白山 中宮道 ワンディ

中宮温泉起点で車で市ノ瀬まで移動してスキーの機動力を生かして一気にワンディ山行を行った。

    

ルート地図

中宮温泉に髭魔人号をデポ、車で市ノ瀬まで移動してここから歩行開始 距離は30kmを超え累積標高差は3000mあまり

暗闇の別当出合

小雨の中市ノ瀬から1時間で到着

白山山頂

別当出合から4時間チョイでピークに立った。風は強く前夜のミゾレで周囲は凍結

山頂からゴー

山頂から凍結斜面を慎重に滑走

翠ヶ池にて

翠ヶ池付近から剣が峰、御前峰を振り返る

いざ中宮道へ

中宮道を見下ろしながらお花松原大斜面を滑り込む

お花松原を振り返る

この辺り秋は紅葉のパラダイスになる

中宮道を振り返る

真っ白な大斜面

中宮道は主に登山道東側を滑って行く

間名古の頭

今シーズン三度目の間名古の頭から三俣峠へ

間名古の頭を振り返る

三俣峠からしばらく登り返し

名人感激

ゴマ平小屋への大斜面

ゴマ平小屋

小屋に人影はなく閑散としていた

1774m登り返し

1774まで登り返せば最後しなのき平小屋まで快適な滑り

しなのき平小屋

ここからもう雪は無くなり板を担ぐことにした

根性の下り

ラスト5kmが辛かった。兼用靴の下りはこたえた、板も引っかかりまくり

中宮道登山口

最後まで甘くはなかった

ゴール

15時間のロングコースを全員で無事楽しめた。完全燃焼

山行記録2012年5月5日(土)

山域】白山中宮道ワンディ
【場所】石川県
【日時】20012年5月5日(土)
【コース】中宮温泉−市ノ瀬−別当出合−白山山頂−中宮道-間名古の頭-ゴマ平小屋
     -しなのき平小屋-中宮温泉
【メンバー】名人、大魔人、髭魔人、☆
【装備】7サミット156cm
【天気】小雨のち晴れ

0.00 820m  中宮温泉待ち合わせ
0.46 830m 市ノ瀬発
1.47 1255m 別当出合着
2.04 1255m 別当出合発
4.08 2005m 甚の助小屋
5.33 2455m 室堂
6.17 2702m 白山山頂
6.40 2702m 白山山頂発
8.38 1890m 間名古手前鞍部
9.05 2123m 間名古の頭
9.28 1960m 三俣峠
10.23 1850m ゴマ平小屋
10.46 1600m 鞍部
11.44 1774m 地図上1774m
12.45 1533m しなのき平小屋
15.44 820m  中宮温泉

以前から是非スキーで行きたかった中宮道、山頂から中宮温泉まで20kmのロングコー
スである。市ノ瀬からの歩きを考えれば30kmは軽く超える一級品。しかも累積標高差
は3000m近くになる。

当初髭魔人と行く予定だったが甲府から名人が参戦,剣が中止となった大魔人さらに古
川から☆も来る事になって総勢5名でこの難関コースに挑んだ。

0.00 820m  中宮温泉待ち合わせ 集合時間は深夜0時、髭魔人号をここにデポして
市ノ瀬まで僕のアルファードで移動。市ノ瀬には名人、大魔人、☆がスタンバイしてい
た。

0.46 830m 市ノ瀬発 小雨が降っている。少しブルーになりながら山行開始、板を
背負って兼用靴でガシガシ歩く。雪はかなり融けており白山の賞味期限もそれほど長
くなさそうだ。1時間のハイペースで到着。

1.47 1255m 別当出合着 ここで大休止、髭魔人が5分遅れで、名人☆は10分遅れで到
着。雨はようやく止んで来た。満月も見えて来た。もう大丈夫だろう。

2.04 1255m 別当出合発 一本橋を渡り石畳を登り上げるとようやくスキーが使える
ようになった。ここから先は雪は問題なかった。暗闇の中ガンガン高度を上げる。

4.08 2005m 甚の助小屋 小屋前にはテントが一張り、ここから南竜方面に進みエコー
ラインに上がる。稜線に出ると風は強かった。弥陀が原より上部は雪は豊富。

5.33 2455m 室堂 ここからは雪面は氷化し前日のミゾレが強風で氷となっていた。
それでもクトーのまま何とか山頂にたどり着く。

6.17 2702m 白山山頂 強風が吹き付けるがもう春の風である。室堂からは団体さん
が山頂を目指していた。早めに下りますか。

6.40 2702m 白山山頂発 さあ中宮道の始まり,山頂から翠ヶ池方面に滑り込む。氷
化斜面を慎重にまず僕が飛び込んだ。エッジが効いてホットとした。しかし二番手で
飛び込んだ髭魔人が氷化斜面で転倒して滑落して行った。ヤバー、50m程落ちたが怪我
は無くて良かった。残り3名も次々に飛び込んで翠ヶ池まで来た。

ここからお花松原の大斜面を快適に滑り込んだ。ここは良かった。鞍部で休憩、相変
わらず風は強い。振り返ると白山山頂は雲がかかり始めて来た。グッドタイミングだっ
た。

中宮道は稜線東側は雪が豊富で斜面も緩やかで実に滑りやすかった。多少のアップダ
ウンは快適に巻いて行けた。どこまでも真っ白な道が続く。

8時を過ぎると日も高くなりもう暑いくらいだ。間名古の頭手前鞍部までは休憩をたっ
ぷりとってもあっという間であった。

8.38 1890m 間名古手前鞍部 ここから250m登り返して間名古の頭を目指す。3月に
来た時より雪は減っていそうた。奥三方からの道のりももうかなり樹林が出ていた。

9.05 2123m 間名古の頭 無事三度目の登頂。振り返れば白山が大きい。長い道のり
もスキーがあればあっという間であった。ここから三俣峠まで滑り込んだ。

9.28 1960m 三俣峠 ここからシールで登り返して2060mピークに立つ。ここからは
標高差460mの滑りが楽しめるはずである。

10.23 1850m ゴマ平小屋 ここには人影がなかった。さらに先を急いで460m滑り込ん
で鞍部に到着。

10.46 1600m 鞍部 まだまだ雪は豊富であるが日当りの良い場所は雪は少なさそうだ。
果たしてどこまで滑り込めるだろう。鞍部から1774mピークまでシールで登る。

11.44 1774m 地図上1774m もうかなり暑くて試練の道のりになりそうだ。ピークか
らしなのき平小屋までまた250mの快適な滑りを楽しめた。

12.45 1533m しなのき平小屋 無事到着。しかしここから先はもう滑れる程雪は無かっ
た。大魔人、髭魔人はズックを持参しており足が軽そうだった。しかし縦に背負った
板が木々に邪魔されその度にお辞儀をしてくぐり抜ける。これがまた疲れる。

道標が残り4.9kmを示した時点でどっと疲れが出た。あまりの難儀に板を横に背負う事
にした。これは楽だった。板が邪魔される事無くスムーズに歩ける。最初からすれば
良かった。

長い長い道のりを兼用靴でヒイヒイ言いながら歩いて行く。大魔人はズックでもう先
に行った。髭魔人はズックだがもうかなりバテバテ、兼用靴組は足の痛みにこらえて
試練の下り。

さあもうチョイだ。下に中宮温泉が見えた。ガンバだ。最後気力を振り絞る。登山口
に着いた。安堵も束の間、橋が無い。対岸の林道に渡るには徒渉しか無い。もう膝ま
で水に浸かりながら対岸に渡る。

15.44 820m  中宮温泉 ゴール先に着いていた大魔人は足湯でのんびり待っていた。
5人全員誰も脱落する事無く15時間歩き切りました。今日は完全燃焼。名人帰宅後体重
が6kg減ったと大喜び、ダイエットにはロングワンディですか。今日も大満足でした。

HOMEへ戻る