平成11年8月
25日(土)今日より書き込み開始
26日(日)うらめしの世界陸上
27日(月)ドタキャン
28日(火)北陸選手権
29日(水)荻野鮮烈デビュー
30日(木)県実業団に向けて
31日(金)引率
平成11年8月25日
今日から、書き込み開始です。
今日から27日までの2泊3日の日程で、石川県の中学校陸上合宿が始まる。
午後は合宿を兼ねてジュニアオリンピックの選考会が。今期唯一の公式試合となる。
はじめてこの競技場を見る選手たちは、やっぱりみんな驚きますね。
学生たちが手伝ってくれたので、助かりました。みんな、ありがとう。
平成11年8月26日(木)
世界陸上のせいで、最近寝不足…。だけど、どうしても見てしまう。
世界の一流の選手を見ることはとても勉強になる。
動きを見るのは当然だが、自分としては選手の表情を見るのが好きだ。、
特にスタートラインに立ったときの、選手の表情がなんとも言えない。
これから戦いに挑むんだ、という顔つき、不安にかられた表情、それぞれである。
また、終わってからの充実感あふれる顔もいい顔をしてる。
本当に練習してきた者にしかできない顔だ。世界選手権に出るのだから当然か…。
ああ、
僕も頑張らないと。し、しまった、今週末北陸選手権だった…。
自分の練習がああ…。
平成11年8月27日(金)
今日は、午前中で中学校合宿を終わらせて長岡に移動です。朝から天気が思わしくなかったが、
練習をはじめるころには、そんなにたいしたことがない雨になりました。
出発の荷物を積み終え、そろそろってころに宮下から電話が。「あ、あの、今日行きません…。
それから有未ちゃんも…。」
なんだと?、ドタキャンかよ、しかも二人?もっと早く言えよなあ。それじゃあ、出発するぞ。
バスは、長岡に向けて競技場を後にする。
北川「そう言えば、川端乗ってるのか?」
津澤「今日、来ません」
北川「どいや!!(怒)」
津澤「足が痛いので、来ないそうです。」
北川「…。無言(怒り爆発)」
みなさん、ドタキャンだけはやめてね。管理人兼コーチからのお願いです…。どうでもいいけど。(笑)
平成11年8月28日(土)
北陸選手権の試合に出場してきた。種目は800m。昨年、福井敦賀気比高校の辻に負けてる種目だ。
今年は勝負すると同時に、記録も狙いたい。だけど、どうやら1500mに絞って行くらしくて、
今回800mには出ないそうだ。これで、優勝はもらったかな?と思ってたが、考えが甘かった…。
予選で、各選手の様子を伺う。国際武道大学の大野が気になる。
彼は今年の春、金沢で行なわれた日本学生種目別選手権において、1500mで入賞してる選手だ。
金沢ACの木坂も楽々1分台で通過、しかもかなり余裕そう。あああ、経大の畦地は棄権か…。
試合が近づくにつれて、正比例するみたいに、どんどん調子悪くなるヤツだな…。
予選を楽に通過して、決勝に備える。
決勝では、レースを組み立てて行く予定で構想を練っていた。スタートして、やや出遅れた感じだったが、
200mではトップに立つ。400mの通過は57秒、お、遅い…。遅すぎる…。
予定では、55秒ぐらいだったのになあ。さあ、ここからが勝負だ。しかしラスト1周を過ぎたが体が動かない。
練習不足がたたったのか?ラスト200mを過ぎても、スパートにキレがない。しかも、もう乳酸がたまってきた。
気持ちの中に焦りが出てきた瞬間、大野か一気にスパート、食い下がろうとするが、そのままの差でゴール!!
タイマーは、1分56秒台だ。今期、最大の失敗レースで優勝を逃してしまった。悔しいというより、
情けない気持ちでいっぱい。B標準を通過してるので、何とか日本選手権の出場権は確保したが、
これが最後のチャンスだと思って頑張って行きます。
平成11年8月29日
昨日、自分の試合が終わったので、今日は観戦だ。
注目するのは、男子1500mです。 星稜からは、山口慎也と津田輝が出場。
予選は、スローペースにより、難なく通過。
決勝が楽しみだ。小林哲也、大野、辻に注目する。
待ちに待った決勝では、予想に反してスローペース
で展開される。高校生にはついていきやすいペースだ。
400mは67秒、いやらしいペースだなあ。600m過ぎから、
山口が離れかかる。頑張れ、粘れ、粘れ!!
団子の先頭集団は800m、2分14秒、そのままの集団で、
1000mを通過。2分47秒だ。ここで一瞬空気が変わった。
目に見えてわかるようにペースが上がる。こ、これは800m
のラスト?って言うくらいの猛スパートだ。新潟の小林哲也を
先頭に熾烈な争いが繰り広げられてる。食い下がる大野と、
後ろから辻が追うが、小林が逃げ切り、3分57秒でゴール。
辻、大野が続く。 ちょ、ちょっと待て、ラスト1周のところでは
タイマーは3分02秒だったぞ、ということは、この1周は、
55秒じゃないか〜!!(驚愕)
津田は4分05秒で8位、山口は、4分22秒で、最下位。
まるで、かつての関東インカレ一部校のようなレースだった。
稲置BTCの、北本は女子走幅跳において、同記録2位で、
セカンド記録3センチ差で、惜しくも日本選手権の出場権を逃した。
女子のマイルリレーは、星稜は中川、米田、荻野、村岡のオーダーで望む。
1走、2走で、敦賀に先行を許した星稜チームは、3走の荻野に託す。
バトンを奪い取るように、スタートした荻野は、信じられないスピードで、
敦賀を追う。200mで追いつき、さらに加速する。
敦賀を引きちぎって、バトンを村岡に渡す。
LAPは、なな、なんと56秒20(非公認)
アンカーで逆転されたが、日本選手権リレーが楽しみである。
帰りのバスの中で、やり投げの阿部が、北本いわく、「死体」のように
眠ってた…。しかし何も「死体」に例えなくてもねえ。(笑)
平成11年8月30日
昨日でやっと終わった北陸選手権、次は週末の石川県実業団だ。
800mでは金沢ACの木坂と、1500mでは加賀東芝の瀬戸と勝負だ。
ちょっと真剣に練習しないと。稲置BTCのメンバーも増やさないとね。
今日はグラウンドに私の父親が練習に来る。今度の試合に稲置BTC
から出場してくれる。昨年のこの大会では、NTT-TE北陸に個人登録して、
優勝してる選手で、今年も、と期待してるが、
本人は趣味の一環として走ってるので、あまり勝負にはこだわっていない(らしい)。
幼いころ、いつも父親の背中を目標に走ってた。いつになっても、
父親は目標としていきたい存在である。果たして、自分が50歳を超えたとき、
4分40秒台で走れるだろうか?それもまたひとつの目標である。
平成11年8月31日
今日で8月も終わりだ。今週末の県実業団に向けて頑張ろう!!
と息巻いてた。 ところが、学校から電話が…。
「北川君、今度の週末、日本ジュニア選手権の引率に行ってくれませんか?」
「あ、僕日曜日に試合があるんですけど…。」
「試合は土曜日に終わるし、北川君しかいないんです…。」
ということで、三重県に行くことに。
平成11年9月
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