平成14年8月
1日(木)体力測定 2日(金)雨上がり 3日(土)ダイブ 4日(日)星稜陸上部の伝統 5日(月)暑い日が続くが 6日(火)合宿へ 7日(水)大山合宿 8日(木)心構え 9日(金)魂 10日(土)環境整備 |
11日(日)まず自分自身が 12日(月)合宿終了 13日(火)お盆 14日(水)久々の練習 15日(木)強化の一環として 16日(金)あくまでも 17日(土)池田千明、県新!! 18日(日)伝統復活の兆し 19日(月)山形合宿 20日(火)練習の効果 |
21日(水)課題 22日(木)観光 23日(金)合宿終了 24日(土)1,000mT.T 25日(日)秋の気配 26日(月)芝生 27日(火)竹内キャプテン 28日(水)残暑 29日(木)何がなんでも 30日(金)秋のシーズン 31日(土)北陸選手権 |
夏真っ盛りの8月に突入してしまいましたね。昨日、今日と星稜長距離ブロックは2手に分かれて、
社会保険病院で体力測定を行なう。
今日は、竹中が風邪で欠席したので、代理として私の測定もしていただくことになった。
エルゴメータを漕ぎ、負荷値がだんだん上がっていく中で、回転数を60〜70(RPM)に保ち、呼気の中の酸素濃度、
二酸化炭素濃度を検出して、データをとるといったもの。どの負荷値で有酸素運動から無酸素運動へ切り替わるのか、
また無酸素運動の中で、乳酸が溜まりきった時点で、AT運動に切り替わってどれだけ粘れるのか、
そういったことを数値で見取ることができるのだ。
他人事のように、高校生の選手たちの測定を見ていて、声をかけたりしてたが、
自分が測定するとなると、異常にきつく、つらく感じた。15分台レベルの選手だと、
測定開始してから10分ほどで、無酸素運動に切り替わり、オールアウトまで17〜18分くらいだったので、
時間的な目標を持って測定に挑む。
時間との戦いとなり、なんとか17分まで粘ったが、
私の場合8分30秒くらいで、すでに無酸素運動に切り替わっていたようで、測定が終了したとき、測定員の先生から、
今日の測定結果(確定分)
肺活量 5250cc
握力 右59kg 左55kg
垂直跳び 61cm
午前中に大雨が降ってきたので、中学生の練習を変更する。ところが、頃合を見計らって競技場に上がると、
雨はほとんど上がっており、競技場の芝生にとっての恵みの雨となっていた。
大学生は朝練習よりちょっと遅い時間に距離走に出かける。
練習時間に工夫をしたいところだが、なかなかそういうわけにもいかないよなぁ…。
午後から手取川の上流に出かけ、高さ約15mくらいの岩壁から川への飛び込みを行なった。
レクレーションも兼ねて、度胸をつけるという名目で飛び込ませたが、
最初に私が躊躇せずに飛び込んだので、戸惑いながら次々と飛び込んだ。
女子部員の深浦、尾村の二人も、意外と楽しみながら飛んでいた。
一番度胸がないように見えたのは、林太志だった…。
今日はゆっくりと休日を楽しんだ。新聞を見ると、全国高校総体では、星稜の塩谷が55秒28で予選通過ならずとあった。
今年、星稜から、ただひとりでの参加となったのだが、国体までになんとか入賞ラインまで頑張ってほしいと思う。
星稜高校陸上競技部には、全国レベルで戦ってきた歴史と伝統があり、現役選手たちの中には、
それを守らなければならないというプレッシャーなんかが、
ひょっとしたらあるのかも知れない。
俺は長距離ブロックだけのコーチとして、駅伝を目標に取り組んではいるんだけど、
星稜高校陸上競技部チーム全体とコーチとして、もっと関わりを深めなければならないのかもしれない。
短距離ブロックの練習体制は、今も昔も、大森先生のメニューに従って活動しているが、
本当に強かった時期と今とでは、
午後練習では高校生が550mコースのB-UP-Jogを男子は25周、女子が20周行なう。
今日も暑い中での練習であったが、意識を高く持って練習している様子が見受けられた。
帰ろうと思って準備をしていたが、星稜大学の釜がゆっくりJogをしていたので、
話しているうちに、いつの間にか一緒にJogとなってしまった。4年生としての考えや、
これからのチームのことを話しながら、
午前練習の時間帯に競技場に上がり、星稜大学の長距離が車山合宿に出かけるのを見送った。
高校生は、明日から大山合宿、本格的な強化の多忙期となってきた。
大学生の練習計画を立てたが、今回もトレーナーの薮本に手伝ってもらい、
臨機応変に対応してもらうことにした。
少し余裕がありそうな計画だったが、
合宿終了日の翌日に、石川県体が予定されているので、最後の追い込みとしてはいい感じで仕上がりそうだ。
県体に出場しない組は、3000mT.Tの予定で、両者とも指導者としての俺が見ていない分、
そんな走りをするのかが楽しみだ。
今日から鳥取県大山で、強化合宿が開催される。2年ぶりの参加となったが、男子11名、女子2名の参加となる。 今日の練習は、草原グラウンドにて、男子は12,000mJog、女子は10,000mJogとなる。合宿初日ともあり、 ある程度の緊張感を持って練習していた。
この大山に来る前に、ある程度の心構えを持ってから合宿に臨むように、という話をミーティングで行なった。
3年生は経験者なので、ある程度分かっているが、1,2年生にとっては不安要素がどうしても生じている。
甘えを認める合宿ではないので、厳しさを要求しなければならない。
まだ2日を終えた段階だが、走りこめているよな。いかに余裕を持って後半につなげるかがポイントだけど。
一日の流れがようやく分かってきたと同時に疲労感も見えてきた。ある程度の魂のこもった練習をしているので、
なんとか乗り切ってほしい。
女子のほうは、西脇工業と星稜の二校しかいないのだが、その分いい勉強ができそうだ。
今日までに、100%練習を消化しているのが6名いる。練習内容だけを見ると、決してできない練習でないはずなんだけど、
普段の生活に甘えている選手は、この生活に耐えることができないようだ。
この生活を、合宿だけになってしまうと、合宿の本当の意義が損なわれてしまうが、
どれだけ高い意識でこの生活を継続できるか、そこをしっかり見て行かなければならない。
今日までに、練習消化率100%は、島田、平井、喜多、疋田、三輪の5名だ。秋には大幅にレベルアップすることが期待される。
選手たちが勉強していると同時に、私自身、指導者として色んなことを学ばせていただいている。
選手たちに言い聞かせることを、まず自分自身にしっかり言い聞かせて、そこから動いていかなければならない。
大山合宿も今日で最終日となった。朝練習時に大雨が降っていたので、最後の練習は補強となったが、
腕振り1,000回×10セット、腕立て伏せ、等補強だけで80分もの時間を費やしていた。
この補強だけでも、故障者にとっては革命的な刺激を受けたことだと思うし、いい勉強にもなった。
公団員:『ボクぅ、危ないからバスに乗ってなさい!! それから先生呼んで来てよ!!』
私:『あ、一応私が運転していたんですけど…。』
公団員:『し、失礼しました…。』
タイヤの業者が到着して処理してもらうが、その間に親谷先生に迎えに来ていただいて、
選手たちは帰っていった。
ツイていないな…って思ったが、重大な事故に至らなかっただけ、十分にツイているのかなって思うことにした。
大事な選手たちを乗せて、長距離の移動をすることが多いが、その都度、状況をわきまえて運転しなければならないと、
再認識させられた出来事だった。
今日からお盆へと入っていくが、大学生はFree期間、高校生は午後練習なので、午前中はゆっくりと過すことができる。
星稜高校生、8レーンを使って60分のJog を行なう。久々に一緒に走らせてもらったが、ついていくのがやっと…。 200mのスプリントを入れても、28秒かかっており、
今週末に国体予選があるが、今回は特に調整練習をするつもりはないので、強化の一環としての出場を考えている。 合宿での緊張感を維持しながら、気持ち的に余裕を持って練習しているように見える。
高校生たちは、明日の1,500m、800mを刺激として捉えて国体予選に臨むことにした。 ここでBestを出すことに越したことはないが、結果を出さなければならない場面で、 結果を出すための、あくまでもの通過点として考えているので、 冷静にレースを見ることができそうだ。
国体予選初日、金沢星稜大学の池田千明が、100mで10秒40(+1.3)の石川県新を樹立する。 稲置学園関係がよく頑張っており、自分にとっても大きな刺激となった。
高校の長距離ブロック勢、合宿、練習の効果が結果として出ている。後半の落ち込みも少なくなっており、 この秋には大変身す手ごたえを感じた!! また、短距離も、決勝ラウンドでは黄色のユニフォームが目立っており、
今日から、高校、短大、大学と山形の蔵王で合宿が開始される。早朝に金沢を出発して8時間の行程を踏んで、
山形を目指した。
今回のスローガンは、『我慢』することで、この夏を締めくくる重要な合宿として捉えさせることに。
星稜OBの薮本にトレーナーを協力してもらったり、経大OBの京谷に車両を手配してもらったり、
いろんな人たちの快いサポートのお陰で、
朝練習で、クロカンコースで距離を踏み、余裕を持って午後錬に備えることができる。
午後練習では、坊平のトラックを使って、ポイント練習をいれる。
まだまだ合宿も始まったばかりともあって、元気いっぱいに練習している。目的意識を明確にすること、
練習の意図をしっかり伝えること、そしてやってることに納得させること、それだけでも練習の効果は大きく違ってくる。
午後から、高校生は東海大山形高校との合同練習に入る。12,000mのP-走で88〜80秒のB-UPだった。
いい緊張感を持って練習することができ、当初掲げた課題どおりよく我慢していたと思う。
大学生は、各自のペースで3kmクロカンを6周、ペースアップJogする。アップとダウンで1周ずつ走ったので、
24kmもの距離を踏むことができた。
合宿も終盤に差し掛かってきた。午前中に坊平でスピード系の練習を入れた後、午後から観光に行って来る。
蔵王の刈田岳、通称『お釜』という火山湖なのだが、バスを走らせて目的地に向かっているときは、
濃霧の中に突入したので、今日は景色を楽しむことはできないな…、と諦めていたが、駐車場に近づくに連れて、
晴れ渡り、いつの間にか霧がかかっているエリアを通過してしまっていた。
リフトに乗って展望台に行くと、そこにはいままで見たことのないような、
朝練習で、クロカンJogをしてから、金沢までの帰路に着く。
この合宿が最後となった4年生は充実した顔をしていた。仕上がり的には、
十分走り込みもでき、今年も戦える手ごたえを感じている。
合宿明けの今日、高校生は60分Jogと1,000mを一本入れる。1,000mは一緒に走らせてもらったが、
なんと2分38秒45(鈴木真実公認)で走ることができた。
今日はゆっくりと休養をとった。湯湧温泉の近くの浅野川温泉湯楽に行って、
温泉につかり、合宿の疲れ(と言うより昨日の1,000mの疲れ)を癒していた。
ちょうど、北海道マラソンがテレビ放映されており、日大で活躍していた旭化成の山本祐樹は2位と復活していた。
YKKの丸山もいい位置につけて6位と大健闘する。
夜には世界水泳をテレビ観戦し、山梨学院大の荻原智子を応援していた。種目は違っても、
母校からこうやって活躍してくれることは嬉しいことだ。
金沢星稜大学からも、オリンピック選手や日本を代表とする選手が生まれればな…。
久々の出勤となり、多忙な時間をあっという間に過した。9月のシーズンに入ると、もっと忙しくなりそうなんだけどね。
駅伝に向けて取り組んでいかなければ。
ところで、競技場の芝生が枯れかかっている…。先週だったか、一時的に冷え込んだことが影響しているのだろうか??
『芸能人は歯が命』というCMがあったけど、
学生からの要望で、大町10マイルに向けて、練習計画を立てなければならない。
疲労状態や精神状態などの総合的な体調、そしてグラウンドコンディションなどを考慮して、
選手全員が、試合当日に最高のパフォーマンス状態を作り上げるように導いていかなければならない。
だけど、これまでのように、何から何まで指示するつもりは毛頭ないので、
自分たちでいい状態に持って行くために、ある程度の自主性を持たせたい。去年のキャプテンの徳和がしっかりしていたので、
その背中を見て受け継いだ竹内が、ある意味それ以上のチームを作り上げる努力をしてくれているので、
秋の気配を感じるものの、残暑が厳しいよね。
朝、夕はかなりいい状態となっているけど、日中の練習はまだまだ厳しそうだ。
朝練と午後練の時間帯に2部練習しているが、選手たちのことを考えてのことと同時に、
高校生は、軽くポイント的な練習を入れた。強化していく上で、ある程度の段階が必要だが、
日々の成長度は著しいものがあり、次の段階に持っていくための下準備が完了したように思える。
レースや記録会でベスト記録を更新する頻度が高まってきたので、プレッシャーの感じる大事な試合でもベストを更新し、
なお且つ勝負を制するまでのしたたかさを作り上げて行きたい。
高校生は、勝負の場において、相手が誰であろうとも、
明日から北陸選手権が始まる。大学長距離は出場しないが、高校生の有資格者は、
一般の選手たちを相手にどれだけのことができるのか、確認の意味での出場となる。
短距離ブロックにとっては、夏の練習の成果を秋のトラックシーズンにつなげていく重要な試合としての位置付けがある。
今日はJog程度で練習を終えたが、調整していない、明日からのレースが楽しみ。
北陸選手権、気温が34℃という酷暑のなかで開催された。
今日は審判が少なく、女子円盤、男子やり投、女子やり投と朝から休みなしで光波計測にあたっていた。
星稜大学の短距離ブロックがよく頑張っている。高村、池田の4年生コンビが、
全日本インカレ前にいい仕上がりを見せているようだ。池田に関しては、20秒台を目指していたようで、
大会新記録ながら満足していない様子。高村は、元日本記録保持者でオリンピック選手である大森先生のライバル、
吉田良一さんの大会記録を更新した。
また、高校男子長距離も悪条件の中で粘りのある走りを見せ、かなりの手ごたえを感じている。
どこまで本気になるか、どこまで勝つ気になれるか、今後の指導にかかってくる。
女子400mH 6位 山元茉莉(星稜高校) 71秒51
女子400mR 2位 稲置Blue-T.C(山村、松山、北本、福村) 49秒08