平成14年2月


1日(金)耐寒継走
2日()オヤタニズム
3日()根上駅伝
4日(月)雪上サッカー
5日(火)ライバル出現
6日(水)県記録
7日(木)ウエイト
8日(金)かけっこ
9日()至福のひと時
10日()宇ノ気駅伝
11日(月)自分の居場所
12日(火)短長対決
13日(水)目標
14日(木)調整練習
15日(金)Jog
16日()移動
17日()西濃駅伝
18日(月)積み重ね
19日(火)鍛錬
20日(水)希望
21日(木)調整練習
22日(金)Jog
23日()移動
24日()犬山ハーフ
25日(月)基本体制
26日(火)合理化
27日(水)本気
28日(木)送別会

平成14年2月1日(金) 天候 晴れ

 今日は星稜高等学校入学一次試験のため、授業はなかった。 私も通常勤務だったので練習を見ることができなかった。
 もう2月になってしまったな…。この時期、しっかりと根を張る時期なので、 春に大きな花を咲かせるように、地道な努力をしなければならないよね。


平成14年2月2日(土) 天候 晴れ

 今日、諸江の銀河亭というところで、星稜陸上競技部OB会が開催された。  参加者は、親谷均二監督を筆頭に、26期が東天己、星場慶、木村隆治、多田光隆、東英治、 松本素平(敬称略)、27期が至令学芳、成田裕志、井上伸一、北川潔(管理人本人)の計11名の参加だった。
 高校時代、星稜陸上競技部というクラブに所属した同志が、『思い出話』や、『今だからごめんなさい話』 などに花を咲かせ、本当に楽しいひと時を過ごすことができた。
 今思えば、高校時代いかに貴重な経験をできたのか、 と言うことが今のこういう会につながっているのだと思う。 これは、親谷先生と言う指導者の素晴らしさだと思うし、いわゆる

『オヤタニズム』
ってのかな、星稜陸上競技部に所属していたものだけに伝わる、 ひとつの主義が確立していることを証明してくれた気がする。
 木坂の掲示板に、高浜高校の坂口桂譲先生の教え子が3人、卒業しても頑張っていると書いてあった。 木坂と、徳和兄弟だ。坂口先生は、実は星稜の卒業生で親谷先生の教え子だ。その教え子が、 同じ教え子である私の最大のライバルであったり、 私が指導する経大のエースとして活躍した選手たちである。 つながりってすごいんだなって思えた。
 指導者と言う世代を超えて、この『オヤタニズム』が石川県の陸上を支えているのかなって思えてきたよ。 自分には、到底そういった主義を確立することはできないが、せめて、それを受け継いで伝えたいな…。
 先輩方と話していて、みんな星稜の駅伝の活躍を楽しみにしているので、 期待に添えるように全身全霊を尽くして頑張らなければならないって改めて思えた。
 今日は、僕にとっていい時間を過ごすことができた。(ちょっと酔いが入っています…。)
平成14年2月3日(日) 天候 晴れ

 日曜日ごとに連戦が続くが、今日は根上駅伝が開催される。経大に最大のライバルチームが出現する。 田鶴浜チームだが、津田純一、福田隼也、福田章人、そして星稜の津田輝というオーダー予定だった。 このチームとの競り合いが楽しみだったが、津田純一が欠場ということでちょっと残念だった。
 経大AB、経大クラブ、星稜AB、星稜女子の6チームの参加だったが、 経大Aの三浦がトップでたすきを渡してそのまま逃げ切るという展開だった。
 アンカーの釜は、ゴール前なぜかタスキをはずして、頭の上でぶん回すほどの余裕さだった。(笑) 津田純一の代理で狭間が出場していたが、ここでの遅れを50秒と計算すると負けていたかも知れない。

まあ、調整も競技力の一つだけどね。
 東海大山形から、2名合宿に来ている生徒も、練習の一環として経大クラブを結成し出場してもらう。 そこそこいい走りをしているので、将来が楽しみだ。
総合結果
一般男子A
チーム1走2走3走4走総合
金沢経大A三浦 潤
8:42(2)
竹内靖夫
8:57(4)
林 太志
8:59(5)
釜 幸生
9:02(9)
35:40(1)
田鶴浜アスロンA狭間啓太
9:25(19)
福田隼也
8:59(5)
福田章人
9:16(15)
津田 輝
8:33(1)
36:13(2)
金沢経大B米田周平
8:56(3)
信夫貴宏
9:03(10)
石澤 繁
9:01(8)
松本裕一郎
9:46(37)
36:46(3)
星稜A島田大地
9:10(12)
池田敬一
9:23(17)
喜多孝行
9:32(25)
疋田 健
9:27(21)
37:32(4)
金沢経大クラブ沼沢克範
9:17(16)
高橋誠幸
9:36(29)
島 一生
9:31(24)
滝川啓成
9:11(13)
37:35(5)
星稜B平井悠一
9:23(17)
中小田洋介
9:32(25)
稲岡康治郎
9:30(23)
竹中浩記
9:37(31)
38:02(6)

 北國新聞に石川県ランキング(一般男子10傑)が出ていた。 今期は石川県実業団のレースで400mと800mだけしか出場していないが、 800mで高校生が1、2位を明け渡してしまい3位となった。
平成14年2月4日(月) 天候 晴れ

 長距離には各自のJogを指示して、そのあとレクレーションとして経大VS星稜で雪上サッカーを開催する。 負けたチームは、腕立て100回という罰ゲームを準備して20分ハーフで開催する。

こんな練習のときって、なぜか前日の疲れが感じないんだよね!!
 そういえば、過去に故障して走れなかった部員が、元気に走り回っていたことがあったよな…。(ぼそ)
 前半は、5-0で経大が力が圧倒していたので、経大チームにいた東海大山形の生徒2名を星稜に含めて、 経大6名VS高校生9名で後半戦に。後半は1-1で分けたが、普段の練習とは違った楽しむ練習ができたので良かったと思う。
 大森先生が言われたが、こういう球技をさせることも、長距離にとって重要な練習だと。 また機会を見て取り入れていきたい。
 また、練習している間、親谷先生がトラック全面を除雪していただいたので、短長含めてきっちり冬季練習に励めそうだ。
平成14年2月5日(火) 天候 晴れ

 最近、筋トレに励んでいるが、今日は最大のライバル、内糸が現れた。 スーパーベンチでMAXに挑戦してみたが、60kg×10回、70kg×2回、75kg×1回とこなし、80kgに挑戦する。 一回目、私は見事に撃沈する…。ここで内糸が見事に上げたので、負けてしまった。 しばらくリカバリーをとって、内糸が帰る直前に再度挑戦すると、何とか一回だけ上がった。 いい気分で帰ろうとしていた内糸がもう一度チャレンジするといい、80kgを今日2回目を達成する。
 悔しくて収まらなかったので、内糸が帰った後、時間を置いて再々度挑戦するが、両腕が80kgの重力に耐えうる状況ではなく、 素直に負けを認めちゃった。(笑)
 最近このHPで体力が落ちたと、ぼやいているが、

筋力はまだまだ維持しているよ!!
 そのあと、長距離部員と腹筋力の測定を行なった。前回私の記録は38回で、林が42回達成していた。 張り合っても仕方ないが、それは私の性格で身体がうずいてくる。気合を入れて測定すると、43回の自己新を達成!!
 しかし、そのあと地獄を見てしまった。腹筋が痙攣するなんて初めての経験だった。
平成14年2月6日(水) 天候 晴れ

 先週まで、Jog、P-Jogはできていたが、本当の追い込みができていなかったので、今日は徹底的に追い込む練習を入れた。 12,000mを90秒から入って、10,000mまでに80秒まで持っていく。そこからMAXで2,000mを追い込むんだけど、 穴水の先輩後輩コンビがデットヒートをみせた。僅な差で林が米田を抑えて先にゴールし、ラスト2,000mを5分51秒と、 そこそこの走りを見せてくれた。次に釜が5分59秒と続き、日頃の鬱憤を晴らすかのような走りだった。

チーム内で、どんどん競い合おう!!
身近なライバルと常に競い合うことによって、チームのレベルは向上していくものだ。 今のチームは、根上駅伝の結果を見ても分かる通り、力が均衡しているのでなおさらだ。 ただし、どこで満足するのか、という問題もあるんだが…。
 石川県ランキング冊子が手に入った。ここで、稲置学園関係の県記録保持者をあげてみた。

男子
200m-21秒17-池田千明、400m-47秒11-大森重宜、1,500m-3分47秒04-北川潔、110mH(手動)-14秒2-春本裕雄、 400mH-49秒74-大森重宜、4×400mR-3分12秒69-金沢経済大学(高村、伊藤、青山、名倉)、走幅跳-7m76-杉林孝法、三段跳-16m61-杉林孝法、 円盤投-47m04-武部修一、やり投-72m36-岩脇正和

女子
100m-11秒71-元橋梢、200m-24秒61-福村羊里子、100mH-14秒44-清水都、100mH(手動)-広瀬一二三-14秒1、 400mH-59秒69-清水都、4×100mR(混成チーム)-46秒73-石川(河崎、清水、福村、元橋)、 4×100mR(単独チーム)-47秒40-星稜女子短大(鳴尾、福村、坂本、元橋)、 4×100mR(手動)-48秒3-星稜女子短大(山村、福村、坂本、元橋)、棒高跳-3m30-竹内寛子、 ハンマー投-40m58-駒井彩子

 長距離種目に名前がないのが寂しい気がするが、稲置のBlueのトラックとのかかわりから、 こうやって陸上競技という種目にとらわれない伝統を更に築き上げて、 今後の石川県の発展に努めていきたい。


平成14年2月7日(木) 天候 晴れ

 今週末の宇ノ気駅伝をポイントとしてどうしてもアクセントをつけたかったので、 今日の練習は各自にJogを任せた。
 最近、ゴールライン側の倉庫のウエイト器具が置いてあるところに入り浸っている。 星稜の短距離部員や故障者が、最近ようやくウエイトを始めたので、一緒になってやっているのだ。

おかげで、筋肉痛が絶えないが…。
 短距離は、長距離以上に絶対的な筋力が必要な種目なので、ウエイトのどんな種目で、 どんな負荷を何回こなすことができたのか、という確実なデータが、競技力に繁栄していくものだが、 このことは、長距離に関しても当てはまる事項で、ある程度の筋力がなければ、 筋持久的なレースで競り合いになったときに勝てない。
 ラスト400、ラスト200、あるいはラスト100mでの爆発的なスパート力を発揮するには、筋肉量を増やして、 耐乳酸系の回路を作成しなければならない。オーバーペースで、スタート直後に乳酸がたまっても、 レースの中で乳酸を除去する能力(乳酸除去能力)を高めてさえいれば、ラストに対応できるものだ。
 このつぶやきで、長距離のことばかり書いているので、久しぶりに短距離に触れてみようと思ったら、 中、長距離の話に戻ってしまった…。
平成14年2月8日(金) 天候 曇り

 走ることの原点は、遊びの中の『かけっこ』である。私は幼少時代から、この『かけっこ』が大の苦手だったが、 遅くても走るのは大好きだった。これは陸上の特権であり、競技レベルは別として、 目標とした距離や時間を達成させることができる楽しみを持つことができるのだ。
 その走ることが好きだということが、今につながっていると思う。走ることが嫌いでも速く走れるやつは、 決して選手として大成しない。逆も言えることだ。
 今の自分を考えてみると、走るのが大好きなんだけど、負けるのが大嫌いなので、 こんなになってしまったのかもしれないよね。
 もう一度、子供の頃のように、勝ち負けを考えずに純粋にかけっこを楽しみたいな…。 久々登場の誠和君!!


平成14年2月9日(土) 天候 雪

 午前中に練習を行なう。明日に備えての練習だが、今週もある程度きっちり走り込むことができているので、 明日にきっちりポイントを入れていきたい。
 午後から蔵岡と福光の温泉に行ってじっくりと時間を過ごす。温泉大好き人間の私にとって至福のひと時だ。


平成14年2月10日(日) 天候 晴れ

 宇ノ気町駅伝が開催された。宇ノ気町役場発着3.3km×4の駅伝で、これで4週連続のチャレンジとなる。 Aの林太志が風邪でダウンしているので、控えの米田が代理として走ってもらう。

その米田が快走をしてくれた!!
 今回の課題も、どこまでの追い込みができるかがポイントだったので、練習としては最高だった。 しかし、尾山台高校は、学年対抗のオーダーで臨んできたので、経大のベスト4までと尾山台のベスト4までを合計すると、 5秒差で負けていた…。
 星稜生は、尾山台に勝ちたいと思うんであれば、まず一緒に練習している経大のレベルに追いつき、 練習の中でもいい勝負ができるくらいのモノを見せてくれれば、メドが立つんだが。
 来週の西濃駅伝では、ある程度のレベルでのレースとなるので楽しみだ。

総合結果
町外一般男子の部
チーム1走2走3走4走総合
金沢経大A竹内靖夫
10:13(6)
米田周平
10:01(2)
釜 幸生
10:20(11)
三浦 潤
10:03(3)
40:37(1)
金沢経大B石澤 繁
10:17(10)
信夫貴宏
10:25(14)
滝川啓成
10:40(20)
松本裕一郎
11:15(39)
42:37(4)
星稜A疋田 健
10:49(25)
喜多孝行
10:51(26)
池田敬一
10:41(22)
稲岡康治郎
11:12(37)
43:33(7)

女子の部
星稜藤尾千春
12:01(2)
道越由佳
12:57(8)
山下由美
13:22(10)
深浦由衣
13:42(11)
52:42(2)

 東京国際マラソンをテレビ観戦する。富山の間野が日本人最高の快走を見せる。 八番麺屋でウエイターをしながら、練習をしているそうだが、前回の福岡国際に続いての快挙に驚いている。
 私が大学4年の11月28日、つくばマラソンで初マラソンを経験したとき、2ヶ月はまともな練習ができなかった。 2月中旬にユニバー選考の高知マラソンに出場したとき、前回のマラソンのダメージが残っていると思い込んで、 記録を更新することができなかったが、そういう思いさえ払拭するほどの練習をしているということだろうか。
 高橋尚子選手に関しても、1週間のサイクルでマラソンを2回走るという計画があるが、 一般的な考え方で事実不可能だと思い込んでいるところに、限定という限界ラインを引いてしまっているような感じがする。 しかし、そういう常識を覆す指導方法で結果を残しているので、小出監督の理論が成り立つのだ。
 話が逸れたが、高校生や大学生には、毎日練習ができる時間が保証されているように与えられている。 練習できる環境もメニューも当たり前のように与えられている。 だからこそ、ハングリー精神が失われるような状態となりやすい。
 もっと自ら求めないと。練習するのも、スタートラインについて走り出すのも、苦しいところで耐えなければならないのも、 ゴールするのも、選手自身なんだからね。そして、最後に感動するのも選手自身なんだ。


平成14年2月11日(月) 天候 雪

 今日の休日は、何をするでもなく休養をとった。だけど、物足りない一日だった。 やっぱりグランドに立っている自分が一番好きだな。

完全に自分の居場所となってしまっているようだ。
ここでいろんなことがあったし、これからもいろんなことが待ち受けているだろう。 経験が今に生きているし、それから楽しみでならない。もうほとんど病気…。(笑)
平成14年2月12日(火) 天候 雪

 星稜生、各自のJogをしていたが、練習を終了してから、短距離とサッカーを行なった。 短距離エースは塩谷、長距離エースは平井、負けたほうが腕立て100回ということで、燃えていたが、 両エースが一点ずつゴールを決め、大雪が降ってくる気配があったので15分で終了した。
 腕立てのほうは、引き分けということで、

言い出しっぺの私が100回こなした。
 それはそれでいい練習になっている。
平成14年2月13日(水) 天候 晴れ

 短距離と一緒にベンチプレスをやった。50kg-10、55kg-10、60kg-10、65kg-3、70kg-2、75kg-1、80kg-1、 と軽い負荷で回数をこなすのと、MAXに近い状態で追い込むのを両方できた。

目指すは100kgだ!!(笑)
 といっても、長距離に必要十分な筋力を超えているのかもしれない。(笑)
 短距離にとって、もっとも必要な筋力だが、長距離の私と一緒に取り組むことによって、 また目標になることができる。走ることで引っ張れなくなってきているので、逃げてるのかな?? でも、いろんな意味で目標となれるように、常に何かを考えている俺でした。
平成14年2月14日(木) 天候 曇り

 各自のW-UPをした後、8レーンで2,000m+1,000mの確認を行なった。 8レーンということで1kmの通過点までペース感覚が分からないが、そもそもマラソンや駅伝は、(陸上競技場スタート以外)は、 1kmまで目安となるものがないので、それでいい練習となっているはずだ。

どんな練習にも目的と効果があるんだよ。
 自分の感覚で、どれくらいのペースで走っているのか、それが分かるようになると、 レースおいてコントロールができるようになる。もっとも、全力で走っているときは、 ペースが落ちてしまったことだけは誰でも分かるんだが、問題は最初の余裕あるときの入りなんだよな。
 いかにペース配分を計算していくのか、乗り切るのはどの辺りなのか、どこで仕掛けるのか、 スパートのタイミングはどこなのか、経験していくことによって自分のものになるものばかり。
平成14年2月15日(金) 天候 雪

 昨日、いい練習ができていたので、その心地よい感じでみんなJogをしていた。 自分で追い込むことができるかってのは、練習もそうだけど、

レースの中で一番課題となる。
それを克服するために練習するのであって、選手のレベルに応じた追い込みの方法があるのだ。  要するに各自の+αで補うことが大切なんだよな。最近は固定観念にとらわれずに、できるようになってきた。 この差は春になってから結果として出てくるだろう!!
平成14年2月16日(土) 天候 曇り

 午前中、勤務を終えてから岐阜県の大垣市に向かう。この大会も、毎年恒例となっており、 最初は出場するだけだったが、ここ最近入賞レベルにまで成長しており、昨年は5位ということで、

今年は3位入賞を目標としている。
 地元の石川県内のレースを制してきたが、その枠を越えて、ワンランク高いところでどこまで勝負できるか、 あるいは勝負する気持ちになれるかを見ていきたい。
 自信を持って勝てると思えるレースでは力を発揮できるが、不安要素があり、勝負しなければわからない状況の中で、 力を発揮できることが少ない。
 これは、格闘技と一緒で、相手に対して恐怖心を覚え、『戦意』を喪失したら一発でやられるのと同じだ。
 勝てる、と思えるほどの練習をこなしているはずなんだから、もっとみんな自信を持てばいいのに…。 自信が持てないって言うことは、まだ練習量が足りないのかな??(ぼそ)
平成14年2月17日(日) 天候 曇り

 西濃駅伝、経大は昨年は2チームの参加だったが、今年は1チームだけの出場となる。 一般Bの河北クラブに2名混ぜてもらっての参加となった。
 私が高校2年のとき、西部緑地の陸上競技場に集合していたとき、メンバーがいないので借り出されたことがあったが、 河北クラブとの付き合いはそのときから始まった。

もう、12年前の話だ!!(笑)
 今はBlue-T.Cを設立して、河北クラブから離れてしまったが、石川県を代表とする選手が数多く育っている点で、 その土台は今でも生きている。
 高校生の参加が少なくなっていたが、浜名湖一周駅伝と日程が重なっていたせいだろうか??

結果一覧(金沢経大は一般A、星稜高校は高校の部)
TEAM1区 7.895km2区 5.1km3区 4.3km4区 7km5区 5.2km6区 6.9km7区 6.8km総合 42.195km
金沢経大三浦 潤
21'38"(9)
竹内靖夫
16'17"(8)
石澤 繁
13'21"(6)
釜 幸生
22'17"(5)
信夫貴宏
16'45"(6)
林 太志
22'39"(6)
米田周平
22'08"(2)
2:15'05"(5)
星稜高校島田大地
22'48"(9)
喜多孝行
16'35"(5)
平井悠一
14'06"(6)
疋田 健
23'02"(7)
稲岡康治郎
17'49"(6)
池田敬一
22'59"(4)
竹中浩記
23'56"(8)
2:21'15"(5)
一般男子B
TEAM1区 5.1km2区 4.3km3区 7km4区 5.2km5区 6.9km 6区 6.8km総合 42.195km
河北クラブ松本裕一郎
17'32"(7)
小幡勝敏
14'17"(3)
蔵岡寛季
21'54"(1)
高崎正輝
19'40"(13)
鍋谷栄展
23'37"(2)
山本秀二
25'31"(12)
2:02'31"(9)
 一般Bのほうは、Aのほうの一区を省いたコースとなり、2区以降の記録が参考となる。蔵岡がBで区間賞を取得していた。 記録を集計していて思ったが、区間距離を合計すると、42.296kmとなっている。ちなみに、昨年は42.295kmだった。

この誤差って一体なに??
区間距離にも、多少なりとも疑問が残るが、真相についてはなぞに包まれている。
昨年の記録を上回ったが、順位に変動はなかった。まあ、昨年は強風に悩まされたレースだったので、 参考にはならないが…。1年の米田の改進劇が続いているな。調子がいいときにこそ、故障の落とし穴につまずかないよう、 細心の注意を払っていこう。
平成14年2月18日(月) 天候 雪

 また、風邪をひいてしまったのかもしれない。今年はなんか変だよ。身体の鍛え方が足りないのかな?? 前まではドーピングの関係で、風邪薬を一切服用していなかったが、最近は気にしないようになってきた。 って言うか、ドーピングチェックを受けるレベルの選手でもなかったので、単なる自己満足なんだけどね。(笑)
 今日は、朝練習について。毎朝、30分程度のJogを行なうとする。で、5km走ったとする。練習内容としては、 たかが5kmであるが、一ヶ月間のうち20日間継続すれば、述べ100kmとなる。更に一年で見れば1,200kmとなる。

こう考えると積み重ねは大きいよね。
 毎日継続しようとする、競技に対する意識、そして、睡眠時間確保のためにとらなければならない、 規則正しい生活のリズム、走ることとは直接関係ないことだが、間接的に作用する練習の効果が、 結果として結びついていくのだ。
平成14年2月19日(火) 天候 雪

 雪が降ったり止んだりする中、長距離はP-Jogを行なった。P-Jogは、ある程度のペースを設定した集団Jogのことなんだけど、 Free-Jogのときにこれくらいのリズムで走れればなっていつも思ってしまう。まあ、確かに体調が悪いときに、 ゆったりとしたJogを行なうことも時には必要だが、Jogの基礎ペースをあげていかないと、 だらしのない練習になってしまうことが多くなる。
 今日は、内糸が練習に来ていた。ということで、ベンチプレスの対決となった。60kgのW-UPから初めて、 とにかく1回上がればクリアということで5kgずつUP開始する。60kgのとき、腕が痛いような気がしたが、 身体があったまってくると、調子がよくなってきた。75kgまではスムーズにこなし、80kgへと。 シャフトを持ったとき、なんとなく行けそうな感じがして、勢いでやってみると、

なんと、2回揚げることができた!!
 続いて85kg(MY Best)に挑戦したが、さすがに耐えられなくなってしまったが、これで先週のリベンジを達成することができた。 85kgも時間の問題となってきたな。100kgも夢ではなくなってきたんじゃないか??(笑)
 経大の長距離が35kgから始めたので、40kgで回数の勝負となったが、俺が37回で内糸が24回と、ここでも勝ってしまった。
また挑戦待ってるぜ!!(笑)
 長距離選手がやる練習とは、ちょっと違うような気がするが、三十路を迎える前に、身体を鍛えこんでやろう!!
平成14年2月20日(水) 天候 曇り

 ちょっと速いペースで12,000mP-走を行なう。84秒のイーブンだが、まだ余裕がありそうだ。高校生は8,000mまでだったが、 これも10,000mくらいまでは大丈夫そうだった。
 最近また活動が活発になってきた中学生は、短長合同で300m×3本を2setsだったが、2セット目の3本目に、

田中正信が45秒台で快走する。
 いつのまにか身長も伸びて、今年一年が楽しみな存在となってきた。競技力が伸びてくるときって、 一気に加速するんで、このままの勢いでどんどん力をつけて、今年の吉澤に続け!!
 今週末、愛知県犬山ハーフに出場予定の米田は、調整を行なっていた。林太志も出場予定だったが、 故障気味で大事を取り出場を断念した。稲置Blue-T.Cの若手、蔵岡も一緒に申し込んであるので、 その対決が楽しみだ。米田は、ハーフ初挑戦で、未知なる力を秘めていそう。
平成14年2月21日(木) 天候 晴れ

 中レベルのポイント練習を入れた。4,000m+3,000m+2,000mで、ペースは80秒イーブンにラスト1,000mを72秒という設定だ。 リカバーは600m、400mとした。
 とてもいい練習をしていたので、十分な手ごたえを感じとることができた。+αでは200mつなぎで1,000mを竹内、 三浦が2分50秒と、追い込んでこれた。ここ最近レースが続き、更なる走り込みを徹底的にしているので、 少々疲労の色が見えてきたような気がする。
 冬季練習も後半に差し掛かって、選手たちの練習の満足度と達成度が上がるよう、 綿密に計画を立てていかなければならない。どこまでができる範囲なのか、どこまで要求しなければならないのか、 こと細かく、選手の様子を見ていかないとね。
 例年になく、みんないい練習をしているので、来春のシーズンが待ち遠しいよ。みんながその気になってくれれば、 もっと言うことなしなんだけどね。
 星稜中学生の長距離ブロックもいい練習をしていた。以前、40分のJogをした時、物足りなさを感じていたようなので、 今日は40分のJogのあと、60分までは自分で走ってもいいよ、と指示したら、

全員が60分最後まで走りきっていた!!
 この前、星稜中3年の中島が、『星稜中学校の陸上部は、どうなってしまったんですか!?』って言うくらい、 レベル(競技レベルと意識レベルの両方)が低下しつつあったが、ここ最近、中学生も意識が変わってきているので、 また、希望が持てそうだ!!
平成14年2月22日(金) 天候 晴れ

 みんな、じっくりJogをしていた。競技場の、芝スタンドの雪もなくなってきており、 久しぶりに芝生Jogの感触を楽しんでいるような気がした。
 競技場の全ての雪が消えると、卯辰山での練習が可能になるのだが、この時期、 クロスカントリーをバンバン利用して体力アップに努めたいな…。

しかし、やるべきことは他にも多くある!!
 大森先生に、長距離にハードルトレーニングを指導していただいた。ハードルを一番低い高さで8台並べて、 そこを歩きながら越えていくんだけど、かかとを浮かさないように支持足(軸足)を伸ばした状態で移動する、 5種目のレパートリーだったが、腰を高く走るためには、すごくいいトレーニングだった。
 まっすぐ立って、片足を上げたとき、あげている足の外側の付け根の筋力と、 支持している足のお尻の上のほうの筋力をいい具合に鍛え上げてくれる。 これにパワーマックスをプラスして、ひざ下の振り出しを伸ばして、更に筋持久力を高めると、 ラストの爆発的なスパートにつながるんだが。
 みんなの動きを見ていたが、釜が『北川さんのハードリングも見てみたい』と言ったので挑戦する。
 この補強に関しては、ハードルを使わないバージョンを高校2年の頃からやっているので、 鍛える筋力がある程度備わっているので、何の苦もなくスムーズにできた。
平成14年2月23日(土) 天候 晴れ

 星稜高校は、新一年生を迎えての練習となった。いよいよ、新体制としての取り組みとなるが、 自分がはじめて星稜で練習していた頃を思い出すなぁ…。
 無理しないように、できる範囲での練習となったが、上級生も含めていい緊張感で練習を行なっている。 新一年生は新鮮な気持ちで稲置の競技場に来たと思うが、今日の気持ちを忘れないで、

これからの競技生活に専念して欲しいと思う。
 練習を終えたあと、経大の米田と、稲置Blue-T.Cの蔵岡を連れて、愛知県犬山市に向かう。 米田は、ハーフ初挑戦だが、未知なる力を秘めていそう楽しみだ。
平成14年2月24日(日) 天候 晴れ

 好条件の中、犬山ハーフが開催された。野球場を発着に、二本の道路を往復するというコースで、 選手を送り出したあと、スタート、ゴール地点近くの12km地点で応援する。ちょうど、ここからきつくなるポイントで、 更にここから向かい風になるので、声をかけるにはいいところだ。
 米田が来るのが見えたが、いつものように、苦しそうな顔をしているが、 その表情のまま粘るのが彼の特徴だ。蔵岡を見逃したと思っていたら、米田から1分ほど遅れて姿が見えた。
 二人に声をかけてすぐさまゴールラインに向かった。続々と選手がゴールする中、ようやく米田の姿が見えた。

1時間08分38秒の経大記録を樹立だ!!
 順位は68位でそこそこいい感じだった。蔵岡は苦しい展開となったが、1時間09分57秒91位でゴール。
 その他、石川県では自衛隊の明円が1時間07分17秒の好記録で41位だった。彼の記録は、私のベストを上回っており、 複雑な気持ちだった。しかし、経大の学生にとっていい目標ともなるので、金沢ロードまでに、 具体的な目標を持たせて勝負させたい。
 また、チーム内の争いにも期待したい。元経大記録保持者となった石澤が、仙台ハーフで巻き返しを図ることができるかどうか、 また、チームが全員参加する予定の、金沢ロードでの直接対決ではどうなるか、 春のロードシーズンを目の前にみんなの大幅な成長が楽しみだ。
平成14年2月25日(月) 天候 晴れ

 少し所要で競技場に上がるのが遅れたが、競技場でのフリーJogを見ていると、 個人レベルの要求の低さがモロに出ていたような気がした。ほとんどの者が、 いまだFreeJogのときに、推進力に結びつかない動きをしているのだ。
 基本的に、8レーンP-Jogのペースを基本Jogとして、各自でもあれくらいの軽快なJogができればなって思っていたが、 そういうことを指示しなかったのが悪いのだろうか??

悔しいけど、基本姿勢を見直そう…。
 城西大学の合宿に参加した、津田に感想を話してもらったが、 そのときにも、基礎的Jogペースが意識の差として出ていると言うことを話してくれたのだけど…。
 本当に追い込めない理由もなんとなくわかったような気がするが、 こと細かい指導ができなかった自分自身、深く反省して、結果を残せるように基本体制を変えていきたい。
 今日も、Jog後ハードルドリルをしてもらった。前回よりスムーズにできるようになっていた。 はやく次の段階を教わりたいんだが、今やっているのをきちんとマスターしてからでも、遅くはないからね。
平成14年2月26日(火) 天候 晴れ

 最近はペース走でも、ある程度のペースに対応できるようになってきた。まあ、練習をしているから当然なんだけどね。 先週、84秒のイーブンでできたので、今回は90秒入りで2,000まで、84秒で10,000まで、ラスト2,000を80秒というペースだ。
 余裕ある設定なのに辛そうな感じだったのは、ちょっと疲れているのかな??って思ったが、

そんなこと分かりきっていることなんだよ!!
昨日の補強等の練習効果だと思うので、特に問題はないとしよう。
 練習時間の中でやらなければならないことだけピックアップすると、時間の使い方をうまくコントロールすると、 もっと効率のいい練習をできるはずだ。一日わずか2時間あまりの時間を、合理的に使っていこう。
 最近、ここへの書き込みが専門的になってきたな…。(ぼそ) なんか、新しい企画とか考えているんだが、 いいアイデアはないだろうか? なんとなく考えているのは、歴代の稲置Blue-T.Cのランキング、陸上用語辞典、 陸上哲学といったものか。
 この中で、陸上哲学のことなんだけど、スポーツ哲学なる学問を本格的に研究してみたいのだ。 最近、関連著書を読み漁っているが、どのスポーツにも当てはまること、陸上だけに該当するもの、 そして、長距離だけに該当するもの、更に、駅伝という(特殊な?)種目だけに当てはまるもの、 広い範囲にわたって、興味深い内容が多く研究されている。
 何でもハマッてしまうと、どこまでも突き進んでいく性格なので、当分の間、寝不足が続きそうだな…。
平成14年2月27日(水) 天候 晴れ

 選手とコーチの関係って信頼で結ばれないと確立しないんだな。 いつだって、わたしは自分の指導方法に関して完璧だと思えたことは一度もない。 むしろ、常に試行錯誤の連続であり、その中から理論を確立していかなければならない。
 哲学することによく似ているが、そこに行き着く場はないのだ。終着点はどこにあるのか、 それが分からないから追求するものである。しかも、理論が確立しても、そこが新たなる出発点となるのだ。
 段階を踏んで、方向性を定めなければならないことも重要だが、今は時間がない。 だからこそ、選手たちは混乱しているのだろうか??
 もう一度、お互いが理解しあえることができるように対策をとらなければならない。と言うもの、

もっと、本気になって指導して欲しい
 そういう声(不満)が大学の選手たちから出てきているのだ。
 今までも、手を抜いた指導をしてきたつもりはなかったが、素直に認めるべき点も無きにしも非ずなので、 深く反省して取り組まなければならない。
 本気になるって言うことは、コーチとして選手たちの要求に対して受け入れを高めることと同時に、 コーチから選手たちに要求することも、同時に高めるってことだから、それなりの覚悟ができているって言うことなんだよね。 過去の経大のチームのことを考えると、よくここまで成長することができたなって、逆に嬉しい気持ちのほうが強かった。
 いつも、選手たちが指導者としての自分を育ててくれる。そういう選手との関わりに感謝したい。 そして、チームを全国区にすることで、その感謝の気持ちを返していきたい。
 『強くなりたい』という選手の気持ちと、『強くしたい』と言う指導者の気持ち、共通している強い気持ちがあるので、 なんだか楽しみになってきた!!
平成14年2月28日(木) 天候 晴れ

 今日は、星稜高校卒業式の予行ということで担当する仕事があり、練習を見ることができなかった。
 在校生みんなで送別会を企画していたので、勤務後に会場(教室)に行ってみたが、 平井がいて『さっき終わりました…。』と言われ、呆然と立ち尽くしていた。(笑)
 最後のミーティングとして一言しゃべりたかったのになぁ。(ぼそ)


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