FILE20  ウメガサソウ
 
 
 
花が下向きに咲くので、写真を撮るのが難しかったのですが、よく観察すると、咲き始めは下向きですが、だんだん上を向いてくることが分かりました。
 石川県では割に珍しい植物で、あまり見られないのですが、生えている場所では群生する傾向があります。
和名は「梅笠草」の意味で、林の下に生える10cm程のイチヤクソウ科の植物です。
 これまで、花の終わったところしか見ていなかったのですが、今年(平成11年)は、山中のスダジイ林下と海岸のクロマツ林下で開花期にぶつかり心ゆくまで撮影できました。
 
文献によって、「草のような常緑の小低木」「草本状の半低木」「常緑の草状の小低木」「茎が木化し半低木状になる常緑の多年草」「常緑の草本」等と解説してあり、木と呼ぶべきか、草と呼ぶべきか、それが問題だ?

 左下の写真には、昨年の果実(枯れている)も写っています。
 


花模様