鉢伏山 大長山周回 滝波川源頭滑降 福井県
小原集落を起点に鉢伏山、大長山を巡り大長山頂から滝波川源頭を滑り降りると言う贅沢山行、厳冬期の素晴らしい景観や
パウダーを楽しめる最高の行程であった。
コース概要 小原を起点に板谷の頭、大長山を周回してパウダーを楽しんだ
3.00 500m 小原集落発
5.17 1144m 地図上1144
6.39 1383m 板谷の頭
7.41 1549m 鉢伏山
ルートミス鳥岳方面へ
8.45 1549m 再鉢伏山
8.54 1387m 鞍部
9.45 1671m 大長山
10.00 1671m 大長山から滝波川源頭へ
10.57 920m 滝波川二俣
11.16 970m 林道登り返し地点
13.12 500m 小原集落
板谷の頭
深夜3時に小原を出た。板谷の頭がうっすら見えた頃ようやく夜が明けた。板谷の頭まで標高差900mのラッセル。
鉢伏山手前
鉢伏直下で手前に登って来た尾根が奥に取立からの稜線が見えた。
鉢伏山
朝日に輝く鉢伏山、山が最も美しく見える瞬間である。
シュカブラ
鉢伏山頂では厳冬期の厳しい天候が垣間見えた。
白山
鉢伏山頂から眺める白山は迫力があった。
経ガ岳方面
何を血迷ったか経ガ岳を大長と勘違いしてこの尾根を進んでしまった。おばかさんでした。
大長山
大長山はこちらでした。思い込みと言うのは怖いものです。大長へは標高差で200m下って300m登り返す。
雪煙
大長手前で雪煙が宙を舞っていた。
大長山頂にて
大長山頂から眺める白山も素敵です。
大長の先
正面に赤兎山が見える。
滝波川源頭へ
大長山頂から滝波川源頭に滑り込む。出だしはかなりの急斜面。
山頂からゴー
良い雪で振り返るとシュプールがくっきり。
滝波川
快適な斜面が続く
粉雪を蹴散らし
とっても良い雪でした
滝波川
大斜面を貸し切りで楽しむ。
標高1150m
標高1150mは狭くなる。
最初の堰堤
標高1050m付近に最初の堰堤がある。調子に乗っているとえらい事になる。ここから下は堰堤が続くので注意。
970m
標高970m付近は平坦で何とも素敵なパラダイス。
帰りの林道
標高920mの二俣で林道に登り返し後は黙々と林道を漕いで小原集落に向かう。
山行記録2011年2月16日(水)
【山域】大長周回 滝波川源頭滑降 1671m
【場所】福井県
【日時】20011年2月16日(水)
【コース】小原集落−板谷の頭−鉢伏山−大長山−滝波川源頭−小原集落
【メンバー】単独
【装備】ヘルベント 179cm,TLTspeed,スカルパ MAESTRALE
【天気】快晴
3.00 500m 小原集落発
5.17 1144m 地図上1144
6.39 1383m 板谷の頭
7.41 1549m 鉢伏山
ルートミス鳥岳方面へ
8.45 1549m 再鉢伏山
8.54 1387m 鞍部
9.45 1671m 大長山
10.00 1671m 大長山から滝波川源頭へ
10.57 920m 滝波川二俣
11.16 970m 林道登り返し地点
13.12 500m 小原集落
前夜小原に入って車中泊、ここ数日また新たな雪が積もり今日もパウダーが楽しめそ
うだ。
3.00 500m 小原集落発 暗闇の中板谷の頭南西尾根をガンガン登る。日当り加減で
クラストやラッセルなど目まぐるしく雪質は変わる。
5.17 1144m 地図上1144 今日は帰りの為のトレースをこしらえる必要がないから一
番歩き易い斜面をアップダウンを気にせず進む。
板谷の頭がうっすら見えようやく夜が明けた。
6.39 1383m 板谷の頭 まだ朝日は上がらないので放射冷却でとにかく寒い。風も強
くフリースを着込み手袋は三枚重ねにした。ここから鉢伏まで一旦鞍部まで下り登り
返す。
7.41 1549m 鉢伏山 朝日にシュカブラが輝き素晴らしい景色である。白山もすぐ近
くに見える。しばし休憩してシールを外して大長へ向かうつもりが鳥岳方面の尾根を
滑ってしまった。
ルートミス鳥岳方面へ 鳥岳に着いてようやくミスに気づく。おばかさんであった。
ここから再度シールを付けてまた鉢伏山へ戻る。1時間ロスした。
8.45 1549m 再鉢伏山 もうシールを外すのも面倒なのでそのまま鞍部へ滑る。
8.54 1387m 鞍部 ここから300m登り返せば大長だ。さあ行くぞ。ガンガンラッセル
する。
9.45 1671m 大長山 ようやく着きました。白山が最高です。
10.00 1671m 大長山から滝波川源頭へ 山頂から急斜面を滝波川源頭へパウダーシュ
プール、最高です。この快感、もう貸し切り大斜面です。ドンドン快適に滑る。今年
は雪が多くかなり下まで雪割れはなさそうだ。
標高1000m辺りに最初の堰堤があり雪割れが始まったが所々ブリッジがあるので問題な
く下って行ける。
10.57 920m 滝波川二俣 二俣を過ぎてこの辺りで林道に這い上がる。標高差で30m
くらいか。
11.16 970m 林道登り返し地点 ここから忠実に林道を進むが予想通り太陽が上がる
と雪が溶け出しスキーの板にまで下駄が出来る。1時間のロスが計算外であった。
なるべく日当りの無い斜面を選ぶが日が当たる場所は下駄の嵐。
下駄との闘いを制してようやく集落が見えた。
13.12 500m 小原集落 10時間行動でした。降雪後の快晴の一日は下駄との闘いにな
るからなるべく早く出なければと思っていたが、予想通りの一日であった。
滝波川源頭斜面はパラダイスであった。