焼岳(2455m) 長野県
上高地を訪れたことのある方なら必ず目にする焼岳,いまだ山頂から噴煙を上げている。
ごつごつした溶岩ドームだが冬は絶好の山スキーフィールドになる。静寂の上高地から
山スキーで登り山頂から下堀沢を滑り降りた。
上高地の入口釜トンネル。冬は凍結したトンネル内をライトを付けて歩かなければならない。
足下には十分気を付けよう。天井からも長い氷柱が垂れ下がっている。
下堀沢出合い
釜トンネル出口少し手前で河原におりスキーを履いてシール歩行とした。ここで梓川を渡る。
雪が多く徒渉はなかった。ここから右岸を下堀沢出合へ向かう。正面に堰堤が見える。左手尾根に
上がると快適な林間歩行となる。
林間からの焼岳
快適な林間歩行を続けると右手に焼岳が見えてくる。下堀沢は雪崩が頻発するため,よほど雪の状態が
安定していない限りは尾根の往復が無難である。疎林の快適な滑りである。
穂高連峰
標高が上がると穂高連峰が目に飛び込む。眼下には上高地も見える。このルート一番の光景である。
西穂から前穂まで純白の稜線に感動することだろう。右手下堀沢も時々見えるため雪の状態を十分
確認しながら高度を上げよう。
標高2000m高天原
標高2000m付近は平で高天原と呼ばれ野ウサギの楽園である。足跡が所々に見える。
ここまで上がると乗鞍岳,十石岳が見えるようになる。振り返れば霞沢岳も美しい。
焼岳
標高2000m高天原からは正面に焼岳を見ながらの歩行となる。最高峰は正面奥である。
山頂を目指すのなら標高2300mあたりで左に見える尾根に上がる。
標高2100m
高度が上がるにつれ焼岳が近づく。正面に噴煙が上がっているのが見える。標高2100m
付近で下堀沢上部に合流する。左手山頂に登らないのなら正面鞍部までまっすぐ登ると源頭となる。
下堀沢上部は快適なカールとなっている。
標高2300m尾根
山頂を目指すので標高2300mあたりで尾根に上がった。2300m付近に平坦地があり,
シェカブラが美しかった。乗鞍も間近に見える。
焼岳山頂
やっと山頂に到着。2300mより上部はアイスバーンだったが,スキーのまま山頂まで歩き通した。
僕の背後に穂高連峰が見える。
山頂からの笠ガ岳
山頂は360度の展望であり笠ガ岳も美しい。展望を楽しんだらいよいよ下りである。
下堀沢
山頂直下から約60度の雪壁を下堀沢に飛び込んだ。ここまで快適なクルージングを楽しむ。
しかしながら下堀沢下部は狭く両脇からの雪崩れに十分気を付けよう。この日も滑走中足下から
表層雪崩が起きてしまい危うく巻き込まれそうになった。

焼岳山頂からの迫力の展望 (正面は穂高連峰)
山行記録2000年1月29日(土)
時刻-標高-気温-場所
6.23 1250m 国道脇
6.39 1315m -12.7 釜トンネル入口
6.58 1420m -14.7 釜トンネル出口
7.34 1480m -20 下堀沢出合い
9.52 2090m 1.2 高天原
11.27 2455m 1.2 焼岳山頂
12.03 2455m 2.8 山頂発
12.59 1480m -1.4 下堀沢出合い
1.10 1480m 5 下堀沢出合い発
1.27 1365m 0.2 釜トンネル入口
1.39 1315m 3.2 釜トンネル入口
1.50 1250m 国道脇