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45.大汝峰北面 2018.5.20

今シーズンラストランは白山で新コースを開拓した。

0.55  750m 市ノ瀬発
1.30 1270m 別当出合着
1.50 1270m 別当出合発
3.45 2005m 甚の助小屋
5.56 2455m 室堂
7.16  2688m 大汝峰
8.03  1750m 地獄谷火の御子峰直下
8.30  1750m 地獄谷発
10.25  2388m 地獄尾根
11.56 2720m 御前峰
12.18 2455m 室堂
12.42 2005m 甚の助小屋
13.42 1270m 別当出合
13.58  750m 市ノ瀬

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44.白馬岳 2018.5.16

今日は深夜に自宅を出て白馬へ向かった。白馬方面は久しぶりだ。この時期の白馬と言えばエクストリーム滑降だろう。深夜2時過ぎに猿倉に着いたが平日なので車は数台と寂しい限りだった。周辺には雪はチラホラだった。板を担いで林道を歩き出す。雪は切れ切れなのでしばらく板を担いでいたが林道中間くらいで雪は繋がりスキー歩行とした。

1時間弱で大雪渓に着いたが暗闇の中時折ゴーゴーと言う水の音が聞こえて心臓に悪かった。久しぶりの大雪渓だがデブリも少なく石もまばらで比較的条件は良い方だと思った。雪はたっぷりでまだまだ賞味期限は長そうだ。4時を過ぎて白んできたが空は霞んでいるので朝焼けの大雪渓は無理かも、4時半に日は上がったがやはり朝焼けは見られなかった。向かい風が強くて少し難儀したが風は生温かった。

ガンガン高度を上げていく、振り返っても後続は見えなかった。気温が高いので雪も緩みだし快適に高度が上がる。2000mを過ぎると斜度は増してクトーを付けた。小雪渓からまた斜度は落ちて登りやすい、小屋が見えて7時過ぎには小屋に着いてしばらくまったりする。二号雪渓はどうかな、う〜んマンダムな急斜面ですね。雪も多くてザラメで快適そう、そそられるが今日は周回するので却下、白馬山頂に着くも誰もいなかった。

主稜線を覗き込むもこちらも楽しそう。旭岳東面はシュルンドもなくこちらも楽しそうだ。白馬山頂を後にして旭岳へ向かう。前泊の先行者が二名、先にピークに着いて南面を滑ってきてすれ違った。さて旭岳山頂から東面を覗くもこちらも急だ。ザラメだと快適だが新雪が10cm程乗っていて嫌らしい、おまけにストップスノー気味。表層雪崩が起きるかもしれないので直に降りずにまず斜めに斜面を切った、予想通り表層雪崩がどっと起きてあっという間にボトムまで落ちて行った。表層は落ちた後はザラメの快適な斜面が広がり安心して落ちていけた。

ボトムまで落ちて柳又谷2450mまで滑り込んだ。やはり新雪がストップ気味に抵抗となった。柳又谷2450mから大きくトラバース気味に2751m 三国境を目指す。少しだけ雪は切れていたが無事三国境に、問題はここからだ。白馬沢右俣を白馬雪型尻尾ルンゼを滑ってみよう。以前滑った時は滝が出てきて難儀したが、今年はどうだろうか?急斜面をドンドン滑っていくと案の定滝が出た。しかも前回より雪も少なくかなり厳しそう。板を担いでダブルウィペットで安全第一でクライムダウン、崖の岩場は心臓に悪いが慎重に降りていく。面倒だが少し登り返して灌木帯に出て手がかりとした。

何とか雪の斜面まで降りてここで板を履いて後は右俣を快適に落ちて行く。右又は石が多くて時折板が泣いた。大雪渓に合流するともう安全圏、後は林道を行きを拾いながら猿倉に着いた。今日は久しぶりに白馬飯店で昼飯とした。

久しぶりの白馬はやはりただじゃすまなかった。

2.30 1235m 猿倉発
3.29 1400m 大雪渓
6.04 2315m 小雪渓岩室 
8.23  2932m 白馬山頂
8.48  2700m  旭岳-白馬鞍部
9.25 2867m 旭岳山頂
10.13 2450m  柳又谷2450m
11.05 2751m  三国境
11.31 2500m  滝場
11.49 1800m  白馬沢二股
12.10 1500m  林道
12.40 1235m 猿倉

43.白山 2018.5.13

今週は忙しかった上に休みがなかったので身も心もストレスでおかしくなりそう、今日は雨が降ろが槍が降ろうが行くしか無かった。一昨日まで午前中は雨が降らないということで23ヶ月目の白山と新しい滑走コース開拓を目論んでいたが直前の予報で朝7時過ぎには雨が降り出すという予報に変わった。マジですか!

仕方なく白山ピークゲットだけに変更した。雨との競争になる。深夜23時に自宅を出て白峰へ、市ノ瀬まで車が入って白山はもう楽勝の山になった。ここからロードにまたがる。スキーとブーツを担ぐがガシガシ漕いで行く。荷は重いがロード楽勝です。37分で別当出合へ、厳冬期のあの修行は何だったのか!

ここでチャリをデポして板を担いで石畳へ、橋ももう板が通されていてルンルンだ。雪のない石畳を上がりきると雪がチラホラ、中飯場を過ぎて二度目の林道状差で雪が繋がりスキーを履いた。砂防新道もまだまだ雪あるじゃないですか、暗闇に中ガンガン登って行く。誰か後続来ないかと振り返るもライトはない、今日は貸し切りか?

甚之助まで上がればもうどこでも歩けそうでそのまま直にエコーラインを目指す。エコーライン合流部は10mほど雪は切れていた。弥陀ヶ原に出るとようやく白んできた。室堂を過ぎて御前峰へ山頂少し下で雪は切れたのでラスト板を担いで奥社へ、今日もたくさんお願い事を、神頼みです。

風は強くて寒かった。東面はまだ雪は多い、帰りは山頂から右の肩を雪を繋げて滑って行く。大丈夫だ。室堂から弥陀ヶ原を経てエコーラインからチョイ藪も板で滑って一気に砂防新道を下っていく。スキーは林道交差まで行けた。標高差で1100m滑れたから御の字である。わずか30分の素早い滑走であった。ここで板を担いで別当出合へ小雨が降り出した。さあ本降りになる前に帰ろう。チャリでダウンヒル。市ノ瀬着は7時20分であった。

大きな雨にも合わずにギリギリセーフだった。これでスカッとしました。また来週から頑張れそうです。

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0.40 830m 市ノ瀬
1.17 1240m 別当出合
2.00 1500m 中飯場
3.26 1970m 甚ノ助ヒュッテ
4.30 2350m 弥陀ヶ原
5.00 2470m 室堂
5.35 2702m 白山山頂
6.00 2702m 白山山頂発
6.50 1240m 別当出合
7.20 830m 市ノ瀬

42.羊蹄山 2018.5.5

昨日はまっかり温泉でまっかりして休憩所で酒を飲んでそのまま駐車場で車中泊、深夜1時に起きて山の準備をする。最終日は定番の羊蹄山、登山口から標高差1500m楽しめる北海道一のマンダムゲレンデだ。深夜3時京極発と約束してある。

車を止めた場所から雪があった。さすがは東面だ。しかし如何せん雨が降っている。それに寒い、上部は雪だろう。このコースなら山頂までダイレクトだ。雨からみぞれそして雪とめまぐるしい。濡れたシールが凍りついてみな下駄に苦しんだ。おまけに視界は悪くて中間部より上は何も見えない。ただ黙々と登るだけ、厳冬期に比べればそよ風だろう。

地獄ではないが試練だろう。GWと言うのにこんな日に山を登るスキーヤーは誰もいなかった。ホームグランドのパクを先頭に皆が続く。パクは飛ばすのでちょうど体が温まって良かった。今日はダウンも忘れたし、岩稜帯が出てきたらもう直ピークだろう。

さあ試練のゴールが見えた。皆で記念写真を撮って逃げ帰ろう。ホワイトアウトの中ただ重力に任せて落ちて行く。新雪5cmとても快適だった。あっという間に下山してまだ7時半で風呂もやってない。参った。昼の1時から四人で札幌で解団式を行うのでそれまで札幌でブラブラしようかな。

今年の北海道も熱かった。北海道万歳!本日の羊蹄山の記録へ コンのHPへ  パクのHPへ

2.50 380m 京極登山口脇発
3.15 530m 北東沢
6.38 1898m 羊蹄山山頂
6.50 1898m 羊蹄山山頂発
7.35 380m 京極登山口着

41.芦別岳本谷 2018.5.4

昨日は一日温泉マッタリタイムだったが今日は是が非でも行くしかない。以前から是非滑りたかった芦別岳本谷を目指す。白銀荘から登山口に移動するもずっと雨が止まない、マジですか、出発は深夜3時新道からピークを目指して本谷を滑り降りて旧道に出る周回コースである。芦別本谷は道内の岳人なら皆憧れる谷であろう。ここの滑降記録はめったに上がらない、深夜1時雨が降っている、2時まだ降っている。

3時前に雨がようやく上がったのを見計らっていざスタート、出だしは勿論雪はなく登山道をスキー靴で歩いていく。早く雪よ出ろ、祈りが通じてようやく800mで雪が繋がりスキー歩行とした。振り返れば山部の町が見下ろせる。

徐々に天候は回復して青空が出てきた。今日も神はお見捨てにならなかった。モチが沸騰する。半面山まで上がると本峰がちらりと見えた。行くしかない、新雪が降ったようで雪もきれいだ。カリカリ斜面をガンガン登るとようやく山頂が見えピークまでスキーで登り上げた。風は強い、おまけにガスで視界はない。果たして本谷はどうなっているのか。

山頂から本谷まで雪はなく凍った嫌らしい岩稜帯をツボ足で降りた。さあ本谷が見えた。滑るしかない!上部はカチカチで気は抜けなかった。慎重にターンを刻んで行く。ガスで視界がないのでまじ怖かった。高度を200mほど落とすとようやく視界が出て本谷全景が見えてきた。なかなかエグい谷で両サイドからデブリが落ちていて滑走できるスペースは限られていた。

長居は無用で一気に滑ろう。写真を取り合い落ちて行く。この谷を登りで使う人もいるようだが下りでスキーを使うのが一番安全だろう。最狭部は幅10mくらいだろうか心配したゴルジュもデブリで埋まり問題なく通過した。

下部で川が出てくるともうユーフレ小屋も近い小屋は半分ほど埋まっていた。やはり雪は多かった。ここから旧道登山口まではアップダウンの連続だった。ユーフレ小屋から少し下ると雪は切れきれで板を担いだ。登山道は左岸だが右岸が雪は多いので大きな木を渡って右岸へ行きスキーを履いた、しばらくスキーができたが行き止まってまた左岸へ、面倒なので板を履いたままインナー洗濯を兼ねて自分は渡渉した。しかし二番手のコンは水圧に負け腰まで水に浸かり危うく流されかけた。しかし根性で岩にしがみつき何とか流されずに済んだ。

これを見たパクは裸足で板を担いで渡渉、兄ちゃんも続いた。まあスキーの渡渉は慣れているがコンにとっては初めての経験だったようだ。その後も泥壁登りや大木またぎなどアドベンチャーの連続で登山口が見えた時は正直生きててよかったと安堵した。コンちゃんこれが俺たちの生きてて良かったなんです。

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3.00 320m 山部自然公園(新道登山口)発
4.30 895m 見晴台
6.13 1420m 半面山
6.55 1770m 芦別山頂着
7.10 1775m 芦別山頂発
8.04 640m ユーフレ小屋
9.46 410m 旧道登山口
10.12 360m 太陽の里駐車場

40.知西別岳 2018.5.2

斜里岳から下山後装備を乾かして道東の湯宿だいいちへ向かった。北海道滞在中は山を優先して宿を取らず車中泊の予定であったが以前からこの宿にだけは泊まりたいと予約していた。パクも道東では一番の宿だと行っていた。お風呂は道内で三本の指に入ると思う。せせらぎを見ながら大小10近くの露天風呂がありサウナに水風呂これ以上無いというくらい素晴らしい。食事もまずまず満足できた。夕食中に絶命危惧種のしまふくろうが宿に飛んできましたと言うので見に行った。大きな羽を伸ばして迫力があった。

今朝は夜明けの4時に自然に目が覚めて一番風呂に入った。朝食を食べて知西別岳へ向かう。雨は降らないようで道東の三日間はまずまずの成果になりそうである。

宿を出て羅臼へ、今日も快晴だ。最高の三連休になった。知床道は10時開門なので丁度良かった。出発したのは10時を回っていたが皆と合流してガンガン歩いていく。振り返れば羅臼岳が圧巻だ。南面は黒々として滑るラインはもう無かった。しばらくで羅臼湖について目指す知西別岳がドーン、直登ルンゼは雪が繋がっている。あっという間に登り上げ山頂からの景色は素晴らしかった。オホーツク海を眼下に見て羅臼岳を見てがっーんと滑り落ちた。今日もマンダムな一日だった。

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10.20 680m 見返り峠
10.53 730m 羅臼湖
12.31 1317m 知西別岳
12.46 1317m 知西別岳発
13.44 680m 見返り峠

39.斜里岳 2018.5.1

本当は今日は海別岳を滑る予定だった。あわよくば海別岳と斜里岳をダブろうという勢いで羅臼下山後海別岳の取り付きへ偵察。以前この時期に来た時は1m以上の雪の壁があった。取り付きへと車を走らせるも行けども行けども雪は無かった。登山道のない山なので出だしから猛烈な藪漕ぎとなる。スキーを担いでこれはないだろうと海別岳はなしに。なら斜里しかないか。あっちへ行ったり来たりこれが本当のどうとう(堂々)巡り。道東巡り、シャレです。

さあこの時期斜里へ行くなら根北峠だ、標高も480mだから問題ないだろう。やはり以前は2m以上の雪の壁があったし、ガンガン車を走らせて根北峠へ、マジか雪がない、雪の壁どころか路肩にも雪は無かった。これはシャリにもならん、しかしここで帰る訳にはいかない。深夜3時発で約束してあるし。もうふてくされてカップ麺を食べて寝るしかない。

朝2時に目を覚ます。予報通り天気は悪い、まだ雨が降ってないだけマシだ。しばらくでコンとパクが来た。いつ雨が来てもおかしくない雰囲気。路肩からスキーを持って突入。すぐに雪があるが笹も多い、笹を避けるために闇夜のジグソーパズル。迷路に迷い込んだみたいだ。目的の方角には進めず、雪を広い僅かな道を進む。何とか標高が少し上がるとまだましになってようやくまともに歩けるようになった。しかし雨が降り出して辛い前進となった。

750mくらいで沢に降りるが雪が切れて藪になっていた。雪が多ければ楽々トラバース下降できるが腹を決めて50m笹薮を降りて斜里岳稜線東面沢へ以前は雪が多くて沢割れはまったくなかったが今日はどうだ、ガーン沢に雪はなく水がガンガン流れている。これもシャリにならん!辛うじて右岸左岸へとへつる。しかし藪や木に妨げられて思うように進めなかった。それでも1000mを超えるくらいから沢は埋まりおまけに青空になった。神はお見捨てにならなかった。

高度が上がるとマンダムな朝日が上がった。スンバラシイ、1370mで稜線に出て尾根は雪がないので一旦沢に下りまた雪を繋げてピークを目指す。待ってなさい斜里!二度目の稜線合流で雪は繋がるが山頂手前で雪が切れて岩岩になったのでここで板をデポして最後ツボで標高差50mほどでピークに立った。今日は山頂滑降は無理だが十分楽しませてもらいます。

デポまで戻り後は急斜面のマンダム滑降、標高700mの東面沢まで快適に滑り込んでここからまた難儀な笹藪漕ぎで稜線に復帰して根北峠まで雪を繋げて帰還した。まあ雪不足でしたが気合で斜里に立った。羅臼、斜里と二連勝で明日は知茜別を目指す。行くしかない!

詳細な写真と記録はヤーさんが担当 僕の滑走動画もあるでよ!コン(北大山スキー部後輩)の記録へ 

2.50 480m 根北峠発
4.32 700m 斜里岳東面沢
7.01 1370m 稜線 
7.51 1545m 斜里岳山頂着
8.00 1545m 斜里岳山頂発
8.32 700m 斜里岳東面沢登り返し地点
10.25 480m 根北峠着

38.羅臼岳 2018.4.30

苫小牧に夕刻5時半に着いてそれからウトロまで420km兄ちゃんと交代で車を飛ばした。深夜23時半に無事ウトロの岩尾別温泉に着いた。山スキー部後輩のコンちゃん24才がすでに到着していた。深夜3時発の予定で就寝したが目が覚めたのは3時過ぎだった。目覚ましに反応しなかったらしい。

周辺は雪がほとんどなくて皆スキーで行けるのか心配していたが任せなさい大丈夫コースは熟知している。僕を先頭に登山道を無視して雪を繋げていく。ガンガン高度を上げる。基本は尾根の北側をトラバース気味に進む。大丈夫だ。雪は繋がっている。少しだけ板を外したがほとんど問題なく極楽平に着いた。さて快晴の下目指す北西ルンゼが聳えている。テンションが上がる。

広い尾根を巻いて沢に入れば後は山頂まで手動運転である。ただ沢伝いに登って行くだけ、ガシガシ硬度を上げてもうスキーギブアップ、アイゼンに履き替えてさあゴールが近い。8時過ぎ快晴のピークに着いた。国後島がすぐそこだ。大声で島を返せと叫んだ。さあ写真を撮ったらお楽しみタイム。

急なルンゼを快適に落ちて行く。スベスベでした。ザラメなので斜度は急でも問題なし。あっという間に極楽平に着いた。僕が先頭でガンガン下るが調子に乗りすぎて一本尾根を間違えて登り返し藪漕ぎの痛い目に遭った。それでも正規ルートに復帰してからはあっという間に岩尾別温泉に

雪不足でもコースを選べば十分楽しめる。羅臼岳マンダムでした。 詳細なコースと写真記録へ  パクの記録へ

3.30 239m 岩尾別温泉発
6.20 820m 極楽平
8.00 1500m アイゼン歩行開始
8.20 1659m 羅臼岳山頂
8.35 1659m 羅臼岳発
9.14 820m 極楽平
10.20 239m 岩尾別温泉

37.薬師岳 2018.4.22

今日は賞味期限が近いだろう薬師岳へ、深夜0時半有峰ゲート発と約束してある。ガンちゃん、パク、兄ちゃんの四人で挑戦。ガンは自転車が苦手なのでフライイングして先に出るということだった。深夜0時過ぎに着くと皆すでに集結、ガンは先にスタートした。マッタリ準備してパクと兄ちゃんとYSHRの三人でガンを追った。どこまで行っているかなと思ったがスタートしてしばらくで三人でガンをぶち抜いた。

まだまだ修行が足りないガンであった。何やら後続ライトが2つ見えるということだった。一体誰だ?またカリスマ、もう一人はスズケン?いやおじさんにそんなモチはないだろう。もう一人はマコか?まあ追い付いてきたらご挨拶しよう。

深夜のチャリ漕ぎは試練以外何者でもない、スキーに靴、腰に来るがこれが地獄山スキーヤーの性だ。ガンガンペダルを漕ぐ、パクは中々追いつかない、早く追い付いてくれないと風除けにならない。約1時間でチャリミネンコに着いてここで水を汲んでパクと二人でしばし後続を待つが来そうもないので再スタート、除雪は湖岸から先の折立トンネル500m手前まで進んでいた。さすがにここまで来ると凍結していていきなり大転倒してしまった。

兄ちゃんしばらくで到着、ガンは中々来ないが置いてくわけにいかないから寒さを堪えて待っていた。ようやく来てくれた。ここからスキーで歩く、折立は30cmくらいで雪は少なく、もう賞味期限間近、谷を詰めて辛うじて尾根に上がるが尾根は雪切れしていたのでまた反対の谷に入ってガシガシ登る。三角点まで来ると流石に雪は増えて快適になる。ようやく明るくなりマンダムな朝を迎えた。いつものように太郎平には寄らず五光岩ベンチから岩井谷へシールを剥いで滑り込んだ。このコースが一番効率的で滑りも楽しめる。

沢に降りて後はルンルンピークを目指すのみ、後続は見えなかった。パクは春スキーの楽しさが癖になったようでGWも僕達と一緒に北海道へスキーに行くことになった。そうこの時期からチャリってるてる場合じゃないス。さあ山頂が見えた。風も穏やかで貸し切りの大展望だった。どこを見回しても登山者は皆無だった。

さあ写真を撮ったらお楽しみ、快適ザラメを満喫すべし、ガンガン行きます。薬師岳山荘で後続二名とすれ違う、やはり一人はカリスマ、もう一人は意外や意外スズケンだった。どうしたん、そんなモチあったんかい、と少しお灸を添えた。酒ばっか飲んでないで頑張ってよ!OJISAN期待してるんだから!

さあそんじゃ気を付けてがんばって、帰りも沢伝いに岩井谷へマンダム連発でした。2080mから100mほど登り返して後は広い尾根を快適ザラメを楽しんだ。太郎平小屋の関係者が小屋開きの準備で上がって来られていた。ノンストップで折立まで雪を繋げてスキー三昧、しばらくでチャリデポに、ここから春の日差しを浴びチャリ三昧、午前中にはゲートに着いた。やはりシーズンに一度は薬師岳に来たいですね。今日も完全燃焼、皆さんお疲れ様でした。

0.15 390m  有峰林道(亀谷)ゲート発
1.32 1100m 有峰ダム
2.00  1250m  チャリデポ
2.51 1350m 折立
4.40  1869m  三角点
5.51  2170m   五光岩ベンチから岩井谷へ
5.58  2120m  岩井谷沢床
7.49  2761m  薬師岳山荘
8.37 2926m 薬師岳山頂
8.56 2926m 薬師岳山頂発
9.22 2080m 岩井谷2080m
9.53  2170m  五光岩ベンチ登り返し
10.57 1350m 折立
11.25 1100m 有峰ダム
11.55 390m  有峰林道(亀谷)ゲート

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36.楽々新道 2018.4.18

神は今日もお見捨てになったのか?休みの度に天気が悪くてもう勘弁してほしい、ドンドン雪も減っていくし今日こそは山スキーに行くぞと意気込んでいたが朝起きると雨が降っている。モチ低下、午後から晴れるからチャリでも行くか、なんて少しは迷ったがやはり行くしかない、雨の中車を走らせ一里野へ向かう。

雨がシトシト降っているのでゲート前でしばし様子見、携帯を見ていると9時過ぎには雨雲が抜けそうなので雨の中スタートした。新岩間温泉まで難儀な道のりだったがようやく新岩間温泉で雪が繋がりだした。つづら林道を抜ける頃には雨は上がって少し青空も出てきた。

楽々新道取り付きは雪の繋がりは微妙でもう今日で賞味期限は来そうだ。何とか尾根に乗ったものの雪は所々途切れていて面倒なつぼ足歩行を数度交えた。1200mを超えればようやく雪は完全に繋がってきた。日が射すとメチャ暑くてタイツを脱いだ。スタートが遅かったので白山はおろか七倉山も無理っぽい。小桜平避難小屋を目標にしよう。しかし気温が上がると雪はベチャって足が重い摩擦はかなり大きくなりペースは上がらない。

山はやはり雪が硬い暗いうちに出てなんぼだろう。ドンドン青空が出るかと思ってたが昼を過ぎてドンドンガスが出てきた。今日もマンダメだ。だだっ広い小桜平に着いたうっすら避難小屋の屋根が見えた。その先はガスで何も見えない。もう午後2時を回りここが限界だろう。屋根で少し休憩して帰る頃には更にガスが濃くなりホワイトアウトになった。視界は20−30mくらいだろうか、帰りは厄介だ。

楽々新道はだだっ広くてホワイトアウトの帰還は嫌らしい。GPSが無ければ太刀打ちできなかっただろう。視界があれば帰りは早かっただろうが時間はかかるが慎重に帰ろう。尾根の取り付きまで降るとようやく視界も出てきた。さあここからは消化試合で中宮ゲートへ向かった。

出だしが遅いと雪が腐りすぎてかなり辛い登りになる。それでも初めて楽々新道をスキーで歩けて感無量であった。

8.00 590m 中宮ゲート発
9.10 800m 新岩間温泉
10.06 904m 楽々新道取り付き
14.15 2006m 小桜平避難小屋
14.35 2006m 小桜平避難小屋発
16.00 800m 新岩間温泉
16.45 590m 中宮ゲート着

35.白山 2018.4.11

今日は荒れることはわかっていたがやめられない、週に一度くらいは体力作りをしなければ兄ちゃんと二人でガッツリ降雪があった白山へポンで出かけた。深夜0時発と約束していたがいつものフライイングで23時半に白峰ゲートを出た。自分も寝てないが兄ちゃんも殆ど寝ていないだろう。寒冷前線が南下してきて大荒れになるので出発は早ければ早いほど良い。

ガンガンペダルを回す、向かい風がかなり強い、最初後続で兄ちゃんの走りを見ていたが今一だ。我慢できなくてしばらくでペースを上げてぶち抜いて一人旅となった。市ノ瀬でしばし兄ちゃんを待った。ここで水を補給していく。除雪は更に進んで市ノ瀬を過ぎた橋まで進んでいた。これは更に白山がご近所になった。嬉しい!

チャリを橋にデポしてここからスキーで歩き出す。先日の降雪を考えて今日はポンで来た。気温は高くてモサ雪ラッセルになった。細板になってからのポン再登板は辛い、モサ雪が板に絡みつくので一層重い。行くしかない。先日スキーヤーが来ていたようだが別当出合で早々に敗退していた。ここまで3時間重いポンだから許して下さい。

一本橋を渡り石畳も潜る潜る。交代でラッセルを回す。こんなモサ雪ラッセルを頑張っても帰りは楽しめないのは分かっているが体力作りと割り切ろう。暗闇のモサ雪ラッセルが続く、甚之助でようやく白んできた。1週間前に比べて50cm雪は増えていて冬季入り口は完全に埋まってしまった。風も強くなりここで地獄装備とした。エコーラインを直に登り上げる。相変わらずガスで視界はない。今日もマンダメか?

弥陀ヶ原は真っ白だが室堂が心眼で見えるから大丈夫、さあ室堂だ。山頂ロックオン、風はメチャ強い。地獄だが4月なので三丁目でいいだろう。さあピークで写真を撮って奥社でお参り、今シーズンもう何回来たか?今日も視界はない滑走なんで慎重に行こう。山頂から氷化斜面をガリガリ、室堂までも固いシュカブラが難儀だった。

相変わらず視界は悪いので弥陀ヶ原も飛ばさない。エコーラインに入るとようやく視界は開けて甚之助まで良い雪だった。しかしここから下はモサ雪のストップスノー、まあ人生こんなもんです。辛いラッセルが報われなかった。モサ雪はテール荷重で滑ります。あっという間に別当出合へ、市ノ瀬までも手漕ぎでした。最後はチャリで楽勝でした。片付けをしていると大粒の雨が降ってきた。ジャストタイミングでした。

まあ良い体力作りになりました。モサ雪万歳!

詳細記録はヤマレコへ

23.30 510m 白峰ゲート発
0.46 830m 市ノ瀬
2.27 1240m 別当出合
3.48 1500m 中飯場
5.14 1970m 甚ノ助ヒュッテ
6.27 2350m 弥陀ヶ原
6.50 2470m 室堂
7.41 2702m 白山山頂
8.00 2702m 白山山頂発
8.57 1240m 別当出合
9.52 830m 市ノ瀬
10.18 510m 白峰ゲート

34.白山 2018.4.4

雪解けが急速に進んでいて1500m以下はもうダメポ 甚之助から上はガスで視界は全く無くて登りも下りもGPS握りしめて24ヶ月連続登頂を果たした。

0.00 510m 白峰ゲート発
0.40 750m 発電所過ぎ橋手前
1.17 830m 市ノ瀬
3.21 1240m 別当出合
4.23 1500m 中飯場
5.43 1970m 甚ノ助ヒュッテ
6.50 2350m 弥陀ヶ原
7.19 2470m 室堂
7.58 2702m 白山山頂
8.15 2702m 白山山頂発
9.07 1240m 別当出合
10.01 830m 市ノ瀬
10.28 510m 白峰ゲート

33.剣岳・大窓周回 2018.4.1

今日はYSHR、大魔人、岩ちゃん、兄ちゃん、パクの5人で伊折からの剣岳周回(大窓)を行った。深夜0時伊折チャリ発と約束していた。伊折ゲートが開くのはGW直前だろう。雪はなくなってしまう。行くなら今でしょう!ゲートから6km、標高差250mのチャリ漕ぎである。ガシガシ漕いで30分で馬場島到着、積雪は1m程だろうか、雪は多い、ゴッサンです。暗闇の立山川をパカパカ歩いていく。デブリは多いがまだ大したことはなく雪割れも殆どなかった。これは快適である。

雪が多いという事は素晴らしい、剣周回は雪が多くて谷割れなくてなんぼである。東大谷出合を過ぎて正面に稜線が壁のように聳えていた。目指す室堂乗越に方向を合わせて急登をクトーを軋ませて登り上げる。奥大日の方向に満月も見えた、ハイペースで室堂乗越までスタートから5時間で着いた。まだ真っ暗だった。次の目標は剣御前小屋、貸し切りの雷鳥沢を経由して6時前に着いた。さすがにもう明るくなっていた。正面には剣岳がドーン、雪はまだカチカチだった。勿論誰一人いるはずもなかった。ここまで伊折から標高差で2300m登り上げた。頑張りました。

パクは初めて見る生・剣岳に興奮気味であった。君もあの山頂から滑ってこそ山スキーヤー、あと15年はかかるかもとパクは弱気だった。カチカチの剣沢を剣を見ながら落ちて行く。快適だった。平蔵谷、長次郎谷ともこの時期デブリはあまりなかった。近藤岩まで雪割れも全く無くあっという間であった。さてここから池の平小屋まで450mの登りである。八ツ峰がスンバラシイ!パクに秋の紅葉の時期にも来るように伝えた。池ノ平は白い平原であった。ここの景色は毎年来てみたい。

乗越で八ツ峰を見ながら滑走準備、ここから500m滑って大窓出合へ、この斜面もカチカチで快適だった。あっという間に出合に着いて大窓ドーン!最後の700mの上りです。ここから大窓までは危険なのでフリータイムで各自ハイペースで登って行こう。やはり大魔人が先頭でガンガン行く。パクが追うがやはり大魔人は強かった。大窓までトップは1時間かからなかっただろう。大魔人、パク、YSHR、岩ちゃん、病み上がりの兄ちゃんの順に大窓に着いて最後は馬場島までハイライト、スベスベ斜面を選んで落ちて行く。大窓斜面は急でカチカチ、しびれた。パクも何とか必死に付いてくる。成長しているな!

白萩川に降り立って大窓を振り返るとマンダムな急斜面だった。ここからは消化試合、デブリを避けながらガンガン下って馬場島へタカノスワリも問題なく通過して馬場島まで板を脱ぐことはなかった。最後に試練と憧れの碑の前で記念写真を撮った。

馬場島に着くと警備隊の方がカルピスを持って出迎えてくれた。感謝感謝です。入山者がいる日は詰所にいて万が一に備えてくれているらしい、僕達が安心して剣岳に入山できるのは山岳警備隊のバックアップがあってこそだと改めて思った。

後はチャリに乗って自動運転気味に伊折集落へ、午前中には下山できた。雪の多い大窓周回は癖になりそう。詳細写真コース記録へ

23.47 500m 伊折ゲート発
0.20 760m 馬場島発
2.15 1390m 東大谷出合
4.43 2350m 室堂乗越
5.53 2780m 剣御前小屋
6.49 1600m 近藤岩
8.37  2050m 池ノ平小屋 
8.49 1525m 大窓出合
10.11 2255m 大窓 
11.10 1000m 取水口
11.30 760m 馬場島  
11.56 500m 伊折ゲート着

33.別山-御舎利山北面滑降 2018.3.28

今日はがんちゃんと二人で別山を目指す。深夜23時に自宅を出て白峰へ、除雪も進んでいるだろうからチャリも積んできた。15分のフライイングで深夜0時15分ゲート発。チャリは早い、厳冬期のラッセルがウソのようだ。市ノ瀬まで除雪されていれば御の字だ。ガシガシ漕いで行く。スタートしてしばらくで路面が凍結してきた。ヤバイもう無理だ。押し歩きしてゲートから4km、百万貫岩1.5km手前で除雪は終わっていた。ウ〜ン辛いここからスキースタート、北ア縦走の反省で今日は太めのファットで来た。

さあ行くぜよ、岩ちゃん。雪切れが進んでいる箇所は多い、ガシガシ歩いて二時間チョイで市ノ瀬に着いた。まだ雪は多いが厳冬期に比べればかなり減った。チブリ尾根取り付きまで進みいざ別山へ。今年は雪崩が激しく、チブリ尾根は至る所で激しいデブリがあって滑れたものではなかった。曲池脇を通り稜線に乗り上げた。ようやく白んできた。

正面には御舎利山、別山が壁となり聳える。今日もチブリ尾根はカチカチでチビリ尾根だ。クトーを効かして高度を上げて行く。帰りはどこを滑るか赤谷が第一候補、別山山頂から別山谷は第二候補、御舎利の直下で氷も出てきた。やばいっす、風も強くなり日の当たらない別山谷は凍っていそうなので却下した。

御舎利山に乗り上げると別山がすぐそこ、時間調整もしてたが8時に山頂に着いた。雪が緩むまで待つと今度は雪崩の危険が増すので雪は硬いが行くしかない。山頂で写真を撮りさあ赤谷へ御舎利山まで戻り山頂から北面を覗き込む、斜度は急でカチカチだ。でもエッジは効きそう、転けたら谷底ボブスレーだ。僕が最初に慎重にエントリー、安全なラインを探す。ガンが続くがエントリー直後氷を踏んでエッジが外れて転倒、やばかったが板で静止、僕もビビりが入る。カチカチの上に氷が散在していてわけが悪い。

それでも慎重にターンを刻んで落ちて行く。400mほど落ちてようやく斜度が緩み安堵した。もう大丈夫、かっ飛ばす。あっという間に赤谷二股1600mまで滑走。このまま下まで滑りたいがここから下は猛烈なデブリで全層雪崩のリスクも高いので南竜方面に登り返した。モンスター地帯まで400mチョイ登り返して後は砂防新道を楽しみます。

甚之助避難小屋はまだ頭チョイで大半雪で埋まっていた。砂防新道はザラメでメチャマンダムだった。やはりファット最高でした。あっという間に別当出合へ、ここからもうベチャ雪を消化試合で白峰まで、赤谷はメチャマンダムだった。

今日も完全燃焼、来て良かった!

詳細写真コース記録へ

0.15  505m  白峰ゲート発 4.3kmチャリデポ
2.30  830m  市ノ瀬着
3.05  910m チブリ尾根取付
5.00 1503m 曲池
6.20 1900m チブリ避難小屋
7.48 2383m 御舎利山着
8.00 2399m 別山山頂着
8.15 2399m 別山山頂発
8.23 2383m 御舎利山発 赤谷へ
9.10  1618m  赤谷二股
10.45 2048m  モンスター地帯
11.01 1980m  甚之助避難小屋
11.23  1270m  別当出合
12.00  855m 市ノ瀬
13.50  505m  白峰ゲート

32.黒部五郎岳(神岡-新穂ワンディ)2018.3.25

北アを縦走する日本オートルートコースは通常黒部アルペンルートが開通してから人が入りだす。3月のこの時期に北アを縦走する人はまずいない。やはり雪の多いこの時期に入ってみたい。今回は兄ちゃんと車二台で挑戦することにした。

土曜夜9時過ぎに兄ちゃんと同時に自宅を出て高速のSAで落合新穂に向かう。神岡から新穂に向かう国道が工事中で通行止め、面倒な迂回路となっていた。嫌な予感。新穂に着くと丁度大魔人号が交番に止まっていてこれから涸沢岳西尾根に入ろうというところだった。兄ちゃん号を新穂にデポして僕の車に乗り込みまた神岡に戻り厄介なクネクネ林道を山之村和佐府に向かう。

飛越トンネル林道に着くと当然除雪はなかった。なんだかんだで自宅を出て4時間近くも運転してスタートは深夜1時になった。二人共殆ど寝てないし、もう既に運転で疲れた。林道は長かった。トンネルまで7km弱くらいか雪面は硬かった。今日は細板なので足は軽いが先日の降雪が気になっていた。ハイペースで1時間半でトンネルに着いた。積雪は2m以上はあるだろう。どこでも歩けるのでそのまま沢筋から登山道に合流した。

暗闇の中ガンガン進んで行く。旧道に合流してから新雪で板が沈んで不快だった。寺地山を超えるとようやく白んできて北ノ俣岳がドーン、避難小屋を過ぎると風がメチャ強くて難儀した。着きそうで着かない北ノ俣岳、7時41分ようやく山頂に着いた。この時期縦走する人はいるはずもなかった。通常ならカチカチの稜線を快適にトラバースするが稜線の東側は新雪がたっぷり吹き溜まり細板では沈んで難儀なトラバースで手漕ぎラッセルが加わった。

赤木岳を超え中俣乗越まで時間がかかった。この先も心配だ。黒部五郎までも強風と新雪で難儀だった。ファットにすればよかったと後悔しても後の祭り、新雪のためアイゼンもクトーも使わず黒部五郎岳に10時過ぎに着いた。いつもより時間はかかっている。問題はカールの滑走である。悲しいかな激モナカになっていた。ザラメなら快適なカール滑走となるが細板がモナカでコントロール不能状態。それでも根性で板を回して黒部五郎小屋へ、やはりいつもより時間はかかった。

時間は11時ここから三俣蓮華に登り返せばもう核心部は終わる。しかしこの先、また細板ラッセルの登り返しになった。もうモナカの滑りで体力は削られ辛いラッセルになるが兄ちゃんと二人で交代で頑張った。稜線の雪は多くてハイマツがないからコース取りは楽だった。午後1時過ぎに三俣蓮華岳に着いた。ようやく風も少し弱くなってきた。先についた兄ちゃんがシールを外して滑走準備をしていた。雪が硬ければ三俣蓮華からこの時期大ノマの出合まであっという間に滑れるが、今日の雪では潜って無理だからシールで滑って一旦登り返したほうが良いと言うが兄ちゃん去年行けたから大丈夫と言う。絶対無理と言うが聞かない兄ちゃんはじゃあ双六で待っていてと先に滑っていった。

僕はシールで降りてもう一度登り返してから双六に向かった。難儀な登り返しで双六に向かうが兄ちゃんのトレースがなかった。やはりハマったようだ。双六で携帯するも圏外、しびれを切らして捜索に戻っている途中で兄ちゃん降りてきた。やはり板が沈んで登り返して時間がかかったようだ。だから言ったでしょう。

双六から大ノマ出合までも雪はモナカで快適ではなかった。もう勘弁して下さい。大ノマ乗越の登りは北面で最後も辛いラッセルとなった。頑張るしかない。ここも交代でラッセルして完全に足は売り切れた。正面には槍から穂高の大展望が広がった。後は滑って帰るだけだが最後小池新道大斜面は今日最高の激モナカになっていた。細板はズボッと潜りコントロールする足はもう残っていない。兄ちゃん転けまくり、何とか広い斜面を斜滑降でモナカを割らないように難儀な滑りが続く。加えてデブリが進路を塞ぐデブリで僕のストックも折れてしまい、これまた試練、兄ちゃんには先に行ってもらい折れたストックでの難儀な下りとなった。

新穂に着いたのは夕方6時前、17時間近い難儀な一日になった。想定外の新雪は大きな障壁となった。このコースはザラメでこそなんぼだがこんな試練を与えてくれた山に感謝ということにしよう。新穂からまた迂回路で山之村まで車を回収して自宅に戻ったのは自宅を出て24時間後、寝たのは深夜0時、今朝も寝不足で記録をまとめた。

昨日の詳細な記録 オートルート後半ワンディへ

1.00 1000m  神岡町和佐府発
2.30 1455m  飛越トンネル
4.24 1842m  旧道合流
5.17 1996m  寺地山
7.41 2661m  北ノ俣岳
10.17 2839m  黒部五郎岳
11.00 2345m  黒部五郎小屋
13.19 2841m  三俣蓮華岳
14.28 2500m  双六小屋
16.00 2480m  大ノマ乗越
17.18 1400m  ワサビ平小屋
17.44 1100m  新穂高

31.猿ヶ山2018.3.18

今日は講演会前に早起きして富山のおじさんと猿ヶ山でマンダムな朝を迎えた。おじさんケチってワクチンを打たなかった罰が当たりインフルにかかりここ最近山にイケてない。かわいそうだから病み上がりのおじさんを連れ出そう。朝四時小瀬集落発の約束で深夜二時過ぎ自宅を出た。

三時過ぎに五箇山に着くと間もなくおじさんもやってきた。車を止めてすぐに板が履けた。この辺はまだまだ雪は多くて賞味期限は先のようだ。橋を渡りすぐに急斜面をガシガシ登った。おじさんも病み上がりと思えないくらい頑張っている。斜面はカチカチでスリップしないようにクトーを効かしていく。厳冬期以外にこの山に来るのは滅多にないましてや快晴の日に来ることは絶対ありえない。講演会に感謝!

今日はトラバースしなくて良いのでガンガン尾根を突き進む、鉄塔を二本すぎると平坦地、もう白んできて北アルプスが赤く染まりだしてきた。朝6時過ぎ今日もマンダムな朝を迎えることが出来た。朝日が北アから上がり猿ヶ山も赤く染まりだしてきた。ウ〜ンマンダム、寝ている場合ではなかった。おじさんも来て良かったと潤んでいた。おじさんインフルにかかり屋根裏部屋に隔離されていたからなおさらだろう。

さあピークが見えた。ピークからは大笠山、笈ヶ岳、白山が大魔人パーティも加賀禅頑張っているだろう。山頂から金沢平野が良く見えた。始めて見た。記念写真を撮ったら一気に滑ろう。今日はタイムを競うで、おじさん病み上がりとは思えない華麗な滑りで突っ走っていく。斜面はガチガチなので自分は慎重に滑っていく。おじさんまさに飛ばし屋だ。

それでもあっという間に小瀬集落へわずか19分の新幹線でした。荷物整理して講演会に行こうかな。

3.30  380m  五箇山小瀬集落発
4.51  907m  地図上907
5.30  1100m  最終鉄塔
5.50  1221m  地図上1221m
6.35  1447m  猿ヶ山山頂着
6.56  1447m  猿ヶ山山頂発
7.15   380m  五箇山小瀬集落

30.白山2018.3.14

ライブカメラで別当出合を大きな雪崩が直撃していた。これは見に行かなければならない、それと白山連続登頂23ヶ月目も果たさなければ、できれば今年30回の大台に乗せて前人未到の記録を作ろうか?この記録を破る人がいるとすれば大魔人だけだろう。

今日も23時に自宅を出た。除雪は進んでいるだろうか?チャリが使えれば別山から白山周回しよう。白峰には0時過ぎ到着した。さて除雪は?ゲートを照らすと何と全く除雪されていなかった。チャリはただのお荷物だった。深夜0時半ゲートをスタート、雪はカチカチだった。今日はファットで来た。ただ雪面はガタガタなので快適歩行という訳にはいかない。硬い林道は足には良くない、早々に足の小指が痛くなってきた。

林道はたまに雪切れしていて板を脱ぐのが面倒、隊道前後はデブリも多くてこれまた難儀、ラッセルはないが決して楽ではなかった。百万貫まで1時間半、もう足の小指が痛くてめちゃ辛いが行くしかない。市ノ瀬手前で帰りの燃料をデポした。予定通り市ノ瀬まで3時間であった。ここで少し休んだ。ここから斜度が増すので小指の痛みは少し楽になった。ガンガン林道をカットして進む。星が綺麗だ、単独は単調で話し相手がいないから眠くなる。

足の小指が痛くてスピードは出せないが、まあまあのペースだろう。別当出合手前の林道で大きなデブリが、このデブリは別当出合の大きな雪崩の一部だった。ようやく白んできた。別当出合は雪崩が直撃して休憩舎の屋根までデブリが押し寄せていた。こんな光景初めてであった。ライブカメラも傾いていた。自然の脅威だ。写真を撮りまくった。一本橋は雪も落ち楽勝だった。

石畳をガンガン上り急ごう。斜度が増せば足の小指は痛くなくなった。観光新道斜面は雪崩も多い、帰りは単独だし避けよう。砂防新道は真っ白な台地と化していた。今日も朝日が射しマンダムな朝を迎えた。甚之助8時過ぎ、ほぼ埋まっていた。しかしこの先ガスが出てきて視界がなくなった。聞いてナイス!アイスモンスターは皆死んでいたから甚之助から直上してエコーラインに乗り上げた。ここでガスが晴れ白山が見えた。上空には自衛隊のヘリが何度も旋回して訓練していた。

弥陀ヶ原から室堂に出てさてロックオン、数日前の新雪で氷は隠れて歩きやすかった。ピークへ直に登り上げ約10時間で御前峰ゴール。風も穏やかで心地よい、今日も入念に奥社でお参りした。帰りは安全策で砂防新道経由とする。

室堂までは氷化していたが室堂から下はザラメの快適スベスベ斜面だった。単独だからノンストップで降りた。別当出合まで山頂から40分でした。これが山スキー、一本橋を渡って後は林道消化試合、ただ気温は上がり自動運転にはならない、手漕ぎで漕ぎまくって市ノ瀬へ、ここからの平坦林道は足の小指が再度悲鳴を上げた。堪忍して下さい。小指保護のためベロを差し込みベルトも締めた。

滑らない林道に市ノ瀬から2時間半かけて白峰に着いた。ラッセルも辛いが硬い平坦な林道も辛い、白峰からの白山は甘くはない。無事23ヶ月連続達成!

0.30 510m 白峰ゲート発
2.07 600m 百万貫
3.30 830m 市ノ瀬
5.35 1240m 別当出合
6.55 1500m 中飯場
8.16 1970m 甚ノ助ヒュッテ
9.18 2350m 弥陀ヶ原
9.40 2470m 室堂
10.21 2702m 白山山頂
10.40 2702m 白山山頂発
11.23 1240m 別当出合
12.05 830m 市ノ瀬
14.30 510m 白峰ゲート

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29.火打山2018.3.11

今日はこの時期定番火打山北面ルンゼを目指した。名人、岩ちゃん、兄ちゃん、パクの5人でパーティを組んだ。三重のパクを金沢で23時に拾って兄ちゃんと三人で笹倉温泉に向かう。深夜1時過ぎに着くと名人と岩ちゃんは既に車中泊していた。2時発の予定だが今日も少しだけフライング、ガシガシ 九十九折り林道を登って行く。今日もハイペースだ。パクも179cmのポンであっという間に見えなくなる。オイコラ待ちなさい、内心思ったが口に出さずついて行く。

アマナ平は3時過ぎヤバイペースだ。暗闇の北面台地は4時前、素晴らしい景観をパクに見せることはできなかった。北面台地からは帰りのルート取りを考えて主にYSHRがルート工作する。賽の河原も完璧だ。北面ルンゼ基部でようやく白んできた。さあ北尾根に乗り上げよう。このあたりは雪崩が怖いのでこの時間しか安心できない。

北尾根乗り上げで少し手こずったが無事北尾根に乗り上げて朝日を浴びた。今日もマンダムな朝を迎えた。さて尾根に上がると風が強くて氷化斜面となり慎重な登りを余儀なくされた。焼山にも朝日が当たり出した。さあ妙高山が左手に見えると火打が近い、快晴の空だ。さあ山頂が見えた。8時無事ピークに着いた。風が強いので早々に降りよう。

北面ルンゼは凍った斜面に20cm程のパックされた新雪が乗っていた。パクはかなりビビっていた。こんな急斜面は初めてのようだ。これぐらいでビビったら北アルプスは行けんぞよ。モナカ、氷化、重たいパウと雪質変わりまくり。何とか厳しい滑りを楽しんで北面台地に降りた。振り返ると火打が壁となってそそり立っていた。皆ご無事で何よりです。

後は消化試合、まだ雪は固くてよく滑った。ノンストップで笹倉温泉へ、10時前には無事帰還した。今日も大満足、完全燃焼です。

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1.45  450m  笹倉温泉発
2.30  750m  九十九折り林道終点
3.10  1000m  アマナ平
3.55  1235m  焼山北面台地
4.34  1350m  賽の河原横断
5.04  1400m  北面ルンゼ基部
6.30 2000m  火打北尾根主稜線
8.00  2461m  火打山頂
8.15  2461m  火打山頂発
9.05  1400m  北面ルンゼ基部
9.35  1000m  アマナ平
9.50  450m  笹倉温泉

28.初雪山 2018.3.7

今日は昼から仕事があるので午前中に下山できてハードで素晴らしい景色が楽しめる初雪山を目指した。甲府の名人と深夜1時半スタートと約束していた。深夜23時に自宅を出て朝日町に向かう。朝日ICで降りて小川温泉方面に向かうと雪は徐々に増えていった。朝日小川ダムに着くと既に名人号は到着していた。雪は30cm程と例年並みにそこそこあった。

1.20分いざスタート、名人は159cmポン、僕は166cmファットを選択。少し林道を歩いていよいよ植林斜面に取り付くが日当たりの良い斜面は雪が切れていて焦った。おまけに雪はカチカチでスリッピーだ。高度が上がると風も出てきた、今日は寒い日だ。斜面はカチカチで滑落すると止まらないので大笠同様今日も気は抜けない。名人のポンのシールはお下がりでエッジが出ていてスリップしやすくて随分苦労している。

800mの稜線に出るも相変わらずカチカチで名人はアイゼンで歩くと言う。ガシガシアイゼンを軋まして名人は登って行く。僕はクトーで登る。振り返ると黒部扇状地の夜景が綺麗だ。風は収まり助かった。4時間で大地山に着くもまだ真っ暗だった。今日はカチカチ山なのでトラバースは危険で安全第一でポコを超えていく。大地山でシールを剥いで一気に下る。かなり距離は稼げた。

さらに稜線を少し進むとようやく白んできて正面に初雪山が見える。稜線北側には雪庇が張り出していてかなり亀裂も入っている。ただこの時間は気温は低くて大丈夫だろう。昨日の降雪で樹氷もきれいだ。7時過ぎ右手の剱岳が赤く染まりだしてきた。正面初雪山の肩から朝日も登る。今日もマンダムな朝を迎えた。長い夜だったが早く出てやはり良かった。

カチカチの稜線を進むとドンドン初雪山が近づいてくる。山頂の電波塔も見える。さあもうひと登りだ。栂海新道が見えるとそこはピークで出発から約7時間の長丁場だった。ピークは広く平坦で栂海新道から朝日岳、さらに剱岳まで絶景である。振り返れば日本海も見える。贅沢な景色である。今日も寝ないで来て良かった。

さあ仕事もあるので急いで帰ろう。雪面は硬いので板はよく走った。パウではないがこれも楽しい、大地山手前鞍部まで一気に滑り込んでここからシールで登り返す。この山行最大の見せ場だ。初雪山に続く稜線はまさに岳人の魂を揺さぶるような景色でここに誘った人は皆感動してくれる。折角だから仲間たちに携帯写真を転送してあげる。

さあ景色を楽しんだら後はダムまで帰るだけ。ほぼノンストップでかっ飛ばした。無事10.50には到着、車を飛ばせば余裕で仕事に間に合いそうである。今年も初雪山の展望は裏切らなかった。やはり寝ている場合ではなかった。 今日も完全燃焼!

初雪山の記録へ

1.20 245m  朝日小川ダム発
3.07 地図上621m
4.04 地図上838m
5.18 1167m 大地山
7.09 地図上1293m
8.13 1610m 初雪山着
8.38 1610m 初雪山発
9.44  1167m 大地山着
10.00  1167m 大地山発
10.32 260m 林道
10.50 245m 朝日小川ダム着

27.大笠山 2018.3.4

今日は岩ちゃん、大魔人の三人で大笠山を目指した。厳冬期ではないが今日はカチカチ山になっていて厳冬期以上に危険な香りがした。深夜1時国道脇ゲートスタートの約束、0時過ぎに着くと既に岩ちゃんはいてまもなく大魔人も到着、0時40分にはスタートできた。カチカチだとわかっていたが皆体力作りとポンで来た。ガチガチ林道を進み打越トンネルまで来た。

今日はトンネルをやめて旧道を歩いてみよう。しかしこれでハマった。カチカチ片斜面が続く、下は谷底落ちたら助からない。いつまで続くのか、緊張の連続だった。長い長い旧道はマジ心臓に悪かった。トンネル歩くんだった。もう二度とこんな冒険しない。

おかげで境川ダムまで二時間もかかった。1時間近くロスしただろう。さて主稜線東尾根も出だしからカチカチ急斜面だった。ここも心臓に悪かった。今日は一歩も油断できない、少し登りあげると何と後続ライトが2つ見えた。誰だ?この山に来る地元民?そんなモチのある人は?カリスマ君とスズケン?でもスズケンは昨年懲りてもう二度と大笠山は行かないと豪語していたはず、もし新顔なら即友達申請だなと思った。

さて暗闇の中複雑な地形が続く、このコースは甘くはない。厳冬期なら帰りを考えて完璧にルート工作するが今日はアップダウンしても問題ないから気は楽だ。黒池から少し上がったところで日の出となった。大笠山が赤く染まった。マンダムな朝だ。後続のライトも見えた。彼たちも頑張って付いて来ている。

今日はいったん谷まで滑降してショートカットで大笠山を目指す作戦。さあこのあたりでシールを剥がそうか、しかし事件が起きた。足場の悪いとこで大魔人が板を履こうとして外れてあっという間に板が谷底めがけて滑っていった。THE END、板はどこまで落ちたか?新品の159cmポン、大魔人真っ青になり谷底まで探しに行くと片足スキーで見えなくなった。しばらくして大きな声で木に引っかかっていると叫ぶ声が、マジか、何と運が良いことか、落ちたラインに一本だけ木が生えていたということだった。

気を取り直して先に谷まで滑って待っているとすぐに大魔人も到着、さすがに無駄がなかった。ここから主稜線まで谷伝いに500m登り返すがカチカチ急斜面で途中でアイゼン歩行とした。大魔人一番乗りで稜線着、稜線に出るとひと登りでピークだった。全く無駄のないコース取りだった。

山頂は絶景だった。笈ヶ岳、白山、遠くには北アルプスが今日も頑張って良かった。写真を取りまくりさてカチカチを帰ろう。気の抜けない主稜線を下ると後続がいた。やはりカリスマ君と相棒のマコさんだった。やはりスズケンではなかった。死んでも再訪はないと言ってたからそうだろう。マコさんもまさに山ヤと言う風貌でとても強そうだった。いいコンビだと思った。

さあ帰りも主稜線から谷にエントリーして降りた谷を登り返す。滑りは楽しかった。あっという間に谷底まで滑って登り返すと後は重くなった雪を境川ダムまでガンガン飛ばす。帰りはトンネルです。早かった。12時過ぎに無事車に着いて今日も完全燃焼。大笠山の難易度は白山に勝るとも劣らない!大魔人今日は白山奥社参りの御利益が出たと思った。白山のお参りは裏切らない!

今日の詳細記録へ

0.40 330m 国道156付近広場発
1.11 443m 打越トンネル
2.33 600m 境川ダム
2.42 597m 主稜線東尾根
4.21 1100m
5.20 1240m 黒池
6.35 1450m スキーで下降
6.53 1250m 谷
8.30 1725m 主稜線
9.11 1821m 大笠山
9.20 1821m 大笠山発
9.30 1250m 谷
9.57 1450m スキーで下降地点登り返し
11.12 585m 林道
12.10 330m 国道156付近広場

26.厳冬期百四丈滝 2018.2.28

月曜大魔人から火曜にサブと二人で百四丈滝に行くとの連絡があった。ムムム、これは自分も水曜行くしかない、今日は休みの兄ちゃんを誘って初めての厳冬期挑戦となった。深夜0時一里野スキー場発の約束で22時半に自宅を出るが、何と雨が降っている。聞いてないっす、23時半に着くとすでに兄ちゃんスタンバイであった。

パパっと支度をして兄ちゃん号をゲートにデポして深夜0.05 一里野スキー場を出た。小雨が降っていたありえない。話が違う。ゲレンデの圧雪は既に終わったようで安心してゲレンデをガシガシ登って行く。登るに連れて急になる、雨はしばらくで雪に変わった。マジですか。雪の中55分で山頂駅に着いた。

ここから登山道に入るがツボ足やスキー跡がいっぱいあった。暗闇の中GPSを見ながら最適なコースをたどる。無駄なアップダウンはしない。林道をしばらく進んで向こうのポコの先に出て少し得をした。雪は止まない、しかり場まで小さなアップダウンとちびラッセルがあった。しかり場まで3時間だった。ようやく雪も止んだが今度はガスで視界がなくなった。

ウ〜ンくらい、ここからの加賀禅はアップダウンの連続だが前日のトレースも不明瞭でやはり地図を見ながら最適コースをたどる。たまにトレースが見えると安堵した。スリッピーな尾根だがクトーをつけると下りが辛いのでシールだけでガシガシ歩く。奥長倉避難小屋まで5時間半だった。中で休憩したかったが降雪のため除雪が面倒なので諦めた。

美女坂手前鞍部でようやく白んで来た。長い夜だった。美女坂は急登だが降雪の影響でスキーで登り上げる。しかし上部でカチカチになりアイゼンに履き替えた。帰りの安全なコースを確認しながら進む。ようやく稜線に乗り上げて安堵した。さてどこから滝に下るのか?昨日のトレースは完全に消えていて自分たちで下降ポイントを探しながら進む。2054mポイントは雪庇がなくてここから滑る。雪はモナカで今日はポンで来て良かった。モナカは快適に滑れた。

さあ百四丈滝が近づく、すざまじい眺めです。こんな景色見たことない。大きなつらら、大きなドーム、今年は大雪だったからこんなにでかいのか。アイゼンを履いて遊ぼう。周りを散策して兄ちゃんは滝壺まで滝に打たれながら動画を撮りに行った。たっぷり40分写真を撮ってさあ帰ろう。

300m登り返して稜線に出て、後は一気に下ろう。ポンは沈まないので稜線下トラバースラインを長倉山近くまで滑れた。早かった。ここからシールでしかり場まで登り返してハライ谷ラストランであった。

しめて12時間50分のアドベンチャーでした。ようやく白山の課題を済ませることができました。

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0.05 550m 一里野スキー場発
0.57 1020m 山頂駅
3.05 1549mしかり場分岐
4.13 1680m 長倉山
5.30 1771m 奥長倉避難小屋
7.17 1958m 美女坂頭
7.40 2054m 下降点
8.15 1750m 百四丈滝
8.55 1750m 百四丈滝登り返し
9.53 2054m 下降点
12.22 1549mしかり場分岐
12.55 550m 一里野

25.厳冬期大日岳 2018.2.25

厳冬期も残りわずか、今日は厳冬期大日岳ワンディに挑戦した。3月以降のワンディは何度もあるが厳冬期の激パウ時期は初めてであった。兄ちゃんと久しぶりに地元のスズケン、カリスマの四人で挑戦した。深夜1時藤橋ゲート発と約束してある。金沢を深夜23時に出たが立山町には深夜0時過ぎに着いた。すでにスズケン、カリスマはスタンバイしていた。さすがだ、僕達がフライイングしまくりなのをよ〜く知っている。

昨日降雪があったようで称名道路には雪が乗っていた。MTBでガンガン漕いで行く。もう汗だくであった。30分で雪道を漕ぎきって人津谷出合に着いた。ここで板を履いて進んで行く。新雪ラッセルに帰りは激パウの予感である。ハイペースで谷を詰めていく。カリスマ、兄ちゃんの二人は強かった。二人で交代してガンガン先を行く。OJISANSは後を付いて行くだけで精一杯。出合から文登研前進基地まで2時間でラッセルしてしまった。まだ真っ暗3時じゃないですか。

ここからはラッセルが深くなるがペースは落ちなかった。稜線のポコは巻いて進む。前大日着はまだ5時前で暗い、少し下ってここから痩せたガリ尾根を登って行く。ここからはYSHRが先頭で安全なコース取りで早乙女岳を目指す。暗闇のガリ尾根は心臓に悪かった。早乙女岳手前でようやく白んで来た。うっすら大日岳が見えてきた。

風は強くて早々に地獄装備で身を固めた。左前方には剣岳、これが見たかった。氷化してガリガリな尾根はクトーを効かしてガシガシ進む。さあピークが近い。天気はまずまずで良かった。大日ゴールは8時前、正面に立山が良く見えた。帰りはいつものように西面の急なルンゼを雑穀谷へと落ちて行く。今日は雪の結合は悪くないので雪崩は大丈夫だろう、それでも一人ずつ慎重にエントリー。ルンゼには底なしパウダーが詰まっていた。極上でした!今日も来て良かった。ここのルンゼはいつも期待を裏切らない。

あっという間に雑穀谷1500m登り返し地点へ、いつもは日当たりが良くて難儀するが今日は曇り空で雪はぐずらなかった。300m登り返して前大日へ、ここでヘロヘロスズケンをしばし待つ。毎日除雪作業で1ヶ月間休み無しで地域のために頑張っていたから許してあげよう。

さあ前大日からも雪は生きていた。快適パウダーでガンガン飛ばす。人津谷もこれまでになく良い雪だった。前大日から僅かに30分で出合に着いてここでチャリにまたがり無事ゲートへまだ11時前でした。今日も激パウに唸らしてもらった、ウ〜ン、マンダム 男の世界!

0.30 460m  藤橋ゲート発
1.00 580m  人津谷出合
3.04 1300m 文登研前進基地
4.48 1778m 前大日山頂着
5.42 2040m 早乙女岳着
7.54 2501m 大日岳山頂着
8.11 2501m 大日岳山頂発
8.38  1500m  雑穀谷登り返し
10.00 1778m 前大日山頂
10.22 1300m 文登研前進基地着
10.42 580m  人津谷出合
10.58 460m  立山駅手前藤橋ゲート

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24.天狗原山 2018.2.21

まだ白山山行の疲れも残っているが折角の休みなので行くしかない!今日は名人と小谷の天狗原山周回へ行ってきた。ここのモンスターも中々である。深夜0時に自宅を出て高速を飛ばす、新潟県内に入ると激しい雪が降っていた。マジですか、聞いてないっす。糸魚川で降りて小谷へ向かうと雪はゴンゴン降っている。山田温泉まで入れるのか心配になったが辛うじて車は雪まみれになりながらも隊道に到着。名人は車中泊していた。

深夜3時ゴンゴン降る雪の中スタート、長い林道ラッセルを避けて山田温泉裏からショートカットした。ガリの上に新雪が20cm ほど標高が上がるにつれ40-50cmほどあっただろうか。林道・小谷-妙高線から天狗原南西尾根に這い上がると強風でかなり寒くて手も足も痛くなってきた。今年は雪が多いので地形が少し違う感じだ。

標高1700-1800m辺りにお目当てのモンスター達が出迎えてくれた。雪が多くていつもより小さく見えたがそれでも立派だ。このあたりで青空ものぞき始めた。やはり今日も来て良かった。複雑な地形をうまくかわしてアップダウンを避けた。

ラスト天狗原山が眼前に見えるとラッセルは更にきつくなってきたがもうそこが山頂だった。視界は悪くなり見えるはずの焼山や火打、雨飾は一度も見えなかった。帰りはいつものように浅海川にエントリーするも雪が深すぎてポンでも緩斜面は滑りが悪かった。それでも1650mの登り返しまで20分足らずだった。ここで南西尾根に登り返して尾根伝いに快適パウダーを楽しんだ。今日も新雪パウダーのご褒美を頂けて山の神に感謝!

3.00  850m  小谷.山田温泉発
3.30  980m 栃の樹亭
4.11  1055m 林道・小谷-妙高線
6.00  1551m 天狗原南西尾根稜線上
6.31  1645m 雪庇のある平坦地
9.50  2197m 天狗原山着
10.15  2197m 天狗原山発 浅海川へ
10.37 1650m 浅海川1650m登り返し
11.20  1765m 金山南西尾根
11.55  960m 栃の樹亭下橋
12.30  850m  小谷.山田温泉着

23.厳冬期白山 2018.2.18

ここ最近の北陸の大雪は全国に知れ渡ったがその総本山と言えば白山だろう。白山はどないなことになっているのか是非見に行くしかない。予報はイマイチだったが大魔人、兄ちゃん、サブの四人で挑戦した。昨日から降り続いた雪も日曜の明け方には止むだろう。別当出合までの長い林道帰りもラッセルになるとタマランチ、天候回復を期待していつもの深夜0時発ではなく一時発と少しずらした。それでもいつもの習慣で深夜0時過ぎに一番乗りで白峰に着いた。

雪は降り続いている。深夜1時前に皆集合したので雪の中ラッセル開始、市ノ瀬までの林道が核心だ。今年は雪が多くて隊道の前後は雪崩で少ししか開いてなかった。闇夜の林道は片斜面あり雪崩跡ありで心臓に悪かった。隊道の中だけは安全地帯である。ラッセルは山深くなるに連れ険悪になって行く。お陰でペースは上がらない、市ノ瀬までたっぷり4時間かかって標高差300m稼いだ。

市ノ瀬も積雪は多かった。永井旅館が雪で潰れそうなくらいだ。雪はようやく止んできたが市ノ瀬から先ラッセルは更に厳しくてスーパーファットの膝ラッセルとなる。辛いつらすぎる。四人で回すが先頭は全くスピードは出なかった。別当出合のはるか手前で夜が明けた。白峰を出て7時間半の激ラッセルでようやく夏の登山口に着いた。

別当出合の休憩舎に入るのに少し空いた隙間から雪壁を崩して中に入った。完全にカマクラ状態だった。中で休憩したがまた這い出すのに苦労した。大鳥居はすっぽり埋まっていた。問題の一本橋は雪が不安定に多量に乗っており板のまま歩くがかなりビビリが入った。たまに踏み抜いた。渡って急な段差を対岸に乗り上げるのにも苦労した。今年はとにかくすごい雪だ。すべてが雪に覆い尽くされていた。石畳の急登は大魔人が頑張ってラッセルした。中飯場着は白峰を出て9時間、果たしてピークに届くのか?

よし腹は据わった、明日の仕事に間に合えば良い、時間無制限一本勝負で張ってでもピークを踏んでやる。皆勿論!という頼もしいメンバーであった。中飯場からは元気者サブがガンガンラッセルした。流石に強い、お次は兄ちゃん、30代コンビも頑張ってくれた。白い台地と化した砂防新道をガンガンラッセルする。視界は徐々に出てきて青空ものぞき始めた。甚之助は跡形もなく埋まっていた。

ここから甚之助谷を横断してアイスモンスター群に抜ける。2月のアイスモンスターも健在であった。初めて見る光景にサブは感動していた。ドンピシャでアイスモンスター群で青空になった。スタート時間をずらしたのが幸いした。エコーラインに出ると真っ白な白山がドーン、しかし弥陀ヶ原では猛烈な風、地獄装備でなければ凍傷確実だ。地獄装備でも兄ちゃんの頬は凍傷になった。

室堂もエビの尻尾ですざまじい光景、とにかく風も強いが行くしかない。大魔人を先頭にガシガシクトーを効かして風を背で避けるように、さあ奥社が見えた。ゴールです。白峰から13時間20分すでに午後2時になった。帰りは暗くなるだろう。早くお家へ帰ろう。

奥社でお参りして風を避けてシールを剥がすと別当出合に一直線、山頂から氷化斜面を慎重に滑ると後はパウダーしかなかった。砂防新道は素晴らしい激パウ、頑張って良かった。楽しすぎて一気に滑り込む。一本橋まで40分でした。これだからスキーはやめられない。

もう一度怖い一本橋を渡り別当出合でデポを回収して市ノ瀬までは自動運転、しかしここからが長かった。大魔人はガシガシ先に行った、やはり最後は強かった。僕達も必死に追いかけるが、兄ちゃんまさかの片斜面スリップで河原に転落、水が出てなくて良かった。這い上がるのに時間を要した。やはり核心は市ノ瀬-白峰の林道、隊道が出る度に急な雪壁を登らなくてはならずもうヘトヘト、途中でヘッデンとなり暗くなった午後6時40分、大魔人の迎えを受けて18時間の長い旅は終わった。こんな多い雪の白山はもうないかもしれない。完全燃焼でした。

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0.40 510m 白峰ゲート発
4.45 830m 市ノ瀬
8.10 1240m 別当出合
9.40 1500m 中飯場
10.55 1970m 甚ノ助ヒュッテ
12.27 2350m 弥陀ヶ原
13.00 2470m 室堂
14.00 2702m 白山山頂
14.15 2702m 白山山頂発
14.55 1240m 別当出合
16.00 830m 市ノ瀬
18.40 510m 白峰ゲート

22.四ッ岳 2018.2.14

先日の地獄から今日は天国だった。晴れと重なった休日、Big Day狙いで白山も考えたが以前から約束していた名人の移動も考えて四ッ岳とした。有給を取った兄ちゃんと三人で平湯キャンプ場3時発の約束で深夜0時に金沢を出た。高速が五箇山に入るとすごい雪の量、高山から先もずっと凍結道路で雪は多かった。

2時半に平湯に着いたが雪はとても多い、キャンプ場を出るといきなりの激ラッセルだ。昨日どんだけ降ったんだ。まあ皆ポンで体力バッチリだからペースは早い、ガンガンラッセルを回してあっという間に大滝川の渡渉点に、トレースはもちろんあるはずもなかった。雪が多いのでいつもより早めに川に降りて渡渉して台地に乗り上げた。

北面台地もめちゃくちゃ雪は多くてどんなルート取りもできそうだ。闇夜の中慎重に無駄のないルートを伸ばす。もちろん山頂までスキーで行ける北東コースだ。氷点下20度以下とても寒いので交代で先頭に立ちラッセルしなければならない。手も足も寒すぎ、標高2000mで早々に地獄装備とした。

さあもう何でもかかってきなさい。ダウンを着たら暑いのでペースは少し落とした。三角岩に続く沢に入ると雪は少し硬くなりようやく激ラッセルから開放された。三角岩から朝日が上る。この上の斜面も樹林はほぼ隠れてしまった。風も弱くなり絶好の山日和になった。昨日の新雪でクトーはいらない、ハーフパイプを進むとしばらくで山頂に着いた。

そう素晴らしい景色が広がる。マンダムな世界が広がっていた。これこそ男の世界だ。白山もよく見える。ちょっと残念だが今日はこの景色が見れて良しとしよう。

さあ滑走です。雪質はバッチリでスプレーを撒き散らしてガンガン滑る。交代で先頭を変わり写真を撮る。一眼しかない!写真を取りながら滑っても渡渉点まで30分だった。早すぎでした。ここで少し登り返してキャンプ場までもう一度パウを楽しんだ。11時前には無事終了。ドカ雪直後の四ッ岳は期待を裏切らない!

2.45 1250m 平湯発
4.20 1570m 大滝川徒渉
6.10 2000m
8.30 2554m 三角岩
9.13 2744m 四ツ岳山頂着
9.30 2744m 四ツ岳山頂発
9.41 2554m 三角岩
10.05 1600m 大滝川徒渉
10.56 1310m 平湯キャンプ場着

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21.風吹岳 2018.2.12

昨日フスブリ山で北面に新コースを開拓後ガンと分かれて道の駅小谷へ移動、入浴して食事を済ませた。休憩所で記録を整理して明日はどこへ行こうか思案する。八ヶ岳で山スキーを楽しんだ名人が小谷へ向かっている。月曜は名人と小谷周辺のスキーを予定している。

月曜は寒気が降りてきて吹雪の予報だが行くしかないだろう。悩んだ挙句北野集落から風吹岳を目指すことにして、北野へ移動して名人と合流、久しぶりに車内宴会を楽しんだ。雪がバカスカ降ってきた。夜も更けたところで車中泊、2時起床で3時発の約束、朝起きたら雪が15cmほど積もっていた。

暗闇の中いざ風吹岳を目指す。交代でラッセルするが林道を外れて名人と交代、名人ガンガン行くがちょっと怪しいので後方でGPSを確認している。名人!おかしいルートが違うと叫ぶも後の祭りもう見えなくなった。急いで追いかけてちゃんとGPSで確認して進むように叫んだ。ルートは大きくハズレてまた戻って仕切り直しとなった。

ダメ交代!激しい雪と風と暗闇でルート工作は難を極めてGPSを持ちながら歩いてもワンデリングしてしまった。南俣沢への合流は闇と吹雪と雪崩警戒斜面の戦いになった。雪崩には最警戒していたがやはり新雪と氷化斜面の結合が悪くてバサっと切れて谷へ落ちる。これはまずいとルート変更を余儀なくされ時間はかかった。

何とか南俣沢に合流するも激しい吹雪で目も開けてられないから暗闇の地獄ゴーグルとなった。足も手も冷たいし、ダウンを着込んでもう地獄装備は完売。この先も雪崩には最警戒、ルート取りはかなり気を使わざるをえなかった。晴れていればこの山域三連休で入山者もいただろうが今日は誰も来るはずがなかった。正直、もうお家へ帰りたい、Butピークを踏まないで帰る訳にはいかない。

名人と先頭を交代しながらガンガンラッセルして吹雪の中風吹岳ピークに着いた。早くお家へ帰ろう。帰りも雪崩には警戒して二人で監視しながら滑っていくが、まさかという斜面で幅30m表層30cmほどバサッと切れて流されてしまった。辛うじて埋まらずに止まった。後方には名人がいたから安心はしていたがそれでも気分の良いものではない。帰りはもう安全第一ルートを取りながら快適にパウった。

林道に合流してかっ飛ばして北野集落へ、昨夜から降る雪で車の屋根には30cmは積もっただろうか。まあ今日の山スキーは久しぶりの地獄巡りであった。状況が悪ければ悪いほど冷静な状況判断と細心のコース取りが求められる。名人お疲れ様でした。

3.00 680m 北野集落(除雪終了地点)発
3.50 930m 林道から沢沿いへ
5.52 1280m 南俣沢合流
8.36 1888m 風吹岳
9.00 1888m 風吹岳発
9.55 680m 北野集落着

20.フスブリ山 北面 2018.2.11

今日はガンと二人で木地屋から北面ルートでフスブリ山を目指した。このコースは初めてで一体何が出てくるかわからないアドベンチャールートだが頑張って二人でラッセルを回した。深夜3時発の約束で二時半に着いた。すでにガンは到着済み、路肩に車を止めいざ林道スタート、雪が降っている。今日は悪天候だ。長い林道はガンガンカットした。複雑な地形で中々標高は上がらない。

白池まで二時間、ここからは平坦な林道が続く、ただラッセルのみ標高は全く上がらず、1時間平坦林道を進んで北面台地に登り上げるが周囲は崖崖マーク一杯でかなり厳しそう。崖の隙間をかいくぐってようやく台地に乗り上げた。こんなコース来る人はいただろうか?

台地からうまくウド川に入り込もうと努力したがウド川は切れまくっており中々入れなかった。1400mあたりでようやく入れたが沢でドボンしたくないのでへつりが多かった。風は徐々に激しくなってきて早々に地獄った。もう大丈夫、後はラッセルを回してピークが見えた。晴れたら白馬乗鞍が見えるだろうが全く視界はなかった。

さあ帰るべ、シールを剥いでガンガン飛ばしたが緩斜面も多くて手漕ぎも多い、北面台地から急な斜面を落ちて林道へ、林道はトレースは消えてこれまた手漕ぎ、クタクタになって木地屋に到着。しめて9時間40分のアドベンチャーでした。

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2.45 600m 木地屋集落
4.45 1100m 白池
5.40 1100m 林道から北面台地
8.45 1650m 尾根取り付き
9.55 1944m フスブリ山
10.15 1944m フスブリ山発
11.35 1100m 林道
12.25 600m 木地屋集落

19.医王山-奥医王山周回 2018.2.7

記録的な大雪に見舞われた北陸地方、こんな日に山に行くなんてアリエール、当初ガンと二人でナナコバ山でもと思っていたが、雪崩がヤバそうなのでショウガ山に、現地に着くのがヤバそうなので急遽大滝山北西尾根と決めた。この大雪で仕事にならないからと大魔人も参戦、横浜から北大OBのS君も新幹線で行くから混ぜて欲しいと4名で行くことになった。

五箇山インター出口に深夜二時半と皆に伝えてあったが皆来れるだろうか?でも皆這ってでも来るようなメンバーだから絶対来るだろう。僕は万が一を考え深夜0時過ぎに自宅を出たが予想通り高速は通行止め下道で五箇山を目指すも五箇山トンネル手前でトラックがひっくり返り渋滞で先へ行けなくなっていた。どうするまだ深夜1時過ぎだ、連絡するとやはり皆近くを走っていた。さすが地獄メンバーだ。横浜から来たS君を手ぶらで返す訳にはいかないから中止はありえない、近場で楽しめる医王山、奥医王山周回コースを目指すことにする。

山麓からラッセルすれば多分累積標高差は1000mを超えるからそこそこ楽しめるだろう。深夜2時半頃山麓をスタートして4人でラッセルを回すことにした。雪は深い、皆ポンだが斜度が増すと太ももラッセルになった。まあ記録的な大雪ですからそんなもんでしょう。皆ラッセルしたい人ばっかりだからズンズン高度が上がる。夜中の夕霧峠に出ると風は強いが金沢の夜景が綺麗だった。

休憩所に潜り込んで休憩、地獄装備に身を固めて暗闇の中まずは医王山へ、富山側には雪庇が発達していて要注意だ。金沢の夜景を横目に見て一つポコを経てピークに着いた。展望台は完全に埋まっていた。さて次は奥医王山へ、ダッシュで降りてもう一度休憩舎に入ってさて仕切り直しだ。奥医王山へはポコが3つあり意外に時間はかかった。山頂手前でようやく白んできた。やっぱ山は良いっす、家にいても寝ているだけだけだったから頑張って山にきて良かった。

山頂から素敵な激パう斜面をガンガン滑ると朝日が射してきた。今日はこんな予報でしたか?もう一回激パウを楽しもうと下から見えた素敵なバージン斜面にエントリーするためもう一度奥医王山に登り返した。ポコまで登り返してう〜んマンダムな斜面が眼下に広がります。雪崩に警戒して一人ずつエントリー、ウ〜ン最高です。第三ラウンドは一気に山麓まで滑り降りて終了、まだ8時すぎですがもうお腹いっぱいです。

帰路金沢へ、市街地に入るとあちらこちらで大渋滞、でも機転を利かして空いている道を繋いで自宅には10時過ぎには到着した。今日も充実した一日であった。寝てる場合じゃなかった。

2.25 290m  医王山山麓駐車スペース
4.25 855m  夕霧峠 
5.10 931m  医王山
5.20  855m  夕霧峠
6.31  952m  奥医王山 
7.04  740m  山麓中間部
7.51  932m  奥医王山ポコ
8.12 290m  医王山山麓山麓駐車スペース

18.籾糠山 2018.2.4

今日はまた強烈な寒波が来ると言うことでどこへ行こうか?癒やしの森籾糠山へ行こう。籾糠山へ行くならファンタジーコースしかないな。深夜3時に宮谷ゲート発と待ち合わせ、大魔人、兄ちゃんと三人でいざスタート。このファンタジーコースは一度100mほど下るがそれ以外は完璧に滑り込むことができる。籾糠山最短コースである。

取り付きまで僕が先頭で、ラッセルしたくてウズウズの大魔人に交代、いきなりハイペースでガンガン行くじゃないですか、これじゃ汗だくになるので少しペースを落としてもらってマッタリ行ってもらう。三番手の兄ちゃんが遅れがちになる、腹痛が出て歩けなくてうずくまっていた。しゃあないから更にペースを落として進むことにする。暗闇の中GPSを見ながら黙々とラッセルして行く。兄ちゃんもようやく腹痛が治まったようだ。

暗闇だが完璧にルートを作り帰りの登り返しがないように進む。1400mポコまで進みここから100mの下り、沢床におりてあとは沢伝いにピークを目指すだけ。癒やされながら黙々ラッセル、ようやく白んできた。空には少し青空も覗いている。風もなく穏やかな日になった。

さあピークが見えた。最後急斜面を登り上げてピークに着いた。4時間半のラッセルでした。少し休憩してさあお楽しみ。今日の雪はよく滑ります。快適です。楽しいので休みません、下る途中MDr、まおゆきさん、雪豹さんとすれ違い、今日ここに来ることを伝えていました。あっという間に登り返しに、ここでシールを付けて1400mポコに、ポコからもまた一気滑りです。ガンガンパウってゲートまでまだ9時でした。

これは皆さん早く帰って午後からは家族団らんの時間が過ごせますね。今日も大満足おつかれさまでした。

3.00 580m 天生峠林道ゲート前
5.34 1400m 1400mポコ
5.48 1280m 沢下降地点
6.57 1610m 平坦地
7.33 1744m 籾糠山山頂
7.45 1744m 籾糠山山頂
8.05 1280m 沢下降地点
8.30 1400m 1400mポコ
9.03 580m 天生峠林道ゲート前

コースガイドは過去のヤマレコで

17.堂津岳 2018.1.31

今日は名人と堂津岳に出かけた。昨夜は仕事を終えて医師会の会議に参加してその足で小谷へ向かった。数年前に初めて厳冬期の堂津岳を訪れてその素晴らしさに感動した。是非また再訪したいとチャンスを伺っていたがようやくその時が来た。

小谷には雨飾山を始め天狗原山、金山、大渚山などがあるが堂津岳はその展望は一級品で山スキーのためにあるような山である。山頂からの滑走もまさにこれぞ山スキーと言う急斜面の激パウが楽しめる。標高も1900mを超え雨飾山に引けを取らない。ただこのコースは体力、雪を読む力、読図力、滑走力など総合力を試される玄人好みの山である。特に雪の状態を見極めないと雪崩に巻き込まれるリスクも高い、今日は雪の状態は最高で結合は良く、最高の滑りが楽しめた。

当初4時発という約束であったが雪崩のリスクを考えて出発を1時間早めて3時過ぎとした。取り付き沢の前には広い空き地がありここに車を止めていざスタート。この沢も急で時間を選ばないと雪崩の危険性が高い、所々水も出ているので注意が必要である。雪崩の危険性が高い時には沢の両脇の尾根を選んだほうが良い。ガシガシ激ラッセルを回して登り上げる。気温は低くて雪の結合はバッチリで雪崩の心配はなかった。

二時間チョイかけてようやく奉納山の稜線に出た。うっすら暗がりの中に堂津岳が見える。まずは奉納山、ピークからアップダウンを経て堂津岳の稜線に向かう。ようやく夜が明け天狗原山にまず朝日が射してきた。振り返れば雨飾山、左手には焼山、火打と贅沢な眺めだ。名人は風邪をひいて体調はいまいちのようだが、ラッセルは辛いので交代で頑張ってもらおう。正面に堂津岳の稜線が壁のようにそびえている。

頑張って登り上げる。雪の状態が悪ければここも雪崩のリスクが有るだろう。急斜面をジグを切ってガンガン登る。稜線に着くと今度は黒姫山、乙妻山、戸隠山が飛び込んできた。更に堂津岳に続く稜線はシュカブラが発達して岳人の魂を揺さぶるような景色だ。待ってなさい堂津岳!堂津岳まで小さなポコも幾つかありポコポコ巻きながらピークに近づいていく。さあピークがすぐそこだ。夏は藪で展望も悪いだろうがこの時期の展望は最高である。

ピークからの大展望はマンダムでした。さあいざ山頂から北面の急斜面にエントリー激パウを頂こう。滑るというより落ちて行くと言ったほうが合っている。雪の結合は良いので安心してエントリーできた。それでも雪崩には警戒して交互に写真を取り合った。ガンガン落ちていく。パウダーでこの急斜面はよほど条件が良くないとあり得ないかもしれない。

あっという間にボトムまで滑って次は奉納山の稜線に200mの登り返し流石に雪は腐り辛い登りになった。奉納山の稜線に這い上がりここから国道までは北西の良く滑る雪で二度目のパウダーを楽しんだ。これは癖になる滑りだ。あっという間にパウを蹴散らして国道まで全く無駄のないコース取りだった。

この周回コースは小谷を起点とするコースの中でも天狗原の浅海川周回に並ぶ素晴らしいコースだと思う。

3.10 690m 小谷 中土発
5.37 1385m 奉納山下稜線
6.17 1510m 奉納山
8.56 1845m 堂津岳主稜線
9.46 1926m 堂津岳
10.10 1926m 堂津岳発 北西沢エントリー
10.41 1118m 登り返し
11.46 1385m 奉納山下稜線
12.10 690m 小谷 中土着

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16.僧ヶ岳 2018.1.28

今日は午前中は晴れるので久しぶりに片貝導水管尾根から僧ヶ岳を目指した。激ラッセル予想だが名人、岩ちゃん、兄ちゃんの四人なので楽勝だろう。深夜2時片貝集落発の約束で深夜0時に自宅を出た。高速の除雪はバッチリでスイスイ魚津に到着。片貝最終集落に1時過ぎに着いた。少し早いが皆スタンバイなので空き地に車を止めいざスタート。スーパーファツトでガンガン別又谷林道をラッセルする。

しばらくで右手に導水管が見えた。まるでスキージャンプ台のような勾配だ。行くしかないだろう。導水管に取り付き脇をガンガンラッセルした。斜度は徐々に増しえげつない斜度になるが雪が深いので何とかなりそうだ。小刻みにキックターンを繰り返しガンガン登る。中間部が一番斜度がきつい、雪の結合は良いから雪崩の心配はない。これでもかと斜度は増し上部に上がりようやく緩んで終点となり林道に合流できた。導水管脇の斜面は帰りは激パウ確定。

導水管尾根は小さなアップダウンはあるが巻をうまく作れば帰りも快適となる。右巻き左巻きとうまくルートを伸ばして成谷山の主稜線間近で夜が明けて僧ヶ岳が正面にドーン、毛勝が背面にドドーン。いつもながら素晴らしい展望です。

主稜線に出てからも帰りを考えて巻の連続、ガンガン巻いてさあピークです。ゴール!正面には駒ヶ岳が圧倒的存在感。まだ8時半で駒に行く時間もあるが大変なので止めよう。一度行ってるからもうイイや。

山頂は風が強かった。シールを剥いでいざスタート。行きに苦労して巻きを作ったので帰りはスイスイでした。早い早い。超特急、1時間で導水管上林道に合流してお楽しみは導水管脇急斜面、僕が最初に着いたので一番乗りごっさん、快適斜面を激パウです。これは癖になりそう。マンダムでした。下まで降りたら二番手名人がガンガンパウって降りてきた。

三番手四番手は導水管の僕達コース反対急斜面に入ればバージンを楽しめるのに僕達と同じ斜面を滑ってあんまり楽しめなかったようです。機転を利かせましょう。林道まで降りたら後は手漕ぎで駐車場へ。9時間のマンダム山行でした。

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1.20 240m 片貝集落(別又谷林道)発
1.49 330m 導水管尾根取り付き
3.26 735m 地図上735
4.19 1019m 地図上1019
7.14 1600m 成谷山
8.39 1855m 僧ヶ岳
9.00 1855m 僧ヶ岳発
9.10 1600m 成谷山
10.00 735m 地図上735
10.28 240m 片貝集落(別又谷林道)

15.大崩山 2018.1.24

今期最強寒波の大崩山2510mはマジ極寒だった。雨なら行かないが雪なら行くしかない。ただカチカチの雪面にドカ雪が乗っているので今日は雪崩に最警戒である。登る山は慎重に吟味した。甲府の名人のことも考えて第三尾根からの大崩山を目指した。

深夜0時過ぎに自宅を出て雪の中平湯へ向かう。国道の広い駐車帯に車を止めていざスタート、すでに氷点下16度、さらに地吹雪。今日はテムレスは無理で最初からガイドロブスターを装着。牧場は吹きさらしで氷化していて風下側に避けながら高度を上げていく。ラッセルはきついが風に叩かれるよりはマシだ。

それにしても寒い寒すぎだ。氷点下20度以下でブリザード、これを地獄と言わずして何と言おう。樹林帯メインなので地獄二丁目一番地だろうか。夫婦松手前から樹林帯となりようやくこれまでの地獄から天国になった。休憩を入れると手足が冷えて辛いのでほとんど休まずエネルギー補給もしない。二番手は特に寒いので先頭でラッセルしていた方がマシな状況だ。

名人は激ラッセル対応で189cmのポンを履いている。僕は169cmのポン、ポンでなければ太刀打ちできない雪の量だろう。ガシガシ交代でラッセルする。今日もしこの天気で後続がいたらびっくりポン、即友達申請だなと話していたが、こんな日に来る山スキーヤーはいるはずもなかった。俺達くらいか、大馬鹿者は、、、

寒いのでガンガンラッセル、ペースは上がり山頂まで5時間チョイだった。寒いので早く帰ろう。帰りもまた寒かった。行きのトレースは大半消えかかっていたので帰りも度々ラッセルになった。それでもGPSを握りしめて1時間20分で国道に着いた。まあどんな状況でも場所を選べばスキーは楽しめる。今日は地獄二丁目なのでまだ余裕はあった。

3.30 1380m 国道158安全地帯
6.11 1973m 夫婦松
8.45 2510m 大崩山
9.10 2510m 大崩山発
9.38 1973m 夫婦松
10.30 1380m 国道158安全地帯

14.槍ヶ岳 2018.1.21

雪も増えたことだろうから今日は槍に行こうか。前回は足の調子が悪くて楽しめなかったが、今日は河原からアプローチしよう。大魔人、兄ちゃん、岩ちゃん、北大OBの5名で深夜0時新穂発の予定。雪はカチカチだろうけどモナカ対応で皆ポンで統一した。

林道の雪は多くてガンガン進んで行く。足の調子は良い。林道カットとそのまま林道でバトルしたがやはりカットが早く白出に着いた。ここで休憩していると細板の後続二名が抜いていった。白出を少し進んで河原に降りて後はドンドン行くだけ、先日の雨で沢には大きなデブリが出ていて難儀した。先行二名のライトも見えるが細板とポンのハンディで中々追いつかない。

槍平小屋まで4時間、まずまずのペースで中に入って休憩した。外に出ていよいよ暗闇の飛騨沢だ。先を行くパーティを皆で必死に追った。皆スイッチが入ったようで2300m辺りで横をぶち抜いた。飛騨沢上部はカチカチで慎重にクトーで行く。風は大したことはなく助かった。肩の小屋の陰で休憩してさあ穂先にロックオン、行くしか無い。

雪付きは悪くて岩もかなり出ていた。それでももう慣れたものであっという間にピークへ。山頂からの穂高の展望はマンダムだった。記念写真を撮ったら帰ろう。ガシガシ降りて小屋まで降りたら後続の二名とすれ違った。さあ後はスキーです。

いつものように小屋から槍沢側を滑り降りて飛騨乗越へ、ここから飛騨沢に入るが雪が途切れていて板を脱いだら片方流してしまった。ヤバイ、真っ青、100m ほど滑って板は逆さになって辛うじて止まった。助かった。帰れなくなるところでした。

気を取り直して飛騨沢をガンガンポンで滑っていく。モナカも全く関係なく良い滑りを楽しめた。槍平まで20分でした。ここからも河原沿いにあっという間に白出沢まで林道はボブスレーで余裕で11時に帰還した。もう今シーズン槍はいいかな。

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0.05 1110m 新穂高発
1.56 1540m  白出沢
3.22 1750m 滝谷
4.18 1990m 槍平小屋
4.40  1990m 槍平小屋発
7.17  3010m 飛騨乗り越し
7.31  3100m  槍ガ岳山荘着
8.15  3180m 槍ガ岳山頂
8.20  3180m 槍ガ岳山頂発
8.40  3100m  槍ガ岳山荘発
8.43  3010m 飛騨乗り越し
9.05 1990m  槍平着
10.15 1540m 白出小屋着
11.05 1110m 新穂高着

13.金山岩 2018.1.17

今日は雨予報であったがまだ行ったことのないコースで名人と金山岩を目指した。深夜0時に自宅を出て平湯へ向かう。二時過ぎにアカンダナゲートに着くと名人号がすでに到着。雨が降っている、ブルーマウンテンだ。雪は多くて問題なく林道をショートカットしてワサビ谷を目指す。雨で重たくなった雪が板の表と裏にこびりつく。スーパーファットの下駄は涙しか無い。大リーグ養成ギブスと割り切ろう。

標高が上がっても一向に雪になる気配がない。もうびしょ濡れだ。1800mくらいからようやく雪になったがベチャ雪だ。交代でラッセルするが名人は絶好調だった。ワサビ谷に入ってしばらくは緩斜面だが徐々に斜度は増し、かなり厳しい斜面も出てきた。幸い雪の結合は良く雪崩の心配はなかった。

高度を上げて雪は少し乾いてきてようやくまとわりつかなくなったが今度はシールが剥がれだす。やはりG3は糊が今一だ。帰ったら糊をたそう。標高2400mあたりからは激しい風雪となり地獄装備とした。なるべく風を遮るコース取りをした。

最初左の板のシールが剥がれたのでテープ補強をしたが、ラスト標高差30mで右まで剥がれてきた。勘弁してほしい、ピークをすぐそこなのに、右もテープで補強して再度アタック態勢。岩場を登りあげると風雪のピークであった。岩の陰に隠れて滑る支度をした。

帰りは標高差で200mのみ板は滑ったがこの先はストップスノーに苦しめられた。全く板は滑らない。泣きたくなったがピークが踏めたから良しとしよう。林道まで斜度はあったが滑りは悪くて難儀だった。この先の林道も手漕ぎで進む。12時過ぎようやく到着。試練の一日だった。

2.50  1300m アカンダナ駐車場ゲート発 
4.00  1630m ワサビ谷入り口 
10.20 2532m 金山岳山頂  
10.45 2532m 金山岳山頂発
11.40 1600m 安房林道
12.05  1300m アカンダナ駐車場ゲート着

12.カラスノカグラの頭 2018.1.14

昨日から金沢は大雪で医院の駐車場でも職員がスタックするくらいであった。帰宅時でも医院周辺で多くの車がスタックしていた。マジか、山に行けるのか?ウ〜ン行くしか無い。男の約束がある。今日は久しぶりにサブ、兄ちゃん、大魔人の四人で楽々新道から七倉山を目指す予定だった。夜22時に意を決して自宅を出た。雪が多くて自宅から大通りに出るのも一苦労だった。雪の中交通量は少なく助かった。白山市から一里野へ向かうと雪はドンドン増えて行く。

一里野手前の隊道で暫し待つと大魔人号が来たので後をつけていく。二番手ならヴェルファイヤーでも大丈夫だ。ブナオ休憩舎手前の広場に辛うじて車を止めた。間もなく兄ちゃん、サブも到着。深夜0時にホワイトロードへ突入。皆スーパーフアットだがいきなり膝ラッセル。マジか?雪の中ガンガンラッセルして行く。雪崩は最警戒、盛り上がっている場所は雪崩の起きた場所。通過は心臓に悪い。

林道下は川の音がゴーゴー、落ちたら助からない。片道2.5kmようやく丸石谷の発電所に着いた。導水管のある尾根伝いに岩間温泉を目指す。導水管尾根はかなり急登で膝上ラッセルとなる。雪崩が怖い、斜度の緩い場所を選んでガンガンラッセルするが雪崩跡を目にして心臓に悪い。2/3ほど登り林道までもうちょいというところで頭上からサブに向かって自然発生雪崩が起きる。これはまずい、リーダーとして皆の命を預かる立場としてこれはこの先進めない。撤退として急いで下山してホワイトロードを後にした。

車に戻ると時間はまだ深夜3時、このまま帰る訳にはいかない。どこへ行くか、帰り道に登山口があるウサギ山(仮称)は開拓した僕しか行ったことがないので皆をご案内することにした。登山口の目附谷橋に車を止めて深夜3時半スタート、ここも激ラッセル膝上だった。交代でガンガンラッセルする。4人いて良かった。このコースウサギ山まで行くならかなりルートはむずい。帰りの登り返しを避けるためにはトラバースの連続となる。

ようやく5時を過ぎて雪は止み星空が見えてきた。もう大丈夫、ウサギ山手前のピークは右から大巻した。ラッセルはきついが帰りのことを考えれば巻くしか無い。ドンピシャで鞍部に出て残り200m弱、最後の上りは青空に樹氷が映え素晴らしい景色となった。最後踏ん張ってピークに着くと360度遮るもののない大展望となった。前回は視界がなかったが今日はマンダムな景色が広がる。遙か日本海から笈、ショウガ、四ッ塚まで見渡せた。皆感激に浸っていた。

さあ大展望を楽しんだら激パウです。軽い雪を蹴散らして一気に行くが、楽しすぎて一度下りすぎてシールで登り返した。トレースはバッチリなので緩斜面でもよく走った。あっという間に国道に出て今日も楽しい一日が終わった。

3.33 370m 目附谷橋発
6.08 850m 林道合流
7.41 1150m 尾根上池
9.13 1280m ウサギ山手前ピーク過ぎ鞍部
10.00 1467m ウサギ山
10.25 1467m ウサギ山発
11.14 1150m 尾根上池
11.40 370m 目附谷橋着

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11.猿ヶ馬場山 2018.1.8

4.00  550m  白川郷発
6.25  1100m 宮谷林道交差
7.06  1200m  林道終点宮谷合流
9.50  1875m 猿ヶ馬場山着
10.10 1875m 猿ヶ馬場山発
11.12  1200m  宮谷林道
11.55 550m   白川郷

10.白山 2018.1.7

厳冬期の白山を見てみたいか?勿論!と言うことで今日は6名が集結、皆強者揃いなので激ラッセルも問題ないだろう。夜22時に自宅を出て白峰に着くともう皆スタンバイ、すでに気合い入れまくりであった。

今日は大魔人、若武者NOZA、兄ちゃん、岩ちゃん、兄ちゃんの先輩(北大OB)でピークを取りに行く。白峰ゲートを潜るといきなりのブーツラッセル。マジかというペースで雪をケチらしていく。おじさんは病み上がりなので無理はしたくないがもう頑張るしか無い。市ノ瀬まで10km、さらに別当出合まで6km、交代でラッセルをしていく。月が見える。今日は期待できる。別当出合まで気合の5時間半、もうかなり足に来ているがここがスタートラインだ。

恐怖の一本橋は僕が先頭で板を履いたまま渡るしか無い。対岸に着いて斜度が増すと膝ラッセルだ。雪は多くて藪は全部隠れている。中飯場を過ぎると白んできて白い台地となる。この先のルートコースを説明してガンガン進む。甚之助小屋を過ぎて甚之助谷を横断して台地に這い上がる。地獄になるが地獄装備で問題ない。モンスターを縫ってエコーラインに上がる。

弥陀ヶ原に出るともう激しい風地獄、視界があるので三丁目だ。室堂はすごいことになっていた。鳥居が雪の塊にさあピークへ、写真を撮っているとすぐに皆と差がついたがマイペースでピークへ、直にピークに登り上げ今日もお参りした。晴れた白山はやはりマンダムだ。

さあ帰りは激パウです。山頂から一本橋まで1時間でした。別当出合から市ノ瀬までは自動運転だがここから白峰は試練でした。誰も休まないので喉カラカラでぶっ飛ばした。白峰ゲートに着いたが今日も完全燃焼でした。

皆さん本当にお疲れ様でした。詳細記録はヤマレコへ

0.00 510m 白峰ゲート発
2.55 830m 市ノ瀬
5.32 1240m 別当出合
6.40 1500m 中飯場
8.02 1970m 甚ノ助ヒュッテ
9.30 2320m エコーライン稜線
10.02 2470m 室堂
10.55 2702m 白山山頂
11.10 2702m 白山山頂発
11.41 1970m 甚ノ助ヒュッテ
12.20 1240m 別当出合
12.50 830m 市ノ瀬
14.55 510m 白峰ゲート

9.大滝山 2018.1.2

深夜二時半に起床して兄ちゃんと二人で五箇山へ車を走らせる。高速は除雪車でノロノロ運転だった。昨日から五箇山もずっと雪が降っていて猪谷集落も雪に埋もれていた。除雪終了点に車を止めて北北東尾根から大滝山を目指す。僕は159cmポン、兄ちゃんは179cmポン最強ラッセルマシーンでいざ。兄ちゃんは初めての山なので取り付きからしばらく僕がルートを切り開いた。

しばらくでラッセルが深くなってきたので兄ちゃんに交代、いきなり膝下ラッセル、斜度が増すと膝だった。横浜から金沢に戻り山行回数も増え若い兄ちゃんはメキメキ体力が付いてきた。学生時代は暴走ラッセル車の異名で通っていたがようやくその片鱗を見せてくれるようになった。ガンガン膝ラッセルしてあっという間に見えなくなった。マジか?

底なしのスタミナですな。ちょっと厄介なトラバースラインは僕が変わったが、ほとんどお客様状態、やはり連チャンは腰に来てピリピリするので無理はしない。ここで悪化したら元も子もない。小雪が降り続き高度が上がると雪も軽くて沈み込みも深くなる。ただ今日の兄ちゃんには関係ない。完全にスイッチが入っている。

765mの林道交差は雪崩れていて大きな段差が行く手を阻む。ウイペットで雪をかいてなんとか突破する。この先の樹林帯も雪は深い。ちょっと油断するとすぐに兄ちゃん見えなくなるのでおちおちできない。少し薄日も射し風もない穏やかになってきた。帰りは激パウタマランチだろう。たまには足の調子を見るため僕もラッセルするが左脚は問題なかった。1350mで北東尾根と合流して主稜線に上がる。はるか遠くにピークの電波塔が見えた。行くしか無い。

主稜線も細かなアップダウンがありうまく完璧に巻いた。さあ山頂が間近だ。ゴール、穏やかなピークだった。人形山は見えないが今日は日は射さなかったので雪は生きている。さあ滑ろう。主稜線は斜度はないが完璧にルート工作したのでスイスイ進んだ。主稜線を離れると斜度が出るのでそこは激パウ天国だった。ポンで快適にパウを楽しんだ。159cmのポンは樹林が濃い場所も快適にクルージングできた。

あっという間に林道交差まで下るとここからは藪混じり、技術が試される。もう後ろを振り返らず兄ちゃんを置き去りにしてガンガン行くしか無い。兄ちゃんも付いてくるだろう。もう写真も取らずノンストップで集落まで落ちて行った。三分ほど待つと兄ちゃんも無事ゴール。今日は激パウ三昧でした。徐々に体調は回復している。

4.30  290m  五箇山 猪谷集落除雪終了点 
6.43  765m  林道交差 
9.13  1350m 稜線(北東尾根との合流)
10.10  1498m 大滝山山頂
10.30  1498m 大滝山山頂発 
10.50  765m  林道交差
11.10  290m  五箇山 

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8.猿ヶ山 2018.1.1

一年の計は元旦にあり、今日はリハビリを兼ねて朝3時に起きて兄ちゃんと二人で五箇山の猿ヶ山にスキーに出掛けました。昨夜九州の旅から帰還して食事をして早々に寝て今年も頑張るしか無い、元旦からまったりできるはずがない。かと言って足も不安なので近場で楽しめる猿ヶ山に行くことにした。

五箇山トンネルを抜けるとそこは雪の国、小瀬の集落は雪に埋もれていた。道路脇に車を止めて雪の中歩き出す。前回の雨飾より体調は良くて左足を上げても痛みはなかった。左腰がピリピリするだけであった。大崩山で滑落し怪我を負って三週間、ようやく少しずつ復活の兆しは見えてきた。北海道に合わせて少し無理をし過ぎて更に悪化した左脚だがここに来てようやく痛みが引いてきた。

猿ヶ山は雪は多くて楽しかった。完璧にルート工作して登り返しは一切作らないようにした。完璧だった。交代でラッセルしてピークに着いたが帰りは早かった。途中兄ちゃんを少し待ったがそれでも25分で車に着いた。明日もリハビリを兼ねて山に出かけてみよう。

今年も気合い入れまくりで山も仕事も頑張るしか無い。

4.45  380m  五箇山小瀬集落発
6.41  907m  地図上907
7.35  1100m  最終鉄塔
8.00  1221m  地図上1221m
8.50  1447m  猿ヶ山山頂着
9.01  1447m  猿ヶ山山頂発
9.29   380m  五箇山小瀬集落

7.槍ヶ岳 2017.12.23

1.10 1110m 新穂高発
3.00 1540m  白出沢
4.30 1750m 滝谷
5.40 1990m 槍平小屋
6.10  1990m 槍平小屋発
9.25  3010m 飛騨乗り越し
9.45  3100m  槍ガ岳山荘着
10.40  3180m 槍ガ岳山頂
10.45  3180m 槍ガ岳山頂発
11.10  3100m  槍ガ岳山荘発
11.25  3010m 飛騨乗り越し
12.30 1990m 槍平着
13.40 1540m 白出小屋着
14.20 1110m 新穂高着

先行する11人パーティがいてびっくり

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6.四ッ岳北面 2017.12.20

四ッ岳で晴れたのは何年ぶりだろうか?ここ数年地獄ばかりで山頂からGPSを握りしめて滑ってばっかだったが今日は素敵な展望と激パウを満喫した。今日は名人とコラボ、1週間前の大崩山で痛めた傷はまだ完治していないが山は偉大なホスピタル、自宅で安静にしているより山に出かけたほうが治癒は早いだろう。

深夜0時に自宅を出て甲府の名人と平湯で落ち合う、雪道を飛ばして深夜2時平湯に着いた。しばらくで名人も到着、準備ができた僕は2時半先に出てラッセル開始、雪は多くて藪は問題なし。急な沢を登る途中で名人が追いついてラッセル交代、絶好調名人はガンガン飛ばしていく。左足軸のキックターンは辛いのでなるべくキックターンは避けてもらう。

あっという間に平坦地に登り上げ帰りのルートを考えながら大滝川の渡渉へと、やはりこの時期ブリッジはなかった。恐る恐る闇夜の渡渉、ドボンすれば THE END、二人で協力して板を受け渡して辛うじてジャンプ無事成功した。北面台地に乗り上げるともうどこでも歩ける雰囲気であった。ガンガン三角岩を目指す。

スーパーフアットでガンガン交代でラッセルして2000mあたりでようやく白んできた。長い夜だった。振り返ると槍穂に朝日が、四ッ岳にも日が射し始めた。三角岩の手前でブリザード状態、もう完全地獄装備に身を固めた。当初雲がかかっていたが徐々に晴れて快晴になった。

頑張って良かった。最後のハーフパイプは風が強くてプチ地獄だが視界が良いので助かった。さあゴールだ。快晴のピークは本当に久しぶりであった。お互い何度も写真を取り合い、さて滑走体制へ、良い雪でした。パウダーです。気温も低くて雪も軽かった。やはり四ッ岳北面は裏切らない。

ガンガン粉を撒き散らして貸し切りの北面を満喫した。休憩しながら滑っても大滝川まで1時間とかからなかった。さあ帰りの渡渉、まさかの名人ドボン、おまけに板まで川に落としてしまった。まあ帰りで良かった。少し登り返して後は平湯スキー場までパウダーを楽しんだ。

ほんとうに今日は二重丸であった。やはり体調は少し良くなった。山は偉大なホスピタル!山スキー万歳!  詳細写真報告はヤマレコへ

2.30 1250m 平湯発
4.00 1600m 大滝川徒渉
6.46 2000m
8.50 2554m 三角岩
9.45 2744m 四ツ岳山頂着
10.10 2744m 四ツ岳山頂発
10.21 2554m 三角岩
11.05 1600m 大滝川徒渉
12.10 1310m 平湯着

5.白山 12月のお参り 2017.12.10

開山1300年、毎月白山にリーチの12月、行くしかないと今日挑戦した。兄ちゃん、なにわ君も参戦することになった。多分チャリは使えないし昨日夕方から山に降り出した雪が心配だ。白峰ゲート0時発と約束してある。自宅を22時半に出ると兄ちゃんから車のバッテリーが上がっていると連絡、マジか、早くJAF呼びなさい!今日は色々不吉な予感がする。23時半に着くとすでになにわ君はスタンバイ、兄ちゃんもギリギリ間に合った。

今日はダメ元でチャリも持って来たがゲートから除雪はなく、白峰から長い長い林道を別当出合まで歩くことになった。これが厳冬期の白山である。百万貫まで大してラッセルもなかったがこの辺りから徐々にポンでのちびラッセルとなる。なにわ君は少しずつ遅れだして見えなくなるがこの先ラッセルは辛くなるので先を急いで三番手で付いて来てもらおう。市ノ瀬までペースを上げたがたっぷり3時間かかった。ここまでチャリが使えれば1時間もかからないのに、、、帰りも辛い。雪は多くて1m弱はありそうだ。

長めに休憩してしばしなにわ君を待つが来ないので先を急いでラッセルに精を出す。雪は更に増えポンでも深いところは靴下となる。兄ちゃんと父ちゃんで交代でラッセルを回す。眠くて辛い、まだ星は見えていた。昨日もかなり新雪はあったようで雪はどんどん増えていく。5時間半頑張って別当出合に着いて大休止、なにわ君にラインをすると足首の不調で変電所手前で引き返したらしい、この先なにわ君の分まで頑張るしかない。

一本橋は雪が多くてツボ足は無理で板のまま渡った。怖かった。対岸に渡ると雪は多くてもうどこでも歩ける雰囲気だ。石畳のラッセルは辛かった、父ちゃん中飯場まで頑張ってラッセルして兄ちゃんに交替した。先週のドカ雪でもう登山道は無視してどこでも歩ける感じであった。そろそろ夜も明けた。ラッセルが辛いので兄ちゃんに地形を考えてなるべく風が通る場所を進むように伝えた。雪はどんどん増えてもう厳冬期の装いだった。

藪も全く気にならない、甚之助小屋は7割埋まっていた。しかし9時を過ぎて雲が出てきて甚之助から上はガスで視界がなくなった。この先はルート取りが難しくなり僕がずっと先頭で引っ張った。兄ちゃんもかなり疲労が出てきて足取りが重くなってきた。僕のゼリーも渡して頑張ってもらう。エコーラインに上がるともうホワイトアウト、弥陀ヶ原に出ても全く視界はなかった。室堂に方向を合わせ20m手前でやっと建物が認識できるくらいだった。

室堂も雪は増えていて建物はかなり埋まっていた。山頂へ最後のガンバ。ホワイトアウトの中はぐれないように連れ添ってピークを目指す。斜面は氷化していてクトーを効かして登る。風も強く地獄だ。残り標高差70mの地点で兄ちゃんがクトーが片方ないという。ハイマツに持って行かれたようだ。マジか勘弁してくれ、一旦下って探しに行った。僕は先に行く訳にもいかず吹きさらしの中でじっと待っていた。中々来ない、、早く来てくれ、寒いっす。クトーは見つかったが今度は板にはまらないと言う。事前の準備不足だ。仕方なくアイゼンでピークを目指してもらう。

山頂の方向がホワイトアウトで分かり辛い、右往左往してようやくぼんやり奥社が見えた。色々トラブル続きで実に白峰を出て12時間半の試練であった。奥社でお参りしてピークから何も見えない斜面を下っていく。今度は僕のGPSが不調で現在地がよくわからないので兄ちゃんに先頭を譲る。ホワイトアウトの中来た軌跡を追ってもらう。エコーラインからは甚之助小屋に直に下る。風の影響で硬い斜面とパウダーが混在して滑り辛かった。甚之助下からは別当谷にエントリーして快適に一本橋までパウダーを楽しんだ。

別当出合から市ノ瀬までは斜度があり楽だったが市ノ瀬から先は斜度がなく手漕ぎとなった。市ノ瀬までわかんの登山者が来ていた。不吉な予感、スキートレースも踏まれて所々ボコボコ滑りは悪くてこれまた難儀した。チャリが使えないと市ノ瀬からまた延々の滑らない林道歩きこれが辛い。白峰ゲートが見えたときはもう真っ暗だった。ゲートで写真を構える人がいた。なにわ君であった。マジですか?僕達が戻るのをずっと待っていたらしい。男なにわ君、これがなにわ魂か。あなたは偉い!

しめて17時間半、トラブル続きで時間はかかった。さすがに完全燃焼でした。僕の1300年は今日終わった。

0.00 510m 白峰ゲート発
3.00 830m 市ノ瀬
5.32 1240m 別当出合
7.17 1500m 中飯場
9.10 1970m 甚ノ助ヒュッテ
10.35 2320m エコーライン稜線
11.09 2470m 室堂
12.30 2702m 白山山頂
12.55 2702m 白山山頂発
13.41 1970m 甚ノ助ヒュッテ
14.20 1240m 別当出合
15.13 830m 市ノ瀬
17.30 510m 白峰ゲート

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4.ソウレ山 2017.12.6

ちょっと横になり深夜0時半に自宅を出た。目指すは白川郷、雪は激しく降っていた。白川郷は一面雪景色だ。今日は大魔人が半休を取って付き合ってくれる。二人とも昼から仕事なので速攻で降りなければならない。

降り続く雪で積雪は天生峠林道ゲートでも30cmくらい、進むに連れ雪は増えていく。大魔人がハイペースでラッセルして行く。二人とも今日は159cmポン、このドカ雪で通用するか?追いついたところで先頭を変わる。長い林道をガンガン進んでいく。当初籾糠山へ行くつもりだったがこの雪なら昼の仕事に間に合わないので次点のソウレ山を目指す。林道をショートカットすればポンでも膝まで潜る。雪は多いこの数日ドーンと積もった雪だ。

さて1100mまで標高を上げて林道を離れ沢沿いにソウレ山を目指す。雪は多いので藪は埋まっている。帰りは楽しめそうだ。交代でガンガンラッセルして山頂に着いた。積雪調査1400mで140cmだった。多分2000mなら200cmくらいだろうか。

さあ楽しむぞ。林道までの沢は激パウだった。159のポンで快適に滑れた。今シーズンは頼りにしよう。山頂から林道までわずか5分位だった。林道において後は手漕ぎを混ぜてゲートまで8時半には無事着いて昼の仕事には余裕で間に合いそうだ。

2.00 590m 天生峠林道ゲート 
5.07 1100m 林道から沢へ
7.27 1433m ソウレ山
7.47 1433m ソウレ山発
8.39 590m 天生峠林道ゲート

3.冬季立山 2017.12.3

11月でアルペンバスやケーブル運行も終了して立山にようやく静寂が訪れた。この日を待っていた。今日は大魔人、岩ちゃん、なにわ君、スズケン、カリスマ君の6人で深夜0時立山駅発で立山を目指す約束をしていた。Big Dayになると気は高ぶってほとんで眠れず、21時過ぎに金沢を出た。23時前に立山駅に着くと大魔人はすでに到着、程なくなにわ君、スズケン、カリスマ君到着、岩ちゃんはまだ来ない。

23時半には皆スタンバイしていた。岩ちゃんに電話をするも出ない、以前同じ状況で寝ている人がいた。まあ来るだろうがラッセルも辛そうなので30分フライイングして先に出ることにした。僕たちの山行にフライイングは付き物なんです。

立山駅からガシガシ登山道を上がる。皆スーパーファツトを担いでいるのですっしり肩に食い込む、飲食物もたくさん担いでいるし3000mを超えるのでフル装備だ。振り返ると岩ちゃんのライトが見えた。休憩をとりながら合流を待つが中々追いつかない。5名でチビラッセルを回す。皆強者なのでペースは落ちない。何度も振り返るがライトは見えない。弥陀ヶ原から上は雪崩のリスクもありさすがにここで岩ちゃんんを待つことにした。弥陀が原ホテル少し先まで上がると弥陀ヶ原が見渡せた。やはりライトは見えない。岩ちゃん敗退したようだ。勿体無い。

今日は満月で視界も良く富山の夜景が綺麗だった。夜が開けるまでの7時間は実に長かった。弥陀ヶ原から上は雪は多くてポンで来て良かったと胸をなでおろす。天狗原までラッセルを回スト剣岳や正面に雄山がドドーン、今日も頑張って良かった。

しばらくで室堂に着いた。誰もいない貸切だ。さあピークロックオン、一の越までは氷化斜面もあるがスキーで歩いた。ここで板を担いでアイゼン歩行。風は強くて痺れる。なにわ君少しずつ遅れ出す。山頂で30分ほど待っているとようやくなにわ君も現れた。無事で良かった。

山頂奥社で写真を撮りここから滑走した。カリスマ君まさかという顔をしていたが現実です。僕が最初に奥社からエントリー皆続いて神社裏から山崎カールに飛び込んだ。予想通りパウダーでした。この一瞬のために頑張って来た。山崎カールからうまくコースを取って室堂へ、あとは美女平までボブスレー、ここで板を担いで登山道をダッシュして下山した。

しめて15時間半の完全燃焼だった。冬季立山ワンディ5回目ですがさすがにもういいかな。

23.30 464m 立山駅発
0.54 976m 美女平
2.26 1286m 滝見台
3.39 1553m 弘法
5.54 1993m 弥陀が原ホテル
7.17 2360m 天狗平
8.12 2450m 室堂
9.47 2700m 一の越
11.16 3003m 雄山山頂
11.49 3003m 雄山山頂発
12.28 2450m 室堂
13.46 1553m 弘法
14.15 976m 美女平
14.54 464m 立山駅

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2.雨の白山 2017.11.29

今日は当初唐松岳を予定していたが強風とガス予報で却下、なら近場の白山でスキーを楽しもう。明け方から雨予報だったので深夜スタートとした。0時白峰発とスズケンOJISANと約束してある。久しぶりにOJISANSコンビだ。いつものように早めに白峰に着くとスズケンは車中泊でもう明かりが灯っていた。

空には星が見え月も輝いている。雨が降る前に少しでも標高をあげよう。ゲートをチャリで出て100mも行かない内に凍結していた。いきなりの押し歩き、これ以降も数え切れないくらい押し歩きが続く。帰りは融けるだろうから頑張って押して行く。1時間20分でようやく市ノ瀬に到着。もう十分疲れたがここで除雪は終わり、ここからスキーで歩き出す。気温は高くて林道ショートカットではスキーはズブズブ潜る。

長い長い林道を2時間少々で別当出合に着いた。屋根からは雪解け水が滴っていた。休憩後一本橋を渡り石畳をスキーで登り上げた。雪は多かった。石畳を登りきって振り返ると小さなライトが見えた。誰か後続が一人いるようだ。追いついて来たら友達申請しようかと話していた。中飯場まで来ると積雪は1m近くあった。この先登山道は不明瞭で重い湿雪に難儀した。先頭を交代しながら進む。覗き付近を歩いている時だろうか、いきなり地響きがした。暗闇の中まじビビった。地震だろうか?この後も数回地響きが、後で白山の火山性地震と知る。この日200回以上も地震があったようで、噴火しなくてよかった。いつのまにか星は消え小雨が降り出してブルーな気分になった。

すでにびしょ濡れ状態、甚之助はガスでたどり着くのに難儀した。小屋が見えると強い雨が降り出し、急いで中に避難した。参ったね、ホワイトアウトで雨、おまけに下駄、山スキーには最悪の条件。ただ二人顔を見合わせて行くしかないやろうと頷いた。

甚之助谷を横断して対岸の尾根に這い上がりエコーラインを目指した。弥陀ヶ原まで来ると風は強くなりおまけに雪ではなく相変わらず雨が降り続く。有りえない。ホワイトアウトの中室堂に着いて冬季小屋に入ろうとするが入り口が埋まっては入れなかった。建物の陰に隠れて地獄セットとダウンを着込んだ。さあピークを目指そう。何も見えないからGPSだけが頼りだ。今日も地獄、雨地獄か、さあ奥社がもう直ぐだろう。直に這い上がってお参りを済ませた。

早くお家に帰りたい。ガスの中写真を撮って山頂から岩を避けながら真っ白の世界を滑って行く。帰りは黒ボコ経由で行こう。雪が重くて滑りは悪い、この雪での薮スキーは辛い。後続は甚之助上の南竜分岐で引き返していた。残念、友達申請ならず。帰りも雨の滑走、覗き少し下で安全なラインで別当谷に滑り込んで林道に合流した。この後も薮スキーで一本橋まで滑り込んだ。橋を渡り別当出合から自動運転で市ノ瀬へ、ここでチャリを拾ってぶっ飛ばして白峰まで下山した。

14時間の完全燃焼でした。まじ疲れました。雨の白山スキーは初めての経験で、これも勉強だと思った。

23.30 510m 白峰ゲート発
0.53 830m 市ノ瀬
3.05 1240m 別当出合
4.09 1500m 中飯場
5.43 1970m 甚ノ助ヒュッテ
7.18 2320m エコーライン稜線
7.55 2470m 室堂
9.10 2702m 白山山頂
9.39 2702m 白山山頂発
10.37 1970m 甚ノ助ヒュッテ
12.08 1240m 別当出合
13.02 830m 市ノ瀬
13.35 510m 白峰ゲート

1.白山初滑り2017.11.19

日曜は白山へ初滑りに行かなければ。冬型が強まり山は大荒れだが、これくらいの寒気で腰が引けていたら冬の北陸でスキーなんかできるはずがない。行くしかない。帰宅後着替えて急いで市ノ瀬へ車を走らせた。市ノ瀬ゲート深夜1時チャリ発と岩ちゃんと約束してある。彼も先日地獄試しをして来たので今日の地獄は大丈夫だろう。

市ノ瀬に着くと予定通り岩ちゃんは車中泊、ゲートは閉じていた。ここからチャリにまたがり小雪の中別当出合を目指す。今日はファットに完全地獄セットとかなり重いが、ガンガンペダルを漕ぐ、しばらくで暑すぎ、汗をかかないようにゆっくり漕ぐがやはり暑い、止まって一枚脱いでこれで涼しい、さあペースを上げて1時間で別当出合に着いた。積雪は15cmほどか

休憩所でエネルギー補給をして雪の一本橋を渡る。昨日のスズケンパーティのトレースがあった。スズケンも地獄の中ピークを踏んで中飯場まで滑ったとのこと、今日は昨日よりさらに地獄アップだろう。石畳を乗り越すともう板が履けた。雪は多い、中飯場で30cmはあろうか、今日は余裕でここまで滑って来れそうだ。暗闇の中ガシガシスキーで歩く。やはり楽しい、寝ている場合ではなかった。

雪は指数関数的に増えて行く。石は全く見えない、地雷は全て埋まってる。市ノ瀬を出て4時間で甚之助に着いた。積雪50cm中に入って大休止、ここから上は地獄だろう。早くも地獄ゴーグルに完全防寒装備をまとい、小屋の外に出た。スズケンのトレースも昨日からの雪でほぼ埋まっていた。帰りはめちゃ楽しそうだ。黒ボコ下は固く氷花していたので尾根を乗り越して観光新道から弥陀ヶ原に出た。

風はさらに強くなり視界は悪い、ただこれはまだ二丁目だ。問題ない。岩ちゃんはこれまでで一番の地獄のようだ。これはまだ二丁目二番地でっせ。濃いガスの中ピークを目指して前進する。時折GPSを見ないと方向がわからなくなる。この方向で良いだろう。もうすぐ奥社が見えるはずだ。ガスの中からうっすら現れた。直に奥社に出た。風がたまらない、お参りを済ませ奥社裏に避難した。

シールを剥いでザックに放り込んで滑走体制だ。一応ピークで写真を撮り、ピークから滑り降りる。視界なくガス滑降となる。先頭の僕は何とか岩やハイマツの一部を目印に滑って行く。ただスキーなのであっという間に弥陀ヶ原まで滑り込めた。弥陀ヶ原から黒ボコ下へ滑り込んで甚之助まで快適に登山道を滑った。まあ楽勝ですね。小屋で休憩してまた細い登山道を一気に、岩ちゃんが見えなくなるとしばし待つことにする。覗きで待ってさあ岩ちゃん崖を滑るよ、岩ちゃんまじですか?まじですよ、インディアン嘘つかない!僕が先に行くからついて来てね。

トーッ!崖崖をうまくこなしてあっという間に林道に合流。楽しかったでしょう。林道を飛ばせばあっという間に中飯場です。今日はチュンしたばかりの板なのでここでやめてあとは担ぐ、ボロ板なら別当出合まで行けたのだが、、、

さて帰りも一本橋を渡りチャリを拾ってダウンヒル、11時ちょい前に無事市ノ瀬着。初滑りで標高差1200m滑れればマンダムでしょう。

0.50 750m 市ノ瀬発
1.50 1240m 別当出合
3.12 1500m 中飯場
4.57 1970m 甚ノ助ヒュッテ着
5.25 1970m 甚ノ助ヒュッテ発
6.20 2320m 黒ボコ岩
8.11 2702m 白山山頂
8.31 2702m 白山山頂発
9.08 1970m 甚ノ助ヒュッテ
10.08 1500m 中飯場
10.30 1240m 別当出合
10.57 830m 市ノ瀬

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