平成13年1月


1日(月)耐寒継走!!
2日(火)箱根駅伝テレビ観戦
3日(水)順大、3大駅伝制覇!!
4日(木)星稜女子、練習初め
5日(金)恐怖の身体計測!!
6日()基礎Jogペースの改革
7日()野村寮発足!!
8日(月)P-Jog
9日(火)最高の…。
10日(水)150分Jog
11日(木)予想通りの全身筋肉痛!!
12日(金)疲労なのか甘えなのか…。
13日()甘えを黙認??
14日()都道府県女子駅伝!
15日(月)ドカ雪
16日(火)いい機会かも…。
17日(水)別世界だ。
18日(木)感謝。
19日(金)除雪完了…。。
20日()車中でのHP更新
21日()都道府県男子駅伝
22日(月)自分のために
23日(火)覚悟
24日(水)どん底からの再出発!
25日(木)着実に…。
26日(金)慣れ。
27日()六甲アイランドへ
28日()日本選手権競歩
29日(月)宣伝効果
30日(火)集中力
31日(月)3年生の挑戦

平成12年1月1日(月) 天候 雪

 21世紀の幕開けだ!!毎年恒例の耐寒継走が行なわれる。7時30分から、2部で星稜高校職員チームが出場する。 林君、西川先生、橋本君、干場先生のオーダーで、スタートする。 目標記録は、60分以内だったが、60分11秒で、惜しくもあともう少しだった。
 星稜生は、いい一年のスタートを切りたかったが、男女とも、敗北のスタートとなった。 また、長い冬期シーズンが始まりそうだ。

しかし敗北のスタートは、同時に勝利へのスタートでもある!!

2部A組(高校男子陸連登録者)完走37チーム
星稜男子A山口慎也
11:02(5)
津田 輝
10:45(1)
島田大地
11:54(3)
前田孝一郎
11:37(4)
45:18(2)
星稜男子B稲岡康治郎
11:44(15)
島 一生
11:58(9)
竹中浩記
12:16(7)
中村俊輔
13:13(17)
49:11(11)

3部A組(女子陸連登録者)完走16チーム
星稜女子A舟本朱希
12:48(4)
藤尾千春
13:05(4)
酒谷豊子
13:11(3)
深浦由衣
13:38(3)
52:42(4)
星稜女子B高野香奈
13:16(5)
佐野恵里
14:28(6)
山下由美
16:14(12)
濱田 萌
15:24(8)
59:22(6)

1部B組(一般男子陸連未登録者)完走194チーム
星稜職員林 和成
15:07(89)
西川義博
15:59(91)
橋本 尚
14:58(49)
干場久男
14:07(41)
60:11(56)

 毎年、この駅伝が終了してから箱根駅伝の応援に出かけていたが、今回はおとなしく過ごすことにした。


平成13年1月2日(火) 天候 曇り

 箱根駅伝をテレビ観戦する。こうやってテレビで見るのも楽だな。電車で追いかけながらひどい思いすることもないし。 しかし、箱根駅伝の視聴率が高いのもよくわかる話だ。他のチャンネル見ても、くそ面白くない特番ばかりで…。
 今回も見どころ満載だった。やはり、母校の山梨学院を応援していたが、1区の終盤までの激しい先頭争い、 2区での東海大学の無念の棄権、6区山登りの往路優勝争い、と目が離せなかった。

明日の総合優勝争いが楽しみだ。
自分自身が憧れていた箱根駅伝、出場することはなかったが、こうやって第3者的に見ると、 もったいないことしたなって感じがした。しかし、これに次ぐ規模の全日本大学駅伝、指導者として常連になれるように、 そして、箱根出場校と勝負することが、野望である。
平成13年1月3日(水) 天候 雪

 箱根駅伝2日目、今日も楽しませてもらった。山下りで順大が区間新の快走でレースを決めたかに思えた。 しかし、虎視眈々と追ってくるのは駒大。9区で2分35秒という驚異的なもうダッシュで追いつき、 そのまま並走、そしてスパートと、順大のエース高橋を引き離してアンカーにつないだ。 最終区での攻防を楽しみにしていたが、順大があっさりと抜け出して、勝負が決まった。

見事に3大駅伝制覇を達成した!!
 母校の山梨学院は、いい位置まで追い上げていたが、10区の長谷が脱水症状で危険な状態となり、かろうじて9位となり、 シード権を確保した。10位の早稲田とわずか30秒だった。

平成13年1月4日(木) 天候 雪

 今日は女子の練習始めだ。金沢市総合体育館で、北國銀行と合同でJogを行なう。ある程度のいいペースでJogをしないと、 脂肪が燃えない。ダラダラとやる気のない練習は、効果がないし、チームの士気が下がる。徳田監督から、女子の指導法について、 いろいろ教えていただく。

今年は男女とも勝負の年となるはず。
今まで以上の取り組みで、今まで以上のものを求めていきたい。
平成13年1月5日(金) 天候 雪 気温3℃

 経大生と、星稜男子の練習始めが今日だ。経大生は、解散前に体重と脂肪厚の測定を行い、解散明けに、体重で1.5kg以上、 もしくは体脂肪厚の合計が1.5mm以上増加したものは、27kmコースの距離走に行くことになっていた。
 運命の測定である。距離走決定者は、3年小幡、2年石澤、1年松本、1年池田、以上の4名だ。私も測定を行なっていたが、 該当しなかった。

今日は雪が降っている!!
しかし、約束は約束、頑張っていこう!! こういう悪い条件ほど、強くしてくれるものだ!!
 ステップワゴンで伴走して、途中で右に曲がり、直江谷健康の森のコース(25km)を行くコースを指示して、2km近く短かったが、 120分Jogをこなすことができた。こういう練習でも、あっさりできるようになってきたのが、向上する上でも大事なことだ。 いい走り初めができた。
元旦に行なわれた耐寒継走の結果が届いたので、星稜関係者に関する記録を遡って更新しました。こちら参照
平成13年1月6日(土) 天候 曇り

 午前中勤務があったので、練習は午後からとなる。経大生は午前中に90分Jogを行なう。90分ダラダラと走るのではなく、 17kmコースを90分でJogすると言うもの。基礎Jogペースの改革と、Jogの姿勢を考えさせなければならない。
 星稜生は、120分Jogを行なう。昨日の25kmコースのJogだ。牧山町から、直江谷健康の森の林道コースに上がっていくところだが、 昨日よりも、雪が深く積もっている。STEPWGNで先導するが、途中、危うく深みにはまって身動き取れなくなるところだった。 登りの所で立ち止まると、前に進まないので、登りきるまでが大変だった。そんな私をそっちのけで、

生徒たちは楽しみながら走っている。
昨日、わだちを作っておいてよかった。そうでなければ、今日の練習はできなかったよ。
 
平成13年1月7日(日) 天候 曇り

 今日から明日にかけて、家族3人で珠洲に旅行に行く予定だった。ところが、誠和が風邪をひいたので、 この計画は断念した。でも、家族サービスする場を与えてくれよな〜!!(笑)意地悪な風邪の菌めが!!(怒)

っていうか、俺が時間を作ればいいのか…。そうだよな…。はい…。
 本日、金沢経済大学 陸上競技部 野村寮を開設して、高い目標で全国を目指すことになる。
まずはその第一歩を踏み出した。
長期的な計画で言うと、まだ第2段階に入っただけだが、ここからが長い道のりになると思う。 しかし、絶対に諦めない!! いつか、必ずやってやるぞ!!
平成13年1月8日(月) 天候 晴れ

 家族旅行が取りやめになったので、妻にぶーぶー言われながら競技場へ…。除雪から始まり、練習開始へ。 男子は16000m、女子は12000mのPーJogだ。両方とも、約60分のJogとなった。男子は63分30秒、女子は56分05秒だ。 これも、基礎Jogペースの改革の一つである。

この冬で、チームの大躍進が期待されそうだ。
 この公に後悔しているHPで書いてしまうんだから、嘘は言えないが。
平成13年1月9日(火) 天候 曇り

 今朝の冷え込みは最強だった。グラウンドの除雪してある部分がスケートリンク状態で、すごいことになっていた。 午前中には晴れ間も見え、午後練習時までには練習できる状態となっていたが…。
 男子はゆっくりとしたペースで3000mを3本行なう。Aは80秒、Bは84秒で200mリカバリーだ。 少しずつ、レベルの高い練習を求めてきている。みんなの疲れも少しずつ来ている。

しかし、この冬は徹底的に走りこむぞ〜!!
 故障の予防は、自己管理です!!最高の練習をして、最高の食事をしましょう!!
平成13年1月10日(水) 天候 曇り

 今日の練習の予定は、Jogである。競技場内でダラダラJogするのではなく、外に出て距離をしっかり走るJogを行なう。 経大の三浦が成人式のため、昨日帰ってきたのだが、朝練習時に体脂肪厚をはかると、規定を超えていたので、 25kmコースを行くこととなった。しかし、コースを知らないということで、私も同行することとなり、 約3ヶ月ぶりの練習へ…。
 メニューは、17kmコースで90分Jogだったので、途中まで一緒に行き、コースの分岐点から、 三浦に続いて、石澤、信夫、高校生の前田、島田という、希望者4名が同行することになった。
 たかがJogなんだけど、辛い…。15kmくらいまでは大丈夫だったが、20kmからJogもままならない状態で、 死にそうになった。いままで、選手に死にそうだといって本当に死んだやつはいない!!って言ってたが、

今回はホントに死にかけた…。
後半に坂があるコースで、降れないし登れない…。この感覚、大学時代の合宿を思い出すな…。 結局150分のJog&Walkを行なってしまった。
 競技場につくと、短距離がバスを期待して待っている。親谷先生は、長距離女子を連れて市営競技場に行っているので、 私がバスを出すしか手段がない。長距離が着替えてからバスを出す。疲労困憊の僕にとって、かなり酷だった。
 東金沢につくと、電車の時刻に間に合わなかったみたくて、なにやら文句が聞こえてくる。 バスを降りる時に、『ありがとうございました』という、他のみんなの一言があったので、それだけでもいいんだけど。 ちょっと寂しかった…。
平成13年1月11日(木) 天候 曇り

 予想通り、全身筋肉痛となってしまった…。まあ、いきなり25kmなんて、無理があったのかも…。 しかし、既にここまで体力が落ちてるんだな…。
 男子勢は、P-走を行なった。12000mしかないんだが、96-90-84で、最初と最後の2000mだけ、ペースにアクセントを持たせる。 まだ、雪が降っている環境ではないが、明日あたりから降ってくるという予報が出ている…。

練習をしっかりできるうちに、しっかりしておきましょう!!!
 まあ、除雪とか掃除も含めて、自分たちの練習環境を整備することもホントは大事なんだよね。何もかも恵まれていると、 基本的なことに気づかないことが多い…。
平成13年1月12日(金) 天候 曇り

 みんな、疲労が来ているということで、今日の練習計画を変更した。 一応フリーJogを行なったが、高校生は予定通りの練習を求めてきたので、400mを10本行なう。 コントロール走で、400m-200mを72+80で15〜20本行なう予定だったが、リカバーを60秒にして10本とする。 経大生で行なったのは、石澤と林のみ。結果だけで言うのではないが、

先日の血液検査の結果がそのまま表れている。
 血液検査の結果を、ただ単に現段階での確認をするのではなく、疲労と貧血、そして故障の予防、 食生活の改善といったものを、積極的に行なっていくことが一番の目的なのではないだろうか…。
平成13年1月13日(土) 天候 雪

 昨日、フリーJogを行なったものは、今日90分Jogで19kmコースを行なう。 この雪の中大変だったが、これでも練習の意思を尊重している。

う〜む、これも甘えを認めているのだろうか…。
 昨日ポイントを行なったものでも、90分走った者もいたし。まあ、どんな状況でも、 どんな練習でもあっさりとでき得る、したたかさを要求したい。逆に、指導者側が、 そういう練習計画を立てていく必要があるのかもしれない。
平成13年1月14日(日) 天候 雪

 京都で行なわれた、都道府県女子駅伝、応援に行く予定だったが、応援部隊を断念し、 家でゆっくりテレビとInternetで観戦を行なう。 NHKのHPから、リアルタイムに区間記録や区間順位を見ることができるので、楽しかった。 全国高校駅伝の時にも活用したかったが、モバイルでは無理がある。携帯電話代も気になるところだし…。
 石川県チーム、星稜からは6区、7区に山崎と藤尾が出場し、卒業生の根来が1区にエントリーされる。 山崎、藤尾のコースは男子の高校駅伝の4区を二分するコースだ。3年の酒谷は、控えとなっていたようだ。
 この大会で、これまでの星稜の女子選手を大勢育ててもらっている。 いろんな意味で貢献できるように、

それもまた一つの目標としていきたい。
結果発表
1区 6km2区 4km3区 3km4区 4km5区 4.1075km6区 4.0875km7区 4km8区 3km9区 10km
根来亜紀
20'22"(27)
保坂峰子
13'38"(35)
34'00"(32)
北川友貴
9'50"(9)
43'50"(29)
殿村純世
13'49"(20)
57'39"(26)
川越千佳
14'34"(35)
1:12'13"(28)
山崎祐佳
13'58"(37)

1:26'11"(30)
藤尾千春
14'00"(38)

1:40'11"(31)
津島絵里華
10'58"(12)
1:51'09"(30)
本川理恵
33'45"(21)
2:24'54"(28)
 総合28位と健闘していた。来週は広島で男子駅伝だ。津田が調子いいので、楽しみだ。
 昨年の女子結果は、ここをクリックしてください。

平成13年1月15日(月) 天候 大雪 気温 −3℃ 積雪 1m15cm

 本格的な雪が、昨日の夜から降り続いた。今朝、競技場に上がろうとしたが、STEPWGNはいくら4WDといえども無理があった。 遂にスタッグしてしまったので、スコップをとりに、競技場まで雪を掻き分けて取りに行く。 過去にこれほど積もったことはない。雪の上を歩く、カンジキが必要だな…。

そうだ、カンジキをみんなで履いて、林道コースをJogしようかな…。
 また、くだらないことを思いついてしまった…。失礼しました。
 学校も休業となり、午後から競技場に上がったが、雪の状況は一向に変わらない。むしろ悪くなっているようだ。 気温もマイナスだし…。広島の男子駅伝を前にして、嫌な天気だよな。練習等、どうしようかな…。
 競技場では、元管理人の血が騒いで、競技場周辺の除雪を軽く行なって、家路につくことにした。
平成13年1月16日(火) 天候 雪 気温0℃

 この雪のせいで練習がままならない。稲置学園は、中高大と休校となった。昼過ぎに勤務を終えて、 競技場に向かったが、競技場に上がる坂を大型車が除雪作業中で、4mくらいの雪山で進入を阻止されたので、そのまま家路につく。 でも明日からは競技場に上がる分は大丈夫そうだ。(安堵)
 まあ、疲れがあった経大生にとっては、いい休養期間となるはずだが、ここである程度の節制をしておかないと、 また太ってしまう。週末ごとに、試合があるということを理解させ、そのために最低限の練習をさせる必要がある。

まあ、これが北陸の普通の冬なのかもしれないが…。
 今までが、暖冬という異常気象だったんだよな…。でも、今年も暖冬だという長期予報だったはずなのに…。 見事な大外れで、こっちは大迷惑だ。(笑)
 昨日、今日と経大の体育館で練習していたが、今まで、いかに練習環境に恵まれていたのか、よくわかるいい機会だと思う。
平成13年1月17日(水) 天候 雪

 雪模様の天気が続く。今日は小康状態となり、大したことがなかった。 昨日、大型の重機が入って除雪作業していたので、競技場まで車で上がれそうだったので、 勤務を早々に終えて競技場に向かう。
 競技場は既に別世界と化していた。とりあえず、雪に埋もれたバスの発掘作業…じゃなく、バス周辺の除雪作業を行なう。 明日は競技場のトラックの除雪を実施しよう。高校生や大学生にも手伝ってもらおうかな。

これも練習の一環として捉えて欲しいと思う。
 毎年のことだが、この除雪作業を見ていると、『競技者』なのか『タダの選手』なのか、明確に見ることができる。 極端に言うと、練習であれ、競技場整備であれ、陸上競技に関わるすべてのことに対して、 積極的に一生懸命取り組むことができるかということを見出すことができるのだ。
平成13年1月18日(木) 天候 曇り時々雪

 ようやく競技場のほうにも、楽に上がれるようになった。しかし、トラックはいまだに除雪作業がはかどっていない。 朝練習時に除雪機を動かしたが、70cm近く積もっており、除雪機の高さよりも深い雪なので、一向に前に進まないのだ。
 午後から学園本部にて、研修所使用に関する会議を開き、経大生、及び星稜生のために、研修所の厨房、食堂、 そしてシャワーを利用する許可を正式に取ってもらうことになった。学校側が理解してくれると、 こっちだって頑張ろうって言う気持ちになれる。

その感謝の気持ちを、結果として残していきたい。
 何をするにしても、結果がすべてという厳しさを要求されるものだ。だからこそ何事にも挑戦する価値があるのだと思っている。 陸上競技は結果と同時に必ず記録も伴ってくる。よって、決してごまかしや甘えが通用しない。 努力が報われて結果が出たとき、辛い思いした分だけ、頑張った分だけ、喜びや感動も大きくなるものだ。
平成13年1月19日(金) 天候 晴れ

 久しぶりに、晴れ間が見えた。競技場に上がり、除雪作業を行なおうと思ったんだが、除雪機がない…。 聞くところによると、通学路をあけるために持っていったということだ。 朝練習の段階で、100mの直線だけは雪を退かしたのだがそれだけでも40分かかった。

一周回ることを考えると、気が遠くなる。
 しばらくすると、軽トラに乗って除雪機がやってきた。よ〜し、作業開始だ。 気温も緩んでかなり重い雪になっている。なおかつ、深いので、 一回一回、後ろに下がって、勢いをつけながら前に進まないと、作業が進まない。二度手間だ…。 100m40分、約300m…。あたりは暗くなり、真っ暗な中黙々と作業を続ける。そんな中、事件は起こった。
 後ろから突然『北川さん!!』と声が聞こえる。除雪機の爆音の中、全く気づかない僕は『うわあ〜!!!』と飛び跳ねて驚く。 誰かと思えば、馬場麗花だ。

馬場『奥さんからお電話です。』
北川『一時間ほどかかるから、後で電話するって言っておいて…。』
馬場『はい、分かりました。』

これは、心臓に悪いよ〜!!気を取り直して、再び作業に取り掛かる。ところが事件は再発した。

馬場『北川さんっ!!!!』
北川『うおぉぉ〜!!!』(と飛び跳ねる)
馬場(引きつった顔で)『急用だそうです…。』
北川『じゃあ、今から行くよ。何度もごめんね…。』
馬場『そんなに驚かなくても…。こっちもびっくりしますよ。(笑)』
北川『俺が臆病な人間だって良く分かったでしょ??(笑)』

そのあと、競技場の照明をつけて、後ろを気にしながら作業を開始した。完了したのは、19時30分だった。
作業を終えた競技場は、ナイター設備の整ったスキー場さながらである。カクテルライトまでとは言わないけど、 むちゃくちゃ綺麗だ。ひとりで、トラックを一周歩いて自己満足に浸る。

贅沢な、自分だけの空間、そして自分だけの時間を堪能する。
あ、過去に競技場の裏山から、写真をとったのがあるので、 そちらを見てください。ここをクリックしてください。
 とりあえず、練習環境の整備は行ないました。あとは工夫して練習していきましょう!!
雪なんか降るな〜!!

平成13年1月20日(土) 天候 曇り

 明日、広島で都道府県男子駅伝があるので、今日1限目が終了してから親谷先生、そして河北台中学校の坂本先生と一緒に、 親谷先生のラグレイトで移動する。乗り心地のいい車でいつのまにか爆睡してしまい、 目が覚めたら既に滋賀県『賤ヶ岳』に着いていた。ある意味でのワープだな…。
 金沢は雪が降っていなかったのに、ここではパラパラと降っている。食事をすませて、移動再開!!しかし、名神に入ると共に、 雪が強く降りだしてきた。大津インターで完全にストップ…。大津から下道に出て、京都を抜けて…。 ここまで、既に8時間…。車内でこれを書いているが、

明日までに広島にたどり着けるのだろうか…。
 いつも、雪が降らない地区で、雪が降って混乱していると、人ごとで大変だなって思っていたけど、 実際にこの現場に直面すると、やってらんね〜。(笑)
 予約してあった旅館が、午前0時に寝てしまうから、他探してくださいという冷たい言葉…。 別に、好きで遅くなったんじゃないのに…。あんまりだ…。まあいいや、その旅館は今後二度と利用しないから…。
平成13年1月21日天候 晴れ 

 昨日、広島に到着したのは、午前2時…。その分、集中して眠ることができた。今日はアンカー、坂下の付き添いに回る。1区の津田を送り出して、 土橋駅から草津まで移動する。津田は7km21分37秒区間37位で役割を果たした。
石川県選手試合結果
1区 7km2区 3km3区 8.5km4区 5km5区 8.5km6区 3km7区 13km
津田 輝
21'37"(37)
室塚健太
9'00"(29)
30'37"(38)
村山 豪
25'31"(34)
56'08"(39)
村上真哉
15'20"(37)
1:11'28"(41)
宮川浩太
26'46"(42)
1:38'14"(41)
樋本芳弘
9'18"(35)
1:47'32"(41)
坂下智一
40'11"(41)
2:27'43"(44)
 結果は、私がアンカーを務めた第一回大会と同じ44位だった。コースが変わっているため、記録の比較はできないが、 大会そのもののレベルは年々アップしているような感じがする。この大会、週初めに大雪が襲ってきて、 まともな練習をすることができなかったことが響いていたように思える。

しかし、何を言っても『いいわけ』にしかならない。
石川県以外でも大雪が襲った地区であっても、きちんと結果を出しているのだかね。
 同日、美川耐寒駅伝も行なわれる。昨年、加賀東芝に負けている大会だ。こちらには、経大生が出場する。 一応、1、2、3位独占していた。今後、一週間ごとにレースが続くが、これも練習の一環として捉えていこう。
結果 3.7km周回コース
経大A石澤 繁
11:04(2)
三浦 潤
11:15(4)
竹内靖夫
11:32(12)
徳和純一
10:50(1)
44:41(1)
経大B井上建治
11:14(3)
小幡勝敏
11:50(18)
釜 幸生
11:18(5)
林 大志
11:21(7)
45:43(2)
経大C池田喬志
11:29(9)
内糸英真
11:30(11)
松本裕一郎
12:07(28)
信夫貴宏
11:18(5)
46:24(3)
 先週の疲れがうまい具合に取れたような感じで、ある程度走れていたかな…。 正確な距離は不明だが、区間賞を取った徳和で3、7kmを10分50秒だったら、1kmあたりに換算すると2分55秒67である。 逆に1kmあたり3分で走ったとすれば、3、7kmは11分06秒となる。チームの平均を14分台にするためには、 もう少し取り組みが必要だ。それでも着実に近づいていることは確信できた。
平成13年1月22日(月) 天候 曇り

 ドカ雪騒ぎの一週間が明けた。練習のみならず、普通の生活体系までめちゃくちゃだった一週間だったが、 ようやく落ち着いたような感じはする。しかし、安心はできない。

よって、練習ができる環境があるうちは、しっかり練習しよう!!
 そのために、コースの8レーンを除雪機であける。陸上競技場は、水はけを良くするため、 極端に言えばすり鉢状となっており、コースの内側に向けて傾斜がかかっている。除雪してある1レーンは、 アウトの雪解け水が流れてくるので、常に水がたまっている。8レーンよりアウトは、外側に傾斜になっているので、 8レーンアウト側の線が山の頂上になっているというわけだ。 つまり、8レーンをあけると、常にグラウンドは乾いた状態となるのだ。 少しだけでもマシな練習環境を整えていかないとね…。
 競技場管理から離れたはずなんだけど、なんだかんだ、仕事しているな…。これも選手たちのため、 そして自分のためだ。
平成13年1月23日(火) 天候 曇り時々小雪 気温1℃

 小雪が舞う中、長距離は8レーンでペースJogを行なう。1レーンは水浸しになっていたが、8レーンはいい感じだった。 男子は35周、女子は30周で約60分のJogだ。3年の酒谷がマネージャーをしてくれたのでとても助かった。ありがとね。
経大生は、今週末に石川県耐寒継走があるので、明日から練習が分かれる。ローカルな大会ではあるが、 河北潟一周、美川耐寒、と制しているので、県耐寒、根上、宇ノ気とすべてのタイトルを狙いたい。

そして、西濃駅伝で勝負だ!!
 岐阜で行なわれる西濃駅伝には、全日本大学駅伝に出場した四日市大学や、実業団チームも出場する。 どこまで戦うことができるか、一つの課題としたい。

 金沢ACの裏ページ、木坂の1月22日の日誌を見ていて、ハッ!と感じることがあった。 『競技をやめるかどうかという葛藤の中に苦しみ、悩んでいる競技者としての自分』というものを、 客観的に見ることができたのだ。
 学生時代、故障に悩み、挫折を味わった中で、底辺から頂上を目指して登り続けてきた。 『常にBESTを!!』をスローガンに、やれる範囲内で最大限取り組み、自分の哲学を追求し、 その結果、長距離という種目から中距離に移行し、

『全国で戦うこと』
を常に意識してきた。そして、挑みつづけてきた。
 地元で全日本実業団が開催される今年は、自分にとってのチャンスであり、 このチャンスが、最後のチャンスかもしれない。昨年、9位に終わり、決勝進出できなかったこの大会だが、 そのときの練習日誌を見ると、『今回の悔しさは、来年必ず決勝に残り勝負することで晴らしたい。 そのためにどんなことでもやり遂げてやる!!そして必ず県記録を出す!!』と書いてあった。 もう一度、そのときの強い気持ちを思い出し、もう一度取り組もうと、 強く決意した。 そして、選手たちのために、指導者としても 中途半端なことは絶対にしないという 覚悟もできた。
 同じ石川県に、自分よりも競技に対して真剣で、情熱を感じることができたのが、大きな刺激となったし、 もう一度、こういう気持ちにさせてくれたことに感謝したい。
平成13年1月24日(水) 天候 晴れ 気温1℃

 経大生は今週末に石川県耐寒駅伝があるので、練習の流れを変える。 高校生は8レーンで400mを20本(76〜72)、女子は15本(84〜80)、経大生は1レーンで12,000mのP走(96入り90まで)を行なう。 8レーンは、きれいに乾いており、快適な練習環境となっている。  私は高校生と一緒に400mを行なったが、体力の低下がもろに出ていた…。こんな遅いペースでって最初は思ったけど、 なぜか不思議なことに、本数をこなすごとに、この遅いペースが辛い…。84かかった13本目で断念した…。情けない…。

まあ、今はどん底まで落ちた状態だから、あとは這い上がるだけだ。
 春の県選、日本選手権(一応参加資格はある)に向けて、まだ活動開始たばかりの段階なので、 特に焦ることもないんだけどね。(強がり)
 練習中に、1レーンが凍みきた。うっすらと氷が張ってくる。 練習終了時には、靴紐が凍り付いてほどけない状態となっていた…。
平成13年1月25日(木) 天候 雨 気温 4℃

 予想外の雨で、練習計画が狂ってしまった。走路がぬれていると、1レーンを走っても8レーンを走っても一緒なんで、 経大生のポイントを1レーンで行なうことにした。高校生はP-Jogの予定だったが、室内走路で60分Jogを行なう。 ダラダラとしたJogをすると、120分以上ほど走らないと練習効果を求めることはできないんだからね。 その分、きびきびとしたJogを行であれば、少ない時間でも練習効果が現れる。

今日は比較的いいJogをしていた。
 経大生は1000mを5本、76×2、74×2、72×1、200mリカバーで行なう。余裕あるペースなので、難なくできた。 春のシーズンに向けて、着実に動き出している。
平成13年1月26日(金) 天候 曇り

 8レーンでのP-Jog、星稜女子は以前から朝練習等で利用していたので、スムーズに取り組むことができたが、 男子もようやく慣れてきた感じがする。今日も女子で30周、男子で35周のP-Jogを行なったが、 余裕を持って終了することができた。
 経大生はFREE-Jogをおこなう。今週末に七尾で県耐寒駅伝があるが、明日P-走を行い、 日曜日にポイントでスピード練習の一環としての駅伝参加とする。
 青東駅伝では、1週間に2〜3回、16km前後の距離を走るが、そのことを思えば、週一回にポイント練習、 あるいはT.Tとしての練習を入れたところで、たいした事はないはずだ。 そして、その中でタフな精神力が鍛えられ、

我慢することを覚え、苦しいことに慣れていくのだと思う。

平成13年1月27日(土) 天候 雨(石川) 曇り(神戸)

 日本選手権20km競歩のため、神戸の六甲アイランドに向けて移動だ。 今回は、親谷先生のラグレイトで、親谷先生、星稜の嶺蔭、経大の京谷に、私と、妻と長男と6人での移動となる。 妻の姉が六甲アイランドの近くの宝塚にいるので、同行することとなった。

普段、家族サービスをしない分、これくらいはしてあげないと…。(笑)
 途中、福井で雪が降ってきて、一週間前の悪夢がよぎったが、滋賀県に入ると雨となり、問題なく神戸に着くことができた。 宝塚のインターで妻と長男を降ろし、六甲アイランドに向かう。途中、武庫川を渡るところで、高校2年の夏休みに、 報徳合宿で成田と山本と訪れた場所だということに気づく。懐かしい…。
 毎回、競歩の大会を密かに楽しみにしている。柳沢さんや三森さんといった山梨学院の先輩や、 HPを通じて知り会った、栃木県の香川さんに会ったりできる。明日の競技会、そういった面でも楽しみだ。
平成13年1月18日(日) 天候 曇り

 日本選手権競歩、絶好のコンディションの中、競技会か開催される。ジュニア10kmに出場した嶺蔭は、45分22秒で10位となる。 5kmの通過はトラックでの自己記録を上まっているという、積極的な入りでレースを構成する。惜しくも、8位入賞は逃したが、

このレースで大きな自信を掴み取ったことと思う。
 一般20kmに出場した京谷は、目標タイムは1時間40分を切ることだった。1kmあたり5分ペースで目標が達成される計算となる。 コースは2kmの周回コースで、栃木県の香川さんと集団を形成して、2kmの周回コースを9分40〜50あたりの、 かなりいいペースでリズムに乗り、1時間38分07秒の自己新をマークし、29位と健闘した。
見事な、故障からの復活だった。
 嶺蔭、京谷と、2人とも大幅に自己記録を更新した。大雪で、練習環境が制限される中、よく頑張ったと思う。 自己記録を更新することが、何より一番!!  陸上は、順位と記録が残るから、やり甲斐があるんだよな。例えば、俺が出した記録は、俺が死んでも残るからね。

レース終了後、徳和から電話があり、石川県での耐寒継走も経大が1、2位独占したという結果報告だった。

第55回石川県耐寒継走大会(七尾・田鶴浜) 経大関係分
 1区 6.1km2区 4.2km3区 3.7km4区 6.1m記録、順位
金沢経大A徳和純一
18:05(区間賞)
竹内靖夫
12:33(区間賞)
三浦 潤
11:28(区間新)
林 太志
18:59
61:05(1)大会新
金沢経大B釜 幸生
18:35
小幡勝敏
12:38
井上建治
11:59
滝川啓成
19:07
62:19(2)
金沢経大C内糸英真
19:14
池田喬志
13:17
鷲崎陽一
13:11
松本裕一郎
20:37
66:19(7)
 Bは、加賀東芝の瀬戸に1秒差まで追い詰められたが、なんとか逃げ切ったようだ。 Aは、以前の大会記録を1分以上更新する大会新記録で、三浦は区間新だった。 しかし、贅沢言えば、20km(正式には20.1km)の距離を4人で走るのだから、1時間は切りたかった。

 移動中、石澤からも結果報告が来た。山形県登録の石澤と信夫が、山形県冬期ロードレースに出場してきたのだ。

一般10km
石澤 繁31分10秒11位
信夫貴宏31分38秒16位
ある程度、10kmでも対応できることを確認できた。 3月には金沢ロードがあるが、ここでは同じ条件の中で、チームのレベルを確認することができる。


平成13年1月29日(月) 天候 雨

 今朝の北國新聞朝刊を見ると、昨日の耐寒駅伝の記事が大きく出ていた。こうやって大学名を宣伝することも、 県内の選手を集める一つの手段だな。(笑)
 練習は、高校生はフリーJogを行なう。経大生は、昨日レースの出場しているのでFreeにする。競技場には、滝川、 井上の富商コンビが顔を出していた。他の選手たちも自主練習していると思うんだが…。明日から経大はテストだ。

このテスト期間が、意外と曲者なんだよな…。(笑)
 今週末、根上駅伝がある。星稜と経大の直接対決だ。昨年は、加賀東芝を追うアンカーの林太志が、 入りの100mを11秒台くらいで(ちょっと大げさかな??)かっ飛ばして、オーバーペースとなり、後半失速して、 星稜の奥田に抜かれていた。今年はどうなることだろうか??
 練習終了後、また雪が降ってきた。積もりそうな気配があるが、どうなるんだろうか??
平成13年1月30日(火) 天候 曇り

 昨日の予想が的中し、5cmほど新雪が積もっていた。朝練習のときに、8レーンをあけておいて良かった。 本練習は、8レーンでペースJogをしたんだが、除雪機を入れていないところは真っ白だった。
 ペースJogで、距離を踏むことに対してかなり慣れてきたように思える。

集中力がついたとも言えるだろう。
これからのトラック練習も8レーンを主体にやっていこうかな??
平成13年1月31日(水) 天候 曇り

 明日、高校入試なので、午前中で授業が終わる。長距離の練習はペース走だった。 酒谷がタイムキーパーをしてくれるので、とてもありがたい。
 そういえば、なかじま万葉の差とマラソンに星稜の女子が招待となっている。 1、2年はテスト期間なので辞退したが、3年の酒谷と舟本は、卒業記念の一環として

ハーフマラソンに挑戦することに!!
 公認コースなのだが、公認レースではないので、残念ながら公認記録とはならないが、 どれくらいで走れるのか、参考記録として見ることができる。
 こうやって引退してもレースに積極的に参加してくれることは、とても嬉しいことだ。がんばれ〜!!
平成12年2月
平成12年12月
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