平成11年10月

1日(金)静岡へ移動
2日(土)予選落ち…。
3日(日)27歳の誕生日
4日(月)家族サービス
5日(火)明日からまた頑張るぞ!!
6日(水)エルゴメーター
7日(木)もっと追いこめ!!
8日(金)自己満足のいい練習
9日(土)星稜女子史上最強
10日(日)松本大地800デビュー!!
11日()幸せな気分
12日(火)まったく情けない…。
13日(水)調子いいね〜!!
14日(木)風邪が治らないよ〜!!
15日(金)移動
16日(土)コースの下見
17日(日)環日本海新潟駅伝
18日(月)ジュニアオリンピック
19日(火)国体を控えて
20日(水)父親倒れる!!
21日(木)実りの秋
22日(金)マイクロバスで熊本へ
23日(土)熊本到着
24日(日)心の叫び
25日(月)なんてこった〜
26日(火)3年間お疲れ様でした。
27日(水)荻野、全国制覇!!
28日(木)心でつなぐタスキ
29日(金)北信越新人へ
30日(土)さらに山形まで
31日(日)全日本高畠競歩

平成11年10月1日(金)
 今日は移動日、日本選手権が開催される静岡市に電車と新幹線で移動だ…。 今年もこの大会に出場できることに感謝して臨みたいと思う。
平成11年10月2日(土)
 試合本戦だ!!草薙競技場は、学生時代の記録会以来だ。確か、10000mに出場したなあ。 控え室を出て歩いてると、学生時代の同級生、袴田貴満君に出会う。あって一言、
「あらぁ、しばらく見ないうちに大きくなったなあ…。」
のんびりする暇もなく、そろそろアップの時間だ。天気はいいが雨天走路でアップを行う。 立派な走路があり。快適にアップを行なうことができた。 本戦だ。自分は3組、1,2組を見て様子をうかがう。ホームストレッチではすごい向かい風だ。 ある程度ラストは覚悟していかないとね。みんなラスト勝負だ。最初から行けよなあ。 いよいよ私の出番だ。最初からぶっ飛ばしていこう。 しかし、200mでトップを奪う予定が以外にもハイスピードでレースが展開される。後ろについていき様子をうかがう。 400mを55秒で通過、600mを1分24秒台で通過後、動かなくなってしまった。しかも、向かい風だ。まったく動かない…。 耐乳酸系の練習が少なかったことが悔やまれる。 結局1分55秒83の5着で予選落ちする。しかし、この大会で、自分の中の迷いは吹っ切れた。もう一回、全国レベルと言うものに 挑戦してやろうじゃないか。俺みたいなやつでも、全国で戦うことができるんだということを、もう一度見せてやる。 全国レベルのケツでも噛み付いてやる。ここからが本当の勝負だ!!
平成11年10月3日(日)
 個人的なことではあるが、今日は私の誕生日である。今日で27歳になった。一人で向かえる今日の朝はいつもと変わらない。 昨日で試合が終わったので、静岡から家に帰ることにする。今日は自宅のほうでは秋祭りがあるのだ。 毎年、この祭りと大会が重なってるんで祭りのほうには参加したことがない。
平成11年10月4日(月)
 今日は幼稚園の運動会に出勤した代休をもらう。明日は学園創立記念日なので、これで、 試合を含めて5連休となる。療養と休息をかねて、妻と2人で長野県の白骨温泉に出向く。 「はっこつ」じゃなく「しらほね」温泉と呼び、歴史ある温泉だ。石川県にも温泉はいっぱいあるが、 こうやっていろんなところに行くのも楽しみだ。安房トンネルのおかげて、えらい早く着いた。
平成11年10月5日(火)
 朝、もう一度温泉に入ってくる。ああ、ここの温泉は最高だな〜。今度は、大勢で訪れたい。 楽しい時間ほど、早く過ぎてしまうものだ…。明日からまた頑張るぞ!!
平成11年10月6日(水)
 昨日までの休養で、肉体的にも精神的にも、かなりいい状態となった。 今日は、金沢ACの木坂と練習だ。今度、熊本国体に出場する星稜高校の佐野恵里も一緒にさせよう。 日本選手権ではラストに課題があったんで、エルゴメーターで追い込むことにした。 今の時点での無酸素測定と、それに基づく練習だ。 だけど、正直、木坂にはあんまり教えたくない練習なんだけどなあ。(ちょっと本音!?) だけど、そんな低いレベルじゃなく、もっと高いレベルでの考えていくことにしよう。 木坂は、求めるものがあって、わざわざ、稲置グラウンドまで来てくれてるんだから、そのことが、 自分にとっても大きな刺激となり、いい練習ができるのだから、 どうせならお互い切磋琢磨しあっていきたい。いいものを吸収しあっていきたい。
 無酸素パワーを測定したあと、一人40秒MAXで、3分RESTこれを3セットだ。 しかも、5秒ごとに回転数の測定をする。最初から全力で行って、 どこまで追いこむことができるのか、 限界を追及する練習だ。 初めて、この練習する2人は、これがどんな練習なのか経験がなかったので、 終わった後、大変だったと思う。だけど、これが800mには絶対に必要な練習だ。 乳酸がたまりきって、動かなくなったときに、どう対応できるかなんだ。 動かなかったから負けたじゃなくて、それに耐えうるための練習だ。
嫌な練習とは、自分が弱いから嫌なだけあって、敢えてその嫌な練習に、 自ら立ち向かっていかないと、自分の弱さを克服することはできない。
平成11年10月7日(金)
 昨日のデータをグラフ化してみる。それぞれに特徴があった。 まず、木坂は、最初一気に追いこむことができ、平均的に高いレベルを維持できるが、 セットごとに、その値は落ちてくる。
次に、佐野は練習の意味合いを理解できていなかったせいか、3回ともおんなじ。 むしろ、3回目にベストが出てる。耐乳酸系の練習をしていれば、この数値はありえない。 追いこめていない証拠だ。 最後に自分だが、練習の趣旨を理解してると同時に、 後半の辛さまでもわかりきってるため、それがフィードバックしてしまい、 前半の追いこみがなされていない。本能的なのか、自分の意思なのか、 苦しいことから逃げてしまってる自分がいる。
ちくしょう、こんなんじゃだめだ。
 前のパソコンに入ってた全データを失ったのは、とても痛い…。 比較のしようがないんだから。これからのデータを作り上げていきたい。
平成11年10月8日(金)
 明日の記録会に出場しない者と、12000MのP走をする。設定は90秒のイーブンだが、 余裕があればプラスしたいと思ってた。星稜の津田輝、経大の大月、三浦、この3人と一緒だ。
1000M3'41"(3'41") 5000M18'35"(3'44")9000M33'23"(3'40")13000M47'56"(3'30")
2000M7'22"(3'41")6000M22'18"(3'43")10000M37'04"(3'40")14000M51'25"(3'29")
3000M11'06"(3'44")7000M26'01"(3'43")11000M40'46"(3'42")15000M54'49"(3'24")
4000M14'51"(3'45")8000M29'43"(3'41")12000M 44'26"(3'40")16000M58'07"(3'18")
 前半、いいリズムで行けたので、後半はかなり楽だった。追いこむまではいってなかったけど。 しかし、体力が落ちたなあ。?年前は80秒イーブンで20000Mまで行けたのに。 昔の事を言い出したらキリがないのでやめよう。
今の自分がどうあるかだ。
とりあえず、松任ハーフに向けて、やれるだけのとこをやっていきたい。 この冬は、しっかり走りこむぞ!!
マネージャーの梓ちゃん、今日は小さな体を1時間も立たせっぱなしでごめんね。そして、ありがとう。 感謝しています。
平成11年10月9日(土)
 星稜生と経大生を連れて、北陸実業団記録へ出向く。恒例となってきたこの記録会、 昨年、向田匡宏が、14分39秒台で走った大会だ。今年も男子はYKK、女子は北國銀行の実業団選手に引っ張られて、 記録の更新を期待する。
 男子5000mは、経大の永吉が復活の兆しを思わせる15分09秒38、竹内が自己新の15分42秒38、ここ最近力をつけてきた釜が15分54秒49、 星稜生は、故障上がりの土橋が15分30秒97の自己新。これからの頑張りが期待できるところである。 次に坂谷が15分57秒47、梅田と1年の前田が、15分台目前の16分01秒60と16分08秒69であった。
 女子3000mでは、舟本が10分52秒06、続いて1年の橋本小百合が、初の10分台となる10分57秒09、 5000mでは、根来、山崎、酒谷が出場、3000mを10分18秒というかなりいいペースで通過し、 根来が16分台目前の17分00秒85、山崎が17分23秒85、酒谷が17分48秒45と、3人が17分台をマーク!! 根来と山崎は、星稜記録を塗り替えた。これまでの記録は、根来が持ってた17分40秒28である。
星稜女子では、史上最強のチームじゃないか!!
ここに来て夏合宿の疲労も抜け、グラウンドコンディションも気温が20℃を割るなど、記録を出す条件はそろってたと思う。 それでいて、ペースメーカーまでいるのだから、今日は記録を出すチャンスだった。 ここから駅伝に対するモチベーションを持つことができるかどうかだ。今日の記録で、もっと自信を持たせたい。だけど、油断はできない。
 今日、記録会が行われた魚津桃山競技場は高台の上にあり、魚津市内を一望できるすばらしい眺めが写真判定室から見ることができた。 海の向こうに、石川県の能登半島がうっすらと見えた。今日は、なんだか気分爽快だった。
平成11年10月10日(日)
 体育の日だ、祝日だ。この体育の日も、今年が最後らしい。来年から、第?土曜日になるらしい。 金沢市営陸上競技場でスポレクが行われる。中学生は、全員参加でいい条件の中記録を狙う。 高校生も、明日から試験なんだけど、意欲的な選手は出場してる。 注目したのは、星稜中学校2年の松本大地の800mだった。大徳中の宮崎先生は、記録を狙えと大地を励ます。 400mで54秒で走るので、一周60秒で通過してもまだ6秒も余裕があると。なるほど!!と、 大地が納得して、試合に臨むが、やはり距離を踏んでなかったので、厳しかったようだ。 2分20秒近くかかって撃沈してた。お母さんに、「遅かったね」と笑われてた。 大地も、走れない自分に笑えたのか、「うん、遅かった!!」と、笑顔で応えてた。 今日走れなかったので、宮崎先生との約束で、 今度は11月3日の小松記録会で400mに出場することになった。
平成11年10月11日(月)
 月曜日であるが、振替休日である。妻の実家の山中に昨日から遊びに来る。 今日、京都に行く予定だったが。行かないことになった。 ゆっくりすごせる休日は、めったにないので、幸せな気分でいっぱいだった。
平成11年10月12日(火)
 どうやら、風邪をひいてしまったようだ。今週末、新潟で環日本海駅伝があるのに…。 最近、はやってるらしいぞ。生徒にも、何人かやられたのがいるけど、 駅伝の直前とかに、蔓延させないように、対策をとらなければならない。 しかし、指導者であり選手である私が、
まったく情けない話である…。
学生時代、風邪なんてひいたことがなかったけど、 卒業してから毎年やられてるような…。体力が落ちてるんかな?
平成11年10月13日(水)
 今日は水曜日、木坂がくる日だ。しかし、肝心の自分は、とても練習できる状態ではない。 星稜生は、テスト期間中でお昼過ぎに来る。前までは、練習が重なると、 昼食を食べそびれることが多かったんだけど、最近は愛妻弁当を持ってきてるんで、 かなりありがたい。(スミマセン、おのろけ話で)
 ジュニアオリンピックに出場する津田輝と山崎祐佳が、最終確認でいい走りをする。 津田は1200mを64ペースで、入りは速かったが3分13秒で、 山崎は1500mで4分40秒を目標として74ペースで、1000mを3分06秒で楽に走る。 ジュニアオリンピックは、全国大会なので、これで入賞して両一年生に勢いをつけたい。
そして、チームに勢いをつけたい。
結果が楽しみだ。また、日本選手権リレーの女子4継、マイルのほうにも記録を期待したい。
 経大生が3名、環日本海駅伝の選手となってるので、その調整練習の中に、 木坂が入ることになった。見てる自分が情けない。早く治さなければ…。
平成11年10月14日(木)
 まだ体調が思わしくない…。うーん、困った、困った。明日は移動日、選手を連れて 新潟まで行かなくちゃいけないのに、運転手が風邪を持ってるなんてどうしようもない…。 とにかくおいしいものを食べて、ゆっくり休もう。
平成11年10月15日(金)
 今日は移動日、マイクロバスで新潟へ移動です。 先日、長岡で北陸選手権があったのだが、今回はそれより遠い。 体調のほうは、かなりよくなってきた。
平成11年10月16日(土)
 午前中にコースの下見、午後から開会式で今日の一日は終わった。 今年の選手は、昨年の選手が4名残ってるので、ある程度は流れが分かってるので、 やりやすい。
平成11年10月17日(日)
 環日本海駅伝、この大会も年々レベルが上がってきてる。 今回の石川県チームの結果は以下のとおり。
区間氏名、所属個人総合
1区 4,3km小鹿 亜希子 (北國銀行)14'42"(20) 13'42"(20)
2区 9,3km瀬戸 一巳 (加賀東芝)29'17"(20) 43'59"(20)
3区 8,2km徳和 純一 (金沢経済大)26'18"(23) 1:10'17"(20)
4区 3,0km須鎗 友子 (北國銀行)10'13"(11)1:20'30"(20)
5区 6,295km林 太志 (金沢経済大)20'01"(24)1:40'31"(22)
6区 5,1km新谷 真澄 (北國銀行)17'40"(16)1:58'11"(21)
7区 6,0km大月 浩靖 (金沢経済大)19'41"(24)2:17'52"(23)
 唯一男女混合の駅伝である環日本海駅伝、今年で第8回を迎える。 この大会を、ひとつの経験として次に頑張って欲しいと思う。 コーチという立場で見てると、なんだか走りたくなってきた。
平成11年10月18日(月)
 昨日までのジュニアオリンピックで、星稜の1年勢が頑張ってきたようだ。 10月16日、荻野真実200m25秒51で 3位、山崎祐佳1500m8位、記録は自己新、星稜新記録となる4分38秒67、 10月17日の1500mでは津田輝が自己新の4分03秒52で8位だった。
長距離種目では、星稜史上初の全国入賞だ!!
それから百万石ロードレースでは、2年の奥田が32分33秒で2位。みんな国体、駅伝に向けて、 いい感じで仕上がってきてるようだ。
勝負は最後まで捨てたらだめだ。最初から持ちタイムだけで決まるようだったら、 レースなんて必要なくなる。それがまかり通るのであれば、世界記録保持者は、 常に勝ちつづけなければならない。そんなことはまずありえない!! やってみないと分からないのが陸上なんだから!!
平成11年10月19日(火)
 国体を控えて、少年B800mに出場する津田、佐野、両選手が最終調整に入る。 津田は、距離も踏めるのでスピード系で、佐野は極端に距離が踏めないので、 ジョッグで我慢することから取り組んできた。自己新を目指し、 全国というものを肌で感じて、経験を積んで欲しい。
平成11年10月20日(水)
 今朝、父親が三重県の鈴鹿市にある会社の研修施設で、救急車で運ばれたという連絡があった。 軽い心筋梗塞だそうだ。約3時間かけて病院に行ってみると、容態は落ち着いたようだが、 1ヶ月の入院が必要だということ。大事に至らなくてよかった。 これまで県実業団や、マスターズを目標にに練習しており、本人は、 「陸上できなくかるかな?」と心配してたが、無理しないで回復して欲しい。
平成11年10月21日(木)
 最近、競技場で実りの秋を満喫している。というのは、 競技場の裏山にアケビがたくさんなっているのだ。 経大の永吉と一緒に採りに行ってるんだが、まだたくさんあるので後2,3週間は楽しめそうだ。 気持ち悪がって、食べられない生徒が多いけど、おいしいんだよ。
平成11年10月22日(金)
 経大生が、秋インカレで長野に移動、愛車のSTEPWGNの運命を大月に託すことになった。 短距離陣は、経大OBの林恭平が運転するマイクロバスで移動だ。そういえば、2年前の春インカレで、 林が運転する大型バスのタイヤが、立て続けに3回バーストした経験があるんだけど、 今回は大丈夫かなあ? と、余計な心配をしてしまう。今期最後のトラックレースなので、 気持ちよく終われるように、また、冬季練習、ロード、 駅伝シーズンを目前に課題を見出して欲しい。
 私は今晩、コーチとして国体のため熊本に移動だ。陸協スタッフ5名とマイクロバスでの移動となる。 走行距離約1000km、15時間の長旅だ。 国体には、学園関係から、稲置BTC(経大職員)の元橋梢、金沢経大の福村羊里子、 星稜高校からは、米田昌代、津田輝、佐野恵里、荻野真実、以上4名、合計6名が出場。
みんな、入賞目指してがんばれ!!

平成11年10月23日(土)
 今朝8時に、目的地の宿舎に到着する。休憩含めて13時間の移動だった。 今回、初めて選手としてではなく、コーチという立場での国体参加であった。 熊本は昨年の日本選手権以来だ。今日、開会式があったので練習会場は水前寺陸上競技場で行われる。 しかし、すごい人の量だ…。その中を掻き分けるように今日の練習が行われた。
平成11年10月24日(日)
 今日は、星稜の米田が少年女子A400mHの予選と津田の少年男子B800m予選、佐野の少年女子B800mの予選だ。 陸上種目の最初の種目である少年女子A400mHは、3組2着プラス上位2名が決勝進出だ。 1組目の米田は4着でゴール、自己新の61秒55だった。あとは2,3組の3着、4着の記録次第だ。 「頼むから、もっとゆっくり行ってくれー、そんなに頑張らなくてもいいから!!」と心の中で叫びちらしてた。
まさに心の叫びだ…。
 その悪魔の叫びが届いたのか、米田はなんとかプラス2の2番目で決勝へ進出。これで8位は確保した。 そう言えば、インターハイは9位だったね。これでリベンジ達成だ!!明日は一人でも食って、上位を目指そう。
 話は変わるが1500mをやってたころ、短距離や800mは決勝に残れば8位入賞なんでいいな、って思ってた。 しかし、800mがメインになったら、1500mは8人以外でも決勝に行けていいなって思う。勝手なもんだ…。
 話を戻そう、佐野の800mは、集団についていくことができず、2分25秒45で落選。 こういうこと書くとセクハラにあたるだろうか?しかしあえて書こう、もっと走りこんでやせよう!! 津田の800mは、レース経験が少なかったせいか、流れに乗ることができなかった。 1分59秒39の自己新だが落選。二人とも、これで終わったわけじゃないので、これからに期待したい。 負けたことは、必ずしもマイナスではない。要はそれをプラスに持っていけるかどうかが問題だ。 貴重な体験をしたと思う。
 夜、鐘紡の伊藤監督と話す機会があった。日本を代表する一流のマラソン選手として活躍した伊藤監督の指導理論、 現役時代の貴重な体験談、また裏話等、いろんな話をたくさんしていただいたので、大変勉強になった。
 明日、荻野の少年女子B100mが行われる。これも楽しみだ。
平成11年10月25日(月)
 星稜の1年800m勢が予選落ちしたので、錦丘高校の林鉄平と4人で今朝一番の飛行機で金沢に向かう。 熊本から大阪伊丹まで飛行機で、あとはサンダーバードでの移動だ。 その途中、最悪な出来事が起こってしまった。なんと財布を紛失したのである。
「な、なんてこった〜!!」
何かあったときのためにと、妻から少し余計目に現金をもらってたので、ショックだった。 結局乗ってきた飛行機のなかに置き忘れてあり、その飛行機が博多に到着したところで発見されたので助かった。
 金沢に到着する前、美川辺りで特急が急停止する。踏切内に人が立ち入ったという。 「怪我がなかったか確認作業のため、しばらくお待ちください。」という放送が…。 もしかしたら、轢いちゃったのかな?って、変な想像をしてしまう。が、「怪我はなかったようです。」 というアナウンスが入り、安心する。
 金沢駅に妻が迎えに来てくれたんで、選手4人と荷物で移動するのだが、 HONDA LOGOということを考えてなかった。まさにすし詰め状態。大変だった。 愛車HONDA STEEPWGNがあれば余裕だったが、現在車検中だ。 1回目の車検で、まだ3年しか経っていないのに、走行距離は72000kmである。
 競技場で練習を見てるとき、荻野から電話が。
「準決で落ちました…。」
「おお、そうか。でも400mとリレーがあるじゃないか!!」
「はい、頑張ります…。」
 400mに関しては、北陸選手権のマイルの走りをすれば、かならず勝てるんだから!! 同じ一年生野々市明倫高校の上野が優勝してるだけに、相当悔しかったようだ。 その悔しさを、400mで晴らそう。
平成11年10月26日(火)
 昨日の国体の結果が気になってたが、今朝の新聞を見ると決勝に残った米田は63秒17で、 8位入賞!!高校最後の競技を有終の美で飾ったっていってもいいよね。
3年間お疲れ様でした。
これから受験勉強も頑張ってください!!だけど競技場にも来てよね。 金沢経大の福村羊里子は、25秒13で、惜しくも落選。あとは、リレーにかけるだけだ。

平成11年10月27日(水)
 競技場に一本の電話が入った、星稜高校の加登先生だ。
「荻野さんが、国体で優勝しましたっ!!!!!! 記録は56秒98です!!!」
荻野は確か、400mの単独種目はこの大会が初めてのはずである。 それでいきなり優勝だなんて、しかも全国大会でしょ!?おぬし、ただ者ではないな!? しかし、おめでとうございます。
平成11年10月28日(木)
 県高校駅伝への最終調整に入っていく。あと10日あまりだ。 それぞれ、この駅伝にかける思いは同じであるが、その思いが各自どれだけ強く出せるか、 そして、どれだけ勝ちたいと思うか、という所にかかってくる。 チームワークの中から、それが生まれて、なんとしてでも京都へ行くぞ!! という方向性が、明確にならないと、プラスαの力が出ない。 それを、みんなで持っていくということが、
心でタスキをつなぐ
ということではないだろうか?
平成11年10月29日(金)
 北信越新人陸上のため、新潟へ移動だ。新潟は、もう手馴れたもんだ。 初めて新潟に来たのは高校1年の北陸選手権で、次に、高校3年の北信越高校総体だ。 そのとき、1500mでインターハイを決めている。約10年前の話だ。 就職して2年目に、ここで日本選手権の出場権を得た。種目は800m。辻隼がまだ中学生だったな。 とにかく新潟市陸上競技場は、相性のいい競技場だ。練習終了後、 競技場のマイクロを置いて宿舎まで歩いていく。 白山公園を突き抜けてすぐの所にある宿舎「入澤旅館」へ。  明日からみんな頑張れ!!
平成11年10月30日(土)
 午前中に山形の高畠競歩組が、競技場に到着したので山形に向かう。 コーチの大家先生、経大の京谷、星稜の宮下、松任中の大野先生、熊野君、 そして自分の6名で移動だ。 知らない所に行くには、カーナビが役に立つ。愛車のステップワゴンは、 車検が終わって調子もバッチリだ。 毎年、県高校駅伝と重なってるので、高畠に行くのは今回が初めてだ。 これで競歩の輪島、根上、高畠、神戸4大会を制することになる。 制するといっても、引率でのことだけど。道中、かなりきれいな紅葉に包まれる。 トイレ休憩と同時に、デジカメを取りだし、撮影を。ああああ、F5持ってくればよかった〜〜!!
 高畠到着後、コースの下見のため、スタート地点に行く。京谷のお父さんが出迎えてくれた。 東海大山形の後輩もいるらしい。コースは、周回コースでわりかし歩きやすそう。 後半、ほんのちょっと登ってるようなところが気になる。1周2kmのコースだ。  軽く下見を終えて、開会式会場へ。19時から開会式が始まったが、座ったまま爆睡してしまい、 「以上で開会式を終わります」という、司会の声で目覚める。  明日の競技が楽しみだなあ。みんな、頑張ってくれよ!!
平成11年10月31日(日)
 8時30分に、京谷の競歩がスタートする。目標は、1時間35分。 2kmごとにラップを取るが、10分前後のペースでレースが行われる。 このペースだと、20kmで100分、1時間40分かかってしまう。 後半、リズム、呼吸、ペースの順に乱れて1時間46分台でゴール。そのままスポンジマットの上に へたり込んでしまった。脱水症状だ。気温が低いからといっても、給水はこまめに摂りましょう。
 星稜高校の宮下歩は、28分台に終わる。今は我慢の時期だと思う。 みんな、これを乗り切って強くなってるんだから。 この試合を終えて、また新たなる目標、課題が見出せたはずだ。 駅伝とは無関係の競歩は、これからが冬季練習の始まりだ。 (一部、例外で駅伝に出るものもいるけど。ね、京谷!!)
 この大会、というよりこの種目、山梨学院時代の先輩が活躍してるんで、 応援、あるいは審判にも身が入る。今日男子20kmで優勝した柳澤さん、 女子20kmで2位だった三森さん、お疲れ様でした。また、来年の輪島でお会いしましょう!!

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