平成12年11月


1日(水)指導者
2日(木)風邪ひくなよ!!
3日(金)移動日
4日()円陣を組んで!!
5日()全日本大学駅伝
6日(月)新たなる出発点
7日(火)敗因
8日(水)いいムード
9日(木)本気
10日(金)ミーティングにて
11日()距離走
12日()休日
13日(月)朝が辛いが…。
14日(火)どんどん強くなれ!!
15日(水)危ないな〜!!(怒)
16日(木)寮生活をさせたい。
17日(金)弥彦へ
18日()温泉
19日()北信越高校駅伝
20日(月)金沢市新人駅伝
21日(火)合宿所
22日(水)明日のレースに備えて
23日(木)第80回河北潟一周駅伝競走
24日(金)全日本ハードル合宿
25日()伸さん来訪!
26日()県クロカン
27日(月)競技者たるもの
28日(火)いい雰囲気だ!!
29日(水)筋持久
30日(木)全国を目指して

平成12年11月1日(水) 天候 雨

 雨天となったが、大事な練習を行なう。アップの時と比較して、ポイントを置く時間帯には 多少なりとも雨の降り方が弱くなった。昨年の誰かさんのように、日頃の行いが悪い??人がいないのか。

仕上がり状況はそこそこだ。
ここまでやってきたからには、勝負するだけだ。 高校生に関しては、メンバーを具体的に決めなければならない。 難しいところがたくさん出てくる。全く判断に悩むところだ。
 そんなことを考えると、自分自身が高校生時代、あるいは学生時代の指導者の心理というか、 いまさらながらだけど、気持ちが良くわかるような気がする。 僕自身、指導者に恵まれてきたわけだが、その恩返しをしていく意味で、到底及ばないが、 少しでも近づけるように目標としていきたい。
平成12年11月2日(木) 天候 雨

 調整段階に入ると、天候が練習内容を大きく左右する。 それを踏まえた上で、練習計画を立てていかなければならない。

ここで怖いのは風邪なんだけど。
 レースに臨む前に、しっかり自己管理できて、調子を合わせることができないと、本当に強い選手だといえない。 そういう選手の中から、競技者が生まれてくるのだろうと思う。
平成12年11月3日(金) 天候 曇り

 午前中の練習を終えて、名古屋へ向かう。高校生が気がかりだが、今日の練習を見ていると、大丈夫そうだ。 男子は2時間15分を切れば勝てると思うんだが、持っている力的にはには安心できる。女子は、 よっぽどのことがなければ、勝てるはずなんだが。

勝負事はやってみないとわからない。
 前回、試走で名古屋に来ているので、今回は迷うことはなかった。熱田神宮でみんなでお参りして宿舎に向かう。
全員揃っての最終ミーティングを行なう。選手、控え共に、全員で取り組む駅伝だ。全力で頑張れ!!
平成12年11月4日(土) 天候 晴れ

 午前中に、瑞穂競技場の方に行って最終調整を行なう。それぞれの体調とかあるだろうが、 今日の練習を見る限り、選手の変更はしない予定だ。当日になるまでどうなるかわからないけど。  練習終了後、みんなで円陣を組んで

『頑張るぞ〜!! おおおっ!!』
と声をかけて解散する。円陣の中心には、明日使うタスキをみんなで握って念を込めた。 本当に、いいチームだ。いい選手にめぐり合えたことに感謝したい。
 午後からは、オーダーを提出して、開会式に臨む。あわただしい一日だったが、あっという間に過ぎてしまった。 明日が楽しみだ。
平成12年11月5日(日) 天候 晴れ

 今回、初めて監督者に乗って、コースに出る。実力を発揮させるために、最初の入りだけを確実に行けと指示を出す。 最大の目標は、完全燃焼してくいを残さないことだ。 結果は、25位、最下位だったけど、

これが本当の意味でのスタートラインだ。
総合結果
1区14.6km
徳和純一
2区13.2km
石澤 繁
3区9.5km
竹内靖夫
4区14.0km
釜 幸生
5区11.6km
井上建治
6区12.3km
三浦 潤
7区11.9m
滝川啓成
8区19.7km
林 太志
48:33(24)43:16(25)
1:31:49(25)
31:18(23)
2:03:07(24)
47:21(24)
2:50:28(24)
39:56(23)
3:30:24(24)
42:17(25)
4:12:41(24)
39:56(24)
4:52:37(24)
67:25(24)
6:00:02(25)
 監督者に乗っていると、石川県からの情報も入ってくる。女子が、優勝した。1区の山崎が区間賞同タイムで2位、 それ以下は、全員区間賞でほぼ完全優勝だった。酒谷は3念連続区間賞、
深浦が区間新の快走!!!
 今回外れた高野は、北信越、全国でのリベンジを期待だ。こうなってくると、チーム内のメンバー争いが、 チーム力の強化を図る根源となる。
 男子は、尾山台が2時間15分00秒で優勝、泉丘が2時間16分23秒で、星稜は続いて3位、結果的には区間賞なしだった。 結果は偶然ではない。来年のチームこそ、大きき期待できる。本当に悔しいんだったら、一年がかりで取り組むことだ。 昨年、77秒差の僅差で、全日本の初出場を逃した経大生は、その悔しさを一年がかりで晴らした。いいお手本があるじゃないか!!

男子総合結果
1区
津田 輝
2区
山口慎也
3区
奥田邦比古
4区
前田孝一郎
5区
島 一生
6区
島田大地
7区
坂谷友児
32:28(3)9:00(2)
41:38(3)
26:15(2)
1:07:53(3)
26:49(2)
1:34:42(3)
9:57(4)
1:44:39(3)
16:11(4)
2:00:50(3)
16:44(4)
2:17:34(3)

女子総合結果
1区
山崎佑佳
2区
藤尾千春
3区
舟本朱希
4区
深浦由衣
5区
酒谷豊子
21:14(2)14:56(1)
36:10(1)
11:01(1)
47:11(1)
10:22(1)区間新
57:33(1)
18:24(1)
1:15:57(1)


平成12年11月6日(月) 天候 晴れ

 試合を終え、1日あけて、今日また新たなる出発点を迎えた。女子が優勝し、男子は残念な結果に終わったわけで、 どんな顔して競技場に行っていいのかわからない複雑な心境だった。
 今日の練習は、フリーJogで、疲れをとる意味合いを含めて指示する。女子に関しては、全国でどんな戦いをすべきか、 これからの取り組みが重要となってくる。男子は、経大生と共に、冬期練習へと移行し、走りこみ中心の基礎体力の向上と、 メンタル的な面を一から鍛えなおし精神的持久力の鍛錬を含めて、強化していかなければならない。

この取り組み、やりがいがありそうだ!!
僕自身は、そろそろ引退か…いやいや、まだまだ800mでも県記録を破ってないから現役続行ですよ!! 
平成12年11月7日(火) 天候 晴れ

 今日まで、朝練習の集合はない。今日、辰口クラブHPを見ていると、星稜の男子は、 本来なら失格の対象となっていたことが判明した。第6中継点で、アンカーが出ていなくて、 6区の走者が受け渡しゾーンを越えていたと…。リレーで言えば、オーバーゾーンで失格だ。 今回、優勝していたとすると、明らかに失格だった。3位だったから良かったものの、 4位の津幡高校が抗議を申し立てると、北信越駅伝の出場さえ危ぶまれていた。
 そういう状況を作ってしまったということが、今回の男子のチームの弱さであり、反省点でもある。

そして一番の敗因だ。
 選手選考する時に、競技力云々より、練習に対する姿勢、生活態度と授業態度、 普段の服装、行動、言動の中にみる人間性を評価し、練習の過程を尊重しなければならないと思う。
 たとえ、結果的に負けたとしても、それは仕方ないことではないか。 そんな選手を使わざるを得ない、自分自身の指導力のなさが悔やまれる。
平成12年11月8日(水) 天候 曇り 気温10℃

 冬型の気圧配置に近い状態で、今日はかなり寒かった。 朝練習、男子が全員揃っていた。本練習に関してもみんなのムードもとてもいい。 気づくのが遅いんだよな。

だけど、気づいただけマシなんだな。
 チームそのものの方向性が変わるチャンスは、滅多にない。 今回の敗北は、来年圧倒的な力を出して、優勝するための一つの経験としてとらえよう。 この雰囲気を、どこまで継続していことができるかだな。すぐ忘れちゃうからな。(笑)
平成12年11月9日(木) 天候 晴れ 気温11℃

 テストがあったので、いつもより早い時間に練習を開始することができた。 ポイントを置いたが、目つきがこれまでと違い、本気になれたかな?っていうモノを感じ取ることができた。

本気になれば必ず何かが変わる。

変わらないのは、まだ本気になっていない。

勇気ある決断には覚悟が伴うものだ。

継続こそがやがては力になってくれる。

強いものが必ず勝つとは限らない。

 経大の信夫の練習日誌より抜粋したが、一年がかりでワンランクアップできるように、 また、意識的に大幅に向上できるように、継続的に取り組んでいかないと。
 結果的に、昨年以下と変われていないということは、結果的に本気になれていなかったということだからね。
平成12年11月10日(金) 天候 曇り

 練習終了後、経大のミーティングを行なう。キャプテンの引継ぎ、そして後期への移行だ。
 今回のミーティングの内容は、これからの目標について。全日本大学駅伝を実際に経験して、 各選手から反省文を提出してもらう。それぞれ、この経験が、

大きく駅伝というものを再認識する要因となったようだ。
 いずれかは、全日本という場で勝負したい。そのために、段階を踏まないといけない。 今は、勝負できるこの場に立てただけの段階だ。
 過去のチームは、この大会に出場することが夢だった。その夢を実現させた今の段階で、終わってしまうんじゃなく、 勝負することを、新たなるチーム目標として捉えたい。
 今までと同じ目標しか持てず、今までと同じような取り組みしかできないとなると、 今まで以上に向上することは決してできない。現状維持するだけだ。 どこまでやれるか、これこそ可能性への挑戦だ!!
新キャプテンは、徳和純一が鷲崎より指名された。新しいチーム態勢の出発だ。
平成12年11月11日(土) 天候 曇り

 今日は経大生と高校生と久しぶりの距離走だ。19kmコースを逆走だ。前半ゆっくりで、後半リズムアップだ。 ステップワゴンで、追従して後を追う。少し遅れて出発したが、途中で追い越してしまい、 結局戻る形で後ろにつく。
 助手席には、酒谷豊子が乗っている。

酒谷『この前の距離走のとき、こんなトンネル通ってませんよ。』
北川『おかしいな…?? じゃあ、どこを通ったのかな??』

トンネルを越えて『牧』バス停へ。

酒谷『ここをまっすぐ行きました。』
北川『ええっ? じゃあ、すごい坂を一気に登って、一気に降った??』
酒谷『はい…。』
北川『その時、ごみ処理場のくさいところを通ったかな??』
酒谷『すごくくさかったです…。』
北川 『それ、30kmコースですわ…。』
酒谷『やっぱり…。だって、すごく遠かったモン…。』
   知らないから幸せなことってあるんだな。(笑) しかし、初心者の山下も、30kmを走りきったとなると、 これは男子にも行かせないとダメだな。(笑) いずれ、機会を見て考えよう。


平成12年11発12日(日) 天候 曇り

 今日は、北陸女子駅伝と、金沢市民マラソンがあった。 しかし、私は家族サービスをするという約束だったので、休日を過ごさせてもらう。 午前中、ステップワゴンを洗車して、モンキーを整備する。午後から、ドライブを兼ねて、津幡の祖母のところ、 山中の妻の実家に出かける。

日曜日に、妻と長男と過ごすのはいつ以来になるんだろう…。
理解ある妻に感謝しています。
 北陸女子駅伝のテレビ放送を見てると、石川選抜で出場した星稜の山崎が映ってた。 それに、藤尾から酒谷へのタスキリレーも。全国ネットではないが、フジテレビ系列で9局ネットで放映されている。
 来週には、北信越があるが、全国を見据えた走りをして欲しい。
平成12年11月13日(月) 天候 曇り 気温不明

 最近、朝起きるのが辛い。しかし、自分でしっかり朝起きることができるかどうかということは、 競技者としての自己管理ができているのかというところにつながっている。 自分のことすら、まともにできないで、他人のことを考える余裕があるだろうか??  朝練習を行なうという意味の中で、こういうひとつの自己管理を行なうということが、

ある意味メンタル面の強化につながっているのではないだろうか。
 今日は新聞の休刊日だったので確認できなかったが、昨日の金沢市民マラソンで、 星稜の干場先生が40歳以上10kmで40分10秒で11位だったということだった。
 40kmで40分を切るためのメニューを出させていただいたが、スタートラインが後方だったということもあって、 惜しくも達成できず…。今度の3月の金沢ロードに期待しています。 その前に、元旦駅伝の選手を揃えましょうよね。
 午後6時から、女子駅伝、サッカー、ソフトボールの全国出場の祝勝会が行なわれた。 いろんな意味で、応援してくださって、感謝しています。 本戦で、結果を残して、本当の意味での祝勝会ができればいいな。ここでいう本当の意味とは、全国でのタイトルであるが…。
平成12年11月14日(火) 天候 曇り

 最近、夜暗くなるのが早くなってきた。照明施設が使えることは本当にありがたい。 照明がなかった頃は、車のヘッドライトを利用したりしてたなあ…。当時のことを思えば、 今の環境は本当に恵まれているよな…。
 今日は、それぞれ目的に応じてペース走を行なう。経大生は、90秒で16000m、そして1000mをプラスする。 60分10秒で走りきった。1年の松本は大町10マイルよりも速いじゃん。(笑)

全日本を経験して、みんな、かなり意識が変わってきた。
来春までに、大幅なレベルアップをはかりたい。そのために、嫌な事だって遠慮なく言わせてもらうつもりだし、 いやな練習だってさせてもらうよ。
 選手たちが、真剣に、一生懸命になってくれることが、私にとって一番の喜びだし、 こっちも、それに応えようと頑張ることができる。妻や子どもが我慢している分、そして応援してくれる分、 私としても、いい加減な取り組みをするわけにはいかない。
平成12年11月15日(水) 天候 小雨

 高校生は、調整練習を行なう。昨日リズムを作って、今日軽めのポイントを置いたが、 調子はそこそこだ。今週末の北信越駅伝で、どこまでやれるか楽しみだ。
 経大生に関しては、3000×5本、600mリカバーで行なう。ペースは80秒。 要求レベルが高いので、言うことをどんどん吸収してくれるし、 強くなりたいという、強い気持ちが練習に現れているので、

どんどん強くなっていくのがわかる。
 ほぼ、全員メニューをこなすことができた。
 フィールドで、高校のサッカーが練習していたが、経大生のところに2度ボールが当たる。(2回とも竹内…。) 幸いケガはなかったが、何かあってからでは遅いと言う認識をもって欲しい…。
 長距離を走っているとき、視線は前の方向しかないし、横からの動きに対応することはまずできない。 それに、心拍数も上昇し、脳内の血流が激しい時に、頭にボールが当たったというような、 ちょっとしたショックで、脳出血と言う可能性もある。また、足をひねって捻挫や骨折という危険性も…。 実際に、そういう現場に出くわしたことがあるので、神経質になっているのかもしれないが、
仕方ないで済まされない事だってあるのでは…。
 練習場所がなくて、困っていると言うこともわからないではないが、抜本的な解決策を打ち出さなければならない。
平成12年11月16日(木) 天候 曇り

 経大生が、本気で全国と戦うために、これからどうしていかなければならないのか…。 とりあえずスタートラインに立てる段階まで来た。しかし、結果は屈辱の最下位。 今までと同じような取り組みでは、これ以上は無理だと言うこともわかっている。
 あああ、どうしても合宿所で寮生活を実施して、生活の管理から食事の管理を行いたい。

血液検査の結果や、体脂肪率をみて、愕然とした…。
そういう取り組みを、一年がかりで継続するだけでも、意識が変わるんだが…。 実行させるためには、クリアしなければならない大きな問題が山積みだ。 しかし、今、取り組まないと、これからずっと無理だな。
平成12年11月17日(金) 天候 曇り時々雨

 北信越高校駅伝のため、新潟に乗り込む。今年の3月末に行なわれた弥彦駅伝と同じコースだ。 そういえば、その時、誠和が生まれた時だった。 事実、その駅伝を記念して、命名を北川弥彦にしようかと、ちょこっと思った…。 しかし、誠和は誠和だ。今考えると、いろんな名前を考えたが、今の誠和を見ると、 それ以外の名前ではない。


平成12年11月18日(土) 天候 曇り

 最終的な仕上げをして、午後の開会式に臨む。明日、男子は来年につながる取り組みを、 女子は全国につながる走りを期待したい。
 今日は、風がものすごく、大変な一日だった。 明日は曇り空になるそうだが、悪い条件ほど自分を強くしてくれる。 そういう条件の中でしっかり練習できる選手は、動じることなくレースに臨めるだろうし。
 弥彦の温泉は最高だ。風呂好きの私にとって、大会の宿舎に温泉があるほど、嬉しいことはない。 そういえば、昨年の宿舎も、木崎湖温泉だったな。


平成12年11月19日(日) 天候 曇り

 北信越高校駅伝が終了する。今回は、男子の監督者に乗る。1区の津田が区間5位の力走で流れを組む。 来年の県駅伝につなるレースができた。今回の駅伝はチームにとって、キャプテンだった奥田を交えての、最後の駅伝となった。 『来年こそ頑張ってくれよ!!』後輩に託す気持ちが、レースの中で伝わってきた。

来年こそ、必ず勝ちます!!
昨年の土橋といい、星稜のチームはキャプテンに恵まれていると心から感じた。 記録的には、1区の快走もあったが安定した力を発揮し、県駅伝のときよりも2分近く短縮する、2時間15分41秒で9位だった。
 女子は、アンカー前まで2位を走る展開できたが、三条東高校の国体チャンピオン、山口や富商の竹松が5区に控えており、 圧倒的な力を見せ付けられ、1時間15分59秒で4位となる。ここから全国まで、どう戦う方向で持っていくかだな。 結果は以下。
男子
1区2区3区4区5区6区7区総合
津田輝
31'12"(5)
稲岡康治郎
9'50"(13)
島田大地
26'53"(9)
奥田邦比古
25'53"(6)
島 一生
9'28"(9)
前田孝一郎
16'03"(5)
山口慎也
16'22"(9)
2時間15分41秒(9)
女子
1区2区3区4区5区総合
山崎佑佳
21分00秒(3)
藤尾千春
14分42秒(5)
酒谷豊子
10分27秒(3)
深浦由衣
11分10秒(3)
舟本朱希
18分40秒(7)
1時間15分59秒(4)

平成12年11月20日(月) 天候 曇り

 駅伝のレースが連発する。今日は中学校の金沢市新人長距離継走大会だ。 今回、メンバーが足りなかったが、3人のお助けがあって、出場することができた。 西部緑地公園内を走る周回コースで3,1kmを4人でタスキリレーするといったもの。  男子の吉澤が、高尾台の三輪にあと4秒と迫る10分04秒の大会新でつなぐ。 力がついたな〜!!

この冬、少し高校生と練習して、春には勝負しよう。
2区の田中は、アキレス腱の痛みを押しの力走、3区のサッカー部、森は、10分代目前の11分01秒、 そしてアンカーを任された、短距離の坪根が、心配をよそに、なんとかこらえてくれて、6位を死守した。
 女子も、1区の中島が故障上がりで満足に練習できない中で、区間4位の走りを見せ、流れを作ってもらう。 ブラスバンド部の谷村、短距離の田中、そしてボランティア部の中出と、心のこもったタスキをリレーする。 結果は17位だったが、このメンバーで考えると、上出来だった。
本当に、出場してくれたことに感謝しています。
男子
1区2区3区4区総合
吉澤慎太郎
10分04秒(2)
大会新
田中正信
11分48秒(77)
森 光太郎
11分01秒(17)
坪根諒太郎
12分02秒(100)
44分55秒(6)
女子
1区2区3区4区総合
中島智恵
12分09秒(4)
谷村由希子
14分41秒(102)
田中摩耶子
15分11秒(121)
中出麻奈
13分47秒(59)
55分48秒(17)

平成12年11月21日(火) 天候 曇り

 経大生の長距離ブロック合宿所の件で、いろいろ物件を探し回っているが、 不動産屋の条件を鵜呑みにしていては金額的にも条件的にも納得できない。 まあ、まだ交渉の段階なので、こっちが返事をしないとことが進まない話なので、いいんだけど。 なんだかんだいいながら、足元を見てきやがる…。

なんかいい方法が見つからないかな…。
 ただ、新しいアパートとかがどんどんできており、古いアパートには空室がたくさんあって、 それを遊ばせておく位なら、安く提供してくれた方が向こうにとっても悪い話でもないと思うんだが。 まあ、それはこっちの言い分なので、向こうも商売なので仕方ないけど…。
 自分自身が学生時代、競技生活を送るに当たって、いかに環境的に恵まれていたのか、心から感じる今日この頃だった。
平成12年11月22日(水) 天候 曇り

 今日は、大学生は、明日の河北潟一周駅伝に備えての練習をする。 この大会で、どれだけ追い込むことができるか、ということを課題にして取り組みたい。
 今回は、試走とかも行なわず、コースを知らない選手にしては厳しい面があるが、 距離的にも大したこともないし、今日ペース走をしてリズムを掴み、 明日にポイントを置く程度の気持ちでの取り組みなので、大丈夫だろう…。 しかし、徳和、林が風邪をひいたということなので、ちょっと不安だが、 この二人に頼らなくても、

チームとしての結果が出せれば、勝って当然だ。
(だけど、この情報は、試合終了後にUPすることにしよう…。)
平成12年11月23日(木) 天候 晴れ

 快晴のもと、河北潟一周駅伝が開催される。今年で第80回を数えるこの大会は、日本最古の駅伝競走大会だ。 まず、記録一覧表から。 結果一覧上段A、下段B
1区 7.22区 7.13区 5.54区 6.45区 3.56区 6.7総合
徳和純一
23分01秒
石澤 繁
21分58秒
三浦 潤
17分01秒
林 太志
19分50秒
井上建治
11分26秒
竹内靖夫
20分24秒
1時間53分40秒(1)
釜 幸生
23分05秒
内糸英真
22分56秒
吉川和幸
19分50秒
信夫貴宏
19分58秒
池田喬志
11分55秒
小幡勝敏
20分52秒
1時間58分36秒(2)

これまでの最高記録をマークして、6連覇を達成!!
 しかし、面白い現象が発生した。第3中継所で、トップのチームが来てから一斉スタートするわけだが、 記録集計の段階で、ここでSWを止め、ここでスタートさせたSWを、ゴールのところで合計するといったもの。私は、バイクで追いかけながら一周したんだが、ゴールタイムと、結果に1分の違いが出ていた。
 リコールすると、三浦のゴールするところで、記録のミスが発生していたのだ。 5.5kmの区間を16分01秒で走っていることになっていた。 計算すると、キロ当たり2分54秒平均となる。これを審判に抗議したが、集計された記録を出しただけなので、 どうしようもないと。
 それ以上何を言っても仕方なかったので、身を引いたが、腑に落ちない結果となってしまった。記録を目指して取り組むのが、 陸上競技なのに、いいかげんな記録で、競技会が成立することに疑問を感じる。
 終わってから、みんなでお好み焼きを食べに行く、親谷先生、ありがとうございました。
平成12年11月24日(金) 天候 曇り

 今日から、学園総合運動場で全日本のハードルブロック強化合宿が行なわれる。為末選手をはじめ、 日本のトップクラスの選手の動きを間近で見ることができるのは、いいイメージ作りができ、勉強になる。


平成12年11月25日(土) 天候 晴れ

 短距離ブロックは全日本合宿のメンバーと、卯辰山での練習を行なっていた。かなりハードだったらしく、 競技場に帰ってきてから発する言葉は少なかった。
 競技場に星稜時代の同級生、井上伸一、通称『伸さん』が遊びに来てくれる。バイクをこよなく愛する輩で、 CB400に乗っており、運転させてもらう。おおお、400ccはいいな〜!!

欲しくなってしまうではないか〜!!
しかし、モンキーでこの道を行く決断をしたので…。
お昼から、妻と誠和が競技場に来てくれて、短大のOGの山村、松山、そして伸さんと『福の来』でお昼の時間を一緒にする。 久しぶりに好天となった週末のひと時を過ごす。なんだかいい時間を過ごせた。
平成12年11月26日(日) 天候 晴れ

 石川県クロスカントリー選手権が、辰口で行なわれる。経大生は、今回は参加せず。 男子選手権の部8000mでは、星稜の津田と泉丘の宮川の一騎打ちとなる。ラスト2kmほどの所で差をつけられ、 宮川が25分15秒、津田が25分27秒と続く。その他結果は、島田:26分49秒(11)、前田:2分39秒(16)、山口:28分52秒(21) う〜ん、もう少し積極的な走りをしたかったなぁ!!
男子19歳未満5000mでは、稲岡:18分18秒(24)、竹中:18分18秒(25)、中村18分19秒(26)と3人が並んでゴール…。
男子中学校の部5000mでは、吉澤が17分27秒で9位だった。同じコースで、星稜の高校生に勝っているじゃないか!! しかも、同じ金沢市のチャンピオンの三輪にも勝っている!!

よーし、ここから自信をつけて、もっと強くなっていけ!!
 女子選手権の部5000mでは、山崎:18分10秒(4)、酒谷:18分13秒(5)、舟本:18分36秒(7)、藤尾:19分04秒(9)、高野:19分53秒(9)
女子一般女子の部3000m 深浦:11分06秒(1)、佐野:12分03秒(6)、山下:12分48秒(17)
反省する点が、多く見受けられた。これから全国に向けて、あるいは冬期練習に向けて前向きに取り組んでいこう!!
平成12年11月27日(月) 天候 雨/曇り

 最近、寒くなってきた。集中力が薄れ、怪我もしやすい時期となってくる。高校生は、期末試験も近づいているし。 何かと忙しくなってくる。
 練習も、そろそろ強化期に移行していかなければならないが、本文である勉強を差し置いての取り組みもできないしなぁ。 陸上バカになるのは結構なことなんだが、陸上しかできない人間は決してなって欲しくはない。

それは、選手であって、競技者であるということ。
 競技生活を送るに当たって、陸上を通じて、社会に役立つ人間へと、立派に成長してくれることが最大の目標と考える。 一生懸命頑張っても誰からも応援されないような選手は競技者といえないよね。 そのために、勉強や仕事をしっかりしていかなければならない。
 あああ、もうすぐ12月か。ここ最近、時間が経過するのが異様に早く感じてしまう。時間が経過するのを早く感じると、 年を取った証拠だと言われるが、まさにそのとおりだ。

平成12年11月28日(火) 天候 晴れ 気温7℃

 男子は、久しぶりの経大、星稜、合同練習となった。それぞれ大会を終えて、いよいよ冬期練習への移行となってきた。 今日は、16000mのペース走を行ない、ほぼ全員がメニューを達成することができた。ペースは、最初の2000mが96秒あたりで、 あとは90秒のイーブンペース。

声もしっかり出ており、雰囲気的には最高である。
女子に関しても、今日は全員12000mを走りきることができた。ペースこそ、102×15、100×5、98×5、96×5、 とゆったりしたペースだが、全員がこなせたことは、いいことである。
明日はポイント練習だ、気合い入れていこう!!
 経大生は、後期に移行して、後期の活動費の徴収を開始する。ところが、ある部員から、前期に集めたお金を何に使ったのか、 知りたいということを指摘された。
 いろいろ負担金が多いことも十分承知だが、もし仮に、僕自身に対して、お金のことに関して、不信感を抱かれたのであれば、 残念な話である。
 しかし、これをひとつの期として捉え、前期の会計報告、そして、後期の予算案を明確に出し、 学生や保護者の方にも連絡していきたいと思う。帳簿は、いつでも閲覧できる状態なので何ら問題ないことだから。 それで具体的な改善策が出れば、それに越したことはない。
平成12年11月29日(水) 天候 曇り

 昨日のペース走で、ある程度のリズムを作ることができた。今日は、男子1000m6本、女子は4本、ある程度のペースで行なう。 男子Aが72秒、Bが17秒、女子は80秒で、すべて200mのリカバリーで行なう。 高校生でAに入ったのは、津田輝だけで、あとはBでの取り組みとなった。
 ある程度の基礎体力がついている選手と、そうでない選手に大きな差が出ている。リカバーのJog、そして5本目の走り。

走り、フォーム、表情を見ても一目瞭然だ。
 レースの中で、最初の入りが3分そこそこ(女子では3分20秒)でも、後半がた落ちしない練習いわば、筋持久的トレーニングが、 これまで、できていなかった。これからの長い冬期練習で、今の選手の弱点をすべて克服し、鍛え上げていきたい。
平成12年11月30日(木) 天候 晴れ

 大学陸上部の合宿所の設立に関して、少しずつ動き出してきた。ある程度の寮則(現段階では案)を決め、 印刷したものを部員に配布し、今年中にまとめたい。
 ある程度の厳しさを要求するが、正直なところ、『きついから嫌だなぁ』とか『ここまでしなくてもいいのに』 と思う選手がいるのであれば、寮に入る必要はない。そういう甘い気持ちがあるのであれば、 強くなる要素や、素質があったとしても、発揮させることはできないし、それ以上伸びることは決してない。 練習やレースの中に、必ずその甘さが出てしまう…。要は、競技のどこに価値観を見出すことができるかだ。
 あくまでも、合宿所の設立は『全国で戦うために』ということを目標としているのである。 スタートの段階で、きっちりすることができなければ、せっかくの合宿所生活が、無駄なものになってしまう。
 私が経大のコーチとなった6年前は、『自分たちに、全国なんか出場できるわけない』という気持ちがあった。 食生活もめちゃくちゃ、そして、アルバイトをして練習をおろそかにし、めちゃくちゃな生活が目立っていた…。 そんなチームから、少しずつ、意識改革を行なって、現在に至っている。
 チームのレベルアップと共に、

選手に対する要求レベルもアップするのは当然だ。
 いま、全日本で最下位となってこのチームが、全国で戦うことは、非常に困難ではある。 今の選手も、そう思っているだろう。しかし、今は困難であっても、将来的に必ず勝負し、 このチーム状態や、意識が、過去のものとなるために、今からの取り組みを開始しなければならない。
オレは本気だ!!
無限の可能性に挑戦したいし、いっしょに取り組んでいきたい。
平成12年12月
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