平成13年5月
平成13年5月1日(火) 天候 晴れ
今日の練習は、卯辰山までJogでいって60分のJogをやった。バスがなかったので、こういう練習だったが、
片道5kmだから、行って帰ってくるまででも10km稼げるからね。
そうやって、少しでも距離を稼ごう!!
この連休での取り組みを考えなければならない。県選手権もあるが通過点にしか過ぎず、勝負事は高校生は総体、
大学生はインカレだ。
平成13年5月2日(水) 天候 雨
今日の予定も卯辰山だったが、あいにくの雨だった。だけど、久しぶりの雨でもあった。
8レーンでのP-Jogを行なった。走っていて気づいたが、思いっきり短距離の練習の邪魔になっていた。
ってのは、8レーンは他のレーンの100mのスタートラインに重なっているのだ。
ほんとうにごめんね!!
今年は、競技に対する意識改革を行なっていうことが目標だ。その一環として、
経大生をゴールデンゲームズinのべおか大会に出場させようという計画を立てる。
この記録会は、日本一の規模を誇る記録会で、出場者のほとんどが自己新をマークするというものだ。
参加標準記録は一般は14分40秒だが、大会事務局の配慮をいただき、参加させていただくことに。
出場者は、徳和、石澤、林の3名だが、経済的な理由で出場できないものも何人か…。
だけど、今回はそんなことを抜きにしてでも出場させたかったんだが…。
かなりの葛藤だ。
だけど、自ら求めてこない選手に対しては、それ以上何もいうことはない。
自分自身もそうだが、学生時代の生活が当たり前のような感じがしていたが、
こうやって学生たちの世話をしていると、どれだけ両親に苦労をかけていたのか、身にしみてよく分かる…。
平成13年5月3日(木) 天候 曇り
今日から4連休だ!!だけど、そんなことは一切関係ない…。昨日のP-Jogより、多少負荷をかけてP-走を行なう。
ある程度のペースまで、リズムよくそして気持ちよく、楽に上げていくというものだった。
男子に関しては、12,000mまでに80では来れるようになったが、そこから78~76まで上げるとなったら、
まだ対応できないんだな。慣れていないというか。
練習は、辛いことに慣れるということだ!!
長い距離に関しては、徳和がある程度の自信を持っているので、今度の県選手権では津田と徳和の勝負が楽しみだ。
平成13年5月4日(金) 天候 晴れ
いい天候の中、卯辰山にてポイント練習を入れる。連休中ともあって、公園内には休日を満喫している家族連れが、
たくさん見受けられた。僕らは、休日を気持ちのいい汗をかいて満喫していた。
今日は2kmコースをレペ形式で3本。女子は2本。今日も高校生と大学生のしのぎを削る争いが、
練習のレベルを高いものとしていた。
練習終了後、津田を連れて富山県の競技場に出向き、富山県選手権を観戦してきた。経大の滝川の状態の確認だったが。
短距離の池田や、跳躍の野道たちも頑張っていた。
男子5000mでは、YKKの選手と富山商業の和田が70秒を切る一定のペースで流れを組み、
YKKが最後抜き出たけれど14分25秒台でゴールしていた。これには津田も大きな刺激を受けていたようだ。
滝川は、不調で16分30秒ほどだったが、インカレに間に合えばいいかなっていう感じなんで、それほど悲観的になる必要はない。
平成13年5月5日(土) 天候 晴れ
昨日までに、ある程度の練習ができていたが、今日はみんなで90分Jogを行なう。19kmコースだったが、
女子のペースで、じっくり走ることができた。
今日は、何ヶ月ぶりになるのか、一緒に走ってきた。ところが、とても長く感じて、
後半は余裕そうに走っている女子のあとを、強がって走っている自分がいた。
だけど、いい汗をかいた!!なんだか気分爽快!!
平成13年5月6日(日) 天候 晴れ
GWも最終日だけど、今日は自分の時間を過ごした。
多趣味の私だが、今日はMONKEYをいじることに、一日をすごす。TAKEGAWAフロントフォーク、
トリコロールタンク、アップハンドルを装着して、モンキーの改造に関する作業を終える。
今の状態のモンキーはここをクリックしてください。
だけど、爆音を立てて、学校に出勤するわけにもいかないよな…。
これは個人的な趣味の領域で楽しむしかないよな。
高校生が真似しないように、配慮もしなければならないが…。
平成13年5月7日(月) 天候 晴れ
GWも終了して、気分リフレッシュして出勤する。長すぎる休みも考えものだな。
五月病になる人間が多く出てくるっていうことも、わからないでもない。
自分がそうなってしまわないように、気をしっかり持っていないと…。
今日は真夏のように、くそ暑い一日だった。この冬、記録的な大雪だったが、この夏も暑くなるんだろうか??
まあ、この夏の練習で、駅伝の結果が決まってくるんで、ある意味、この暑さをとの付き合いを大事にしていかないと。
ゴールデンゲームズinのべおか大会に出場予定だった石澤が体調を壊し、インカレに向けてあわせていくため、
出場を取りやめにする。それで、経大の釜と竹内が参加することになった。
これもひとつのチャンスであると思うんだが…。この大会に出場すれば、
陸上というものの見かたがまったく変わってくることだと思う。
この大会って言うものを知らないんだと思うが、今年出場すれば、その経験からチームの中での意識が変わると思う。
とにかく、ビデオで撮影してその画像を見せるだけでも、何かが変わると思うんだが。
しかし、何せ、強化しようと思ったらお金がかかる…。お金のことに関していわれると、何もいえないからね…。
平成13年5月8日(火) 天候 雨
憂鬱な雨の天気だったが、走る条件としては、悪くはない状態だった。
ただ、昨日までの気温とのギャップがあったので、必ず風邪をひいてしまうやつが出て来るんだが…。
県選手権に向けての練習としてP-走だったが、うーん、そんなもんかな。
どこに狙いを定めるかなんだけど…。
それくらいの心の余裕を持たないと、精神的につぶれてしまうよ。
平成13年5月9日(水) 天候 晴れ
県選手権に出場するのもは、それに向けての調整とし、出場しないのもは、
それに付随して1000mを5本の練習をする。たいした練習ではないが、1年生の喜多と疋田のライバル心剥き出しの2人が、
切磋琢磨しあって、レベルの高い練習となってきている。これからの大幅な記録アップを臨めるだけに、かなり楽しみである。
一年生というしっかりした底辺ができつつある。
高い目標に到達させるために、土台をしっかりさせないと、横からの力に簡単に倒されてしまうからね。
平成13年5月10日(木) 天候 晴れ
午前中の勤務時間中に、星稜OBの滝尻から電話がかかってくる。高校に異動になったことを知らなかったらしいんだが。
就職が決まったということで、報告に来てくれる。
本練習時に、軽くJogをして汗を流したが、競技をやめて久しいそうで、Jogでもつらそうだった。
実は、俺も辛かったんだけど…。話をしていて、ひょんなことから。俺が400mを走ることに。
『練習をしてなくて、どれだけ走れるか競走』となったが、56秒くらい出ればいかなって、
全力でいったら、53秒98で走れてしまった。
走れてしまったよ。
意外と落ちないのもだなって、自分でも感心してしまった。
だけど、正直、死ぬほど辛かった。
平成13年5月11日(金) 天候 晴れ
明日からの県選手権に向けての調整練習を見ていると、なかなかいい感じで仕上がっている。
ところが、8日のときに懸念していた、予測があたり、徳和が風邪でやられたそうだ。
やっぱり…。
誰かがこうなるって予測していたが…。
まあいい、インカレを考えると、この大会は確認の意味でどうでもいいんでから、逆にいえば、この時期でよかったよ。
その代わり、ゴールデンゲームズinのべおか大会とインカレでは、きっちりまとめてくれないと…。
平成13年5月12日(土) 天候 晴れ
辰口の物見山競技場で、天候にも恵まれ、っていうか恵まれ過ぎて、
セミが鳴きだすこの暑さの中で、石川県選手権が開催される。
今年は、出場しなかったが、
見ていると後悔してしまった。
男子800mでは、星稜のルーキーの平井が女子800mでは、星稜中の中島が決勝に進んだ。
それぞれ、勉強するといった意味でいい経験となったが、平井は転倒して8位、
中島はまだまだ練習不足のため、
8位だった。小松工業の中谷が積極的なレースで1分54秒台でぶっちぎりの優勝だった。
正直、勝負してみたい。となると、北陸選手権になるのか??(笑)
男子5000mでは、津田輝が独走態勢で14分56秒32で優勝、経大の竹内も、15分12秒09の自己新で2位となる。
しかし、一緒に練習している経大生は、もっと自信を持って欲しかった。津田が飛び出すと、あっさり先行を許して、
後ろのほうでの集団形成となり、なんとなく順位ねらいでけん制しているように見える。
練習と試合の相関性がまったくなしだよ!!
これでは、どんな練習をしても、練習だけとなり、試合に結びついていかなくなってしまう…。
これも自分自身に対する反省点だけど。
平成13年5月13日(日) 天候 晴れ
県選手権2日目。なんか、このHPは長距離だけに偏ってきちゃったな…。まあいいんだけど。
昨日に続いて、天候には恵まれすぎた。
女子1500m、山崎と藤尾が決勝進出する。北國銀行勢がレースを引っ張ってくれるのかと思ったが、
故障上がりの選手や、万全に体調が整っていないんで、スローでの展開に。
ラストで抜き出た津幡南中の山崎が逃げ切って一般、高校生を抑えて優勝した。星稜の山崎は4分52秒23で6位だった。
男子1500m、期待していた山口が予選落ちしてしまう。練習がそのまま出たかな…。
あまり期待していなかった(ごめん…。)平井が、決勝へ進む。
こやつ、レースに関わってくる運があるようだな。
レース勘が鋭いというか…。予選で自己新をマークしたが、決勝では発揮することができなかったようだ。
今のところ、一日に2本走るスタミナがないようだが、これからの課題として考えていきたい。
男子10,000mでは、前半は星稜の津田に尾山台の谷口がついていく展開だったが、津田が自分のペースを守り、
最終的には1分の差をつけて31分43秒30で昨日の5000mとあわせて2冠を達成!!ここに徳和がいれば、
もっと記録は臨めたと思うんだが、残念だ。
締めのマイルだが、女子は圧倒的な強さで優勝する。男子は、金沢ACにやられ、2位に甘んじる。だけど、
今年のチームはインターハイの出場を狙えるチームなんで、県総体、そして北信越へさらにインターハイへと、
狙いを定めて欲しいと思う。
平成13年5月14日(月) 天候 晴れ
県総体の出場メンバーを決めるための選考会を行なう。3000mSCの出場権をかけての取り組みだったが、
レース形式で楽しませてもらった。
これで、高校生は、県高校総体の選手が決定した。
ここに、そのメンバーを書き込むことはできないっていうか、作戦上しないけど、
選ばれた選手には自信を持って取り組んで欲しいと思う。
平成13年5月15日(火) 天候 晴れ
ほとんどのものが県選手権に出場したので、練習の流れを組みにくいなぁ。今日は、集団での60分Jogとしたが、
強化期間を過ぎて、シーズンインとなり、それぞれの目標としている大会にあわせた練習計画を立てていく必要がある。
これがなかなか難しいんだな。
指導者として、欲張っているばっかりに…。でも、中途半端なことはしませんよ。
平成13年5月16日(水) 天候 晴れ
どうも、パソコンの調子がおかしい…。5月の連休でボケてしまったのだろうか…。調子がおかしくなったのは、
その前くらいだったから関係ないか…。
平成13年5月17日(木) 天候 晴れ
明日から高校生は中間試験が始まる。今日は午前中で授業が終わり、早い時間から練習に取り掛かる。
卯辰山で、ポイントを入れたかったんだが、バスの都合がつかなかったので、
競技場の外周を利用してクロカン的な要素を含めた練習を入れる。
多少の戸惑いが見えてしまう。
ミドル組みは、トラック練習で、軽く追い込んだが、試験の期間になると、何かと気を使ってしまう。
県選手権があったので、練習の流れが組みにくかったが、どんな練習パターンになっても、
冷静に対応できなければならない。それが、競技会でのアクシデントとかにおいても、
冷静さを保つことができるかということにつながっていくのだ。
平成13年5月18日(金) 天候 晴れ
金沢市中学校春季陸上が開幕!!この大会で2位になると石川県体育大会陸上競技の出場権を得ることができるのだ。
今日の結果は、吉澤が3000mで10分06秒10で優勝、中島は専門外の200mで、向い風のなか28秒00で2位となる。
グラウンドコンディションは、ホームストレッチが向かい風で気温も高く、決していい条件ではなかった。
だけど、県体や通信ではもっと悪い条件になることも考えられるので、
これも経験であり、勉強だ。
メンバーが少ないが、意識の高いチームであり、伝統ができつつあるチームなので、
期待感がとても高い。
平成13年5月19日(土) 天候 曇り
金沢市中学校春季陸上2日目。吉澤が1500mで優勝し、
昨日とあわせて、2冠となる。
記録も4分36秒14というセカンド記録と大健闘した。
中島は、緑中学校の南出に先行を許し、自分のレースの流れを組むことができずに、ラスト50mで離され、
昨日に引き続いて2位となる。記録は2分26秒97の自己新ではあったが、自信を持っていた種目だけに、悔しさが大きく、
これからの大きな飛躍につながっていくものと信じている。勝負は県体、通信なんだから、
気持ちを切り替えて取り組もう。
1,2年女子走り幅跳びでは、田中麻耶子が3m80で3位となる。練習すればすごい選手になることがわかっているだけに、
もどかしい!!(笑)悔しい思いをしているので、これからに期待します。
平成13年5月20日(日) 天候 晴れ 気温25℃
昨日の天気と打って変わっての晴天の中で、北陸実業団が開催される。
競技場を見てびっくりしたが、中長距離は記録が出る競技場らしい。
稲置競技場のつくりに似ており、高台に位置するこの競技場は、100mのスタート付近から風が吹き上げてくる。
第一曲走路からバックスタンドに向けて、山が取り囲んであり、いい具合で風が回る競技場だ。
今日は、北陸実業団連盟の役員として、といっても、専門誌に掲載する写真を撮影する仕事をもらったんだけど。
ある程度の実力がわかっているので、選手を絞って撮影する。来月の掲載が楽しみだ。
女子100mに出場した宮崎は、12秒05の県選手権と同記録で優勝。(参加者3名…。)女子走り幅跳びに出場した北本は、
5m51で優勝(出場2名…。)ローカル大会といっても、全国大会につながるこの大会が、
こんな寂れてるだなんてあんまりだ。
見ごたえがあったのは、男子1500m。小林哲也と柴田清成の対決だった。最近急成長している小林が、
ラスト80mあたりで抜き出てそのまま逃げ切った。64秒のイーブンでレース展開が組まれており、加賀東芝の瀬戸が、
1200mを3分12秒で通過したので、好記録を期待したが、4分00秒で4位だった。日本のトップレベルが2人もいるこの種目は、
全日本出場は実質一人しかいないからね。それを、新潟の大野がかっさらっていったが…。(笑)
平成13年5月21日(月) 天候 晴れ
真夏のような陽気の今日、テスト期間ということで午前中で勤務を終え、私事の用事を済ませる。
今日はある意味、自分の義務に対して妥協を許したが、
同時に自分の権利を勝ち取った日であった…。
今日はある意味、とても悲しい思いをしたが、
同時に至福の幸せ奪い返した日でもあった…。
今日はある意味、自分の弱さをさらけ出したが、
同時に強い自分を見ることができた日だった…。
今日はある意味、憎しみという感情を強く感じたが、
同時にそれを打ち消すほどの、人を思いやる本当の気持ちを学ぶことができた日だった…。
一日の中で、これだけの感情が入り乱れていることは、これまでの人生のなかで初めてのこと。
これからの自分を見直す、いいきっかけとなった貴重な一日だった。
平成13年5月22日(火) 天候 雨
高校生のテストが終了して、一息ついた。高校総体に向けて、大事な一週間となるこの週は、
なんとしてでも取り組まなければならない。
正直なところ、県総体や北信越IC前に、練習内容やチーム状態をさらけ出すのはいやなんだが…。
といっても、決して悪い状態ではないので、隠す必要もないんだけど。
作戦上のことを控えておけばそれでいいか…。
しかし、作戦なんてあるのか??おい!!(笑)
本来のこのHPの目的から逸脱してきたのかな??まあいいや、私の自由に基づく自己表現をしていけばいいのだからね。
平成13年5月23日(水) 天候 雨
鬱陶しい天気が続いている。だけど、今日はポイント練習だ。LD(ロング)、MD(ミドル)に分けてのポイントだったが、
LD組にスピード系の練習は結構辛そうだった。
MD組は1000mを2本レペで行なったが、
経大の三浦、池田に続いて星稜一年の平井が2本とも2分40秒で走りきった。先日行なわれた県選手権は、
1500mも800mも決勝で打ちあがってしまったが、これで2本走れることを確認できたな。
ミドル組も充実してきた!!
あとは、自分のレースをするだけだな。総体もインカレも楽しみが増えた。
平成13年5月24日(木)
今日は、みんな各自のJogだ。いい練習が続くと、実にいいJogができるようになってきた。
って言うより、Jogを楽しめるようになってきた。
練習の中で、走ることを楽しめることができるって、とてもいいことだと思う。
平成13年5月25日(金) 天候 曇り
午後の練習を軽く見て、宮崎県へ移動する。明日のゴールデンゲームズinのべおか大会が開催されるのだ。
金沢発17時58分のサンダーバードで京都へ、京都発20時20分の彗星で延岡へ。
スムーズに京都まで行くことができたが、ここでの乗り換えに手間取ってしまう。
この彗星という寝台列車は、南宮崎行きの彗星と、長崎行きのあかつきが連結していたのだ。
京都駅で寝台列車を見ても長崎行きしかないので、躊躇していたら、それが乗らなければならない列車だったのだ。
何とか間に合って乗り込むことができた。さあ、ゆっくり飯でも食べようかと思ったが、
この列車には食堂がない…。
車掌さんに聞くと、新大阪で3分、大阪駅で5分の停車時間があるので、その間に準備しておいてと…。
しばらくして列車のスピードがダウンして、新大阪に到着する。ここで、ジャージ姿でダッシュで階段を駆け上り、
弁当をを購入、大阪駅では、もう一度ダッシュで反対ホームに回り、ビールとおやつ、翌日の朝食を購入して、
その場をしのぐ。
かなり恥ずかしかったが、そんなことお構いなしだった。ある意味、陸上やっててよかったって思っちゃった。(笑)
平成13年5月26日(土) 天候 晴れ 気温29℃
寝台列車は、午前9時15分に延岡に到着。しかし、寝台では熟睡ができなかった。ホームを降りると、
かなり気温が高いのが気になる。宿舎でしばし休憩をとり、西階競技場へ。
ここもブルートラックだ。
稲置競技場のように、濃淡のストライプではなかったが、
初めての競技場だけど馴染み深い感じがした。
競技開始が12時30分から、最終競技のスタート時間が21時30分。
9時間ぶっ通しの記録会だ。レベルに応じて組み分けされており、ほとんどのものが自己新を出すと評判なのだ。
一番遅い組に出場させていただいたのだが、いい経験ができたと思う。気温29℃の中で、徳和が15分11秒、釜が15分20秒、
竹内は15分29秒、林は転倒して16分25秒だった。14分20秒台クラスの組でも、14分50秒かかってる選手が多かったので、
ベスト記録に対してまだ30秒遅れたとすれば評価できると思う。(考えが甘いかな??)
後半につれて、競技会場の観客も増え、応援の体制も盛り上がってくる。6レーンにスポンサー名が入った、
ブリキの看板が並べてあり、観客は、そこを選手が通過するときに、
サランラップ(旭化成製品??)の芯のようなバトンで打ち鳴らして選手を応援するのだ。
さらに、旭化成の宗監督が、『ペースが遅いよ~!!もっと上げて~!!』 とか、
『声援頼むよ~!!』 とか、ストップウオッチを片手に、檄をとばして競技会場の雰囲気を作ってくれる。
稲置競技場と同じような競技場だったが、
今大会の観客数は、なんと3万2000人だった。羽咋市の人口とほぼ同じだそうだ。延岡市民が12万人なので、
4分の1が、競技会場に駆けつけているということになる。
とにかく、何もかもがすごいレベルの大会だ!!
旭化成の本拠地ということもあるだろうが、陸上競技に対する関心度が全然違うよな…。
こういう環境のがあるからこそ、選手が育ってくるんだろう。
レベルが高くなって来るにつれて、見逃せなくなってくる。約5分の休憩をはさんで、次々とスタートするので、
トイレに行く暇もないくらいだ。ここに書き込むとキリがないが、男子1500mでは4人が3分45秒を切るレースをしていた。
5000mの最終組は、軒並み13分台の走りを…。
競技場の全体が、まさに、興奮、歓喜、熱狂の坩堝と化する。
僕自身も、関東インカレ以来のこういう雰囲気を味わうことができた。
そういう日本でのトップクラスのレースを目の当たりにして、
4人の経大生も勉強となり、刺激を受けたと思う。
願わくば、うちの選手でも、14分前半の組に出場できるくらいのレベルで、この場に立たせたいなぁ。
平成13年5月27日(日) 天候 晴れ
昨日の興奮冷めやまない今日であったが、宮崎から飛行機で大阪に行き、金沢に向かう。
ここでは、学生はスカイメイトを利用して、航空券を購入。その金額10,700円。
私は普通料金で航空券を購入。その金額19,500円…。過去に何度かスカイメイトにお世話になったけど、
うらやましい!!
って思っちゃった。
大阪からすぐに金沢に帰ってもよかったが、せっかくだから大阪で、学生たちを観光させる。
しばしのリラックスした時間を過ごして帰路につく。
帰りの電車では、誰かが持っていたトランプでカブを開始して、
2時間30分の時間をあっという間に過ごして、金沢に到着。
今日はなんだか不思議な一日だった。家に着いて、10秒経たないうちに眠りの境地へ…。
平成13年5月28日(月) 天候 曇り
高校総体まで、もう間もない。シーズンに入ってくると、何かと慌しい。
調整練習として、今日はJogだったが、それなりのJogが当たり前にできるようになってきているので、
事細かい指示を出すことはなくなってきた。
県総体に向けて、各練習計画表の作成に取り掛かるが、選手の性格、兼ねている種目等で、
なかなか難しい。長距離の練習計画は、長期的なものを立てるということは、かなり難しい。
その時の気温、天候、選手達(チーム)の疲労感やムードによって、細かく加味していかなければならないし。
一通り、作成して、今日の一日を終える。家に帰って、体調がおかしく、体温測定すると、38.5℃…。
まあ、俺もまだ若いんだし、寝れば直るだろうということで、床につく。
平成13年5月29日(火) 天候 雨
体調が戻らない。今朝また体温測定すると、39℃だ…。この数値を見ただけでも、気分が悪くなってくる。
朝練習、そして仕事を休んで病院へ…。
4月の嫌な出来事が脳裏をかすめる…。
この辛さ、どうしようもないので、何とかしてくれと、
医者に頼み込んだら、看護婦さんに座薬をぶち込まれて、点滴を打ってもらい、約2時間後には安定する。
これまで、変なこだわりというか、風邪薬の類は服用したことがない。というのも、
俺みたいなレベルでも、ドーピングに関する本を熟読し、それなりの対策をとっていたのだ。
これまで、全国大会に行ってもドーピングチェックを受けるようなレベルでもないし、
実際に受けたこともないんだけど…。現役を引退すれば、そんな気遣いはしなくてもいいんだけどね。
だけど、抜き打ちのチェックをされるような一流の選手達は、本当に大変そうだな…。
平成13年5月30日(水)
熱が下がらない…。ひどい咳も出る…。ああ、いやだ、憂鬱だ。こんなとき、一人暮らしって、
本当に心細いし、孤独感に襲われるんだよな…。
自分の体調のこともさることながら、県高校総体に向けての選手達のことがとても気になる。
あ、いいように考えれば、選手達が体調を壊す身代わりになったんだって思えばいいんだよな。
そういうことで、自分自身が納得し、選手達を納得させよう。
とにかく、なんとしてでも、明日までには何とかしないといけない…。ああ、この年だけど、
もう年齢を感じなければならないのかな??(笑)
あ、それと忘れていたが、風邪で寝込んでいるうちに20,000Hit達成しました!!
誰が踏んだのか不明だが、これからもがんばろうっと。皆さん、今後とも、よろしくお願いいたします。
平成13年5月31日(木) 天候 雨
県高校総体初日、何とか体調が戻ってきたので、月末の仕事を終わらせてから、松任へ向かう。
初日の今日、星稜勢の主だった成績は、男女400m、1500mの4種目。男子400mは、塩谷が50秒71で5位、
川江が51秒01で6位と北信越進出を決める。この種目、桜丘高校の酒井が積極的なレースを展開して、
47秒97の県高校新記録で優勝する。
攻める走りをしないとだめだなって、つくづく思う…。
女子400mでは荻野、岩崎が1,2位独占。記録は57秒97と60秒12。荻野は5冠への挑戦が再び開始する。
1500mでは、予選では楽そうだった津田が、レースを引っ張るが、入りの400は63秒でいいとして、
800mまでの一周が65秒、1200mまでの400mも65秒と、後続を離すことができず、
ラスト100mで津幡の坂本にまくられて2位だった。1年の平井は、4分11秒93で10位、
3年の山口は4分22秒29で15位に終わる。
女子1500mは、山崎祐佳が終始レースの流れを組み、4分48秒30で優勝する。新種目のこの女子1500m、
初代チャンピオンとなって、この記録が大会記録となる。藤尾が4分50秒38で4位、
深浦は5分11秒79で8位だった。
今日の総評は、チームの盛り上がりが、まだ見受けられない感じがした。
逆に、金沢商業の女子には、
『何とか星稜を倒そう』
と、そういう雰囲気がこっちまで伝わってくるような熱気が感じられた。
初日の女子走幅跳では、1,2,3位独占で、いきなりフィールドで15点…。勢いよく飛び出している。
危機感をもって、気合入れないと、足元をすくわれそうだな…。
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