FILE42  ゴギョウ(春の七草2)
セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ これや七草

 これはゴギョウです。今風に言えば、ハハコグサです。
空き地、道ばた、庭、畑地、田の畦などでよく見かける野草です。
小粒ではありますが、ひときわ黄色い花が目立ちます。
 似たものに、チチコグサ、チチコグサモドキ、アキノハハコグサなどもあります。 主に秋に芽生え、根出葉を広げた状態(ロゼット)で冬を越すことが多い。根出葉は先がふくれて丸みを帯び、軟らかい白毛で覆われます。若い葉や茎を七草粥に入れて食べます。母子草ともいいます。 春、3〜5月に、茎の上端に小さい頭状花が密集して咲きます。
 日本文徳天皇実録の嘉祥3年(850年)5月条に、<文徳帝の祖母及び父の仁明帝が相次いで亡くなられたが、、この年、田野に母子草が生じないという流言が民間に飛んだ。これは母子両陛下の崩御を予め告げたものである。>という記事で登場しています。(世界有用植物事典 平凡社 による)
葉の表面の白毛
 


花模様