平成14年12月


1日()石川県クロカン
2日(月)失格…。
3日(火)弱気から元気へと
4日(水)ただの人
5日(木)完全復旧
6日(金)復旧作業その2
7日()タスキの由来
8日()京都記録会
9日(月)練習
10日(火)
11日(水)感謝の気持ち
12日(木)抜歯…。(涙)
13日(金)記録会を断念
14日()タスキの由来
15日()びわ湖クロカン
16日(月)競技に対する姿勢
17日(火)校内駅伝1年
18日(水)校内駅伝2年
19日(木)30km走、第二弾
20日(金)FreeJog
21日()タスキの由来
22日()全国高校駅伝
23日(月)競技に対する姿勢
24日(火)負け犬の遠吠え(笑)
25日(水)石川県強化合宿
26日(木)気になる〜!!
27日(金)原因は自分自身!?
28日()星稜合宿合流
29日()砂浜Jog
30日(月)大学走り納め
31日(火)高校練習納め

平成14年12月1日(日) 天候 晴れ

 辰口の物見山競技場で、石川県クロスカントリー選手権が開催される。 男子選手権の部8kmで、喜多が26分55秒で4位、中小田が27分14秒で5位、池田が27分19秒で6位と検討する。 男子19歳未満5kmでは、吉澤が17分30秒で2位、竹中が17分55秒で3位、女子一般3kmでは、道越が11分24秒で優勝、 梅木が13分13秒で4位、

出場者全員が入賞を果たした。
 道越の記録も決して悪くなく、1分オーバーと考えてみても、フラットレースでは10分30秒を目指せるレベルまで上がっている。 あとは、どこまでその気になれるかだよね。この冬季を利用して意識の改革をして行こうよ。

 レースを終えて、福岡国際マラソンをマイクロバスの中でテレビ観戦しながら、帰路につく。 山梨学院大学時代の後輩の尾形剛が快走している。エチオピアのアベラと競り合いを見せ、惜しくも2秒差での2位となったが、 2時間09分15秒という好記録を樹立。  シドニーオリンピック、世界選手権と制覇しているアベラと互角の戦いは見ごたえがあり、 アテネオリンピックに対する期待も出てきた。2時間10分を切って日本人トップ、ということで、 来年の世界選手権代表は当確となった。同じ年代の後輩がこうやって頑張っているのを見せられると、

こっちも俄然気合が入ってくる。

 バスの中で、金沢市内を通過するときに、うちの高校の部員が女の子と二人乗りしているのを見つけた。 北信越まで駅伝選手で、冬季に入ると同時に短距離へと転向していった選手なんだが、 先日の河北潟駅伝では応援にも来てくれなかったし、今回もサポートに来ることもなく、 女の子と遊んでいる姿を見ると、もう残念な気持ちで一杯だ。
 指輪はめたり、ガムを噛みながら競技場にいる姿に疑問を感じていたが、 それで結果が出せるんだったら、お好きにどうぞって感じです。

仮に、俺がライバルだったら、絶対に負けない自信だってあるし。
 今考えると、試合で結果が出ない甘さ(弱さ)の原因はこういうところにあるんだろうなって明確にわかるし…。 ここ最近、一般の高校生の間では、靴のかかとを踏んだり、ズボンを下げたり、 なんか『だらしないこと』がかっこいいという変な風潮があるが、 そんなんじゃダメなんだと、方向を修正してやるのも指導者なのかもしれないけどね。
 まぁ、俺の指導を否定されたっていうことであれば、それ以上何も言う必要はないかもね。 それに、今こんな状態で何を言っても押し付けとしか捉えないだろうし。
 俺自身も考えを改めなければならない部分も間違いなくあるんだろうけど、 競技はこっちから強制的にさせるものでもないし、自発的な意志を持って取り組むものだと思っている。  しかし、俺は決して、諦めて開き直っているのではないんだな。いつか、気づいてくれればいいな…。また一緒に練習したいよ。 正直、駅伝にも協力してほしいし。
平成14年12月2日(月) 天候 曇り

 体調を壊してしまった。今日は休養をとらせてもらう。

指導者失格だね…。(ぼそ)
まぁ、鍛え方がまだまだ足りないということなんだろうけど、これからのシーズンに向けて、 自分自身を見直すいいきっかけとなったよ…ホント…。
平成14年12月3日(火) 天候 曇り

 『気』が弱くなっている…。目に見えずとも感じ取ることができる『気』だが、 まず『元気』になることから取り戻していこう、気を元の状態に戻すことが『元気』ということなんだからね。
 


平成14年12月4日(水) 天候 曇り

 今日締め切りの石川県耐寒継走(元旦駅伝)だが、稲置学園職員チームから出場することになった。 それもひとつの目標として、少ずつ練習を開始だな。
 だんだんと市民ランナー化している…。いや、市民ランナーでも、 競技者に近い恐ろしいほどのレベルで取り組んでいる選手もいるからね。  そう考えると、もう俺なんて過去の栄光に浸っているだけのタダの人なのかもしれないよね。
 夕方、金沢地区の高体連の陸上指導者の会議があった。 年末になると、何かと飲む機会が多くなるが、その分体調の管理もしっかりしなければならない。 勇気を出して、体重計と向き合わなければならないしネ。


平成14年12月5日(木) 天候 曇り

 今日から星稜高校はテスト期間となるが、今日は午前勤務で時間が変則となる。 午後から競技場経由で自宅に帰り、メインマシンのセッティングなどのネット環境の整備を行なう。

やっと時間がとれ、復旧作業はほぼ完了する。
長い間更新が遅れていた言い訳をここにしておこう…。
 時計見ると17:20になってしまっている。ひとつの物事に熱中してしまうと、時間の感覚が麻痺してしまうよなぁ。 既に大学生の練習開始時間を大幅に過ぎている。今日はまだ調整練習なのでよかったが…。
 今日は高等学校の忘年会がホリディイン金沢で開催される。 忘年会の忘は「忘れる」という字だが、モノを忘れるということも、人間にとって大事な能力だという。
 人生の中でいいこともあればいやなこともあるが、もし仮に人間に忘却する能力がなければ、 すべての人間はストレスにより45歳で自殺するという研究データがあるそうだ。 ま、研究データといっても、推測によるデータだけどね。
 あ、そういえば、よりちゃんのHPに忘れ物に関しての新聞記事が引用されていた。 無断引用させてもらうと、

>『忘れ物』 忘れ物は忘れた物を思い出した(あるいは思い出させられた)時に成立する。
>完全に忘れ去られた場合には、忘れ物それ自体が存在しなくなる。

ということなんだけど、非常に面白いと思った。っていうか、もろに俺のことを言ってるみたいやん。  人に指摘されて思い出すことの多い私は、『忘れる』という次元を超えて完全に存在自体をなくしているのである。
 このことで、他人からの信頼を失わないように、対策をとらないといけないよね。

 話がそれたが、忘年会を終了して会場から出たとき、隣の会場でなにかイベントを行なっている。 会場の前ではおいしそうな北海道産のジャガイモが並んでおり、受付の人と話してると、 ある歌手のCDを買ってくださいということだった。
 ジャケットを見ると、相川美保という名前が…。よく考えてみると、 小中学校の同級生で父親同士がいとこにあたる親戚の女の子だ。
 そのことを受付の人に話すと、今すぐに本人を呼んで来ますってことになったが、なにせ14年ほど会っていないからね…。 中から出てきたその人は、ぱっと見ても俺のことが誰かわからなかったけど、 正直、俺の14年前の記憶を辿ると、まるで別人になっていた彼女を見ると、こういう状況でもなければ気づかないだろうと思う。 で、なぜか敬語で『北川きよしですぅ。』というと、 やっとわかったようで『キヨシ〜!!懐かしい〜!!』という感動の再開??に浸っていた。(笑)
 結局シングルCDを買うことになり、直筆のサインまでもらってきた。まあ、この際だから宣伝しておこう。 ここをクリックしてください。 『東京レイン』というCDです。 といっても、このHPにどれだけの宣伝効果があるのか疑問だけどね。ともあれ、知っている人が有名になるなんて、 喜ばしいことだ。


平成14年12月6日(金) 天候 曇り

 業務を終えて、競技場に上がったが、ほとんど練習は終えていた。 今日からMIZUNOの感謝祭が行なわれているので、跳躍の王と一緒に産業展示館に出向かう。 ロングタイツ、ロングTシャツ、手袋とか、これからのシーズンに必要なグッズを求めていったのに、在庫処分のような感じなので、 あまりいいものがなかった。特に陸上用品は品薄だった。せっかくなので、 元旦の耐寒継走に向けてマラソンシューズ(4,500円)を購入してきた。
 その後、実家のパソコンがダイヤルアップ接続ができないということで、内灘まで帰りセッティングを行なう。

昨日からこんなことばかり…。(笑)
 しかし、難なく10分そこそこで完了する。ところが、自宅に着く直前に再び実家から電話が入り、 また接続ができなくなったという。  WindowsXPの画面を頭の中に開き、電話越しに口で説明していたが、どうにも埒が開かないので、 また内灘へと車を走らせる。
 だが、父親が何度接続しても繋がらなかったのに、俺が操作すると一回で繋がる…。 きっとやり方があるんだろうな…。(笑)

 いま、星稜大学ある学生の総合演習という授業の一環で、駅伝のたすきについて、調査しているんですが、

『なぜ、駅伝ではタスキを用いるようになったのか??』
ということについて、調査しています。 現段階では、

 「駅伝の選手を見ているとバトン代わりに付けているモノが「タスキ」ですが、 では「タスキ」の由来はいつ頃に遡るのでしょうか?
江戸時代には今の車の代わりに「飛脚」が荷物や、人を運搬していました。 江戸時代なのでその飛脚が着ているのは着物なわけで、 その着物が走るときに邪魔になるといけないのでそれを防ぐためにタスキで着物を縛っていました。ここから「タスキ」が使われるようになったのです。

 ということなんですが、具体的に陸上の駅伝競技に反映されたいきさつについては、何も書かれていません。 持論や憶測でも構わないので、とりあえず情報をお待ちしております。メールはこちらまでお願いします。 なお、レポートが完成すると、このHPで紹介したいと思います。


平成14年12月7日(土) 天候 曇り

 通常勤務だったので、練習を見ることができなかった。明日の記録会の調整練習ということで、任せておいた。


平成14年12月8日(日) 天候 小雨

 大学生を連れて、京都に出向き、恒例の京都陸協記録会に出場してくる。 高校生は試験期間中なので、誰も来なかったが、毎年自己ベストを連発するこの記録会、今回もみんな善戦してくれた。
 3,000m初挑戦の尾村は80秒から入り、84、86まで落ちて苦しんでいたが、10分46秒5で走りきる。 一緒に練習している道越の目標が10分30秒なので、ひとつの判断基準となった。
 米田もようやく14分台に突入し、新キャプテンの信夫も手ごたえを感じていた。  また、河北潟一周駅伝の4区で星大の古川、星高の疋田と争っていた珠洲の飯田高校の越後も同行し、 15分10秒0の好記録をマークする。古川とは差をつけられてしまったが、疋田の5,000mの記録の目安となった。
 一方、4年の釜は、まったく走れなかった。マラソンを目指しての走り込みによる疲労で走れないのではなく、 明らかに練習不足だと思った。本人も『このままじゃいけないって思いました。』と話していたが、

東京国際マラソンという舞台を甘く考えていないのか??
 陸上競技を、山登りに例えると、遠くから見てきれいだなって思う人と、 実際に自分の足で登ってみようと思うふたパターンの人がいるとしよう。  遠くから見てきれいだなって思う人は、実際に競技を行なうんではなく、 第三者が、陸上ファンとして競技を見るということにあてはまる。  実際に登るのは競技者であり、登る山の高さは違っても、あるいは登るペースは違えども、 頂点を目指して足を進めていかなければならない。
 東京国際マラソンという国内最高レベルの山を目指すのであれば、 それなりの装備で、それなりの心構えで望まなければならないんだよ。  2ヶ月の猶予があり、まだまだ時間的に間に合うんだから、 逆に言えばいいタイミングで気づくことができたんだよ。 道が険しいほど、登りきった時の感動も深まるものだ。 頂上から見ることができる景色は、頑張ったものにだけ与えられるご褒美だと思って、これからの練習頑張れ!!
 学生での陸上競技生活最後となる大舞台なんだから、最大限の力を発揮させてあげたいな…。 

金沢星大男子5,000m
米田周平14分59秒2
信夫貴宏15分19秒1
釜 幸生15分50秒7
古川雅樹15分53秒9
寺島孝典16分51秒4
金沢星稜大女子3,000m
尾村裕子10分46秒5

飯田高校 男子5,000m
越後英俊15分10秒0
 


平成14年12月9日(月) 天候 曇り

 通常練習だが、大学生は試合明けのFree、高校生は試験明けのJog、中学生は球技大会ということで、 早い時間に切り上げることができた。
 大学陸上部の公用車??であるジムニーのスタッドレスをいただけるということで、 寺井のテドリ自動車に向かう。しかし、スパイクタイヤのピンを抜いたタイヤで、 結構古い形だったのでホイルだけもらって、後は金沢で探すということにした。 ホイルだけでも、最低一本5,000円はするのでかなり助かりました。
 金沢の店をいくつか回り、見積もりを出してもらったが、タイヤ4本+脱着組み換え料を合わせて、 最初に行ったガソリンスタンドでは合計税込みで44,100円、 次に行ったタイヤ専門店では合計税込みで50,400円、最後に行ったカー用品店では合計税込みで37,800円ということで、 一番安いカー用品店に決定した。まぁ、どうでもいい車なので特に性能とか求めなかったが、 金額にここまでの開きがあるなんて思いもしなかった。明日、交換ということで予約してもらう。


平成14年12月10日(火) 天候 曇り

 今朝、家を出るとき一面の銀世界となっている。競技場に上がるとさらに雪深くなっている。 …といってもせいぜいが10cmくらいだけど。
 朝練習の時間に急いでステップワゴンをスタッドレスに履き替える。山(競技場)を降りるとぜんぜん積もっていなかったが、 午後から夕方にかけて、断続的に降り積もり、絶妙なタイミングでタイヤ交換することができた。
 本練習もJogということだったが、京村とベンチを行なう。今回は40kgを合計で100回とする。 走る練習では引っ張ることができないが、だんだんできなくなるが、

ウエイトに関しては、まだまだ現役だよな。
 練習を終えてジムニーをタイヤ交換しに行ったが、3時間待ちということで、 車を置いて帰路に着く。しかし、この雪で今週末の記録会、挙行できるだろうか??  雪の中の記録会なんて、日本でここだけかもしれないよね。
 緩やかなすり鉢状になっている競技場では、アウトコースから順に除雪していかないと、 インコースは常に濡れた状態となってしまう。それでいて気温が下がって風が吹くと、一気に凍結してしまうのだ。
 記録を狙う記録会で、グラウンドコンディションが悪いだなんて、話にならないよな。
 スタートリストを作成しましたので、UPしておきます。これに金沢星稜大学の選手が追加されます。 ここをクリックしてください。
平成14年12月11日(水) 天候 雪 気温 2℃ 積雪30cm

 本練習の時間に競技場の除雪を行なう。今の競技場の管理人はコースの除雪をしないので、 俺の勤務が高校に異動になっても、練習場所を確保するために除雪機を操作しているが、 どうしても練習の時間帯に限定して作業しなければならないので、時間がかかって仕方ない…。
 まぁ、しかしこれは俺自身が大山合宿で勉強してきたが、 指導者が自ら選手のために練習環境を整備することも大事なことであり、 そのことに対して選手たちが感謝の気持ちを持つことができると、競技力の向上に繋がるという。  まぁ、だからといって選手たちに感謝しろって言ってるんじゃないが、

もっと根本的なことに気づかなければならない。
 もっとも、今日快く手伝ってくれた大学生が大勢いたので、それだけでも俺としては救われた気分になったけどね。
 6年前の女子のキャプテンをしていた、庄司の練習日誌に、北國銀行の徳田監督にしていただいた『ミーティングの内容』 が記されていたことを、ふと思い出した。  その中では、“星稜高校は『いい練習環境』と『いい指導者』そして『いい選手たち』が揃っている。 強くなるための条件がすべて揃っているんだから、選手たちは感謝の気持ちを持って、もっともっと頑張らなければならない。” という内容だった。
 今、チームにとって一番必要なことは、恵まれすぎた環境や、競技に取り組むことができるという、 ごく当たりになりすぎていることに気付き、もう一度初心に戻り、感謝の気持ちを持つことではないだろうか??
 俺自身も選手たちに感謝している、選手たちの頑張りがなければ、俺自身、陸上競技に携わることもなくなっていくだろう。
平成14年12月12日(木) 天候 雪 気温 7℃ 積雪20cm

 親知らずを抜歯してくる。前に歯医者に行ったとき、『次回、親知らずを抜きますねっ!!』って言われており、 怖くなって逃げていたんだけど、いつの間にか日が経って痛みが増し、どうにも我慢できなくなった。
 今日は応急措置だけしにいくつもりだったが、有無を言わさず、『じゃあ、抜いちゃいましょう!!』ということで、 治療台の上で80分もの間、苦しみ抜いていた。

もうこんな苦しみはイヤだ〜!!
故障についてもそうだけど、治療よりも予防に徹することが何より大事なんだよね。(ぼそ) ここ数年、大きな故障とかしたことがないが、こんな形で思い知らされるとは、思いもしなかった。(苦笑)
平成14年12月13日(金) 天候 雪 気温 9℃ 積雪15cm

 駅伝のたすきについて、情報を求めていたが、この兼官して一切の情報は寄せられることはなかった…。(笑) 知らない学生からの依頼なので、少しはお手伝いすることができたが、 こういう時期になると、他大学からの論文に関するアンケートに依頼とか、いろいろあるが、 いつも情報提供する代わりに、作成した論文を見せていただくという条件を出してしまう。
 しかし、今回はなんの情報もない状況で調べ上げなければならないということで、 かなり困難を要する。こうなったら、

持論を確立させてもいいんだろうけどね。
 河北潟一周駅伝が、日本最古の駅伝といわれているけど、陸上競技史を見ると、『奠都50周年記念駅伝徒歩競走』 が最初らしい。
 結論が出たら紹介したいが、しばし、時間を要すると思うので、気軽にお待ちください。
 明日、稲置の記録会の予定だったが、積雪のため中止とした。頑張って除雪したんだけど、 7レーンまでしか空けることができなかった。
 京都陸協の記録会に出場することにしたが、稲置記録会に申し込んでくれた選手たちに申し訳ない。 マイクロバスに若干の余裕があるので、記録会申込者に連絡して、京都陸協記録会に出場希望者に同行してもらうことにした。

平成14年12月14日(土) 天候 雪 気温 5℃ 積雪20cm

 明日から滋賀県の近江希望が丘文化公園で、びわ湖クロスカントリーが開催される。 この大会の中に、都道府県対抗クロカンリレーがあり、石川県チームの監督として引率することとなっている。 毎年この大会に来ているが、『全国高校駅伝があるので参加できません!!』と言わしめてみたい。
 今日の記録会、中止にしてよかった。というのも、朝、出発するときに、 昨日までに除雪した部分にまで追い討ちをかけるように、今日までにさらに雪が積もっていたのだ。
 で、びわ湖のこの大会、宿舎は青年の城というんだけど、個人部屋は、船の船室というかカプセルホテルというか、 とにかくすごいところである。
 何もすることがないので、夕食前に買出しに出かけるが、奇跡に近いような恐ろしい偶然で、 コンビニの横を京都記録会に出場した選手を運ぶ親谷先生の運転するバスが通りかかる。
 明日、控えになっている星稜の喜多を、乗せかえたが、この広い日本の中で、同じ時間帯に同じ場所を通りかかる偶然なんて、 ありえるのだろうか??
 会計をしているときに、信夫が入ってきたんだけど、瞬間的に『何でこんなところにいるんだ??』と、

まるで夢の中に陥った感じがしてしまった。(笑)
 結果については、電話連絡があったんだけど、信夫が14分59秒6の自己新、米田も先週に続いて14分59秒4をマークする。 木坂も15分22秒の大幅自己新が出たようで、稲置記録会が中止になったことに対する埋め合わせをすることができてよかった。
平成14年12月15日(日) 天候 晴れ

 今日のクロカン駅伝、少し風があったが、いい条件の中でのレースとなった。 個人結果については、記録は後日発送ということだったので、ここでは割愛させていただく。
 この各部門に分かれている個人レースで、星稜の喜多が違う部門(登録外の2部)で出走してしまい、

何も知らずに、気持ちよくトップでゴールしてしまう。
 大会本部にお願いしてなんとか記録を認めてもらい、あとから1部のほうに記録を挿入してもらうということで話がついた。  しかし、せっかくトップでゴールしたのになぁ…。(ぼそ)2位でゴールした選手は、棚ぼた優勝となった。

男子総合結果
1区 3.0975km
関戸雅輝
(南部中)
2区 2km
南出普妃
(緑中)
3区 4km
疋田 健
(星稜高校)
4区 3km
藤尾千春
(星稜高校)
5区 5km
山本伸幸
(中里工業)
6区 4km
山本亜香理
(中里工業)
10:11(14)6:59(13)
17:10(14)
12:54(15)
30:04(14)
10:54(11)
40:58(14)
16:15(14)
57:13(14)
14:13(11)
1:11:26(13)


平成14年12月16日(月) 天候 雨 積雪 10cm

 競技場の雪がまだ融けてくれないなぁ。トンボを手に少しずつ作業するが、またマメができてしまった。
 その合間に、お客様がお見えになる。自衛隊の木坂だ。わざわざ、昨日の記録会のお礼ということで、差し入れに来てくれた。

ど〜も、ありがと〜ね〜!!
 といっても、バスを運転していただいたのは、親谷先生なんだけどね。(笑)
 しかし、雪が降り積もって、調整練習もままならない状況で、自己ベストを出すってことはすごいことだと思う。 木坂もこの記録会に臨む前に、そういったことを言い訳にしたくないって言ってたけど、 記録を出すために自ら求めて行動をする、姿勢を見習わなければならないよね。
平成14年12月17日(火) 天候 曇り

 高等学校の行事で、校内駅伝クラス対抗駅伝大会が開催される。 今日は1年生のクラス対抗で、コースは1周670mの星稜高校の校舎の周りを、 区間は男子、女子、男子、女子、男子という順に、男子が2周女子が1周走るミニ駅伝となる。
 昨年から始まったこの大会だが、昨年は運動場の工事をしていたため、外に出るコースだったが、 今回から安全性も含めて敷地内で行なわれることになった。
 これが結構盛り上がりを見せ、

中継所付近では箱根駅伝も顔負けの人垣ができていた!!
…ような雰囲気だった…。(笑)
 せっかくだから、全記録集計したのでUPしておきます。ちなみに、公認審判は親谷先生と私ですが、 周回コースの駅伝大会なら、いくらでも競技運営できそうな気がする。 トラックを利用した記録会はまだ簡単だが、道路を使用する場合、警察に使用許可を取る必要があるからね。 また、事故とかが起きる可能性だって高くなるし…。まぁ、余計なことは考えないようにしよう。(笑) ここをクリックしてください。

 大学生の練習は30kmコースのJogだった。ジムニーを出動させて伴走していたが、 18時30分から、星稜同窓会の会議があったので途中で消え去ってしまった。


平成14年12月18日(水) 天候 曇り

 冬季体育大会の2日目、今日は2年生のクラス対抗駅伝が開催された。 昨日の反省点もあり、今日はスムーズに進行させることができた。
 昨日よりも条件がいいということもあったが、さすが2年生、1年の優勝タイムよりも、

83秒も速いゴールタイムとなったぁぁっ!!
 陸上部以外でも、いくらでも走れそうな選手がたくさんいるよなぁ。(ぼそ)  こういうのもなんらかの形で陸上を始める何かのきっかけにならないかな??
 なお結果については、昨日同様こちらにUPしてあります。
平成14年12月19日(木) 天候 曇り

 30km距離走第二弾、森本まわりでスタートする。もうすぐ冬至で暗くなるのが早いのでジムニーで伴走しながら、 ヘッドライトで道を照らす。  このジムニーは旧式(昭和59年式)で2stのエンジンを積んでいるので、排気ガスの問題があり、 極力選手の前を走ることを避けたいのだ。
コースのほとんどは、車がそんなに来ないが、森本方面の幹線道路では、どうしても後続車に迷惑をかけてしまうので、 先回りして選手を待っている必要がある。

『マラソン練習中』のステッカーでも作ろうかな??
といっても、幌のボディだったら貼り付ける場所がないな…。 それに拡声器とマイクも装備させないといけないしな…。
 自分で言うのもなんだが、だんだんとマニアック化しているよ…。(笑) 遊んだりする時間がない分、陸上に関連付けてこうやって楽しんでいる自分がいるのかもしれない。
平成14年12月20日(金) 天候 曇り

 高校は保護者懇談会のため、学校はお休みだ。しかし、私は通常勤務である。ここ最近しっかりと練習を見ていないが、 意識の向上が見請けらているので、安心している。
 また、大学生の練習時間には勤務は終了しているが、 今日は歯医者の予約があり、さらに個人的な所要でお通夜に参列しなければならかったので、 グラウンドに立ち寄ってからそのまま家に帰った。
 歯医者では、先週抜歯したところを縫合してあったのだが、そこを抜糸しにいかなければならなかったのだ。  今年も残すところ…という言葉がニュースとかで流れ出している…。 平成14年も終わっちゃうんだな…。この一年の反省をして、 来年に向けて夢と希望をもって計画を立てていかなければならない。


平成14年12月21日(土) 天候 曇り

 距離走の第三弾だったが、またまた通常勤務だった。 しかも、来週の合宿に入る前に済ませておかなければならない仕事もあり、 何かと多忙となってくるが、頑張らなければならない。
 夜、友達同志の『忘年会』に行ってくる。数年ぶりの開催だったが、

いつまでもあのころと変わらない自分を大事にしていきたい。
しかし、これって成長していない自分自身を正当化しているのかな??(笑)
平成14年12月22日(日) 天候 曇り

 今日は練習もフリーだったので、家で全国高校駅伝をテレビ観戦する。 時々休みが欲しいな、とか思うこともあるけれど、今日みたいな日は、 やっぱり家にいるより西京極の陸上競技場にいたいよな…。
 俺が星稜に来てから、男子はまだ一回も全国高校駅伝の場に出場していない。

何かが足りないのだろう、何かが見えていないんだろう。
 この時期になると、毎年反省しているよなぁ…。いつも選手たちに、試合で悔しい思いをしても、 それがすべて経験として、次に生かしていけばいい。と言うけど、 このことも自分自身にもっとも言い聞かせなければならない一言だ。

平成14年12月23日(月) 天候 曇り

 今日の練習はJogだったが、普通のJogはつまらないので林道コースを全員で行くことにした。 このコースは、冬の雪が積もっていないときにしか使えないコースだが、 落ち葉が敷き詰められた遊歩道で、多少のアップダウンがあり、気持ちよく練習することができる格好のコースだ。
 折り返しが、30kmコースの9km地点で、そこから集団はバラけたが、俺は梅木と一緒に走っていた。 競技場につくと、高校生の男子はいたが、大学生男子と藤尾がいない…。どうやらコースを迷ったそうだ。 道越と梅木が捜索部隊としてコースに入っていき、俺はジムニーを出動させて、林道コースに繋がる道を駆け上っていく。 道越の携帯に電話すると、

声は聞こえるが姿が見えないということ。
近くにいるんだから、何とかして探してっ!!と言い残して電話を切る。 競技場に帰ると、全員無事帰還していた。
 7年位前にもおんなじ様なことがあったな。そのときは女子が迷子になって、長距離の長が捜索に出かけたのだった。 出かけると同時に女子が別の道から帰ってきたので、親谷先生が競技場の放送で 『長距離の長君、帰ってきなさ〜い!!』と叫んでいた。
 2箇所ほどややこしい所があるので、このコースも時々利用して定着させたい。
平成14年12月24日(火) 天候 曇り

 今日はクリスマスイブだ。といっても、何をするでもなく、職場の同僚の大野とメシを食べに出かける。 野郎二人で、ご苦労なことですねぃ。(笑)

『俺は仏教徒だ〜!!』(笑)
だから、クリスマスなんて関係ないんだ〜!!と心の中で叫んでいる自分が情けないよ(笑)
平成14年12月25日(水) 天候 曇り

 今日から滋賀県の近江希望が丘で、石川県の都道府県駅伝強化合宿が開催される。 星稜からは男子は疋田と喜多、女子は藤尾の3名が参加する。
 都道府県男子の2名は、来年の候補としての参加だったが、尾山台の選手たちと過ごすことによって、 勉強して欲しい。


平成14年12月26日(木) 天候 雪

 金沢のほうでは、今日から星稜大学主催で中長距離合同合宿が開催となるが、 自分は滋賀県にいるため学生に任せっきりにしてある。 トレーナーの薮本も手伝いに来てくれるので、安心しているが、

気になって仕方がないってのも本音である。
 また、天候のほうも、ちょうど合宿にあわせて冬型になるって言うけど、 その辺のところは臨機応変対応してもらえばいい。
 練習計画や、合宿の計画など、案の段階から練って行くことも大切なのかもしれない。 過去に練習計画を出して、常に変更ばかりして、そのことで信頼を失ったこともあったが、 もっと意見交換の場を持って対処すればいいだけのことである。
平成14年12月27日(金) 天候 雪

 こっちにきてから、天候が思わしくない…。っていうか、タイミング悪すぎ…。 今日はトラックで400mのインターバルを行なったが、 アップしているときに雪が降り、体操、ストレッチで室内走路に入ったとき止んでいる。 で、また練習を始めると降り始めて、終わってから室内でダウンしているときに雪が止む。 で宿舎に移動するとき、またまた降ってくる…。 タイミングの問題もあるが、これって絶対誰かさんの日ごろの行ないが悪いんだよね。 一体誰だよ〜!!

胸に手を当てて考えてみると、自分自身なのかも知れないよな…。(笑)
 というのも、過去の練習日誌を読み返すと、雨男(雪男)は誰だ〜っ!?ってよくい書いてあるけど、 その正体は、そういう場にいつも遭遇している自分じゃないかよ〜!!
平成14年12月28日(土) 天候 雪

 一日早く、金沢に方に帰らせていただく。 一人で運転するのは気が楽ではあるが、眠くなるとやはりある程度の緊張感が欲しくなる。
 稲置競技場につくと、ちょうど25kmの距離Jogに出発するところで、ステップワゴンで伴走することに。 Bがスタートして10分後にAがスタートしたが、結局Bのほうが早く競技場に帰ってきた。
 まぁ、Jogなんだから、力分けする必要もなかったんだろうけどね。(笑)集団が大きいとそれだけ危険も伴うが、 集団の間隔が開きすぎると、これまたサポートしにくい。

切実な願いだが、有能なマネージャーが欲しいよ。
まあ、こればかりは仕方ないけどね。実質的には、俺は指導者兼マネージャーのようなものだからなぁ。 それよりも選手の確保をがんばらないといけないね。チームにとって死活問題だからね。
平成14年12月29日(日) 天候 雪

 合宿の最終日となった今日は、午前中に内灘海岸でファルトレクJogを行なう。 砂浜を走ると、キックする力さえ奪われるので、太ももの運びをしっかり意識しないと走れない。 また、足首や膝に負担が来ないので、故障者の練習にも最適である。
 小学校のときのマラソン大会は、いつも内灘海岸で行なっていたので、

俺の陸上の原点はここにあるのかも知れない。
 朝、新聞をみると、内灘海岸に北朝鮮の兵士とみられる遺体が漂着していたというニュースがデカデカと出ていた。 漂着したのは、宮坂の権現森なので、今日走るコースからかなり離れたところなので、気にしていなかったが、 ニュースを見た学生は気味悪がっていた。(笑)
 マイクロバス、ステップワゴン、ジムニーに分乗して移動したが、ここでトラブルが…。 金沢東警察署前の浅野本町の交差点で薮本が運転するジムニーがエンストし、エンジンがかからない状態になってしまったようだ。 始動にはちょっとコツがいるので、暖めてから出発したつもりだったが…。 すぐさま、ステップワゴンで現場に駆けつけ、押し掛けして何とかエンジンをかける。
 今日走ったコースは、ちょうど5kmコースと8kmコースだ。1周目に間違えて海岸に出たコースがちょうど5kmで、 2周目に正式なコースを行くと8kmである。これで、練習のレパートリーも増えたよ。(笑)
 合宿のほうも大きな事故等もなく、無事終えることができた。 3月末にも計画するが、シーズン前にこの冬季練習の確認を行ないたい。
平成14年12月30日(月) 天候 晴れ

 昨日で合宿は終了したが、今日は大学生の走り納めということで、大学長距離部員全員と、短大の深浦、金沢大学の阿部、 先輩の砺波さんを同行して30kmコースをゆっくりJogする。
 今日の練習に合わせてくれたかのように、晴天となったので、ジムニーの幌と、サイドドアを全部取っ払って、 完全にフルオープンの状態で尾村を助手席に乗せて伴走する。途中でフロントガラスも倒して、バイクのように風を感じていた。 しかし、ここでアクシデントが…。風圧によって倒してあるフロントガラスが浮き上がり、さらに正面に風を受けて、

『どかっ!!』
ともの凄い音をたてて、勢いつけて起き上がってきたのだ。 外気温、内気温、電圧を表示する計器のケーブルが切断されてしまった。
 ボンネットの中央と、フロントガラスの上部にフックを引っ掛ける部品ついているが、 これが固定するために装備されているという意味がやっとわかった。(笑)  車を停め、タイラップを3本つなげて固定し、なんとか対処した。
 フロントガラスがないと、前に羽咋の千里浜でやったことがあったが、 ノンヘルメットでバイクに乗っているようで、爽快な風を感じる。 が、そこそこのスピード出すと息ができない…。まるでジェットコースターに乗ってるみたいな感じだ…。  しかし、まぁ、なんかというか、このくそ寒い冬によくやるよなって感じだよな。 すれ違う車のほとんどが注目していくのだ。
 ラスト6km地点の小二俣のポイントで、今日2度目のアクシデントが。なんと警察官のパトカーに遭遇する。 や、やばい…。実は、フロントガラスを立てていないと、整備不良で点数を引かれるんだけど…。 問題は、その警察官がその法律を知っているかどうかなんだけどね。
 200mくらい、いやらしくパトカーが追従している…。びくびくしながら選手の後ろについていたが、 パトカーはそのうち立ち去っていった。
 黙認してくれたのだろうか、それとも単に法規を知らなかったのか、とにかくラッキーでした。
 今日から元旦駅伝に出場するもの意外は、フリー期間をおいて解散する。 また、いい状態で新年を迎えましょう!!
平成14年12月31日(火) 天候 曇り

 今日は高校生の練習納めの日で、長距離は、明日の駅伝に向けて調整練習、 短距離は、軽めに練習を終えた後、競技場と倉庫の清掃をしている。
 俺は、今日も走らなかったので、23日の林道コースが結果的に走り納めになってしまった。 明日の駅伝は、1区を走る予定だが、自信なんてあるわけないが不思議と不安もない。 だけど、きっと走れなくて後悔するんだろうな…。

 夜、ふと空を見上げると、偶然大きな流れ星を見ることができた。

来年は自分にとって躍進の年となるよう願いをかけた。
2003年ももうすぐだなぁ。今年一年、大きな事故や怪我や病気もなく過ごせたことに感謝です。
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