平成14年1月


1日(火)耐寒継走
2日(水)箱根観戦 on the TV Vol.1
3日(木)箱根観戦 on the TV Vol.2
4日(金)贅沢な休日
5日()スタートライン
6日()正月ボケ
7日(月)年始の体脂肪計測
8日(火)除雪できず…。
9日(水)補強運動
10日(木)体調不良
11日(金)しつこい風邪
12日()グラウンド整備
13日()都道府県女子駅伝
14日(月)ダウン…。
15日(火)シャフト補強
16日(水)ペース感覚
17日(木)広島へ移動!!
18日(金)調整練習
19日()メンバー発表
20日()都道府県男子駅伝
21日(月)移動日
22日(火)雪マーク
23日(水)筋トレ
24日(木)愕然…。(笑)
25日(金)精神的成長!!
26日()神戸へ移動!
27日()日本選手権
28日(月)またまた除雪
29日(火)腹筋力
30日(水)工夫
31日(木)ごめんね…。(笑)

平成14年1月1日(火) 天候 晴れ 

 今年一年を占う県耐寒継走が開催される。 実は、私は稲置学園教職員チームとして出場したのだ。 この大会、経大を優勝させて、石川県ナンバーワンの実力があるということを証明させたかったが、 波に乗れず自衛隊に56秒もつけられて2位に甘んじる。 また、星稜も、尾山台との戦いだったが、先行を許してしまった。

年末合宿の疲労感なのか??
いやいや、星稜の津田や、尾山台の都道府県合宿に出場している選手たちが、 そこそこ走っているので、そんなことは言い訳にならない。ただ単に弱いだけだよ。
 個人記録ではそこそこなのに、駅伝で力を発揮できない弱さがあるのだな…。 経大生、星稜生ともに、その原因を追求して、対策を立てなければならない。
ある意味、いい一年のスタートを切ることができたじゃないかっ!!

総合結果
一般男子A
チーム1走2走3走4走総合
金沢経大米田周平
11:11(6)
林 太志
11:04(3)
釜 幸生
10:54(1)
竹内靖夫
11:14(3)
44:23(2)

高校男子A
チーム1走2走3走4走総合
星稜A島田大地
11:03(4)
津田 輝
10:52(1)
疋田 健
11:32(3)
平井悠一
11:35(4)
45:02(2)
星稜B喜多孝行
11:24(7)
池田敬一
11:28(5)
島 一生
11:41(5)
稲岡康治郎
11:53(6)
46:26(6)
星稜C中小田洋介
11:25(8)
竹中浩記
12:17(11)
松村慎司
13:31(15)
深浦由衣
14:08(16)
51:21(13)

一般男子B
チーム1走2走3走4走総合
稲置学園教職員北川 潔
11:32(4)
橋本 尚
15:28(71)
西川義博
15:57(88)
干場久男
14:16(48)
57:13(38)

一般高校女子A
チーム1走2走3走4走総合
星稜高校藤尾千春
12:54(3)
山崎祐佳
12:36(2)
道越由佳
13:46(3)
山下由美
14:22(3)
53:38(3)


平成14年1月2日(水) 天候 晴れ

 家で、蔵岡と箱根駅伝のテレビ観戦をする。東京に出向いて観戦する予定だったが、 天候に不安があったため断念する。
今年の箱根駅伝ほど見ごたえのあるものはなかった。 1区が45秒内でなだれ込む混戦状態、2区で法大の徳本が棄権、3区早稲田森村の快走、4区駒大の追い上げ、 5区山登り、神奈川大学の大逆転劇、1区から5区まで、すべてトップが入れ替わり、

どの区間も見逃せない展開となった。
 力が均衡化している最近の箱根駅伝は、速い選手を集めるチームでは勝てない。 勝負強さを全面的に押し出すことができる、強いチームでないと勝てなくなっている。
平成14年1月3日(木) 天候 晴れ

 箱根駅伝も復路に入り、熱戦が繰り広げられる。山下りで駒大がトップを奪い、 そのまま流れに乗せて逃げ切ると言う形となった。
 わが母校山梨学院は、苦しい展開となり、9位争い、シード権獲得のために苦戦を強いられていた。 インターネットと同時にテレビ観戦していたので、随時情報を得ることができた。

リアルタイムのすごさを実感する。
区間ごとだけではなく、各区間のチェックポイントごとの選手通過タイムが瞬時に出るのだ!! 応援の状況を判断するには便利になったよなぁ。
 結果的には、山梨学院は3年連続9位だった。OBとしては、 優勝争いに絡んでくる山梨学院の展開を期待したいんだが…。 蔵岡の母校亜細亜大学は7位と大健闘する。同じく予選を勝ち進んできた早稲田は3位と、 予選会出場校でも、相当な実力が求められる時代となってきたよな…。
 箱根駅伝関連のHPについては、ここを参照して下さい。
平成14年1月4日(金) 天候 雨

 普段、休日を楽しむことのほとんどできない、多忙な私だが、こうやってのんびりと正月を過ごしていると、 それはそれでなんとなく退屈な感じがする。
人間とは贅沢なもので、常に自分にないものを求めてしまうものだ…。 しかしながら、それが満たされると、ありがたみが薄れてしまうような…。


平成14年1月5日(土) 天候 曇り

 仕事始めの今日、新たなる気持ちで出勤する。 今日は、年始の顔合わせ程度で終わったが、新しいカレンダーを見ると、さらに新鮮な気持ちになったなぁ。
 競技場に行ったが、一面雪が降り積もっている競技場には誰もいなくて、ひっそりと静まりかえっていた。 いままで、幾度となくスタートラインに立ってきた。これからも、陸上だけではなくいろんなスタートラインに立つだろう。

そのたびに、全力を尽くして戦い抜きたい。
どんな苦しいことがあっても、僕には乗り切れる力が備わっている。 陸上競技を通して培われたモノだが、やってて良かったとつくづく思うよ。
平成14年1月6日(日) 天候 曇り

 ゆっくりできる正月も、今日までだな…。もう完全に正月ボケしているんで、明日から切り替えをしっかりしていこう。 正月ボケを自覚しているっていうことは、よっぽどだよな…。


平成14年1月7日(月) 天候 曇り

 高校生は、冬休み最後の日だ。休み中の校舎内はもの寂しい…。午前中で勤務が終わり、競技場へ。 冬の解散を終えた経大生が、体重と体脂肪の測定を行なった。お正月に不節制しないように、という目的があったが、 合宿で頑張って絞り込んだ身体が戻った選手は、

ちょっとかわいそうな気がした。
 昨年は、体重1.5kg以上増加、体脂肪厚合計1.5mm以上増加すれば、距離走だったが、 松本が体脂肪は1.0mm、体重が1.5kgといったんで、その通りとなり、私も該当者となってしまった。  明日が距離走の予定の日だけど、天候が危うい…。
平成14年1月8日(火) 天候 雪

 朝は道路が乾いていた状態だったが、午前中から雪が降り出し、午後までにはかなり積もってしまった。 都道府県駅伝が近いので、なんとか練習場所の確保に努めようと、除雪に取り掛かろうと思ったが、 除雪機のキーがなかったので断念した…。


平成14年1月9日(水) 天候 雨

 8レーンだけ除雪を完了したが、今日の練習は室内走路でサーキットを5セット行なった。 総合的な基礎体力をつけなければならない選手が、経大にも星稜にも多くいるんだな。
 こういう練習の中で、余裕を持てないっていうことは、日頃の補強運動が不足していることが露呈された証拠なので、 これも一つのいい機会として捉えて冬季練習の課題としたい。


平成14年1月10日(木) 天候 雨

 体調が悪い…。もっと体を鍛えないといけないよな。同時に心も鍛えなければならない。 今日と明日を乗り切れば、3連休となるんで、頑張ろう!! 日曜日に京都の都道府県対抗女子駅伝に行く予定なので、それまでに何とか体調を戻さないとね。 まあ、睡眠時間を確保して体調の回復に最善を尽くそう…。

頑張れ、俺!!
自分を励ましてどうする…。(ぼそ)
平成14年1月11日(金) 天候 曇り

 今年の風邪はしつこいぞ!!と毎年よく聞くが、今回ばかりは音を上げそう…。 本当に弱くなってしまったな…。
 前に、山口慎也に『おまえ、しょっちゅう風邪ひいているけど、体調管理くらいしっかりしろ!!』といったことがあるが、

自分がこんな状態じゃ人にモノを言えないよ…。

平成14年1月12日(土) 天候 曇り

 練習前に陸上部員総出で除雪作業を行なう。放っておいてもいずれかは融けるだろうけど、 普通に競技場を利用できることに対する感謝の気持ちを見直す為にはいいんじゃないかな。
 


平成14年1月13日(日) 天候 晴れ

 まだ完全に体調が戻ったわけではないが、京都に行って都道府県女子駅伝の応援に出かける。 蔵岡が一日暇があるというので、予備ドライバーを務めてもらう。
星稜関係からは山崎祐佳と、卒業生の根来が出場する。

総合結果は20位と健闘する!!

結果(石川県分)
1区 6km2区 4km3区 3km4区 4km5区 4.1075km6区 4.0875km7区 4km8区 3km9区 10km
中村亜香理
20'03"(25)
保坂峰子
13'24"(30)
33'27"(26)
山崎由貴
9'43"(5)
43'10"(22)
根来亜紀
13'20"(6)
56'30"(15)
川越千佳
14'04"(32)
1:10'34"(20)
山崎祐佳
14'18"(37)

1:24'52"(25)
塩本いずみ
13'35"(23)
1:38'27"(25)
中山庸子
10'22"(12)
1:48'49"(25)
本川理恵
33'17"(15)
2:22'06"(20)

 根来は元旦の耐寒継走では思うように走れず、京都の都道府県女子駅伝で汚名挽回するって気合が入っていたので、 その期待通りの区間6位の快走を見せてくれた!!
 星稜の山崎は、おそらくこれが高校最後の駅伝となると思うが、いい経験ができた大会となった。 卒業しても、競技を続けてくれるので、高校で出し切れなかったのもを存分に発揮して欲しいと思う。
 女子がこれだけ頑張っているんだから、

来週の男子もこれに続け!!

 過去のデータとか、都道府県女子駅伝に関するHPは、 ここをクリックしてください。


平成14年1月14日(月) 天候 晴れ

 連休の最終日、家で寝ていた…。今週末、広島男子駅伝があるので、なんとしてでも体調を回復させないと…。 この3連休が明けて2日勤務に出て、木曜日から月曜日まで5日間学校を空けなければならない。 勤務に支障が出るようなことだけは、なんとしても避けなければならない。

そうなのだ、本職は学校職員なのだ!!
しかし、陸上に対して、ここまで理解してくださって、心より感謝申し上げます。 その気持ちをしっかりと結果として残せるよう精一杯働きますんで…。
平成14年1月15日(火) 天候 曇り

 ペースJogが終わった後、シャフトで筋トレを行なう。 20kgのシャフトで、突き出し、アップライトロウ、アームカール、バックリフトの4種目を10回2セットだった。 各自の補強は結構やってたように思えたが、 こうやってみんなでやってみると筋力不足どころの問題ではないくらい弱かった。

特に高校1年生!!
 この冬にやらなければならないことは、たくさんあるよな。筋力を大幅につけて、後半でもペースを持続できるように、 基礎体力をつけよう!!
平成14年1月16日(水) 天候 曇り

 自分の体調は、かなり戻りつつある。今日は朝の筋肉(激)痛から一日が始まった。 体を鍛えることは、引退したとしても継続していきたい。Jogをすることとか、 昨日の筋トレ、補強運動などは、体力の維持の為に必要だ。
 なんかのテレビコマーシャルではないけど、

カラダが資本!!
なんだからね。今の体力が少しでも落ちないようにして、マスターズとかを目標にしようかな??(笑)
平成14年1月17日(木) 天候 曇り

 今日から広島入りする。第一回大会の最終区を走ったこの大会、思い入れのある大会だ。 稲置学園からは、金沢経済大学の釜と星稜高校の津田が代表となっている。
 広島は、国体を経験したところでもあるし、学生時代中国駅伝も走ったことがある。 もっとも、その中国駅伝が現都道府県対抗男子駅伝に変わったのだが。 しかし、指導者としての立場で過去を懐かしむだなんて、

年をとってしまったんだな…。
 しかし、そういう楽しみが持てるっていうことも、ある意味贅沢なんだな。 大学時代の友人、先輩や後輩に会って、 一緒に箱根駅伝を目標に頑張ってきた青春について思い出話に花を咲かせたり…。 私が居た頃の山梨学院の4年間は、箱根駅伝で初優勝、準優勝、優勝、優勝の時代だったからね。
平成14年1月18日(金) 天候 曇り

 午前中、広島スタジアムで調整練習を行う。津田はロードにJogに出かけたが、 少し足に不安を抱えているようだ。
 午後から広島の楽々園というところにある「白石治療院」で診察を受けてくる。 ここの先生は、伊達君子、有森裕子、カールルイスの治療を手がけた国際トレーナーで、

『ゴットハンド』
の異名を持っているらしい。少しでも不安要素を取り除いて、 最高の状態でスタート地点に立ってほしいと思う。
平成14年1月19日(土) 天候 曇り

 最終的な調整練習を行なったが、津田の足の状態がよくないということで出場を断念する。 公式な試合での駅伝は最後だっただけに、

残念で仕方ない。
しかしながら、石川県の代表としても大会参加なので、 無茶をして迷惑をかけることだけは避けなければならない。
 それより、この悔しさを大学に行って晴らして欲しいと思う。 調整することも選手の役目であるが、選手の状態をきめ細やかに把握できなかった僕自身の指導者としての反省もあげられる。
平成14年1月20日(日) 天候 曇り

 稲置学園からの選手は、釜、津田ともに控えとなった。今回は、レースを客観的に見ることができるので、 いろいろ勉強することがたくさんある。

実際の臨場感の中で感じとれ!!
 石川県という小さい枠の中で『井の中のかわず』状態になってしまうのではなく、 本来目指すものは、全国レベルでの勝負に果敢に挑んでいくことなのだけどね。
 自分自身に当てはまったことは、指導している選手たちにそのまま当てはまることはできないが、 ベストを尽くして、挑戦していくことの尊さだけは、理解して欲しいのだ。
 石川県自体に実業団は存在しないので、高校で活躍している選手が、大学や企業なので育つ環境を整えていきたい。 その一環として、経大での駅伝強化を計っているのだが、なかなか地元からの選手が集まってこないのが残念だ。
石川県選手試合結果
1区 7km2区 3km3区 8.5km4区 5km5区 8.5km6区 3km7区 13km
谷口雅軌
21'44"(45)
福田隼也
9'00"(32)
30'44"(45)
中村悠希
25'18"(37)
56'02"(42)
樋本芳弘
15'13"(33)
1:11'15"(41)
小野口剛
26'39"(43)
1:37'54"(44)
三輪真之
9'24"(43)
1:47'18"(44)
沢井茂樹
40'03"(39)
2:27'21"(44)

石川県では、美川駅伝が行なわれていた。経大は、自衛隊と尾山台との勝負となったが、 ダントツで力を発揮できる域には達していない。
 本来なら、この時期はしっかりとした走り込みをしなければならないのだが、 こうやって駅伝形式のポイント練習としていれば、問題はないと思う。


平成14年1月21日(月) 天候 曇り

 レースを終えて、ゆっくり一日を置いて金沢に帰省する。以前はレースが終わってからすぐに移動だったので、 かなり余裕が持てる。

終わってしまえば、早いものだなぁ。
 金沢に帰って、北國新聞と北陸中日新聞を見ると、北國新聞は、昨日の都道府県駅伝と同じくらいの見出しで、 美川駅伝を扱っていた。地元の選手たちに、アピールできればいいんだが…。
 北陸中日新聞は、選手のような顔をした自分が写っていた。(笑)
 星稜高校の願書受付が始まる忙しい時期に、陸上の仕事に対して理解を示していただいて、ありがとうございます。 多くの方に感謝します。
平成14年1月22日(火) 天候 雪

 週間天気予報のマークが、雨から雪に変わっていた。本格的に降り積もるそうだ。 今日の練習もトラックが使えず、室内走路でのサーキットを中心とした。 効率よく補強を行なって、しっかり汗をかくことができる練習なので、冬季練習の代表的なトレーニングともいえよう。
 みんな、基礎体力が弱すぎるんで、徹底的に鍛え上げていかなければならない。 大幅なレベルアップを計るには、各自が競技の中で戦うための策を練って、 練習の中で自分のものにしていかなければならないんだな。

長距離は、精神的な意味では格闘技である。
 辛い局面に立ったとき、競り合っている相手、また自分自身の弱い心と戦わなければならない。 何があっても『なにくそっ!!』という強い気持ちを持って、内面に秘めた底力を発揮させるんだ。 誰にでも力はあるんだけど、その持っている力に気づかないんだよな…。 ちょっとしたきっかけで気づいてくれる事もあるんだが…。
 その力を自分のものにできたとき、立ちはばかっていた壁を突き破る原動力となる。
平成14年1月23日(水) 天候 雪

 競技場には30cmくらいの雪が降り積もっている。昨日に続いて、室内走路を使った練習を行なう。 30分Jogのあと、Jog&Dash10本×4Sets行なった。練習が制限されるが、走れる場所があるだけ感謝しないといけない。
 最近、みんなと一緒に筋力トレーニングを始めた。学生時代にやってたメニューだが、筋力そのものはあまり落ちていない。 もっとも、ベンチでどれだけ落ちたかの確認ができていないけど…。

正直、それを確認するのが怖いかも…。
 学生時代に身に付けた筋力は、決して無駄ではなかったことを、自分自身で証明したので、 スピード持久を高めるために、大幅な筋力アップをこの冬の課題としていきたい。
 練習を終えて食事をとったあと、除雪機で8レーンを1周あけた。もう、俺の仕事となってしまっているみたいだ…。 とりあえず、外で走るコースだけは確保したぞ。
 しかし、除雪のためだけに照明をつけるだなんて、贅沢な話だな…。(笑)
平成14年1月24日(木) 天候 雪

 朝練習の時に、除雪機を走らせて、少しでも練習ができる状態にしておいた。
 今日の本練習は、8レーンを使ったP-Jogだったが、2日間室内走路での練習だったため、 外で走る姿はなんとなく生き生きしていたように見えた。 (しかし、選手たちの足には結構疲労が来てたらしい…。)
 経大生は今週末に県耐寒継走(七尾〜田鶴浜)があるため、筋力トレーニングをしなかったが、 試合のない星稜生には、ベンチプレスをさせた。30kgから初めて12回を目標に上がるところまであげる。 上がらなくなると、交代して全員が終わってから5kg負荷を加えて再度行う。今日は40kgまでだったが、

結果は愕然とするレベルの低さだった…。(笑)
 まあ、弱いと言うことを理解できただけでも、次なる目標設定がなされるので、それはそれでいいとする。 ただし春になったとき、この課題をどこまで克服しているかと言うところに焦点が絞られるが…。
平成14年1月25日(金) 天候 曇り

 本練習をはじめる前に、経大生の長距離部員が走路を除雪してくれていた。 自分たちの練習環境を整備することで、日頃の恵まれた練習環境に対する感謝の気持ちが、 しっかり表れているようで、ここにも精神的な成長を見ることができて、

なんだか嬉しい気持ちになった。
 明日から経大の京谷、星稜高の山下、星稜中の吉澤を連れて日本選手権競歩のため神戸に向かうが、 今日は最終的な調整練習を行っていた。京谷にとってはこれが引退レースとなる。 金沢経済大学のユニフォームをつけて、競技するのが最後だと思うと、なんだか寂しいような気がするが、 毎年、こういう時期を迎えなければならないんだよな…。 つくづく、年をとったんだなって思ってしまったよ。
平成14年1月26日(土) 天候 曇り

 愛車ステップワゴンで神戸の六甲アイランドに向かう。今庄から木之本までの峠越えが心配だったが、 それほどでもなかった。

関西地区は俺にとっては日帰りコースだからね。
 会場に到着してコースを下見して宿舎へ向かう。宿舎が少し離れていたところだったので、何かと不便だった。 神戸といえば、6年前、5年前の兵庫リレーカーニバルを思い出すよ。
 開会式が終わってから、三大夜景の一つ、神戸の夜景をみんなで眺めてきた。 そういえば高校時代、合宿明けに親谷先生がよく観光に連れて行っていただいたなぁ。 父親が応援にきてくれた宮城IHの時の松島の観光とか、忘れられない思い出となっている。 こういう一つの楽しみも、陸上競技と関わってくるひとつの思い出となっているよ。
平成14年1月27日(日) 天候 曇り

 今日のレース、経大の京谷にとっては引退レースであった。振り返ってみると、輪島、高畠、そしてこの神戸と、 競歩大会だけでも何かと楽しませてもらえた。根上だけはあまり縁がなかったけど…。

とりあえず全日程終了、お疲れ様!!
 自分の居場所を見つけること、自分の時間を持つこと、自分の夢を追うこと、 みんながみんな、そういう経験ってなかなかできるもんじゃないんだな。 僕は常にそういう自分を追い求めていきたいと思っている。年老いたときもそうでありたい。
 今日のレース結果は、一般男子20kmで京谷が1時間44分42秒、ジュニア女子5kmで山下が28分00秒、 ジュニア男子3kmで吉澤が14分43秒だった。その他、星稜卒の富山大学の宮下が、一般女子20kmで1時間43分23秒で9位と、 入賞まであと一歩だった。現役部員が頑張ることと同じように、卒業生の活躍って楽しみなんだな…。

平成14年1月28日(月) 天候 雪

 今週から、また雪が降る予報で、除雪を行ないながら練習を行なう。 親谷先生が除雪機を動かしていただいているので、私と3年の島がトンボを持って雪を退ける作業を行なった。 作業をしながら、中学校時代に、練習が終わってクタクタになったあと、 内灘のグランドをトンボがけしたことが脳裏に浮かんできた。

全ての基本はそこにあった。
 そのときは、なんにも分かっていなくて、なんでこんなことをしなければならないんだろうという疑問しかなかったが、 そんなところで、競技に対する基本的なことから、物事に対する基本的な姿勢を学び取ることができたんだろうって、 あとから気づいた。
 最近は全天候のグラウンドがほとんどで、競技場の整備などする必要がない環境となっているが、 競技場に対する愛着や、感謝の気持ちというものを感じなくなってきているのかもしれないよな。(ぼそ)
 なんでも恵まれた時代なので、そういう機会そのものが失われているのかもしれない。 トンボを握って、マメが破れて血だらけになった自分の手を見て、ふと思ってしまった。
平成14年1月29日(火) 天候 雪

 よく降る雪だな…。冬だもん、仕方ないよね。週末ごとにレースが続いているが、今日はサーキットを行なう。 かなり慣れてきているようなので、回数を増やすか、セット数を増やすかしてレベルを上げていきたい。
 最近、筋力トレーニングを継続しているが、星稜生は腹筋力を測定する。寝た状態では背中をきちんとつけて、 起こした状態では膝のところにきちんと肘をつけるという普通の腹筋を、30秒で何回できるかなんだけど、 30回を越えるものがいなかった。そんなものかなと思って、みんなが終わってから自分で試してみたが、

38回できちゃった。
 基礎体力、筋力は長年かけて鍛えてあるので、低下しにくいのかな??今年で30になり、 どうしても年齢的な限界が来ると思うが、そういう限界に対しての挑戦ということも視野に入れている。
 経大はベンチプレスを行なった。12回までで、35kgからだったが、これからの鍛え甲斐がある結果だった。

平成14年1月30日(水) 天候 雪

 最近特に思うことなんだが、冬に雪が積もって練習が制限される、ということが、 『雪国の宿命』だとあきらめている面もあるが、練習環境、あるいは練習内容には工夫することが大切だということを、

再認識する必要があるのでは。
 石川県以上に雪が降る地区でも、全国で活躍する選手がたくさん出ている。 どんな環境で練習しているのか、調べてみると、商店街のアーケード、地下道を使った練習、立体駐車場を利用したヒルトレ、 徹底的な筋力トレーニングなど、走る練習はもちろんのこと、それ以外の面での取り組みに意識が現れている。
 蔵岡にも言われたが、常に除雪をしてあって練習ができる体制が整っているこの環境は恵まれていると。 それが当たり前にならないように、除雪の手伝いをさせているんだが、何が大切なのか、 ということを感じとって欲しいと思う。

平成14年1月31日(木) 天候 くもり

 入試関係の仕事が入っており、競技場に上がるタイミングを逃してしまった。 またみんなに迷惑かけてしまうよな…。  明日、入学試験を控えている星稜高校は、午前中で授業が終わり、早い時間帯での練習となる。 練習内容は、1,000mだったが、星稜の男子にスタート地点を誤って指示したため、イメージの悪い練習にしてしまった。 まあ、10m長く走らせただけなので、そう大した事ないんだけど。むしろ、負荷をかけてあげたかもしれない。

まあ練習なんだからいいとしよう。
 星稜の女子は、キャプテンの藤尾から今は徹底的に走り込みをしたいという要望があり、1,000mのインターバルをしないで、 P-Jogを行なっていた。わがまま、好き勝手とかではなく、 そういう意思表示ができるようになり、自分たちのモチベーションを高めていくことは重要だと思う。
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