平成13年10月


1日(月)駅伝シーズン到来
2日(火)フィードバック
3日(水)20歳台最後の誕生日
4日(木)Jog
5日(金)創立記念日
6日()実業団記録会
7日()審判
8日(月)出雲駅伝
9日(火)重要なこの週
10日(水)アドバイス
11日(木)駅伝への意識
12日(金)調整練習
13日()北信越学生選手権
14日()百万石ロードレース
15日(月)中学運動会
16日(火)遅番の日
17日(水)気配り
18日(木)試験終了、そして決戦へ!!
19日(金)新潟へ!!
20日()開会式
21日()環日本海駅伝
22日(月)2週間切ったね。
23日(火)大学駅伝メンバー発表
24日(水)相関性
25日(木)集中
26日(金)いい状態
27日()最後の追い込み
28日()レスト
29日(月)駅伝試走
30日(火)日に日に調子向上!!
31日(水)計算上では

平成13年10月1日(月) 天候 雨

 バタバタとした9月があっという間に過ぎ去ってしまい、10月となってしまった。

いよいよ本格的な駅伝シーズン到来だ!!
 今週末に、北陸実業団記録会があるため、それに向けて今週は流れを組むことに。経大生は出場する予定ではなかったが、 この記録会で記録を出して、全日本に臨みたいという者がほとんどなので、それはそれでいいとする。
平成13年10月2日(火) 天候 晴れ

 高校生は、2,000mの確認を行なう。普通に調子がいいので、6日の記録会では全員が大幅な自己新を目指せると思う。 経大生は、出雲に出場する4名と、それ以外とで練習を分ける。
 時間が押し迫ってくると、目先のことだけしか見えなくなってくるが、そんなときにこそ、心に余裕を持って、

まず目指すべきものは何か
をしっかり見据えて計画を立てていかなければならない。
平成13年10月3日(水) 天候 曇り

 今日は20台最後の誕生日だ。本練習に行くと、競技場の掲示板に『北川さん、2?歳誕生日おめでとうございます!!』 の落書きが…。来年は30代か、としみじみ思いにふけてしまった。(笑)

平成13年10月4日(木) 天候 曇り

 Jogでつなぐ日ではあった。自分も、Jogくらいは開始していかないと。最近、練習から遠ざかっているが、
このまま終わってしまうのだろうか…。
どこかでこの気持ちを吹っ切っていかないといけないんだけどな…。
平成13年10月5日(金) 天候 曇り

 今日は学園の創立記念日なので、お休みだ。明日も第2土曜ではないのだが、振り替えて体育の日までの4連休となる。 午前中に練習すると、午後からの時間に余裕が持てるが、かといってやりたいことも特にない。
平成13年10月6日(土) 天候 晴れ

 午前中、中学生の基本走を見ていた。最近、中学生を事細かく見てあげることができないので、 なんか申し訳ないが、素材的にいいものを持ってる子供たちばかりなので、最大限伸ばしてあげたい。
 午後から西武緑地公園にて、秋期北陸実業団長距離記録会があり、 高校生に関してはこの記録会が県高校駅伝のメンバー選考に大きく関わってくる。
 中小田と池田の1年生が2人15分台をマークし、
そこそこのチーム力アップが見られた。
 また、積極的にハイペースに挑んでいった津田は3,000mを8分38秒で通過後、ペースダウンして14分54秒に終わった。 全国で勝負を挑もうと思うなら、これだけの入りにも対応できなければならないが、今後の課題だな。
星稜高校 男子5,000m
津田 輝14分54秒8
島田大地15分20秒6
中小田洋介15分54秒7
池田敬一15分57秒4
喜多孝行16分09秒8
疋田 健16分10秒2
竹中浩記16分29秒7
平井悠一16分42秒1
島 一生16分44秒6
稲岡康治郎17分10秒9
金沢経大男子5,000m
米田周平15分16秒2
滝川啓成15分22秒1
信夫貴宏15分28秒9
三浦 潤15分35秒4
石澤 繁15分39秒5
小幡勝敏15分50秒7
池田喬志17分22秒2
星稜高校女子5,000m
山崎祐佳18分00秒0
藤尾千春18分38秒2
星稜高校女子3,000m
山下由美11分33秒6
道越由佳11分43秒3
星稜中学校 男子3,000m
吉澤真太郎9分35秒5

平成13年10月7日(日) 天候 晴れ

 今日は、地元の祭りなので、休日を楽しむ予定だったが、午前中は、松任での日本選手権の審判に出動することになった。 光波計測員という審判の役職を与えられており、これは投擲の距離の計測を行なう審判で、 投擲物が落下したところにミラーを置き、あらかじめ中心線からの距離を測定しておき、 角度と距離から三角点の係数を打ち出して、距離を計測するものだ。
 なぜ、長距離の私が、主任なのかわからない…。(笑)

平成13年10月8日(月) 天候 晴れ

 体育の日の今日、金沢市営競技場で金沢市スポレク祭があったが、すこし休ませてもらった。
出雲駅伝がテレビ放送されており、北信越代表として金沢経済大学から4名出場だったが、テレビにはほとんど映らなかった。
 全日本を意識してオーダーを組ませていただいたが、
最下位と苦戦してしまった。
出雲の結果は、
こちらをどうぞ!!

スポレク結果一覧
男子1,500m
津田 輝4分06秒36
平井悠一4分08秒09
喜多孝行4分22秒50
稲岡康治郎4分22秒81
島 一生4分28秒16
池田敬一4分29秒94
竹中浩記4分33秒17
疋田 健4分35秒53
女子1,500m
山崎祐佳4分51秒14
藤尾千春4分51秒61
道越由佳5分28秒36
山下由美5分30秒50


平成13年10月9日(火) 天候 曇り 気温19℃

 練習が開け、また新しい週が始まる。この一週間は駅伝に向けてとても重要な週となる。 練習計画を打ち出したが、事細かく修正しながら調節していく必要性があるな。
平成13年10月10日(水) 天候 曇り 気温19℃

 ミーティングで出雲駅伝に出場した4名の感想を述べてもらった。全日本大学駅伝を前にして、 まず現段階で率直に感じたこと、そしてこれからどういう意識で取り組んでいく必要があるのか、 全員で認識していかなければならないことが、多く見られた大事な時間だった。
 この話の中で、これまで抱いていた理想と、これから戦っていかなければならない厳しい現実に対しての、 ギャップを感じて、思い知らされたと…。
 今の段階で、貴重な体験をしたと思うし、いい話を聞かせてもらった。悲観的にならずに、 これからの意識を根底から変えて、
全日本では、なんとしても戦い抜きたい!!
 夏合宿に2回トレーナーとして手伝ってくれた、薮本さんからメールがきた。厳しい指摘をしてもらい、ここに紹介したい。

お久しぶりです!10月6日の記録会の結果見せてもらいました。あまりはっきりとは言いたくはないのですが、 夏の合宿に見た時の僕の見解に較べると少々物足りないのではと思いました。

あくまで経験談ですが、「練習を練習、試合は試合」と考えているといくら実力があったとしても結果が伴ないものです。 これではあんな素晴らしい合宿がほとんどと言っていいほど普通の練習と変わらなくなっていると思います。 結構きつい事言っているかもしれませんが、試合の結果と言うのは現実としてつき付けられる物です。

「練習をただこなすことに満足する」のと「練習を試合のどの状況かと仮定して(足りないものに仮定して) その状況に対する克服の達成度合に満足したりくやしがったりする」のでは明らかに違いますよ。 言われてみれば簡単なことですが、できるかできないかがトップ選手のグループにはいれるかどうかになると思いますよ。 (僕も実際に変わりましたから・・・)

結構いろいろと言わせてもらいました。ホントに経験談を喋っただけなので聞き流してもらって結構です。 実際役に立つとは思っていないですから。あとできればいろいろと地元情報を流してくださいな。 (金沢なんてここ数年行ってないですから)とりあえずこのメールに対するご意見首を長〜くして待ってます。 それでは

ということで、的を射たアドバイスであり、選手に対してもかなり役に立つ思う。本人の承諾を得ずに、ここに紹介したが…。 個人的に、薮本さんにメールしたい方は、ここをクリックしてください。

 書き加えとなるが、北信越学生選手権の800mに出場予定の、400mH専門の高村が、今日1,000mT.Tを行い、

2分34秒8という、記録で走った。
LAPが200mが27秒、400mを58秒、600mを1分29秒、800mを2分02秒の通過だった。 600m単発でも、1分20秒は切れるので、いっそのこと県記録出さないかな?? ラスト200mがネックだな。
平成13年10月11日(木) 天候 晴れ

 今日は、卒業アルバムのクラブ写真の撮影があった。久しぶりに見る3年生もいたが、全員揃っていなかったのが残念だった。
 高校生は、ポイント練習を入れる。この週が大事な週となるが、来週から試験が始まるので、 そのことも考えてあげなければならない。
 練習内容としては、決して満足できないようではなかったが、自分で積極的に追い込んでいくことができる選手もいたので、
駅伝に対しての意識
を伺えることができた。まあ、この時期になっても、その意識をもてないと、まず勝つことはありえないけど。
 ネットサーフしていたら、環日本海駅伝のHPに、経大の竹内が出てました。
こちら参照
平成13年10月12日(金) 天候 雨時々曇り

 10月も中盤に差し掛かってきた。大事な試合が押し迫ってきている。 来週から高校生はテストが始まるが、いつもいやな時期に重なっちゃうよな…。
 経大生は、出雲、環日本海駅伝組と、学生選手権出場組で分かれているが、 それぞれの流れで、順調に進んでいる。学生選手権のレースを全日本大学駅伝の経大代表選手の選考とするが、 練習や記録会での記録より、実際のレースでの勝負強さや、調整能力、中盤の粘り、記録へのこだわり、 安定して力を発揮できるか、そして、レースを大切にしているかどうか、そういったことを考慮の対象ていきたい。
速い選手と強い選手は、必ずしも一致するとは限らない。
練習でやってきたことに自信を持って、それをきちんと試合で発揮できなければならない。 真剣にやってきたかどうかは、誰よりも自分自身がよくわかることである。
平成13年10月13日(土) 天候 晴れ

 午前中の勤務を終えて、北信越学生選手権のため、長距離を引率して富山県総合運動公園へ出発する。 出雲に出場した4名は、サブトラックで練習を行い、その他は全日本のチーム内選考を兼ねての出場となる。 練習組は、76秒のペースで3,000m、400mつなぎで12,000mを90秒、200mおいて、3,000mをMAXで行なった。
 ラストの3,000mでは、釜が8分57秒、徳和が9分03秒、林が9分23秒、竹内が9分35秒と、いい感じだった。 徳和、釜はそのまま5,000mを走りきっても

14分台は確実な感じだっ!!
 学生選手権組は、4つの枠に食い込むためにチーム内の熾烈な争いが繰り広げられ、三浦が31分台で3位となり、 チームの先陣を切ってゴールする。この種目、優勝は福井工大の木下で、31分09秒69の大会新だった。

金沢経大男子10,000m
3三浦 潤31分39秒51
4滝川啓成31分57秒37
5米田周平32分09秒96
6石澤 繁32分15秒53
7信夫貴宏32分22秒91
12内糸英真33分56秒21
19吉川和幸35分40秒88

 この結果と、新潟県縦断駅伝に出場している小幡の結果を踏まえ、明日の池田、松本の5,000mの結果も考慮に入れて、 大体の選手の区間配置を固めなければならない。
 当日までに、どういう状況になっていくのか、予想つかないことだらけなので、 気を抜かないように、あるいは、最後まで望みを捨てないで取り組んで欲しいと思う。


平成13年10月14日(日) 天候 晴れ

 金沢百万石ロードレースがあった。星稜中学校の吉澤が、城南中2年の井上に続いて2位となり、記録も16分39秒と、 好記録をマークした。井上に負けたのは悔しかったが、これからの課題だ。
 高校生は、1年の疋田が33分17秒で津幡の狭間を2秒差で抑え、1年生ながら、堂々の優勝だ。喜多が3位で33分23秒、 稲岡、竹中が続く。若い戦力が、よく頑張っている!!

さあ、駅伝本戦まで、3週間だ!!
2年生、3年生にとっても、いい刺激となったことだろう。
 学生選手権組は、高村が800mに挑戦して1分57秒台で2位という情報が入ってくる。5,000mは、松本が16分40秒台、 池田が17分台と健闘した。
平成13年10月15日(月) 天候 晴れ

 総合運動場で、中学校の運動会に付きっきりだった。放送設備の使用に関して元管理人の私以外に、 使いこなせる人がいないのだ。中学生は元気がいい。見ていて、こっちも元気になってくる。
 高校生は今日からテストだ。練習は、フリーJogなのでいいんだけど、ちょうど練習にきた頃は、 まだ運動会の真っ最中だった。
 今日から、長距離がとっている食事の委託先を変更した。これまでの業者に、 食事メニューを提示してレベルの高い食事の内容を要求しても、 金額的な問題で解決しないようなので、別の業者に同じ金額で委託してみて、その内容を見て決定することに。
 食事の内容は、

競技力にモロに影響する
ので、細心の注意を払っていく必要がある。筋肉、骨、血そして元気の源は、全て食事の内容から供給される。 よって、好き嫌いしていると、強い選手になれない。ジャンクフード(インスタントや、冷凍物、ファーストフード) を愛好していると、いくら栄養補助食品で補っても無意味となる。
 毎日のことで無意識に食事している者が多いが、毎日のことだから、なおさら意識して食事しなければならない。 今日の食事内容を見ると、量、バランス、味付け等含めて、長距離部員の満足度はかなり高いものだった。
 今日は新聞が休みだけど、インターネットでは国体の情報を簡単に手に入れることができる。詳しい結果については、 ここをクリックしてください。
平成13年10月16日(火) 天候 曇り

 テスト期間中は、勤務体系が遅番と早番に分かれており、今日は遅番だ。 いつもだったら、少し早い時間に競技場に上がらせてもらるんだけど、今日は定刻まで残っていた。 仕事のことで、普段から理解を得て協力していただいているので、こういうときに迷惑を掛けたくない。
 これから、本格的な駅伝シーズンだ。

県内の大会とかでも、新聞紙上を賑わせたい。
 せっかくの練習環境が整っているんだから、大学や、高校、中学にいたるまで、 陸上競技を通じて学園の活性化をアピールしていきたいな。
平成13年10月17日(水) 天候 曇り

 大事な時期の練習を、大まかな計画を立てて各自に任せる。それなりの意識があり、 それぞれの目標に向けて取り組んでいるようだ。
 大学生もそうだが、高校生に関しても、まず勉学が第一で、部活動中心という生活を行なうようでは、 人間としての成長を遂げることができない。自分のやるべきことをおろそかにしているようじゃ、 誰も応援してくれなくなるし、せっかくの競技人生がつまらなくなる。

周囲への気配り、感謝の気持ちを忘れないで。
そういう配慮をしていくことも大切なんだな。自分自身に言い聞かせなければならない、重要なことなのかもしれない。
平成13年10月18日(木) 天候 曇り

 高校生の試験が、今日で終了した。いつもそうだが、試験が終わったあとは、みんななぜか、いきいきした顔をしている。

さあ、ここから駅伝に向けて、切り替えだ!!
 今週末、北信越高校新人があり、ちょうど2週間前の調子を確認することができる。 当然、ライバル校の仕上がり状況も、偵察することができる。決戦の場は近い!! 戦う意志、勝つ気持ちを高めよう!
平成13年10月19日(金) 天候 曇り

 環日本海駅伝のため、午前練習を終えて新潟県に向かう。この大会、昨年は行かなかったが、これで6回目の関わりとなる。 学生時代に、出場させてもらって、いい経験をさせてもらい、自分自身を育ててもらった大会だ。 今回は、金沢経済大学と、北國銀行の合同チームで臨むこととなった。
 今回、なんにもわからない私が、石川県チームの監督としての役割を与えられた。

選手たちのために、最善を尽くしたい。
 経大、北國銀行、両チームとも2週間後に経大は全日本大学駅伝、北國銀行は淡路島の全日本実業団駅伝の地区予選があり、 いいタイミングでの刺激となりそうだ。
平成13年10月20日(土) 天候 曇り

 午前中にコースの下見を行なったあと、練習をして、午後からの開会式に臨む。 開会式では、石川県チームの徳和が選手宣誓を…。見ていてハラハラしていたが、余計な心配で、

堂々たる選手宣誓の役目を果たしてくれた。
 6区起用予定の杉山が右ひざに痛みが生じたということで、控えの須鎗と交代することにした。 明日は、思い切ったレースをして、経験を積んで欲しいと思う。
 星稜の平井が、北信越新人で4分04秒台で8位に入ったという情報が入ってきた。 調子が悪いといいながら、そこそこ走れることを確認できた。来週のジュニアでの入賞を期待し、 駅伝では絶対の自信を持って取り組んで欲しいと思う。
平成13年10月21日(日) 天候 曇り

 まずますのコンディションに恵まれて、第10回環日本海駅伝新潟大会が、盛大に開催された!! テレビ中継され、扱いが大きな大会なんで、ワクワクしてくる。
石川県チーム総合結果
区間氏名、所属個人総合
1区 4,3km鉄井 陽子 (北國銀行)14'17"(16) 14'17"(17)
2区 9,3km釜 幸生 (金沢経済大)28'48"(18) 43'05"(20)
3区 8,2km徳和 純一 (金沢経済大)25'35"(19) 1:08'40"(21)
4区 3,0km高田 亜矢 (北國銀行)10'43"(25)1:19'23"(20)
5区 6,295km林 太志 (金沢経済大)20'04"(21)1:39'27"(21)
6区 5,1km須鎗 友子 (北國銀行)17'40"(11)1:57'07"(19)
7区 6,0km米田 周平 (金沢経済大)19'02"(19)2:16'09"(20)

レース展開は、一区の鉄井がいい位置につけてくれて、流れに乗せてもらった。 急きょメンバーチェンジとなった須鎗が、区間11位と健闘してくれ、 最後までタスキをつなぐことができ、国内最下位を脱することができた!!

かなり感動しました!!
 みんな、いい雰囲気を作ってくれたし、明るいメンバーが揃っていた。、 このメンバーでチームを結成できたことが、とても嬉しく思う。
頑張ってくれた選手たちに感謝します。そして、こういう機会を持たせてもらった、石川陸協の長距離部の皆さんに感謝します。
 北信越新人の結果だけど、藤尾が10分20秒の自己新、島田は16分40秒だった。この2週間、どうもって行くかに勝負は決まる。
平成13年10月22日(月) 天候 曇り

 本戦まで、2週間を切った。今日は、各自Jogを行なったが、みんな淡々とJogを行なっていた。 勝負の場に立って、顔つき、それから目つきを見ると、勝てる相手かどうか、伺うことができる。

決して、弱気になってはいけない。
調子がいい悪いは、抜きにして、勝負の場に立った段階で、 最大限の力を発揮していかなければならない。誰でも分かっていることなんだけどね。
平成13年10月23日(火) 天候 曇り

 リズム良く余裕を持って今日の練習を終えたかったので、設定を低めにして、P-走を行なった。 女子は、山下由美が、はじめて最後までこなすことができ、

大きな飛躍を遂げてくれた。
練習が終わったあと、僕と親谷先生のところに来て『今日の練習、最後までつけましたっ!!』と、 かなり嬉しそうに報告に来てくれた。
 競技力のあるなし、速い、遅いは別として、こうやって少しずつの目標を達成させて、確実に成長を遂げていく姿を見ていると、 こっちも俄然、やり甲斐が出てくるし、他の部員にもいい影響が出てくる。競歩をはじめて、自信がついているので、 このままの勢いで、これからも強くなっていって欲しい。

 経大生は、食事前のミーティングで、現時点での全日本大学駅伝のメンバー発表を行なった。 8番目、9番目のところでかなり悩んだが、みんなが納得できる選考は、かなり難しい。しかし、ここで判断し、決断することが、

監督としての責任ある仕事である。
外されて、ふて腐れるような選手はいないし、逆に選手交代をせざるを得ない状況でも、安心して対応できる状態だ。
 試合当日になるまで、誰が風邪をひくか分からないし、誰が故障するか分からない。当日、チームの最高の状態で、 レースを迎えるために気を抜くことは許されない。
平成13年10月24日(水) 天候 晴れ

 各チームごとに、目標としている試合に向けてポイント練習を入れた。 試合前になると、緊張してくるし、ピリピリしているのが良く分かる。
 練習の中のリラックスをレースの中で出すこと、あるいは、レースの中の緊張感を練習の中で出すこと、 要は、レースと練習の相関性を高めた取り組みがポイントとなる。


平成13年10月25日(木) 天候 晴れ

 久しぶりにJogを行なって、練習してみた。20分Jogしたあと400mを一本だけだが、53秒86で走れた。 前に5月10日に同じような練習をしたとき、53秒98だったので、記録は上がっている。
 自分で、レースの状況をフィードバックさせ、かなり集中することができた。

来年の県選手権には、間に合うだろうか??
なんとか間に合わせたいな。
 求めなくても、満たされてきた時期があったが、これからは、求めても満たされなくなってくる時期がやってくる。 自ら求めて、満たすよう最低の努力をしていきたい。
平成13年10月26日(金) 天候 晴れ

 経大が文化祭のため、大学生の練習を午前のP-Jogとする。高校生も、余裕を持ったP-Jogを行なった。 決戦の日は近い。顔つきも変わってきた。すごくいい状態だと思う。


平成13年10月27日(土) 天候 晴れ

 今日は、重要なポイント練習を入れる。レースを意識した緊張感を持って、レースペースでの追い込みだった。 一週間前の練習としては、かなりいい練習ができたし、明日からの一週間の流れをうまく持っていきたい。

今からやれることは限られている。
 ジュニアオリンピックに出場している平井が、4分12秒81だったという連絡が、親谷先生から入ってくる。 同時開催の日本選手権リレーは予選落ちだそうだ。短距離ブロックは、これから冬季練習に入っていくが、 この半年近くある強化期間を、どこまで有効に利用できるかによって、来シーズンの動向が決定する。
平成13年10月28日(日) 天候 晴れ

 今日は、高校駅伝の試走に行こうかどうか、考えていたが、選手たちに決めさせると、 休みが欲しいと言うことだったので、レストにした。
 自分にとっても、久々の休みだった。

たまにはこういう時間の過ごし方もいいよな…。

 山形の高畠競歩に出場した京谷から結果報告が来る。1時間40分かかって自己新が出なかったということだ。 これを引退に考えていたようだが、納得行かない様子で、1月に開催される神戸競歩に向けて再度挑戦するということになった。 そうだよな、やめるのは簡単だけど、あとで後悔したときにチャレンジしようと思っても、 なかなかできることではないからね。
 今みたいに、自分の好きなことができる時間を持てることが、いかに貴重だったのか、 ということが、そのときにはじめて気づくんだよ。
 記録や順位に果敢にチャレンジしていくその姿はかっこいいものだ。そこで目標達成したときに、 人々に感動を与え、自分が大きく成長する。もう一度、自己の限界、記録、順位への挑戦をするチャンスがあるんだから、 有終の美を大きく飾れるように、頑張ってくれ!!


平成13年10月29日(月) 天候 曇り

 今日は、ちょっと訳があって小松の駅伝コースへ試走に出かける。作戦上のことを、書くわけには行かないが、 現時点でのチームの最高の状態でレースに臨めるように、確認を行なう。
 誰にでも、不安要素を持っているはずだ。ただし、スタートラインに立つとき、そんなことは言ってられない。 いかにいい状態に自分を仕上げていくのか、コーチとしてアドバイスすることよりも、 選手たちが自分自身の手で、自分自身の方法でコントロールすることが、重要なのだ。

勝負事にマニュアルはないんだ!!
しかし、練習日誌の中から、それに近い物を見つけ出すことは簡単にできる。 それを参考に経験していくことによって、次第に簡単に自分自身をコントロールできるようになっていく。 そこに、自分だけに当てはまるマニュアルができてくるはずだ。(経験談)
平成13年10月30日(火) 天候 曇り

 昨日、グラウンドで練習を見ることができなかったが、今日の練習を見ると日に日に状態がよくなっているのが良く分かる。 練習のJogで、ある程度は読めることができるのだ。
 練習が終わったあと、女子は山下、藤尾の2年生と深浦、山崎の3年生で2×200mのたすきリレーを2セットやっていた。

すごく、いい顔、いい表情で練習していた。
今日の練習を見ていると、なんだか自分自身、忘れかけていた何かを取り戻したような気がした。
平成13年10月31日(水) 天候 曇り

 追いきりのポイントを入れて、明日からの最終調整に入っていくことになる。 今日の動きを見ていると、特に不安要素はなさそうだ。
 監督の親谷先生なり、コーチの私が見る感じでは、ある程度の計算ができるが、 実際に勝負の場に立って走る選手の気持ちまで、コントロールする域にまで達するほどの指導力が必要だな。 自分自身が競技者として、コーチングしていた頃と、何も変わっていないのかな…。 これじゃあ、何のために指導に専念する道を選択したのか、わかんないよね。


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