂までは氷化斜面で氷も多くてマジしびれた。ルート工作も難しくてずっと僕が先頭でトレースを伸ばすことにした。後続のサブちゃんビビリまくりだった。

大汝の巻に着くともう御前峰はすぐだ。山頂までの氷化斜面を嫌って裏のお池側からアタックしたがここも氷化していてウィペットを突き刺しながらスキーで登りあげた。肩まで登りあげるとようやく奥社が見えた。長い道のりだった。スタートして山頂まで14時間を超えていた。これも記録だった。すぐに奥社でお参りして無事帰還を願った。さあ急いで帰らなければ暗くなる。時間との闘いになる。時間はすでに午後2時前、日没まで4時間。

帰りは終始僕が先頭で安全なルートを切り開く。山頂直下の氷化斜面を無事滑って下で待っていたがサブが来ない、転けてはいけない場所で転けて際どかったと言っていた。大汝の巻も際どくガリガリいわせてドンピシャで御手水鉢に着いた。さあ急いで七倉まで登り返す。七倉に立って楽々新道を見ると雲はあるが視界は大丈夫だ。これは行くしかない。未知のコースへゴー。

七倉からの大斜面は素晴らしく厳冬期の火の御子峰を眺めながらかっ飛んだ。清浄ヶ原も素晴らしいモンスター群が発達していた。ここのモンスターは小ぶりなものが多かった。素晴らしい景色にうっとり、雪もパウダーであった。対岸には苦労して登りあげた加賀禅が見える。コース取りに気を使いながらガンガンパウダーを蹴散らすと遥か下に小桜平避難小屋が見えた。この斜面もパウダーが詰まっていた。楽々新道は加賀禅と大違いのスキー斜面だと思った。

避難小屋は半分出ていた。この下もずっとパウダーの林間コースが続いた。生きてて良かった。山スキー最高と思える時間が続く。はるか山並みに夕焼けの大笠山が見える。一日に朝焼けと夕焼けを楽しんだなんて初めての経験だ。厳冬期の楽々新道はこんなに素晴らしかったのか。

さて時間は押し迫り1350mからの最後の尾根に出た。すでに時間は17時を回っている。林道まで降りればもう大丈夫だ。尾根の上部は滑りやすいが下るにつれ藪が濃くなる。1500mで薄暗くなりライトを付けた。サブはサングラスを外すと言うが藪で目を突かないように気をつけるように、こんな事もあろうかと自分のサングラスは可視光線透過率が高くて暗闇使用も可能である。

最後林道直前で真っ暗になったがもう林道がすぐそこで安堵した。林道に出て山崎旅館まではボブスレー、一里野まで林道を使うか導水管尾根で下るか悩んだがもう真っ暗なので時間はかかるが林道を選択した。この林道は悪かった。斜度がない上にスノーシェッドが多くて難儀した。おまけにいたるところ雪崩れておりとても夜以外は使えない。導水管尾根も急で降雪直後は雪崩が怖い、まあどちらも状況が揃わないと立ち入りは無理だ。

長い長い林道を漕いで一里野スキー場に帰還したのは19時42分、すでに21時間経過しており記録づくめの完全燃焼だった。

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18.笈ヶ岳 2019.1.13

相変わらずハードな山である

0.35 600m  白山スーパー林道ゲート発
1.19 600m  尾根取付
7.02 1450m 冬瓜平
9.18 1841m 笈ヶ岳山頂
9.39 1841m 笈ヶ岳山頂発
13.39 600m  白山スーパー林道尾根取付
14.19 600m  白山スーパー林道ゲート

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17.猿ヶ山2019.1.9

そろそろ五箇山の低山も仕上がっているかなと本日小瀬集落から猿ヶ山1447mになにわ君と滑りに行った。朝4時小瀬集落発と約束していた。朝2時に起きて五箇山へと車を走らせる。福光あたりから雪が深々と降り五箇山トンネル辺りではもうモッサリ雪は積もっていた。

小瀬集落に着くとすでになにわ君はスタンバイしていた。4時少し前に激しく雪の降る中スタートした。小瀬集落で積雪50-60cmくらいだろうか、林道を少し歩いてカットして上の林道に乗り上げた。樹林帯を抜けるとポンでもブーツラッセルになった。

それにしても激しい風雪である。今日は冬型が決まり里でも20mの強風と言っていたから山では30mくらい吹いているだろうか。900mでたまらず地獄装備にした。これでようやく落ち着いた。ルート工作が必要な場所はYSHRが先頭でそれ以外はなにわ君がラッセルした。

標高1000m辺りはマジで地獄だった。一人なら帰ってもおかしくない地獄でした。二人だから行くしかない。1200mを超えてようやく風も落ち着いて山頂ロックオン、今日は悪天候とラッセルで5時間もかかってしまった。

下りは激パウだった。行きのルート工作は生きて帰りは楽だったが、激しい風雪のせいで後半のトレースは大半消えてしまった。おかげで帰りも難儀した。それでもガンガン激パウを頂いてあっという間に小瀬集落に帰還。もう五箇山の山も十分仕上がり楽しめると確信した。

3.50  380m  五箇山小瀬集落発
6.28  907m  地図上907
7.19  1100m  最終鉄塔
7.40  1221m  地図上1221m
8.52  1447m  猿ヶ山山頂着
9.09  1447m  猿ヶ山山頂発
10.03  380m  五箇山小瀬集落

16.厳冬期立山ワンディ2019.1.6

トマホークが金曜夜に雄山から脱出して立山駅に帰還した。往復4日かかった割には悪天候に苦しめられてピークを踏んだにとどまったらしい。元祖ワンディにこだわる地獄隊は今日がんちゃん 兄ちゃん パクの四人で深夜0時に立山駅を出発して雄山を目指すことにした。

立山駅周辺の駐車場に車を止め美女平までスキーとツボ足を交えて登っていく。最初は元気なので標高差500mを1時間10分で登りあげた。美女平駅に着くともう雪は1m近くあった。ここから雄山まで片道22kmの根性ラッセルである。天気は今一でずっと小雪が降っていた。金曜に帰還したトマホークのトレースも薄く残っていた。彼らは忠実に道路をトレースしていたが僕たちはガンガンショートカットして最短距離で雄山を目指す。

今日も全員Pon2oonなのでラッセルは膝下から靴程度で済んだ。ただスキーを脱ぐとズブズブ膝上まで潜る深い雪であった。僕以外の若い三人は交代でガンガンラッセルして行く。おじさんは脚は出さずに口だけだそう。弘法を過ぎると星が見えていつの間にか雪は止んだ。今日はマンダムな一日になると確信した。

弥陀ヶ原ホテルに着くとようやく白んできて大日岳、振り返ると鍬崎山が見えてきた。さあ天狗平までもうすぐだ。林道カットで意外に早く天狗平に着いた。8時間の道のりだった。正面には雄山がドン、左手には剣がドンなんて贅沢な眺めだろう。さあ室堂がすぐそこ、雄山もロックオンだ。

天狗平から雄山までは完璧なルート取りをしなければ帰りは辛くなる。がんちゃんは昨年12月の山行でしっかりルート取りは頭に入っていてうまいルートを作ってくれた。一ノ越手前から強風と氷化斜面に苦しめられる。アイゼンを履いて風に逆らってピークを目指す。強風で板が煽られて滑落しないように低姿勢でダブルアックスで進む。着きそうで中々着かない。しかし11時41分ついに山頂社務所に到着、奥社は目の前だ。YSHR 兄ちゃん がんちゃん パクの順にゴールに着いて皆で奥社をお参りした。

記念写真を撮りさあ奥社から滑り降りよう、YSHRを先頭に順に滑走して山崎カールにエントリー所々凍っていて緊張の連続だった。カール下部で氷を踏んでエッジが外れてYSHR滑落するが事なきを得た。パクも同じく氷を踏んで滑落したがすぐに止まって事なきを得た。

一ノ越方面にトラバースしてそのまま室堂着、室堂からは滑る雪をボブスレーでガンガン下った。室堂から1時間半で美女平へ美女平からケーブル脇の樹林帯を滑り降りて無事立山駅に到着した。〆て15時間半の熱い戦いだった。皆の衆お疲れ様でした。年末年始の地獄山行これにて終了です。

0.00 464m 立山駅発
1.09 976m 美女平
3.02 1286m 滝見台
4.51 1553m 弘法
6.50 1993m 弥陀が原ホテル
8.07 2360m 天狗平
9.15 2450m 室堂
10.26 2700m 一の越
11.41 3003m 雄山山頂
12.14 3003m 雄山山頂発
13.01 2450m 室堂
14.44 976m 美女平
15.30 464m 立山駅

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15.猿ヶ馬場山2019.1.3

昨日まで両足裏に出来た500円大の水疱が歩く度に激痛で今日は完全におとなしくしているつもりだったが何とかならないか考えた。そうだ医院へ行って注射針で水疱に穴を開けて水を抜いてみよう。やってみたら水が結構出て水疱は凹み歩いても痛みはかなり減った。これは行くしかない、水疱部にガーゼを当てクッションにしてダメ元で地獄会に参加することにした。

目指すは激パウ天国白川郷の猿ヶ馬場山である。下部はまだ少し藪っぽいだろうが少し上がれば全く問題ないと読んだ。深夜2時半白川郷をYSHR 大魔人 なにわ君 パク 兄ちゃんの五名でスタートした。確かに下部は少し藪っぽいが登りも下りもほぼ問題ないレベルと見た。兄ちゃん なにわ君を先発隊としてガンガン高度を上げる。パクは隠し玉として温存作戦だ。

かなり厳しいトラバースもあったが無事林道に合流、ポンでも膝下ラッセルだった。林道終点まで進んでいよいよパクが雄叫びを上げる。やってやるぜ!暴走ラッセル車のエンジンが入った。冬休みに入って乗鞍岳 槍ヶ岳 金山岩 別山 白山 鍬崎山 僧ヶ岳 四ツ岳 焼岳 槍ヶ岳 白山 荒島岳 猿ヶ馬場山と一日も休まず登り続けている。まさに怪獣である。

通常ポンで膝ラッセルになるとスピードが落ちるので後続は寒くなる。ただパクは全くスピードが落ちないので着いていくだけでも大変でちょっと油断すればすぐ見えなくなってしまうから注意しなければいけない。癒しの森を抜けてあっという間にピークに着いてしまった。山頂部では一瞬日が射して登頂を祝福された。

記念写真を撮ったらマンダムタイムです。緩斜面ではトレースを外せないが傾斜が急になるとオーバーヘッド激パウだった。あっという間に林道に落ちて下部のトラバースに苦労はしたがあっという間に落ちて午前中には帰還した。今シーズン一番の激ラッセル激パウだった。

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下山後明日もフリーのパクは明日もやってやるぜと何と厳冬期薬師岳に挑戦すると言う。マジカ!厳冬期薬師岳ワンディを2月に初めてやったのはうちらだがただあの時は条件は良くメンバーも4名だった。明日の降雪直後の激雪状態の中単独でワンディできるだろうか?出来たならまさに怪獣伝説となる。多分本邦初だろう!

明日パクの真価が問われる!

2.30  550m  白川郷発
5.30  1100m 宮谷林道交差
6.19  1200m  林道終点宮谷合流
9.23  1875m 猿ヶ馬場山着
9.43 1875m 猿ヶ馬場山発
10.23 1200m  宮谷林道
11.58 550m  白川郷

14.白山 初詣2019.1.1

さて昨日槍ヶ岳を午前中に下山して自宅に到着後すぐに荷物をまとめて自宅を出た。下山して半日後には白峰ゲートに立ち本日年が変わった2019年深夜0時にYSHR 大魔人 がんちゃん パクの四人で白山初詣に出発。

ゲートからの激ラッセルを期待していたが、トレースがあった。入山者らしき車はなかったから下山パーティのものだろうか、深いトレースであった。何度も厳冬期にラッセルしたが大体別当出合まで5時間はかかる。トレースの中にワカンもあるがワカンならこの雪でピークは厳しいだろう。ハイペースで市ノ瀬を目指す。

暗闇の爆走、この時期まだ林道の雪崩はなかったが2月になると到るところで雪崩の障壁が現れて行く手を遮る。この時期はまだ楽な方である。どこにも雪崩後はなく3時間で市ノ瀬に着いた。この先ワカンのトレースはなく別当出合にスキートレースが伸びていた。ここからは眠気との闘いとなった。槍の前日は2時間、白山の前日は3時間の睡眠なのでもう眠気の限界で三人は先に行ったが僕は眠くてフラフラ何度もトレースを外れて雪に突っ込んだ。

1時間ほど歩きながら眠ると元気が出てきた。さあ先行三人を追うぞ別当手前のS字カーブでライトが見えた。ようやく追い付いて無事トップで別当出合に着いた。予定通り5時間だった。しかしこの頑張りで足裏に大きな豆ができてしまった。痛い痛すぎる。休憩舎で休んでさあ先行パーティはどこまで行ってるか興味津々だった、しかし一本橋手前でトレースはUターンここで終了していた。

一本橋には多量の雪が乗り突破を諦めたか、昔単独で2月に来た時は橋の突破を諦めて河原に一旦降りて対岸に登り返した。しかしスキーがあれば安全かつ問題なく多量の雪でも突破できる。大魔人を先頭に難なく対岸にたどり着いた。さあここからはまっさらの新雪に皆心が躍る。石畳も多量の雪で簡単に登れた。ポンでも深い膝下ラッセルだった。中飯場すぎから怪獣パクが仕事をしたいと先頭に立ってこれ以降誰も先頭に立たさず良い仕事をしてくれた。

甚之助小屋も驚くほど雪は増えていた。ここからは徐々に地獄となる。さっきまで青空も見えていたがいつの間にか稜線から上はガスで見えない。モンスター帯はまだチビ状態だった。エコーラインに出ると完璧なホワイトアウト、パクの仕事は終了ここからYSHRが先頭でルートを探る。真っ白な弥陀ヶ原は全く方向感覚がなかった。体感斜度を頼りにGPSも駆使して室堂を目指す。

何も見えないが手前で突然建物が見えた時は安堵した。鳥居でお参りした後いよいよガスの中奥社を目指す。雪面はガリガリカチカチ、まじやばすぎる。ここも体感斜度を頼りに登りあげ無事逆くの字に出てホワイトアウトの山頂へ、皆で奥社で手を合わせた。たくさんお願い事をした。

さあ安全に帰還しなければ、ホワイトアウトの滑走は登りより遥かに難しい、YSHRを先頭に室堂を目指す。かなり難儀したが祈祷殿が見えた時は嬉しかった。さあ次はホワイトアウトも弥陀ヶ原ここもムズい、斜度がないのでGPSがあっても難しい場所だ。ホワイトアウト中無事エコーラインに出た時はもう大丈夫と安堵した。ここから下も甚之助までは視界は悪かったがここから下はようやくガスが無くなった。ただ雪が深すぎてトレースは外せなかった。

あっという間に一本橋へ帰りはツボで渡って白峰まで試練の16kmであった。足裏には大きな豆ができてしまい、自宅に戻り緊張が解けた時点で歩けないくらい痛みが増していた。

今日はみんなのおかげで無事念願が達成できた。元旦初詣と共に白山連続登頂30ヶ月のメモリアルとなった。

詳細記録はヤマレコで

13.槍ヶ岳2018.12.31

焼岳黒谷で地獄を味わい達成感一杯で下山した。大晦日は快晴になりそうだ。どこへ行くか急遽槍ヶ岳へ行くことにして登山届を出した。しかし元旦は白山に初詣の予定なので移動や準備を考えて午前中には下山したい、出発は23時に設定した。

新穂で車中泊して22時に目覚ましを合わせたが二時間しか仮眠できなかった。気合で行くしかない。

23時に大魔人、パクと三人でスタート、流石に大晦日はトレースがあった。最初にトレースを付けた人は大変だっただろう。白出沢を過ぎて河原に降りかけたがやはりトレースに戻り夏道を行くことにした。

4時間半で槍平の冬季小屋に着くともう前泊者は皆起きてスタート準備をしていた。すでに出た人も大勢いた。大休止して僕たちも外に出た。飛騨沢からはトレースはなかった。ガンガンラッセルをする。

大喰岳西尾根、中崎尾根にはライトがたくさん見えたがあっという間に僕たちパーティが一番高い場所に来た。飛騨沢上部はカチカチで緊張した。クトーを効かせてガンガン行く。2800mで強風の中地獄装備の支度に時間がかかり大魔人もパクも先に行ってしまった。

飛騨乗越でちょうど日の出となった。2018最後の日の出だ。写真を撮りまくる。スキーのままで肩の小屋まで行くと二人は冬季小屋で休憩していた。僕はそのまま穂先へ

しばらくで二人も小屋から出てきた。雪の穂先は嫌らしかったがウィペットを効かせて無事登頂、後続の二人も無事登頂して記念写真を撮ったら速攻で下山した。

肩の小屋からスキーを履いて硬い斜面を慎重に槍沢から巻いて飛騨乗越へ、貸し切りの飛騨沢はマンダム連発だった。厳冬期の槍はスキーしかない、あっという間に槍平へ
槍平からもスキーを使えば早い早い、1時間半ほどで新穂高に到着、予定通り午前中には余裕で帰還して急いで荷物をまとめて白山へと急ぐ。

23.00 1110m 新穂高発
0.50 1540m 白出沢
2.30 1750m 滝谷
3.31 1990m 槍平小屋
3.52 1990m 槍平小屋発
6.54 3010m 飛騨乗り越し
7.12 3100m 槍ガ岳山荘着
7.50 3180m 槍ガ岳山頂
8.00 3180m 槍ガ岳山頂発
8.20 3100m 槍ガ岳山荘発
8.26 3010m 飛騨乗り越し
8.55 1990m 槍平着
10.14 1540m 白出小屋着
10.42 1110m 新穂高着

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12.焼岳黒谷2018.12.30

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3.40  1215m 中尾温泉奥林道除雪終点
4.22  1400m 焼岳北面台地取付
7.00  1850m 焼岳北面台地2000m
9.21  2455m 焼岳南峰着
9.50  2455m 焼岳南峰発
10.28  1850m 黒谷から北面台地登り返し
11.16  1300m 林道に合流
11.30  1215m 中尾温泉奥林道除雪終点

11.四ツ岳2018.12.29

四ツ岳の詳細記録へ

2.50 1250m 平湯発
4.14 1570m 大滝川徒渉
6.10 2000m
8.39 2554m 三角岩
9.30 2744m 四ツ岳山頂着
9.45 2744m 四ツ岳山頂発
9.59 2554m 三角岩
11.35 1600m 大滝川徒渉
12.37 1310m 平湯キャンプ場着

10.白山 12月に5回目2018.12.26

今日は記録がかかっていた。誰もやったことのない記録でパクの冬季別山・白山連続滑降、YSHRの12月5度目の白山登頂滑降である。天気が悪いのは当たり前だのクラッカーだった。前日のパク情報から百万貫付近までチャリが使えるということでもう楽勝ムードであった。しかし雨が最大の障壁であろう。

深夜0時ゲート発と約束していた。パクには僕のMTBの予備を貸してあげることにした。昨日は白峰ゲートから試練のスキー靴歩きだったらしい。3時間弱熟睡できたので今日は眠くなかった。深夜0時、YSHR・兄ちゃん・パクの三人で白峰発、路面に所々雪はあるが気温が高目なので凍結は軽目だった。

30分ほどで百万貫過ぎに来てここからは路面が雪でびっしりチャリは無理だった。チャリをデポしてスキーで歩きだす。ハイペースでガシガシ行くがパクは眠そうだ。三時間寝れれば御の字だろうに。市ノ瀬から1時間45分ほどで別当出合に着いて安堵、ここから上は雨は降らないだろう。休憩舎で休憩中もパクは寝ていた。おい大丈夫か。

別当出合で40−50cmルンルンでした。一本橋は乾いていて小走りで駆け抜けた。対岸ですぐに板を履き石畳も楽勝でスキー歩行可能でもう石の心配は皆無だった。雪が多いと楽しい、サクサク進んでいく。藪は未だあるがスキーの敵ではなかった。覗きから登山道は不明瞭になる。僕と兄ちゃんは旧道を進むがパクは新道を進んでハマったらしい。合流してしばらくで甚之助小屋に着いた。ドアは開いていた。利用者がきちんとドアを閉めないと内部が雪だらけになり使えなくなる。困ったもんです。ドア付近を念入りに除雪してしっかり閉まるようにした。

大休止の後外に出るともう白んでいた。甚之助から上はもうどこでも歩けるくらい雪は増えていた。南竜方面に少し進んでエコーラインへ乗り上げた。視界はないのでモンスターは見えなかった。エコーラインからは完璧なホワイトアウトになる。まあ厳冬期こんなもんです。

室堂手前でいきなり建物が現れて安堵した。ここで地獄装備に身を固め山頂を目指す。何も見えないです。帰りも難儀です。しかし体には白山までの道筋が染み込んでいて問題なくピークに到着、体内マップ最強です。何も見えないけど大満足です。奥社でお参りしてさあシールを剥いでマンダムしよう。

山頂からいつものように行くがガスで見えない段差に足を取られ先日カリスマ君が転けた同じ場所で転倒、しかし板はfixされており反転して板を谷に向けると制動が効いてすぐに止まった。この先も視界は全く無いが僕を先頭にガシガシ滑って行く、弥陀ヶ原も視界はないが体内マップで切り抜けた。

エコーラインから下はパウダーが楽しめた。甚之助から下は基本登山道滑りだったが雪は多いので快適だった。中飯場で兄ちゃんと共に最後尾のパクを待つ、もう藪滑りも上達して一軍間近だなと思っていたら降りてきたパクのウェアーが大きく切り裂かれて使用不能に、藪に引っ掛けたらしい、この程度の藪でウェアーを破くなんてもう一度二軍キャンプでしっかり修行して下さい!さてこの下も快適斜面をあっという間に別当出合へと滑り降りて、ラスト林道も百万貫付近まで問題なく滑った。もう下界は雨で雨の中白峰までチャリを漕いで無事楽しい一日は終わった。

詳細写真はヤマレコへ

0.01 510m 白峰ゲート発
1.30 830m 市ノ瀬
3.17 1240m 別当出合
4.41 1500m 中飯場
6.19 1970m 甚ノ助ヒュッテ
7.50 2220m エコーライン
8.38 2400m 室堂
9.22 2702m 白山山頂
9.50 2702m 白山山頂発
10.19 1970m 甚ノ助ヒュッテ
11.30 1240m 別当出合
12.21 830m 市ノ瀬
13.17 510m 白峰ゲート

9.槍ヶ岳・地獄旅2018.12.23

そろそろ槍ヶ岳もスキー可能だろう。今日はYSHR がんちゃん 兄ちゃん なにわ君 ぱく の5人で挑戦した。深夜0.41新穂高をスタート、林道から雪はずっと繋がっていた。前日のトレースがあったがガタガタなので僕たちはポンで新たなトレースを刻んで行く。白出沢までポンでしっかり1時間50分かかった。白出沢からもガタガタなトレースでスキーは歩きにくかった。

雪はどんどん増えて行く。河原には降りれないが登山道なら問題ない。空には満天の星が、頼むから崩れないで欲しい。前日のツボ足はかなり大変なラッセルをしていた。ポンで良かった、サクサク歩ける。槍平に着く頃には空に雲が出始めた。冬季小屋に潜り込むとテントが一張、槍に行かないのだろうか。僕たちはここで防寒対策をして小屋の外に出た。

この先トレースは皆無だった。昨日は雨だったのか雪は硬い、しばらくでガスになった。飛騨沢に入るともうホワイトアウトだった。風も強くなってきた。地獄になりつつある。ホワイトアウトの登りは面倒だ。何度もGPSを確認しなければならないから時間がかかる。

飛騨乗越からは地獄に拍車がかかり一丁目三番地となった。肩の小屋が見えた。救われた。小屋の影に隠れて大休止、ここからはアイゼンで穂先を目指す。今日は穂先までも風は強かった。凍った斜面をダブルウィペットでガシガシ登り上げる。最後のハシゴを登り切ると山頂だった。

写真を取り合ったら長居は無用だ。さあ帰ろう。下りは慎重に行く。凍った斜面は嫌らしい、肩の小屋まで来るとようやく安堵した。しかしここからが核心部、肩の小屋で板を履き僕を先頭に槍沢側から巻いて飛騨乗越を目指す。雪が途中で切れていて際どく岩を乗り越した。

飛騨乗越からのホワイトアウトはめまいクラクラしながら岩を見つけて目標にしつつ滑り降りる。2500mくらいから少し灌木が出てきてようやく滑りやすくなった。雪は良かった。よく滑る雪だ。あっとという間に槍平へここからも板で滝谷を目指す。意外に滑りは難儀しなかった。滝谷を過ぎてしばらくでスキー終了、シールを付けて後は白出を目指すのみ。意外にアップダウンが多くて長かった。

白出からは林道ボブスレー、あっという間に新穂高、13時間の完全燃焼だった。

槍ヶ岳詳細レコへ

0.41 1110m 新穂高発
2.29 1540m  白出沢
4.17 1750m 滝谷
5.32 1990m 槍平小屋
5.50  1990m 槍平小屋発
8.47  3010m 飛騨乗り越し
9.10  3100m  槍ガ岳山荘着
9.35  3180m 槍ガ岳山頂
10.09  3180m 槍ガ岳山頂発
10.32  3100m  槍ガ岳山荘発
10.36  3010m 飛騨乗り越し
11.13 1990m 槍平着
13.10 1540m 白出小屋着
13.42 1110m 新穂高着

8.白山・5回目2018.12.16

今日も強者の地獄メンバーが六名集結した。YSHR がんちゃん 兄ちゃん なにわ君 カリスマ君 パクである。大魔人は悲しいかな仕事だった。深夜0時に白峰ゲート発と約束してある。水曜日まだ市ノ瀬で工事が続いていたのでもしかしたらまた除雪されているかも知れない、無ければ白峰から歩きとなる。

深夜22時に自宅を出る。鶴来町で路肩に雪があり嬉しくなってきた。23時過ぎに白峰に着くともうすでにメンバーは集結していた。ゲート前には凍結した雪が残るが一応除雪はされているようで安堵した。今日は全員pon2oonで統一した。激パウを楽しもう。パクもMTBを借りてきたようで皆で凍結した林道を漕ぎ出した。慎重に行こう。日の当たる路面は乾いているが日陰はやばかった。

転けないようにガシガシ漕いで1時間ほどで市ノ瀬に着いてチャリをデポした。しばし休憩してここからスキーで歩くが皆早い早い、なにわ君を先頭にハイペースで別当出合へ、途中で急に足が重くなり板を見たら下駄が出来ていた。板がどこかで濡れて凍ったみたい。下駄を処理しているうちに皆は見えなくなったが別当出合手前のS字カーブで追い着いた。満天の星を見上げながら今日は仲間がいるから眠くなかった。

3時間ほどで別当出合に着いた。雪は30cmほど、休憩所で大休止、板を担いで雪の乗った一本橋を渡る。石畳はパクが先頭でラッセルした。ここはツボで登りその後スキー歩行とした。雪はかなり増えており中飯場まで楽勝で滑れそうな勢いだった。皆ポンだからラッセルも楽だ。先頭を順次交代してガンガン登って行く。5時過ぎ甚之助に着いた。まあまあのペースだ。

エコーラインへ登れば素晴らしい日の出と朝日に染まる白山が見られるはずだ。今日は黒ボコではなくエコーライン経由で室堂を目指すのが正解だ。暗闇の中僕がルートを伸ばし最後パクがラッセルして無事エコーラインに着くと御嶽山方面が赤く染まりだしていた。

7時頃御嶽山の右から日が上がった。素晴らしい日の出だった。しばらくして白山も赤く染まった。これが見たかった。弥陀ヶ原に出るともうどこでも歩けるくらい雪は増えていた。室堂に出て逆くの字から御前峰を目指す。クトーを効かせ快適にピークに登りあげた。記念写真を取り合い奥社でお参りしてシールを剥げばマンダムな時間の始まりです。今日も山頂から行きます。YSHRが先頭で滑り降りて皆の写真を撮ろう。最後のカリスマ君が山頂直下でもたついて板が外れて滑落してしまった。ヤバイ、頭から滑っていく。50mほど滑落して何とか無傷で止まった。すぐに駆けつけたが大丈夫でよかった。メットをしているので安心感はあった。

さあ気を取り直して良い雪を快適に滑り降りる。帰りは黒ボコ経由が良い雪を楽しめる。僕を先頭にあっという間に南竜分岐までここから登山道を外れ直に甚之助まで滑降、この先も快適に登山道を滑り降りて中飯場まで楽勝で滑った。兄ちゃん、なにわ君もここまで滑ったが残りのメンバーは板を気遣って1600mで板を担いだようだ。ボロ板ならこのまま別当出合まで滑るのだが流石にポンなのでここで板を担いで別当出合までここからは市ノ瀬まで林道ボブスレー、最後パクとチャリバトルして無事白峰ゲートに着いた。

〆て12時間の完全燃焼でした。雪不足だが白山だけは期待を裏切らない。12月に入ってすでに四回も来てしまった。白山万歳!

今日の詳細記録はがんちゃんのヤマレコで

23.25 510m 白峰ゲート発
0.49 830m 市ノ瀬
2.27 1240m 別当出合
3.48 1500m 中飯場
5.07 1970m 甚ノ助ヒュッテ
6.40 2220m エコーライン
7.30 2400m 室堂
8.12 2702m 白山山頂
8.40 2702m 白山山頂発
8.56 2320m 黒ボコ
9.20 1970m 甚ノ助ヒュッテ
10.30 1240m 別当出合
11.04 830m 市ノ瀬
11.34 510m 白峰ゲート

7.白山・4回目2018.12.12

日曜の平瀬からの白山の疲労もあるがおじさんは真面目に体力作りをしなければ若者に付いていけなくなるので今日も近場の白山で体力作りをしてきた。

今日は最悪の天気であることはわかっていた。標高1600mまで雨が降るという予報だった。それより上では雪が積もるので単独ラッセルに備えてpon2oonの今季初出動となった。深夜0時に寝不足のままかみさんを起こさないように自宅を出た。予想通り雨だ、白峰に近くなるほど雨が激しく降っている。帰りたい気持ちを抑えて行くしかない。

深夜・単独で・重いポンを担ぎ・土砂降りの中・チャリを漕ぐ、5重苦だ。これを苦行と言わずに何と言おうか!やはりポンは重い、腰に来る。断続的に激しい雨が降り早くもびしょ濡れいくらゴアでも徐々に下着が濡れてくるのがわかる。林道の雪はすべて溶けていた。これはラッキーだ。

市ノ瀬手前のスノーシェッドで腰休め、エネルギーを補給してまた雨の中チャリを漕ぐ、市ノ瀬からの急坂は重荷で二度ほど休憩せざるを得なかった。2時間20分で別当出合に着いた。びしょ濡れで寒い、休憩舎に入ると少しホッとした。今日も誰も来ないからチャリに鍵はいらない。替えの下着なんて持ってきてないし体温で歩きながら乾かすしかない。

濡れた一本橋を慎重に渡り石畳をガシガシ行きたいところだが単独ゆえ話し相手がいないからメチャ眠い、歩きながら右脳は寝かせることにする。フラフラ歩きだ。中飯場に来るともう限界、積まれたベンチをベットにして横になって寝てしまった。雨だから気温は高くて寒くはなかった。しばらく寝て少し元気が出たのでまた雨の中歩きだす。

それにしても雨は止まない、どこまで雨が降るのだろう。標高1600mくらいから少しみぞれが混じる。1700mの覗きからようやく湿雪に変わった。ここまでシールを濡らしたくなかったのでツボ足ラッセルは辛かったがここでスキーを履くことが出来た。ポンは沈まないから足取りは軽くなりようやくペースは上がった。

雨が雪になり気温も下がりあちこちバリバリに凍ってきた。7時ようやく甚之助小屋、中で休憩してさあモチを上げてピークを獲りに行くしかない。ここから上は雪も増え帰りももう石は踏まなくても良さそうだ。今日は本当にポンで良かった。湿雪がまとわり付いて板は重いが細板なら辛いラッセルになるとこだった。もうエコーラインも行けそうな雰囲気だったが黒ボコ経由にした。

ポンは太いので登坂能力も高くて黒ボコの登りも楽だった。黒ボコに着いて地獄装備に替えた。もう何も怖くなくなった。弥陀ヶ原からは風雪も強く視界もなかった。これまで白山では様々な地獄体験をしてきたから今日はまだよっちゃんだろう。室堂はパスしてくの字からピークを目指す。もう岩はほぼ隠れて帰りも快適だ。視界はないが地形はわかるので奥社を目指す。

ガスの中うっすら奥社が見えた。今日も念入りにお参りした。無事帰宅できますように。今日も山頂から滑降した。視界がないのでめまいがしてきた。それでもポンは快適な滑りを保証してくれた。パックされた面倒な雪もバッチグー、あっという間に黒ボコへ、雪は増えて黒ボコから直に滑降できた。登山道に合流してスイスイ下っていく。雪も増えたので快適だったが石は踏まないように慎重に滑る。

あっという間に覗きまで来てポンを傷つけないようにここで担いだ。別当出合までは雪だった。ここでチャリにまたがり雨の中白峰までぶっ飛ばした。12時間の完全燃焼でした。今日は一日雨に泣かされました。また一つ壁を超えもうどんな状況の白山も怖くなくなったかも、、、

1.35 510m 白峰ゲート発
2.49 830m 市ノ瀬
3.58 1240m 別当出合
5.12 1500m 中飯場
7.04 1970m 甚ノ助ヒュッテ
8.28 2320m 黒ボコ
9.57 2702m 白山山頂
10.28 2702m 白山山頂発
10.42 2320m 黒ボコ
11.03 1970m 甚ノ助ヒュッテ
12.56 1240m 別当出合
13.14 830m 市ノ瀬
13.37 510m 白峰ゲート

6.白山・平瀬道2018.12.9

冬の白山と言えば白峰アプローチが定番でこれまで何度もパウダーを楽しんだ。しかし岐阜県側平瀬起点の白山は残雪期の東面台地が定番で冬季にパウダーしたという記録はない。実は以前からこれを狙っていたが、チャンスを掴めずにいた。行くなら今日のコンディションしかないとがんちゃん、兄ちゃんを誘って本日挑戦した。

今日は大魔人がなにわ君、パクを誘って白峰から地獄の白山へ行くと聞いていた。うまくすれば山頂付近で合流できるかもと思っていた。

深夜0時に平瀬ゲートチャリ発と約束していた。仕事を終えて帰宅して二時間ほど横になって21時半自宅を出た。福光を過ぎた辺りで雪が降り出し五箇山に入ると激しい吹雪となった。今日の白山は地獄確定だろう。深夜23時半平瀬ゲートに着くとすでにがんちゃん、兄ちゃんがスタンバイしていていつものようにフライイングして出て行った。僕も急いで支度をして定刻0時にスタートした。

さっきまでの激しい雪は嘘のように小雪になり星が見えるじゃないか、神は今日もお見捨てにならなかった。途中で二人に追いついた。路面の雪は徐々に増えて最後S字急坂で10cmほどになった。それでも根性でペダルを漕いで登山口までチャリで駆け抜けた。今年二人目が生まれた兄ちゃんは全く山に行けてなく少し遅れて到着した。

三人揃ってチャリをデポしてさあ元気に大倉尾根を歩こう。兄ちゃんは辛そうなのでYSHRとがんちゃんが交代でツボ足ラッセルを開始雪は徐々に増えて40cmくらいでスキー歩行に替えた。今日は皆ファットだ。大倉尾根は風は弱いが冷え込んでて寒かった。

ラッセルはきつくなるが二人で交代してハイペースで2000m付近の避難小屋に着いた。ここで大休止、兄ちゃんも少し遅れて到着。まったり休憩してさあピークをゲットしに行くぞ。兄ちゃんもようやく体が慣れてここからはラッセルに参加してくれた。久しぶりに兄ちゃんのたくましいラッセルを見た。やはり若いって素晴らしい。

カンクラ雪渓あたりから藪も出てきて風も強くなってきた。地獄の様相だ。地獄グッズに身をまとうともう怖いものはない。視界の薄い中行くしかない。這松の海は難儀でストックがズボリ転けたら起き上がるのに苦労した。

山頂間近でうっすら人影が、大魔人だった、続いてぱく、なにわ君皆元気に地獄のピークを踏んだようだ。こんな日に白山に来るのはうちらのメンバーしかいないか。しばし談笑して歩き出すとすぐにピークだった。一瞬だが青空も見えた。記念写真を撮って念入りにお参りして視界の悪いの中滑降を始めた。途中で這松の海にはまったりヤセ尾根の絶壁滑降など難儀したが避難小屋までパウダーを頂いた。

小屋からしばらく滑ったが階段が出てきた辺りで滑って転けたのでもうアカンとツボで下山することにした。登山口に着いたら後はチャリるだけ雪にスリップしないようにガンガン降りて13時間の激しい戦いは終わった。

12月に平瀬道から白山を往復してパウダーしたのは多分はじめての記録だろうか?今日はワンチャンスをモノにできた。完全燃焼でした。がんちゃん、兄ちゃんお疲れ様!

詳細記録はヤマレコへ

5.冬季立山ワンディ2018.12.2

12月に入ってようやく僕たちの立山の季節がやってきた。貸し切りの立山山頂から滑ってみたいか?大魔人、がんちゃん、なにわ君、カリスマ君、パクが是非ともと手を上げてくれた。久しぶりに地獄大好きメンバーがたくさん集まった。行くしかない!

深夜0時立山駅発と約束してある。今日も気合が入りすぎてほとんど眠れなかったが深夜22時に自宅を出た。スキーを担いでガシガシ登って行く。美女平まで1時間ほどだった。ここから長い長いアルペンロードを自分の足だけで立山を目指す。標高が1100m辺りから路面は凍結してきてスリップしまくり先発隊はどんどんツボ足で先を行くが1300mで僕とカリスマ君は早々とスキー歩行に切り替えた。歩けど歩けど標高は中々上がらない。空には満天の星が瞬いていた。

弘法まで来ると富山の夜景が綺麗だった。最初は皆和気藹藹おしゃべりをしていたが皆寝不足と疲労で口数が少なくなっていった。弥陀ヶ原に着いてもまだ暗かった。雪が多ければここから天狗平までカットできるが延々とクネクネを歩いて行く。なにわ君は今日はポンできている。今年の体力作りはバッチリだった。ガンガン先を進んでいった。残りのメンバーは途中から道路を外れてショートカットするが藪と岩にハマった。僕だけたまらず板を担いで道路へ逃げたが皆は藪に突入していった。行けるんかい。

天狗平まで道路をカットしていくがなにわ君は忠実に歩いていた。結局藪軍団が一番早く、なにわ君、YSHRの順に天狗平に到着。さあ雄山が眼前にドン、剱岳もドン、もうモチが爆発しそうだ。貸し切りの室堂からうまくルートを取り一の越に着きここでアイゼンに履き替える。皆は順に出ていくが僕のアイゼンが入らない。マジか、ドライバーで穴一つ分広げるが今度はぐらついてやばい、だましだまし歩いたが何度も外れるのでもう頭に来てアイゼンを外して岩を繋いでツボで山頂を目指した。

神社に着くともう皆登頂していた。お待たせ、さあ今日も山頂から行くぞ、ただ雪不足で岩出まくり皆ビビリが入って僕と大魔人二人でピーク滑降、しかし先頭の僕が地雷を踏んで転けた。二番手の大魔人もやはり地雷を踏んで前転、雪崩が起きてやばかった。まあ懲りないおじさんたちでした。

さあ神社裏から山崎カールにエントリーパウダー有り、モナカ有り、凍った斜面有り何でもありでしたが皆それぞれ楽しんで山崎カールから雄山下部でトラバースラインを取り無事室堂まで滑り降りた。後はボブスレー、1300mまでスキーで滑り降りて後はダッシュで美女平、さらに立山駅へと駆け下りた。

まあ疲れました。今日も完全燃焼! 詳細記録はヤマレコへ

4.白馬岳2018.11.25

今日は大魔人、がんちゃんの三人で白馬岳を目指した。白馬岳はこの時期タイミングがとても難しい、降雪直後は雪崩の危険があるし二股ゲートが閉じるとチャリが必要になる。ドカ雪後数日を経て雪が安定した今日しかないだろうと思った。もちろん日が登る前に危険な大雪渓はパスして安全な小雪渓に入る計画だ。深夜3時猿倉発と約束してある。前日白馬入りしたがんちゃんから二股ゲートは開いているという連絡がありチャリは車から下ろした。

深夜23時半に自宅を出て白馬に向かう。途中SAで腹ごしらえをする。久しぶりの白馬は遠かった。深夜2時過ぎ白馬に着いたが二股から林道を進むと雪が出てきて道路は凍結していた。深夜2時半皆が揃ったところでぼちぼちスタートだ。駐車場からスキーを履いて歩いて行く。うーん素晴らしい無駄がない。

林道脇の雪を拾いながらガシガシ歩いて行く。前日のトレースもあった。林道終点からも登山道を快適にスキーで歩いて行く。1時間で馬尻小屋跡に着いた。大雪渓の右岸をガシガシ歩いて行く、雪は徐々に増えて行きそのうち沢音も消え全面ゲレンデとなる。昨日も新雪があったのかパウダーバッチリだった。早く滑りたいという気持ちを抑えて快調にスキーで高度を上げていく、雪崩は皆無だった。

しかし小雪渓の手前でバックリ雪渓が割れていて落ちたら終わりで心臓に悪かった。斜度の急な斜面をトラバース中にドスンと足元から音がした。やばい雪面が切れた音だ。ここは一人ずつ間隔をあけて進むことにした。小雪渓まで来ると背後から朝日が射してきた。素晴らしい朝焼けだった。山々が真っ赤に染まりだして来た。今日もマンダムな朝を迎えた。

小雪渓に入ると正面から激しい風が吹き付けてきた。たまらずダウンを着て地獄ゴーグルを装着した。この瞬間地獄は天国に変わった。稜線を見上げながら雪を繋げて山頂小屋を目指す。スタートから5時間ほどで小屋に着いて小屋裏に入って休憩した。さあ気合を入れてピークへ行こう。今日も山頂踏んで山頂から滑る。山頂まで雪も大体繋がっていた。山頂に着くとガスで視界は悪かったが達成感に包まれていた。

さあシールを剥いでいきますか、僕を先頭にルートをうまく取りながら快適に滑っていく。上部は強風で雪はパックされていたが少し下るとパウダーがぎっしり詰まっている沢滑りとなった。右左とパウダーを狙いながら雄叫びを上げて滑っていく。素晴らしいこの時期ここでこれほどのパウダーを当てたのは初めてかも知れない。まっさらな斜面に僕たち三人のシュプールが刻まれる。これをマンダムと言わずして何と言おう。日が上がると行きには無かった斜面に雪崩が起きていた。これだから油断はできない。危険地帯はかっ飛ばして滑っていく。

1700mまで標高差で1200m美味しい斜面を頂いてそろそろ地雷も増えてきたので板を担ぐことにした。下山中に数人が登ってきたが雪崩に気をつけて下さいとアドバイスした。林道まで降りてまたスキーを履いて猿倉手前まで滑走した。素晴らしい一日だった。やはり白馬岳は裏切らなかった。ゆっくり後片付けをしていると調度白馬飯店が開く時間になったので寄って定番、海老炒飯と五目ラーメンを食べた。

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3.白山二回目2018.11.23

今日はがんちゃんと地獄めぐりをしようと白山を目指した。深夜0時に自宅を出て白峰を目指す。深夜2時チャリでスタートと約束してある。1時半に着くとすでにがんちゃんはスタンバイ、先にフライイングスタート僕は予定通り2時にスタート。雨を予想していたが雪で救われた。ガンガンペダルを漕いで発電所を過ぎたところでがんちゃんを捉えて追い抜いた。発電所すぎから路面の雪は増えてきたが5cmほどで問題なかった。

1時間で市ノ瀬に着いた。休憩はせずそのまま別当出合へ、ここから斜度は増し雪も増えて行く。雪でペースはガクッと落ち何度か足を付いてそのうちがんちゃんも追いついてきてしばし休憩することにした。14kmチャリを漕いで別当出合2km手前でもう雪が多くてギブアップ、ここでチャリをデポして歩くことにした。

スタートして2時間半で別当出合に着いて休憩所の中に入り大休止した。積雪は10cmほど、一本橋は雪がのり滑るからかなり慎重に歩いた。心臓に悪かった。石畳はつぼでラッセルして登り上げたらもうスキーで歩行可能だった。嬉しいです。雪は徐々に増えていきもうスキーがなければ進めないくらいだった。一晩でドカッと降ったようでこれだから山は素晴らしい。

降雪直後で細板なのでラッセルも辛いが交代でトレースを伸ばしていく。7時過ぎに甚之助小屋に着いて防寒態勢とした。ここで30cmほどか帰りは楽勝でここまで滑れるだろう。ガンガンラッセルして黒ボコを目指す。ずっと雪だったが黒ボコ手前で日が射した。素晴らしい、地獄が天国に変わった。

弥陀ヶ原に出ると青空も見える。山はこれだからわからない。ダウンに地獄ゴーグル太陽が出てきたらマジ灼熱地獄となった。暑すぎです。どっちにしろ地獄じゃないか、たまらずダウンを脱いだ。振り返れば室堂がきれいだ。視界は良くなりもっと風が吹いてくれないかとお願いする始末。さあ山頂が見えた。ダイレクトに山頂を目指して無事ゴール、白峰を出て8時間半でした。記念写真を撮ったら奥社でお参りしてシールを剥ぐ、もちろん山頂から滑り込む。

山頂下はウインドクラストしており難儀な滑りだが少し下るとパウダーが詰まっていた。室堂に寄ってエコーラインを降ろうとしたがまだ這松が出ていて黒ボコ経由とした。黒ボコから観光新道斜面を滑る。黒ボコ下で珍しくがんちゃんが転けまくっていた。後は快適に登山道滑り、甚之助をパスして覗きまで一気に行く。覗きから崖斜面にエントリーするも雪不足でまた登山道に復帰した。

その後も快適に登山道を1600mまで滑り、がんちゃんの新品の板を気遣ってここでまけとくことにした。ここから板を背負って別当出合へ、一本橋を渡ってチャリデポまで滑って後は白峰へ一直線。チャリ万歳!13時間の完全燃焼だった。

詳細記録はヤマレコへ がんちゃんがブログ

2.薬師岳2018.11.3

剱岳の下山中日曜はどこへ行こうか考えていた。剱岳の雪の多さに感激して下山後移動距離が少なくて山スキーが楽しめそうな山はないかと考えた。薬師岳があるじゃないか、下山後上市の大岩不動の湯へ移動、どのようなプランにしようか?右膝は剱岳で酷使したためまた少し腫れてきた上に自宅に戻りロードを取りに行く時間もないので明日はチャリミネンコは避けてカーミネンコにしよう。

風呂から上がって亀谷ゲートへ自動車で有峰林道を走るのは本当に久しぶりだ。折立に着くと車は一台だけで閑散としていた。満天の星を見ながらカップ麺を食べて熟睡した。深夜1時過ぎに目が覚めた。のんびり起きて2時過ぎに折立を出た。やはり右膝は調子が悪い、おまけにスキー靴でスキーを担いでいるから劔の疲労も重なり足もメチャ重い。果たして雪はどこから出るのか?剱岳では1400mから雪が出たが、登っても登っても雪は出ない。

三角点に着いても雪はなく、やはり日当たりの良い薬師岳は雪解けも早いようだった。富山平野の夜景をバックに重い足取りは続く、登山靴が正解だったかなと弱気になる。2000mを過ぎてようやく雪が出て2100mからスキー歩行ができるようになった。ようやく足取りは軽くなった。この時期体力作りで一番重い細板を使うから板の重さがなくなるとようやく重荷から開放される。

スキー歩行は快適だった。足取りも早くなりようやく太郎平小屋が見えた。テントが二張、すでにアタック開始しているようだ。しかし雪解けは早くて辛うじてスキー歩行はできるが岩が出ている箇所も多くてその都度板を脱いで担ぐから時間はかかる。ピークだけを踏むなら登山靴が軽くて楽だが、、、、、、山スキーヤーの意地を通して頑張ろう。薬師平を過ぎると風が強くなる。この先風が強いから雪も飛ばされたようでメチャ石が出ていてとても難儀だった。障害物スキー歩行、帰りも大変だろう。

薬師岳山荘付近でツボ足登山者とクロス、登山靴で快適そうだった。視界は全く無く今日は剱岳以上に地獄の行進だった。強風と雪不足、まあこれが人生、はじめての11月の薬師岳スキーは試練以外の何物でもなかった。ガリガリ音をさせながら意地でもスキーで歩き続けてようやくゴールが見えた。グッドタイミングで青空がチラリ最初で最後だった。難儀しまくりで7時間もかかってしまった。帰りはもっと難儀しそう。

さあ山頂で板を履き行くしかない、ガリガリ君が行く。石踏みを気にしていたらこの時期スキーなんかできるはずがない、それでもデカイ石は避けないと怪我をする。根性で滑って行く、視界は悪いからコース取りもムズい、それでも何とか雪を繋げてジグソーパズル滑降を続ける。2300m薬師平まで滑り降りてもう堪忍してください。ここで板を担ぐがこの先長い登山道のスキー靴下りはまた地獄だった。

登山靴ならどれだけ楽だったことか、スキー靴が足や膝に悪い、長い長い登山道を転けないように慎重に下って行った。これも山スキー人生、薬師岳は春か冬以外はスキーで来るもんじゃないと思った。昨日の剱岳より辛くて時間はかかった。今日も完全燃焼!

2.13 1350m 折立
3.37 1869m 三角点
6.13 2300m 太郎平小屋
6.45 2294m 薬師峠
8.20 2850m 薬師岳避難小屋
9.15 2761m 薬師岳山頂
9.30 2926m 薬師岳山頂発
11.42 2300m 太郎平小屋
13.29 1869m 三角点
14.27 1350m 折立

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1.白山初滑り2018.10.31

今日は富山のおじさんと二人で白山初滑りへ行った。OJISANsのモチベーションは誰にも負けないよ、なんちゃってコンビの二人で深夜3時別当出合発と約束していた。スズケンはわざわざ有給を取って前夜車中泊、僕は深夜1時過ぎに自宅を出て別当出合へ向かう。

2時過ぎに別当出合に着くとスズケン号が一台のみ、寝ているおじさんを起こして2時半にスタート、兼用靴にスキーを担いでガシガシ行きたいところだが久しぶりの重荷で無理、まったりおじさんで登って行く。石畳を超えるともう暑すぎだった。中飯場を過ぎると新雪がチラホラ、別当覗きから雪は徐々に増えていく、昨日のトレースがうっすら残る。

1時間50分で甚之助小屋に着くとベンチの上に10cm弱の積雪、中に入って大休止して板にシールを付けて装備を固めた。外に出ると寒くて雪が降り出してきた。しばらくツボで歩くが南竜分岐あたりでスキー歩行に変えた。スキーは沈まないのでサクサク進めて楽だった。今日はツボ足登頂は無理だろう。

快適にシール歩行して黒ボコ岩まで登り上げる。ここからは地獄の雰囲気、地獄ゴーグルを付けてダウンを着る。手袋はもちろんガイドロブスター、弥陀ヶ原も雪は増えていた。弥陀ヶ原を超えると左に回り込み沢伝いに山頂を目指す。徐々に地獄が厳しくなり風雪の嵐で地獄ゴーグル様様、ガイドでも手が寒くなってきた。スズケンはこの感触がたまらないと微笑んでいた。さすがOJISANs伊達ではない。

まだ岩も少し出ているが問題なく沢を詰めていく。視界が全く無いのでGPSだけが頼りである。さあ山頂が近い肩に出ると猛烈な風が吹いていた。さあゴールが見えた。嬉しいです。やはりこの地獄感がたまらない。山頂にタッチして奥社でお参り、奥社横に隠れてシールを剥いだ。板を履けばもうどんな地獄もかかってきなさい。

山頂から真下に飛び込んだ。岩を避けながら慎重に行く。視界は全く無いがこんなものである。ガンガン沢伝いに滑っていく。楽しいです。山スキーはKing of sportなり、あっという間に弥陀ヶ原まで地雷はほとんど踏まなかった。弥陀ヶ原を過ぎると一瞬青空も見えた。黒ボコからは観光新道側の斜面を滑りまた砂防新道に合流、ここからは狭い登山道を石を避けながら南竜分岐まであっという間だった。

ここから甚之助まで行けないことはないがきれいなスズケンの板を傷つけるのは忍び難くてここから板を担いで降りることにした。雪があるので右膝にも優しくて良かった。中飯場からは紅葉を楽しみながらまったり下りて10時過ぎ無事別当出合へ、片付けをしていると雨が降り出してきた。完璧なタイミングでした。

10月に初滑りをしたのは何年ぶりだろうか?本当に久しぶりだった。初滑りでこれだけ楽しめれば文句なしであった。生きてて良かった。雪も最後まで生きていてマンダム日和であった。

詳細な写真報告白山初滑りへ

 

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