平成14年6月


1日()北信越インカレ初日
2日()北信越インカレ最終日
3日(月)リフレッシュ
4日(火)現役として
5日(水)専門書
6日(木)補強
7日(金)日本選手権初日
8日()日本選手権2日目
9日()日本選手権最終日
10日(月)意識の問題
11日(火)調子は上々だ!!
12日(水)徹底強化
13日(木)補強
14日(金)北信越高校総体初日
15日()北信越高校総体2日目
16日()北信越高校総体最終日
17日(月)ミーティング
18日(火)4年生の取り組み
19日(水)学園としての特権
20日(木)もうすでに夏!?
21日(金)市営競技場での出来事
22日()北陸実業団記録会
23日()金沢市民体育大会
24日(月)100mT.T
25日(火)苦しみ
26日(水)活気が出てきた
27日(木)400mT.T
28日(金)飲む機会
29日()先輩としてのいいお手本
30日()能登半島一周ツーリング

平成14年6月1日(土) 天候 晴れ

 今日から大学の春季のビッグイベントである北信越学生対校陸上競技選手権大会が開幕する。  条件は悪いが、同じ悪い条件の中での勝負で勝つために、これまでの練習に取り組んできたのだ。
 男子5,000mでは竹内が転倒、三浦がそれに巻き込まれて転倒するというハプニングが。

チームの仲がとってもいいことをアピールする。
 ハイレベルの800m、1年の野口が1分53秒台、男子の400mHでは、1,2,4位と上位独占する。 また、星稜大学女子の尾村が、1,500mで3位と大健闘した。
平成14年6月2日(日) 天候 晴れ

北信越インカレ、最終日を迎えて、チーム一丸となって盛り上がりを見せてくれる。 朝、釜がなんとスキンヘッドになってた…。雰囲気で相手を威圧する作戦なのかぃ??(笑)
 短大の深浦は5,000mで7位入賞、短大の初レースをまあまあは結果で飾った。
 1,500mは一年の古川がなんとか入賞、10,000mでは、釜が期待通りの快走を見せてくれ、 昨年の雪辱となる初優勝を決めた。また、最終種目の1600mリレーでは、 女子が初出場初優勝を決め、

なんとアベック優勝を飾っててくれた。
 男子は本命だったが、女子に関しては3人の一年生と、 4年生の馬場が全員の快走で最高のバトンをつなぎ、ぶっちぎりの優勝だった。
総合優勝には絡むことができなかったが、このチームと関わりを持てて良かったよ。
 帰りのマイクロバスの中から、石川の海岸線にきれいな夕日が見えた。徳光PAに到着する前に、 グリーンフラッシュ(緑閃光)という珍しい現象を目撃することができた。 私の密かなる趣味が天体観測なんだが、条件が揃わないと見ることができないこの現象を、 はじめて見ることができた。シャッターチャンスを逃したのが悔しくてならない…。
平成14年6月3日(月) 天候 晴れ

 今日から一週間星稜大学生はフリー期間とする。休養とリフレッシュを兼ねて、 日本選手権の審判、見学など、切り替えの期間として捉えて欲しい。
 その間、高校生の北信越に向けての練習を集中して見れそうだ。


平成14年6月4日(火) 天候 晴れ

 コソ錬を続けていたが、最近は一緒になって練習することも増えてきた。 親谷先生にも言われたが、現役選手として、今でしかできない指導をする必要があると。
 星稜大学の学生には、すでに練習についていけないが、少しずつ追いついていきたいと思っている。

今に待ってろ〜!!(笑)
俺が追いつくと同時に、高校生も引き連れてレベルの高いところでの合同練習を達成させたい。
平成14年6月5日(水) 天候 晴れ

 最近いろんな本を読み漁っているが、 特に陸上競技研究、トレーニングジャーナル、コーチングクリニック、 これらの専門書を理解するのは困難ながら、はまり込んでいる。Mbr> 指導者向きの本は、むしろ選手たちが読まなければならないのかもしれない。 というのも、メンタル面のことや、スポーツ障害に関する予防、対策等、 競技に対して多方面での情報が書かれているのだ。
 高校時代、あるいは学生時代に、こういう本を読んでいたら、 競技に対する取り組みも変わったかもしれない。(ぼそ)


平成14年6月6日(木) 天候 晴れ

 今日、軽くP-走を入れ、88秒〜80秒ときついながらも8,000mを走りきることができた。 しばし休憩を取って、300m×1、38秒24と少しずつではあるが、活動を開始している。
 そのあと、鬼の補強を入れる。(腹筋100-背筋100-側筋L50、R50-腕立て10)×10セット、 高校時代は鬼の補強だったが、今回は大したことがなかった。といっても、 明日の状況がよそうつかないのが怖いんだが…。
 先週、同じ補強をしても、疲労感がまったくなかったので、体幹部に関しての筋力には不安要素はない。


平成14年6月7日(金) 天候 晴れ

 今日から日本選手権が開幕した。稲置Blue-T.Cの福村が女子100m、 金沢星稜大学からは、男子400mHに高村、女子三段跳に王が出場する。 また星稜高校卒業生の荻野も400mに出場する。
 今日の競技は、高村が予選で世界の為末に次ぐ2着、

50秒28の自己ベストをマークして決勝進出!!
 福村は向かい風に苦しみ、惜しくも9番目で決勝進出ならずだった。
 過去、5回この大会に出場してきたが、 俺の数年来の計画は、この地元開催の大会まで何とか競技を頑張って、 頑張る父親の姿を、息子である誠和に見せ、競技を引退しようというものだったが、 果たすことができなかった。
平成14年6月8日(土) 天候 晴れ

 日本選手権2日目、今日は金沢星稜大学の高村が決勝へと挑んだ。 昨日、自己ベストを更新し、勢いはついている。 決勝では、予選の記録を更新できなかったが、

7位入賞を飾った。
 今日は、京産大の坂下が1,500m決勝に挑み、 俺の持つ石川県記録の更新を見届けようとゴールラインの横にいたが、 最初の100mが16秒とすでに勝負に徹する流れで、記録の期待はなくなった。
 坂下は関西インカレで3分47秒14を出しており、0.1秒まで迫られた。いつ破られてもおかしくないが、 複雑な心境だな…。(笑)
 シドニーオリンピック日本代表の星稜OBの杉林は、男子三段で2回ファールのあと、 かろうじてベスト8に残ったが、本調子に乗れず3位だった。 困難は、自分を強くしてくれる。長い目を見据えて頑張って欲しい。
 女子100mの日本記録保持者である、2年前まで金沢にいた坂上香織も、 いい走りをしていたが新井初佳に次いで2位だった。
平成14年6月9日(日) 天候 晴れ

 日本選手権も最終日を迎えた。今日は注目のレースが続いている。 稲置Blue-T.Cから、福村が200mに出場し、予選で石川県新記録をマークして難なく通過、 決勝では予選の記録を上まることができなかったが、

堂々たる7位入賞を果たした。
 この大会を審判という立場で関わったが、やっぱり選手として出場したかった。
 女子5,000mで、日本記録保持者の広山さんが最下位を走っていたが、堂々たる走りだった。 それに比べて、自分といえば、常に周りばかり気にして、負けることに怯えて、 勝負から逃げているような感じがした。
 取り組む姿勢がしっかりして、やるべきことをやっての結果を出せば、 たとえ敗北を記したとしても、変わらない応援をしてくださる多くの人がいるんだなって感じた。 自分自身の考え方がいかに小さいものであったか、思い知らされた。
平成14年6月10日(月) 天候 晴れ

 大学の部員で、日本選手権を見にこなかった選手がいた。競技に対する意識や、 トップアスリートに対する関心がないということなのだろうか?? 残念でならなかった。
指示しないと動けないうちは、何の進歩もでき得るはすがない。  今日、ちょっとしたことがあった。そのことに対して、かなり厳重に注意をした。
 すべてのことに対して言えることだが、軽はずみは行動をとることが、 重大な結果を招くことがある。大事に至ってから後悔しても遅いし、 そのときにはじめて気づいても、起こってしまったことは元に戻らない。
 もし仮に、たとえば死に関わるようなことだと、どうであろうか?? 問題を起こした当事者と、それに関わる誰かが責任を追及されることとなるのだ。 もっと立場を考えて、わきまえた行動をとらなければならない。
 理解されたかどうかはわからないが、この場で指導しておかないと、 ずっと気づかないと思った。


平成14年6月11日(火) 天候 雨

 平井、三輪の練習を一緒にさせてもらった。北信越に向けての最終調整に入っていくが、 今日は1,500mのペースを意識して1,000mを一本だけ行なう。ペースは64秒で入りの200m、 中間走の600m、ラストの200mをイメージングする。リラックスして200mを入り、 32秒の感覚で29秒で通過、そのあと400を61、600mを1分34秒、800mを2分06秒、 1,000mを2分37秒42(北川公認)でラクに来れた。 平井、三輪もほぼ同着で、 いい感じで追いきりの練習を済ますことができた。
 このあと、藤尾も1,000mスタートしたが、同じ感じで3分07秒で仕上がりは上出来だった。

昔の感覚が少しずつよみがえってきたぞ〜!!(笑)
 調整練習に関して、絶対の自信を持っているが、まだ選手をコントロールするまでに至ってない。 しかし、今回の調整練習は、今までにない仕上がりを見せ、北信越大会が楽しみでならない。 選手たちを見ながら、『自分だったらこうなのにな』っていつも思うけど、 力まないで勝負して欲しいな…。
平成14年6月12日(水) 天候 晴れ

 会議で競技場に上がるのが遅れたが、ちょうど高校生の島田の最終調整練習に間に合った。 ここに来るまで、アクシデントもあったが、3年生として最後の北信越、どうにか頑張ってもらいたい。
 強化組は、医王山の階段コースの予定で、片道12kmのコースをゆっくりJogで向かっているので、 800mブロックを半ば無理やり連れ出して、バスで現地に向けて追いかけた。
 バスと、Jogで出かけた選手たちが医王山に到着する時間が同時だった。  スタート前、スタート地点のそばにある、お寺の水飲み場にたまっている水を、 星稜大学の古川が気持ちよさそうにひしゃくでかぶっていたが、よく見ると、ボウフラ??がたくさんいるじゃないか〜!!(笑)
 先週は試しに3本走ってみたが、今回は5本を予定する。800mブロックはとりあえず3本。 中国の少林寺みたいな環境の中で、

まさに修行するような感じだ。
スタートラインに立って見上げても、ゴールラインを見ることができない。
 俺は、UPをほとんどできなかったが、苦しみながらも、5本走りきることができた。800mブロックも3本の予定を4本行なって、 意識の高さを見せてもらった。
 高校生や大学生と一緒に走っても勝てないが、もう変なプライドは捨て去ったので、 純粋な気持ちで練習に取り組むことができる。
 この練習は、耐乳酸系のトレーニングで、エルゴの乳酸系と同じような効果が出そう。 というもの、640段という階段を登っているうちに、 大腿部に確実に乳酸が溜まるが、この状態でもゴール地点が定まっているので、 歩いて登ったとしても、時間的にもかなり苦しまなければならず、 そこに練習効果があらわれる。平坦なトラックだと、ペースが落ちるだけだし、エルゴだと回転が止まってしまう。
 試みの段階だが、耐乳酸系のトレーニングとして、取り入れていきたい。
平成14年6月13日(木) 天候 晴れ

 高校生は調整練習のため、午後から練習をして明日に備えることとなった。 競技場で、深浦と45分Jogを行なった。深浦の北信越の女子5,000mの順位が7位と報告したけど、ほんとは6位でした…。 即刻修正しておきましたよ。ついでに正式記録は、20分09秒83の星短新記録(推定)でした。
 死ぬまでに9分台、目指して頑張ろう!!


平成14年6月14日(金) 天候 雨

 北信越高校総体初日、中長は1,500mの予選が開始する。 三輪、平井ともまだまだ本来持っている力を発揮していない。 なにかいいきっかけを掴むことができればいいんだけど。
 地元開催のこの大会であるが、チームとしての選手に対する応援体制がなかなか取れない。 これも競技力を反映しているように思えるが、なんか寂しいな…。


平成14年6月15日(土) 天候 晴れ

 今日、やっとインターハイ選手が決定した。400mH決勝で、塩谷が55秒19でなんとか6位に食い込んだ。 女子マイルリレーは、山元、北川、中島、河原のオーダーで全員がベストの走りを見せて準決勝へと進出する。 男子マイルは、石川、塩谷、浅森、若山のオーダーで予選5組3着+1の4番目を走っており、 万事休すというところで、前にいた足羽高校がバトンを落とし、たなボタで準決勝進出した。

これで、明日への希望が生まれた!!
 今日、3,000m障害の優勝候補の末上が予選で3歩ほど、トラックの内部を走ったということで失格になったが、 救済措置で、決勝を走らせることができなかったのだろうか…。
 インターハイを目指してここまで頑張ってきたはずなのに、こういった面での教育的配慮は大事なことだと思ったが…。
 夜、北信越ブロックの長距離の指導者の先生方が集まって、懇親会が開催された。 いろんな先生の話を聞けて、大変参考になり勉強になった。
平成14年6月16日(日) 天候 晴れ

 今日のレース、最初は男女1,600mRの準決勝があった。女子のほうは惜しいところまで行ったよ。 岩崎が故障したのは、正直厳しかったが、1,2年生で組んだチームなので、今後のチームとしてある程度は期待できそう。
 本当なら、荻野のような力のあった先輩のおかげで、 インターハイに連れて行ってもらった今の3年生に頑張るべきだと思っていたが、 秋の新人や来年のチームを考えると、いい経験ができた。
 女子3,000m競走では、藤尾が10分36秒14の力走を見せる。
 男子5,000mでは島田が途中棄権してしまった。星稜高校はみんなで島田に集団応援をしていたが、 島田が棄権したあと、尾山台の選手たちに集団応援をしていた。

その行動に対して、まったく理解できなかった。
 友達として、個人的に応援する分には何も言わないが、 星稜陸上競技部がチームをあげて尾山台に対して集団応援するなんて、 それはちょっと違うんじゃないかって思った。
 これから駅伝で勝負しなければならない、ライバルチームであるはずなのに、 これでは完全に相手のレベルが上だって言うことを認めきっている…。
 チームがこんなじゃ、個人的にいい素材があっても、どんな練習をしても、チームとして勝てないなぁ…。
 おそらく、星稜のユニフォームに対しても、そういうプライドを持っていないんじゃないかなって思ってしまったよ。
 まあ、いいように考えると、それだけ純粋な気持ちなのかも知れないが、シビアな勝負の世界で、 戦い抜かなければならないということをしっかり受け止めなければならない。  七尾、七尾工業、七尾商業の3校とか、飯田、珠洲実業が合同で応援していることは素晴らしいことだと思うが、 少なからず、秋には駅伝で勝負しなければならないチームなんだから…。
 しかし、尾山台の樋本は14分43秒台で2位の快走を見せる。このことが、自分たちもやれるという励みになればいいんだが…。
 大学の北信越IC、高校の北信越総体を終えて、結果が出なかったことに対して俺自身、 もう一度考えを改めないといけないのかもしれない。反省するならサルでもできるが、 魂を込めるためにも、頭を丸めてきた。
平成14年6月17日(月) 天候 晴れ

 高校生は北信越を終えて、本格的な基礎体力トレーニングに入っていく。その前に、 今日は、星稜の男子長距離部員にミーティングを行なった。 昨日の事も含めて、今のチームが、全国高校駅伝に出場するためにはどうあるべきか、 もう一度原点に立って見直さなければならない。
 星稜高校の指導者として、そして星稜陸上競技部の先輩としての立場で話をした。

今、この場で話をしておかないと、本当にこのチームがダメになる。
手遅れになる前に、言いたいことを全てぶつけて話をして良かったと思っている。今日を機にチームがどこまで変われるか、 ある意味楽しみだ。
平成14年6月18日(火) 天候 晴れ

 コントロール走を行なう。400m+200mを72秒-63秒で、大学生は25本、高校生は20本。 600m換算すると2分15秒で、400mあたり90秒ペースとなり、そう思えばたいした設定ではないはず。

しかし、かなり苦しんでいた。
 慣れれば大したことないんだろうけど、ワンパターン化してる練習計画の改革に伴う弊害が出てしまったのかな??
 今日は星稜同窓会の会合があったので、練習が終わりきらないうちに競技場を後にした…。
 会合を終えて家に帰ろうとすると、競技場の照明がついていたのが見えた。誰が消し忘れたんだろうと、競技場に行くと、 就職活動中の竹内と釜がしっかりと練習していた。誰も見ていないところでのこういった真剣な取り組みは、 必ず結果として出ると信じている。
平成14年6月19日(水) 天候 晴れ

 卯辰山で60分のフリーJogとして、長距離部員みんなでバスに乗って卯辰山に出向く。 中学生4人と一緒に楽しくJogを行なったが、卯辰山につながる山道に行ったり、楽しく練習することができた。 中学生にとって、60分Jogは大変だったろうけど、競技場内をぐるぐる回るより、 こんな環境の中で、時間を考えないでゆったり走ると、なぜか時間を忘れてしまう…。
 Jogの後、約400mのコースで中学、高校、大学の男女を合わせてエンドレスリレー2本を行なう。 (1走の中学生は一本)

各チームとも、激戦となり盛り上がりを見せたっ!!
 一巡目の最下位のチームの好きな区間に私が助っ人として入ることにして、梅木の区間を走ったが、 猛追も届かず最下位に終わった。釜が平井の追撃から逃げ切り、定番となったガッツポーズでゴールする!!
記録一覧

一本目二本目
宮崎小百合(中2女)109"1
三輪真之(高1男)86"987"1
前田孝一郎(大1男)84"782"4
田中正信(中3男)96"395"4
竹中浩記(高3男)89"889"7
道越由佳(高2女)104"9101"4
釜幸生(大4男)89"983"9
1位 21'01"7

一本目二本目
中村尚樹(中2男)101"8
林太志(大4男)88"686"9
山下由美(高3女)113"9113"2
稲岡康治郎(高3男)85"586"2
藤尾千春(高3女)96"299"9
三浦潤(大4男)80"185"7
平井悠一(高2男)83"083"1
2位 20'04"2

一本目二本目
岡田亜梨沙(中1女)117"5
古川雅樹(大1男)80"386"0
喜多孝行(高2男)90"387"4
尾村裕子(大1女)108"4110"9
池田敬一(高2男)83"788"9
梅木理恵(高1女)107"7*76"2
松本裕一郎(大3男)90"695"8
3位 20'24"3
 中学生から大学生までが入り乱れて、理想的な練習体型を作っている。 稲置学園の一貫教育の体制が、陸上部の中に根付いているのは、ある意味特権なのかもしれないよな…。
 Blue-TrackClubも、陸上競技を通じて地域社会と密着型のもう少し幅広い活動をしたいんだけどな…。 というのは、欧米では、中学生や高校生は学校には部活動がなく、 スポーツ活動に関しては、地域にあるクラブチームに所属して、 同じコーチから長期計画に基づいて一貫した指導を受けており、 コーチ、トレーナーが職業として存在しているのだ。
 まぁそこまでの組織作りは難しいとしても、Blue-T.CのNPO法人(非営利組織)としての設立を具体化させたい。
平成14年6月20日(木) 天候 晴れ

 競技場の芝生も青々と生い茂ってきた。梅雨入り宣言をしたが、ありがたいことにあまり雨が降らない。 もう完全に夏になってしまったんだなって感じだよ。
 8レーンでP-Jogを行なって、軽めに練習を終えた。挨拶を終えたあと、平井と一緒にスーパー腕立て50回10セットしたが、 久々に充実した感じを得ることができた。

とにかくPOWERをつけないと!!
 短大の深浦が、インカレを終えてから最近いいJogをしている。 もっと自分の走りに自信を持てばいいんだよ。『自分は強いんだっ』て自分自身で勘違いするくらいね。 高校2年生のときに、駅伝の4区の区間新記録を打ち出したあの走りを見てみたいな。(ぼそ)
平成14年6月21日(金) 天候 晴れ

 軽いペース走で明日、あさってのレースに備えさせる。高校生と釜は2日連続となるが、 レースにおいてこういう状況も大事なことだと、理解して欲しい。
 バイクに乗って市営グラウンドに行って来た。 前に借りていた全自動フラッシュ式スタートピストルを借りていたが、 明日からの市民体育大会前に返しに行ったのだ。これって、購入すると75,000円もするんだよな…。
 管理人の石田さんはお怒りの様子で、

『もうお前には、二度と貸さないからなっ』
あきれ返って一言…。そんなことおっしゃらずに、今後ともよろしくお願いします。(笑) 反省して頭を丸めてきましたんで…。
平成14年6月22日(土) 天候 晴れ

 今日から明日にかけて、学園の施設内で北陸三県私立短大体育大会が開催される。 星稜高校の会場係担当の仕事があたっているので、今日の北陸実業団記録会に出向くことができなかった。
 バスケットボールの公式試合をはじめて見たが、長距離以上にすごい運動量に見えた。 こういう練習もたまに長距離に必要なのかもしれないよな。
 小田原で開催されている、第13回日本学生種目別陸上競技選手権に出場している選手の結果も入ってきた。 池田千明が200mで2位、高村が400mHで4位、王が三段跳で4位ということだった。 詳しい結果を知りたいんだけど、日本学連のHPが封鎖されているんだよな…。


平成14年6月23日(日) 天候 晴れ

 今日も、体育大会の仕事のため、市民体育大会には行くことができなかった。 陸上競技の大会運営は慣れているが、こういう球技大会の運営は初めてなので、 新鮮さがあった。
 高校の陸上部員は2日連続のレースだったけど、ここ最近の基礎体力トレーニングが功をなしたのか、 大きくへたり込むこともない。まだまだ、徹底的に基礎を固め、夏に大きく強化して秋に勝負しなければならないのだ。

 これもレベルの高いいい練習としてはよかった。
 努力は必ず実る。頑張れば必ず結果は出るものだ。すぐに結果は出なくとも、粘り強く耐えるのみ。 諦めた途端、全てのチャンスを失ってしまうんだ。
平成14年6月24日(月) 天候 曇り

 今日は大学生は60分のフリーJogを行なった後、100mをスタンディングでタイムを取ってみる。 一本目に古川がスタートしたが、確認せずに走り出してしまい、記録は取れなかった。

『あああっ、一生懸命走ったのにっ…。(涙)』
と古川は目に涙を浮かべて嘆いていた。(実話) すまん、俺のせいだ…。
 次々と走り出すが、情けないことに13秒を切れるものがいない…。(苦笑) 釜はなんと14秒かかっていたよ。
 古川は2回目を俺と一緒に走りたいと言ってきたので、30分後にUPしてから、走ることにした。 釜もリベンジとして参戦、第2レース3人の争いとなった。フライング気味で俺が出てしまったのか、 古川が出遅れたのか、最初についた差が狭まりも広がりもせず、11秒96(田辺公認)でゴール、 続いて古川が12秒13(鈴木マネージャー公認)で入った。釜は13秒45(同)。
 基礎体力というか、筋力、筋持久力が不足しているのはよくわかってたが、 まあ今日の練習で、全員が課題を見つけたことだろうと思う。 今週中に、もう一度今度は400mT.Tをする予定なんで楽しみだな。
 『稲置Blue-TrackClub』というチームの名称改正がささやかれている。 大学が金沢星稜大学と校名変更になったのをきっかけに、 『星稜Blue-TrackClub』が案として出ているんだけどね。
平成14年6月25日(火) 天候 曇り

 大学生は、少しレベルの高い10マイルP-走を行なった。90秒入りで2,000mごとに2秒ずつUPして、 最後は76秒まで上がる設定だった。故障上がりの石澤が12000mまで粘り、復調をアピールする。
 1年の古川と釜が最後まで争っていたが、設定以上のいい感じであがっていた。林太志は少々スランプ気味…。 しかしだな、こういうことを克服することが、

陸上競技そのものなんだよ。
 記録を出す苦しみ、記録が出ない苦しみ、走る苦しみ、走ることができない苦しみ、 苦しんでいるときには、その逆の苦しみに気付くことなんてなかなかないんだよ。
 だけど、それが記録が出る喜び、走ることができる喜びを感じたとき、 陸上競技のすばらしさを、改めて実感するんだな。
 1年に勢いがあると、チームに活力が生まれる。夏の合宿が今からすでに楽しみだ。 もう一人の1年の前田も、素材的にはいいものがあるので、 将来的なチームの軸となっていけばいいんだけどな。
平成14年6月26日(水) 天候 曇り

 大学、高校と分かれて、それぞれがポイント練習を入れる。 大学生は2,000m×3で76秒イーブン、ラスト400mをMAXとする。  竹内がラスト60秒を切るいい走りをして、勢いある古川に先輩としての意地を見せていた。

チーム内の切磋琢磨は、チーム力をUPする。
 故障者等も含めて、夏のシーズンに向けて、個人的な目標を掲げ、チームの方向性を明確にしていこう!!
 高校生の練習も、今までにないいい練習をしていたように思える。 ようやく練習の中にも魂がこもってきた感じがして、
かなりの手ごたえを感じたぞ、おぃ!!(喜)
 これを継続させなければならないが、時期を追いながら段階を経て長期計画を立て、秋には勝負させたい。
 来週から期末試験が始まり、この週も大変だとは思うが、テスト期間中は調整練習できる、いい時期として、 第3回の稲置記録会で一度勝負させてみたい。
平成14年6月27日(木) 天候 曇り

 FreeJogをした後、高校、大学、女子と400mT.Tを行なった。 なんか、集中し切れなかったが、楽しく走ることができてよかった。 リラックスした入りができなかったという課題も残ったが、

気分爽快だった!!
 来年はもしかしたら、Blue-T.Cからマイルリレーに出場できるかもしれない。 高校時代から憧れていたこの種目だけど、自分には縁がないと思っていた。 が、今年星稜大学を卒業するメンバーが何人か残って競技を続けてくれるので、 こういうチャンスが巡ってきたのだ。

第1レース(高校男子)
氏名所属学年記録
三輪真之星稜高校156秒85
池田敬一星稜高校257秒91
稲岡康治郎星稜高校358秒13
喜多孝行星稜高校259秒62
田村隆司星稜高校161秒34
疋田 健星稜高校262秒45
吉澤真太郎星稜高校164秒59
第2レース(大学男子+α)
氏名所属学年記録
北川 潔稲置B.T.C???51秒75
古川雅樹星稜大学152秒62
三浦 潤星稜大学455秒87
竹内靖夫星稜大学456秒76
林 太志星稜大学457秒86
松本裕一郎星稜大学358秒70
釜 幸生星稜大学460秒99
第3レース(女子)
氏名所属学年記録
尾村裕子星稜大学169秒64
道越由佳星稜高校271秒70

第4レース(前田only)
氏名所属学年記録
前田孝一郎星稜大学160秒61


平成14年6月28日(金) 天候 晴れ

 昨日走ったダメージはさほど残っていない。18:00から飲み会があるので、 最後まで練習を見ることができなかった。
 このシーズンになると、何かとアルコールを飲む機会が増えてくるんだよな。 せっかくいい練習をしても、お酒飲んじゃうと一緒のような気がするんだけどね…。(笑)


平成14年6月29日(土) 天候 晴れ

 大学生はポイント練習を入れるが、釜以外、調子悪くていい練習をすることができなかった。 今週は、フリーJogの中にもT.Tがあったりして、多少なりとも疲れがあるのかもしれない。
 釜はどんどん強くなっているような気がする。4年生は就職活動とか、 いろいろ大変な中での競技生活を送らなければならないが、 そういう状況でも頑張れることを、

高く評価してあげたい。
 そういう4年生の姿を、後輩たちはよく見ているので、 いい先輩としてのお手本となっているような気がする。

平成14年6月30日(日) 天候 曇り

 今日は、県陸上の審判があったが、休みをとって星稜大学の古川とバイクに乗って能登半島一周のツーリングに出かける。
 順路は、金沢、押水、氷見、七尾、能登島、中島、穴水、宇出津、飯田、狼煙、真浦、輪島、門前、富来、千里浜、高松、 内灘、金沢で、総走行距離379kmのロングツーリングだった。
 途中、穴水の米田宅で、豪華な昼食をご馳走になった。また、真浦の酒谷宅前でも一時休憩をとり、 しばしの一時を過ごした。

皆さんに良くして頂いてありがとうございました。
 途中、雨が降ってきたが、俺が持っている『晴れ男パワー』でなんとか持ちこたえ、最悪の危機を逃れた。
 千里浜ではメットを脱いで風を感じながら海岸線をひた走った。そのあと、蔵岡を呼んで高松で食事をとり、 内灘の実家でサッカー観戦をしてから金沢に帰った。
 楽しい時間はすぐに過ぎ去っていくものだが、だからこそ時間の大切さが実感すると思う。今日はいい一日だった。
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