大滝山(1498m)北北東尾根 富山県

この大滝山2.5万の地図にも載ってないことから知る人はほとんどいない。合掌造りで有名な

五箇山の人形山から稜線伝いに北西に進むと1498mピークがあるが,このピークが大滝山で

ある。ルートは北東尾根と北北東尾根の2本。いずれも寺院の裏からスタートである。

国民宿舎五箇山荘から奥へ車で移動すること約5分,猪谷の寺院に到着。

猪谷の寺院裏から大滝山北北東尾根に取り付いた。

上の黄色が北東尾根,下の赤が北北東尾根

猪谷寺院標高280m

車を寺院前に止めさせてもらう,登山口は標高280m山頂まで標高差約1200mである。なるべく早立ちしよう。

尾根からは隣の北東尾根がよく見える。藪は少しあるがそれほど支障はないだろう。

尾根上標高600m

写真のような樹林帯を木を避けながら登っていくと眼下に五箇山の集落が見渡せるようになる。

地図上661m

正面の杉林が地図上661mである。少し下るので左から少し巻くと良い。この辺りも疎林で

スキーが楽しい。
標高800m付近

向こうから3本の尾根が見える。真ん中が人形山に向かう尾根。手前が北東尾根である。

北東尾根は標高680m付近で平坦地が約2km続く。

標高800m林道

標高800mで尾根が突然林道のため途切れてしまう。尾根への取付は急だが右から慎重に再度尾根上に

上がろう。

地図上1061m過ぎ

標高900mから地図上1061mまでは少し樹林が多くなりスキーが少しつらいが1061mを過ぎると疎林になり

快適なスキーが約束される。

標高1200m      

1061mを過ぎると写真のように疎林の快適な尾根になる。進行方向左手には雪庇が出来るので

注意しよう。写真に登ってくる友人が見える。

標高1200mからの景色

ここまで上がると五箇山が小さく見える。

北東尾根との合流

標高1350mで正面に見える北東尾根と合流する。この辺りも最高に快適な滑りが出来る。

標高1400m付近

北東尾根合流後はなだらかな稜線が正面山頂まで続く。山頂には大きな電波塔がある。

人形山とカラモン峰

山頂からは右カラモン峰と左人形山1726mが見える。人形山から大滝山まで周回コースも楽しめる。

           山行記録2003年1月19日(日)

一日中曇り空でしたが,気温が低かったせいで山頂から標高差500mは快適なパウダー
ランを楽しむことが出来ました。今日は1年ぶりに坪田君を誘った。

【山域】大滝山 1498m
【場所】富山県 五箇山
【日時】本日 1月19日(日)
【コース】五箇山猪谷神社裏−大滝山北北東尾根−大滝山往復
【メンバー】僕と坪田君
【装備】アトミックβライド9.22 160cm,ディアミール,TR12(僕)
    バンディットライト170cm,ディアミール2,TR12(坪田君)
【天気】曇り

大滝山は先日大阪の中村さんも紹介してくれた人形山の北西にある1498mの反射板が
立つピークである。2.5万の地図には名は無くあまりにもマイナーで厳冬期はまず登
る人もいないだろう。しかしながら五箇山から標高差1200mと手頃で上部では快適な
パウダーが楽しめるとっておきの山である。五箇山の猪谷から北東尾根と北北東尾根
の2本のルートが取れるが後者の方がより快適なスキーを楽しめる(僕にとっては)。

1月19日(日)今日は1年ぶりに氷見に転勤になった整形外科医の坪田君を誘ったので
五箇山の国民宿舎五箇山荘の駐車場に朝6時集合とした。朝4時に自宅を出発,高速に
飛び乗って50分後には駐車場に着いた。坪田君も5時半には着いたのでそのまま車で
約2km移動して猪谷の神社に着いた。神社の入り口に車を2台入れ二人の山行は始まっ
た。

6.04 280m 五箇山猪谷寺院裏。この辺りで積雪は50cm僕にとっては十分な量の雪で
あった。二人ライトを付け僕が先導していきなり尾根に取り付く。雪は締まっており
楽勝であった。ここのところラッセルばかりの山行が続いたので春のような斜面に鼻
歌交じりで登り始める。藪はチラホラあるが楽勝であろう。少し行くと急な傾斜にな
り下りは藪をよけられるスキー技術がないと少しつらいかも。

7.25 661m 大滝山北北東尾根地図上661m。この辺りまで来ると五箇山の集落が眼下
に見渡せる。対岸には北東尾根の平坦地が見渡せる。坪田君は1年ぶりのスキーにも
かかわらず体力は落ちてはいなかった。

7.50 800m 林道交差。快調に尾根を登り林道と交差した。ここで積雪は1m以上はあっ
た。少し急な斜面を登ると穏やかな杉林になる。しばらく行くと雪は柔らかく変化し
靴程度の軽いラッセルとなり木々を避けての複雑な登りとなる。対岸にはずっと北東
尾根が見える。

9.00 1061m 大滝山北北東尾根地図上1061m。ここまで快調に来た。ここからは急に
疎林になるため下りのスキーは快適になろう。相変わらず靴程度のパウダー斜面を黙々
と登る。動物たちのトレースも多く適宜利用させていただく。さすがに坪田君はこの
辺りからペースが落ちだしてきたので時々写真撮影をしながら待つことにする。そろ
そろ北東尾根との合流点も近い。

10.03 1350m 大滝山北東尾根合流。ふーっやっと此処まで来たか。ここに来て正面
に人形山やカラモン峰の優雅な姿が見えた。更に稜線の先に大滝山山頂に立つ大きな
電波塔が見える。ここから緩やかな尾根を山頂まで標高差150mである。相変わらずの
パウダーを漕いでついに電波塔が間近に見えた。
 
10.36 1498m 大滝山山頂。無事山頂到着。今日は風もなく曇り空の穏やかな日和で
あった。30分ほど待って坪田君も到着。二人登頂を喜びしばし休憩。ここから先稜線
はカラモン,人形山へと続く。

11.11 1498m 大滝山山頂発。いよいよパウダーでしょう。お先に失礼という感じで
真っ新な斜面にシュプールを刻む。ところが山頂を出てしばらくで左腰に電気が走る。
まずいと思いつつ以後痛みをこらえての滑りとなった。突発性腰痛いわゆるギックリ
腰であった。山頂から1061mまでの標高差500mは最高のパウダーが楽しめて大満足で
あった。

1.18 800m 林道交差。ここから少し下って藪が濃くなったところで坪田君にはスキー
を担いでもらって下りてもらうことにした。安全な場所まで同行した後,僕はショー
トターンの連続で先に下って車で彼を待つことにした。

2.30 280m 五箇山猪谷寺院裏。待つこと約40分彼も無事に坪足で下山し二人の楽し
い山行は終わった。

帰りに五箇山荘の露天風呂に一緒に入った。露天風呂で専門医の坪田君から十分レク
チャーを受け帰宅後すぐに教え通りの処置を行い痛みは取れた。さすがは専門医助かっ
た。

このルート慣れない人は少し藪に難儀するかも知れません。が山スキーの醍醐味を味
わいたい人にはお勧めです。藪を避けるショートターンの連続はアドレナリンが爆発
しそうです。僕としてはこのような滑りも大好きなんですが。

HOMEへ戻る